コードギアス 反逆 の ルルーシュ (03)
皇歴 2010 年 8 月 10 日
神聖 ブリタニア 帝国 は 日本 に 宣戦 布告 した
ブリタニア の 最新 兵器 ナイトメアフレーム の 前 に
一 月 と 持た ず に 敗れ 去った 日本 は
自由 と 伝統 権利 と 誇り そして 名前 を 奪わ れた
イレヴン
その 数字 が 新しい 日本 人 の 名前 だった
自分 を 世界 さえ も 変えて しまえ そうな
瞬間 は 何時も 直ぐ 傍 に …
隠せ ぬ 苛立ち と
立ち尽くす 自分 を 見つめ
迷い ながら 悩み ながら
悔やみ ながら 決めれば いい さ
君 が くれた 言葉 ひと つ
戸惑い は 消え去り
からっぽだった 僕 の 部屋 に 光 が 射 した
見上げた 大空 が 青く 澄み切って 行く
閉ざした 窓 を 開く 事 を 決めた
自分 を 世界 さえ も 変えて しまえ そうな
瞬間 を 感じる 今 ここ に …
どういう 事 だ イレヴン を 逃がせ と は
回収 す べき ガス も まだ 残って いる のだろう
しかし クロヴィス 殿下 の 指示 です から
バトレー 将軍 は ?
参謀 府 の 意見 を 聞き たい
将軍 達 は 席 を 外さ れた ようで
では コンタクト ・ フロアー に は 殿下 のみ だ と ?
う うれし いよ ルルーシュ 日本 占領 の 時 に 死んだ と 聞いて たから
や あ よかった 生きて いて どう だい 私 と 本国 に
また 外交 の 道具 と する 気 か
お前 は 何 ゆえ 俺 達 が 道具 に なった か 忘れた ようだ な
う っ
そう …
母さん が 殺さ れた から だ
母 の 身分 は 騎士 侯 だった が 出 は 庶民 だ
他の 皇女 達 に とって は さぞや 目障りな 存在 だった んだろう な
しかし … だからといって テロリスト の 仕業 に 見せかけて まで
母さん を 殺した な !
私 じゃ ない !
私 じゃ ない ぞ !
なら 知っている 事 を 話せ 俺 の 前 で は 誰 も 嘘 は つけ ない
誰 だ 殺した の は ?
う …
第 二 皇子 シュナイゼル と 第 二 皇女 コーネリア
彼ら が 知っている
う っ
あいつ ら が 首謀 者 か ?
そこ まで は 知ら ない か
う っ …
うわ っ !
ほ 本当に 私 じゃ ない ! やって ない ! やら せて も い ない !
分かった よ
しかし
や やめろ ! 腹違い と は いえ 実の 兄 だ ぞ !
きれい事 で 世界 は 変え られ ない から
こ ー ら ルルーシュ !
今 寝て た でしょ ? 手 が 止まって た
だから って 叩か ないで 下さい よ
俺 を 置き去り に した 罰 だって
そう そう 何 やって た の よ 昨日
ああ いや …
はい は いはい
話 を 脱線 さ せ ない の !
今 は 部活 の 予算 審査 とっとと 済ませ ない と
どこ も 予算 が おり ない でしょ
そんな 事 に なったら
馬術 部 なんか マジ 怒り また ここ に 突入 して 来たり して
え …
リヴァル あんた も 一応 生徒 会 メンバー な んだ から
せめて もう 1 日 早く 思い出して くれて いれば 良かった んです よ
もう 1 日 遅く が 正解 諦め が つく
いい 考え だ 今 から でも
ガーッツ !
ああ …
また ガッツ の 魔法 です か ?
は ~ い あなた 方 は 頑張り たく なり ま ~ す
かかり ませ ん よ そんな インチキ 魔法 じゃ
会長 ! 私 かかった 事 に し ます !
うん ! 肉体 派 は 素直で よろしい
鍛えて る って 言って くれ ない と
う ふ っ そうじゃ なくて さあ
う ?
立派じゃ ん
え ?
