Mahouka Koukou no Rettousei Episode 3 mahouka|koukou||rettousei|episode Mahouka Koukou no Rettousei Episode 3

待て まて

今 の 動き は 自己 加速 術 式 を 予め 展開 し て い た の か いま||うごき||じこ|かそく|じゅつ|しき||あらかじめ|てんかい||||||

魔法 で は あり ませ ん まほう|||||

正真正銘 身体 的 な 技術 です しょうしんしょうめい|からだ|てき||ぎじゅつ|

兄 は 忍術 使い 九重 八雲 先生 の 指導 を 受け て いる の です あに||にんじゅつ|つかい|ここのえ|やくも|せんせい||しどう||うけ||||

あの 九重 先生 に |ここのえ|せんせい|

じゃあ あの 攻撃 に 使った 魔法 も 忍術 です か ||こうげき||つかった|まほう||にんじゅつ||

サイ オン の 波動 そのもの を 放った よう に しか 見え なかった ん です が さい|おん||はどう|その もの||はなった||||みえ||||

正解 です せいかい|

あれ は 振動 の 基礎 単一 系 魔法 で ||しんどう||きそ|たんいつ|けい|まほう|

サイ オン の 波 を 作り出し た だけ です さい|おん||なみ||つくりだし|||

しかし それ で は

範 蔵 君 が 倒れ た 理由 が わかり ませ ん が はん|くら|きみ||たおれ||りゆう|||||

酔った ん です よ よった|||

酔った よった

一体 何 に いったい|なん|

魔法 師 は サイ オン を まほう|し||さい|おん|

可 視 光 線 や 可 聴 音波 と 同じ ように 知覚 し ます か|し|ひかり|せん||か|き|おんぱ||おなじ|よう に|ちかく||

予期 せ ぬ サイオン に 晒さ れ た 魔法 師 は よき|||||さらさ|||まほう|し|

実際 に 自分 の 体 が 揺さぶら れ た よう に 錯覚 する ん です じっさい||じぶん||からだ||ゆさぶら|||||さっかく|||

この 錯覚 に よって |さっかく||

激しい 船酔い の よう な もの に なった と いう わけ です はげしい|ふなよい||||||||||

そんな 強い 波動 を 一体 どう やって |つよい|はどう||いったい||

波 の 合成 です ね なみ||ごうせい||

振動 数 の 異なる サイオン 波 を 三 連続 で 作り出し しんどう|すう||ことなる||なみ||みっ|れんぞく||つくりだし

三 つ の 波 が ちょうど 服部 君 と 重なる 位置 で 合成 さ れる よう に 調整 し て みっ|||なみ|||はっとり|きみ||かさなる|いち||ごうせい|||||ちょうせい||

