Hibike ! Euphonium Episode 10 hibike|euphonium|episode Hibike! Euphonium Episode 10 Хибике! Эуфониум Эпизод 10 Hibike! 上低音号 第 10 集

これ で 最後 な ん だ よ ね ||さいご|||||

ソロ パート は 高坂 麗 奈 に 担当 し て もらう そろ|ぱーと||たかさか|うらら|な||たんとう|||

叶え たい 事 が 溢れ てる から かなえ||こと||あふれ||

は ば やし

立ち止まって る 暇 なんて な いよ ね たちどまって||いとま||||

日 校 ひ|こう

日 听 ひ|きん

刹 那 さつ|な

爪 爪 つめ|つめ

胸 に 秘め た あこがれ を フル ボリューム で 届けよ う むね||ひめ||||ふる|ぼりゅーむ||とどけよ|

随 便 ずい|びん

Naga naga

行 こ う クレシェンド の 向こう へ ぎょう|||||むこう|

つまず い て も いい は みだし て も いい

翻 校 ひるがえ|こう

は ば やし

Coolkid coolkid

君 の 音色 を 僕たち は 待って いる きみ||ねいろ||ぼくたち||まって|

響け 生まれ たて の 夢 つめ込 ん で ひびけ|うまれ|||ゆめ|つめこ||

大きな 空 へ 今 旅立 と う おおきな|から||いま|たびだ||

拓 け 笑顔 を 味方 に つけ て たく||えがお||みかた|||

離さ ない 諦め たく ない はなさ||あきらめ||

限界 さえ も 跳ね返す 勇気 で げんかい|||はねかえす|ゆうき|

DREAM SOLISTER dream|solister

ね バカ に してん の |ばか|||

え ？

な … 何 が です か |なん|||

自分 が 受かった から じぶん||うかった|

A に なった から って a||||

バカ に してん の かって 聞い てる ん だ けど ばか|||||ききい||||

そんな …

私 は 別に … わたくし||べつに

一 年 の くせ に 調子 乗 ん な ひと|とし||||ちょうし|じょう||

痛 っ つう|

あんた が …

あんた が い なけ れ ば コンクール で 吹け た のに ||||||こんくーる||ふけ||

オーディション で ある 以上 |||いじょう

上級 生 が 落ち て 下級 生 が 受かる こと は 決して 珍しい こと で は ない じょうきゅう|せい||おち||かきゅう|せい||うかる|||けっして|めずらしい||||

