( ﾅﾚ ｰ ｼｮﾝ ) ＜ ディ アンヌ の 神器 を 得る ため
バイ ゼル の 喧嘩 祭り に 参加 し た 一行 ＞
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) えい ！ う ふ っ ｡ N ( ｷﾝｸﾞ ) ノー ！
＜ それぞれ が それぞれ の 思惑 を 巡らせ て
祭り は 更に ヒート アップ し て ゆく ＞
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 団長 … じゃ なく て メリオダフ ファイト ～ ！
( ｷﾝｸﾞ ) バ … バーン ！ あんまり ぶざま に 負け たら
エレイン に 言いつける ぞ ！ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) あっ そう だ ｡
( ｷﾝｸﾞ ) ん ! ? ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ も 応援 し な よ ｡
大丈夫 ｡ N 周り に は 気付か れ ない から ｡
( ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ ) えっ ええ …｡ N ( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) それでは 喧嘩 開始 ～ ！
( ﾊﾞﾝ ) もう ちょ い 広い 方 が いい のに よ ぉ ｡
( ﾒﾘｵﾀﾞｽ ) に し しっ ｡ N ( ﾊﾞﾝ ) なん だ よ 急に ？
そんなに 俺 と やる の が 楽しい の か ～ ？
昔 を 思い出し た ん だ よ ｡ ちょうど この くらい の 広 さ だった な ｡
昔 ～ ？ 教えろ よ ぉ ｡
な ～ に すぐ 思い出す って ｡ N ( ﾊﾞﾝ ) あっ ｡
ほっ ！ ぐ は っ ！
あっ 思い出し た ～ ！
( 回想 ) ( ( ガチャ ギィー ( 扉 の 開閉 音 ) ) )
( ( 随分 厳重 な 造り だ なぁ ) )
( 衛兵 ) ( ( 当然 です ｡ N ４ 年 前 妖精 王 の 森 を
全焼 さ せ た 大 罪人 です から ) )
( ﾊﾞﾝ ) ( ( ふ ぁ ～… ) )
( ( でも ３３ 回 死刑 執行 さ れ て も まだ 生き て ん だ ろ ？ ) )
( 衛兵 ) ( ( そうです ｡ N 首 を はねよ う と 炎 で 焼 こ う と も
ことごとく ｡ N あ … あの 男 は 人間 じゃ ない ) )
( ( ふ ～ ん 奇 遇 だ な ) )
( 衛兵 ) ( ( はっ ？ ) ) ( ( 開け て くれ ) )
♪～
( ﾊﾞﾝ ) ( ( ん ？ ま ～ た 死刑 の お 時間 か ？
もう めん ど い から 動か ね ～ ぞ ｡
用 が ある なら ここ で 済ませろ よ ) )
( ( バタン ( 扉 の 開閉 音 ) ) ) ( ( あっ ？
ガキ じゃ ねぇ か ) )
( ( 不死身 の バン 出ろ ) )
( ( はっ ？ 話 聞い て た か ？ この ガキ ん ち ょ ) )
( ( 力ずく で 出す しか ねぇ か ) )
( ( やって みろ よ ｡ N だ が ガキ でも … ) )
( ( ドォーン ！ ) )
( ( ぺっ ！ ) ) ( ( か は はっ ！
マジ で 出さ れ ち まった ～ ) )
( ( まずは 俺 の １ 勝 … だ な ) )
( ( もっか い やろ う ぜ ！ ) )
( ( 続 きが し たきゃ ここ を 出 て 俺 と 組め よ ) )
( ( か は はっ ！ ) )
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) 開始 早々 一撃 決着 ～ ！
♪～
( ﾊﾞﾝ ) いく ぜ ！ くっ ！
は あ ～ ～ ！ ドカッ ドカッ ドカッ ドカッ …
なんの ！ ドドォーン ！
＜ これ は いまだ 人 と 人 なら ざる もの の 世界 が
分かた れ て は い なかった 古 の 物語 ＞
＜ 聖 騎士 は かつて 他の 三 つ の 種族 と 共に
魔 神 族 を 闇 に 葬った ＞
＜ 聖戦 と 呼ば れ た その 戦い は
時 を 経 て 人々 の 記憶 から 消え て なく なった ＞
＜ だが 今 再び 聖戦 が 叫ば れる ＞
＜ 七 つ の 大 罪 を 葬り去れ と ＞
♪～
( 観客 ) あ … あの バーン って ヤツ 死 ん だ ん じゃ …｡
( 観客 ) って いう か これ もはや 喧嘩 か ？
ピンピン し てる ！
( ﾊｳｻﾞ ｰ ･ 心 の 声 ) ≪ これ が 七 つ の 大 罪 …｡
どっち も 化け物 すぎ ん だ ろ ≫
ドゴン ！ か は っ ！
ふん ！ バキッ ！
( ﾊﾞﾝ ) ん ん っ ！ あっ ｡
お っ ？ お ぉ …｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ～ っと 両者 と も ダウン か ～ ! ?
