( ナレ ー ション ) < エレイン の ため に メリオダス を 殺 そ う と
戦い を 仕掛ける バン >
< しかし メリオダス の 気持ち の 強 さ の 前 に 剣 を 収める >
( メリオダス ) なす べき こと を なせ 。 N 団長 命令 だ !
< 一方 魔 神 の 血 に よって 更に 力 を 得 た ヘンド リク セン は
聖 騎士 長 で ある ドレ ファス を 殺害 >
( ヘンドリクセン ) 残念 だ よ 。
< 封印 を 解く 最後 の 鍵 で ある エリザベス を 手 に 入れる べく
メリオダス たち の 前 に 現れる の で あった >
( ヘンドリクセン ) ふん ! くっ !
( ヘンドリクセン ) は あっ !
( ヘンドリクセン ) 無駄 だ 。 N ( バン ) う っ !
ドォーン ! ( バン ) あっ …。
♪~
は あっ ! ふ っ ! ( バン ) よっ と 。
ヘン ディ ~ N あれ どこ で 見つけ た ?
何 ? ( バン ) だ ~ か ~ ら ~…
どこ で 拾って き た かって 聞い て ん だ よ
ドォーン ! ( キング ) これ は !
ふ っ … ふ ふ ふ っ 。
♪~
( キング ) この 化け物 の 屍 体 は …。 N ( ディアンヌ ) 真っ赤 で ブヨブヨ 。
気持ち 悪い 。 N この 姿 まるで 伝説 に ある …。
ああ 。 魔 神 だ 。
( キング ) 本当 に 存在 し た の か 。
( ゴウセル ) 屍 体 から 発 する 魔力 は デール や
新 世代 から 感じ た 魔力 と 一致 する 。
こいつ が 禍根 と み て 間違い ない だ ろ う 。
20 年 前 妖精 王 の 森 で こいつ が 発見 さ れ た とき から
全て は 始まった 。 N ( キング ) あっ …。
( ヘンドリクセン ) この 赤き 魔 神 は すばらしい 恩恵 を もたらし た よ 。
旧 世代 から 新 世代 。
魔 神 の 血 へ の 適応 者 を 生み出す 実験 。
暗黒 の 呪術 体系 の 一部 解明 。
その 結果 …。 ふん !
くっ ! ( ディアンヌ ) う う っ !
ドスッ !
赤き 魔 神 の 力 の 体現 に 成功 し た 。
( ディアンヌ ) バン !
( バン ) 魔 神 の 力 を 体現 ~ ?
だったら お前 勝て ねぇ わ 。
ドゴン ! う う っ !
あの デブ を 殺し た の は 俺 だ ドゴォーーン !
< これ は いまだ 人 と 人 なら ざる もの の 世界 が
分かた れ て は い なかった 古 の 物語 >
< 国 ある 所 に 聖 騎士 あり >
< 聖 騎士 ある 所 に 国 は あら ず >
< しか して その 成り立ち は
聖 騎士 から 自由 や 正義 を 奪う もの で あった か >
< 故に 彼ら は 伝説 な の だ >
< 聖 騎士 を 超え た 聖 騎士 >
< それ すなわち 七 つ の 大 罪 >
♪~
ドゴォーーン !
バン …。
くっ ! バキッ !
バン 。 20 年 前 君 本当 は …。
今更 どう で も いい 話 だ 。
しかし 派手 に ぶち 抜 い た な 。
( ゴウセル ) かすか な 風 を 感知 。
どうやら 更に 下 に 空洞 が ある よう だ 。
行く か 。 N ( ディアンヌ ) えっ ?
僕 の 大き さ じゃ 無理 だ よ 。
ディ アンヌ は ここ で 待機 し て て くれ 。
( ディアンヌ ) みんな 気 を つけ て ね !
さて さて さ ~ て 着 い た は いい が 真っ暗 だ ぞ 。
( ゴウセル ) バン 鼻 くそ 飛ば そ う と して いる な 。
( バン ) お前 見え てる の か よ 。
( キング ) 霊 槍 シャスティフォル 第 七 形態 「 導 苔 」。
お前 の 神器 って ほんと 便利 な 。
( ゴウセル ) ん ? 血痕 発見 。
( キング ) 地下 に まだ こんな 空間 が あった なんて 。
( ゴウセル ) 空間 そのもの は 数 万 年 以上 前 から 存在 。
しかし ここ 数 年 侵入 し た 形跡 も 。
ここ で 何 か を 見つけ た って こと か 。
なん だ ここ は ? ( キング ) 団長 !
