Dungeon ni Deai wo Motomeru no wa Machigatteiru Darou ka (DanMachi ) Episode 3 dungeon||deai||motomeru|||machigatteiru|darou||danmachi|episode

GA 文庫 ga|ぶんこ

そう あの 時 も 確か ||じ||たしか

こんな 風 に よく 晴れた 日 だった |かぜ|||はれた|ひ|

おい 大変 だ ベル ！ |たいへん||べる

山 で モンスター に やら れ やま|||||

呆気なく お 祖父 ちゃん は 死 ん だ あっけなく||そふ|||し||

捜し に も 行け ない 深い 谷 に 落ち て いった らしい さがし|||いけ||ふかい|たに||おち|||

決め た よ お 祖父 ちゃん きめ||||そふ|

ボク 冒険 者 に なる ぼく|ぼうけん|もの||

だけど こんな 弱 そう な ボク を ||じゃく|||ぼく|

冒険 者 と して 受け入れ て くれる ファミリア は ぼうけん|もの|||うけいれ||||

見つから なかった みつから|

失 せろ 小僧 お前 の 食い 扶持 は 無 え ！ うしな||こぞう|おまえ||くい|ふち||む|

掃除 係 なら 雇って やって も いい ぞ そうじ|かかり||やとって||||

- 持参 金 でも 持って おいで \ N - くっ じさん|きむ||もって||n|

お 願い し ます |ねがい||

ボク を ファミリア に ！ ぼく|||

な っ

もっと 強く なって から 来る ん だ な |つよく|||くる|||

は あ …

や あ 少年 ！ ||しょうねん

ファミリア を 探し て いる の かい ？ ||さがし||||

神様 が かみさま|

そこ に い た

エヘッ

ボク の 神様 ぼく||かみさま

ガアア …

ボク が 時間 を 稼ぎ ます ぼく||じかん||かせぎ|

神様 は このまま 逃げ て 下さい かみさま|||にげ||ください

何 を 言って いる ん だ ベル 君 ！ なん||いって||||べる|きみ

今 すぐ ここ を 開ける ん だ ！ いま||||あける||

神様 ボク は もう 家族 を 失い たく ない です かみさま|ぼく|||かぞく||うしない|||

ベル 君 ！ べる|きみ

ベル く ー ー ん べる||-|-|

カラダ は こんなに クタクタ に 疲れ てる のに |||||つかれ||

ココロ は どうして ドキドキ が |||どきどき|

止まら ない ん だ ろ う ？ とまら|||||

昨日 と ちがう 明日 が ある こと きのう|||あした|||

信じ られる 自分 が いる なら 今日 も 走れ しんじ||じぶん||||きょう||はしれ

倒れ た って 恥ずかしく ない たおれ|||はずかしく|

もう 一 度 立ち上がれ ば |ひと|たび|たちあがれ|

あと 少し で たどり着け そう な 予感 が し てる |すこし||たどりつけ|||よかん|||

夢 の 地図 なんて いら ない ゆめ||ちず|||

目指す 場所 は もう ずっと 決まって る めざす|ばしょ||||きまって|

新しい 世界 に いま 出会い たい よ あたらしい|せかい|||であい||

は ぁ ! ! ふ っ う う ! !