三角 波 の よう な 強い 波動 を 作り出し た ん でしょ う さんかく|なみ||||つよい|はどう||つくりだし||||

お 見事 です 市原 先輩 |みごと||いちはら|せんぱい

それにしても あの 短 時間 に どう やって ||みじか|じかん|||

それ だけ の 処理 速度 が あれ ば |||しょり|そくど|||

実技 の 評価 の 低い はず は あり ませ ん が じつぎ||ひょうか||ひくい||||||

あの

もし かして 司 波 君 の CAD は 「 シルバー ホーン 」 じゃ あり ませ ん か ||つかさ|なみ|きみ||cad||||||||

シルバー ホーン

あの 謎 の 天才 魔 工 師 トーラス シルバー の シルバー |なぞ||てんさい|ま|こう|し||||

そう です

フォア リーブス テクノロジー 専属 ||てくのろじー|せんぞく

その 本名 姿 プロフィール の 全て が 謎 に 包ま れ た |ほんみょう|すがた|||すべて||なぞ||つつま||

奇跡 の CAD エンジニア きせき||cad|えんじにあ

世界 で 初めて ループ キャスト システム を 実現 し た 天才 プログラマー せかい||はじめて||きゃすと|しすてむ||じつげん|||てんさい|

シルバー ホーン と いう の は

その トーラス シルバー が フル カスタマイズ し た 特化 型 CAD の モデル 名 で ||||ふる||||とっか|かた|cad||もでる|な|

ループ キャスト に 最適 化 さ れ て いる ん です |きゃすと||さいてき|か||||||

でも りん ちゃん それ って おかしく ない

ええ おかしい です ね

ループ キャスト は |きゃすと|

あくまで も 全く 同一 の 魔法 を 連続 発動 する ため の もの ||まったく|どういつ||まほう||れんぞく|はつどう||||

それでは

振動 数 の 異なる 複数 の 波動 を 作り出す こと は でき ない はず です しんどう|すう||ことなる|ふくすう||はどう||つくりだす||||||

振動 数 を 定義 する 部分 を 変数 に し て おけ ば 可能 でしょ う けど しんどう|すう||ていぎ||ぶぶん||へんすう||||||かのう|||

座標 強度 持続 時間 に 加え て ざひょう|きょうど|じぞく|じかん||くわえ|

振動 数 まで 変数 化 する と なる と しんどう|すう||へんすう|か||||

まさか それ を 実行 し て いる と いう の です か |||じっこう||||||||

多 変数 化 は 処理 速度 と して も 演算 規模 と して も 干渉 強度 と して も おお|へんすう|か||しょり|そくど||||えんざん|きぼ||||かんしょう|きょうど|||

この 学校 で は 評価 さ れ ない 項目 です から ね |がっこう|||ひょうか||||こうもく|||

実技 試験 に おける 魔法 力 の 評価 は じつぎ|しけん|||まほう|ちから||ひょうか|

魔法 を 発動 する 速度 魔法 式 の 規模 まほう||はつどう||そくど|まほう|しき||きぼ

対象 物 の 情報 を 書き換える 強度 で 決まる たいしょう|ぶつ||じょうほう||かきかえる|きょうど||きまる

なるほど

テスト が 本当 の 能力 を 示し て ない と こういう こと か てすと||ほんとう||のうりょく||しめし||||||

範 蔵 君 大丈夫 です か はん|くら|きみ|だいじょうぶ||

大丈夫 です だいじょうぶ|

司 波 さん つかさ|なみ|

はい

さっき は その 身 贔屓 など と 失礼 な こと を 言い まし た |||み|ひいき|||しつれい||||いい||

目 が 雲 って い た の は 僕 の 方 で し た め||くも||||||ぼく||かた|||

許し て 欲しい ゆるし||ほしい

私 の 方 こそ 生意気 を 申し まし た わたくし||かた||なまいき||もうし||

お 許し 下さい |ゆるし|ください

さて いろいろ と 想定 外 の イベント が 起こった が |||そうてい|がい||いべんと||おこった|

当初 の 予定 通り 風紀 委員 会 本部 へ 行 こ う か とうしょ||よてい|とおり|ふうき|いいん|かい|ほんぶ||ぎょう|||

少し 散らかって る が まあ 適当 に 掛け て くれ すこし|ちらかって||||てきとう||かけ||

委員 長 ここ を 片付け て も いい です か いいん|ちょう|||かたづけ|||||

なに

魔 工 技 師 志望 と し て は この 状態 は 耐え難い もの が ある ん です よ ま|こう|わざ|し|しぼう||||||じょうたい||たえがたい||||||

魔 工 技 師 ま|こう|わざ|し

あれ だけ の 対人 戦闘 スキル が ある のに |||たいじん|せんとう||||

俺 の 才能 じゃ どう 足 掻 い て も おれ||さいのう|||あし|か|||

C 級 まで の ライセンス しか 取れ ませ ん から c|きゅう|||らいせんす||とれ|||

君 を スカウト し た 理由 は きみ||すかうと|||りゆう|

そう いえ ば ほとんど 説明 し て しまった な ||||せつめい||||

覚え て い ます が 二 科 生 対策 の ほう は むしろ 逆 効果 で は ない か と おぼえ|||||ふた|か|せい|たいさく|||||ぎゃく|こうか|||||

