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1 - Harry Potter, 7.2 組 分け 帽子

7.2 組 分け 帽子

まだ 組 分け が すんで いない の は あと 三 人 だけ に なった 。 「 タービン ・ リサ 」 は レイブンクロ 一 に なった 。 次 は ロン の 番 だ 。 ロン は 青ざめて いた 。 ハリー は テーブル の 下 で 手 を 組んで 祈った 。 帽子 は すぐに 「 グリフィンドール ! 」 と 叫んだ 。

ハリー は みんな と 一緒に 大きな 拍手 を した 。 ロン は ハリー の 隣 の 椅子 に 崩れる ように 座った 。

「 ロン 、 よく やった ぞ 。 えらい 」

ハリー の 隣 から 、 パーシー ・ ウィーズリー が もったいぶって 声 を かけた 。 「 ザビニ ・ ブレーズ 」 は スリザリン に 決まった 。 マクゴナガル 先生 は クルクル と 巻紙 を しまい 、 帽子 を 片づけた 。

ハリー は 空っぽ の 金 の 皿 を 眺めた 。 急に お腹 が ペコペコ な のに 気 が ついた 。 かぼちゃ パイ を 食べた の が 大昔 の ような 気 が した 。

アルバス ・ ダンブルドア が 立ち上がった 。 腕 を 大きく 広げ 、 みんな に 会える の が この上 も ない 喜び だ と いう ように ニッコリ 笑った 。

「 おめでとう ! ホグワーツ の 新入 生 、 おめでとう ! 歓迎 会 を 始める 前 に 、 二 言 、 三 言 、 言わ せて いただきたい 。 では 、 いきます ぞ 。 そ ー れ ! わっしょい ! こらし ょい ! どっこ らし ょい ! 以上 ! 」 ダンブルドア は 席 に つき 、 出席 者 全員 が 拍手 し 歓声 を あげた 。 ハリー は 笑って いい の か 悪い の か わから なかった 。

「 あの 人 …… ちょっぴり おかしく ない ? 」 ハリー は パーシー に 聞いた 。

「 おかしい だって ? 」 パーシー は ウキウキ して いた 。 「 あの 人 は 天才 だ ! 世界 一 の 魔法使い さ ! でも 少し おかしい かな 、 うん 。 君 、 ポテト 食べる かい ? 」 ハリー は あっけにとられた 。 目の前 に ある 大 皿 が 食べ物 で いっぱいに なって いる 。 こんなに たくさん 、 ハリー の 食べたい 物 ばかり 並んで いる テーブル は 見た こと が ない 。 ローストビーフ 、 ローストチキン 、 ポークチョップ 、 ラムチョップ 、 ソーセージ 、 ベーコン 、 ステーキ 、 ゆでた ポテト 、 グリルポテト 、 フレンチフライ 、 ヨークシャープディング 、 豆 、 にんじん 、 グレービー 、 ケチャップ 、 そして なぜ か 、 ハッカ 入り キャンディ 。

ダーズリー 家 で は 飢え死に こそ し なかった が 、 一 度 も お腹 いっぱい 食べ させて は もらえ なかった 。 ハリー が 食べたい もの は 、 たとえ 食べ 過ぎて 気持 が 悪く なって も 、 みんな ダドリー が 取り上げて しまった 。 ハリー は 、 ハッカ 入り キャンディ 以外 は 全部 少しずつ お 皿 に 取って 食べ はじめた 。 どれ も これ も おいしかった 。

「 おいし そうです ね 」

ハリー が ステーキ を 切って いる と 、 ひだ 襟 服 の ゴースト が 悲しげに 言った 。

「 食べられ ない の ? 」 「 かれこれ 四百 年 、 食べて おりません 。 もちろん 食べる 必要 は ない のです が 、 でも なつかしくて 。 まだ 自己 紹介 して おりません でした ね 。 ニコラス ・ ド ・ ミムジー - ポーピントン 卿 と いいます 。 お 見 知り おき を 。 グリフィンドール 塔 に 住む ゴースト です 」

「 僕 、 君 の こと 知って る ! 」 ロン が 突然 口 を はさんだ 。

「 兄さん たち から 君 の こと 聞いて る よ 。 『 ほとんど 首 無し ニック 』 だ ! 」 「 むしろ 、 呼んで いただく のであれば 、 ニコラス ・ ド ・ ミムジー ……」 と ゴースト が あらたまった 調子 で 言い かけた が 、 黄土色 の 髪 の シェーマス ・ フィネガン が 割り込んで きた 。

「 ほとんど 首 無し ? どうして ほとんど 首 無し に なれる の ? 」 ニコラス 卿 は 会話 が どうも 自分 の 思う 方向 に は 進んで いか ない ので 、 ひどく 気 に 障った ようだった 。 「 ほら 、 この とおり 」

ニコラス 卿 は 腹立たし げ に 自分 の 左 耳 を つかみ 引っ張った 。 頭 が 首 から グラッ と はずれ 、 蝶番 で 開く ように 肩 の 上 に 落ちた 。 誰 か が 首 を 切ろう と して 、 やり そこねた らしい 。 生徒 たち が 驚く ので 「 ほとんど 首 無し ニック 」 は うれし そうな 顔 を して 頭 を ヒョイ と 元 に 戻し 、 咳払い を して から こう 言った 。

「 さて 、 グリフィンドール 新入 生 諸君 、 今年 こそ 寮 対抗 優勝 カップ を 獲得 できる よう 頑張って くださる でしょう な ? グリフィンドール が こんなに 長い 間 負け 続けた こと は ない 。 スリザリン が 六 年 連続 で 寮 杯 を 取って いる のです ぞ ! 『 血みどろ 男爵 』 は もう 鼻持ち なら ない 状態 です …… スリザリン の ゴースト です が ね 」

ハリー が スリザリン の テーブル を 見る と 、 身 の 毛 の よだつ ような ゴースト が 座って いた 。 うつろな 目 、 げっそり と した 顔 、 衣服 は 銀色 の 血 で べっとり 汚れて いる 。 マルフォイ の すぐ 隣 に 座って いる 。 マルフォイ は その 席 が お 気 に 召さ ない 様子 な ので ハリー は なんだか うれしかった 。

「 どうして 血みどろに なった の 」 と 興味 津々 の シェーマス が 聞いた 。

「 私 、 聞いて みた こと も ありません 」 と 「 ほとんど 首 無し ニック 」 が 言葉 を にごした 。 全員 が お腹 いっぱいに なった ところ で 食べ物 は 消え去り 、 お 皿 は 前 と 同じ ように ピカピカ に なった 。 まもなく デザート が 現れた 。 ありとあらゆる 味 の アイスクリーム 、 アップルパイ 、 糖 蜜 パイ 、 エクレア 、 ジャムドーナツ 、 トライフル 、 いちご 、 ゼリー 、 ライスプディング など など ……。

ハリー が 糖 蜜 パイ を 食べて いる と 、 家族 の 話題 に なった 。

「 僕 は ハーフ な んだ 。 僕 の パパ は マグル で 、 ママ は 結婚 する まで 魔女 だ と 言わ なかった んだ 。 パパ は ずいぶん ドッキリ した みたいだ よ 」 と シェーマス が 言った 。

みんな 笑った 。

「 ネビル は どう だい 」 ロン が 聞いた 。

「 僕 、 ばあちゃん に 育てられた んだ けど 、 ばあちゃん が 魔女 な んだ 」 ネビル が 話し出した 。

「 でも 僕 の 家族 は ズーッ と 僕 が 純粋 マグル だ と 思って た みたい 。 アルジー 大 おじさん と きたら 、 僕 に 不意打ち を 食わせて なんとか 僕 から 魔法 の 力 を 引き出そう と した の ── 僕 を ブラック プール の 桟橋 の 端 から 突き落としたり して 、 もう 少し で おぼれる ところ だった 。 でも 八 歳 に なる まで なんにも 起こら なかった 。 八 歳 の 時 、 アルジー 大 おじさん が うち に お茶 に きた 時 、 ぼく の 足首 を つかんで 二 階 の 窓 から ぶら下げた んだ 。 ちょうど その 時 エニド 大 おばさん が メレンゲ 菓子 を 持ってきて 、 大 おじさん たら うっかり 手 を 離して しまった んだ 。 だけど 、 僕 は まり みたいに はずんだ んだ ── 庭 に 落ちて 道路 まで ね 。 それ を 見て みんな 大喜び だった 。 ばあちゃん なんか 、 うれし泣き だ よ 。 この 学校 に 入学 する こと に なった 時 の みんな の 顔 を 見せ たかった よ 。 みんな 僕 の 魔法 力 じゃ 無理だ と 思って た らしい 。 アルジー 大 おじさん なんか とても よろこんで ヒキガエル を 買って くれた んだ 」

テーブル の 反対 側 で は 、 パーシー と ハーマイオニー が 授業 に ついて 話して いた 。

(「 ほんとに 、 早く 始まれば いい のに 。 勉強 する こと が いっぱい ある んです もの 。 わたし 、 特に 変身 術 に 興味 が ある の 。 ほら 、 何 か を ほか の もの に 変える って いう 術 。 もちろん すごく むずかしい って いわれて る けど ……」「 はじめ は 小さな もの から 試す んだ よ 。 マッチ を 針 に 変える と か ……」)

ハリー は 体 が 暖かく なり 、 眠く なって きた 。 来賓 席 を 見上げる と 、 ハグリッド は ゴブレット で グイグイ 飲んで いた 。 マクゴナガル 先生 は ダンブルドア 先生 と 話して いる 。 バカバカしい ターバン を 巻いた クィレル 先生 は 、 ねっとり した 黒 髪 、 鈎鼻 、 土気色 の 顔 を した 先生 と 話して いた 。

突然 何 か が 起こった 。 鈎鼻 の 先生 が クィレル 先生 の ターバン 越し に ハリー と 目 を 合わせた とたん 、 ハリー の 額 の 傷 に 痛み が 走った 。

「 イタツ ! 」 ハリー は とっさに 手 で パシリ と 額 を おおった 。

「 どうした の ? 」 パーシー が 尋ねた 。

「 な 、 なんでもない 」

痛み は 急に 走り 、 同じ ように 急に 消えた 。 しかし あの 目つき から 受けた 感触 は 簡単に は 振り払え なかった 。 あの 目 は ハリー が 大嫌いだ と 言って いた ……。