モンスター が 逃げ た ! ? ||にげ|

見張り は ! ? みはり|

どういう わけ か

皆 魂 を 抜か れ た よう に なって まし て みな|たましい||ぬか|||||||

おそらく 外部 の 者 の 犯行 だ と 思わ れ ます が |がいぶ||もの||はんこう|||おもわ|||

そんな こと は 後 で いい |||あと||

逃げ た モンスター は 何 匹 だ ！ にげ||||なん|ひき|

９ 匹 です ひき|

我が ファミリア の 討伐 隊 が わが|||とうばつ|たい|

至急 対応 に 当たって い ます しきゅう|たいおう||あたって||

我々 だけ で は 間に合わ ん ！ われわれ||||まにあわ|

他の ファミリア と も 連携 を とる ！ たの||||れんけい||

この 場 に 来 て いる 神 に 協力 を 要請 しろ ！ |じょう||らい|||かみ||きょうりょく||ようせい|

待って 下さい まって|ください

モンスター を 逃がし た の は ||にがし|||

私 たち ガネーシャ ・ ファミリア の 失態 です わたくし|||||しったい|

他 勢力 の 手 を 借り て は こちら の 面目 が ！ た|せいりょく||て||かり|||||めんぼく|

オレ は 群衆 の 主 ガネーシャ だ ！ おれ||ぐんしゅう||おも||

我ら の 至福 は 子供 たち の 笑顔 われら||しふく||こども|||えがお

地位 と 名誉 など 捨て 置け ！ ちい||めいよ||すて|おけ

市民 の 安全 が 最 優先 ！ しみん||あんぜん||さい|ゆうせん

申し訳 あり ませ ん ！ もうしわけ|||

混乱 を 避ける ため 祭 は このまま 続ける ！ こんらん||さける||さい|||つづける

騒ぎ を 大きく する な よ 行 けっ ！ さわぎ||おおきく||||ぎょう|

はい ！

ん っ

狙い は 何 だ ？ ねらい||なん|

陽動 か 撹乱 か あるいは ようどう||かくらん||

はっ

ガア グアア

ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ

グアア アア アア アー

神様 かみさま

は あっ ！ く

ん いって ぇ … は ぁ

は あ

いい ヘス ティア よく 聞き なさい ||||きき|

その ナイフ は あんた が ヒエログリフ を 刻 ん だ 通り |ないふ||||||きざ|||とおり

ステイタス が 発生 し て いる ||はっせい|||

生き て いる の よ その 武器 は いき||||||ぶき|

生き てる ! ? いき|

あんた の 子 ベル ・ クラ ネル に 渡った 時 に ||こ|べる|くら|ねる||わたった|じ|

初めて 息づ い て 共に 育って いく はじめて|いきづ|||ともに|そだって|

ベル 君 ！ べる|きみ

ハァ ハァ ハァ

ありがとう

ん っ

本当 な の ! ? ほんとう||

うん

ガネーシャ ・ ファミリア の 人 が 言って た ！ |||じん||いって|

西 ゲート で モンスター が 逃げ た ん だ って にし|げーと||||にげ||||

お っ

声 が 大きい よ ！ こえ||おおきい|

パニック に なったら どう する の ！ ぱにっく|||||

ご ごめん

とにかく 近く に 冒険 者 が い たら |ちかく||ぼうけん|もの|||

どの ファミリア で も いい から

協力 し て もらって くれ って きょうりょく|||||

でも そう 都合 よく 近く に は ||つごう||ちかく||

- なん や 儲け 話 か ！ \ N - あ ？ ||もうけ|はなし||n|

- く くく ぅ …\ N - 何 か あった ん です か ？ |||n|なん|||||

け 剣 姫 |けん|ひめ

アイズ ・ ヴァレンシュタイン 氏 ||うじ

グアアーッ

う わ っ

グアアアアー

ガオ オー |おー

ハァ ハァ

- グアア グウウ \ N - う わ っ ||n|||

くっ は あっ

くっ

はっ ！

グルルッ ワアア

ぐ っ あ ぐ っ あっ

う っ

ふ っ

うまく 逃げ て くれ た かな |にげ||||

神様 かみさま

はっ ！

ガア ガア

へ えっ

今度 は 来 て くれ な いよ ね こんど||らい|||||

アイズ さん も

ガアア … ガアアアア …

もう 一 度 会い たかった けど |ひと|たび|あい||

ガアアアア …

よかった の かも な また こんな 姿 ||||||すがた

見 られ ず に 済 ん で み||||す||

グアアアー

ウアアア …

う ぃっ

お 見事 さすが うち の アイズ たん ！ |みごと|||||

う ぇ ひ あっ

逃げ た モンスター は 後 何 匹 です か ？ にげ||||あと|なん|ひき||

ん もう

- 他の 冒険 者 に も 討伐 を お 願い し て い ます が \ N - 照れ 屋 さん や なぁ たの|ぼうけん|もの|||とうばつ|||ねがい||||||n|てれ|や|||