どうして そう 思う ||おもう

二 科 生 の 上級 生 は ふた|か|せい||じょうきゅう|せい|

同じ 立場 の はず の 下級 生 に いきなり 取り締まら れる こと に なれ ば おなじ|たちば||||かきゅう|せい|||とりしまら|||||

おもしろく ない と 感じる でしょ う |||かんじる||

だが 同じ 一 年生 は 歓迎 する と 思う が ね |おなじ|ひと|ねんせい||かんげい|||おもう||

一 科 生 の ほう に は 歓迎 に 倍 する 反感 が ある と 思い ます よ ひと|か|せい|||||かんげい||ばい||はんかん||||おもい||

反感 は ある だ ろ う さ はんかん||||||

だが 入学 し た ばかり の 今 なら |にゅうがく|||||いま|

それほど 差別 思想 に 毒 さ れ て い ない ん じゃ ない か |さべつ|しそう||どく|||||||||

どう でしょ う

昨日 は いきなり お前 を 認め ない ぞ 宣言 を 投げつけ られ まし た し きのう|||おまえ||みとめ|||せんげん||なげつけ||||

森崎 の こ と か もりさき||||

彼 の こと を 知って いる ん です か かれ||||しって||||

教職 員 推薦 枠 で うち に 入る こと に なって いる きょうしょく|いん|すいせん|わく||||はいる||||

君 でも 慌てる こと が ある ん だ な きみ||あわてる||||||

それ は そう です よ

おはよう っす

おはよう ございます

姉さん いら っ し て た ん です かい ねえさん||||||||

委員 長 本日 の 巡回 終了 し まし た 逮捕 者 あり ませ ん いいん|ちょう|ほんじつ||じゅんかい|しゅうりょう||||たいほ|もの|||

姉さん って いう な 何度 言ったら わかる ん だ ねえさん||||なんど|いったら|||

お前 の 頭 は 飾り か おまえ||あたま||かざり|

そんな ポンポン 叩か ねえ で ください よ |ぽんぽん|たたか||||

ところで 委員 長 そい つ は 新 入り です かい |いいん|ちょう||||しん|はいり||

一 年 E 組 司 波 達也 ひと|とし|e|くみ|つかさ|なみ|たつや

生徒 会 枠 で うち に 入る こと に なった せいと|かい|わく||||はいる|||

紋 なし です かい もん|||

辰巳 先輩 その 表現 は 禁止 用語 に 抵触 する 恐れ が あり ます たつみ|せんぱい||ひょうげん||きんし|ようご||ていしょく||おそれ|||

この 場合 二 科 生 と いう べき か と |ばあい|ふた|か|せい|||||

お前 たち そんな 単純 な 了 見 だ と 足元 を 掬 わ れる ぞ おまえ|||たんじゅん||さとる|み|||あしもと||まり|||

ここ だけ の 話 だ が さっき 服部 が 足元 を 掬 わ れ た ばかり だ |||はなし||||はっとり||あしもと||まり|||||

そい つ が あの 服部 に 勝った って こと です か ||||はっとり||かった||||

ああ 正式 な 試合 で な |せいしき||しあい||

なんと

入学 以来 負け 知ら ず の 服部 が 新入 生 に 敗れ た と にゅうがく|いらい|まけ|しら|||はっとり||しんにゅう|せい||やぶれ||

そい つ は 心強 え |||こころづよ|

逸材 です ね 委員 長 いつざい|||いいん|ちょう

意外 だ ろ いがい||

この 学校 は ブルーム だ ウィード だ と |がっこう||||||

つまらない 肩書き で 優越 感 に 浸り 劣等 感 に 溺れる や つら ばかり だ |かたがき||ゆうえつ|かん||ひたり|れっとう|かん||おぼれる||||

