Angel Beats ! Episode 10 angel|beats|episode Angel Beats! Ангел бьется!

目覚めて は 繰り返す 　 眠い 朝 は めざめて||くりかえす|ねむい|あさ|

襟 の タイ を きつく 締め えり||たい|||しめ

教室 の ドア くぐる と ほんの 少し 胸 を 張って 歩き 出せる きょうしつ||どあ||||すこし|むね||はって|あるき|だせる

そんな 日常 に 吹き抜ける 風 |にちじょう||ふきぬける|かぜ

聞こえた 気 が した きこえた|き||

感じた 気 が した んだ かんじた|き|||

震え 出す 今 この 胸 で ふるえ|だす|いま||むね|

もう 来る 気 が した |くる|き||

幾 億 の 星 が 消え去って く の を いく|おく||ほし||きえさって|||

見送った みおくった

手 を 振った て||ふった

よかった ね 、 と

それ で 何 から 始める の ||なん||はじめる|

すげ ー 悩んだ んだ けど さ |-|なやんだ|||

最初 は ユイ が いい か と 思う さいしょ||ゆい|||||おもう

だれ

ほら 　 大 食堂 の ゲリラ ライブ で |だい|しょくどう||げりら|らいぶ|

バンド の ボーカル を やって た やつ ばんど||ぼーかる||||

覚えて ない か おぼえて||

ああ

あいつ 　 いつも 元気で さ ||げんきで|

日向 いじめて 笑って る しさ ひゅうが||わらって||し さ

バンド ボーカル も やって ばんど|ぼーかる||

やり たいこ と やって さ

もう 十分 報われて る んじゃ ない か って 思う んだ |じゅうぶん|むくわれて||||||おもう|

後 は ほんの 一 押し あと|||ひと|おし

背中 を 押して やれば せなか||おして|

あいつ は ここ から 出て いける ||||でて|

そんな 気 が する んだ |き|||

そう 思う ん なら 　 いい んじゃ ない |おもう|||||

賛成 か さんせい|

よし 　 じゃ そう しよう

で 　 そっち の 首尾 は どう だ |||しゅび|||

まあ 　 時間 は かかった けど |じかん|||

「 ハンドソニック 」 バージョン ５

これ が 「 ハンドソニック 」 バージョン ５

天使 っ つうか 　 悪魔 の ようだ な てんし|||あくま|||

あなた が 冷酷な 天使 な のだ から ||れいこくな|てんし|||

ま がま が しく と 言った から 　 こんな 感じ に |||||いった|||かんじ|

だめ

いや 　 いい よ 　 すげ ー 嫌な 感じ だ ||||-|いやな|かんじ|

嫌って きらって

いやいや いや 　 いい よ 　 すごく いい

あっ 　 あと 羽 生え ねぇ かな ||はね|はえ||

羽 ？ はね

生やして どう する の はやして|||

いや 　 見た目 か っ ちょ いい じゃ ん |みため||||||

か っ ちょ いい の が いい の

いや 　 その方 が 天使 らしい か なって |そのほう||てんし|||

考えて おく かんがえて|

よろしく

で 　 私 は どう したら いい の |わたくし|||||

あっ 　 ああ 　 そう だった

こう しよう

おまえ は あいつ の バンド 練習 中 に 現れる んだ ||||ばんど|れんしゅう|なか||あらわれる|

そして こう 言う ||いう

「 他の 文化 部 から 騒音 の 苦情 が 出て いる 」 たの|ぶんか|ぶ||そうおん||くじょう||でて|

そして 　 ユイ を 指して こう 言う んだ |ゆい||さして||いう|

「 特に おまえ の ギター が ひどい 」 とくに|||ぎたー||

「 おまえ の せい で バンド が 死んで いる 」 ||||ばんど||しんで|