おそらく 後 ３ ～ ４ 匹 は |あと|ひき|

ん っ ！

ん あっ ！ は あ

あー ん 待って ぇ なぁ ||まって||

ふ あー やっぱり 凄い ね 剣 姫 は |||すごい||けん|ひめ|

うん

ベル 君 が 憧れ ちゃ う の も 無理 は ない か な べる|きみ||あこがれ|||||むり||||

まさか 巻き込ま れ て な いよ ね |まきこま|||||

- ガアアアア …\ N - さよなら 神様 |n||かみさま

ベル 君 ！ べる|きみ

はっ ！

そんな … どうして

へ っ

何で 来 ちゃ う ん です か ! ? なんで|らい|||||

グアッ グアアア アアア

くっ

ガアアアア …

神様 ぁぁ ー かみさま||-

ん ぐ っ ！

- ぐ あ あっ \ N - ああ ! ? |||n|

か ぁ 神様 大丈夫 です か ？ ||かみさま|だいじょうぶ||

あ ああ なんとか ね

何 で ここ に いる ん です か ！ なん|||||||

逃げ て 下さい って 言った のに にげ||ください||いった|

どうして ！

本当 に しょうがない 子 だ なぁ キミ は ほんとう|||こ|||きみ|

ボク が キミ を 置 い て ぼく||きみ||お||

逃げ出せ る わけない じゃ ない か にげだせ|||||

う っ ！

ボク を 守り たい だって ？ ぼく||まもり||

なら その 言葉 そっくり キミ に 返し て あげる よ ||ことば||きみ||かえし|||

それ に 約束 し て くれ た だ ろ ？ ||やくそく||||||

お 願い だ から ボク を １ 人 に し ない で おくれ |ねがい|||ぼく||じん|||||

はっ ！

でも でも ！ このまま じゃ ２ 人 と も ！ ||||じん||

- 諦める の は 早い ぜ ベル 君 \ N - はっ あきらめる|||はやい||べる|きみ|n|

ん ？

諦める の は 早い ぜ ベル 君 あきらめる|||はやい||べる|きみ

ガアアアア ウウ … ウウ

う ああ あ ！

て えっ

失礼 し ます 神様 ！ しつれい|||かみさま

は ああ ！

ガッ ゴ ゴガアアー

ハァ ハァ ハァ ハァ

すまない ベル 君 ボク は こんな 状況 な のに |べる|きみ|ぼく|||じょうきょう||

心から 幸せ を 感じ て しまって いる ！ こころから|しあわせ||かんじ|||

何 言って る ん です か ! ? 神様 ! ! なん|いって|||||かみさま

- ハァ ハァ \ N - グアアアー ||n|

グアアア グウ ウー |ぐう|

えっ ハァ ハァ えっ ！

ハァ ハァ は あ ？

もし かして

えっ ！

きっ ハァ

ガアアアア … グアアアー …

ふ ー |-

あいつ は 神様 を 追って ます ||かみさま||おって|

見つかる の も 時間 の 問題 です みつかる|||じかん||もんだい|

だったら 考え を 変えよ う |かんがえ||かえよ|

ベル 君 キミ が あの モンスター を 倒す ん だ べる|きみ|きみ|||||たおす||

は あっ ！

ここ で ステイタス を 更新 する ||||こうしん|

君 の ちから を あの モンスター に ぶつけ て やれ きみ|||||||||

無理 です むり|

少し ぐらい 強く なった ところ で ボク の 攻撃 じゃあ すこし||つよく||||ぼく||こうげき|

あの モンスター に 致命 傷 を 与え られ ませ ん |||ちめい|きず||あたえ|||

それ に

ボク じゃ あいつ を ぼく|||

倒せ ませ ん たおせ||

ベル 君 べる|きみ

いつ から キミ は そんな 卑屈 な 奴 に なった ん だい ？ ||きみ|||ひくつ||やつ||||

ボク は キミ の こと 信じ てる ぜ ？ ぼく||きみ|||しんじ||

だって そう だ ろ ？

ヴァレン なにがし と か いう

バケ モノ み たい な 女 を 目標 に し て いる |もの||||おんな||もくひょう||||

冒険 者 ベル ・ クラ ネル なら ぼうけん|もの|べる|くら|ねる|

あんな モンスター ち ょ ちょ い の ちょ い さ

神様 かみさま

やっと 渡せ る よ |わたせ||

ん ？

これ は