だからと言って 全て の 人 が 結果 を 素直 に 受け入れる か と 言う と だからといって|すべて||じん||けっか||すなお||うけいれる|||いう|

それ は また 別 の 問題 で |||べつ||もんだい|

黄 前 ちゃん き|ぜん|

はい

夏 紀 先輩 なつ|き|せんぱい

今日 さ 練習 終わった 後 ちょっと 時間 ある ？ きょう||れんしゅう|おわった|あと||じかん|

あ … はい

話 ある から 付き合って よ はなし|||つきあって|

奢 る から さ しゃ|||

あ … はい

じゃ ま ー た あと で ね ||-||||

は … はい

人 の 心 は 複雑 だ じん||こころ||ふくざつ|

3 分 25 秒 です ぶん|びょう|

課題 曲 は 今 の ペース が いい でしょ う かだい|きょく||いま||ぺーす||||

コンクール の 演奏 時間 は 12 分 こんくーる||えんそう|じかん||ぶん

もちろん その 時間 を オーバー し て は いけ ませ ん が ||じかん||おーばー|||||||

焦って 曲 を 台無し に し て しまう の は もっと いけ ませ ん あせって|きょく||だいなし||||||||||

今 の ペース を 忘れ ず に 行き ま しょ う いま||ぺーす||わすれ|||いき|||

十分 時間 内 に 収まり ます じゅうぶん|じかん|うち||おさまり|

はい

では 本日 は これ まで に し ます |ほんじつ||||||

ありがとう ござい まし た

あの 先生 リスト に 書 い て ある 毛布 って … |せんせい|りすと||しょ||||もうふ|

毛布 です もうふ|

皆さん 家 に ある 使って ない 毛布 を 貸し て ほしい ん です みなさん|いえ|||つかって||もうふ||かし||||

はい

うち 毛布 超 余って ます |もうふ|ちょう|あまって|

でも 毛布 で 何 する ん です か |もうふ||なん||||

それ は 当日 の お楽しみ かな ||とうじつ||おたのしみ|

何で すか なんで|

久美子 あと で 教え て くみこ|||おしえ|

て か 今日 時間 大丈夫 ？ ||きょう|じかん|だいじょうぶ

緑 が どうしても 甘い もん 食べ たい って 言って る ん だ けど みどり|||あまい||たべ|||いって||||

ごめん ね 今日 は ちょっと 話 が ある から ||きょう|||はなし|||

黄 前 ちゃん 貸し て き|ぜん||かし|

はい

ごめん

じゃ 下 で 待って る から |した||まって||

はい …

笑顔 が 怖い えがお||こわい

声 出 てる こえ|だ|

もう その 癖 直し な よ ||くせ|なおし||

ここ の 音 が か うまく 行か ない ん だ よ ね ||おと||||いか|||||

テンポ が 急に 変わる ところ だ から ね てんぽ||きゅうに|かわる||||

香織 かおり

今 行く いま|いく

また 後 で ね |あと||

お 疲れ 様 で し た |つかれ|さま|||

お 疲れ |つかれ

香織 先輩 … かおり|せんぱい

高坂 って ラッパ の ？ たかさか|||

はい ララ 聞い ちゃ い まし た ||ききい||||

知ら なかった しら|

ごめん ね 奢 る って 言って こんな もん で ||しゃ|||いって|||

ありがとう ござい ます

ストロベリー で いい ？

はい

よかった

まあ 私 チョコ 派 だ から |わたくし|ちょこ|は||

いや だって 言って も 飲 ん で もらって た と こ だ けど ||いって||いん||||||||

はい

オーディション 落ち て しまった ー |おち|||-

いや あれ は その … 偶然 って いう か ||||ぐうぜん|||

夏 紀 先輩 私 より うまく て … なつ|き|せんぱい|わたくし|||

違い ます ちがい|

今 の は 上 から 言って る じゃ なく て … いま|||うえ||いって||||

なん だ やっぱり 気 に し て た の か |||き||||||

大丈夫 だって もともと 私 ユーフォ 始め て 一 年 だ し だいじょうぶ|||わたくし||はじめ||ひと|とし||

オーディション だって 受から なく て いい や って 思って た くらい な ん だ から ||じゅ から||||||おもって||||||

でも 先輩 が すごい 練習 し てる の 私 見 まし た |せんぱい|||れんしゅう||||わたくし|み||

なん だ 見 て た の に 黙って た の ？ ||み|||||だまって||

いえ それ は

まっ 練習 し た の は 今 の 部 の 空気 に 当てられ た って いう か |れんしゅう|||||いま||ぶ||くうき||あてられ||||

滝 先生 に 乗せ られ た って いう か たき|せんせい||のせ|||||