「 あそこ で クィレル 先生 と 話して いる の は どなた です か 」 と パーシー に 聞いて みた 。

「 おや 、 クィレル 先生 は もう 知って る んだ ね 。 あれ は スネイプ 先生 だ 。 どうりで クィレル 先生 が オドオド して る わけだ 。 スネイプ 先生 は 魔法 薬学 を 教えて いる んだ が 、 本当 は その 学科 は 教え たく ない らしい 。 クィレル の 席 を ねらって るって 、 みんな 知って る よ 。 闇 の 魔術 に すごく 詳しい んだ 、 スネイプって 」 ハリー は スネイプ を しばらく 見つめて いた が 、 スネイプ は 二度と ハリー の 方 を 見 なかった 。

とうとう デザート も 消えて しまい 、 ダンブルドア 先生 が また 立ち上がった 。 広間 中 が シーン と なった 。

「 エヘン ── 全員 よく 食べ 、 よく 飲んだ こと じゃ ろう から 、 また 二 言 、 三 言 。 新 学期 を 迎える に あたり 、 いくつか お 知らせ が ある 。 一 年生 に 注意 して おく が 、 構内 に ある 森 に 入って は いけません 。 これ は 上級 生 に も 、 何 人 か の 生徒 たち に 特に 注意 して おきます 」 ダンブルドア は キラキラッ と した 目 で 双子 の ウィーズリー 兄弟 を 見た 。

「 管理人 の フィルチ さん から 授業 の 合間 に 廊下 で 魔法 を 使わ ない ように と いう 注意 が ありました 」 「 今 学期 は 二 週 目 に クィディッチ の 予選 が あります 。 寮 の チーム に 参加 したい 人 は マダム ・ フーチ に 連絡 して ください 」 「 最後 です が 、 とても 痛い 死に 方 を し たく ない 人 は 、 今年 いっぱい 四 階 の 右側 の 廊下 に 入って は いけません 」 ハリー は 笑って しまった が 、 笑った 生徒 は ほんの 少数 だった 。

「 まじめに 言って る んじゃ ない よ ね ? 」 ハリー は パーシー に 向かって つぶやいた 。 「 いや 、 まじめ だ よ 」

パーシー が しかめ 面 で ダンブルドア を 見 ながら 言った 。

「 へん だな 、 どこ か 立入 禁止 の 場所 が ある 時 は 必ず 理由 を 説明 して くれる のに …… 森 に は 危険な 動物 が たくさん いる し 、 それ は 誰 でも 知っている 。 せめて 僕たち 監督 生 に は わけ を 言って くれて も よかった のに 」

「 では 、 寝る 前 に 校歌 を 歌いましょう ! 」 ダンブルドア が 声 を 張り上げた 。 ハリー に は 他の 先生 方 の 笑顔 が 急に こわばった ように 見えた 。

ダンブルドア が 魔法 の 杖 を まるで 杖 先 に 止まった はえ を 振り払う ように ヒョイ と 動かす と 、 金色 のり ぽん が 長々 と 流れ出て 、 テーブル の 上 高く 昇り 、 ヘビ の ように クネタネ と 曲がって 文字 を 書いた 。

「 みんな 自分 の 好きな メロディー で 。 では 、 さん 、 し 、 はい ! 」 学校 中 が 大声 で うなった 。 ホグワーツ ホグワーツ

ホグホグ ワッワッ ホグワーツ

教えて どうぞ 僕たち に

老いて も ハゲ て も 青二才 でも

頭 に ゃ なんとか 詰め 込める

おもしろい もの を 詰め 込める

今 は からっぽ 空気 詰め

死んだ ハエ やら がらくた 詰め

教えて 価値 の ある もの を

教えて 忘れて しまった もの を

ベスト を つくせば あと は お 任せ

学べ よ 脳みそ 腐る まで

みんな バラバラ に 歌い 終えた 。 とびきり 遅い 葬送 行進 曲 で 歌って いた 双子 の ウィーズリー 兄弟 が 最後 まで 残った 。 ダンブルドア は それ に 合わせて 最後 の 何 小節 か を 魔法 の 杖 で 指揮 し 、 二 人 が 歌い 終わった 時 に は 、 誰 に も 負け ない ぐらい 大きな 拍手 を した 。

「 ああ 、 音楽 と は 何にも まさる 魔法 じゃ 」

感激 の 涙 を ぬぐい ながら ダンブルドア が 言った 。

「 さあ 、 諸君 、 就寝 時間 。 かけ足 ! 」 グリフィンドール の 一 年生 は パーシー に 続いて ペチャクチャ と 騒がしい 人ごみ の 中 を 通り 、 大広間 を 出て 大理石 の 階段 を 上がった 。 ハリー の 足 は また 鉛 の ように 重く なった が 、 今度 は 疲れ と 満腹 の せい だった 。 とても 眠かった ので 、 廊下 を 通る とき 、 壁 に かけて ある 肖像 画 の 人物 が ささやいたり 生徒 を 指さしたり して も 、 気 に なら ず 、 パーシー が 引き戸 の 陰 と タペストリー の 裏 の 隠し ドア を 二 度 も 通り抜けた の に なんとも 思わ なかった 。 あくび を し 、 足 を 引きずり ながら 、 階段 また 階段 を のぼり 、 ハリー が いったい あと どの くらい かかる んだろう と 思った とたん 、 突然 みんな が 止まった 。

前方 に 杖 が 一 束 、 空中 に 浮いて いた 。 パーシー が 一 歩 前進 する と 杖 が バラバラ と 飛びかかって きた 。

「 ピーブズ だ 」

と パーシー が 一 年生 に ささやいた 。

「 ポルターガイスト の ピーブズ だ よ 」

パーシー は 大声 を 出した 。

「 ピーブズ 、 姿 を 見せろ 」

風船 から 空気 が 抜ける ような 、 大きい 無 作法 な 音 が それ に 応えた 。

「『 血みどろ 男爵 』 を 呼んで きて も いい の か ? 」 ボン と 音 が して 、 意地悪 そうな 暗い 目 の 、 大きな 口 を した 小 男 が 現れた 。 あぐら を かき 、 杖 の 束 を つかんで 空中 に 漂って いる 。

「 おお お ぉぉ ぉぉ ! か ー わ いい 一 年生 ちゃん ! なんて 愉快な んだ ! 」 小 男 は 意地悪な かん高い 笑い声 を 上げ 、 一 年生 めがけて 急 降下 した 。 みんな は ひょいと 身 を 屈めた 。

「 ピーブズ 、 行って しまえ 。 そう し ない と 男爵 に 言いつける ぞ 。 本気 だぞ 」

パーシー が 怒鳴った 。

ピーブズ は 舌 を ベーッ と 出し 、 杖 を ネビル の 頭 の 上 に 落とす と 消えて しまった 。 ついでに そこ に あった よろい を ガラガラ いわ せ ながら 遠のいて いく の が 聞こえた 。

「 ピーブズ に は 気 を つけた ほう が いい 」

再び 歩き 出し ながら パーシー が 言った 。

「 ピーブズ を コントロール できる の は 『 血みどろ 男爵 』 だけ な んだ 。 僕ら 監督 生 の 言う こと で さえ 聞きゃ し ない 。 さあ 、 着いた 」

廊下 の つきあたり に は 、 ピンク の 絹 の ドレス を 着た とて も 太った 婦人 の 肖像 画 が かかって いた 。

「 合言葉 は ? 」 と その 婦人 が 開いた 。

「 カプート ドラコニス 」

パーシー が そう 唱える と 、 肖像 画 が パッと 前 に 開き 、 その 後ろ の 壁 に 丸い 穴 が ある の が 見えた 。 みんな やっと その 高い 穴 に はい 登った ── ネビル は 足 を 持ち上げて もらわ なければ なら なかった ── 穴 は グリフィンドール の 談話 室 に つながって いた 。 心地よい 円形 の 部屋 で 、 フカフカ した ひじ かけ 椅子 が たくさん 置いて あった 。

パーシー の 指示 で 、 女の子 は 女子 寮 に 続く ドア から 、 男の子 は 男子 寮 に 続く ドア から それぞれ の 部屋 に 入った 。 らせん 階段 の てっぺん に ── そこ は 、 いくつか ある 塔 の 一 つ に 違いない ── やっと ベッド が 見つかった 。 深紅 の ビロード の カーテン が かかった 、 四 本 柱 の 天 蓋 つき ベッド が 五 つ 置いて あった 。 トランク は もう 届いて いた 。 クタクタ に 疲れて しゃべる 元気 も なく 、 みんな パジャマ に 着替えて ベッド に もぐりこんだ 。

「 すごい ごちそう だった ね 」

ロン が カーテン ご し に ハリー に 話しかけた 。

「 スキャバーズ 、 やめろ ! こいつ 、 僕 の シーツ を かんで いる 」

ハリー は ロン に 糖 蜜 パイ を 食べた か どう か 聞こう と した が 、 あっという間 に 眠り 込んで しまった 。

ちょっと 食べ 過ぎた せい か 、 ハリー は とても 奇妙な 夢 を 見た 。 ハリー が クィレル 先生 の ターバン を かぶって いて 、 その ターバン が ハリー に 絶え間 なく 話しかけ 、

「 すぐ スリザリン に 移ら なくて は なら ない 。 それ が 運命 な のだ から 」

と 言う のだ 。

「 スリザリン に は 行き たく ない 」

と 言う と 、 ターバン は だんだん 重く なり 、 脱ごう と して も 、 痛い ほど に 締めつけて くる ── そして 、 マルフォイ が いる 。 ハリー が ターバン と 格闘 して いる の を 笑い ながら 見て いる ── 突然 マルフォイ の 顔 が 鈎鼻 の スネイプ に 変わり 、 その 高 笑い が 冷たく 響く ── 緑色 の 光 が 炸裂 し 、 ハリー は 汗 びっしょり に なって 震え ながら 目 を 覚ました 。

ハリー は 寝返り を うち 、 再び 眠り に 落ちた 。 翌朝 目覚めた 時 に は 、 その 夢 を まったく 覚えて い なかった 。

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7.2 組 分け 帽子 くみ|わけ|ぼうし группа|распределение|шляпа group|divide|hat 7.2 Kopplungskappen 7.2 Grouping hat 7.2 Tapas de emparejamiento 7.2 Capsules d'appariement 7.2 Caps koppelen 7.2 Nakładki parowania 7.2 Tampas de emparelhamento 7.2 Koppling av lock 7.2 帽子分组 7.2 帽子分組

まだ 組 分け が すんで いない の は あと 三 人 だけ に なった 。 |くみ|わけ|||||||みっ|じん||| ||||завершено||||||||| |groupe|||||||||||| |group|||finished|||||||||became There are only three people left who have not been assigned to a group. Solo tres personas más aún no se han agrupado. 「 タービン ・ リサ 」 は レイブンクロ 一 に なった 。 たーびん|りさ|||ひと|| Турбина Риса|||Рэйвенкро||| turbine|Lisa||Raven Black||| "Turbine Lisa" has become Rayvenclaw 1. 次 は ロン の 番 だ 。 つぎ||||ばん| ||||turn| Next is Ron's turn. ロン は 青ざめて いた 。 ||あおざめて| ||побледнел| ||blass| Ron||pale| Ron was pale. ハリー は テーブル の 下 で 手 を 組んで 祈った 。 ||てーぶる||した||て||くんで|いのった ||||||||скрестил руки|молился ||||||||joint|a prié ||||unter||||| ||||||||folded|prayed Harry folded his hands under the table and prayed. 帽子 は すぐに 「 グリフィンドール ! ぼうし||| hat||right away| The hat immediately says "Gryffindor! 」 と 叫んだ 。 |さけんだ |yelled I shouted.