この 間 女子 寮 の バス ルーム で 確かめた
トップ と アンダー の バランス が いい よ ね ~
ほほ ~
な 何 言って る んです か 変態 !
もう ! 会長 って 中身 は 絶対 おじさん だ よ ね !
自分 で 話 を そらして いく し
ミレイ ちゃん は 昔 から ああ な んで …
あっ はっ はっ …
まあ 予算 表 間に合った んだ し いい じゃ ない の
毒 ガス テロ だって !
あ …
怖い よ なあ シンジュク なんて 30 分 と 離れて ない のに
私 見た シンジュク の 方 で 煙 が 上がって る の
あれ 毒 ガス だった んだ
シンジュク の 様子 他 に 出て ない ?
シンジュク ?
昨日 この 件 で 電話 した んだ よ 知り合い から リアルタイム で 聞いて て
おい 画像 アップ さ れて っぞ イレヴン の 死体 が !
いや あ ! 見せ ないで !
おかしい … なぜ あの 情報 を 隠す ?
う う う う …!
う !
クロヴィス の 死 を 隠す と いう 事 は 混乱 を 防ぐ 為 か ?
しかし それ を やる と いう 事 は 発表 する 時 に
ふ … 我ながら 細い 神経 だ な
ぬるい な 文 官 出 の やる 事 は
バトレー 将軍 です か ?
犯人 は あれ だけ の 警備 を 2 度 も 突破 して いる
こんな 型通りの 検問 で は
ジェレミア 辺境 伯
クロヴィス 殿下 亡き 今 私 達 純血 派 が
指示 は 私 が 出す 内部 を まとめる まで 待て
カレン ! 久しぶり !
体 いい の ?
ソフィ ちゃん 心配 して たよ
もう 大丈夫な の ?
うん あんまり 無理 は でき ない けど ね
あ !
そう か 引っ掛かった 訳 だ
だって あんまり 休む と みんな に ついて 行け なく なっちゃ うし
ルルーシュ くん 何 見て る の か な ?
ひょっとして 惚れちゃ った ?
珍しい だけ だ よ
彼女 始業 式 以来 来て なかった よ な
カレン ・ シュタットフェルト
そ ~ れ !
なんか 体 が 弱い らしくて さあ 前 の 学年 でも たまに し かね
でも 成績 は 抜群に 優秀
シュタットフェルト 家 の ご 令嬢 だ から 金 は ある し 性格 も 穏やか
いや あ お 目 が 高い
違う って
隠さ ない 隠さ ない まあ ちょっと 箱入り 過ぎる けど ね
キャア ~ ッ !
蜂 よ ! 蜂 が !
え ?
カレン さん 逃げて !
キャーッ !
ん …
早く 逃げて !
キャアア ~ ッ !
こんな 所 に 蜂 だ なんて
蜂 の 巣 で も ある の かしら
ん っ !
ああ ~ イライラ する ! 病弱 なんて 設定 に し なきゃ よかった
ん っ
ん …
ヤバ 見 られた
やはり あの 時 の 女 だ
な 何 か 用 かしら ?
質問 に 答えろ
はい
昨日 シンジュク で グラスゴー に 乗って いた な ?
はい
どうして テロ を ?
私 は 日本 人 だ から ブリタニア の 血 も 半分 入って る けど
えっ ハーフ ? しかし なぜ そこ まで
はっ !
ええ っと … 私 に 何 か ?
いや もう 用 は 済んだ
そう だ 念の為
シンジュク の 事 は 何も 言う な
えっ ? シンジュク って どういう 事 ?
う っ
どうして そんな 事 言う の ?
教室 に 戻れ
あなた が 質問 に 答えて くれたら ね
効か ない ? どういう 事 だ これ は …
う う …
ルルー !
あっ
カレン さ ~ ん !
次 理科 準備 室 だ よ ! 急が ない と !
やっ べ ! 実験 器具 出さ なくっちゃ !
ああ
しくじった しか し …
どう し ましょう 今日 も 遅い かも
待ち ます 夕食 は 一緒に って 言って たから
ほら でき ました よ
あっ ?