あたし なんか そういう の に 弱く て さ |||||よわく||

でも 先生 に は ちゃんと 見 逃れ て い た よ |せんせい||||み|のがれ||||

自分 が 練習 し て ない ところ 吹 い て って 言わ れ て じぶん||れんしゅう|||||ふ||||いわ||

後 は ぼろぼろ あと||

だから 黄 前 ちゃん は 実力 で ちゃんと 勝ち取った ん だ よ |き|ぜん|||じつりょく|||かちとった|||

私 は それ で 納得 し てる わたくし||||なっとく||

よかった って 思って る ぐらい ||おもって||

だから 変な 気 遣わ ない で よ |へんな|き|つかわ|||

じゃあ 話 って |はなし|

うん それ を 言 お う と 思って さ |||げん||||おもって|

今 楽譜 持って る ？ いま|がくふ|もって|

はい

どうぞ

久美子 ちゃん の に 最初 に 書き たかった ん だ よ ね くみこ||||さいしょ||かき|||||

はい

先輩 せんぱい

あり が と ね

黄 前 ちゃん の おかげ で 少し うまく なれ た 気 が する よ き|ぜん|||||すこし||||き|||

先輩 は いい 人 です ね せんぱい|||じん||

褒め て も 何も 出 ない よ ほめ|||なにも|だ||

財布 の 中 小銭 しか ない から ね さいふ||なか|こぜに||||

泣く な よ なく||

すみません

だから きっと その せい な ん じゃ な いか って

絶対 そう です ぜったい||

そう かな そんな こと ない よ

でも …

私 は もう 納得 し てる から わたくし|||なっとく|||

でも …

先生 は 私 より 高坂 さん の ほう が ソロ に ふさわしい と 判断 し た せんせい||わたくし||たかさか|||||そろ||||はんだん||

それ が オーディション でしょ

だから その オーディション が …

優子 ちゃん も コンクール に 出る の よ まさこ|||こんくーる||でる||

これ から は 全員 で 金 賞 目指し て 頑張る |||ぜんいん||きむ|しょう|まなざし||がんばる

違う ？ ちがう

その 話 は 口外 し ない で って 他の 子 に も 言って おい て |はなし||こうがい|||||たの|こ|||いって||

じゃあ ね

香織 先輩 諦め ない で ください かおり|せんぱい|あきらめ|||

最後 の コンクール な ん です よ さいご||こんくーる||||

諦め ない で あきらめ||

香織 先輩 の … 香織 先輩 の 夢 は 絶対 に 叶う べき な ん です かおり|せんぱい||かおり|せんぱい||ゆめ||ぜったい||かなう||||

じゃ なきゃ …

あり が と

余った もの は 壁 に 貼り 付け て ください あまった|||かべ||はり|つけ||

なん だ みんな で 泊まり込む わけ じゃ ない ん だ ||||とまりこむ|||||

し たけ れ ば し て もらって も 構い ませ ん よ ||||||||かまい|||

私 は 帰り ます けど ね わたくし||かえり|||

先生 終わり まし た せんせい|おわり||

はい ご苦労様 です |ごくろうさま|

これ で この 部屋 の 音 は 毛布 に 吸収 さ れ より 響か なく なり ます |||へや||おと||もうふ||きゅうしゅう||||ひびか|||

響かせる に は より 大きな 音 を 正確 に 吹く こと が 要求 さ れ ます ひびかせる||||おおきな|おと||せいかく||ふく|||ようきゅう|||

実際 の 会場 は この 音楽 室 の 何 十 倍 も 大きい じっさい||かいじょう|||おんがく|しつ||なん|じゅう|ばい||おおきい

会場 いっぱい に 響かせる ため に かいじょう|||ひびかせる||

普段 から 意識 し て おか なく て は いけ ませ ん ふだん||いしき|||||||||

はい

では 皆さん 練習 を 始め ま しょ う |みなさん|れんしゅう||はじめ|||

はい

先生 せんせい

一 つ 質問 が ある ん です けど いい です か ひと||しつもん||||||||

何 でしょう なん|

滝 先生 は 高坂 麗 奈 さん と 以前 から 知り合い だった って 本当 です か たき|せんせい||たかさか|うらら|な|||いぜん||しりあい|||ほんとう||

それ を 尋ね て どう する ん です か ||たずね||||||

優子 ちゃん ちょっと … まさこ||

噂 に なって る ん です うわさ|||||

オーディション の 時 先生 が 贔屓 し た ん じゃ な いか って ||じ|せんせい||ひいき|||||||

答え て ください 先生 こたえ|||せんせい

贔屓 した こと や 誰 か に 特別 な 計らい を した こと は 一切 あり ませ ん ひいき||||だれ|||とくべつ||はからい|||||いっさい|||