ハリー は みんな と 一緒に 大きな 拍手 を した 。 ||||いっしょに|おおきな|はくしゅ|| ||||||applaudissement|| ||||||applause|| Harry gave a big applause with everyone. ロン は ハリー の 隣 の 椅子 に 崩れる ように 座った 。 ||||となり||いす||くずれる||すわった ||||||||развалиться|| ||||||||tomber|| ||||next||chair||slumped|| Ron sat crumbled in the chair next to Harry.

「 ロン 、 よく やった ぞ 。 "Ron, well done. えらい 」 замечательный great Great."

ハリー の 隣 から 、 パーシー ・ ウィーズリー が もったいぶって 声 を かけた 。 ||となり||||||こえ|| |||||||прибедняться||| |||||||en faisant le mystérieux||| |||||||teasing||| From next to Harry, Percy Weasley screamed. 「 ザビニ ・ ブレーズ 」 は スリザリン に 決まった 。 |||||きまった Забини|Блейз|||| Zabini|Blaise||Slytherin||decided "Zabini Blaze" was decided to be Slytherin. マクゴナガル 先生 は クルクル と 巻紙 を しまい 、 帽子 を 片づけた 。 |せんせい||くるくる||まきがみ|||ぼうし||かたづけた |||крутясь||свиток|||||убрала |||rouleau||||||| |||in a coil||roll of paper||put away|hat||tidied Dr. McGonagall put away the rolling paper and the rolling paper and put away his hat.

ハリー は 空っぽ の 金 の 皿 を 眺めた 。 ||からっぽ||きむ||さら||ながめた ||пустой||||тарелка|| Harry||empty||||||looked at Harry looked at the empty gold plate. 急に お腹 が ペコペコ な のに 気 が ついた 。 きゅうに|おなか|||||き|| |||очень голоден||||| ||||||||noticed Suddenly I noticed that I was hungry. かぼちゃ パイ を 食べた の が 大昔 の ような 気 が した 。 |ぱい||たべた|||おおむかし|||き|| тыква||||||давным-давно||||| ||||||très longtemps||||| pumpkin||||||a long time ago||||| I felt like eating a pumpkin pie was a long time ago.

アルバス ・ ダンブルドア が 立ち上がった 。 |||たちあがった |||stood up Albus Dumbledore has started up. 腕 を 大きく 広げ 、 みんな に 会える の が この上 も ない 喜び だ と いう ように ニッコリ 笑った 。 うで||おおきく|ひろげ|||あえる|||このうえ|||よろこび|||||にっこり|わらった рука|||||||||ничего лучше||||||||| bras|||ouvrir|||rencontrer|||||||||||| |||spread||||||above|||great joy|||||smiled brightly| He spread his arms wide and smiled as if to say that there is no greater joy than being able to see everyone.

「 おめでとう ! congratulations "Congratulations! ホグワーツ の 新入 生 、 おめでとう ! ||しんにゅう|せい| ||новый||Поздравляю ||nouveau|| ||new student|| Congratulations on being a new student at Hogwarts! 歓迎 会 を 始める 前 に 、 二 言 、 三 言 、 言わ せて いただきたい 。 かんげい|かい||はじめる|ぜん||ふた|げん|みっ|げん|いわ||いただき たい Добро пожаловать||||||два||||||хотел бы accueil|||||||||||| welcome|event|||||two|word|three||to say||would like to receive Before starting the welcome party, I would like to say a few words and three words. では 、 いきます ぞ 。 |いき ます| |let's go| Well then, let's go. そ ー れ ! |-| That's it! わっしょい ! Ура! heave-ho Wasshoi! こらし ょい ! слышишь меня|эй stop|hey This is it! どっこ らし ょい ! ど っこ|| вот так|| where|seems|noisy Here we go! 以上 ! いじょう 以上 done That's all! 」 ダンブルドア は 席 に つき 、 出席 者 全員 が 拍手 し 歓声 を あげた 。 ||せき|||しゅっせき|もの|ぜんいん||はくしゅ||かんせい|| |||||присутствие||||||восторг|| |||||présent||||||cris|| Dumbledore||seat||sat down|attendance||everyone||applause|quotation particle|cheers|(object marker)|cheered Dumbledore took his seat and the attendees all applauded and cheered. ハリー は 笑って いい の か 悪い の か わから なかった 。 ||わらって||||わるい|||| ||laughing|||||||| Harry didn't know if it was good or bad to laugh.

「 あの 人 …… ちょっぴり おかしく ない ? |じん||| ||немного|странно| ||a little|a little strange| "That person ... isn't it a little strange? 」 ハリー は パーシー に 聞いた 。 ||||きいた ||Percy|| Harry asked Percy.

「 おかしい だって ? |because "Because it's funny? 」 パーシー は ウキウキ して いた 。 ||うきうき|| ||excité|| ||excited|| ' Percy was gleeful. 「 あの 人 は 天才 だ ! |じん||てんさい| |||génie| |||genius| He is a genius! 世界 一 の 魔法使い さ ! せかい|ひと||まほうつかい| The best witch in the world! でも 少し おかしい かな 、 うん 。 |すこし||| But it's a little strange, yeah. 君 、 ポテト 食べる かい ? きみ|ぽてと|たべる| you|potato|| Do you eat potatoes? 」 ハリー は あっけにとられた 。 ||ошеломлённый ||était stupéfait ||taken aback Harry was taken aback. 目の前 に ある 大 皿 が 食べ物 で いっぱいに なって いる 。 めのまえ|||だい|さら||たべもの|||| ||||||||full|| The platter in front of me is full of food. こんなに たくさん 、 ハリー の 食べたい 物 ばかり 並んで いる テーブル は 見た こと が ない 。 ||||たべ たい|ぶつ||ならんで||てーぶる||みた||| |много|Гарри|||||||||||| ||||want to eat||only|lined||||||| I've never seen a table with so many things that Harry wants to eat. ローストビーフ 、 ローストチキン 、 ポークチョップ 、 ラムチョップ 、 ソーセージ 、 ベーコン 、 ステーキ 、 ゆでた ポテト 、 グリルポテト 、 フレンチフライ 、 ヨークシャープディング 、 豆 、 にんじん 、 グレービー 、 ケチャップ 、 そして なぜ か 、 ハッカ 入り キャンディ 。 ||||そーせーじ|べーこん|すてーき||ぽてと||||まめ|||けちゃっぷ|||||はいり| Ростбиф|жареный цыпленок|свинина отбивная|бараньи отбивные|колбаса||стейк|вареный||Гриль картофель|картошка фри|йоркширский пудинг|бобы|морковь|грибной соус|кетчуп||||мятный||конфеты с мятой roast beef|roast chicken|pork chop|lamb chop|sausage|bacon|steak|boiled|potato|grilled potatoes|French fry|Yorkshire pudding|beans|carrot|gravy|ketchup|and||particle|mint|with|candy Roast beef, roast chicken, pork chops, lamb chops, sausages, bacon, steaks, boiled potatoes, grilled potatoes, french fries, yorkshire pudding, beans, carrots, gravy, ketchup, and why.

ダーズリー 家 で は 飢え死に こそ し なかった が 、 一 度 も お腹 いっぱい 食べ させて は もらえ なかった 。 |いえ|||うえじに|||||ひと|たび||おなか||たべ|さ せて||| Дурсли||||умереть от голода|||||||||||позволить есть||| ||||mourir de faim|||||||||||||| ||||dying of hunger|emphatic particle|||||time||stomach|||allowed||| I didn't starve to death at the Dursley family, but I never got to eat it full. ハリー が 食べたい もの は 、 たとえ 食べ 過ぎて 気持 が 悪く なって も 、 みんな ダドリー が 取り上げて しまった 。 ||たべ たい||||たべ|すぎて|きもち||わるく||||||とりあげて| ||||||||||||||||забрал| |||||even||too much|feeling|||||everyone|||confiscated| Harry wanted to eat everything, even if he overate and felt sick, but Dudley had taken everything away. ハリー は 、 ハッカ 入り キャンディ 以外 は 全部 少しずつ お 皿 に 取って 食べ はじめた 。 |||はいり||いがい||ぜんぶ|すこしずつ||さら||とって|たべ| ||мятный||||||немного|||||| ||mint||candy|except||all|little by little||||taking|| Harry started by taking a little bit of everything on his plate, except for the peppermint candy. どれ も これ も おいしかった 。 ||||вкусно Every single thing was delicious.

「 おいし そうです ね 」 |そう です| вкусный|| delicious|| "It looks delicious."

ハリー が ステーキ を 切って いる と 、 ひだ 襟 服 の ゴースト が 悲しげに 言った 。 ||すてーき||きって||||えり|ふく||ごーすと||かなしげに|いった |||||||ヒダ|воротник|||||печально| |||||||ひだ (1)|de l'ourlet|||||tristement| |||||||wrinkle|collar|clothes||ghost||sadly| Harry was cutting the steak, and the ghost in the ruffs sadly said.