キミ の いや ボク 等 の 武器 だ きみ|||ぼく|とう||ぶき|

名付け て なづけ|

ヘス ティア ナイフ ||ないふ

は あっ

ボク が キミ を 勝た せ て やる ぼく||きみ||かた|||

勝た せ て みせる かた|||

信じ て くれ ない か ？ しんじ||||

へ っ ず っ へ っ

はい ！

フッ ！

フッ

グアアー

おお ー |-

これ で あら かた 片付 い た ん と ちゃ う か ぁ ？ ||||かたづ||||||||

ガネーシャ へ の 貸し も でき たし な |||かし||||

まだ シルバー バック が 残って い ます ||ばっく||のこって||

若い 冒険 者 を 追って ダイダロス 通り 方面 へ わかい|ぼうけん|もの||おって||とおり|ほうめん|

逃げ た と の 目撃 情報 が にげ||||もくげき|じょうほう|

ダイダロス 通り ？ また 厄介 な とこ に |とおり||やっかい|||

はい ガネーシャ ・ ファミリア の 討伐 隊 が ||||とうばつ|たい|

向かい まし た が むかい|||

- 場所 が 場所 だけ に \ N - グウウ … ばしょ||ばしょ|||n|

まだ 発見 すら でき ない らしく |はっけん||||

グアオオー …

- ん ？ 少し 休 も う や アイズ た ー ん \ N - え へ っ ！ |すこし|きゅう||||||-||n|||

エヘッ クンクン

クンッ グウ ウン グウウ |ぐう||

グアアア グアアアー …

この ナイフ に そんな ちから が |ないふ||||

そ っ つまり は 駆け出し の 冒険 者 に 持た せる ||||かけだし||ぼうけん|もの||もた|

１ 級 品 の 武器 って わけ きゅう|しな||ぶき||

すごい よ さすが は 天 界 の 神 匠 ||||てん|かい||かみ|たくみ

ヘファイストス だ ！

褒め た って １ ヴァリス も まけ な いわ よ ほめ||||||||

チッー

けど こんな 武器 ||ぶき

鍛冶 師 から し て み れ ば 邪道 だ わ かじ|し|||||||じゃどう||

もう 作ら せ ない で よ ね |つくら|||||

ありがとう

ありがとう ヘファイストス

問題 は どれ だけ ベル 君 の ステイタス が もんだい||||べる|きみ|||

上がって いる か あがって||

グアアアー アアー グアアア

ガアアアア … グアアア … グア ？

グアアア

ガウウ

グアア …

ハアアガアア …

グアアアーアアー …

ガアア … グアアア …

ん っ

えっ ！

すごい

熟練 度 トータル 600 オーバー ! ? じゅくれん|たび|とーたる|おーばー

これ なら ！

神様 来 ます ！ かみさま|らい|

ガオ オオ …

ガアアア … オオ …

グアアア …

は あっ

大丈夫 だ ベル 君 だいじょうぶ||べる|きみ

あっ

もう 一 度 言う よ ボク が キミ を 勝た せ て みせる |ひと|たび|いう||ぼく||きみ||かた|||

はい

信じ て くれる ね ？ しんじ|||

はい ！

よし 行 こ う ！ |ぎょう||

ガウウ

ガアウウ …

えっ ！

ガアア

これ って ！

それ が 今 の キミ の ちから だ ベル 君 ！ ||いま||きみ||||べる|きみ

その ナイフ は 生き てる ！ |ないふ||いき|

使い 手 が ！ つかい|て|

キミ が 成長 すれ ば する ほど 強く なる ん だ ！ きみ||せいちょう|||||つよく|||

ボク の … 成長 ？ ぼく||せいちょう

ガアオオオ

信じる ん だ ！ しんじる||

た ぁっ ！

その ナイフ を ！ |ないふ|

信じる ん だ ボク を ！ しんじる|||ぼく|

ぐ っ ！

そして キミ 自身 を ！ |きみ|じしん|

くっ

ガウウ グウウ …

ガー オオ

ガオ オオ

う わ っ

信じる しんじる

信じる しんじる

信じる しんじる

信じる ！ しんじる

ガオ オオ …

はっ

神様 の ため に ！ かみさま|||

は あー

グアアア …

けっ

ゴァ

ハァ ハァ ハァ

- ガア \ N - くっ |n|

ガアアー

せい や あ あぁ

ウガガ ウガガア アアア …

