InuYasha Episode 29 inuyasha|episode

さて と 世間 の 動向 は いかがな もの で ||せけん||どうこう|||| 顺便说一句，世界的趋势如何？

ふ ー む ー |-||-

何 々 手足 口 病 は 赤ちゃん の 病気 なん||てあし|くち|びょう||あかちゃん||びょうき 手足口病是一种婴儿病

こりゃ 使え ん わ い |つかえ||| 我不能使用它

ふ ー 　 かご め が あっ ち の 世界 に 行って る 間 の |-|||||||せかい||おこなって||あいだ| 傅可果美去了异世界

学校 の 病欠 理由 も そろそろ 尽きて し もう たか なあ がっこう||びょうけつ|りゆう|||つきて||||

はっ 　 じいちゃん ただいま

お ハクシュッ 　 うん っ ママー 大丈夫 ？ |だいじょうぶ

今年 の 花粉 は しつこい わ ことし||かふん|||

マスク を して くる んだった ますく||||

ん ？　 これ じゃ わ い ー |||||-

じいちゃん 行って き ま ー す |おこなって|||-|

は いはい 車 に 気 を 付けて な ||くるま||き||つけて|

て こりゃ かご め ー ||||-

お前 どこ に 行く んじゃ ー おまえ|||いく||-

どこ って 学校 に 決まって る でしょ ||がっこう||きまって||

くっ そう せっかく よい 病名 が 浮かんだ と いう のに ||||びょうめい||うかんだ|||

かご め の 奴 ちょ こ ざい な ー |||やつ|||||-

何 言って る の かしら 　 お じいちゃん なん|いって|||||

えー や だ 数学 の 教科 書 忘れちゃ った ー |||すうがく||きょうか|しょ|わすれちゃ||-

あー ん

何 やって ん の よ かご め なん||||||

授業 始まる 前 に 隣 の クラス から 借りて きたら ？ じゅぎょう|はじまる|ぜん||となり||くらす||かりて|

は あっ 国語 と 化学 と 歴史 の 教科 書 も 忘れて る ||こくご||かがく||れきし||きょうか|しょ||わすれて|

ふ ー |-

たまに 学校 に 来た と 思ったら ボロボロ じゃ ない |がっこう||きた||おもったら|ぼろぼろ||

筆記 用具 は 戦国 時代 だ ひっき|ようぐ||せんごく|じだい|

お ー い 日 暮 ー |-||ひ|くら|-

かご め ちゃん の 忘れ物 だ ー ||||わすれもの||-

お前 の 弟 が さっき 届けて くれた ぞ おまえ||おとうと|||とどけて||

ふつつかな 姉 です が よろしく って な |あね|||||

うわ っ は

アハハハハハ

かご め ちゃん の 弟 くん しっかり して る わ ||||おとうと|||||

普通の 中学 ３ 年生 の あたし が ふつうの|ちゅうがく|ねんせい|||

戦国 時代 を 行き来 する ように なって だいぶ 経った せんごく|じだい||ゆきき|||||たった

戦国 時代 の 方 は 犬 夜叉 や 弥勒 様 や せんごく|じだい||かた||いぬ|やしゃ||みろく|さま|

楓 ばあちゃん が いて 助けて くれる けど かえで||||たすけて||

高校 受験 を 控えた こっち の 世界 は こうこう|じゅけん||ひかえた|||せかい|

１ 人 で 何とか やって か ない と じん||なんとか||||

ん っ 　 で も ない か

こっち の 世界 でも 助け られちゃ って る ||せかい||たすけ|||

絵理 ちゃん これ こ ない だの ノート 助かった えり||||||のーと|たすかった

弟 の 草 太く んに 頼ま れて た んだ おとうと||くさ|ふとく||たのま|||

お 姉ちゃん が 数学 遅れ 気味だ から って |ねえちゃん||すうがく|おくれ|ぎみだ||

えっ 　 草 太 が そんな こと を |くさ|ふと||||

これ お 姉ちゃん の 忘れ物 な んです ||ねえちゃん||わすれもの||

すいません が 届けて やって もらえ ます か ||とどけて||||

え えっ 　 今度 テスト が ある の ？ ||こんど|てすと|||

大変だ お 姉ちゃん に 知らせ なきゃ たいへんだ||ねえちゃん||しらせ|

ありがとう また 教えて ね ー ||おしえて||-

草 太 の 奴 くさ|ふと||やつ

草 太 の 奴 くさ|ふと||やつ

「 珊瑚 の 苦悩 と 琥珀 の 命 」 さんご||くのう||こはく||いのち

ウエヘヘヘヘ

ぬ あー

で えっ

そう か 　 犬 夜叉 が 鉄 砕 牙 の 一 振り で ||いぬ|やしゃ||くろがね|くだ|きば||ひと|ふり|

ふ っ

100 匹 の 妖怪 を 差し向ける より 殺せ ぬ １ 匹 を 放つ ひき||ようかい||さしむける||ころせ||ひき||はなつ

切る も よし 切ら ぬ も よし きる|||きら|||

お前 を 使おう と 思う が よい な おまえ||つかおう||おもう|||

体 は 動く ように なった の か ？ からだ||うごく||||

はい 　 奈落 様 |ならく|さま

お前 に 殺せる か おまえ||ころせる|

はい 　 奈落 様 |ならく|さま

犬 夜叉 を 弥勒 を そして 珊瑚 を いぬ|やしゃ||みろく|||さんご|

はい 　 奈落 様 |ならく|さま

せ ー の っ 　 ど り ゃあ ああ ー |-|||||||-

あう ん っ 　 くそ っ

どう すりゃ 鉄 砕 牙 の バカ 力 が 出せる んだ ？ ||くろがね|くだ|きば||ばか|ちから||だせる|

まあ 気 を 落とす な 犬 夜叉 |き||おとす||いぬ|やしゃ

まぐれ でも 皆 を 救った んじゃ ||みな||すくった|

次 も まぐれ を 頼む ぞ つぎ||||たのむ|

ふ ー っ 　 鉄 砕 牙 |-||くろがね|くだ|きば

は ああ あー 　 こりゃ 犬 夜叉 殺す 気 か ||||いぬ|やしゃ|ころす|き|

は あっ 　 やっぱり まぐれ だった の か

は ぁ ー 聞い とる の か 犬 夜叉 ー ||-|ききい||||いぬ|やしゃ|-

まぐれ が 今 出たら どう すんじゃ こら ー ||いま|でたら||||-

あー くそ っ まぐれ まぐれ って うる せ ー んだ よ ||||||||-||

ウオーン 　 ウオーン

奈落 の 方 から 仕掛けて きた ならく||かた||しかけて|

どこ から か 監視 さ れて いる と したら |||かんし|||||

今後 は 動き づらく なり ます ね こんご||うごき||||

フッハハハハ 　 探す 手間 が 省ける ぜ |さがす|てま||はぶける|

あの 野郎 ど っ から でも かかって きや がれ って んだ |やろう|||||||||

フフッ

弥勒 何 笑って や がる みろく|なん|わらって||

いや 失礼 　 しばらく は この 風穴 は 使え ない |しつれい||||かざあな||つかえ|

そんな 時 に 聞く お前 の 強気な 言葉 は |じ||きく|おまえ||つよきな|ことば|

ありがたい もの です

ヘッ 　 まあ 大船 に 乗った 気 で いろ よ ||おおふな||のった|き|||

俺 が 鉄 砕 牙 で 奈落 を 真っ二つ に して やる おれ||くろがね|くだ|きば||ならく||まっぷたつ|||

まぐれ でも 何でも かまい やし ねえ ||なんでも|||

鉄 砕 牙 の あの 力 が あれば 奈落 を 倒 せる くろがね|くだ|きば|||ちから|||ならく||たお|

必ず 使いこなして やる ぜ 　 この 鉄 砕 牙 を かならず|つかいこなして||||くろがね|くだ|きば|

どう 七宝 ちゃん |しっぽう|

何 か 真面目に 話し 合 っと る ぞ なん||まじめに|はなし|ごう|||

そう 　 じゃあ 今 の うち に 温泉 に 入っちゃ おう ||いま||||おんせん||はいっちゃ|

法師 様 は ともかく 犬 夜叉 も 覗き とかす ん の ？ ほうし|さま|||いぬ|やしゃ||のぞき|||

見 ない わ よ 　 かっこ つけて る から み|||||||

見 られ たい の か ？ み||||

その 傷 |きず

ああ 残っちゃ った な |のこっちゃ||

それ 妖怪 に ？ |ようかい|

違う 　 傷 を 付けた の は 死んだ あたし の 弟 ちがう|きず||つけた|||しんだ|||おとうと

もっと 早く 気付いて いれば |はやく|きづいて|

あんな こと に は なら なかった のに

琥珀 は 臆病で 優しい 子 だった んだ こはく||おくびょうで|やさしい|こ||

本当 は 退治 屋 なんか 無理だった の かも しれ ない ほんとう||たいじ|や||むりだった||||

ごめん ね 　 そんな つらい 話 思い出さ せて ||||はなし|おもいださ|

フッ 　 いい よ 別に |||べつに

琥珀 は ね 死ぬ 前 に は 元 の 琥珀 に 戻って くれた こはく|||しぬ|ぜん|||もと||こはく||もどって|

悲しい けど それ で だいぶ 気持ち は 楽に なった んだ かなしい|||||きもち||らくに||

妖怪 退治 なんか やって る んだ 仕方 ない よ ようかい|たいじ|||||しかた||

ここ に いる 皆 も それぞれ 訳 あり なんだ ろ |||みな|||やく|||

かご め ちゃん は

どうして 四 魂 の かけら を 集めて る の ？ |よっ|たましい||||あつめて||

えっ 　 あっ うん 　 ちょっと 申し訳ない 話 な んだ けど ||||もうしわけない|はなし|||

かご め ちゃん が 割っちゃ った の ？ ||||わっちゃ||

ごめん ね 　 何 か 余計な こと しちゃ って ||なん||よけいな|||

妖怪 から 取り戻そう と した 結果 だ から ようかい||とりもどそう|||けっか||

それ は しょうがない よ

でも 巫女 の 生まれ変わり なんて すごい ね |いちこ||うまれかわり|||

それ も よく 分か ん ない の |||わか|||

あたし に は 四 魂 の かけら が 見える から |||よっ|たましい||||みえる|

皆 と 力 を 合わせて かけら を 集める みな||ちから||あわせて|||あつめる

奈落 なんか が 出て きて 余計 大変に なっちゃ った ならく|||でて||よけい|たいへんに||

四 魂 の 玉 の 因果 を 断ち切る に は よっ|たましい||たま||いんが||たちきる||

まずは 奈落 を 倒す こと だ ね |ならく||たおす|||

うん

そこ ん とこ 分かって ん の かい 　 あんた たち は |||わかって||||||

ウイーッ 　 クウウ

えっ

猿 ？ さる

おい 何の 騒ぎ だ ？ |なんの|さわぎ|

う が っ

ああ ー |-

たっ は は

う う ー ||-

珍しく 真面目に 話 を 続け とった のに の お めずらしく|まじめに|はなし||つづけ||||

俺 まで 疑 いやがって おれ||うたが|

よい で は ない か 　 結構な もの を 見せて いただいた |||||けっこうな|||みせて|

皆 四 魂 の かけら の みな|よっ|たましい|||

因果に 巻き込ま れて る って 言う けど いんがに|まきこま||||いう|

お 父さん と 弟 を 目の前 で 殺さ れた 珊瑚 ちゃん が |とうさん||おとうと||めのまえ||ころさ||さんご||

一 番 かわいそう ひと|ばん|

さーて で は 出発 じゃ 　 ん っぐ ぐ ぐ ぐ っ |||しゅっぱつ|||||||

何 じゃ かご め 今度 の 荷物 は また なん||||こんど||にもつ||

一 段 と 重く なって おる ぞ ひと|だん||おもく|||

うん 来週 テスト が ある から |らいしゅう|てすと|||

参考 書 を 持てる だけ 持って 来ちゃ った さんこう|しょ||もてる||もって|きちゃ|

大変 そう だ ねえ たいへん|||

落第 と いう の を すれば いい ので は と らくだい|||||||||

弥勒 が 言って おった ぞ みろく||いって||

もう 弥勒 様 まで そんな こと 言う んだ から |みろく|さま||||いう||

あたし の 弟 の 草 太 なんか ね ||おとうと||くさ|ふと||

まだ 小学生 の 癖 に お 姉ちゃん が ６ 回 留年 したら |しょうがくせい||くせ|||ねえちゃん||かい|りゅうねん|

同じ 学年 に なって おなじ|がくねん||

僕 が 勉強 教えて やる よ ー なんて 言う の よ ぼく||べんきょう|おしえて|||-||いう||

ほん っと 生意気な 弟 でしょう ||なまいきな|おとうと|

あっ

大人 ぶって 生意気で そのくせ 泣き虫 で 寂し がり や おとな||なまいきで||なきむし||さびし||

いい 子 な んでしょう 　 かご め ちゃん の 弟 も |こ|||||||おとうと|

あ 　 うん

ぐ っぐ っく っ 　 は あ 　 ふう 　 ん ？　 おい 誰 か 来る ぞ |||||||||だれ||くる|

- えっ - あ

う っう っ は ああ う う っ

犬 夜叉 ー 来て いぬ|やしゃ|-|きて

息 は もう あり ませ ん 　 普通の 村人 です ね いき||||||ふつうの|むらびと||

この 傷 太刀 傷 じゃ ない |きず|たち|きず||

やられた の は こいつ だけ じゃ ねえ な

えっ

風上 から すげ え 血 の 匂い が して くる かざかみ||||ち||におい|||

半端じゃ ねえ ぞ 　 かなり の 人数 だ はんぱじゃ|||||にんずう|

う っ はっ はっ はっ

う っ

皆殺し か みなごろし|

お ー い 誰 かおら ん か ー |-||だれ||||-

事情 が 知り たい 　 手分け して 調べ ましょう じじょう||しり||てわけ||しらべ|

そう だ な

待った まった

ああ ー っ |-|

動か ないで 　 罠 だ 仕掛け が して ある うごか||わな||しかけ|||

下手に 動く と 足元 も 吹っ飛ぶ よ へたに|うごく||あしもと||ふっとぶ|

何 い 地面 の 下 に も か なん||じめん||した|||

では 周り の 死体 に も |まわり||したい||

多分 ね たぶん|

何て こと を 　 そんな 酷 い なんて||||こく|

助けよう と して 近寄った 者 を 吹き飛ばす 　 卑劣な たすけよう|||ちかよった|もの||ふきとばす|ひれつな

何 考えて んだ か なん|かんがえて||

仕掛けた 奴 に 答えて もらおう じゃ ねえ か しかけた|やつ||こたえて||||

犬 夜叉 動いちゃ 危ない わ いぬ|やしゃ|うごいちゃ|あぶない|

はっ じっと して る なんて こと

俺 に 出来る わけ ねえ だろう が っ おれ||できる|||||

う おお おお お っ

う っ

こいつ か

こんな 子供 が 村人 を 殺した と いう のです か |こども||むらびと||ころした||||

まさか

あの 鎖 それ に あいつ の 体 に |くさり|||||からだ|

返り血 が べっとり と 付いて や がる かえりち||||ついて||

とんで も ねえ ガキ だ 　 何で こんな こと した ？ |||がき||なんで|||

どういう つもり だ えっ ？

はっ 　 琥珀 ？ |こはく

あの 服 珊瑚 ちゃん と 同じ 退治 屋 の 服 じゃ |ふく|さんご|||おなじ|たいじ|や||ふく|

雲母 が 　 でも 　 琥珀 な の うんも|||こはく||

はっ 　 珊瑚 ちゃん 今 何て 言った の ？ |さんご||いま|なんて|いった|

あっ 　 待ち や が れっ 　 う っ くう っ |まち|||||||

う っ 畜生 ||ちくしょう

雲母 うんも

え いっ

ギャウー

は あっ

う っ 何 いっ 　 結 界 か ||なん||けつ|かい|

琥珀 お前 死んだ んじゃ なかった の こはく|おまえ|しんだ|||

琥珀 お前 死んだ んじゃ なかった の こはく|おまえ|しんだ|||

う っ えっ

はっ くそ っ 　 着いた ぞ さっさと 降りろ |||ついた|||おりろ

う っ

は あ

この 結 界 の 中 に ２ 人 は 入って 行った のです ね |けつ|かい||なか||じん||はいって|おこなった||

ああ 　 それ で かご め さっき の 話 は 本当な んだ な |||||||はなし||ほんとうな||

間違い ない わ まちがい||

確かに 珊瑚 ちゃん が 琥珀 って 呼んだ の たしかに|さんご|||こはく||よんだ|

珊瑚 ちゃん の 弟 は さんご|||おとうと|

奈落 の いた 城 で 殺さ れた って 言って た けど ならく|||しろ||ころさ|||いって||

そして 背中 に 四 魂 の かけら が 埋め込ま れて いた |せなか||よっ|たましい||||うめこま||

どこ か で 聞いた 話 です ね |||きいた|はなし||

全身 ボロボロ だった 珊瑚 を ぜんしん|ぼろぼろ||さんご|

無理やり 戦わす ため に 奈落 が 使った 手口 と 同じだ むりやり|たたかわす|||ならく||つかった|てぐち||おなじだ

では 奈落 が 今度 は 琥珀 を 操って おる の か |ならく||こんど||こはく||あやつって|||

珊瑚 も 察して いる こと でしょう さんご||さっして|||

結 界 は 珊瑚 だけ を 中 に 通した けつ|かい||さんご|||なか||とおした

嫌な 感じ が し ます いやな|かんじ|||

う っ

ウー

ウー

顔 を 見せて かお||みせて

はっ

琥珀 生きて いた んだ ね 　 琥珀 こはく|いきて||||こはく

弟 が 生きて いて 嬉しい か おとうと||いきて||うれしい|

あっ

久しぶりだ な 　 珊瑚 ひさしぶりだ||さんご

奈落 ならく

フッフッフ 　 どうした 礼 を 言わ ぬ か ||れい||いわ||

なんだ と

この 奈落 が お前 の 弟 の 命 を 拾って やった のだ ぞ |ならく||おまえ||おとうと||いのち||ひろって|||

う っ

あの 城 で 矢 を 無数に 浴びた 時 |しろ||や||むすうに|あびた|じ

琥珀 の 命 は 尽きた はず こはく||いのち||つきた|

それ を 私 が 救った のだ ||わたくし||すくった|

お前 は 身をもって 知って おろう おまえ||みをもって|しって|

四 魂 の かけら の 持つ 力 を よっ|たましい||||もつ|ちから|

かけら を 刺し ||さし

犬 夜叉 と 互角 以上 に 戦った のであった な いぬ|やしゃ||ごかく|いじょう||たたかった||

くっ 黙れ っ |だまれ|

琥珀 も 同様 　 こうして 立って い られる は 四 魂 の 力 こはく||どうよう||たって||||よっ|たましい||ちから

かけら を 取り出せば たちまち 死ぬ こと に なる ||とりだせば||しぬ|||

分かる な 珊瑚 わかる||さんご

琥珀 の 命 は お前 が 握って いる こはく||いのち||おまえ||にぎって|

はっ

犬 夜叉 の 刀 鉄 砕 牙 を 奪って こい いぬ|やしゃ||かたな|くろがね|くだ|きば||うばって|

ならば 琥珀 を 永遠に 生かして やる |こはく||えいえんに|いかして|

フッ

くっ 　 なめる な あっ

琥珀 なぜ だ どうして 奈落 を かばう こはく||||ならく||

忘れ させて やった のだ わすれ|さ せて||

お前 の こと や 琥珀 の 記憶 全て を おまえ||||こはく||きおく|すべて|

戦う 者 に 情け は 無用 たたかう|もの||なさけ||むよう

村 を 一 つ 葬り去ろう むら||ひと||ほうむりさろう

琥珀 も 立派な 退治 屋 に なった わ こはく||りっぱな|たいじ|や|||

くっ

貴 様 ー とうと|さま|-

う っ

瘴気 しょうき

お前 は 必ず 鉄 砕 牙 を 持って 来る おまえ||かならず|くろがね|くだ|きば||もって|くる

う っ くっ 　 う う っ

待って いる ぞ 珊瑚 まって|||さんご

は あ

あっ

珊瑚 ちゃん さんご|

は あ は あ

珊瑚 ちゃん さっき の 男の子 珊瑚 ちゃん の 弟 の … さんご||||おとこのこ|さんご|||おとうと|

あれ は 琥珀 なんか じゃ ない ||こはく|||

珊瑚 ちゃん さんご|

まあ 無事に 帰って きて よかった で は ない か |ぶじに|かえって||||||

珊瑚 　 この度 の 罠 を 仕掛けた 者 さんご|このたび||わな||しかけた|もの

結 界 の 中 に いた の は 奈落 か けつ|かい||なか|||||ならく|

うん

ならば 珊瑚 も 相当 疲れた であろう |さんご||そうとう|つかれた|

あの 村 に 戻り ひとまず 休もう |むら||もどり||やすもう

法師 様 　 お 願い ほうし|さま||ねがい

殺さ れた 村 の 人 たち の 供養 を して あげて ころさ||むら||じん|||くよう|||

これ で 最後 か ||さいご|

さすが 雲母 は 退治 屋 の 村 に いただけ の こと は ある |うんも||たいじ|や||むら||||||

全て の 罠 を 嗅ぎつけた わ い すべて||わな||かぎつけた||

この 火薬 は 後 で 珊瑚 に 始末 して もらう と して |かやく||あと||さんご||しまつ||||

さて 雲母 の 活躍 を 皆 に 話し に 行く か |うんも||かつやく||みな||はなし||いく|

お ？　 おい 雲母 　 どこ に 行った んじゃ ？ ||うんも|||おこなった|

おい 　 雲母 　 雲母 ー |うんも|うんも|-

弥勒 様 は どう 思う ？ みろく|さま|||おもう

はい ？

奈落 と 会った なんて 　 珊瑚 ちゃん ならく||あった||さんご|

結 界 の 中 で 何 が あった んだろう けつ|かい||なか||なん|||

弟 の 琥珀 を おとうと||こはく|

奈落 が 利用 して いる と いう こと でしょう ならく||りよう||||||

珊瑚 ちゃん と 戦わ せよう と した んだ さんご|||たたかわ||||

ほん っと に 奈落 って 許せ ない |||ならく||ゆるせ|

珊瑚 なら 弟 を 切れ ませ ん から ね さんご||おとうと||きれ||||

しばらく は そっと して おき ましょう

自分 から 何 が あった か 話す 気 に なる まで じぶん||なん||||はなす|き|||

何 甘い こと 言って や がん だ なん|あまい||いって|||

四 魂 の かけら で 奈落 の 人形 に なって たって よっ|たましい||||ならく||にんぎょう|||

この 村 を 全滅 さ せた の は その 琥珀 って ガキ だ ぜ |むら||ぜんめつ||||||こはく||がき||

珊瑚 が 切れ ない なら 俺 が ばっさり 切って やる さんご||きれ|||おれ|||きって|

おい 珊瑚 文句 は 無 え な |さんご|もんく||む||

あっ 　 犬 夜叉 |いぬ|やしゃ

あんた って

本当に デリカシー って もん が 無い んだ から ほんとうに|||||ない||

うん っ

珊瑚 ちゃん 待って さんご||まって

しかし 実際 どう し ます ？ |じっさい|||

切り ます か きり||

切る きる

どうしても ？

当ったり 前 だ 　 考えて も みろ あたったり|ぜん||かんがえて||

奈落 は 俺 たち が 切れ ない だろう と 思って ならく||おれ|||きれ||||おもって

珊瑚 の 弟 を 送り込んで きた んだ ろ さんご||おとうと||おくりこんで|||

そんな 手 に まんまと は まる かよ |て|||||

ふ ぅ 無理 し ない 方 が いい です よ ||むり|||かた||||

ん っ う 　 しつけ え ぞ 　 くそ っ

え えっ

嫌な 役回り だ いやな|やくまわり|

俺 が や ん なきゃ なら ねえ 　 珊瑚 に は 悪い が おれ|||||||さんご|||わるい|

ふ っ

やった あ

あっ

う う っ

未熟 者 みじゅく|もの

何 だ その ざま は なん||||

ん ？

ハハハッ 　 やめろ よ こいつ ー 　 ハハッ ||||-|

傷 は どう ？ きず||

姉 上 あね|うえ

厳しい ね きびしい|

仕方ない よ 俺 が まだまだ なんだ もん しかたない||おれ||||

でも 父上 が 言って たよ |ちちうえ||いって|

琥珀 は だんだん 腕 が 上がって きた って こはく|||うで||あがって||

本当 ？ ほんとう

本当 ほんとう

初めて だ よ 　 父上 に 褒め られた の 　 フフフッ はじめて|||ちちうえ||ほめ|||

何 か くすぐったい や なん|||

アハハッ

忘れ させて やった のだ 　 琥珀 の 記憶 全て を わすれ|さ せて|||こはく||きおく|すべて|

琥珀 は あたし に 会って も 顔色 一 つ 変え なかった こはく||||あって||かおいろ|ひと||かえ|

本当に 忘れて しまった の か 　 あたし の こと を ほんとうに|わすれて|||||||

いや それ より

奈落 が 憎い 敵 だ と いう こと を 知ら ず に ならく||にくい|てき||||||しら||

奴 に 操ら れて いる こと が 悔しい やつ||あやつら|||||くやしい

琥珀 を 取り戻し たい 　 奈落 の 手 から こはく||とりもどし||ならく||て|

犬 夜叉 の 刀 鉄 砕 牙 を 奪って こい いぬ|やしゃ||かたな|くろがね|くだ|きば||うばって|

ならば 琥珀 を 永遠に 生かして やろう |こはく||えいえんに|いかして|

は ぁ 鉄 砕 牙 を 奪う ||くろがね|くだ|きば||うばう

琥珀 の 命 の ため に こはく||いのち|||

弟 と 引き換え に 犬 夜叉 の 刀 を 奪え だって おとうと||ひきかえ||いぬ|やしゃ||かたな||うばえ|

本当に 奈落 って 最低な 奴 ほんとうに|ならく||さいていな|やつ

琥珀 くん は 完全に 操ら れて いる こはく|||かんぜんに|あやつら||

でも 戦って 傷つける わけに いか ない |たたかって|きずつける|||

こう なったら 瘴気 に 包ま れた 城 に 乗り込んで ||しょうき||つつま||しろ||のりこんで

奈落 本人 を 倒す しか ない ならく|ほんにん||たおす||

あたし だって あたし だって 怒って る んだ から ||||いかって|||

次回 犬 夜叉 「 盗ま れた 鉄 砕 牙 　 対決 奈落 の 城 ！」 じかい|いぬ|やしゃ|ぬすま||くろがね|くだ|きば|たいけつ|ならく||しろ

お楽しみ に おたのしみ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