全員 公平 に 審査 し まし た ぜんいん|こうへい||しんさ|||

高坂 さん と 知り合い だった と いう の は ？ たかさか|||しりあい|||||

事実 です じじつ|

父親 同士 が 知り合い だった 関係 で ちちおや|どうし||しりあい||かんけい|

中学 時代 から 彼女 の こと を 知って い ます ちゅうがく|じだい||かのじょ||||しって||

なぜ 黙って た ん です か |だまって||||

言う 必要 を 感じ ませ ん で し た いう|ひつよう||かんじ|||||

それ に よって 指導 が 変わる こと は あり ませ ん |||しどう||かわる|||||

だったら …

だったら なん だって 言う の ？ |||いう|

先生 を 侮辱 する の は やめ て ください せんせい||ぶじょく||||||

なぜ 私 が 選ば れ た か そんな の は わかって る でしょ |わたくし||えらば|||||||||

香織 先輩 より 私 の ほう が うまい から です かおり|せんぱい||わたくし||||||

あんた ね 自惚れる の も いい加減 に し なさい よ ||うぬぼれる|||いいかげん||||

優子 ちゃん やめ て まさこ|||

香織 先輩 が あんた に どれ だけ 気遣って た か と 思って ん の よ それ を … かおり|せんぱい||||||きづかって||||おもって|||||

やめ な よ

うるさい

やめ て

やめ て …

けち 付ける なら 私 より うまく なって から に し て ください |つける||わたくし||||||||

麗 奈 うらら|な

久美子 ちゃん くみこ|

準備 の 手 を 止め ない で ください じゅんび||て||とどめ|||

練習 を 始め ま しょ う れんしゅう||はじめ|||

麗 奈 麗 奈 うらら|な|うらら|な

うるさい

う ざい う ざい

うっとうしい 何 な の あれ |なん|||

ろくに 吹け も し ない のに 何 言って ん の |ふけ|||||なん|いって||

麗 奈 ？ うらら|な

そう 思わ ない ？ |おもわ|

なんで 笑う の |わらう|

ごめん てっきり 落ち込 ん でる と 思った ||おちこ||||おもった

久美子 くみこ

何 私 間違って る と 思う ？ なん|わたくし|まちがって|||おもう う うん 思わ ない ||おもわ|

本当 に ？ ほんとう|

うん

私 の お 父さん プロ の トランペット 奏 者 な の わたくし|||とうさん|ぷろ|||そう|もの||

滝 先生 の お 父さん は 吹奏 楽 の 有名 な 先生 で たき|せんせい|||とうさん||すいそう|がく||ゆうめい||せんせい|

それ で 二 人 は 知り合い な ん だ けど ||ふた|じん||しりあい||||

だから 私 も 滝 先生 の こと 知って た |わたくし||たき|せんせい|||しって|

そ っか

滝 先生 が この 学校 に 来る って 話 たき|せんせい|||がっこう||くる||はなし

私 お 母さん から 無理やり 聞き出し て ね わたくし||かあさん||むりやり|ききだし||

で 推薦 蹴って |すいせん|けって

何 それ 怖 っ なん||こわ|

仕方ない でしょ しかたない|

私 さ 滝 先生 の こと 好き な の わたくし||たき|せんせい|||すき||

好き って 言って も ライク じゃ ない よ ラブ の ほう ね すき||いって||||||らぶ|||

ラブ ？ らぶ

言い 直さ ない で ハズ い いい|なおさ||||

ごめん

でも 滝 先生 は 私 の 気持ち なんて 知ら ない から |たき|せんせい||わたくし||きもち||しら||

オーディション で ひいき と か 絶対 ない |||||ぜったい|

こんな 時期 に 顧問 の こと 悪く 言う なんて ホント 信じ られ ない |じき||こもん|||わるく|いう||ほんと|しんじ||

そう 思う |おもう

な に その 顔 |||かお

いや 麗 奈 って 可愛い なあ と 思って |うらら|な||かわいい|||おもって

性格 悪い せいかく|わるい

ソロ を 譲る 気 は そろ||ゆずる|き|

ない

ねじ伏せる ねじふせる

その くらい でき なきゃ 特別 に は なれ ない ||||とくべつ||||

麗 奈 だ ね うらら|な||

でも その 時 は まだ わかって い なかった の かも しれ ない ||じ|||||||||

強く あ ろ う と する こと 特別 で あ ろ う と する こと が つよく|||||||とくべつ||||||||

どれ だけ 大変 か と いう こと を ||たいへん|||||

やっぱり さ ぁ ひいき する つもり なく て も

知って る 知ら ない じゃ 違う と 思う ん だ よ ね ー しって||しら|||ちがう||おもう|||||-

結局 高坂 さん を ソロ に する ため の オーディション だった って 話 も ある らしい よ けっきょく|たかさか|||そろ||||||||はなし||||