( ヘンドリクセン ) 礼 を 言わ ね ば なら ん な 強 欲 の 罪 の バン 。
お前 の おかげ で 赤き 魔 神 の 力 を 手 に 入れ られ た の だ から 。
( バン ) そりゃ どうも 。
( ヘンドリクセン ) しかし これ は ほんの 過程 。
私 は 耐え られる 体 を 求め て い た 。
赤き 魔 神 の 血 と 違い こいつ の 血 の 反応 に は
どんな 生物 も 耐え られ ない ので な 。
こいつ ? 団長 ! 奥 に 何 か いる 。
( ヘンドリクセン ) 私 の 仮説 で は 同じ 眷属 で ある
赤き 魔 神 の 魔力 に 適合 し た 体 なら ば
どうにか 反応 に 耐える こと が できる 。
はっ !
これ は …。
( ヘンドリクセン ) 数 年 前 に 発見 さ れ た 灰色 の 魔 神 だ よ 。
すばらしい だ ろ ? 魔 神 の 生態 と 系譜 に つい て は
まだまだ 謎 が 多い が
こいつ に つい て は 一 つ 分かって いる こと が ある 。
赤き 魔 神 を 超える 上位 種 と いう こと だ 。
( ヘンドリクセン ) もう 少し 研究 の 時間 は 欲しかった が
今 の 理論 が 正し けれ ば …。
何 を …。 N 正気 か ! ?
赤き 魔 神 の 力 を 持つ この 体 なら この 血 に も 耐え …。
ドクン ( 鼓動 ) ( ヘンドリクセン ) ぐ っ ! ?
が っ ! ぐ ぅ … が っ が っ …。
こいつ まさか …。
( ヘンドリクセン ) う ぅ ~… が っ …。
が はっ … う う っ !
は ぁ ~…。
( ヘンドリクセン ) ドレ ファス 見 たかった よ
お前 と 共に この 景色 を 。
( キング ) バン ! ダメ だ ! バン 退け !
ほ あっ ! バキッ !
知る か よ ! あっ …。
ヘンド リク セン … な の か ? いい や 。
あいつ は もう 人間 を やめ た 。
( ギルサンダ ー ) 静か だ な 。 N ( 聖 騎士 ) 決着 が
つい た の でしょう か ? ( 聖 騎士 ) ギル サンダー 様
本当 に 新 世代 たち を 化け物 に 変え た の は
ヘンド リク セン 様 な の です か ? ( 聖 騎士 ) とても 信じ られ ませ ん 。
七 つ の 大 罪 に 濡れ衣 を 着せ た の が 二 大 聖 騎士 長 だった なんて …。
( ギルサンダ ー ) しかし さっき 新 世代 を 救った の は
七 つ の 大 罪 。 違う か ?
( 聖 騎士 ) 確かに 。 七 つ の 大 罪 の バン と
あの 子供 で し た 。 N ( ギルサンダ ー ) あれ は キング だ 。
( 聖 騎士 たち ) え えっ ! ? ( ギルサンダ ー ) 黙って い た こと
許し て くれ 。 だが 俺 が 話し た こと は 全て 事実 だ 。
( ハウザ ー ) まったく … 早く 言って くれ れ ば よかった のに よ 。
すまない 。 N ドレ ファス と ヘンド リク セン に
気付か れる わけ に は いか なかった ので な 。
ドドーーン ! ( 聖 騎士 たち ) う わ っ !
( ハウザ ー ) なん だ ! ? ( ギルサンダ ー ) この 衝撃 は …。
ドォーン ! ( ギルサンダ ー ハウザ ー ) あっ !
( ディアンヌ ) ぐ は っ ! あっ !
( 聖 騎士 ) 七 つ の 大 罪 !
( ギルサンダ ー ) はっ ! メリオダス この おぞましい 魔力 は
まさか ヘンド リク セン !
( ハウザ ー ) あっ … あの 化け物 が ?
( 聖 騎士 ) でも あの 面影 …。
( ホ ー ク ) あいつ さっき の ムキムキ マッチョ メン か ?
痩せ た な 。
♪~
聞こえ た ? こいつ の 狙い は エリザベス だ !
ドスッ ! 近づけ さ せる な !
くっ ! ( ゴウセル ) 「 瘡蓋 の 記憶 」。
ザシュ ! ( 聖 騎士 たち ) う わ っ !
( 聖 騎士 ) お … お やめ ください ヘンド リク セン 聖 騎士 長 !
( 聖 騎士 ) あ … あなた に は 王国 反逆 の 容疑 が かけ られ て いる 。
( ヘンドリクセン ) 「 黒 雪 」。
♪~
なん だ これ は ?
あっ ! 大丈夫 か ! ?
あっ … 死 ん でる !
( ギルサンダ ー ) この 黒い 雪 に 触る な ! 一瞬 で 死ぬ ぞ !