「 食べられ ない の ? たべ られ|| можно есть|| able to eat|| "Can't you eat? 」 「 かれこれ 四百 年 、 食べて おりません 。 |しひゃく|とし|たべて|おり ませ ん приблизительно четыре|четыреста|||не ел for the past four hundred years|400|years||eating "I haven't eaten for 400 years. もちろん 食べる 必要 は ない のです が 、 でも なつかしくて 。 |たべる|ひつよう|||||| ||||||||ностальгично of course||necessary||||||nostalgic Of course you don't have to eat it, but I miss it. まだ 自己 紹介 して おりません でした ね 。 |じこ|しょうかい||おり ませ ん|| |self|introduction||not|| You haven't introduced yourself yet. ニコラス ・ ド ・ ミムジー - ポーピントン 卿 と いいます 。 ||||きょう||いい ます ||Мимзи|попинтон|сэр|| Nicholas|possessive particle|Mimsy|Poppington|sir|quotation particle|is called Nicholas de Mimsey-Sir Popinton. お 見 知り おき を 。 |み|しり|| (honorific prefix)|seeing|know|please remember|(omitted) What do you know? グリフィンドール 塔 に 住む ゴースト です 」 |とう||すむ|ごーすと| |tour|||| Gryffindor|tower|||| It's a ghost who lives in the Gryffindor Tower. "

「 僕 、 君 の こと 知って る ! ぼく|きみ|||しって| "I know you! 」 ロン が 突然 口 を はさんだ 。 ||とつぜん|くち|| |||||вставил ||suddenly|mouth||cut in ' Ron suddenly interrupted.

「 兄さん たち から 君 の こと 聞いて る よ 。 にいさん|||きみ|||きいて|| "I'm hearing about you from my brothers. 『 ほとんど 首 無し ニック 』 だ ! |くび|なし|| |||Ник| almost|head|head|Nick| "Nearly Headless Nick"! 」 「 むしろ 、 呼んで いただく のであれば 、 ニコラス ・ ド ・ ミムジー ……」 |よんで||||| скорее|зовите||если так||| plutôt|appeler||||| rather|calling|to receive|if|Nicholas||de Mimsey "Rather, if you would like to call me, Nicholas de Mimsey ..." と ゴースト が あらたまった 調子 で 言い かけた が 、 黄土色 の 髪 の シェーマス ・ フィネガン が 割り込んで きた 。 |ごーすと|||ちょうし||いい|||おうどいろ||かみ|||||わりこんで| |||официальным|тон|||||желто-коричневый||||Шеймус Финнеган|||вмешался| |||sérieux||||||jaune terre|||||||a interrompu| |||changed|tone|||||yellow||hair||Seamus|Finnegan||cut in| The Ghost started to say something in a solemn tone, but was interrupted by the sandy-haired Seamus Finnigan.

「 ほとんど 首 無し ? |くび|なし almost|| "Nearly Headless?" どうして ほとんど 首 無し に なれる の ? ||くび|なし||| |||без||| |||||can become| How can one become nearly headless? 」 ニコラス 卿 は 会話 が どうも 自分 の 思う 方向 に は 進んで いか ない ので 、 ひどく 気 に 障った ようだった 。 |きょう||かいわ|||じぶん||おもう|ほうこう|||すすんで|||||き||さわった| |||||||||||||||||||беспокоило| |||||||||direction|||||||très|||était troublé| Nicholas|lord||conversation||||||direction|||willingly||||very|||offended| Sir Nicholas seemed terribly disturbed because the conversation didn't seem to go in the direction he wanted. 「 ほら 、 この とおり 」 ||дорога ||like "See, this is it."

ニコラス 卿 は 腹立たし げ に 自分 の 左 耳 を つかみ 引っ張った 。 |きょう||はらだたし|||じぶん||ひだり|みみ|||ひっぱった |||раздражающий||||||||схватить|потянул за ||||||||||||a tiré Nicholas|sir||angrily|seemingly||||left|ear||grab|pulled Sir Nicholas was angry and grabbed his left ear and pulled it. 頭 が 首 から グラッ と はずれ 、 蝶番 で 開く ように 肩 の 上 に 落ちた 。 あたま||くび|||||ちょうつがい||あく||かた||うえ||おちた ||||криво|||петля|||||||| ||||グラッ(1)|||charnière|||||||| ||||sound||off|hinge||opened||shoulder||||fell The head slipped off the neck and fell onto the shoulders to open with a hinge. 誰 か が 首 を 切ろう と して 、 やり そこねた らしい 。 だれ|||くび||きろう||||| |||||отрезать||||| |||head||cut off|||spear|missed| It seems that someone tried to decapitate and failed. 生徒 たち が 驚く ので 「 ほとんど 首 無し ニック 」 は うれし そうな 顔 を して 頭 を ヒョイ と 元 に 戻し 、 咳払い を して から こう 言った 。 せいと|||おどろく|||くび|なし||||そう な|かお|||あたま||||もと||もどし|せきばらい|||||いった |||удивляться|||||||||лицо|||голова|||||||покашливание||||| students|||surprised||||without|Nick||||face|||||up||original||returned|throat clearing||||like this| As the students were surprised, "Nearly Headless Nick" said with a joyful face, his head back and his throat cleared, and then he cleared his throat.

「 さて 、 グリフィンドール 新入 生 諸君 、 今年 こそ 寮 対抗 優勝 カップ を 獲得 できる よう 頑張って くださる でしょう な ? ||しんにゅう|せい|しょくん|ことし||りょう|たいこう|ゆうしょう|かっぷ||かくとく|||がんばって||| ||||друзья||||соревнование между домами|чемпионство||||||||| ||||mesdames et messieurs||||d'opposition|victoire|||obtenir|||||| ||new student|student|everyone||this year|dormitory|inter-house|victory|cup||win|||do your best||| "Well, Gryffindor freshmen, will you do your best to win the Dormitory Championship Cup this year? グリフィンドール が こんなに 長い 間 負け 続けた こと は ない 。 |||ながい|あいだ|まけ|つづけた||| Gryffindor||this much||a long time|lost|continued|||not Gryffindor has never been defeated for such a long time. スリザリン が 六 年 連続 で 寮 杯 を 取って いる のです ぞ ! ||むっ|とし|れんぞく||りょう|さかずき||とって||| ||||непрерывно|||||||| ||||consécutif|||coupe||||| Slytherin||||consecutive|||cup||winning||| Slytherin has won House Cup for the sixth year in a row! 『 血みどろ 男爵 』 は もう 鼻持ち なら ない 状態 です …… スリザリン の ゴースト です が ね 」 ちみどろ|だんしゃく|||はなもち|||じょうたい||||ごーすと||| кровавый|барон|||невыносимо|||||||||| sanglant|baron|||nez|||état||||||| bloody|baron|||object of scorn|||state||||||| 'The Bloody Baron' is already sickening... the ghost of Slytherin."

ハリー が スリザリン の テーブル を 見る と 、 身 の 毛 の よだつ ような ゴースト が 座って いた 。 ||||てーぶる||みる||み||け||||ごーすと||すわって| ||||||||||шерсть||||||| ||||||||corps||poil||よだつ(1)||||| ||||||||body||hair||stand on end||||| When Harry looked at Slytherin's table, a hairy ghost was sitting. うつろな 目 、 げっそり と した 顔 、 衣服 は 銀色 の 血 で べっとり 汚れて いる 。 |め||||かお|いふく||ぎんいろ||ち|||けがれて| пустые||изможденный|||лицо|одежда||||кровь||плотно|запачканный| vide||épuisé||||vêtements||||||collant|sale| hollow||haggard|||face|clothes||silver||blood||thickly|dirty| Her hollow eyes, slender face, and clothes are smeared with silvery blood. マルフォイ の すぐ 隣 に 座って いる 。 |||となり||すわって| Malfoy|||next to||| Sitting right next to Malfoy. マルフォイ は その 席 が お 気 に 召さ ない 様子 な ので ハリー は なんだか うれしかった 。 |||せき|||き||めさ||ようす|||||| |||место|||||не нравится|||||||| ||||||||était satisfait|||||||| |||||honorable|feeling||to like|not|appearance|||||somehow| Harry was kind of happy because Malfoy didn't seem to like the seat.

「 どうして 血みどろに なった の 」 と 興味 津々 の シェーマス が 聞いた 。 |ちみどろに||||きょうみ|つ 々||||きいた |в крови|||||с интересом||Шеймус|| ||||||très intéressé|||| |bloodily||||interest|keen||Seamus|| "Why did you get bloody?" Asked the curious Shamus.

「 私 、 聞いて みた こと も ありません 」 と 「 ほとんど 首 無し ニック 」 が 言葉 を にごした 。 わたくし|きいて||||あり ませ ん|||くび|なし|||ことば|| ||||||||||||||замял ||||||||||||||murmuré ||||||||||||words||garbled "I've never heard of it," said "Nearly Headless Nick." 全員 が お腹 いっぱいに なった ところ で 食べ物 は 消え去り 、 お 皿 は 前 と 同じ ように ピカピカ に なった 。 ぜんいん||おなか|||||たべもの||きえさり||さら||ぜん||おなじ||ぴかぴか|| |||||||||исчезло|||||||||| |||||||||a disparu|||||||||| everyone||stomach|||||||disappeared||||||||sparkling|| When everyone was full, the food disappeared and the dishes became as shiny as before. まもなく デザート が 現れた 。 |でざーと||あらわれた |||появился soon|dessert||appeared Soon a dessert appeared. ありとあらゆる 味 の アイスクリーム 、 アップルパイ 、 糖 蜜 パイ 、 エクレア 、 ジャムドーナツ 、 トライフル 、 いちご 、 ゼリー 、 ライスプディング など など ……。 |あじ||あいすくりーむ||とう|みつ|ぱい|||とらい ふる||ぜりー||| всевозможные|вкус|||яблочный пирог|сахар|сироп||эклер|||клубника||рисовый пудинг|| |||||sucre|miel||||||||| every|flavors|||apple pie|sugar|honey|pie|eclair|jam doughnut|trifle|strawberry|jelly|rice pudding|| Ice cream of all kinds, apple pie, sugar honey pie, eclair, jam donut, trifle, strawberry, jelly, rice pudding, etc ...

ハリー が 糖 蜜 パイ を 食べて いる と 、 家族 の 話題 に なった 。 ||とう|みつ|ぱい||たべて|||かぞく||わだい|| |||||||||||семейные разговоры|| |||||||||||sujet|| ||sugar|syrup||||||family||topic|| When Harry was eating a molasses pie, it became a hot topic for his family.

「 僕 は ハーフ な んだ 。 ぼく||はーふ|| ||полукровка|| ||half|| "I'm half. 僕 の パパ は マグル で 、 ママ は 結婚 する まで 魔女 だ と 言わ なかった んだ 。 ぼく||ぱぱ||||まま||けっこん|||まじょ|||いわ|| ||||||mom||marriage|||||||| My dad was a muggle and my mom didn't say she was a witch until she got married. パパ は ずいぶん ドッキリ した みたいだ よ 」 と シェーマス が 言った 。 ぱぱ||||||||||いった |||шутка||||||| |||surpris||||||| ||very|surprised||||||| Daddy seems to have been quite surprised, "said Shamus.