あ … 鳥 ?
はい 鶴 です
すごい 日本 人 って 器用な の ねえ
う ふ ふ …
え えっ
ナナリー 様 ? あ …
ごめん 遅れちゃ って
お 帰り なさい お 兄 様
お 帰り なさい ませ
ただいま ナナリー 咲 世 子 さん
諸君 も 知って の 通り 計画 は 全て 失敗 した
ゆえに この 研究 所 を 破棄 する
え ? しかし
ナリタ に 場所 を 用意 した 全て 移す
記憶 が ない と は いえ 私 や 参謀 達 が クロヴィス 殿下 の 元 を 離れた の は 事実 だ
私 は 本国 に 戻さ れ 責任 を 問わ れる だろう
その 際 皇帝 陛下 に 秘密で この 実験 を 進めて いた 事 が 知ら れる と
分かり ました 早急に 準備 を 進め ます
さっき ね
咲 世 子 さん に 折り紙 を 教えて もらった んです
1 枚 の 紙 を 何度 も 折る と 鳥 と か 船 と か 色 んな 物 に なる んです って
あ …
ああ そんなに 急いで 話さ なくて も 大丈夫だ よ
俺 は どこ に も 行か ない から
ありがとう お 兄 様
どう いたし まして
ふ ふ … 良かった
え ?
お 兄 様 昨日 の 夜 何 か 怖かった から
そうかい ? ごめん … ちょっと 考え 事 が あって さ
ねえ
ん ?
この 鶴 を 千 羽 折る と ね 願い が 叶う んです って
もし お 兄 様 に 叶え たい 事 が ある の なら …
いや ぁ 俺 は …
ナナリー は ? 何 か ない の かい ?
う ~ ん … 優しい 世界 で あり ます ように
お前 の 目 が 見える ように なる 頃 に は きっと そう なって る よ
本当に ?
約束 する
そう だ 俺 達 に は 選択 できる 未来 が 限ら れて いる
ここ で 匿 われて いる と いって も
アッシュフォード 家 が いつまで 後ろ盾 に なって くれる か
素性 が バレ たら シャーリー や リヴァル 達 だって 離れる だろう し
行く末 は 政治 の 道具 か 陰謀 の 餌食 だ
作ら ねば
ナナリー だけ でも 幸せに 過ごせる 世界 を
ん ?
この 前 教えて もらった の 日本 の 約束 の 仕方
嘘 ついたら 針 千 本 飲 ー ます 指 切った
う ふ っ
あ … 怖い な 千 本 も 針 を 飲ま なくちゃ いけない の か
そ だ から 嘘 ついたら いけ ない んです よ
大丈夫 俺 は 嘘 を つか ない よ
お前 に だけ は
これ だけ が 俺 の 武器 だ 知ら なくて は 使い 方 を
ルルーシュ
あ もう すぐ 授業 が 始まる ぞ あ はい
先生 今度 の 論述 試験 の 問題 教えて 下さい よ
エディンバラ の 屈辱 と 新 大陸 へ の 遷都 北 南 戦争 に ついて だ
この 力 なくなった 訳 で は ない の か
う っ
先生
ん ?
今度 の 論述 試験 の 問題 教えて 下さい よ
冗談 言って ないで 真面目に 勉強 しろ お前 は やれば できる んだ から な
は ~ い
やはり な 同じ 人間 に は 1 度 しか 効か ない って 訳 か
どう だい 久しぶりの 学校 は ?
窮屈 …
昨日 なんて 歴史 の 授業 だし ねえ そっち に 戻った 方 が
今 は 軍 の 警戒 が 厳しい
しばらく は そこ で ほとぼり を 冷ます んだ
でも あの 声 の 事 だって
声 だけ じゃ 探し よう が ない よ
それ に カレン が 学生 やって る 方 が ナオト も 喜ぶ
ん シンジュク の 事 は しばらく 忘れろ また 連絡 する シンジュク … 分かって る けど
はっ !