「 な ので 暫く その ギター は 没収 さ せて もらう 」 ||しばらく||ぎたー||ぼっしゅう|||

そして ユイ の ギター を 取り上げて 　 おまえ は その 場 を 立ち去る |ゆい||ぎたー||とりあげて||||じょう||たちさる

もちろん 　 ユイ は 追って 来る |ゆい||おって|くる

おまえ は 逃げる ||にげる

そして 中庭 まで 来て くれ |なかにわ||きて|

そこ で 俺 が おまえ に ぶつかる ふり を する ||おれ|||||||

おまえ は 同時に ギター を 手放せ ||どうじに|ぎたー||てばなせ

俺 が 受け取る から 　 そのまま 逃げろ おれ||うけとる|||にげろ

そうして あいつ と 二 人 っきり に なれる 状況 を 作って くれ |||ふた|じん||||じょうきょう||つくって|

分かった わかった

よし

じゃあ 　 練習 の 始まる 頃 を 見計らって ゴー だ |れんしゅう||はじまる|ころ||みはからって||

革命 を 起こし に いこう 　 夢 を 叶え に いこう かくめい||おこし|||ゆめ||かなえ||

駆け出したら どこまでも いこう かけだしたら||

ストップ すとっぷ

アインシュタイン … あいんしゅたいん

こら 　 ユイ |ゆい

そんな よれよれな リズム で 続ける な ||りずむ||つづける|

え ぇぇ っ

ユイ 　 歌う か 弾く か どっち か に 専念 した 方 が いい んじゃ ない の ゆい|うたう||はじく|||||せんねん||かた|||||

ああ 　 そりゃ あ 言えて る |||いえて|

今 の まん ま じゃあ 　 ひど 過ぎる わ いま||||||すぎる|

そんな

岩沢 さん 　 弾き ながら 歌って ました よ いわさわ||はじき||うたって||

それ は 岩沢 は どっち も うまかった から だ よ ||いわさわ|||||||

わたし だって 頑張って ます よ ||がんばって||

みんな 言う 事 キツ すぎ ます よ |いう|こと|きつ|||

ライブ だって 　 ちゃんと 盛り上がって る じゃ ないで す か らいぶ|||もりあがって|||||

でも 　 今回 は 新曲 だ ぜ |こんかい||しんきょく||

天使 てんし

おまえ の ギター の せい で バンド が 死んで いる ||ぎたー||||ばんど||しんで|

一瞬にして 今 の バンド の 弱点 を 見抜いた いっしゅんにして|いま||ばんど||じゃくてん||みぬいた

やっぱり ただ もの じゃ ない

音 が 分かる の よ おと||わかる||

そんな

皆 は 気付いて い ない と 思って た のに みな||きづいて||||おもって||

と いう わけで 　 暫く その ギター は 没収 さ せて もらう |||しばらく||ぎたー||ぼっしゅう|||

あっ 　 ちょっと 　 ユイ ||ゆい

大丈夫 か だいじょうぶ|

はい

なぜ おまえ 一 人 なんだ ||ひと|じん|

追って 来 なかった から おって|らい||

え ッ

そう そう 　 ギター 無し じゃ 全然 よれ ない じゃ ん ||ぎたー|なし||ぜんぜん||||

でも 　 サウンド が 薄っぺら くない です か |さうんど||うすっぺら|||

リズムギター 要る っ しょ |いる||

じゃあ 　 サイド ギター もう 一 人 入れよう か |さいど|ぎたー||ひと|じん|いれよう|

あたし が 言い たい の は ||いい|||

や っぱ バンド は ボーカル が ギター 背負って 歌う の が ||ばんど||ぼーかる||ぎたー|せおって|うたう||

一 番 絵 面 的に 痺れ ん でしょ って 話 じゃ ひと|ばん|え|おもて|てきに|しびれ||||はなし|

ご ら っ

わ ー っ 　 こいつ ひさ子 さん に キレ た |-|||ひさこ|||きれ|

や っぱ 　 ギター 取り返して くる ||ぎたー|とりかえして|

や ばっ

な 　 おい 　 こら 　 ユイ |||ゆい