みんな 笑った 。 |わらった

「 ネビル は どう だい 」 ロン が 聞いた 。 ||||||きいた Neville|||about||| "How about Neville," Ron asked.

「 僕 、 ばあちゃん に 育てられた んだ けど 、 ばあちゃん が 魔女 な んだ 」 ぼく|||そだて られた|||||まじょ|| |||воспитывался|||||ведьма|| |||raised|||||witch|| "I was raised by my grandma, but my grandma is a witch." ネビル が 話し出した 。 ||はなしだした ||начал говорить Neville||started talking Neville spoke.

「 でも 僕 の 家族 は ズーッ と 僕 が 純粋 マグル だ と 思って た みたい 。 |ぼく||かぞく||||ぼく||じゅんすい||||おもって|| |||||Целый||||чистый|||||| |||||||||pur|||||| |||family||suddenly||||pure|||||| "But my family seemed to think I was a pure muggle. アルジー 大 おじさん と きたら 、 僕 に 不意打ち を 食わせて なんとか 僕 から 魔法 の 力 を 引き出そう と した の ── 僕 を ブラック プール の 桟橋 の 端 から 突き落としたり して 、 もう 少し で おぼれる ところ だった 。 |だい||||ぼく||ふいうち||くわせて||ぼく||まほう||ちから||ひきだそう||||ぼく||ぶらっく|ぷーる||さんばし||はし||つきおとしたり|||すこし|||| Алджи|||||||внезапный удар||кормить||||||||вывести|||||||||пирс||||сбросить|||||утонуть|| |||||||coup surprise||a fait||||||||extraire|||||||||jetée||||auraient poussé|||||nager|| Algie||||when he came|||sneak attack||fed||||magic||power||tried to draw out||||||black|pool||pier||edge||pushed off|||||drown|| When I came to Uncle Algae, I managed to get me out of the magical power by letting me hit him ── I was about to drown, pushing me off the edge of the pier in Blackpool. でも 八 歳 に なる まで なんにも 起こら なかった 。 |やっ|さい|||||おこら| |||||||происходило| |eight|years|||||happened| But nothing happened until I was eight years old. 八 歳 の 時 、 アルジー 大 おじさん が うち に お茶 に きた 時 、 ぼく の 足首 を つかんで 二 階 の 窓 から ぶら下げた んだ 。 やっ|さい||じ||だい|||||おちゃ|||じ|||あしくび|||ふた|かい||まど||ぶらさげた| ||||||||||||||||щиколотка||схватил||||||| ||||Algie||||||||||||ankle||grabbed||floor||||dangled| At the age of eight, when Uncle Argy came to our tea, he grabbed my ankle and hung it from the window upstairs. ちょうど その 時 エニド 大 おばさん が メレンゲ 菓子 を 持ってきて 、 大 おじさん たら うっかり 手 を 離して しまった んだ 。 ||じ||だい||||かし||もってきて|だい||||て||はなして|| |||Энид||||безе|||принесла|||||||отпустил|| ||||||||||||||par inadvertance||||| just|||Enid||||meringue|sweets||brought||||carelessly|||letting go|| Just then, Aunt Enid brought meringue candy, and she inadvertently let go. En ese momento, la tía Enid trajo dulces de merengue y, sin darse cuenta, los soltó. だけど 、 僕 は まり みたいに はずんだ んだ ── 庭 に 落ちて 道路 まで ね 。 |ぼく||||||にわ||おちて|どうろ|| |||мяч||подскочила|||||дорога|| |||Mari||a sauté||||||| |||ball|like|bounced||yard||fallen|road|| However, I bounced like a ball ── I fell into the garden and went to the road. それ を 見て みんな 大喜び だった 。 ||みて||おおよろこび| ||||overjoy| Everyone was overjoyed to see it. ばあちゃん なんか 、 うれし泣き だ よ 。 ||うれしなき|| ||tears of joy|| Grandma is kind of crying with happiness. この 学校 に 入学 する こと に なった 時 の みんな の 顔 を 見せ たかった よ 。 |がっこう||にゅうがく|||||じ||||かお||みせ|| |||поступление в школу||||||||||||| |school||admission|||||||||||show|| I wanted to show everyone's faces when I decided to enroll in this school. みんな 僕 の 魔法 力 じゃ 無理だ と 思って た らしい 。 |ぼく||まほう|ちから||むりだ||おもって|| |||magic|||impossible|||| It seems everyone thought my magical powers wouldn't be enough. アルジー 大 おじさん なんか とても よろこんで ヒキガエル を 買って くれた んだ 」 |だい|||||ひきがえる||かって|| |||||рад||||| Archie|||||happily|toad||bought|| My great uncle Algie seemed very pleased and bought me a toad.

テーブル の 反対 側 で は 、 パーシー と ハーマイオニー が 授業 に ついて 話して いた 。 てーぶる||はんたい|がわ|||||||じゅぎょう|||はなして| ||против|сторона|||||||уроки|||| ||||||||||cours|||| ||opposite|side|||||Hermione||class||taking|| On the other side of the table, Percy and Hermione were talking about the lesson.

(「 ほんとに 、 早く 始まれば いい のに 。 |はやく|はじまれば|| ||начнется|| ||starts|| ("I really wish I could start early. 勉強 する こと が いっぱい ある んです もの 。 べんきょう||||||| studying||||||| I have a lot of things to study. わたし 、 特に 変身 術 に 興味 が ある の 。 |とくに|へんしん|じゅつ||きょうみ||| ||превращение|||||| ||transformation|technique||interest||| I'm particularly interested in makeover techniques. ほら 、 何 か を ほか の もの に 変える って いう 術 。 |なん|||||||かえる|||じゅつ ||||||||изменить||| ||||||||change|||technique You see, the technique of changing something to something else. もちろん すごく むずかしい って いわれて る けど ……」「 はじめ は 小さな もの から 試す んだ よ 。 ||||いわ れて|||||ちいさな|||ためす|| ||||говорят|||||||||| ||difficile||||||||||essayer|| ||difficult||it is said|||||small|||to try|| Of course, they say it's very difficult, but..." "Try small things first. マッチ を 針 に 変える と か ……」) まっち||はり||かえる|| спичка||иглу||менять|| ||aiguille|||| match||needle|||| For example, changing the match to a needle ... ")

ハリー は 体 が 暖かく なり 、 眠く なって きた 。 ||からだ||あたたかく||ねむく|| ||||chaud|||| ||body||warm||sleepy|| Harry is getting warmer and sleepier. 来賓 席 を 見上げる と 、 ハグリッド は ゴブレット で グイグイ 飲んで いた 。 らいひん|せき||みあげる||||||ぐいぐい|のんで| invité||||||||||| guest|seat||looked up|when|||goblet||gulping|| Looking up at the guest table, Hagrid was drinking heavily from his goblet. マクゴナガル 先生 は ダンブルドア 先生 と 話して いる 。 |せんせい|||せんせい||はなして| Professor McGonagall is talking to Professor Dumbledore. バカバカしい ターバン を 巻いた クィレル 先生 は 、 ねっとり した 黒 髪 、 鈎鼻 、 土気色 の 顔 を した 先生 と 話して いた 。 ばかばかしい|たーばん||まいた||せんせい||||くろ|かみ|かぎはな|つち けしき||かお|||せんせい||はなして| глупый|тюрбан||обернул|Квирел|||липкий||||крючковый нос|цвет земли||лицо|||||| |||||||collant|||||visage terreux|||||||| absurd|turban||wearing|Quirrell|||stickily||black|hair|hooked nose|dark red|||||||| Professor Quirrell, in a silly evening gown, was talking to a teacher with thick black hair, a hooked nose, and a sallow complexion.

突然 何 か が 起こった 。 とつぜん|なん|||おこった suddenly||||happened Suddenly something happened. 鈎鼻 の 先生 が クィレル 先生 の ターバン 越し に ハリー と 目 を 合わせた とたん 、 ハリー の 額 の 傷 に 痛み が 走った 。 かぎはな||せんせい|||せんせい||たーばん|こし||||め||あわせた||||がく||きず||いたみ||はしった Крюк нос|||||||тюрбан|||||||встретил||||лоб||||||пронзила боль ||||||||||||||||||||||||a couru hooked nose|||||||turban|over||||||met|at the moment|||forehead||scar||pain||raced As soon as Dr. Hook's eyes looked over Harry's turban over Dr. Quirel's turban, a wound on Harry's forehead ran into pain.

「 イタツ ! Итальянский ouch "Itatsu! 」 ハリー は とっさに 手 で パシリ と 額 を おおった 。 |||て||||がく|| ||мгновенно|||помощник||||закрыл ||soudainement|||panchira||||a couvert ||quickly|hand||tray carrier||forehead||covered Harry put his hand over his forehead.

「 どうした の ? " what happened ? 」 パーシー が 尋ねた 。 ||たずねた |персонификация|спросил ||a demandé ||asked Percy asked.

「 な 、 なんでもない 」 "No, it's nothing."

痛み は 急に 走り 、 同じ ように 急に 消えた 。 いたみ||きゅうに|はしり|おなじ||きゅうに|きえた pain||suddenly|sprinting|same||suddenly|disappeared The pain ran suddenly and disappeared just as suddenly. しかし あの 目つき から 受けた 感触 は 簡単に は 振り払え なかった 。 ||めつき||うけた|かんしょく||かんたんに||ふりはらえ| ||взгляд|||ощущение||||сбросить с себя| ||regard|||sensation||||se défaire| ||look||received|sensation||easily||shake off| However, the feeling I received from that look could not be easily shaken off. あの 目 は ハリー が 大嫌いだ と 言って いた ……。 |め||||だいきらいだ||いって| |||||hated||| Those eyes said they hated Harry...

「 あそこ で クィレル 先生 と 話して いる の は どなた です か 」 と パーシー に 聞いて みた 。 |||せんせい||はなして||||||||||きいて| ||Квиррел|||||||||||||| ||Quirrell|||||||who||||||| I asked Percy, "Who is that talking with Professor Quirrell over there?"