正直 言って うんざり し て いた ん だ よ あたし は しょうじき|いって|||||||||

幸い 真由美 も 部活 連 代表 の 十文字 も さいわい|まゆみ||ぶかつ|れん|だいひょう||じゅうもんじ|

あたし が こんな 性格 だって 知って る から な |||せいかく||しって|||

生徒 会 枠 と 部活 連 枠 は せいと|かい|わく||ぶかつ|れん|わく|

そういう 意識 の 比較的 少ない やつ を 選 ん で くれ て いる |いしき||ひかくてき|すくない|||せん|||||

優越 感 が ゼロ って わけ に は いか ない が ゆうえつ|かん|||||||||

きちんと 実力 の 評価 が できる や つら だ |じつりょく||ひょうか|||||

ここ は 君 に とって も 居心地 の 悪く ない 場所 だ と 思う よ ||きみ||||いごこち||わるく||ばしょ|||おもう|

3 C の 辰巳 鋼 太郎 だ よろしく な 司 波 c||たつみ|はがね|たろう||||つかさ|なみ

腕 の 立つ やつ は 大 歓迎 だ うで||たつ|||だい|かんげい|

2 D の 沢木 碧 だ 君 を 歓迎 する よ 司 波 君 d||さわき|みどり||きみ||かんげい|||つかさ|なみ|きみ

一 年 の 司 波 達也 です こちら こそ よろしく お 願い し ます ひと|とし||つかさ|なみ|たつや||||||ねがい||

どうぞ

失礼 し ます しつれい||

あの

どう し た ん だ 深雪 |||||みゆき

お 兄 様 CAD の 調整 を お 願い し たい の です が |あに|さま|cad||ちょうせい|||ねがい|||||

拘束 系 の 起動 式 を 対人 戦闘 の バリエーション を 増やし たい の です こうそく|けい||きどう|しき||たいじん|せんとう||||ふやし|||

今日 の 試合 を 見 て 思い まし た きょう||しあい||み||おもい||

スピード に 重点 を 置 い た すぴーど||じゅうてん||お||

最小 の ダメージ で 相手 を 無力 化 できる 術 式 が さいしょう||だめーじ||あいて||むりょく|か||じゅつ|しき|

私 に は かけ て いる の で は ない か と わたくし|||||||||||

深雪 は 絶対 的 な 魔法 力 で 圧倒 できる ん だ から みゆき||ぜったい|てき||まほう|ちから||あっとう||||

正統 派 の 戦法 の ほう が 合って る ん じゃ ない か せいとう|は||せんぽう||||あって|||||

ダメ でしょ う か だめ|||

わかった よ

手持ち の 魔法 を 削ら なく て も 済む よう に 少し 整理 し て みよ う てもち||まほう||けずら||||すむ|||すこし|せいり||||

お 疲れ 様 終わった よ |つかれ|さま|おわった|

お 兄 様 |あに|さま

深雪 みゆき

ずるい です

深雪 が こんなに 恥ずかしい 思い を し て おり ます のに みゆき|||はずかしい|おもい||||||

お 兄 様 は いつも 平気 な お 顔 |あに|さま|||へいき|||かお

あい や 深雪 あの な ||みゆき||

それとも 私 で は 異性 の うち に 入り ませ ん か |わたくし|||いせい||||はいり|||

入ったら まずい だ ろ はいったら|||

お 兄 様 は 七草 先輩 の よう な 方 が お好み です か |あに|さま||ななくさ|せんぱい||||かた||おこのみ||

それとも 渡辺 先輩 の よう な 方 が お好み です か |わたなべ|せんぱい||||かた||おこのみ||

本日 は 随分 親しく お 話 さ れ て い た ご 様子 ほんじつ||ずいぶん|したしく||はなし|||||||ようす

聞い て た の か ききい||||

まあ やはり あの お 二 方 は お 美しい です もの ね ||||ふた|かた|||うつくしい|||

もしもし 深雪 さん なに か 誤解 さ れ て は い ませ ん か |みゆき||||ごかい||||||||

美人 の 先輩 に 囲ま れ て 鼻 の 下 を 伸ばさ れ て い た お 兄 様 は びじん||せんぱい||かこま|||はな||した||のばさ||||||あに|さま|