来る ぞ くる|

どこ 行った |おこなった

わ っい た

ん 待て |まて

あ ッ 　 わり ぃ

わ ぁ

ばっ 、 ばか 　 高 過ぎ ||たか|すぎ

あたし の ギター ||ぎたー

大丈夫 　 無事だ よ だいじょうぶ|ぶじだ|

先輩 が 守って くれた んです ねぇ 　 天使 から せんぱい||まもって||ん です||てんし|

あっ 　 あいつ は どこ だ 　 こら ーー ||||||--

った く 　 なに が 「 こら 」 だ

相変わらず おまえ 　 好き 放題 やって る な あいかわらず||すき|ほうだい|||

え ッ 　 好き 放題 ？ ||すき|ほうだい

やって ない よ 好き 放題 なんて |||すき|ほうだい|

バンド の ボーカル の 座 を 射止めた じゃ ん ばんど||ぼーかる||ざ||いとめた||

ギター まで 弾いて さ ぎたー||はじいて|

そんな の 全然 だ よ ||ぜんぜん||

やり たかった こと の 一 つ に 過ぎ ない よ ||||ひと|||すぎ||

え ッ 　 他 に も ある の か ||た|||||

ある よ 　 いっぱい

いっぱい って

いや 待て |まて

じゃあ 　 場所 変える よ |ばしょ|かえる|

で 　 他 に は な んだ よ |た|||||

話さ なきゃ いけない の はなさ|||

話し たく なかったら いい けど さ はなし|||||

いい よ 話して あげる ||はなして|

あたし ねぇ 　 やり たい こと 人 より いっぱい ある んだ |||||じん||||

どうして だ と 思う |||おもう

そりゃ 　 あれ だろう

生きて る 時 に でき なかった から だろう いきて||じ|||||

そう そう

その 通り |とおり

小さい 時 に さ 　 後ろ から 車 に 撥 ねら れちゃ って さ ちいさい|じ|||うしろ||くるま||ばち||||

それ で さ 　 体 動か なく なっちゃ った |||からだ|うごか|||

完全に 寝たきり だった んだ よ ねぇ かんぜんに|ねたきり||||

もう 介護 なし に 生きて なら ない の |かいご|||いきて|||

お 母さん に 頼り切り だった |かあさん||たよりきり|

お 母さん に すごく 悪い こと し た なって |かあさん|||わるい||||

テレビ だけ は 見 れた から さ てれび|||み|||

音楽 番組 で バンド 見て おんがく|ばんぐみ||ばんど|みて

こういう の を 自分 で できたら いい なって 思って |||じぶん|||||おもって

そう か

じゃあ よかった じゃ ん

うん

で 　 あと やり たい こと は 何 だ ||||||なん|

うん 　 野球 中継 も ねぇ 　 よく 見て た んだ |やきゅう|ちゅうけい||||みて||

野球 だったら 　 球技 大会 で やって た だろう やきゅう||きゅうぎ|たいかい||||

その 時 打って なかった じゃ ん |じ|うって|||

ヒット ？ ひっと

ホームラン ほーむらん

は ぁ 　 それ は 何 　 打た ねぇ と だめな の ||||なん|うた||||

だめだ ねぇ

バント の 方 が もっと うまく なったら ||かた||||

ちゃんと 野球 の 練習 も しよう と 思って る んだ けど ねぇ |やきゅう||れんしゅう||||おもって||||

その 両立 は かなり 大変だ |りょうりつ|||たいへんだ

一応 聞いて おこう 　 他 に は いちおう|きいて||た||

サッカー さっかー

サッカー ？ さっかー

ブーム だった じゃ ん ぶーむ|||

いや 　 確かに そう だった かも しれん が |たしかに|||||

多 趣味 すぎ だ おお|しゅみ||

どこ の 世界 に ||せかい|

バント と 野球 と サッカー を 一緒に しよう なんて やつ が いる ||やきゅう||さっかー||いっしょに|||||