「 おや 、 クィレル 先生 は もう 知って る んだ ね 。 ||せんせい|||しって||| |Квиррел||||||| Oh, Quirrel already knows, huh. あれ は スネイプ 先生 だ 。 |||せんせい| ||Снэйп|| ||Snape|| That's Professor Snape. どうりで クィレル 先生 が オドオド して る わけだ 。 ||せんせい||||| неудивительно|Квиррел|||нерешительно||| ||||hésitant||| no wonder||||nervously||| No wonder Professor Quirrel looks so nervous. スネイプ 先生 は 魔法 薬学 を 教えて いる んだ が 、 本当 は その 学科 は 教え たく ない らしい 。 |せんせい||まほう|やくがく||おしえて||||ほんとう|||がっか||おしえ||| ||||фармацевтика|||||||||дисциплина||||| ||||pharmacie|||||||||matière||||| |||magic|pharmaceutical science||||||really|||department||teaching||| Snape teaches magic pharmacy, but he doesn't really want to teach that department. クィレル の 席 を ねらって るって 、 みんな 知って る よ 。 ||せき|||る って||しって|| Квиррел||место||целится на||||| ||||viser||||| ||seat||aiming|that|||| Everyone knows that they are aiming for Quirel's seat. 闇 の 魔術 に すごく 詳しい んだ 、 スネイプって 」 やみ||まじゅつ|||くわしい||スネイプ って |||||очень сведущий||Снэйп ||magie||||| dark||magic||very|knowledgeable||Snape I'm very familiar with the magic of darkness, Snape. " ハリー は スネイプ を しばらく 見つめて いた が 、 スネイプ は 二度と ハリー の 方 を 見 なかった 。 |||||みつめて|||||にどと|||かた||み| ||||||||||больше никогда|||||| ||Snape||a while||||||never|||||| Harry stared at Snape for a while, but Snape never looked at Harry again.

とうとう デザート も 消えて しまい 、 ダンブルドア 先生 が また 立ち上がった 。 |でざーと||きえて|||せんせい|||たちあがった finally|||||||||stood up Finally the dessert disappeared, and Professor Dumbledore stood up again. 広間 中 が シーン と なった 。 ひろま|なか||しーん|| большая комната|||сцена|| salon|||scène|| hall|||scene||became The inside of the hall became a scene.

「 エヘン ── 全員 よく 食べ 、 よく 飲んだ こと じゃ ろう から 、 また 二 言 、 三 言 。 |ぜんいん||たべ||のんだ||||||ふた|げん|みっ|げん Эггем|||||||||||две||| ||||||||||||言|| ehem|everyone||ate||drank|||probably|||two|word|three| "Ehen ── Everyone ate well and drank well, so two or three words. 新 学期 を 迎える に あたり 、 いくつか お 知らせ が ある 。 しん|がっき||むかえる|||いく つ か||しらせ|| new|semester||to welcome||on the occasion|a few||information|| As we enter the new semester, we have some news. 一 年生 に 注意 して おく が 、 構内 に ある 森 に 入って は いけません 。 ひと|ねんせい||ちゅうい||||こうない|||しげる||はいって||いけ ませ ん |||внимание||||территория||||||| first|||attention||to prepare|but|school grounds||||||| Keep in mind that first graders should not enter the forest on the premises. これ は 上級 生 に も 、 何 人 か の 生徒 たち に 特に 注意 して おきます 」 ||じょうきゅう|せい|||なん|じん|||せいと|||とくに|ちゅうい||おき ます ||высший||||||||||||||оставлю ||avancé|||||||||||||| ||advanced|||also|what||||student||||attention||will mention This is especially important for some students, even for senior students. " ダンブルドア は キラキラッ と した 目 で 双子 の ウィーズリー 兄弟 を 見た 。 |||||め||ふたご|||きょうだい||みた ||искрящие|||||||||| ||sparkling|||||twins|||brothers|| Dumbledore saw the twin Weasley brothers with glittering eyes.

「 管理人 の フィルチ さん から 授業 の 合間 に 廊下 で 魔法 を 使わ ない ように と いう 注意 が ありました 」 かんりにん|||||じゅぎょう||あいま||ろうか||まほう||つかわ|||||ちゅうい||あり ました дворник||Филч|||уроки||между занятиями||коридор||||||||||| gardien|||||||entre les cours||||||||||||| caretaker||Filch||from|class||break||hallway||||used|||||warning|| "Mr. Filch, the caretaker, warned me not to use magic in the corridor between classes." 「 今 学期 は 二 週 目 に クィディッチ の 予選 が あります 。 いま|がっき||ふた|しゅう|め||||よせん||あり ます |||||||||отборочный матч|| |||||||||sélection|| now|semester||two|week|week||Quidditch||qualifying round|| “This semester has a Quidditch qualifying session in the second week. 寮 の チーム に 参加 したい 人 は マダム ・ フーチ に 連絡 して ください 」 りょう||ちーむ||さんか|し たい|じん|||||れんらく|| общежитие||||участвовать|||||мадемуазель Фуч|||| |||||||||||contact|| dorm||||join||||Madam|Fouche||contact|| If you would like to join the dorm team, please contact Madame Hooch. " 「 最後 です が 、 とても 痛い 死に 方 を し たく ない 人 は 、 今年 いっぱい 四 階 の 右側 の 廊下 に 入って は いけません 」 さいご||||いたい|しに|かた|||||じん||ことし||よっ|かい||みぎがわ||ろうか||はいって||いけ ませ ん ||||||||||||||||||правой стороне|||||| ||||douloureux|||||||||||||||||||| end||||painful|death||||||||this year|||floor||right side||hallway||||must not enter "Last but not least, those who don't want to die so painfully shouldn't enter the corridor on the right side of the fourth floor this year." ハリー は 笑って しまった が 、 笑った 生徒 は ほんの 少数 だった 。 ||わらって|||わらった|せいと|||しょうすう| |||||||||меньшинство| |||||||||minorité| ||laughed||||student||just|few| Harry laughed, but only a few students laughed.

「 まじめに 言って る んじゃ ない よ ね ? |いって||||| серьезно|||||| seriously|||||| "You're not saying it seriously, right? 」 ハリー は パーシー に 向かって つぶやいた 。 ||||むかって| |||||a murmuré ||||toward|muttered Harry mumbled to Percy. 「 いや 、 まじめ だ よ 」 |серьезно|| |serious|| "No, it's serious."

パーシー が しかめ 面 で ダンブルドア を 見 ながら 言った 。 |||おもて||||み||いった ||с недовольным лицом||||||| ||froncer|visage|||||| ||frowning|face|||||| Percy said, looking at Dumbledore with a frown.

「 へん だな 、 どこ か 立入 禁止 の 場所 が ある 時 は 必ず 理由 を 説明 して くれる のに …… 森 に は 危険な 動物 が たくさん いる し 、 それ は 誰 でも 知っている 。 |だ な|||たちいり|きんし||ばしょ|||じ||かならず|りゆう||せつめい||||しげる|||きけんな|どうぶつ|||||||だれ||しっている |да уж|||вход|запрет||место||||||||||||||||||||||||| ||||entrée|||||||||||||||||||||||||||| strange|isn't it|||entry|prohibited||place|||||always|reason||explanation|||||||dangerous|animals||||||||| "Strange, whenever there is an off-limits area, he always explains why ... There are a lot of dangerous animals in the forest, and everyone knows that. せめて 僕たち 監督 生 に は わけ を 言って くれて も よかった のに 」 |ぼくたち|かんとく|せい|||||いって|||| ||режиссёр|||||||||| au moins|||||||||||| at least||director||||||explained|||| At least we should have told the director students why. "

「 では 、 寝る 前 に 校歌 を 歌いましょう ! |ねる|ぜん||こうか||うたい ましょう ||||школьный гимн||Давайте споём ||||chanson de l'école|| |to sleep|||school song||let's sing "Then, let's sing the school song before we go to bed! 」 ダンブルドア が 声 を 張り上げた 。 ||こえ||はりあげた ||||закричал ||||a crié Dumbledore||||raised exclaimed Dumbledore. ハリー に は 他の 先生 方 の 笑顔 が 急に こわばった ように 見えた 。 |||たの|せんせい|かた||えがお||きゅうに|||みえた ||||||||||напряжённый|как будто| |||||||sourire|||s'était figé|| ||||teacher|||smiles||suddenly|tense|| To Harry, the smiles of the other teachers seemed to suddenly stiffen.

ダンブルドア が 魔法 の 杖 を まるで 杖 先 に 止まった はえ を 振り払う ように ヒョイ と 動かす と 、 金色 のり ぽん が 長々 と 流れ出て 、 テーブル の 上 高く 昇り 、 ヘビ の ように クネタネ と 曲がって 文字 を 書いた 。 ||まほう||つえ|||つえ|さき||とまった|||ふりはらう||||うごかす||きんいろ||||ながなが||ながれでて|てーぶる||うえ|たかく|のぼり|へび|||||まがって|もじ||かいた Дамблдор|||||||||||муха||||||двигать|||клей|пом||долго||вытекла|||||высоко поднялся||||извиваясь|||буквы|| |||||||bâton|de la baguette|||mouche||écarter||d'un coup||||||||||s'est écoulé|||||||||ondulant||||| ||magic||staff||as if|wand|tip||stopped|whisker||brushed off||quickly||moved||golden|glue|plon||at length||flowed||||high|rising||||curved tail||bent|characters|| Dumbledore flicked his wand as if to shake off a fly on the end of it, and a long stream of golden crystals shot out, rose to the top of the table, and curved like snakes to form letters.