お 仕 置き です |し|おき|

自己 修復 術 式 オート スタート じこ|しゅうふく|じゅつ|しき||すたーと

コア エイ ドス データ バックアップ より リード こあ|えい||でーた|ばっくあっぷ||

魔法 式 ロード まほう|しき|

完了 かんりょう

お 兄 様 おはよう ございます |あに|さま||

俺 なに か お前 を 怒ら せる よう な こと を し た か おれ|||おまえ||いから||||||||

申し訳 あり ませ ん 悪ふざけ が 過ぎ まし た もうしわけ||||わるふざけ||すぎ||

勘弁 し て くれ かんべん|||

今年 も また あの バカ 騒ぎ の 一 週間 が やって き た ことし||||ばか|さわぎ||ひと|しゅうかん||||

有力 な 部員 獲得 は ゆうりょく||ぶいん|かくとく|

各 部 の 勢力 図 に 直接 影響 を もたらす 重要 課題 で あり かく|ぶ||せいりょく|ず||ちょくせつ|えいきょう|||じゅうよう|かだい||

その 争奪 合戦 は 熾烈 を 極める |そうだつ|かっせん||しれつ||きわめる

殴り合い や 魔法 の 打ち合い に なる こと も 残念 ながら 珍しく ない なぐりあい||まほう||うちあい|||||ざんねん||めずらしく|

今年 は 幸い 卒業 生 分 の 補充 が 間に合った ことし||さいわい|そつぎょう|せい|ぶん||ほじゅう||まにあった

紹介 しよ う しょうかい||

立て たて

1 A の 森崎 駿 と 1 E の 司 波 達也 だ a||もりさき|しゆん||e||つかさ|なみ|たつや|

早速 パトロール に 加わって もらう さっそく|ぱとろーる||くわわって|

役 に 立つ ん です か やく||たつ|||

心配 する な しんぱい||

二 人 共 使える やつ だ ふた|じん|とも|つかえる||

司 波 の 腕前 は この 目 で 見 てる し つかさ|なみ||うでまえ|||め||み||

森崎 の デバイス 操作 も なかなか の もの だ もりさき|||そうさ|||||

ほか に 言い たい こと の ある やつ は い ない か ||いい|||||||||

よろしい で は 早速 行動 に 移って くれ |||さっそく|こうどう||うつって|

出動 しゅつどう

行く か いく|

じゃあ どこ から 回る か |||まわる|

まずは これ を 渡し て おく |||わたし||

それ と CAD に つい て だ ||cad||||

風紀 委員 会 は CAD の 学 内 携行 を 許可 さ れ て いる ふうき|いいん|かい||cad||まな|うち|けいこう||きょか||||

使用 に つい て も いちいち 誰 か の 指示 を 仰ぐ 必要 は ない しよう||||||だれ|||しじ||あおぐ|ひつよう||

だが 不正 使用 が 判明 し た 場合 は |ふせい|しよう||はんめい|||ばあい|

委員 会 除名 の 上 いいん|かい|じょめい||うえ

一般 生徒 より 厳重 な 罰 が 課 せ られる いっぱん|せいと||げんじゅう||ばち||か||

甘く 考え ない こと だ あまく|かんがえ|||

質問 が あり ます しつもん|||

許可 する きょか|

CAD は 委員 会 の 備品 を 使用 し て よろしい でしょう か cad||いいん|かい||びひん||しよう|||||

構わ ない が あれ は 旧式 だ ぞ かまわ|||||きゅうしき||

確かに 旧式 で は あり ます が たしかに|きゅうしき|||||

エキスパート 仕様 の 高級 品 です よ あれ は えきすぱーと|しよう||こうきゅう|しな||||

そういう こと なら 好き に 使って くれ |||すき||つかって|

どうせ 今 まで 埃 を 被って い た 代物 だ |いま||ほこり||おおって|||しろもの|

では この 二 機 を お 借り し ます ||ふた|き|||かり||

二 機 ふた|き

本当 に 面白い な 君 は ほんとう||おもしろい||きみ|

おい

なん だ

CAD を 二 機 同時に 使って 魔法 を 発動 できる わけ が ない cad||ふた|き|どうじに|つかって|まほう||はつどう||||

二 科 生 ごとき が 調子 に 乗る の も いい加減 に しろ ふた|か|せい|||ちょうし||のる|||いいかげん||

あの もう 放し て ください ||はなし||

この 子 可愛い |こ|かわいい

うち の 部 どう ||ぶ|

うち の 部 絶対 いい って ||ぶ|ぜったい||

いい から その 手 を 放せ |||て||はなせ

ちょ っ どこ 触って る の |||さわって||

やめ っ

走れ はしれ

ちょっと

ここ まで 来 れ ば もう 安心 だ ろ ||らい||||あんしん||

見る な みる|

見 た み|

見 た み|

見え た すまない みえ||

バカ ばか

悪い と 思う ん なら この あと 付き合い なさい よ ね わるい||おもう|||||つきあい|||

お 気 に 召さ なかった よう だ な |き||めさ||||

だって つまらない じゃ ない

見栄え を 意識 し た 立ち回り で みばえ||いしき|||たちまわり|