は あっ ！

はっ ！

う ！

や ぁ

やった ー ！ |-

お ー … |-

おお ー … |-

やった やった よ ベル 君 ！ |||べる|きみ

う は い やり まし た 神様 ！ ||||||かみさま

ありがとう ござい ます 神様 ！ |||かみさま

- それ は ボク の セリフ だ ベル 君 ！ \ N - あっ う ふ ||ぼく||せりふ||べる|きみ|n|||

ウハハハ …

やった ベル 君 |べる|きみ

う ー いっ 何 や もう 終わって たんか |-||なん|||おわって|

一生懸命 アイズ たん の いっしょうけんめい|||

尻 追っかけ て 来た っち ゅ ー の に しり|おっかけ||きた|||-||

うえ くっ え へ っ

あ う ぇ もう 行く ん かい な ||||いく|||

さっき から 言う とる や ん 少し 休 も う や ー ||いう||||すこし|きゅう||||-

すごい 騒ぎ に なっちゃ い まし た ね |さわぎ||||||

ああ そう だ ね

神様 ？ かみさま

ベル 君 べる|きみ

本当 に よく … 頑張った … ね ほんとう|||がんばった|

か … は あ 神様 あぁ ー っ |||かみさま||-|

ヘス ティア に は 悪い こと し た かしら ？ ||||わるい||||

また 遊び ま しょ う |あそび|||

ベル べる

ウフッ

いろいろ あった が 皆 よく やって くれ た ！ |||みな||||

ガネーシャ 超 満足 ！ |ちょう|まんぞく

ちなみに オレ が ガネーシャ だ ！ |おれ|||

知って ます から しって||

死亡 者 重傷 者 共に なし … と しぼう|もの|じゅうしょう|もの|ともに||

はっ

けど 犯人 の 正体 も 目的 も 不明 |はんにん||しょうたい||もくてき||ふめい

どういう こと な ん だ ろ う ？

う わ あー は は

ハハハハハー

あ いかが です ？ 女神 様 の ご 様子 は ？ めがみ|さま|||ようす|

疲れ が 出 て 眠って る だけ みたい です つかれ||だ||ねむって||||

お 騒がせ し まし た |さわがせ|||

ベッド まで 貸し て もらっちゃ っ て べっど||かし||||

困った 時 は お互い様 です こまった|じ||おたがいさま|

ミア お 母さん に も 許可 は 取って ます ので ||かあさん|||きょか||とって||

ゆっくり し て いって 下さい ||||ください

それ に 元 は と 言え ば ||もと|||いえ|

私 が お 財布 を 忘れ た せい で わたくし|||さいふ||わすれ|||

ベル さん を 騒動 に 巻き込 ん で しまった ん です よ ね べる|||そうどう||まきこ|||||||

ごめんなさい

い いえ シル さん の せい じゃ ！

- そうそう \ N - おお そう そう|n|

街 の 皆さん が 言って まし た よ がい||みなさん||いって|||

モンスター と 戦って る ベル さん は 勇敢 だった って ||たたかって||べる|||ゆうかん||

いや そんな 逃げ回って た だけ です し ||にげまわって||||

そんな こと あり ませ ん

実は 私 も 少し お 見掛け し て じつは|わたくし||すこし||みかけ||

見 惚れ ちゃ い まし た み|ほれ||||

えっ ！

え へ っ

お 店 の 手伝い し て 来 ます また 後 で ベル さん ！ |てん||てつだい|||らい|||あと||べる|

か からかわ れ た の か な ？

ん ん ん ー |||-

ベル 君 ! ? べる|きみ

ベル く ー ん べる||-|

神様 ！ かみさま

びっくり し まし た よ いきなり 倒れ ちゃ った から ||||||たおれ|||

い や ー さすが に 疲れ が 出 た らしい ね ||-|||つかれ||だ|||

ごめん ね 心配 かけ て ||しんぱい||

シル さん 達 に 聞い た ん です が ||さとる||ききい||||

あの シルバー バック 以外 の モンスター も ||ばっく|いがい|||

全部 倒さ れ た そう です ぜんぶ|たおさ||||

アイズ ・ ヴァレンシュタイン さん も