シンジュク の 事 は 何も 言う な
まさか あの 時 の 声
1 つ は 貴族 教育 です
統治 する 人間 を 特定 し
集中 的に 教育 訓練 する 事 で 優れた 統治 者 を 育てる
2 つ 目 は スピード です 選りすぐら れた …
似て る … か ? いや 声 の 記憶 なんて あて に なら ない けど
はい よろしい
偉大なる エリザベス 1 世 の お 子 である ヘンリー 9 世 の 即位 に よって
テューダー 朝 は 隆盛 を …
与えた の は シンジュク と いう 情報 だけ だ しか し …
もし 私 の 正体 を 知ら れて いたら
早い うち に
処理 し なければ
研究 所 は ?
昨晩 の うち に は ナリタ に
そう か …
申し訳 あり ませ ん 殿下
ハーブティー の 専門 店 な の
す っ ごく 素敵な とこ
カレン さん も おいで よ …
ねぇ ルル この後 さあ
悪い また 今度 な
あ やっぱり ?
カレン さん 自宅 通い な んだ
門限 と か ある の ?
あ 何 ? ちょっと 付き合って くれ ない か 話し たい 事 が ある
え ええ ! ええ
誘って くれる と 思って た
は あ ?
キャ ~!
お 分かり です か 私 達 の 決意 を
だっ だ から 私 は !
覚えて い ない ? まだ そんな つまら ぬ 言い訳 を
他の 者 に も 聞け ! 証言 なら …
我が身 大事 か 見苦しい !
あなた が これ 以上 殿下 の お 傍 に 居る の は 許さ れ ない
学校 内 に こんな 場所 が あった なんて
生徒 会 専用 の クラブハウス だ
舞踏 会 なんか も できる ように 広 めに 造って ある
ここ なら 邪魔 は 入ら ない ?
そういう 事 だ
あった ~!
あ あった あった ! ほら これ でしょ ?
ああ それ です 実験 データ
やれやれ 腰痛 え
そっち 見つかった ?
こっち も できた から 始めよ っか
おお すげ え !
さっす が ミレイ さん !
う っふ ふ … もっと 褒める が よい
あの … な んです か ? これ
知って て 連れて 来て くれた んじゃ なかった の ?
カレン さん 生徒 会 に 入れる から
は …
お 爺ちゃん に 頼ま れちゃ って さあ
理事 長 に ?
うん 体 の 事 も ある から 普通に 部活 は 難しい だろう って
あ 私 生徒 会長 の ミレイ よろしく ね
あ … よろしく お 願い し ます
俺 リヴァル 書記 ね 分から ない 事 が あったら なんでも 聞いて
シャーリー です 水泳 部 と 掛け持ち だ けど よろしく
わ … 私 … ニーナ です
あ いえ こちら こそ
あの …
シャーリー さん すみません これ テーブル に
あ ありがとう ナナ ちゃん
ナナリー お前 まで
ん ルルーシュ の 妹 よ 私 は 中等 部 な ので 生徒 会 じゃ ない んです けど
いい でしょ 準 会員 って 事 で
うん
カレン さん よろしく お 願い し ます
よろしく こちら こそ
さて まずは 乾杯 と いき ます か
あ シャンパン !
生徒 会 自ら これ は まずい んじゃ
まあまあ 堅い 事 言わ ないで
ダメに 決まって る でしょ !
なんで すか ?
ナナリー は こっち ね
ルルーシュ パス !
あ !
え あ もう ! ルル も 簡単に 受け取ら ない の !
ああ !
ふ っ
う !
うわ ~ ん
どうかし ました ?
着替え は ?
咲 世 子 さん が
これ だ から ブリタニア は … 全く !
あ ルルーシュ だ え 着替え 持って 来た んだ けど 大丈夫 カーテン 引いて る から
ああ 悪い な … にぎやか 過ぎる 連中 で
う うん たまに は こういう 無邪気な 楽し さ も 悪く ない わ
着替え とりあえず 俺 の で いい か ?
気 に し ない そういう の は
早い の ね 男子 寮 まで 行って 来た んでしょ
俺 ここ に 住んで る から
え ?