うん に ゃ ～｡
に ゃ ろう やり や がった な ｡
( ﾊﾞﾝ ) は は はっ ！ そ ～ れ っと ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) ど … どう なって る ～ ! ? バーン の 負って い た 傷 が
きれいさっぱり 消え た ！
はっ ！
バキッ ！
こ … こいつ ら イカレ てる ｡ N ( ﾎ ｰ ｸ ) エール 残り 僅か だ よ ～ ！
≫ いら っし ゃ ～ い ！ は は はっ ！ 体 が 超 軽い っす わ ｡
バキッ ！ が はっ ！
って ぇ ～… N 歯 が 折れ ち まった ろ う が ｡
なん つ って ｡
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ねえ キング ｡ N ( ｷﾝｸﾞ ) うん ｡
徐々に 団長 が バン の 動き を 捉え きれ なく なって る ｡
団長 の スタミナ が 減って る って こと ？
団長 の 動き が 鈍く なった 直後
バン の 動き に 鋭 さ が 増し た ｡
えっ ？ どういう こと です か ？
( ｷﾝｸﾞ ) バン の 魔力 ｢ 強奪 ｣ は スピード や パワー と いった
身体 能力 を 奪う こと が できる ん です ｡
♪～
なんの ！ くっ ！
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) メリオダフ が 一転 バーン を
ボロ 布 の ごとく たたきつける ！
なんという パワー だ ！
♪～
( ﾊﾞﾝ ) は あっ ！ う っ ！
( ﾊﾞﾝ ) 団 ち ょ の が 俺 の 中 に 流れ込む この 感覚 …
この 高揚 感 ！ あっ …｡
( ﾊﾞﾝ ) どん だけ 団 ち ょ の パワー が 乗った か
試さ せ て くれよ ！
ボキッ ！ ドゴン ！
ふ っ ！ が は ぁ ～ ！
( ﾊﾞﾝ ) マジ か よ ｡ 団 ち ょ の 力 は どん だけ 底なし な ん だ ぁ ？
かっか っ ！ よし 決め た ｡
ギブアップ を か ？ ちょっと や そっと
スピード や パワー を 奪った ところ で
そう 簡単 に 決着 は つき そう に ねぇ しな ｡
全部 もらう ｡ N ん ん っ ！
バキッ バキッ バキッ バキッ …
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 一気に カタ を つけ ちゃ え ～ ！
( ｷﾝｸﾞ ) 力 を 奪い取れ ば バン の 勝利 ｡
その 前 に しとめ れ ば 団長 の 勝利 ｡
あぁ …｡
ん ん っ …｡
うまかった ぜ 団 ち ょ ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ～ っと これ は どう した こと だ ! ?
一方的 に 攻撃 を 仕掛け て い た はず の メリオダフ
力尽き た ～ ！
キング 様 ｡ N メリオダス 様 に 一体 何 が ？
団長 の 身体 能力 を バン が 全て 奪った ん です ｡
団 ち ょ と の 楽し ～ い 殴り合い の 時間 も
そろそろ 終わり に 近づ い て まいり まし た ｡
いかが し ま しょ う ？ ≫ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) バン ！
これ 以上 団長 に 何 か し たら 僕 が 許さ ない よ ！
もう 絶交 だ から ！
外野 は 黙って ろ ｡
勝負 に 勝った の は 俺 な ん だ ｡ N に し しっ …｡
寝ぼけ た こ と 言って ん じゃ ねぇ よ ｡
勝つ の は 俺 だ ぜ ｡
ひ ひ っ ！ や っぱ 団 ち ょ と 俺 って 最高 に 気 が 合う よ なぁ ｡
それ じゃあ 最後 に 一 発 いか せ て もらう ぜ ぇ ｡
バン 様 を 止め て ！ このまま じゃ メリオダス 様 が …｡
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) この 勝負 団長 の 勝ち だ よ ｡ N どういう こと ？
団長 は ね やら れ た ふり を し て
バン の 最大 パワー の パンチ を ｢ 全 反撃 ｣ で はね返す つもり だ よ ｡
( ｷﾝｸﾞ ) それ は 無理 さ ｡ N えっ ？
ごめん ディ アンヌ ｡ N 団長 の 魔力 で はね 返せ る の は
あくまで 直接 攻撃 の 魔力 のみ な ん だ ｡
だから ただ の パンチ に は 無力 な ん だ よ ｡
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) うそ ～ ! ? じゃあ なんで 団長 は ？
おい ら に も 分から ない よ ｡
生き て たら あと で 感想 聞か せ て くれよ な ｡
俺 と 団 ち ょ N 二 人 の パワー を 乗せ た 拳 の 味 を よ ｡
メリオダス 様 ～ ！
は あっ ！ ドォーーン ！
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) マジ で とどめ 刺し や がった ！
あいつ ら 仲間 じゃ ねぇ の か ？
や だ … メリオダス 様 …｡
メリオダス 様 ～ ！
しっ ！ エリザベス ダメ だ ろ ｡
えっ ？ ( ２ 人 ) えっ ？
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) あっ ｡ N ( ﾊｳｻﾞ ｰ ) あれ ？
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ろ ？ リング の 上 に は メリオダフ ただ 一 人 ｡
バーン は いずこ ？
ほれ あそこ ｡ N ( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) あっ ？
ご ふ っ …｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) これ は その ～… と いう こと は ？
俺 の 勝ち ｡ に し しっ ！
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) 勝者 メリオダフ ！ ( 観客 たち ) わ あ ～ ！
いよ ～ っし ！ 準 決勝 前 に ひと 樽 完売 ｡
さすが 俺 ｡ 俺 最高 ～ ！
ディ … ディ アンヌ ｡ N うん …｡
瞬き を する 一瞬 おい ら 妙 な もの を 見 た よう な 気 が …｡
う うん 僕 に は はっきり 見え た よ ｡
バン は 確かに 渾身 の 一撃 を 団長 に 打ち込 ん だ ｡
でも 同時に 団長 の 手 は
バン の 手首 を 握り潰し て いた ん だ ｡
そして 次 の 瞬間 …｡
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) バン の 体 は 吹き飛ばさ れ て い て …｡
あの 姿 の 団長 前 に も 見 た こと が ある ｡
なん だ ろ う … N すごく 不安 な 感じ が する の ｡
≪ 額 に 黒い 紋様 ？ ≫
≪ それ って ダル マリー の とき の ？ ≫
よう お前 ら ｡ なん だ よ ？ そろって シケ た 顔 し ちゃ って ｡
( ｷﾝｸﾞ ) 体 は もう 平気 な の ？ 見 て の とおり ｡
バン を ぶ っ 倒し た 途端 元 に 戻った ｡
じゃあ 倒す 前 に 動 い て た の は
ど ゆ こ と ？ どう し た ん だ ？ ディ アンヌ ｡
わ っ …｡ N 珍しく 緊張 し て ん の か ？
次 の 相手 も なかなか 手ごわ そう だ し な ｡
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) う っし ！ あんな もん 見せ られ たら
こっち も 俄然 テンション 上がる わ なぁ ｡
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) あ あ ～ 大変 ！ 早く 行か なきゃ ｡
はい 団長 ｡
は は ～｡ N あっ ｡
( 歓声 )
( ｷﾝｸﾞ ) 頑張れ マト ローナ ！
ディ アンヌ くれ ぐれ も むちゃ し ない で ね ！
うん ！
き ゃ あ ～ ！ メリオダフ ！
( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) ベロニカ 様 ｡ N ( ﾍﾞﾛﾆｶ ) あっ ｡ い た かい ？
( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) 会場 を くまなく 捜し まし た が どこ に も ｡
( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) ( ( 七 つ の 大 罪 を バイ ゼル の 町 に おびき出し ます ) )
( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) ( ( どう やって ？ ) ) ( ﾍﾝﾄﾞﾘｸｾﾝ ) ( ( ディ アンヌ の 神器 を
祭り の 副賞 に する の です ) ) ( ﾍﾞﾛﾆｶ ) ( ( じゃあ 妹 は … ) )
( ( エリザベス 様 は 必ず 連中 の そば に い ます ) )
( ﾍﾞﾛﾆｶ ) エリー は いる よ
この 会場 の どこ か に ｡ N ( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) ベロニカ 様 …｡
( ﾍﾞﾛﾆｶ ) ヘンド リク セン に 言わ れ たから じゃ ない ｡
あの 子 を 感じる ん だ ｡ N ( ｸﾞﾘｱﾓ ｰ ﾙ ) もう 一 度
捜し て まいり ます ｡ N 頼 ん だ よ ｡
お にいさん そろそろ 決め て くれる かい ？
喧嘩 祭り 準 決勝 始まっちゃ う ん だ よ ね ｡
( ｱﾗﾝ ) ｢ 眠 れる 森 の 罪 ｣… これ は 前 に 読 ん だ こと あり ます ね ｡
｢ キケン な 男 ｣ も 気 に なる タイトル だ ｡
ん ？ これ は …｡
は ぁ …｡
( ﾊﾞﾝ ) くそ ～ 抜かった ぁ ｡
俺 と した こと が 団 ち ょ の 切り札 を すっかり 忘れ て た ぜ ～｡
つ ぅ か ありゃ な ん だ ？
ん な こと より 重 ぇ よ ｡ 自分 で 歩け ｡
つれ ねぇ こ と 言う な よ 師匠 ～｡
甘え ん 坊 か お前 は ！
｢ 身体 狩り ｣ の あと は 反動 で
体 が め っちゃ 重 った るい ん だ よ ぉ ｡
ん ？ プゴップゴッ … におう な ｡
( ﾊﾞﾝ ) 残飯 か ？ 違 ぇ よ ！
こりゃ あ 嵐 が 来 ん ぜ ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) 準 決勝 一 組 目 喧嘩 開始 だ ～ ！
あっ ？
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ～ っと ハウザー なんという 紳士 ぶり ｡
マト ローナ の 外れ た ボタン を さりげなく 教え て あげ た ～ ！
しかし 一部 の 客 から は 猛烈 な ヤジ ！
目 の やり場 に 困って 喧嘩 に なん ねぇ の ！
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) 見た目 に よら ず ハウザー 純情 か ！
まあ いつも 僕 こんな 感じ だ けど ｡
♪～
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) ｢ ライジング トルネード ｣ ！
わ っ … こんな の も ろ に くら ったら ひと たまり も ない よ ｡
よく 分かって る じゃ ねぇ か ｡ だが ！
力 を 抜 い て 俺 に 身 を 任せろ ｡ N 気持ち いい ぜ ？
空 を 飛ぶ よう な 感覚 で イケ る ぜ ！
あいつ すげ ぇ な ｡ N スケベ 発言 連発 だ ぞ ｡
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) ぐ わ っ ！ ち … 違 っ …｡
そう な の ？ 断じて 違う ！
俺 は 女 を 傷つける の が 好き じゃ ねぇ だけ だ ｡
どんなに 強 か ろ う が な ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ～ っと マト ローナ 防戦 一方 ！
しかた ねぇ ｡ N あんまり 女 を 追い詰める まね は
し たく なかった ん だ が ｡ ふ っ ！ あっ ！
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) なんと マト ローナ の 左右 に 竜巻 が 発生 し た ！
更に 後ろ は なし ｡
追い詰め られ た ～ ！ まずい ！
上 に 跳 ぼ う が 下 に か が も う が
竜巻 は 地面 を えぐり 空 に 巻き上げる ！
あ ～ ん ！ チェック メイト ！
パシン ！ あっ …｡
な っ ！ うそ だ ろ ？ さっき これ を くら ったら
ひと たまり も ねぇ って … ど わ っ ！
借り物 の 服 だ から 傷つけ たく なかった の ｡ もう ！
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) 面白 ぇ …｡
こいつ は 久々 に マジ に なれ そう だ ぜ ｡
死に たく ねぇ なら 逃げろ ｡
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) ｢ ワール ･ ショック ｣
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) き ゃ あ ！ ディ アンヌ ！
ふ わ ぁ ～ びっくり し た ｡
まだまだ ！
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) 一体 何 が 起き て いる の か ! ? 審判 も 退散 ！
えっ ？ う う っ ！
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) 俺 の 作る 最強 の 嵐 の 味 は どう だ ! ?
こりゃ すげ ぇ ｡ N 中 が ほとんど 見え ねぇ ｡
このまま じゃ ディ アンヌ は …｡
一 度 でも 足 が 宙 に 浮 い たら 終わり だ ｡
ま … まあ 俺 なら 耐え きる な ｡
吹っ飛べ ！ ぐ っ … あ あっ ！
俺 の 勝ち だ ～ ！
き ゃ あ ～ ！
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) ｢ 重 金属 ｣ ！
ドスン ！ ぐ わ ぁ ～ ！
ひ ぃ ～ ！ ( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) う っ う ぅ …
こ … これ は ハ … ハウザー 完全 ダウン ！
よって 準 決勝 一 組 目 勝者 は マト ローナ ！
あっ ！ だ … 大丈夫 ？ か … 完敗 だ ぜ ｡
つい 僕 も 本気 に なっちゃ っ て …｡ N ごめん ね ｡
七 つ の 大 罪 に 本気 出し て もらえ たん だ ｡
光栄 だ ぜ ｡ N えっ ! ? え … え ～ っと
僕 は ただ の 通りすがり の 女の子 で …｡
( ﾊｳｻﾞ ｰ ) は はっ … 無理 あん だ ろ ｡ N 何やら いい 雰囲気 だ な ｡
( ｷﾝｸﾞ ) ディ アンヌ ！ 早く その 男 から 離れる ん だ ！
あん もう ！ ( ﾊｳｻﾞ ｰ ) ｢ ディ アンヌ ｣… やはり …｡
ガン ！ ぐ わ っ ！ 待って くれ ｡
ほんと に ごめん ね ｡ N あっ …｡
( ﾀｲｽﾞ ｰ ) 信じ られ ねぇ …｡ N 聖 騎士 を 倒す 人間 が
この世 に いる なんて ｡ N ( ｹｲﾝ ) うし ゃ し ゃ ｡
世の中 は 広い よう で 狭い もん じゃ よ ｡
今 から それ を 確かめる と する か の ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) で は 準 決勝 二 組 目 メリオダフ 対 ケイン ！
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 団長 頑張って ね ｡
お 気 を つけ て ｡ N 任し とけ ｡
( ｷﾝｸﾞ ) おい ら の 敵 も 取って ね ｡ N 自分 で やれ ｡
( 観客 ) 期待 し てる ぞ チビッ 子 ！ ( 観客 ) また すげ ぇ の 見せ て くれ ！
( 観客 ) じいさん も 負け ん な ！ ( 観客 ) あんな 子供 に 負ける な よ ！
( 観客 ) どっち も 頑張れ ～ ！
それにしても よう 似 て おる わ い ｡
その 顔 を 見 た とき まさか と は 思う たが
メリオダフ と いう 名 を 聞い て それ が 確信 に 変わった ｡
ん ？ ( ｹｲﾝ ) お前 さん
メリオダス の 息子 じゃ な ？ うん に ゃ ｡
メリオダス は 俺 だ けど ｡
ど え ぇぇ ～ ! ? バカ を 言え ！
メリオダス が お前 さん の よう な 小僧 な わけ ある か ！
し ぃ ～ ！ 今 だけ 訳 あって 名前 伏せ てん だ から ｡
もし あやつ が 今 生き て おったら 三十 路 過ぎ の 青年 に な っと る わ い ｡
そんな こと 言わ れ て も なぁ ｡
わし を 覚え て おら ん 時点 で やはり 信じ 難い が ｡
うん 悪い けど ｡
もし 本当 に お前 さん が わし の 知る メリオダス なら ば …｡
♪～
お前 を 絶対 に 許し は せ ん ！
あの 紋章 ダナ フォール の …｡
≪ 父上 が 一 度 だけ 話し て くれ た
私 の 生まれ故郷 ≫
じいさん あんた …｡
なぜ 王国 を 滅ぼし た ! ?
( ｷﾝｸﾞ ) 直撃 だ ！ ( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 団長 ！
なぜ 人々 を 殺し た ! ?
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ～ っと メリオダフ ケイン の 不思議 な 技 に なす 術 なし ｡
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 何 やって る の 団長 ! ? ちゃん と 反撃 し て ！
( ｷﾝｸﾞ ) バン と の 戦い で の 傷 が N 響 いて る ん だ ｡
( ﾊﾞﾝ ) そう じゃ ねぇ ｡ N わざと やら れ て ん だ よ ｡
つま ん ねぇ まね し や が って ｡
ちょ っ ！ それ どういう こと ! ? 俺 が 知 ふ は …｡
なぜ 己 の 想い 人 を …
リズ を 殺し た ! ?
( ｹｲﾝ ) なぜ 皆 を 裏切った ん じゃ ! ?
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) 大きい ！ ( ｷﾝｸﾞ ) ダメ だ よけ て ！
守 ろ う と し た ｡ N 全て を 守り たかった ｡
でも でき なかった ｡
それ が 俺 の 罪 ｡
だから 今度 こそ 守ら なきゃ なら ねぇ ん だ ！
あれ ？ 巨大 な 火 の 玉 は ？ き … 消え た ？
｢ カウンターバニッシュ ｣｡ N 己 に 向け られ た
あらゆる 攻撃 魔力 を 消失 さ せる 技 か ｡
確かに お前 さん は あの メリオダス じゃ ｡
あんた の こと も 思い出し た ぜ ケイン ＝ バルザド ｡
( ｹｲﾝ ) ようやく 思い出し た か ｡
聖 騎士 団 に い た ころ は 炎 の バルザド って 名乗って た し
いっ つ も 甲 冑 かぶって た ろ う が ｡
そう じゃ った か ？
メリオダス さっき の 言葉 を 信じ て よい の じゃ な ？
ダナ フォール を … N 皆 を 裏切って い ない と ｡
ああ ｡
( ｹｲﾝ ) う わ ぁ ～… よかった ～ ！
わし は お前 さん の その 言葉 が 聞き たかった ん じゃ ｡
バルザド …｡ N ( ｹｲﾝ ) 任務 から 帰って み れ ば
何もかも が 消えうせ て い て
お前 さん が ダナ フォール を 滅ぼし た と