高坂 さん の お 父さん って 結構 有名 な トランペット 奏 者 な ん でしょ ー たかさか||||とうさん||けっこう|ゆうめい|||そう|もの||||-

じゃあ 先生 いや と は 言え ない ね |せんせい||||いえ||

膨れ上がる 疑惑 の 中 滝 先生 は 無言 を 貫 い た ふくれあがる|ぎわく||なか|たき|せんせい||むごん||つらぬ||

それ が 逆 に 問題 に 蓋 を し て いる よう に 見え ||ぎゃく||もんだい||ふた|||||||みえ

部員 たち は 不信 を 募ら せ て いった ぶいん|||ふしん||つのら|||

どうにか なら ない ん でしょ う か この 空気 ||||||||くうき

緑 は ソロ を 譲れ って いう の みどり||そろ||ゆずれ|||

それ も 仕方 の ない こと な の かも って 思って ます ||しかた||||||||おもって|

どうして 高坂 さん 何も 悪い ことし て ない じゃ ん |たかさか||なにも|わるい|||||

緑 だって それ は わかって ます みどり|||||

でも こんな ふう に 空気 が 悪く なる くらい なら ||||くうき||わるく|||

久美子 は どう 思って ん だ ろ う くみこ|||おもって||||

高坂 さん の こと です から ね たかさか||||||

二 者 面談 と は いえ まだ 1 年 の 1 学期 だ ふた|もの|めんだん|||||とし||がっき|

構える 必要 は ない かまえる|ひつよう||

はい

どう だ 高校 生活 は ||こうこう|せいかつ|

特に 問題 は 友達 も いま すし とくに|もんだい||ともだち|||

将来 の 希望 と か ある の か しょうらい||きぼう|||||

いや そんな

じゃあ 勉強 は しっかり やって おく ん だ な |べんきょう|||||||

特に 数学 とくに|すうがく

はい

そして 部活 は 余計 な こと は 考え ず |ぶかつ||よけい||||かんがえ|

コンクール に 向け て 音楽 を 楽しめ こんくーる||むけ||おんがく||たのしめ

以上 だ いじょう|

行く よ 行く よ いく||いく|

ちょ っ やめ な よ

どうして 片付け てる ん です か |かたづけ||||

いえ 片付け てる ん じゃ なく て |かたづけ|||||

みんな が 暑い って 言う ので 練習 が 始まる まで ||あつい||いう||れんしゅう||はじまる|

私 は 取って いい なんて 一言 も 言って ませ ん よ わたくし||とって|||いちげん||いって|||

戻し て ください もどし||

戻し なさい 今 すぐ に もどし||いま||

はい

釜 屋 つばめ さん どう し まし た か かま|や|||||||

なんでも あり ませ ん

結局 今日 も パート 練習 か けっきょく|きょう||ぱーと|れんしゅう|

今 の 状態 で 合奏 する の は … いま||じょうたい||がっそう|||

そう だ ね

ホルン も クラ も 完全 に 集中 切れ ちゃ って る し ほるん||くら||かんぜん||しゅうちゅう|きれ||||

不信 感 の 塊 だ から ふしん|かん||かたまり||

パーリー 会議 で 部長 が 何度 も 言った みたい だ けど |かいぎ||ぶちょう||なんど||いった|||

みんな 先生 の こと 信用 でき ない みたい |せんせい|||しんよう|||

このまま また 銅 とっちゃ っ たら ||どう|||

私 と 加藤 が オーディション 落ち た 意味 ない ん です け ど ー わたくし||かとう|||おち||いみ||||||-

でも 部長 も 精一杯 頑張って る よ |ぶちょう||せいいっぱい|がんばって||

あすか 先輩 は |せんぱい|

だ ね あすか 先輩 なら みんな の こと 乗せ て くれ そう |||せんぱい|||||のせ|||

どう かな あの 人 は 特別 だ から |||じん||とくべつ||

さすが に コンクール と なったら 別 だ ろ う ||こんくーる|||べつ|||

そう だ ね

久美子 ちゃん ちょっと 聞い て き て くれ ない くみこ|||ききい|||||

私 です か わたくし||

あすか 先輩 って 久美子 ちゃん に なら 話し そう な 気 が する の |せんぱい||くみこ||||はなし|||き|||

なんとなく わかる

あすか 先輩 って 黄 前 ちゃん に は ちょっと 違う ん だ よ ね |せんぱい||き|ぜん|||||ちがう||||

一目 置 い てる って いう か いちもく|お|||||

確かに そう かも しれ ませ ん たしかに|||||

一理 ある いちり|

よっ 大統領 |だいとうりょう

なんか 体よく 押し付け られ た よう な 気 が … |ていよく|おしつけ|||||き|

香織 先輩 かおり|せんぱい

ソロ の ところ だ そろ|||

見 ー たな み|-|

あすか 先輩 |せんぱい

ちび った

さすが 黄 前 ちゃん だ ね |き|ぜん|||

いい ところ 嗅ぎつける ||かぎつける

嗅ぎつける って 私 は たまたま 通りかかった だけ です かぎつける||わたくし|||とおりかかった||

結局 諦め て ない って こと だ ね けっきょく|あきらめ||||||

香織 先輩 です か かおり|せんぱい||

オーディション に 不満 が ある と か じゃ ない ||ふまん||||||

まして 同情 さ れ たい なんて 少しも 思って ない |どうじょう|||||すこしも|おもって|

ただ 納得 し て ない ん だ ろ う ね 自分 に |なっとく|||||||||じぶん|

納得 ？ なっとく

納得 し たい ん だ よ なっとく|||||

あすか 先輩 は どう 思って る ん です か |せんぱい|||おもって||||

なに が

オーディション の こと です

香織 先輩 と 麗 奈 どっち が ソロ を 吹 い た ほう が いい と 思い ます か かおり|せんぱい||うらら|な|||そろ||ふ|||||||おもい||