まさか まだ 有ったり は ||あったり|

プロレス かな ぷろれす|

訳 が 分から ない やく||わから|

どこ の 世界 に ||せかい|

っ つうか 　 テレビ で 見た もの ばかり に 憧れて んだ なぁ ||てれび||みた||||あこがれて||

しかし 　 これ は 大変だ ぞ |||たいへんだ|

今 聞いた すべて を 叶えて やる なんて いま|きいた|||かなえて||

分かった わかった

俺 が 叶えて やる おれ||かなえて|

まずは 　 ええ と

手軽な とこ から てがるな||

プロレス から 行って 見 っか ぷろれす||おこなって|み|

プロレス ぷろれす

技 は わざ|

ジャーマンスープレックス

German suplex german|

ジャッ 　 そんな 派手な 技 が できる か ||はでな|わざ|||

関節 技 と か でき そうな のに しろ よ かんせつ|わざ||||そう な|||

だって 憧れ だった んだ もの 　 ジャーマンスープレックス |あこがれ||||

German suplex german|

しかも 　 そのまま ホールド 勝ち |||かち

そんな 　 お ちゃめに 物騒な こと を 言う な |||ぶっそうな|||いう|

ああ 　 オーケー |おーけー

じゃ 　 やって 見ろ よ ||みろ|

いい の

ああ

よっ しゃ ーーッ ||--ッ

おまえ 思った より 力 ある じゃ ん |おもった||ちから|||

行ける 行ける いける|いける

いって ー |-

やっぱり 女の子 の 私 なんか に は 無理 か なぁ |おんなのこ||わたくし||||むり||

いや 　 でき そうでした よ 　 むっ ちゃ 惜しかった です よ ||そう でした||||おしかった||

えっ 　 そう ？

じゃ もう 一 回 やって いい ||ひと|かい||

ああ 　 とりあえず 下 が 芝 な 所 に 行って いい か ||した||しば||しょ||おこなって||

俺 が 死ぬ おれ||しぬ

アハハ 　 死ぬ か っ つう の |しぬ||||

いや 　 ジョーク じゃ ない んだ が |じょーく||||

持た ない もた|

すみません

次 は でき ます から つぎ||||

本当 最後 だ から なぁ ほんとう|さいご|||

もう 帰る |かえる

先輩 せんぱい

おまえ さ 　 もし かして ブリッジ と か でき ない じゃ ない の ||||ぶりっじ|||||||

でき ます よ

やって 見ろ よ |みろ|

あれ ッ

やっぱり 原因 は これ だった の か |げんいん|||||

この ため に 　 俺 は 無駄に 何度 も 気 を 失い かけた の か |||おれ||むだに|なんど||き||うしない|||

まずは ブリッジ の 特訓 だ な |ぶりっじ||とっくん||

ああ ん 　 つま ん ない

いい から 　 やれ

セーノッ

ほら 　 頑張れ |がんばれ

だめだろう 　 こら

だって 　 こんな 格好 した こと ない んだ もん ||かっこう|||||

でも でき なきゃ ジャーマンスープレックス でき な ぇぞ

German suplex german|

頑張り ます がんばり|

- 数 小 时后 - すう|しょう|时きさき

できて ます 　 よんで

ぶるぶる 震えて る ん が |ふるえて|||

まあ 　 いい か

じゃ 　 行き ます よ |いき||

こい

お っ 　 腕 は お腹 に しっかり 回った まま だ ||うで||おなか|||まわった||

これ は 逃げ よう が ない ||にげ|||

完璧だ 　 完璧だ かんぺきだ|かんぺきだ

ジャーマンスープレックス だ

German suplex german|

ワン 　 ツー 　 スリー 　 カンカンカン 　 試合 終了 わん|||かんかん かん|しあい|しゅうりょう

やった

やった んだ 私 ||わたくし

やった ー 　 万歳 ！！ |-|ばんざい

やった … もう 　 やった

こんな の が あと いく つ 続く んだ ||||||つづく|

次 は サッカー に す っか つぎ||さっかー|||

一 対 一 の ピーケー で いい よ な ひと|たい|ひと||||||

いやだ よ 　 五 人 抜き の ドリブル シュート じゃ なきゃ ||いつ|じん|ぬき||どりぶる|しゅーと||

マラドーナ だ よ まらどーな||

いや 　 知っている けど さ |しっている||

ああ っ 　 分かった ||わかった

まかし とけ

お － い 　 ＴＫ ||ｔｋ

松下 五 段 知ら ない か まつした|いつ|だん|しら||

今 の やつ 　 俺 の ように 踊れ ない いま|||おれ||よう に|おどれ|

そりゃ あ そうだろう な ||そう だろう|

で 山 籠もり |やま|こもり 山 籠もり ？ やま|こもり

また ダンス と は 正反対な 所 に 行った なぁ |だんす|||せいはんたいな|しょ||おこなった|

じゃあ 　 暫く 帰って 来 ない の か |しばらく|かえって|らい|||

じゃ 、 まあ 　 あんた で いい や

今 から 俺 の 言う メンバー を 集めて もらえる か いま||おれ||いう|めんばー||あつめて||

ゆり に は 内緒 だ が |||ないしょ||

天使 から こんな 手紙 が てんし|||てがみ|

女 一 人 に も 歯 が 立た ぬ のに おんな|ひと|じん|||は||たた||

男 を 名乗る と は 片腹痛し おとこ||なのる|||かたはらいたし

お ーッ 　「 片腹痛し 」 なんて よく 読め た な |-ッ|かたはらいたし|||よめ||

アホ が 治った か ||なおった|

いや 　 アホ でも 読める よ |||よめる|

スポーツマンシップ に 則 り ||そく|

その 女々しき 根性 叩き直して くれる |めめしき|こんじょう|たたきなおして|

放課後 サッカー 場 にて 待つ ほうかご|さっかー|じょう||まつ

天使 だ っと ーッ てんし|||-ッ

ワケ が わから ん 内容 だ な ～ ||||ないよう||

本当に あいつ が 書いた の か ほんとうに|||かいた||

今 の 天使 は もう 前 の 天使 じゃ ない から な ～ いま||てんし|||ぜん||てんし||||

いろんな もの が 混ざ っち まった から |||まざ|||

こんな 阿 呆 な 挑戦 状 も 書き かね ねぇ か |おもね|ぼけ||ちょうせん|じょう||かき|||

こんな バカらしい 話 つきあって られる か |ばからしい|はなし|||

ゆり っぺ に 報告 する ぞ |||ほうこく||

だから 　 ゆり に は 内緒 だって 言った だ ろ ||||ないしょ||いった||

なぜ

ゆり に 言ったら また 物騒な 戦い に 発展 する ぜ ||いったら||ぶっそうな|たたかい||はってん||

ほら 　 スポーツマンシップ に 則 り って 書いて ある |||そく|||かいて|

今回 は スポーツ で 正々堂々と 戦おう って 言って きて じゃ ん こんかい||すぽーつ||せいせいどうどうと|たたかおう||いって|||

それ に オレ ら オトコ に 向けて の 挑戦 状 だ ぜ ||おれ||||むけて||ちょうせん|じょう||

ゆり に 言いつける なんて ||いいつける|

それ こそ オトコ の 名 が すたる ||||な||

なるほど 　 言えて る ぜ |いえて||

んじゃ 　 この 五 人 で 行く か ||いつ|じん||いく|

そう 来 なくちゃ ッ |らい||

うん ？　 なんだ

おい 　 あそこ 見ろ よ ||みろ|

誰 か いる ぞ だれ|||

ユイ じゃ ん ゆい||

な に して んだ 　 あいつ

来 や がった か らい|||

キックオフ きっくおふ

