Made in Abyss Episode 1
ちょっと ナット なんで ついてくる の よ
うるせー なー
俺 の 担当 リコ の すぐ 上 なんだ よ
そう いえば そう でした
じゃあ 帰り は 遺物 運ぶ の 手伝って よ ね
なんで だ よ
だって 今日 は
赤 笛 の 中 で 最高の 査定額 を 出さない と いけない んだ から
無理 だろ
この 辺 は もう あらかた 探されてる し
珍しい 物 なんて そうそう ねぇ よ
だったら 数 で 勝負 よ
いい の か それ で
あれ で ごまかし だ ら どう だ こないだ ちょろまかしてた
星 の 羅針盤
あれ は ダメ
あれ は アビス の 真実に 導いて くれる もの なんだ から
それに もし 隠してた の が バレ たら
今度 は 裸 吊り じゃ すまない
乙女 の トラウマ が ぁ
ま ぁ 気 を つけろ よ
大 ゴンドラ
ナット ほら ほら 600 メートル 組 だ よ
分かってる よ
おりゃ もう 見えなく なっちゃった
いい なぁ 乗り たい なぁ
なぁ なにか 今日 は 静か じゃ ね
ツチバシ が いない せい じゃない
全然 鳴き声 聞こえない もん
ほんと だ
ま やりやすく って いっか
あいつ ら 光ってる の 巣 に 持って 帰っちゃう しな
ちょっと 何 私 より 先 に 行ってる の よ
先頭 は 私
今日 は もりもり 発掘 します よ
そりゃあ もう リーダー の ぐう の 音 も 出ない ほど に
さ ぁ やり ます か 査定 ナンバーワン
一つ
二つ
三つ
四つ
五つ
お 祈り 骸骨
久々に 見た から ビックリ しちゃった
お 騒がせして ごめん ね
やれば できる じゃん 私
これ なら 600 メートル に 格上げ に なる のも 時間 の 問題 ね
重 おい ナット 手伝って よ マジ 重い
どこ に 行った の よ ナット の 奴
ベニクチナワ
なんで こんな 浅い とこ に
ナット
やだ あれ 血
どうしよう ナット が
ナット が 食べられちゃう
やばい
腕 が 折れて
ない
ナット
助けて
すごい 化石 の 樹 が 溶けてる
私 誰か に 助けられた の かな
きれい
もしもし
うそ 息してない 人工呼吸
何 この 感触
これ 人間 じゃない
き ー 機械?
偉い こっちゃ
こんな の 見た こと ない
まだ あったかい
さっきまで 動いてた んだ
でも この 子 どこ から 来た の
ありがとう
よし ナット もう少し だ よ
ばかやろ ここ から が 大変な んだ ろ ー が
どうした の
なんだ シギー か よ
びっくり した
誰? わからない けど とりあえず 「 ロボット くん 」
なるほど また ちょろまかす んだ リコ
匿って あげる だけ よ
どっち で も いい けど よ
やっぱり いた
院長 ただいま 帰りました
早く 中 に 入り な
あれ どう やって 突破 する んだ
なんとかなる かも
キユイ
おかえり
あんなん で 通じる の か
通じて 欲しい
本 本
何度 言ったら 分かる んだ い
ペランダ で 本 を 読む ん じゃない
今度 落としたら 没収 する から ね
昨日 は ご 苦労 だった
採掘 量 は それ ほど でも なかった が
単独 の 作業 は 大半 が 初めて だ
こんな もの だろう
来週 まだ 同 地点
100 メートル を ベース に して 作業 を 続けて もらう
備品 を 紛失 した 者 は 総務 に 申請 しろ 以上 だ 院長 から お 話 が ある
言い たい こと は 一つ だけ だ よ
笛 持ち は 組合 の 孤児院 生徒 である 自覚 を 持って
しっかり 稼ぐ ように
誇り高く 散って いった 親御さん に も 恥じない ように ね