活躍 し た そう です よ かつやく|||||

へえ そう かい

どころ で 神様 ||かみさま

ふ ？

この ナイフ どう し た ん です か ？ |ないふ||||||

鞘 に ヘファイストス って あの さや||||

あの ヘファイストス さ

正真正銘 の ね しょうしんしょうめい||

ああ

知って た よ キミ が ヘファイストス の しって|||きみ|||

店 の 窓 に いつも 顔 を 張り付け て い た の を てん||まど|||かお||はりつけ|||||

キミ の 欲し がって い た 物 と は きみ||ほし||||ぶつ||

違う かも 知れ ない けれど ちがう||しれ||

でも これ 世界 に １ つ しか ない ん だ すごい だ ろ ||せかい|||||||||

は あ

ボク 見て いる だけ は いや だった ん だ ぼく|みて|||||||

養わ れる だけ じゃ 助け られ て ばかり じゃあ やしなわ||||たすけ||||

嫌 だった ん だ よ いや||||

でも お 金 は ？ ||きむ|

ヘファイストス ・ ファミリア の 武器 は |||ぶき|

すごく 高く て ！ |たかく|

話 は つけ て 来 た ！ はなし||||らい|

へ ぇ

強く なり たい ん だ ろ ？ つよく|||||

言った じゃ ない か 手 を 貸す って いった||||て||かす|

これ くらい の お節 介 は させ て くれよ |||おせち|かい||さ せ||

ふ っ ぐず っ …

- 誰 より も 何より も \ N - ぐず っ … う っ だれ|||なにより||n||||

- ボク は キミ の ちから に なり たい ん だ よ \ N - ぐず っ … ぼく||きみ|||||||||n||

ん ず っ

- だって ボク は キミ の こと が 好き だ から \ N - ぐず … う っ |ぼく||きみ||||すき|||n|||

え あ … え ぇ

- 神様 ！ … 神様 \ N - あ … かみさま|かみさま|n|

う っ

- いつ だって 頼って くれよ \ N - ええ … え ||たよって||n||

- ボク は キミ の 神様 な ん だ から \ N - う う … ぼく||きみ||かみさま|||||n||

う っ う う え

おい 何 し て や がる 早く しろ ！ |なん|||||はやく|

は あ チン タラ し や がって |||たら|||

能 無し の サポーター 風情 が ！ のう|なし||さぽーたー|ふぜい|

ろくに 仕事 も こなせ ねぇ 足手まとい に |しごと||||あしでまとい|

くれ て やる カネ な ん ざ ねぇ ぞ ！ |||かね|||||

まっ モンスター に 囲ま れ たら |||かこま||

囮 くらい に は して やる から な おとり|||||||

役立た ず やくだた|

ボク の 見て い た ぼく||みて||

一 人 分 の 景色 の 中 ひと|じん|ぶん||けしき||なか

君 の 色 が あたりまえ に なる きみ||いろ||||

知ら なかった 心地 いい 距離 や しら||ここち||きょり|

くだらない 意地 の 張り合い |いじ||はりあい

ほら また すぐに 笑い 合え てる |||わらい|あえ|

日常 を 重ね 合って 行く にちじょう||かさね|あって|いく

途切れ ず 強く なって 行く とぎれ||つよく||いく

ボク の 心 は きっと 君 の 半分 が 満たす ん だ ぼく||こころ|||きみ||はんぶん||みたす||

ぴったり と

もっと 寄り添って |よりそって

生き て 行 こ う いき||ぎょう||

ボク 等 なんだか 似 てる ね ぼく|とう||に||

頼りない とこ も たよりない||

補って ちょうど いい とこ も おぎなって||||

ちゃんと 向き合って |むきあって

生き て 行 こ う いき||ぎょう||

偶然 の 引力 は ぐうぜん||いんりょく|

神様 だって 予測 でき ない かみさま||よそく||

必然 を 示し てる ん だ ひつぜん||しめし|||

ウフフフ

うーん これ 本気 かい ？ ||ほんき|

ヘファイストス

う うん

ええ もちろん

- ふう う っ \ N - ふ っ |||n||

次回 「 弱者 」 じかい|じゃくしゃ