ボール を 蹴り 始めた ぞ ぼーる||けり|はじめた|

いく ぞ 　 て め えら ぁ

わかった 　 手紙 の 主 は あいつ だ |てがみ||おも|||

きっと 　 普段 から 不 甲斐 ない オレ たち に 苛立ち を 思って いた んだ |ふだん||ふ|かい||おれ|||いらだち||おもって||

それ で 　 こんな マネ を |||まね|

よし 　 ゴール を 守れ |ごーる||まもれ

この 戦い 負け られ ねえ |たたかい|まけ||

オレ たち オトコ が 勝つ おれ||||かつ

よく わから ん が

わかった

舐め んじゃ ねえ ぞ 　 こら なめ||||

日向 　 キーパー ひゅうが|きーぱー

おいよ

どけ ーッ ！　 こん ばけ |-ッ||

ふん 　 下手くそ う な ドリブル を |へたくそ|||どりぶる|

隙 だらけ だ すき||

覚悟 かくご

わ っ いた ッ

よっ しゃ 　 一 人 抜き ||ひと|じん|ぬき

なにごと だ

何 やって んだ 　 野田 なん|||のだ

二 人 目 　 こりゃ ふた|じん|め|

審判 　 レッド カード だろう 　 今 の しんぱん|れっど|かーど||いま|

セーフ せーふ

どこ の だれ の つもりだ よ

まだまだ 行く ぞ 　 て め えら |いく||||

たのむ 　 ＴＫ 　 音無 |ｔｋ|おとなし

まかせろ

三 人 目 みっ|じん|め

チョップ

よしゃ

お 　 わり ぃ

て め え 　 どっち の 味方 だ よ  |||||みかた||

ふん 　 最後 は 　 て め え か |さいご|||||

殺して でも ゴール を 奪う ころして||ごーる||うばう

お前 　 スポーツマンシップ は どこ 行った おまえ||||おこなった

んな こと 知る か ||しる|

覚悟 かくご

必殺 「 殺人 ギロチンシュート 」 ひっさつ|さつじん|

オレ を 殺し たい の か ゴール を 決め たい の か おれ||ころし||||ごーる||きめ|||

どっち な の か ツッコミ どころ の 多い シュート が きや がった |||||||おおい|しゅーと|||

奇跡 だ きせき|

日向 ! ひゅうが

入った はいった

やった

やった やった

五 人 抜き 完成 いつ|じん|ぬき|かんせい

馬鹿な ばかな

オレ たち の 負け だ なんて おれ|||まけ||

ユイ 一 人 に だ ぞ ゆい|ひと|じん|||

最悪だ さいあくだ

絶対 内緒 に して おこう な ぜったい|ないしょ||||

うん

しかし 　 一 度 とら れて る し キーパー を 抜いて ないし |ひと|たび|||||きーぱー||ぬいて|

グダグダ だった んだ が 

まあ 　 いい か

よし

じゃ 次 　 やり ます か |つぎ|||

その 前 に 　 ど な 辺 まで 飛んだら 　 ホームラン って ことにする んだ |ぜん||||ほとり||とんだら|ほーむらん||ことに する|

そんな の 　 フェンス 越え に 決まって んじゃ ん ||ふぇんす|こえ||きまって||

ま じか よ

とにかく 　 思いっ切り 打って みろ |おもいっきり|うって|

当たった あたった

あたりゃ い いって わけじゃ ねえ から な ～

もっと バール を よく 見て バット の 心 で 当てて みろ よ |ばーる|||みて|ばっと||こころ||あてて||

バール の 上 を 叩き 過ぎて る ばーる||うえ||たたき|すぎて|

今度 は 下 過ぎ こんど||した|すぎ

目 を 瞑って て あたる か め||つぶって|||

非力だ ひりきだ

ほら 　 がんばれ

そりゃ がんばる よ

もう 一 回 |ひと|かい

あれ

ダメだ 　 お前 だめだ|おまえ

疲れて 握力 が 落ちて る つかれて|あくりょく||おちて|

これ 以上 続けて も 今日 は ムダ だ |いじょう|つづけて||きょう||むだ|