それ は 答え られ ない か な ||こたえ||||

一応 副 部長 だ し いちおう|ふく|ぶちょう||

私的 な 意見 は ノーコメンツ してき||いけん||

じゃあ ここ だけ の 話 で いい ん で 教え て ください ||||はなし|||||おしえ||

なに を

あすか 先輩 の 私的 な 意見 |せんぱい||してき||いけん

やっぱり 黄 前 ちゃん は 面白い よ |き|ぜん|||おもしろい|

内緒 に できる ないしょ||

できる だけ

素直 だ ね すなお||

正直 言って 心 の 底 から どうでも いい よ しょうじき|いって|こころ||そこ||||

誰 が ソロ と か そんな くだらない こと だれ||そろ|||||

それ が 本音 な の か 建前 な の か ||ほんね||||たてまえ|||

その 心 を 知る に は あすか 先輩 の 仮面 は あまり に 厚く |こころ||しる||||せんぱい||かめん||||あつく

私 に は とても 剥がせ そう に なかった わたくし||||はがせ|||

じゃあ ね

黄 前 さん き|ぜん|

部長 ぶちょう

あすか は

あすか 先輩 なら |せんぱい|

多分 戻った ん だ と 思い ます たぶん|もどった||||おもい|

そ っか あり が と

こりゃ 一 人 で やる しか ねえ さ 晴 香 |ひと|じん||||||はれ|かおり

そろそろ コンクール です ね |こんくーる||

はい

音楽 と いう の は いい です ね おんがく|||||||

ウソ を つけ ない うそ|||

いい 音 は いい と 言わ ざる を 得 ない |おと||||いわ|||とく|

お 父 様 も そう 言って らし た と 記憶 し て い ます |ちち|さま|||いって||||きおく||||

では

絶対 関係 ある よ ぜったい|かんけい||

はい えっ と

もう 少し し たら 先生 が 来る と 思う けど |すこし|||せんせい||くる||おもう|

その 前 に みんな に 話 が あり ます |ぜん||||はなし|||

だから ララ 思った ん だ よ ||おもった|||

瞳 さん 聞い て ひとみ||ききい|

はい

最近 先生 に つい て 根 も 葉 も ない うわさ を あちこち で 聞き ます さいきん|せんせい||||ね||は|||||||きき|

その せい で 集中 力 が 切れ てる |||しゅうちゅう|ちから||きれ|

コンクール 前 な のに このまま じゃ 金 は おろか こんくーる|ぜん|||||きむ||

銀 だって 怪しい と 私 は 思って ます ぎん||あやしい||わたくし||おもって|

一部 の 生徒 と 知り合い だった から と いって いちぶ||せいと||しりあい||||

オーディション に 不正 が あった こと に は なり ませ ん ||ふせい||||||||

それ でも 不満 が ある なら 裏 で こそ こそ 話さ ず ||ふまん||||うら||||はなさ|

ここ で 手 を 挙げて ください ||て||あげて|

私 が 先生 に 伝え ます わたくし||せんせい||つたえ|

オーディション に 不満 が ある 人 ||ふまん|||じん

はい

先生 せんせい