ああ あと もう 一 つ
二つ目 だ
「 遺物 」 の ちょろまかし は 御 法度 だ よ
なんか 睨んで る
「 遺物 」 は 孤児院 の 大事な 稼ぎ だ
そいつ を 懐 に 入れちまう なんて
何 を されて も 文句 は 言えない よ
バレて る
次 は 裸 吊 り じゃ 済まない から ね
その つもり で
以上 だ
解散
ばれて ない セーフ
リコ
ちょっと いい か
ナット が リュック を 紛失 した の は
ベニクチナワ に 襲われた から だ と 言って る んだ が
そうなんです よ
私 が 助けながっだら 今頃 蛇 の 糞 です よ ナット の やつ
お前 が 助けた
はい
この 笛 で ピィー って 私 が 囮 に なって
それで お前 は どう やって 助かった んだ
それ が も ー びっくり
今まで 見た こと が ない 光 が
危な
もう少し で ロボット 君 の こと まで 喋っちゃう とこ だった
まあ いい
比較的 安全な 深 界 100 メートル でも 何 が 起こる か 分からない
今後 は 注意 を 怠る な
リーダー
あの
お 願い が あります
私 の 担当 を もっと 深い 所 に 変えて ください
査定 で 最高 額 を 出したら 考えて やる と 言ったろう が
まずは 探窟 を 効率的に こなせる 能力 を 身 に 付けろ
私 早く 深部 の 経験 を 積み たい んです
早く 白 笛 に なって
それ で お 母さん に 追いつき たい んです
お 母さん の 潜った 所 まで 行って
ダメだ
大体 400 メートル 潜った ところ で
今 の お前 じゃ 行って 帰って くる だけ で 終わる
しばらく は 大人 しく 働け
いや
残念だった な 命 の 恩人 くん
なに よ
立ち聞き なんて 趣味 悪い よ
それ より リコ
お前 の 部屋 の アレ どう すんだ よ
ロボット くん
もちろん 起こす よ
寝て ん の か あいつ
そ っ 早く 起こして あげ なきゃ
だから みんな 協力 して
どう どう
ちょっと 動いた かも
ほんと
誰 か いる の か
もう ちょっと 強く して みたら いい んじゃ ね
子供 の 声
そう だ ね リコ
ダイヤル を 「2」 に 合わせて
ほ いきた
ま ぁ いい や
もう 少し 眠ろう
ねぇ シギー 押して いい
リコ それ 「20」 じゃ ね
おきた
ま じか ぁ
ほら ほら 私 の 言った 通り 電気 で よかった んだ よ
さっき 焼け 石炭 食わせて 他の 誰 だ よ
ねぇ ねぇ ロボット くん
私 分かる 君 が 助けて くれた んだ よ
あんな 遠く から どう やって 蛇 を やっつけた の
でも まず お 名前 教えて
おい が っ つき 過ぎ だって
引いて る ぞ
ごめん ね 私 の 名前 は リコ だ よ
質問 を 質問 で 返す ようで 悪い が
喋った 可愛い
聞き たい 事 が
なに なに なんでも 聞いて
ここ は どこ だ
ここ
私 の 部屋 よ
ベルチェロ 孤児院
君 たち は 拷問 が 仕事 な の か
リコ の 部屋 は 元 お 仕 置き 部屋 な んだ
悪戯 すぎて ここ に 移さ れた んだ ぜ
それ から 俺 達 の 仕事 は 探 窟 家 だ
っつ って も 見習い の 赤 笛 だ けど な
ねぇ ねぇ ロボット くん 君 の 名前 は
どんな 機能 が ある の
君 を 作った の は だ ぁれ
先程 から 気 に なって た んだ が
僕 は ロボット な の か
ロボット だ よ 電気 で 動いた し
火 に も 強かった し
肌 に 傷 一 つ 付か なかった し
あれ ロボ って 事 まで 覚えて ない の