掛け声 ばっかり で かくて も 　 当たり は ちっとも で か くない ぞ かけごえ|||||あたり||||||

まだまだ

あ 　 惜しい |おしい

あれ

今日 は もう 暗くて 　 ボール が 見え ない な きょう|||くらくて|ぼーる||みえ||

また あした だ

お前 ら 　 な に やって ん の おまえ||||||

よっ

お前 も やる か 　 本気 の 野球 おまえ||||ほんき||やきゅう

フルスウィング か

最近 して ねぇ や さいきん|||

そういう の も イイ かも な

どうした 　 ぜんぜん 触れて ねえ ぞ ||ふれて||

大丈夫 か だいじょうぶ|

お前 　 手 を 見せて みろ おまえ|て||みせて|

イヤだ いやだ

見せろ って みせろ|

無理 も ねぇ か むり|||

所詮 無理な んだ よ しょせん|むりな||

もう イイ や 　 この 夢 ||||ゆめ

あきらめ ん な よ

いろいろ ありがとう ね

なんで こんな こと を して くれた の

それ は

お前 が やり たかった こと だろう おまえ|||||

最後 まで がんばれよ さいご||

ホームラン なんて 冗談 みたいな 夢 だ よ ほーむらん||じょうだん||ゆめ||

ホームラン が 打て なくて も ほーむらん||うて||

こんなに いっぱい カラダ 動かせた んだ から |||うごかせた||

もう 十分だ よ |じゅうぶんだ|

毎日 部活 みたいで 楽しかった な まいにち|ぶかつ||たのしかった|

言った でしょう いった|

アタシ 　 カラダ 動かせ なかった から 　 だ から 　 すげ え 楽しかった ||うごかせ|||||||たのしかった

じゃあ 　 もう 全部 叶った の か ||ぜんぶ|かなった||

叶う ？ なに が かなう||

その 、 カラダ が 動かせ なかった とき に し たかった コト |||うごかせ||||||

もう 一 個 ある よ |ひと|こ||

なに

結婚 けっこん

オンナ の 究極 の 幸せ ||きゅうきょく||しあわせ

でも 　 家事 も 洗濯 も でき ない |かじ||せんたく|||

それどころか 　 ひと り じゃ 何にも でき ない ||||なんにも||

迷惑 ばかり かけて る こんな お 荷物 めいわく||||||にもつ

だれ が 貰って くれる かな ||もらって||

神様 って ひどい よ ね かみさま||||

アタシ の シアワセ 　 全部 奪って いった んだ |||ぜんぶ|うばって||

そんな こと 　 ない

じゃ 先輩 |せんぱい

アタシ と 結婚 して くれ ます か ||けっこん||||

それ は

オレ が して や ん よ おれ|||||

日向 ひゅうが

オレ が 結婚 して や ん よ おれ||けっこん||||

これ が オレ の 本気だ ||おれ||ほんきだ

そんな

先輩 が ホントの アタシ を 知ら ない もん せんぱい||ほんとの|||しら||

顔 を 合わしたら 喧嘩 して ばかり かお||あわしたら|けんか||

現実 が 、 生きて た とき の お前 が どんなで も げんじつ||いきて||||おまえ|||

オレ が 結婚 して や ん よ おれ||けっこん||||

それ も いい 思い出 だった |||おもいで|

もし お前 が どんな ハンデ を 抱えて でも |おまえ|||はんで||かかえて|

ユイ 歩け ない よ ゆい|あるけ||

立て ない よ たて||

どんな ハンデ でも っつ ったろう |はんで|||

きみ が 教えて くれた んだ 　 もう 恐く ない ||おしえて||||こわく|

歩け なくて も 　 立て なくて も あるけ|||たて||

もし 子ども が 産め なくて も |こども||うめ||

どんな 不自由 でも 幸せ は 掴める 　 だ から |ふじゆう||しあわせ||つかめる||

