江戸小話, 飛脚

飛脚 ひきゃく

むかし むかし 、 江戸 で 大 火事 が あり ました 。 ||えど||だい|かじ||| その 知らせ を 持った 飛脚 ( ひきゃく ) が 、 東海道 ( とう かいどう → 東京 から 京都 へ つながる 道 ) を 走りぬけて 行き ます 。 |しらせ||もった|ひきゃく|||とうかいどう|||とうきょう||みやこ|||どう||はしりぬけて|いき|

同じ ころ 、 大阪 で は 大水 ( おおみず → 水害 ) が 出て 、 この 知らせ を 江戸 に 伝える ため の 飛脚 が 東海道 を 走って き ます 。 おなじ||おおさか|||おおみず||すいがい||でて||しらせ||えど||つたえる|||ひきゃく||とうかいどう||はしって|| 江戸 の 飛脚 と 大阪 の 飛脚 が 途中 で すれ違う と 、 二 人 の 飛脚 は 、 「 じゅ ー っ 」 と 、 音 を 立て ながら 、 湯気 を 残して 消えて しまい ました 。 えど||ひきゃく||おおさか||ひきゃく||とちゅう||すれちがう||ふた|じん||ひきゃく|||-|||おと||たて||ゆげ||のこして|きえて||

♪ ちゃん ちゃん ( おしまい )