「 みんな 自分 の 好きな メロディー で 。 |じぶん||すきな|めろでぃー| ||||melody| "Everyone can play their favorite melody. "Cada uno con su melodía favorita. では 、 さん 、 し 、 はい ! Okay, Mr., Ms., and yes! 」 学校 中 が 大声 で うなった 。 がっこう|なか||おおごえ|| |||||groaned The whole school resounded with a loud roar. ホグワーツ ホグワーツ Hogwarts| Hogwarts, Hogwarts

ホグホグ ワッワッ ホグワーツ Хогвартс|вау вау| chomp|chirp| Hoghog Wowwahogwarts

教えて どうぞ 僕たち に おしえて||ぼくたち| teach||| Please teach us

老いて も ハゲ て も 青二才 でも おいゆいて|||||あおにさい| Старея|||||молодой дурак| en vieillissant|||||jeune homme| aging||bald|||inexperienced| Even if you grow old, go bald, or remain inexperienced

頭 に ゃ なんとか 詰め 込める あたま||||つめ|こめる голова||||| ||||mettre|ranger head||||cram|cram You can still cram knowledge into your head

おもしろい もの を 詰め 込める |||つめ|こめる |||pack|to pack Can pack interesting things

今 は からっぽ 空気 詰め いま|||くうき|つめ ||пустой||упаковать now||empty|air|packed Now fill the empty space with air

死んだ ハエ やら がらくた 詰め しんだ||||つめ |муха||мусор| |mouche||débris| |fly||junk|packed Pack dead flies and rubbish

教えて 価値 の ある もの を おしえて|かち|||| |value|||| tell me something of value

教えて 忘れて しまった もの を おしえて|わすれて||| tell|forgot|||(object marker) Tell me what you forgot

ベスト を つくせば あと は お 任せ べすと||||||まかせ лучший||вложишься|||| ||faire|||| best||you do your best||||leave it If you make the best, leave it to us

学べ よ 脳みそ 腐る まで まなべ||のうみそ|くさる| учись||мозг|гнить| ||cerveau|pourrir| learn||brain|rots| Learn until your brain rots

みんな バラバラ に 歌い 終えた 。 |ばらばら||うたい|おえた |по отдельности|||закончили ||||a terminé |apart||finished singing|finished Everyone finished singing apart. とびきり 遅い 葬送 行進 曲 で 歌って いた 双子 の ウィーズリー 兄弟 が 最後 まで 残った 。 |おそい|そうそう|こうしん|きょく||うたって||ふたご|||きょうだい||さいご||のこった |медленный|похорон|марш|||||||||||| exceptionally|slow|funeral|procession|music||singing|was singing|twins|||brothers||end||remained The twin Weasley brothers, who were singing in the extremely slow funeral march, remained until the end. ダンブルドア は それ に 合わせて 最後 の 何 小節 か を 魔法 の 杖 で 指揮 し 、 二 人 が 歌い 終わった 時 に は 、 誰 に も 負け ない ぐらい 大きな 拍手 を した 。 ||||あわせて|さいご||なん|しょうせつ|||まほう||つえ||しき||ふた|じん||うたい|おわった|じ|||だれ|||まけ|||おおきな|はくしゅ|| ||||||||тактов|||||||дирижировать|||||пели|закончили||||||||||||| ||||||||mesures|||||||direction|||||||||||||perdre||||applaudissement|| ||||in addition|final|||measure|||magic||wand||conduct|||||sang||||||||defeated||||applause|| Dumbledore conducted the last few measures with his magic wand to match it, and when the two finished singing, everyone applauded loudly, like no one else.

「 ああ 、 音楽 と は 何にも まさる 魔法 じゃ 」 |おんがく|||なんにも||まほう| |||||превосходит|| |||||supérieur|| |music|||nothing|surpasses||is "Ah, music is the most powerful magic after all."

感激 の 涙 を ぬぐい ながら ダンブルドア が 言った 。 かんげき||なみだ||||||いった восторг||||вытирая|||| émotion|||||||| moved||tears||wiping|||| Wiping away tears of emotion, Dumbledore said.

「 さあ 、 諸君 、 就寝 時間 。 |しょくん|しゅうしん|じかん |Друзья|сон| ||coucher| well|gentlemen|bedtime|time "Come on, gentlemen, bedtime. かけ足 ! かけあし бегом running Kakeru! 」 グリフィンドール の 一 年生 は パーシー に 続いて ペチャクチャ と 騒がしい 人ごみ の 中 を 通り 、 大広間 を 出て 大理石 の 階段 を 上がった 。 ||ひと|ねんせい||||つづいて|||さわがしい|ひとごみ||なか||とおり|おおひろま||でて|だいりせき||かいだん||あがった ||||||||болтливый шум||шумный|||||||||marble|||| ||||||||bavarder||bruyant|foule|||||||||||| |||||||after|chattering||noisy|crowd||||street|great hall|||marble||stairs||went up The first-year Gryffindor followed Percy through the clashing crowd, out of the Great Hall, and up the marble stairs. ハリー の 足 は また 鉛 の ように 重く なった が 、 今度 は 疲れ と 満腹 の せい だった 。 ||あし|||なまり|||おもく|||こんど||つかれ||まんぷく||| ||foot|||lead||||||this time||||fullness||| |||||||comme||||||||||| ||leg|||lead|||heavily|||this time||tired||full||| Harry's legs also became as heavy as lead, but this time because of tiredness and fullness. とても 眠かった ので 、 廊下 を 通る とき 、 壁 に かけて ある 肖像 画 の 人物 が ささやいたり 生徒 を 指さしたり して も 、 気 に なら ず 、 パーシー が 引き戸 の 陰 と タペストリー の 裏 の 隠し ドア を 二 度 も 通り抜けた の に なんとも 思わ なかった 。 |ねむかった||ろうか||とおる||かべ||||しょうぞう|が||じんぶつ|||せいと||ゆびさしたり|||き||||||ひきど||かげ||||うら||かくし|どあ||ふた|たび||とおりぬけた||||おもわ| |sleepy||||проходить||||||portrait|||the figure||whispered|||to point|||||||Percy||sliding door||||tapestry||||||||||passed through||||| ||||||||||||||||||||||||||||porte coulissante||||||||||||||||||| |sleepy||hallway||pass||wall||hanging||portrait|painting||person||whispering|student||pointing|||||||Percy||sliding door||shadow|quotation particle|tapestry||back||hidden|hidden door||two|time||passed through|||not at all|did not care| I was so sleepy that Percy didn't mind when I walked through the hallway, even if a portrait figure hanging on the wall whispered or pointed at a student, and Percy covered the sliding door behind the sliding door and the tapestry's back. I passed through, but I didn't think of anything. あくび を し 、 足 を 引きずり ながら 、 階段 また 階段 を のぼり 、 ハリー が いったい あと どの くらい かかる んだろう と 思った とたん 、 突然 みんな が 止まった 。 |||あし||ひきずり||かいだん||かいだん||||||||||||おもった||とつぜん|||とまった зевок|||||dragging||||||to climb||||||||||||||| ||||||||||||||||||||||au moment|||| yawn|||||dragging||stairs||stairs||climbing|||||||||||just as|suddenly|||stopped Yawning and limping up the stairs, Harry wondered how long it would take him when suddenly everyone stopped.

前方 に 杖 が 一 束 、 空中 に 浮いて いた 。 ぜんぽう||つえ||ひと|たば|くうちゅう||ういて| front||||||in the air||floating| devant|||||un tas|||| front||cane|(subject marker)|bundle|bundle|midair|locative particle|floating| A bunch of canes were floating in the air in front of me. パーシー が 一 歩 前進 する と 杖 が バラバラ と 飛びかかって きた 。 ||ひと|ふ|ぜんしん|||つえ||ばらばら||とびかかって| ||||forward|||||||jumped at| ||||avance|||||||| |||step|step forward|||staff||apart||jumped| As Percy took a step forward, the wand jumped apart.

「 ピーブズ だ 」 Peeves| PBs| "It's Peeves."

と パーシー が 一 年生 に ささやいた 。 |||ひと|ねんせい|| ||||||a chuchoté ||||||whispered Percy whispered to the first grade.

「 ポルターガイスト の ピーブズ だ よ 」 poltergeist|||| Poltergeist||peeps|| It's Peeves from the Poltergeist.

パーシー は 大声 を 出した 。 ||おおごえ||だした Percy shouted loudly.

「 ピーブズ 、 姿 を 見せろ 」 |すがた||みせろ Пивз|внешность||show |appearance||show Peeves, show yourself.

風船 から 空気 が 抜ける ような 、 大きい 無 作法 な 音 が それ に 応えた 。 ふうせん||くうき||ぬける||おおきい|む|さほう||おと||||こたえた ||||||||rudeness||||||it answered ballon|||||||||||||| balloon||air||escaped|||rude|rudeness||sound||||responded A loud, rude sound, like the air coming out of a balloon, responded to it.

「『 血みどろ 男爵 』 を 呼んで きて も いい の か ? ちみどろ|だんしゃく||よんで||||| bloody|Baron||||||| bloody|baron||calling|||||question marker "Is it okay to call" The Bloody Baron "? 」 ボン と 音 が して 、 意地悪 そうな 暗い 目 の 、 大きな 口 を した 小 男 が 現れた 。 ぼん||おと|||いじわる|そう な|くらい|め||おおきな|くち|||しょう|おとこ||あらわれた a bang|||||||||||||||||appeared bon||sound|||mean||dark|eye|||||||||appeared There was a bang, and a nasty dark-eyed, big-mouthed little man appeared. あぐら を かき 、 杖 の 束 を つかんで 空中 に 漂って いる 。 |||つえ||たば|||くうちゅう||ただよって| sitting cross-legged|||||bundle||to grasp|||| ||faire|||||tenant|||flottant| cross-legged||cross-legged|||bundle|(object marker)|grabbed|midair||drifting| He is sitting cross-legged, grabbing a bundle of canes and floating in the air.

「 おお お ぉぉ ぉぉ ! ||oh|oh ||wow|oh か ー わ いい 一 年生 ちゃん ! |-|||ひと|ねんせい| ||||||-ye Wow good first grader! なんて 愉快な んだ ! |ゆかいな| |pleasant| |joyeux| |delightful| How fun! 」 小 男 は 意地悪な かん高い 笑い声 を 上げ 、 一 年生 めがけて 急 降下 した 。 しょう|おとこ||いじわるな|かんだかい|わらいごえ||あげ|ひと|ねんせい||きゅう|こうか| |||mean|shrill||||||toward||dive| ||||strident||||||vers|rapide|descente| small|boy||mean|high-pitched|laugh|||||targeting|suddenly|dive| The little man made a nasty, high-pitched laugh and plunged into the first grade. みんな は ひょいと 身 を 屈めた 。 |||み||かがめた ||quickly|||bent down ||rapidement|||s'est penché ||lightly|body||bent Everyone bent down by chance.

「 ピーブズ 、 行って しまえ 。 |おこなって| Peebs||go "Peves, go. そう し ない と 男爵 に 言いつける ぞ 。 ||||だんしゃく||いいつける| ||||||tell| ||||||dire| so||||viscount||will tell| If you don't do it, I'll tell the Baron. 本気 だぞ 」 ほんき|だ ぞ |is you know serious|for real I mean it."

パーシー が 怒鳴った 。 ||どなった ||yelled ||a crié ||yelled Percy yelled.