それ でも 　 オレ は お前 と 結婚 して や ん よ ||おれ||おまえ||けっこん||||

ずっと ずっと 傍 に いて や ん よ ||そば|||||

ここ で 出会った お前 は ユイ の 偽物 じゃ ない ||であった|おまえ||ゆい||にせもの||

ユイ だ ゆい|

どこ で 出会って いた と して も ||であって||||

ひとり でも ゆく よ 　 例え 辛くて も ||||たとえ|からくて|

オレ は スキ に なって いた はずだ おれ||すき||||

また ６０億 分 の １ の 確率 で 出会えたら |おく|ぶん|||かくりつ||であえたら

きみ と 見た 夢 は 　 必ず 持って く よ ||みた|ゆめ||かならず|もって||

そん とき も また 　 お前 が 動け ない カラダ だった と して も ||||おまえ||うごけ||||||

お前 と 結婚 して や ん よ おまえ||けっこん||||

きみ と が よかった 　 ほか の 誰 も で も ない ||||||だれ||||

出会え ない よ であえ||

ユイ 　 家 で 寝たきり だ もん ゆい|いえ||ねたきり||

オレ は 野球 やって る から さ おれ||やきゅう||||

でも 目覚めた 朝 　 きみ は 居 ない んだ ね |めざめた|あさ|||い|||

ある 日 　 お前 ん ち の 窓 を バリン と 打った まで 割 っち まう んだ |ひ|おまえ||||まど||||うった||わり|||

それ を とり に 行く と さ 　 お前 が いる んだ ||||いく|||おまえ|||

それ が 出会い ||であい

話 する と さ 　 気 が 合って さ はなし||||き||あって|

いつしか 毎日 通う ように なる |まいにち|かよう|よう に|

介護 も 始める かいご||はじめる

そういう の は どう だ

うん

ねえ 　 そん とき は さ

ずっと 遊んで れる 　 そんな 気 が して た |あそんで|||き|||

アタシ を いつも 一 人 で さ がんばって 介護 して くれた |||ひと|じん||||かいご||

アタシ の お 母さん 楽に して あげて ね |||かあさん|らくに|||

気 が して いた だけ 　 わかって る き||||||

まかせろ

生まれて きた こと もう 後悔 は し ない うまれて||||こうかい|||

よかった

祭り の 後 みたい 　 寂しい けど そろそろ 行こう まつり||あと||さびしい|||いこう

どこまでも ゆく よ 　 ここ で 知った こと |||||しった|

幸せ と いう 夢 を 叶えて み せる よ しあわせ|||ゆめ||かなえて|||

きみ と 離れて も 　 どんなに 遠く なって も ||はなれて|||とおく||

新しい 朝 に 　 あたし は 生きる よ あたらしい|あさ||||いきる|

巡って 流れて 　 時 は 移ろい だ めぐって|ながれて|じ||うつろい|

よかった の か

もう 何 が あった か 　 思い出せ ない けど |なん||||おもいだせ||

よかった さ

お前 は 　 これ から どう する おまえ|||||

目 を 閉じて みれば 　 誰 か の 笑い声 め||とじて||だれ|||わらいごえ

オレ も 最後 まで 付き合う さ おれ||さいご||つきあう|

まだまだ 心配な やつ ら が 残って る から な |しんぱいな||||のこって|||

そう か

今 　 俺 は 何 を 斬った んだ いま|おれ||なん||きった|

カゲ ？ かげ

もう ちょっと ちゃん と 説明 して よ ||||せつめい||

影 と しか 説明 でき ませ ん かげ|||せつめい|||

今 駆け付けた 野田 さん が 倒した ところ です いま|かけつけた|のだ|||たおした||

大山 さん 一 人 で 危ない ところ でした おおやま||ひと|じん||あぶない||

危ない って あぶない|

何 が なん|