寮 で 暮らす の は 妹 に は 難しくて さ
理事 長 の 好意 で ここ に 住まわ せて もらって る
そう
それ じゃ
あ 待って !
取って くれる ? そこ の ポーチ
ああ
ん っ
えっ
思った より 活発な んだ な
あの 日 シンジュク に 居た の ?
なんの 事 だ
とぼけ ないで
なぜ シンジュク って 言った の ?
シンジュク だ と 何 か 都合 が 悪い の か ?
質問 に 質問 で 答え ないで !
答え は イエス か ノー
それ 以外 は 聞き たく ない
う …
出 ない と 誰 か 来ちゃ う けど
いい かな
はい アッシュフォード 学園 生徒 会
え ? いや 俺 は … は あ
君 あて だ
出れば 分かる って さ
ん …
もしもし
無事だった ようだ な Q 1
はっ !
違った …?
明後日 の 16 時
あ 旧 東京 タワー の 展望 室 に 1 人 で 来い お前 は 誰 だ 停戦 命令 を 出さ せた の は …
あっ おい ! 切る な !
くっ …
なんだ 停戦 命令 って
あ 随分 物騒な お 友達 だ な あ 今 の は その …
当てよう か
え ゲーム の 話 だ ろ ? ネット と かさ え ええ ! そう な の 私 …
家 に こもり がちだった から
だから 忠告 した んだ よ シンジュク の 事 は 言わ ない 方 が いい って
いる んだ 君 みたいな 人 に わざと 画像 と か 見せ た がる 奴 ら が さ
ところで …
見えて る んだ けど
え ?
あ ああ ! あの 誰 に も 言わ ない から じゃあ 後 で
違った んだ
無事だった ようだ な Q 1
あ !
あれ …?
生徒 会って いって も 大して 仕事 は ない んだ
たまに 書類 仕事 が ある くらい で あと は イベント の 企画
イベント って 文化 祭 と か ?
男女 逆転 祭り と か
絶対 無言 パーティー と か 水着 で 授業 と か
なあ に ? それ
会長 の 趣味
その うち 付き合わ さ れる から 覚悟 し とけよ
お 兄 様 大変 !
なんだい ?
クロヴィス 殿下 が 亡くなった の よ
殺さ れた ん だって さ !
え ?
ん …
クロヴィス 殿下 は こう ぎょさ れた
イレヴン と の 戦い の 中 で 平和 と 正義 の 為 に
殉死 さ れた のだ
我々 は 悲しみ を 押して その 遺志 を 継が なければ なら ない
たった今 新しい 情報 が 入り ました
え ?
実行 犯 と 見 られる 男 が 拘束 さ れ ました
え えっ !
発表 に より ます と
逮捕 さ れた の は 名誉 ブリタニア 人 です
まさか !
枢木 スザク 一 等 兵
容疑 者 は 元 イレヴン 名誉 ブリタニア 人 の 枢木 スザク です
行 けども けもの みち 獅子 よ 虎 よ と 吠え
茜 射 す 空 の 彼方 に ま ほろば
幽囚 の 孤獨 に 彷徨う 青春 は
弱 さ と 怒り が 姿 無き 敵 です か
父 よ 未 だ 我 は
己 を 知り がたし
先立つ 兄 ら の
見え ない 背中 を 追えば
迷い の 一夜 に 明星 は 誘う
死 して 終わら ぬ
夢 を 焦がれ ども
確かな 君 こそ 我が 命
烈風 の 荒野 で 蝶 よ 花 よ と 生き
とこしえ の 春 に 咲き 添う まぼろし
混濁 の 純潔 この 身 は 汚れて も
心 の 錦 を 信じて いて ください
母 よ けして 我 は
涙 を 見せ ね ども
足下 の 草 に 露 は 消え も せ で
これ は 喜ぶ べき 事 な の か ? スザク が 生きて いた
しかし なぜ ?
どうして あいつ が 捕まって いる んだ ? 俺 の 代わり に
あいつ を 救わ なければ なんと して も
計画 を 前倒し に して でも
俺 なら やれる ! やれる だけ の 力 が ある のだ から