今日 は また ずいぶん 静か です ね きょう||||しずか||

この 手 は |て|

オーディション の 結果 に 不満 が ある 人 です ||けっか||ふまん|||じん|

優子 ちゃん まさこ|

なるほど

今日 は 最初 に お 知らせ が あり ます きょう||さいしょ|||しらせ|||

来週 ホール を 借り て 練習 する こと は 皆さん に 伝え て ます よ ね らいしゅう|ほーる||かり||れんしゅう||||みなさん||つたえ||||

そこ で 時間 を とって ||じかん||

希望 者 に は 再 オーディション を 行い たい と 考え て い ます きぼう|もの|||さい|||おこない|||かんがえ|||

前回 の オーディション の 結果 に 不満 が あり ぜんかい||||けっか||ふまん||

もう 一 度 やり 直し て ほしい 人 は ここ で 挙手 し て ください |ひと|たび||なおし|||じん||||きょしゅ|||

来週 全員 の 前 で 演奏 し 全員 の 挙手 に よって 合格 を 決定 し ます らいしゅう|ぜんいん||ぜん||えんそう||ぜんいん||きょしゅ|||ごうかく||けってい||

全員 で 聞い て 決定 する ぜんいん||ききい||けってい|

これ なら 異論 は ない でしょ う ||いろん||||

いい です ね

では 聞き ます |きき|

再 オーディション を 希望 する 人 さい|||きぼう||じん

ソロ パート の オーディション を もう 一 度 やら せ て ください そろ|ぱーと|||||ひと|たび||||

香織 かおり

わかり まし た

では 今 ソロ パート に 決定 し てる 高坂 さん と 2 人 |いま|そろ|ぱーと||けってい|||たかさか|||じん

どちら が ソロ に 相応しい か 再 オーディション を 行い ます ||そろ||ふさわしい||さい|||おこない|

そして 次 の 曲 が 始まる の です |つぎ||きょく||はじまる||

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう

マウスピース と 今日 の リード を 選び ながら ||きょう||||えらび|

汚れ た クロス が 匂う けがれ||くろす||におう

書き込 ん だ スコア たち が 試し てる の かきこ|||すこあ|||ためし||

青春 の 価値 せいしゅん||かち

奏でる 教室 の 窓 から かなでる|きょうしつ||まど|

繋げ る フレーズ から フレーズ へ つなげ|||||

ひとり でも 欠け たら ダメ な ん だ ||かけ||だめ|||

音 に 伝わる 感動 みんな で 響け ! おと||つたわる|かんどう|||ひびけ

体 が 歌って る 煌 め き の パッ セージ からだ||うたって||こう|||||

チューナー の 揺らぎ は きっと 舞い上がる 高揚 感 ちゅーなー||ゆらぎ|||まいあがる|こうよう|かん

想い を 乗せ て ゆく 楽器 って 赤い 糸 おもい||のせ|||がっき||あかい|いと

息 を 合わせ て … いき||あわせ|

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう