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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン6 - 140 - 因縁

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 140 - 因縁

( サスケ ) 守る … 守る だ と ?

なんの 冗談 だ …。

( マダラ ) もう 一 度 言う 。

お前 は 兄 の こと を 知っている ようで 何も 知ら ない 。

それ 以上 ふざけた こと を ぬかせば お前 を 殺す 。

どうやら ひと 筋 縄 で は いか な そうだ な 。

まあ ムリ も ない 。

怪しげな ヤツ に こんな こと を 急に 言わ れて も な 。

だが オレ の 話して いる こと は 事実 。

イタチ から も 聞いた だろう ? あの 夜 の 協力 者 の こと を 。

オレ が その うち は マダラ だ 。

イタチ の こと なら なんでも 知っている 。

まあ イタチ は その こと に 気づか ず に 死んだ が な 。

うる せ ぇ !! そんな こと は もう どう だって いい !

オレ の 前 から 消えろ !

いや 聞いて もらう 。 お前 は 聞か なくて は なら ない 。

それ が お前 の 義務 だ 。

忍 の 世 の ため 木 ノ 葉 の ため そして 何より ➡

弟 の お前 の ため に すべて を 懸けた 兄 ➡

うち は イタチ の 生き ざま を 。

わかる か ?

イタチ が なぜ お前 の 眼 に 天 照 を 仕込んだ か 。

ハア … ハア … ハア …。

お前 と オレ を イタチ は どうしても 引き合わせ たく なかった から だ 。

その 理由 は オレ の 話 を 聞けば すべて わかる 。

イタチ の 真実 を 知る 者 は 木 ノ 葉 の ダンゾウ と 三 代 目 火影 ➡

そして 相談 役 の 2 人 ホムラ と コハル の 4 人 だけ だった 。

三 代 目 が 死に 今 それ を 知る の は 年寄り ばかり 3 人 。

ヤツ ら は これ から 先 も 絶対 に ➡

あの 忌まわしい 事実 を 口外 し ない だろう 。

イタチ の 真実 は 永久 に 闇 へ と 消える 。

そして イタチ も それ を 望んで いた 。

だが オレ も イタチ の 真実 を 知っている 。

さっき も 言った な 。

イタチ は その こと に ついて は 気づか ず に 死んだ と 。

しかし 念 に は 念 … イタチ は オレ を 信用 して い なかった ようだ 。

万 に 一 つ その 真実 を 知る や も しれ ぬ と ➡

天 照 で オレ の 口 を 閉ざそう と した 。

お前 と 話 を する ため に ➡

オレ が 写 輪 眼 を 見せる こと まで 計算 して いた んだろう 。

何 を 言って る …。

何 を 言って んだ ? コイツ …。

オレ を 守る … 守る ? 真実 … だ と ?

思い出せ 。

イタチ の こと を ゆっくり と 思い出して みろ 。

ハア … ハア … ハア …。

お前 の 優しかった 兄 を …。

(( イタチ : どうした ?

ここ でしょ ? 父さん が 働いて る ところ 。

木 ノ 葉 警務 部隊 の 本部 だ 。

前 から 気 に なって た んだ けど ➡

何で 警務 部隊 の マ ー ク に うち は 一族 の 家紋 が 入って る の ?

なんだ 気づいて た の か ? 当たり前だ ろ !

うん そう だ な 。

簡単に 言う と この 警務 部隊 を 組織 し ➡

設立 した の が うち は 一族 の 先代 たち だった らしい 。

だから この 組織 の シンボルマ ー ク に 自分 たち の 家紋 を つけた の さ 。

昔 から うち は 一族 は この 里 の 治安 を ずっと 預かり 守って きた 。

うち は の 家紋 は その 誇り 高き 一族 の 証し で も ある んだ よ 。

今や うち は 一族 も 小さく なって しまった けど ➡

今 でも ほぼ 全員 が ここ の 第 一 分隊 に 所属 し ➡

里 の 治安 維持 に 貢献 して いる 。

忍 の 起こす 犯罪 を 取り締まれる の は ➡

更に 優秀な 忍 だけ だ から な 。

《 やっぱり 父さん は すごい や 》

兄さん も ここ に 入る の ?

さあ どうか な 。

そう しな よ ))

いや アイツ は アイツ は オレ を 殺そう と した じゃ ない か !

オレ の 眼 を 奪おう と 。

(( 誰 が こんな こと を !

愚かなる 弟 よ 。

万華鏡 写 輪 眼 !))

♪♪~

落ち着け 。

ゆっくり 息 を しろ 。

オレ に 触る な !

♪♪~

(( 例え 憎ま れよう と も な 。

それ が 兄貴 って もんだ ))

(( 許せ サスケ 。 また 今度 だ ))

♪♪~

気 が ついた か ?

悪い が 拘束 さ せて もらった 。

おとなしく 話 を 聞いて もらえ そう も なかった から な 。

アイツ は … イタチ は 敵 だ 。

父さん と 母さん を 殺し 一族 を 皆殺し に …。

抜け 忍 で … 暁 の メンバ ー だ 。

アイツ は 憎む べき 存在 だ 。

オレ の 目的 …。

あの 夜 … ヤツ が うち は 一族 を 皆殺し に した の は 事実 だ 。

そして 木 ノ 葉 を 抜けた 。

だったら …。

そして そう する こと が 木 ノ 葉 から 下された 任務 だった 。

それ が イタチ の 真実 へ の 入り口 だ 。

任務 だ と !?

そう だ 。 あの 夜 イタチ は 己 を 殺し 任務 を やり遂げた のだ 。

少し 落ち着いた ようだ な 。

どういう こと だ ?

イタチ の 話 を する に は ➡

木 ノ 葉 創立 の 時代 まで 話 を さかのぼら ねば なら ない 。

イタチ は 犠牲 に なった のだ 。

古くから 続く 因縁 … その 犠牲 に な 。

犠牲 ? そうだ 。

そもそも が 木 ノ 葉 隠れ の 里 が 生まれた とき から ある ➡

大きな 問題 だ 。 それ が イタチ の 生き様 を 決めた 。

少し 長い 話 に なる が ➡

これ から 話す こと は すべて 事実 だ 。

何 を 根拠 に 信じろ と ? お前 は 信用 でき ない 。

提示 できる 証拠 は ない 。

オレ の 話 を 信じる か どう か は お前 が 決めれば いい 。

だが 話 は 最後 まで 聞いて もらう 。

いい だろう 。 話せ 。

フッ …。

今 より 80 年 以上 も 前 の 話 だ 。

( マダラ ) かつて 世界 は 戦い の 絶え ない 戦国 時代 だった 。

国々 は 自国 の 利権 や ➡

領土 拡大 の ため に 争い を 続けて いた 。

その 戦乱 の 時代 … 忍 の 組織 は 一族 単位 の 武装 集団 で しか なく ➡

それぞれ の 一族 は 国 に 雇わ れ 戦争 に 参加 して いた 。

そして その 数 多く の 忍 一族 の 中 に あって ➡

最強 と 恐れ られた 二 つ の 一族 が あった 。

それ が 我ら が うち は 一族 と ➡

森 の 千手 一族 と 呼ば れる 一族 だった 。

我ら うち は 一族 は 頭抜けた チャクラ と 写 輪 眼 を 有し ➡

あらゆる 戦闘 に 長 けた いわゆる 戦闘 一族 と して ➡

知れ渡って いた 。

そして オレ は その うち は 一族 の 中 でも ➡

特別に 強い チャクラ を 持つ 者 と して 生まれた 。

しぶとく 生き長らえて いる の が その 証 と いって も いい 。

かつて の オレ は 戦い に 明け暮れて いた 。

力 が もの を いう 時代 。

オレ は より 強い 力 を 求め 友 も 弟 も この 手 に かけた 。

キサマ …。

だが その おかげ で 完全なる 万華鏡 を 手 に 入れ ➡

オレ は うち は の リ ー ダ ー と なった 。

そして その 力 を 使い 幾 度 と なく 千手 一族 と 戦った 。

千手 一族 の 長 … 柱 間 を 相手 に する に は ➡

仕方 の ない こと だった のだ 。

後 に 初代 火影 と なる 木 遁 の 千手 柱 間 …。

この 忍 の 世界 の 頂点 であり オレ の あこがれ の 忍 だった 。

( マダラ ) 火影 の 名 を 初めて 名乗った 男 柱 間 が 率いる 千手 一族 は ➡

どの 忍 一族 から も 一目 置か れ 何より 恐れ られて いた 。

千手 が 動けば うち は が 動く 。

ヤツ ら を 相手 に できる の は 我が 一族 ぐらい の もの だった 。

千手 を 雇えば 対立 国 は うち は を 雇う 。

まるで ライバル だ 。

柱 間 と 対立 する うち オレ の 名 も どんどん と 知ら れて いった 。

(( イタチ : 高み に 近づく ため その 器 を 量る ため だ ))

名 を 上げる …。

そんな こと の ため に 弟 の 眼 を 奪った の か ?

奪った … だが それ は うち は 一族 を 守る ため の 力 が ➡

必要だった から だ 。

守る ため だ と ?

そう うち は の 名 が 上がれば おのずと 敵 も 増える 。

激しい 争い の 中 で ➡

千手 一族 を はじめ と する 外敵 から 一族 を 守る に は ➡

必要な 犠牲 だった 。

名 を 上げる ため で は ない 。

弟 は すべて 承知 の うえ だった 。

自ら 眼 を 差し出した のだ 。

だが ある とき 千手 一族 は うち は に 対して ➡

休戦 を 申し出て きた 。

うち は は これ に 同意 した 。

双方 の 一族 の 誰 も が ➡

長く 終わり の ない 戦い に 疲れ切って いた 。

限界 に きて いた のだ 。

だが オレ は 休戦 に ただ 一 人 反対 した 。

今 まで の 憎しみ は どこ に 行った と いう のだ ?

弟 は 何の ため に 犠牲 に なった と いう のだ !?

しょせん うち は と 千手 は 水 と 油 だ 。

いずれ うち は 一族 は 千手 一族 に よって ➡

駆逐 さ れて しまう そう 思えて なら なかった 。

だが うち は 一族 の 皆 は 休戦 を 望んで やま なかった 。

オレ は リ ー ダ ー と して しかたなく 皆 の 意志 を 汲み取った 。

それ から ほどなく ➡

我ら 忍 連合 は 領土 の 平定 を 望んで いた ➡

火 の 国 と の 協定 に こぎつける 。

そこ に 一 国一 里 の 強固な 組織 が できあがった 。

火 の 国 と 木 ノ 葉 隠れ の 里 だ 。

一 国一 里 の システム を あらゆる 国々 が 真似て いった 。

それ に ともない 争い も 徐々に 鎮火 して いく 。

ひとたび の 平和だ 。

だが 木 ノ 葉 は ある 出来事 に よって ➡

すぐ 混乱 に 陥った 。

ある 出来事 ?

里 長 初代 火影 の 座 を めぐる 争い だ 。

お前 も 知る とおり その 座 を 得た の は 千手 柱 間 だ 。

火 の 国 も 里 の 皆 も 柱 間 を 選んだ 。

うち は が 主権 の 座 から どんどん と 遠ざかって いく の は ➡

明らかだった 。

オレ は うち は を 守る ため ➡

うち は 主導 の 道 を 選ぶ こと を 決めた 。

柱 間 と 対峙 する 道 を いく こと を …。

しかし うち は の 者 で さえ ➡

オレ に ついてくる 者 は い なかった 。

部下 たち は 再び 争い の 火種 を ➡

起こそう と する オレ を うと ま しく 思い ➡

裏切った のだ 。

オレ は 利己 的な 欲求 に 突き動かさ れて いる と 叩か れ ➡

それどころか 己 の 命 を 守る ため に ➡

弟 の 眼 を 奪った 欲 深い 兄 だ と さげすま れた 。

どこ に 好き 好んで 弟 を 傷つける 兄 が いる …。

オレ は ただ … うち は を 守り たかった だけ だ と いう のに 。

オレ は 里 を 出た 。 すべて に 裏切ら れて な 。

そして 復讐 者 と なり 木 ノ 葉 隠れ の 里 に 戦い を 挑んだ 。

( マダラ ) だが オレ は 敗れた 。

終末 の 谷 と 呼ば れる ように なった あの 場所 で な 。

オレ は あそこ で 死んだ と さ れて いる 。

柱 間 で さえ そう 思った はずだ 。

オレ は 皆 から そして 歴史 から 忘れ去ら れて いった 。

柱 間 の 弟 である 二 代 目 火影 は ➡

二度と オレ の ような 反逆 者 を 出さ ぬ ため ➡

信頼 の 証し と して うち は に 特別な 役職 を 与えた 。

木 ノ 葉 警務 部隊 の 設立 だ 。

しかし その 実際 は 里 の 政 から うち は を 遠ざけ ➡

なおかつ 一族 を ひとまとめ に 監視 下 に 置く ため の もの だった 。

その 意図 に 気づく うち は の 者 も いた 。

オレ の 意志 を 継ぐ 造反 勢力 も 出て きた 。

が … 時 すでに 遅し 。

時 は 流れ 主権 は 千手 の 手 に 。

誇り 高き うち は 一族 は 千手 の 犬 へ と 成り下がった 。

そして オレ の 考えた とおり に なった 。

ある 事件 で うち は は 完全に 駆逐 さ れて しまう 。

そう … 16 年 前 の 九 尾 の 妖狐 襲来 だ 。

どういう こと だ ?

九 尾 を 手なずけ コントロ ー ル する こと が できる の は うち は の 瞳 力 だけ だ 。

木 ノ 葉 の 上役 たち は あの 事件 を ➡

うち は の 何者 か に よる しわざ で は ない か と 勘ぐった 。

あれ は 自然 発生 的な いわば 天災 だ 。

うち は は 関係 して い ない 。

だが あら ぬ 疑い が かけ られた 。

うち は が 主権 を 狙って 反逆 を 起こそう と した ので は ない か と 。

以降 うち は へ の 監視 は 暗部 に よって 徹底 さ れ ➡

一族 の 居住 地 は 里 の 片隅 へ と 追いやら れ ➡

隔離 さながら の 状態 に なった 。

唯一 三 代 目 火影 だけ は その 処置 に 異議 を 唱えた が ➡

暗部 の ダンゾウ そして 相談 役 たち は それ を 認め なかった 。

しょせん うち は 一族 は 信用 さ れて い なかった のだ 。

差別 が 始まった 。

ヤツ ら の 不信 は わだかまり を 生み 疑い は やがて 現実 と なって いく 。

うち は 一族 は ク ー デタ ー を 企んだ 。 里 を 乗っ取る ため に …。

そして 木 ノ 葉 上層 部 は ➡

うち は 一族 の 中 に スパイ を 送り込んだ 。

それ が お前 の 兄 うち は イタチ だ 。

そこ から イタチ の 地獄 は 始まった のだ 。

<791 年 ハルジオン 港 。

ナツ たち が 天 狼 島 で 消息 を 絶って から ➡

すでに 7 年 の 歳月 が 流れて いた >

( ビスカ ) いつまで 海 を 見て る ん だい 。

( アルザック ) 仕事 も 終わった し ギルド に 戻ろう 。

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 140 - 因縁 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|いんねん Naruto Shippuden - Staffel 6 - 140 - Innuendo Naruto Shippuden - Season 6 - 140 - Causality

( サスケ ) 守る … 守る だ と ? |まもる|まもる||

なんの 冗談 だ …。 |じょうだん|

( マダラ ) もう 一 度 言う 。 ||ひと|たび|いう

お前 は 兄 の こと を 知っている ようで 何も 知ら ない 。 おまえ||あに||||しっている||なにも|しら|

それ 以上 ふざけた こと を ぬかせば お前 を 殺す 。 |いじょう|||||おまえ||ころす

どうやら ひと 筋 縄 で は いか な そうだ な 。 ||すじ|なわ|||||そう だ|

まあ ムリ も ない 。

怪しげな ヤツ に こんな こと を 急に 言わ れて も な 。 あやしげな||||||きゅうに|いわ|||

だが オレ の 話して いる こと は 事実 。 |||はなして||||じじつ

イタチ から も 聞いた だろう ? あの 夜 の 協力 者 の こと を 。 |||きいた|||よ||きょうりょく|もの|||

オレ が その うち は マダラ だ 。

イタチ の こと なら なんでも 知っている 。 |||||しっている

まあ イタチ は その こと に 気づか ず に 死んだ が な 。 ||||||きづか|||しんだ||

うる せ ぇ !! そんな こと は もう どう だって いい !

オレ の 前 から 消えろ ! ||ぜん||きえろ

いや 聞いて もらう 。 お前 は 聞か なくて は なら ない 。 |きいて||おまえ||きか||||

それ が お前 の 義務 だ 。 ||おまえ||ぎむ|

忍 の 世 の ため 木 ノ 葉 の ため そして 何より ➡ おし||よ|||き||は||||なにより

弟 の お前 の ため に すべて を 懸けた 兄 ➡ おとうと||おまえ||||||かけた|あに

うち は イタチ の 生き ざま を 。 ||||いき||

わかる か ?

イタチ が なぜ お前 の 眼 に 天 照 を 仕込んだ か 。 |||おまえ||がん||てん|あきら||しこんだ|

ハア … ハア … ハア …。

お前 と オレ を イタチ は どうしても 引き合わせ たく なかった から だ 。 おまえ|||||||ひきあわせ||||

その 理由 は オレ の 話 を 聞けば すべて わかる 。 |りゆう||||はなし||きけば||

イタチ の 真実 を 知る 者 は 木 ノ 葉 の ダンゾウ と 三 代 目 火影 ➡ ||しんじつ||しる|もの||き||は||||みっ|だい|め|ほかげ

そして 相談 役 の 2 人 ホムラ と コハル の 4 人 だけ だった 。 |そうだん|やく||じん|||||じん||

三 代 目 が 死に 今 それ を 知る の は 年寄り ばかり 3 人 。 みっ|だい|め||しに|いま|||しる|||としより||じん

ヤツ ら は これ から 先 も 絶対 に ➡ |||||さき||ぜったい|

あの 忌まわしい 事実 を 口外 し ない だろう 。 |いまわしい|じじつ||こうがい|||

イタチ の 真実 は 永久 に 闇 へ と 消える 。 ||しんじつ||えいきゅう||やみ|||きえる

そして イタチ も それ を 望んで いた 。 |||||のぞんで|

だが オレ も イタチ の 真実 を 知っている 。 |||||しんじつ||しっている

さっき も 言った な 。 ||いった|

イタチ は その こと に ついて は 気づか ず に 死んだ と 。 |||||||きづか|||しんだ|

しかし 念 に は 念 … イタチ は オレ を 信用 して い なかった ようだ 。 |ねん|||ねん|||||しんよう||||

万 に 一 つ その 真実 を 知る や も しれ ぬ と ➡ よろず||ひと|||しんじつ||しる|||||

天 照 で オレ の 口 を 閉ざそう と した 。 てん|あきら||||くち||とざそう||

お前 と 話 を する ため に ➡ おまえ||はなし||||

オレ が 写 輪 眼 を 見せる こと まで 計算 して いた んだろう 。 ||うつ|りん|がん||みせる|||けいさん|||

何 を 言って る …。 なん||いって|

何 を 言って んだ ? コイツ …。 なん||いって||

オレ を 守る … 守る ? 真実 … だ と ? ||まもる|まもる|しんじつ||

思い出せ 。 おもいだせ

イタチ の こと を ゆっくり と 思い出して みろ 。 ||||||おもいだして|

ハア … ハア … ハア …。

お前 の 優しかった 兄 を …。 おまえ||やさしかった|あに|

(( イタチ : どうした ?

ここ でしょ ? 父さん が 働いて る ところ 。 ||とうさん||はたらいて||

木 ノ 葉 警務 部隊 の 本部 だ 。 き||は|けいむ|ぶたい||ほんぶ|

前 から 気 に なって た んだ けど ➡ ぜん||き|||||

何で 警務 部隊 の マ ー ク に うち は 一族 の 家紋 が 入って る の ? なんで|けいむ|ぶたい||||||||いちぞく||かもん||はいって||

なんだ 気づいて た の か ? 当たり前だ ろ ! |きづいて||||あたりまえだ|

うん そう だ な 。

簡単に 言う と この 警務 部隊 を 組織 し ➡ かんたんに|いう|||けいむ|ぶたい||そしき|

設立 した の が うち は 一族 の 先代 たち だった らしい 。 せつりつ||||||いちぞく||せんだい|||

だから この 組織 の シンボルマ ー ク に 自分 たち の 家紋 を つけた の さ 。 ||そしき||||||じぶん|||かもん||||

昔 から うち は 一族 は この 里 の 治安 を ずっと 預かり 守って きた 。 むかし||||いちぞく|||さと||ちあん|||あずかり|まもって|

うち は の 家紋 は その 誇り 高き 一族 の 証し で も ある んだ よ 。 |||かもん|||ほこり|たかき|いちぞく||しょうし|||||

今や うち は 一族 も 小さく なって しまった けど ➡ いまや|||いちぞく||ちいさく|||

今 でも ほぼ 全員 が ここ の 第 一 分隊 に 所属 し ➡ いま|||ぜんいん||||だい|ひと|ぶんたい||しょぞく|

里 の 治安 維持 に 貢献 して いる 。 さと||ちあん|いじ||こうけん||

忍 の 起こす 犯罪 を 取り締まれる の は ➡ おし||おこす|はんざい||とりしまれる||

更に 優秀な 忍 だけ だ から な 。 さらに|ゆうしゅうな|おし||||

《 やっぱり 父さん は すごい や 》 |とうさん|||

兄さん も ここ に 入る の ? にいさん||||はいる|

さあ どうか な 。

そう しな よ ))

いや アイツ は アイツ は オレ を 殺そう と した じゃ ない か ! |||||||ころそう|||||

オレ の 眼 を 奪おう と 。 ||がん||うばおう|

(( 誰 が こんな こと を ! だれ||||

愚かなる 弟 よ 。 おろかなる|おとうと|

万華鏡 写 輪 眼 !)) まんげきょう|うつ|りん|がん

♪♪~

落ち着け 。 おちつけ

ゆっくり 息 を しろ 。 |いき||

オレ に 触る な ! ||さわる|

♪♪~

(( 例え 憎ま れよう と も な 。 たとえ|にくま||||

それ が 兄貴 って もんだ )) ||あにき||

(( 許せ サスケ 。 また 今度 だ )) ゆるせ|||こんど|

♪♪~

気 が ついた か ? き|||

悪い が 拘束 さ せて もらった 。 わるい||こうそく|||

おとなしく 話 を 聞いて もらえ そう も なかった から な 。 |はなし||きいて||||||

アイツ は … イタチ は 敵 だ 。 ||||てき|

父さん と 母さん を 殺し 一族 を 皆殺し に …。 とうさん||かあさん||ころし|いちぞく||みなごろし|

抜け 忍 で … 暁 の メンバ ー だ 。 ぬけ|おし||あかつき||||

アイツ は 憎む べき 存在 だ 。 ||にくむ||そんざい|

オレ の 目的 …。 ||もくてき

あの 夜 … ヤツ が うち は 一族 を 皆殺し に した の は 事実 だ 。 |よ|||||いちぞく||みなごろし|||||じじつ|

そして 木 ノ 葉 を 抜けた 。 |き||は||ぬけた

だったら …。

そして そう する こと が 木 ノ 葉 から 下された 任務 だった 。 |||||き||は||くだされた|にんむ|

それ が イタチ の 真実 へ の 入り口 だ 。 ||||しんじつ|||いりぐち|

任務 だ と !? にんむ||

そう だ 。 あの 夜 イタチ は 己 を 殺し 任務 を やり遂げた のだ 。 |||よ|||おのれ||ころし|にんむ||やりとげた|

少し 落ち着いた ようだ な 。 すこし|おちついた||

どういう こと だ ?

イタチ の 話 を する に は ➡ ||はなし||||

木 ノ 葉 創立 の 時代 まで 話 を さかのぼら ねば なら ない 。 き||は|そうりつ||じだい||はなし|||||

イタチ は 犠牲 に なった のだ 。 ||ぎせい|||

古くから 続く 因縁 … その 犠牲 に な 。 ふるくから|つづく|いんねん||ぎせい||

犠牲 ? そうだ 。 ぎせい|そう だ

そもそも が 木 ノ 葉 隠れ の 里 が 生まれた とき から ある ➡ ||き||は|かくれ||さと||うまれた|||

大きな 問題 だ 。 それ が イタチ の 生き様 を 決めた 。 おおきな|もんだい||||||いきざま||きめた

少し 長い 話 に なる が ➡ すこし|ながい|はなし|||

これ から 話す こと は すべて 事実 だ 。 ||はなす||||じじつ|

何 を 根拠 に 信じろ と ? お前 は 信用 でき ない 。 なん||こんきょ||しんじろ||おまえ||しんよう||

提示 できる 証拠 は ない 。 ていじ||しょうこ||

オレ の 話 を 信じる か どう か は お前 が 決めれば いい 。 ||はなし||しんじる|||||おまえ||きめれば|

だが 話 は 最後 まで 聞いて もらう 。 |はなし||さいご||きいて|

いい だろう 。 話せ 。 ||はなせ

フッ …。

今 より 80 年 以上 も 前 の 話 だ 。 いま||とし|いじょう||ぜん||はなし|

( マダラ ) かつて 世界 は 戦い の 絶え ない 戦国 時代 だった 。 ||せかい||たたかい||たえ||せんごく|じだい|

国々 は 自国 の 利権 や ➡ くにぐに||じこく||りけん|

領土 拡大 の ため に 争い を 続けて いた 。 りょうど|かくだい||||あらそい||つづけて|

その 戦乱 の 時代 … 忍 の 組織 は 一族 単位 の 武装 集団 で しか なく ➡ |せんらん||じだい|おし||そしき||いちぞく|たんい||ぶそう|しゅうだん|||

それぞれ の 一族 は 国 に 雇わ れ 戦争 に 参加 して いた 。 ||いちぞく||くに||やとわ||せんそう||さんか||

そして その 数 多く の 忍 一族 の 中 に あって ➡ ||すう|おおく||おし|いちぞく||なか||

最強 と 恐れ られた 二 つ の 一族 が あった 。 さいきょう||おそれ||ふた|||いちぞく||

それ が 我ら が うち は 一族 と ➡ ||われら||||いちぞく|

森 の 千手 一族 と 呼ば れる 一族 だった 。 しげる||せんじゅ|いちぞく||よば||いちぞく|

我ら うち は 一族 は 頭抜けた チャクラ と 写 輪 眼 を 有し ➡ われら|||いちぞく||ずぬけた|||うつ|りん|がん||ゆうし

あらゆる 戦闘 に 長 けた いわゆる 戦闘 一族 と して ➡ |せんとう||ちょう|||せんとう|いちぞく||

知れ渡って いた 。 しれわたって|

そして オレ は その うち は 一族 の 中 でも ➡ ||||||いちぞく||なか|

特別に 強い チャクラ を 持つ 者 と して 生まれた 。 とくべつに|つよい|||もつ|もの|||うまれた

しぶとく 生き長らえて いる の が その 証 と いって も いい 。 |いきながらえて|||||あかし||||

かつて の オレ は 戦い に 明け暮れて いた 。 ||||たたかい||あけくれて|

力 が もの を いう 時代 。 ちから|||||じだい

オレ は より 強い 力 を 求め 友 も 弟 も この 手 に かけた 。 |||つよい|ちから||もとめ|とも||おとうと|||て||

キサマ …。

だが その おかげ で 完全なる 万華鏡 を 手 に 入れ ➡ ||||かんぜんなる|まんげきょう||て||いれ

オレ は うち は の リ ー ダ ー と なった 。

そして その 力 を 使い 幾 度 と なく 千手 一族 と 戦った 。 ||ちから||つかい|いく|たび|||せんじゅ|いちぞく||たたかった

千手 一族 の 長 … 柱 間 を 相手 に する に は ➡ せんじゅ|いちぞく||ちょう|ちゅう|あいだ||あいて||||

仕方 の ない こと だった のだ 。 しかた|||||

後 に 初代 火影 と なる 木 遁 の 千手 柱 間 …。 あと||しょだい|ほかげ|||き|とん||せんじゅ|ちゅう|あいだ

この 忍 の 世界 の 頂点 であり オレ の あこがれ の 忍 だった 。 |おし||せかい||ちょうてん||||||おし|

( マダラ ) 火影 の 名 を 初めて 名乗った 男 柱 間 が 率いる 千手 一族 は ➡ |ほかげ||な||はじめて|なのった|おとこ|ちゅう|あいだ||ひきいる|せんじゅ|いちぞく|

どの 忍 一族 から も 一目 置か れ 何より 恐れ られて いた 。 |おし|いちぞく|||いちもく|おか||なにより|おそれ||

千手 が 動けば うち は が 動く 。 せんじゅ||うごけば||||うごく

ヤツ ら を 相手 に できる の は 我が 一族 ぐらい の もの だった 。 |||あいて|||||わが|いちぞく||||

千手 を 雇えば 対立 国 は うち は を 雇う 。 せんじゅ||やとえば|たいりつ|くに|||||やとう

まるで ライバル だ 。

柱 間 と 対立 する うち オレ の 名 も どんどん と 知ら れて いった 。 ちゅう|あいだ||たいりつ|||||な||||しら||

(( イタチ : 高み に 近づく ため その 器 を 量る ため だ )) |たかみ||ちかづく|||うつわ||はかる||

名 を 上げる …。 な||あげる

そんな こと の ため に 弟 の 眼 を 奪った の か ? |||||おとうと||がん||うばった||

奪った … だが それ は うち は 一族 を 守る ため の 力 が ➡ うばった||||||いちぞく||まもる|||ちから|

必要だった から だ 。 ひつようだった||

守る ため だ と ? まもる|||

そう うち は の 名 が 上がれば おのずと 敵 も 増える 。 ||||な||あがれば||てき||ふえる

激しい 争い の 中 で ➡ はげしい|あらそい||なか|

千手 一族 を はじめ と する 外敵 から 一族 を 守る に は ➡ せんじゅ|いちぞく|||||がいてき||いちぞく||まもる||

必要な 犠牲 だった 。 ひつような|ぎせい|

名 を 上げる ため で は ない 。 な||あげる||||

弟 は すべて 承知 の うえ だった 。 おとうと|||しょうち|||

自ら 眼 を 差し出した のだ 。 おのずから|がん||さしだした|

だが ある とき 千手 一族 は うち は に 対して ➡ |||せんじゅ|いちぞく|||||たいして

休戦 を 申し出て きた 。 きゅうせん||もうしでて|

うち は は これ に 同意 した 。 |||||どうい|

双方 の 一族 の 誰 も が ➡ そうほう||いちぞく||だれ||

長く 終わり の ない 戦い に 疲れ切って いた 。 ながく|おわり|||たたかい||つかれきって|

限界 に きて いた のだ 。 げんかい||||

だが オレ は 休戦 に ただ 一 人 反対 した 。 |||きゅうせん|||ひと|じん|はんたい|

今 まで の 憎しみ は どこ に 行った と いう のだ ? いま|||にくしみ||||おこなった|||

弟 は 何の ため に 犠牲 に なった と いう のだ !? おとうと||なんの|||ぎせい|||||

しょせん うち は と 千手 は 水 と 油 だ 。 ||||せんじゅ||すい||あぶら|

いずれ うち は 一族 は 千手 一族 に よって ➡ |||いちぞく||せんじゅ|いちぞく||

駆逐 さ れて しまう そう 思えて なら なかった 。 くちく|||||おもえて||

だが うち は 一族 の 皆 は 休戦 を 望んで やま なかった 。 |||いちぞく||みな||きゅうせん||のぞんで||

オレ は リ ー ダ ー と して しかたなく 皆 の 意志 を 汲み取った 。 |||||||||みな||いし||くみとった

それ から ほどなく ➡

我ら 忍 連合 は 領土 の 平定 を 望んで いた ➡ われら|おし|れんごう||りょうど||へいてい||のぞんで|

火 の 国 と の 協定 に こぎつける 。 ひ||くに|||きょうてい||

そこ に 一 国一 里 の 強固な 組織 が できあがった 。 ||ひと|くにいち|さと||きょうこな|そしき||

火 の 国 と 木 ノ 葉 隠れ の 里 だ 。 ひ||くに||き||は|かくれ||さと|

一 国一 里 の システム を あらゆる 国々 が 真似て いった 。 ひと|くにいち|さと|||||くにぐに||まねて|

それ に ともない 争い も 徐々に 鎮火 して いく 。 |||あらそい||じょじょに|ちんか||

ひとたび の 平和だ 。 ||へいわだ

だが 木 ノ 葉 は ある 出来事 に よって ➡ |き||は|||できごと||

すぐ 混乱 に 陥った 。 |こんらん||おちいった

ある 出来事 ? |できごと

里 長 初代 火影 の 座 を めぐる 争い だ 。 さと|ちょう|しょだい|ほかげ||ざ|||あらそい|

お前 も 知る とおり その 座 を 得た の は 千手 柱 間 だ 。 おまえ||しる|||ざ||えた|||せんじゅ|ちゅう|あいだ|

火 の 国 も 里 の 皆 も 柱 間 を 選んだ 。 ひ||くに||さと||みな||ちゅう|あいだ||えらんだ

うち は が 主権 の 座 から どんどん と 遠ざかって いく の は ➡ |||しゅけん||ざ||||とおざかって|||

明らかだった 。 あきらかだった

オレ は うち は を 守る ため ➡ |||||まもる|

うち は 主導 の 道 を 選ぶ こと を 決めた 。 ||しゅどう||どう||えらぶ|||きめた

柱 間 と 対峙 する 道 を いく こと を …。 ちゅう|あいだ||たいじ||どう||||

しかし うち は の 者 で さえ ➡ ||||もの||

オレ に ついてくる 者 は い なかった 。 |||もの|||

部下 たち は 再び 争い の 火種 を ➡ ぶか|||ふたたび|あらそい||ひだね|

起こそう と する オレ を うと ま しく 思い ➡ おこそう||||||||おもい

裏切った のだ 。 うらぎった|

オレ は 利己 的な 欲求 に 突き動かさ れて いる と 叩か れ ➡ ||りこ|てきな|よっきゅう||つきうごかさ||||たたか|

それどころか 己 の 命 を 守る ため に ➡ |おのれ||いのち||まもる||

弟 の 眼 を 奪った 欲 深い 兄 だ と さげすま れた 。 おとうと||がん||うばった|よく|ふかい|あに||||

どこ に 好き 好んで 弟 を 傷つける 兄 が いる …。 ||すき|このんで|おとうと||きずつける|あに||

オレ は ただ … うち は を 守り たかった だけ だ と いう のに 。 ||||||まもり||||||

オレ は 里 を 出た 。 すべて に 裏切ら れて な 。 ||さと||でた|||うらぎら||

そして 復讐 者 と なり 木 ノ 葉 隠れ の 里 に 戦い を 挑んだ 。 |ふくしゅう|もの|||き||は|かくれ||さと||たたかい||いどんだ

( マダラ ) だが オレ は 敗れた 。 ||||やぶれた

終末 の 谷 と 呼ば れる ように なった あの 場所 で な 。 しゅうまつ||たに||よば|||||ばしょ||

オレ は あそこ で 死んだ と さ れて いる 。 ||||しんだ||||

柱 間 で さえ そう 思った はずだ 。 ちゅう|あいだ||||おもった|

オレ は 皆 から そして 歴史 から 忘れ去ら れて いった 。 ||みな|||れきし||わすれさら||

柱 間 の 弟 である 二 代 目 火影 は ➡ ちゅう|あいだ||おとうと||ふた|だい|め|ほかげ|

二度と オレ の ような 反逆 者 を 出さ ぬ ため ➡ にどと||||はんぎゃく|もの||ださ||

信頼 の 証し と して うち は に 特別な 役職 を 与えた 。 しんらい||しょうし||||||とくべつな|やくしょく||あたえた

木 ノ 葉 警務 部隊 の 設立 だ 。 き||は|けいむ|ぶたい||せつりつ|

しかし その 実際 は 里 の 政 から うち は を 遠ざけ ➡ ||じっさい||さと||まつりごと|||||とおざけ

なおかつ 一族 を ひとまとめ に 監視 下 に 置く ため の もの だった 。 |いちぞく||||かんし|した||おく||||

その 意図 に 気づく うち は の 者 も いた 。 |いと||きづく||||もの||

オレ の 意志 を 継ぐ 造反 勢力 も 出て きた 。 ||いし||つぐ|ぞうはん|せいりょく||でて|

が … 時 すでに 遅し 。 |じ||おそし

時 は 流れ 主権 は 千手 の 手 に 。 じ||ながれ|しゅけん||せんじゅ||て|

誇り 高き うち は 一族 は 千手 の 犬 へ と 成り下がった 。 ほこり|たかき|||いちぞく||せんじゅ||いぬ|||なりさがった

そして オレ の 考えた とおり に なった 。 |||かんがえた|||

ある 事件 で うち は は 完全に 駆逐 さ れて しまう 。 |じけん|||||かんぜんに|くちく|||

そう … 16 年 前 の 九 尾 の 妖狐 襲来 だ 。 |とし|ぜん||ここの|お||ようきつね|しゅうらい|

どういう こと だ ?

九 尾 を 手なずけ コントロ ー ル する こと が できる の は うち は の 瞳 力 だけ だ 。 ここの|お||てなずけ|||||||||||||ひとみ|ちから||

木 ノ 葉 の 上役 たち は あの 事件 を ➡ き||は||うわやく||||じけん|

うち は の 何者 か に よる しわざ で は ない か と 勘ぐった 。 |||なにもの||||||||||かんぐった

あれ は 自然 発生 的な いわば 天災 だ 。 ||しぜん|はっせい|てきな||てんさい|

うち は は 関係 して い ない 。 |||かんけい|||

だが あら ぬ 疑い が かけ られた 。 |||うたがい|||

うち は が 主権 を 狙って 反逆 を 起こそう と した ので は ない か と 。 |||しゅけん||ねらって|はんぎゃく||おこそう|||||||

以降 うち は へ の 監視 は 暗部 に よって 徹底 さ れ ➡ いこう|||||かんし||あんぶ|||てってい||

一族 の 居住 地 は 里 の 片隅 へ と 追いやら れ ➡ いちぞく||きょじゅう|ち||さと||かたすみ|||おいやら|

隔離 さながら の 状態 に なった 。 かくり|||じょうたい||

唯一 三 代 目 火影 だけ は その 処置 に 異議 を 唱えた が ➡ ゆいいつ|みっ|だい|め|ほかげ||||しょち||いぎ||となえた|

暗部 の ダンゾウ そして 相談 役 たち は それ を 認め なかった 。 あんぶ||||そうだん|やく|||||みとめ|

しょせん うち は 一族 は 信用 さ れて い なかった のだ 。 |||いちぞく||しんよう|||||

差別 が 始まった 。 さべつ||はじまった

ヤツ ら の 不信 は わだかまり を 生み 疑い は やがて 現実 と なって いく 。 |||ふしん||||うみ|うたがい|||げんじつ|||

うち は 一族 は ク ー デタ ー を 企んだ 。 里 を 乗っ取る ため に …。 ||いちぞく|||||||たくらんだ|さと||のっとる||

そして 木 ノ 葉 上層 部 は ➡ |き||は|じょうそう|ぶ|

うち は 一族 の 中 に スパイ を 送り込んだ 。 ||いちぞく||なか||||おくりこんだ

それ が お前 の 兄 うち は イタチ だ 。 ||おまえ||あに||||

そこ から イタチ の 地獄 は 始まった のだ 。 ||||じごく||はじまった|

<791 年 ハルジオン 港 。 とし||こう

ナツ たち が 天 狼 島 で 消息 を 絶って から ➡ |||てん|おおかみ|しま||しょうそく||たって|

すでに 7 年 の 歳月 が 流れて いた > |とし||さいげつ||ながれて|

( ビスカ ) いつまで 海 を 見て る ん だい 。 ||うみ||みて|||

( アルザック ) 仕事 も 終わった し ギルド に 戻ろう 。 |しごと||おわった||||もどろう