予定 通り の 一 本 なんて よてい|とおり||ひと|ほん|

殺陣 だ よ これ じゃ さつじん||||

宣伝 の ため の 演 武 だ せんでん||||えん|ぶ|

それ で 当然 じゃ ない か ||とうぜん|||

他人 に 見せ られる もの じゃ ない だ ろ たにん||みせ||||||

武術 の 真剣 勝負 は 要するに 殺し 合い なん だ から ぶじゅつ||しんけん|しょうぶ||ようするに|ころし|あい|||

クール な の ね

思い入れ の 違い じゃ ない か おもいいれ||ちがい|||

トラブル か とらぶる|

剣 術 部 の 順番 まで まだ 一 時間 以上 ある の よ 桐原 君 けん|じゅつ|ぶ||じゅんばん|||ひと|じかん|いじょう||||きりはら|きみ

どうして それ まで 待て ない の |||まて||

心外 だ な 壬生 しんがい|||みぶ

あんな 未熟 者 相手 じゃ 実力 が 披露 でき ない だ ろ う から |みじゅく|もの|あいて||じつりょく||ひろう||||||

協力 して やろ う って 言って ん だ ぜ きょうりょく|||||いって|||

無理矢理 勝負 を 吹っかけ て おい て 協力 が 聞い て 呆れる わ むりやり|しょうぶ||ふっかけ||||きょうりょく||ききい||あきれる|

先 に 手 を 出し て き た の は そっち じゃ ない か さき||て||だし|||||||||

桐原 君 が 挑発 し たから じゃ ない きりはら|きみ||ちょうはつ||||

面白い こと に なって き た ね おもしろい||||||

あの ふた り を 知って いる の か ||||しって|||

直接 の 面識 は ない けど ね ちょくせつ||めんしき||||

女子 の ほう は 壬生 紗耶 香 じょし||||みぶ|さや|かおり

一昨年 の 中等 部 剣道 大会 女子 部 の 全国 二 位 よ いっさくねん||ちゅうとう|ぶ|けんどう|たいかい|じょし|ぶ||ぜんこく|ふた|くらい|

男 の 方 は 桐原 武明 おとこ||かた||きりはら|たけあき

こっち は 一昨年 の 関東 剣 術 大会 中等 部 の チャンピオン ||いっさくねん||かんとう|けん|じゅつ|たいかい|ちゅうとう|ぶ||ちゃんぴおん

おっと そろそろ 始まる みたい よ ||はじまる||

心配 する な よ 壬生 しんぱい||||みぶ

剣道 の デモ だ けんどう||でも|

魔法 は 使わ ない で おい て やる よ まほう||つかわ||||||

剣 技 だけ で あたし に 敵 う と 思って る の けん|わざ|||||てき|||おもって||

魔法 に 頼りきった の 剣 術 部 の 桐原 君 が まほう||たよりきった||けん|じゅつ|ぶ||きりはら|きみ|

ただ 剣 技 のみ に 磨き を かける 剣道 部 の この あたし に |けん|わざ|||みがき|||けんどう|ぶ||||

剣 技 のみ に 磨き を かけ た ね けん|わざ|||みがき||||

大きく 出 た な 壬生 おおきく|だ|||みぶ

だったら 見せ て やる |みせ||

身体 能力 の 限界 を 超え た 次元 で 競い合う からだ|のうりょく||げんかい||こえ||じげん||きそいあう

剣 術 の 剣 技 を な けん|じゅつ||けん|わざ||

相 打ち そう|うち

いや 互角 じゃ ない |ごかく||

真剣 なら 致命 傷 よ しんけん||ちめい|きず|

あたし の ほう は 骨 に 届 い て ない ||||こつ||とどけ|||

素直 に 負け を 認め なさい すなお||まけ||みとめ|

真剣 なら しんけん|

がっかり だ ぜ

壬生 お前 真剣 勝負 が 望み か みぶ|おまえ|しんけん|しょうぶ||のぞみ|

だったら お 望み 通り ||のぞみ|とおり

真剣 で 相手 を して やる よ しんけん||あいて||||

振動 系 近接 戦闘 魔法 しんどう|けい|きんせつ|せんとう|まほう

高 周波 ブレード たか|しゅうは|

どう だ 壬生 これ が 真剣 だ ||みぶ|||しんけん|

誰 だ あいつ だれ||

見ろ よ ウィード だ みろ|||

マジ か よ ウィード が 風紀 委員 |||||ふうき|いいん

こちら 第 二 小 体育 館 |だい|ふた|しょう|たいいく|かん

逮捕 者 一 名 たいほ|もの|ひと|な

負傷 し て い ます ので 担架 を お 願い し ます ふしょう||||||たんか|||ねがい||

おい どういう こと だ

魔法 の 不 適正 使用 に より まほう||ふ|てきせい|しよう||

桐原 先輩 に は 同行 願い ます きりはら|せんぱい|||どうこう|ねがい|

ふざけ ん な よ ウィード の 分 際 で ||||||ぶん|さい|

なんで 桐原 だけ な ん だ よ |きりはら|||||

剣道 部 の 壬生 だって 同罪 じゃ ない か けんどう|ぶ||みぶ||どうざい|||

魔法 の 不 適正 使用 の ため と 申し上げ まし た が まほう||ふ|てきせい|しよう||||もうしあげ|||

ふざけ ん な

こいつ

司 主将 つかさ|しゅしょう

面白い おもしろい