まことしやか な 噂 が 流れ た ｡
それ でも わし は うそ と 信じ たかった ｡
どう なって ん の ？ さあ …｡
( ｹｲﾝ ) 本当 に よかった ｡ N こうして また 生き て
昔 の 同志 に 会え た ん じゃ ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) あ … あの ～ 喧嘩 の 方 は …｡
わし の 負け じゃ ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お っ ？ お ～ っと ！ ケイン 自ら 負け を 認め た ｡
よって 準 決勝 二 組 目 の 勝者 は メリオダフ ！
いい の か ？ ( ｹｲﾝ ) あ あ ～ いい と も ｡
しかし 相変わらず 甘 っち ょろ い 男 じゃ な ｡
わし の 技 を そのまま はね返せ た ろ うに ｡
それ で あんた が 死 ん じ まったら 元 も 子 も ねぇ だ ろ ｡
そこ まで 老 いぼ れ とら ん わ ｡
じゃあ わし は のんびり 決勝 を 見物 する か の ｡
ふ っ ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) さあ いよいよ バイ ゼル 喧嘩 祭り 決勝 戦 だ ～ ！
今年 は と ん でも ねぇ ヤツ ら の オン パレード ！
その 頂点 を 極める 戦い だ ぞ ～ ！
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) じゃ ちょっと 待って て ね ｡
つ ぅ か エリザベス ちゃん の その 格好
まず なんとか し ねぇ と な ｡ N し かた ねぇ ｡
エリザベス ちゃん 一瞬 で いい から 腕 を 上げ て くれ ｡
ほっ ほっ ！ スポン ！
ありがとう ホーク ちゃん ｡
何 この 無駄 に すごい 特技 ？
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) で は 両者 リング に 上がっちゃ っ て ちょうだい ！
( 歓声 )
まっ これ で 神器 の 入手 は 確定 し た わけ だ し
適当 に やって 終わら せる か ｡
僕 の ハート は もう 団長 に ＫＯ さ れ ちゃ って る けど ｡
な ～ ん て ！ ≪ き ゃ あ ～ ！
≪ メリオダフ こっち 向 い て ～ ！ ん ？
今夜 も また 一緒 に いけない こと し ま しょ ～｡
そんな 筋肉 女 ギッタギタ に し ちゃ って
遊 ぼ う よ ｡ N ずる ～ い ！ 私 も ぉ ｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) お ～ っと メリオダフ に ピンク の 声援 ！ 羨ま し い ～｡
( ﾊﾞﾝ ) や っぱ 締め は 盛り上が ん ねぇ と な ｡
ねぇ ！ 俺 様 の マネー 袋 が ねぇ ！
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) じゃ そろそろ いって みよ ！
( ﾃﾞｨｱﾝﾇ ) この …｡ N ん ？
浮気 者 ～～ N ドゴン ！
( ｼﾞｪﾘｺ ) ギーラ バイ ゼル は まだ な の か ？
( ｷﾞ ｰ ﾗ ) そう 興奮 し ない の ジェリコ ｡ N もう すぐ よ ｡
( ｼﾞｪﾘｺ ) 興奮 も する さ ｡ この 魔力 を 存分 に 使える の だ から な ｡
♪～
( ｱﾗﾝ ) ｢ こうして 父 の 帰り を 信じ て 二 人 の 子供 は 暮らし た の で し た ｣｡
おしまい ｡ N ( 鎧 巨人 ) こ … ども …｡
そう ｡ この 騎士 の 子供 たち ｡
( 鎧 巨人 ) ま … って る …｡ N ( ｱﾗﾝ ) はい ｡
さあ バイ ゼル 喧嘩 祭り も いよいよ 決勝 ！
メリオダフ 対 マト ローナ ！
何やら 不穏 な 空気 だ ぞ ～ ! ?
一方 こちら は またしても 期待 外れ の 聖 騎士 ハウザー ｡
スケベ 発言 を 連発 し た うえ の 見事 な 敗退 ！
違う ！ 俺 は そんな つもり じゃ …｡ N あ あ ～ 穴 が あったら 入り たい ｡
｢ スーパー サイクロン ｣ ！
次回 『 七 つ の 大 罪 』 ｢ 戦慄 の カノン ｣｡
( ﾗﾌﾞﾍﾙﾑ ) これ 以上 は 試合 会場 を 壊さ ない で くれ ！