さっき の 電気 で 記憶 飛んで る んじゃ ね
大変だ みんな
孤児院 の 電気 みんな 消えちゃ って る
出力 全開 は やり すぎ だった かも
早く 隠して
リーダー が まっすぐ 向かって きて る
なんで バレ た の
普段 の 行い の せい だ ろ
立てる か
それ 外さ なきゃ 無理 か
リコ
リコ 上手く 誤 魔 化 せよ
不安だ
出て ぎ ちゃ ダメ いい
ひどい 目 に 合わさ れる よ
おい リコ 開けろ
はい
ただいま ぁ
い っつ っつ っ
お前 今度 は 何 を した
何も 大した こと は
そんな こと より も
足 ぶつけた んです よ いい 角度 で
ほん と 痛く って
ホント いい 角度 だった んです よ
この 小細工 は シギー だ よ
また 訳 の 分から ん こと を
おい なんか いう こと は
ごめんなさい もう し ませ ん
探 窟 が うまく 行か なくて 焦る 気持ち は わかる
だからと言って だ な
孤児院 を 停電 さ せて いい 道理 は まるで ない んだ ぞ
リコ 聞いて る か リコ
この 惨状 を 説明 して もらう 前 に
まずは 孤児院 の 掃除 と 反省 文 を 書いて もらおう か
ごめんなさい
なるほど
あれ に 捕まったら ただ で は すま ん な
それにしても 腕 が 伸びる と は
伸びる 金属 の 腕 に この 兜
いよいよ 疑わしい な
僕 は 何 な んだ
へそ と か ロボット に 必要な の か ね
これ も 必要な の か
シギー 達 が 捕まって る 隙間 に 抜け出して きた よ
なに なに
鏡 の 前 で おめかし
いや
リコ
リコ どこ いった
や ばい
どう しよう 逃げ なきゃ
僕 に 捕まって
早く
すごい 便利な 手 だ ね
かっこいい
リコ どこ に いった
当分 収まり そうに ない ぞ
そう だ 「 レグ 」 に 見せ たい もの が あった んだ
レグ
君 の 名前 名前 が 無い と 不便でしょう
「 レグ 」 って 名前 どうか な
構わ ない が ちなみに 由来 は
前 に 飼って た 犬 の 名前
犬 レグー 早く 早く 着いた
もう すぐだ から ね レグ
レグ これ が 私 達 の 住む 街
大 穴 の 街 オース だ よ
オース へ ようこそ レグ
この 穴
レグ 「 アビス 」 の 事 まで 忘れちゃ った の
アビス
この 大 穴 が 「 アビス 」
君 は この アビス の 淵 で 見つかった んだ よ
僕 が
私 思った の
レグ は 「 アビス 」 の 厎 から やってきた んじゃ ない か って
だって 君 みたいな ロボット 今 まで 見た こと ない もん
きっと そう だ よ
誰 も 見た こと が ない 「 アビス 」 の 厎 から
アビス
およそ 1900 年 前 南海 ベオルスカ の 孤島 に
巨大な 縦 穴 が 発見 さ れた
直径 約 1000 メートル 深 さ は 今 も わかって い ない
その 不可思議な 姿 は 人々 を 魅了 した
貴重 かつ 危険な 原 生物 たち や
理 を 超えた 不思議な 「 遺物 」 が
一 攫 千 金 を 狙う 冒険 者 を 呼び寄せ
いつしか そこ に は 巨大な 街 が 築か れた
長年 に 渡って
未知 へ の ロマン と 数多 の 伝説 を 餌 に
多く の 人々 を 飲み込んで きた
世界 唯一 最後 の 深淵
その 名 を 「 アビス 」 と いう
目指す 先 は 深く まっすぐに 迷い 込む
口 開けた 奈落 の 罠 真実 の 跡 を 追いかけよう
羅針盤 は ずっと 闇 を 指した まま 逃げ場 の ない 方 へ
それ が 呪い でも 鼓動 は 本物
二度と 憧れ は 止まら ない