( 聖 騎士 ) 恐ろしい 技 だ が …。 N ( 聖 騎士 ) よける こと は 造作 も ない 。
( 2 人 ) ぐ わ っ ! ボキッ !
( スレイダ ー ) あなた に 見せる の は これ が 初めて よ ね 。
「 威圧 」 ! ( 聖 騎士 ) 動き が 止まった !
( スレイダ ー ) 一気に 畳みかける わ よ ん 。 N サイモン !
( サイモン ) 構え 太刀 「 円 」 !
( グスタフ ) ジェリコ の 敵 だ 。 思い知れ !
「 殺し の 氷山 」 !
から の … 「 吹雪 乱舞 」 !
ぐ は っ ! は ぁ は ぁ …。
( ギルサンダ ー ) あと は 俺 たち に 任せろ !
( ギ ー ラ ) 「 ブリリアント ・ デトネーション 」 !
( ハウザ ー ) 「 ライジング トルネード 」 !
「 雷 帝 の 鉄 槌 」 !
ドオォーーン ! ( 一同 ) う わ っ !
ほ げ ぇ ~ ! 痛 だ だ だっ …。
痛 っ 痛 っ ! 痛 て てっ …。
痛 ぇ よ ! ( エリザベス ) あっ あぁ …。
( サイモン ) やった か ? ( ギルサンダ ー ) 気 を 抜く な !
ダメージ は 与え た はず だ が …。
( グスタフ ) バカ な … これ だけ の 攻撃 が 全く 効 い て い ない だ と ! ?
( ハウザ ー ) こんな 化け物 が この世 に 存在 する なんて …。
( ギルサンダ ー ) 泣き言 は あと に しろ ! 我々 が おじけづ い て
誰 が 王国 を 守る ! 一騎当千 と うたわれる
王国 聖 騎士 たち の 誇り を 見せろ !
( 聖 騎士 たち ) おお ~ !
逃げ て …。 N ( マ ー ガレット ) エリザベス !
これ 以上 誰 も 犠牲 を 出し たく ない の 。
誰 も 。 だ から …
逃げ て !
♪~
ザシュ ! あ あっ !
ドドーーン !
( ディアンヌ ) 「 昇天 隕石 」 !
キング ! ( キング ) 霊 槍 シャスティフォル 第 八 形態 …。
( ヘンドリクセン ) 「 暗黒 の 環 」。
( 2 人 ) あっ 。
♪~
ぎょ え ~ !
タコ が …。 N 全員 やら れ てん じゃ … う っ !
( ヘンドリクセン ) 贄 まで 殺し て しまった か 。
ん ?
大した 男 だ 。
メリオダス … 様 …。
メリオダス 様 …。
エリザベス …
逃げ …。 N 嫌 …。
絶対 嫌 です 。
♪~
( ヘンドリクセン ) メリオダス お前 は やはり 危険 な 存在 だ 。
あの 技 は さっき の …。
闇夜 さえ も 飲み込む 漆黒 に その 身 を 食わ れろ 。
いけない メリオダス …。
あれ を くら え ば いくら あなた でも …。
( ディアンヌ ) 団長 …。 N ( キング ) あぁ …。
( バン ) 団 ち ょ … N 俺 以外 の ヤツ に 殺さ れ たら
ぶ っ 殺す 。
この 人 を 殺す なら … 私 も !
「 黒 死 」。
あ あっ !
メリオダス 様 !
お前 を 救う 者 は 誰 も い ない 。
トン ! いい や いる !
この ホーク 様 が な !
師匠 ! ホーク 何 やって ん だ …。
ダメ … やめ て !
お前 が 死 ん じ まったら エリザベス ちゃん まで
死 ん じまい そう な 勢い な ん だ から よ
しょうが ねぇ だ ろ 。 N 早く どけ !
あぁ ~ あ こんな こと なら
腹 いっぱい 残飯 食 っと き ゃ よかった ぜ 。 ち っ 。
死ぬ な よ 豚 野郎 ども 。
ドオォーーン ! ( 2 人 ) う う っ …。
ホーク …。
お前 …。
こんな … こんな こと って …。
下等 な 家畜 ごとき に 命 を 救わ れる と は
大した 悪運 だ な 。
悪運 … だ と ?
ホーク ちゃん 起き て 。
また いつも の よう に しゃべって 。
ダメ よ … N 一 人 で 勝手 に さよなら なんて 。
う っ う ぅ … あ あ ~ !
あぁ … あ あっ …。
ああ あ ~ ~
( 2 人 ) う ぅ …。
( バン ) 師匠 が 死 ん だ … くっ !
あんな 気 の いい ヤツ を よくも !
くそ が ぁ ~
( ヘンドリクセン ) 次 は ない ぞ 。
ヘンド リク セン …
お前 は 本気 で 俺 を 怒ら せ た !