ピーブズ は 舌 を ベーッ と 出し 、 杖 を ネビル の 頭 の 上 に 落とす と 消えて しまった 。 ||した||||だし|つえ||||あたま||うえ||おとす||きえて| ||||bleh|||wand||||head||||||исчез| Peeves||tongue||sticking out|||stick||||||||dropped||| Peeves slammed his tongue out and disappeared when he dropped his wand onto Neville's head. Peeves golpeó su lengua y dejó caer su varita sobre la cabeza de Neville y desapareció. ついでに そこ に あった よろい を ガラガラ いわ せ ながら 遠のいて いく の が 聞こえた 。 ||||||||||とおのいて||||きこえた while you're at it||||armor||rattle||||going away|||| au passage||||armure||gargouiller|||||||| by the way||||armor||rattling|rock|||fading|||| By the way, I heard the armor that was there rattling as it receded.

「 ピーブズ に は 気 を つけた ほう が いい 」 |||き||||| PBs|||||attached|||good "You should be careful about Peeves." 'Тебе лучше присматривать за Пивзом'.

再び 歩き 出し ながら パーシー が 言った 。 ふたたび|あるき|だし||||いった снова|歩き (1) - идти||||| à nouveau|||||| again||||Percy|| said Percy, walking off again.

「 ピーブズ を コントロール できる の は 『 血みどろ 男爵 』 だけ な んだ 。 ||こんとろーる||||ちみどろ|だんしゃく||| Peeves||контроль||||кровавый|||| Peeves||control||||bloody|baron||| "Only the Bloody Baron can control Peeves. 僕ら 監督 生 の 言う こと で さえ 聞きゃ し ない 。 ぼくら|かんとく|せい||いう||||ききゃ|| |director|||||||if (I) listen|| we|coach||||||even|should listen|| We don't even listen to what the directors say. さあ 、 着いた 」 |ついた |Прибыл |arrived Come on, we're here."

廊下 の つきあたり に は 、 ピンク の 絹 の ドレス を 着た とて も 太った 婦人 の 肖像 画 が かかって いた 。 ろうか|||||ぴんく||きぬ||どれす||きた|||ふとった|ふじん||しょうぞう|が||| ||at the end|||||silk|||||even|||woman||portrait|||| ||au bout du couloir|||||soie|de|||||||femme|||||| hallway||corner|||pink||silk||dress||wearing|very||fat|woman||portrait|||hung up| At the end of the corridor was a portrait of a very fat lady in a pink silk dress.

「 合言葉 は ? あいことば| password| mot de passe| password| What's the password? 」 と その 婦人 が 開いた 。 ||ふじん||あいた and||||opened ' opened the lady.

「 カプート ドラコニス 」 cap|of the dragon Caputo|Dracoconis "Caput Draconis" "Caputo Draconis"

パーシー が そう 唱える と 、 肖像 画 が パッと 前 に 開き 、 その 後ろ の 壁 に 丸い 穴 が ある の が 見えた 。 |||となえる||しょうぞう|が||ぱっと|ぜん||あき||うしろ||かべ||まるい|あな|||||みえた |||he唱える||portrait|||suddenly||||||||||||||| |||a dit|||||tout à coup||||||||||||||| |||chanted||portrait|||suddenly|||opened||||wall||round|hole||||| When Percy chanted so, the portrait suddenly opened in front of him, revealing a round hole in the wall behind it. みんな やっと その 高い 穴 に はい 登った ── ネビル は 足 を 持ち上げて もらわ なければ なら なかった ── 穴 は グリフィンドール の 談話 室 に つながって いた 。 |||たかい|あな|||のぼった|||あし||もちあげて|||||あな||||だんわ|しつ||| |||||||climbed|||||lift|||||||||common room|||connected| |finalement||||||est monté|||||lever|||||||||salle de conversation|||était connecté| ||||||entered|climbed|||||lifted|to have someone do|||did not|||Gryffindor||common room|room||connected| Everyone finally climbed up into that high hole - Neville had to have his feet lifted up - the hole led to the Gryffindor common room. 心地よい 円形 の 部屋 で 、 フカフカ した ひじ かけ 椅子 が たくさん 置いて あった 。 ここちよい|えんけい||へや||||||いす|||おいて| comfortable|circular||||fluffy||arm|||||| |rond||||moelleux||bras|||||| comfortable|circular||room||soft||elbow|armrest|chair|||placed| It was a comfortable circular room filled with fluffy armchairs.

パーシー の 指示 で 、 女の子 は 女子 寮 に 続く ドア から 、 男の子 は 男子 寮 に 続く ドア から それぞれ の 部屋 に 入った 。 ||しじ||おんなのこ||じょし|りょう||つづく|どあ||おとこのこ||だんし|りょう||つづく|どあ||||へや||はいった ||instruction||||||||||||boys|||||||||| ||instruction|||||||||par||||||||||||| ||instruction||||girl|dormitory||led|||||boys|dormitory||led|||respectively||room|| At Percy's direction, girls entered each room through the door leading to the girls'dormitory, and boys entered each room through the door leading to the men's dormitory. らせん 階段 の てっぺん に ── そこ は 、 いくつか ある 塔 の 一 つ に 違いない ── やっと ベッド が 見つかった 。 |かいだん||||||いく つ か||とう||ひと|||ちがいない||べっど||みつかった spiral|||||||a few||||||||||| spirale||||particule locative|||||tour||||||finalement|||a été trouvé spiral|stairs||top||||some||tower|||||surely||||was found At the top of the spiral staircase ── it must be one of several towers ── finally the bed was found. 深紅 の ビロード の カーテン が かかった 、 四 本 柱 の 天 蓋 つき ベッド が 五 つ 置いて あった 。 しんく||びろーど||かーてん|||よっ|ほん|ちゅう||てん|ふた||べっど||いつ||おいて| deep red||velvet|||||четыре|the||||||||||| écarlate||velours||||||poutres|||||||||||était deep red||velvet||curtain||was drawn|four|four|pillar||ceiling|canopy|with|||five||placed| There were five four-poster canopy beds with crimson velvet curtains. トランク は もう 届いて いた 。 とらんく|||とどいて| trunk|||been delivered| The trunk has already arrived. クタクタ に 疲れて しゃべる 元気 も なく 、 みんな パジャマ に 着替えて ベッド に もぐりこんだ 。 ||つかれて||げんき||||ぱじゃま||きがえて|べっど|| épuisé||||énergie|||||||||s'est glissé exhausted||exhausted|to speak|energy||||pajamas||changed clothes|||crawled into Exhausted and without energy to speak, everyone changed into pajamas and crawled into bed. Cansados de estar cansados y de no hablar, todos se pusieron sus pijamas y se metieron en la cama.

「 すごい ごちそう だった ね 」 |plat|| |feast|was| "The feast was amazing, wasn't it?"

ロン が カーテン ご し に ハリー に 話しかけた 。 ||かーてん||||||はなしかけた ||||through||||spoke to Ron spoke to Harry through the curtains.

「 スキャバーズ 、 やめろ ! |stop it "Scabbers, stop! こいつ 、 僕 の シーツ を かんで いる 」 |ぼく||しーつ||| |||||mordre| |||sheets||biting| He's biting my sheets."

ハリー は ロン に 糖 蜜 パイ を 食べた か どう か 聞こう と した が 、 あっという間 に 眠り 込んで しまった 。 ||||とう|みつ|ぱい||たべた||||きこう||||あっというま||ねむり|こんで| ||||||||||||||||en un rien de temps|||| ||||sugar|honey|pie||||||||||in no time|||fell asleep| Harry wanted to ask Ron if he had eaten the molasses pie, but he fell asleep before he knew it.

ちょっと 食べ 過ぎた せい か 、 ハリー は とても 奇妙な 夢 を 見た 。 |たべ|すぎた||||||きみょうな|ゆめ||みた ||перекусил||||||||| ||||||||strange||| Perhaps because he ate a little too much, Harry had a very strange dream. ハリー が クィレル 先生 の ターバン を かぶって いて 、 その ターバン が ハリー に 絶え間 なく 話しかけ 、 |||せんせい||たーばん|||||たーばん||||たえま||はなしかけ ||||||||||||||sans cesse|| |||||turban||wearing|||turban||||interruption||talking Harry was wearing a turban of Dr. Quirel, who constantly spoke to Harry,

「 すぐ スリザリン に 移ら なくて は なら ない 。 |||うつら|||| |||aller|||| soon|Slytherin||move||||must not "I have to move to Slytherin right away. それ が 運命 な のだ から 」 ||うんめい||| ||судьба||| ||fate||it is| Because that is fate. "

と 言う のだ 。 |いう| That's what they say.

「 スリザリン に は 行き たく ない 」 |||いき|| "I don't want to go to Slytherin."

と 言う と 、 ターバン は だんだん 重く なり 、 脱ごう と して も 、 痛い ほど に 締めつけて くる ── そして 、 マルフォイ が いる 。 |いう||たーばん|||おもく||ぬごう||||いたい|||しめつけて||||| ||||||||enlever|||||||serre||||| |||turban|||heavier||tried to take off||||painful|about||tightening|||Malfoy|| That said, the turban is getting heavier and heavier, and even if you try to take it off, it's painfully tightened ── and there's Malfoy. ハリー が ターバン と 格闘 して いる の を 笑い ながら 見て いる ── 突然 マルフォイ の 顔 が 鈎鼻 の スネイプ に 変わり 、 その 高 笑い が 冷たく 響く ── 緑色 の 光 が 炸裂 し 、 ハリー は 汗 びっしょり に なって 震え ながら 目 を 覚ました 。 ||たーばん||かくとう|||||わらい||みて||とつぜん|||かお||かぎはな||||かわり||たか|わらい||つめたく|ひびく|みどりいろ||ひかり||さくれつ||||あせ||||ふるえ||め||さました ||||lutte||||||||||||||||||||||||résonne|||||explose|||||||||||| ||turban||struggle|||||||||suddenly|Malfoy||face||hooked nose||Snape||changed|||laughter||cold|echo|green||||exploded||||sweat|soaked|||trembling||||woke Harry is watching the turban fight, laughing - suddenly Malfoy's face turns into a hooked nose Snape, his laugh echoes coldly - a burst of green light wakes Harry, drenched in sweat and shaking.

ハリー は 寝返り を うち 、 再び 眠り に 落ちた 。 ||ねがえり|||ふたたび|ねむり||おちた ||перевернуться||сделал|снова|сон||упал ||se retourner||fait|à nouveau||| ||roll over|||again|sleep||fell Harry turned over and fell asleep again. 翌朝 目覚めた 時 に は 、 その 夢 を まったく 覚えて い なかった 。 よくあさ|めざめた|じ||||ゆめ|||おぼえて|| наследующее утро||||||||||| le lendemain matin|s'est réveillé|||||||||| next morning|woke up|||||dream|||remember|| When I woke up the next morning, I could not remember the dream at all.