♪~
この 忌 々 しい 魔力 は まさか …。
この 光 …。 俺 は 死 ん だ の か ?
( マ ー ガレット ) いいえ 。 N マーガレット 。
( マ ー ガレット ) 以前 に も 同じ よう な こと が 起き た の 。
その とき は これほど の もの で は なかった けど 。
♪~
( マ ー ガレット ) 父上 が あの 子 の ため に 木 から 落ち て
重傷 を 負った とき も
ベロニカ が 崩れ た 橋 から あの 子 を 守って
大 ケガ を し た とき も 。
♪~
( マ ー ガレット ) あの 子 は 気付 い て い ない の 。
自分 自身 が とてつもない 魔力 を 宿し て いる こと に 。
♪~
( ベロニカ ) エリー …。
♪~
厄介 な 。
目覚め た か … N ドル イド の 巫女 に 流れる 血 が 。
女神 の 使途 よ 。
♪~
エリザベス の あの 右 目 は …。
こんな 魔力 感じ た こと が ない 。
( 聖 騎士 ) エリザベス 王女 様 …。 N ( ギルサンダ ー ) エリザベス 。
私 は とても 悲しい 。
ヘンド リク セン
父上 は あなた を とても 信用 し て い た わ 。
それ は あなた が 誰 より も 穏やか で 優しく
人々 から も 聖 騎士 から も 信用 さ れ て い た から 。
あなた に 何 が 起こった の ?
聖 騎士 たち を 裏切り 多く の 命 を 奪って …。
そう まで し て あなた が し たい こと は なん だった の ?
魔 神 族 の 復活 を 。
古 の 大戦 で 我ら を 封印 し て くれ た
四 種族 へ の 報復 を 。
報復 ? どういう こと ?
言って る の は ヘンド リク セン じゃ ねぇ 。
中 に いる 別物 だ 。
その ため に は 女神 の 使途 で ある お前 の 血 が いる の だ 。
♪~
ち っ … まずい !
これ 以上 くら え ば …。 N 全員 やら れる 。
お 願い やめ て 。
「 暗黒 の 環 」。
( 聖 騎士 たち ) う わ ぁ ~ !
もう 誰 も 傷つけ ない で !
♪~
お っ …。
♪~
( ヘンドリクセン ) お ぉ … が ぁ ~ !
♪~
( 3 人 ) あっ !
( 2 人 ) あぁ …。
♪~
( ベロニカ ) 奇跡 の 光 が 王 都 を 包 ん で いる 。
こ … これ は …。 N 大変 ! 見 て 。
化け物 に やら れ た 傷 が …。 N 消え て いく 。
あっ 。
これ は ? この 光 は ?
メリオダス 様 !
安心 しろ ここ に いる 。 N あっ 。
メリオダス 様 … みんな 。
ひどい 傷 を 負って い た の に なぜ …。
エリザベス … 君
自分 で 何も 気付 い て い ない の ? えっ ?
( 聖 騎士 ) あれ ? ( 聖 騎士 ) 俺 死 ん だ ん じゃ …。
( 聖 騎士 ) 奇跡 だ !
じゃあ ホーク ちゃん も ! ?
あっ どうして … どうして …。
( 聖 騎士 ) う ぅ … う わ ぁ …。
( 聖 騎士 ) 頼む から 目 を …。 N ( 聖 騎士 ) なぜ だ …。
失わ れ た 命 は もう …。 N マーガレット
エリザベス の ところ に 付い て やって くれ 。
う う っ う ぅ …。
( マ ー ガレット ) エリザベス !
頼む 。
こ しゃく な 娘 だ 。
もっと 早々 に 殺し て 血 を 奪って おく べき だった か 。
( スレイダ ー ) ふん 。 N せっかく 体 が 元 に 戻って も
最悪 な 状況 は 何も 変わって な いわ ね 。
諦める な ! ( 聖 騎士 ) ですが …。
( 聖 騎士 ) どう 考え て も 勝ち目 は …。
くっ !
( 心 の 声 ) ≪ くそ … 体 の 震え が 止まら ない ≫
あっ !
ドクン ドクン ドクン ドクン …
はっ !
あっ !
ドカッ ! ぐ わ っ !
♪~
ふん ! ドゴン !
お っ …。
♪~
諦め ん な !
♪~
俺 たち 七 つ の 大 罪 が いる かぎり !
♪~
♪~
♪~
いよいよ 次 で 最終 回 。 N 今 まで さんざん だった が
たまに は 予告 らしい こと やる か 。
そう だ な 。 って もう 時間 ねぇ し !
次回 『 七 つ の 大 罪 』 「 英雄 たち 」。
皆様 ごきげんよう !