Magi : The Kingdom of Magic Episode 16
( モガ メット ) 魔 導 士 主導 の 国 を 作る ! →
||ま|みちび|し|しゅどう||くに||つくる
We would create a country led by magicians!
欲望 を 抑え られ ん 「 非 魔 導 士 」 は →
よくぼう||おさえ|||ひ|ま|みちび|し|
We had to take full control of these goi,
完璧 に 管理 さ れ ね ば なら ん 。
かんぺき||かんり||||||
who were unable to even suppress their own desires.
( モガ メット ) 国 を 作 ろ う と 決意 し た 我々 魔 導 士 は →
||くに||さく||||けつい|||われわれ|ま|みちび|し|
We magicians, having made up our minds to create such a country,
パルテ ビア と の 戦 の あと →
||||いくさ||
「 非 魔 導 士 」 たち の 欲望 を 魔法 で かなえ て やった 。 →
ひ|ま|みちび|し|||よくぼう||まほう||||
貴族 の 下 衆 な 享 楽 から 庶民 の 怠 惰 な 願望 まで な 。
きぞく||した|しゅう||あきら|がく||しょみん||おこた|だ||がんぼう||
Everything from the aristocrats' vulgar pleasures to the indolent desires of the commoners.
結果 国民 の 支持 は 我々 に 傾き あと は →
けっか|こくみん||しじ||われわれ||かたむき||
As a result, the people's support swung back towards us,
権力 欲 に 走った 勢力 に 手 を 貸す だけ で →
けんりょく|よく||はしった|せいりょく||て||かす||
and then we only had to aid the forces crazed by the lust to dominate before a civil war broke out,
内乱 が 起き 王 は 倒さ れ た 。 →
ないらん||おき|おう||たおさ||
全て 欲 に 駆られ た 「 非 魔 導 士 」 たち に よる 争い だ 。 →
すべて|よく||かられ||ひ|ま|みちび|し||||あらそい|
It was a battle caused solely by the greed-driven goi.
醜い だ ろ う ?
みにくい|||
Ugly, is it not?
( 心 の 声 ) ≪ そう いう こと だった の か ≫
こころ||こえ||||||
So that's what happened... The whole nation, dependent on magic...
≪ 国 中 が 魔法 に 依存 し て →
くに|なか||まほう||いぞん||
ドゥニヤ お ねえさん は その 争い に 巻き込ま れ た ん だ ≫
|||||あらそい||まきこま||||
And Ms. Dunya got caught up in that conflict...
≪ 争い を 誘発 し た の は … ≫
あらそい||ゆうはつ||||
♪ ♪ ~
♪ ♪ ~
( ティ トス ) 醜い 欲 の 権化 は お前 だ ろ う ? →
|とす|みにくい|よく||ごんげ||おまえ|||
The personification of such ugly desires... isn't that you, Mogamett?
モガ メット 。 あっ 。
( ティ トス ) お前 は 自分 が 王 に なり たかった だけ だ ろ 。
|とす|おまえ||じぶん||おう||||||
You just wanted to become king, didn't you?
( モガ メット ) いい や ティ トス 。 私 は →
|||||とす|わたくし|
あくまで も 学院 の 長 だ 。 →
||がくいん||ちょう|
無論 国家 建設 の 暁 に 国民 の 支持 を 受け れ ば →
むろん|こっか|けんせつ||あかつき||こくみん||しじ||うけ||
Of course, once this country is founded, should I receive the support of the people,
王 の 責任 も 負う が ね 。
おう||せきにん||おう||
支持 なんて 誰 も し ない →
しじ||だれ|||
Who would ever support you?
5 等 許可 区 の 惨状 を 見 れ ば … 。
とう|きょか|く||さんじょう||み||
After seeing the miserable conditions of the 5th Level Authorization District...
( アラン ) 5 等 許可 区 ?
|とう|きょか|く
5th Level Authorization District?
( ティ トス ) 人々 は 地下 で 魔力 を 奪わ れ →
|とす|ひとびと||ちか||まりょく||うばわ|
Underground, there are people whose magoi is being
毎日 を うつろ に 過ごし て いる ん だ 。
まいにち||||すごし||||
sucked out of them, and who lead empty lives, day after day!
そこ に 生まれ た 5 歳 の マルガ は 病気 で 弱った 体 から →
||うまれ||さい||||びょうき||よわった|からだ|
Five-year-old Marga, who was born there,
魔力 を 奪わ れ 続け てる 。 →
まりょく||うばわ||つづけ|
あと 1 年 しか 生き られ ない 。 →
|とし||いき||
She only has one more year to live...!
外 に 出る の が 夢 だって 言って た 。
がい||でる|||ゆめ||いって|
あの 子 の 目 の 前 で 同じ こと が 言 える の か ! ? 貴 様 は !
|こ||め||ぜん||おなじ|||げん||||とうと|さま|
Can you say those same things before that girl's eyes? Huh?
では その 子 を 外 へ 出せ ば いい 。
||こ||がい||だせ||
あっ 。 ( モガ メット ) だ が あそこ に は →
同じ よう な 若者 が 何 百 人 も いる よ 。 →
おなじ|||わかもの||なん|ひゃく|じん|||
君 は その 子 ら を 全員 育てる の か ね ?
きみ|||こ|||ぜんいん|そだてる|||
Do you intend to raise them all yourself?
くっ … 。 ( モガ メット ) もし その 子 一 人 を →
|||||こ|ひと|じん|
助け たい なら →
たすけ||
それ は 君 の 何 か 個人 的 な 傷 を 癒 や し たい だけ の →
||きみ||なん||こじん|てき||きず||いや|||||
Wouldn't you say it's merely out of a desire to heal some personal scar...
自己 満足 で は ない の か ね ?
じこ|まんぞく||||||
For mere self-satisfaction?
( モガ メット ) 何 か ね ? アラジン 。
||なん|||
What is it, Aladdin?
僕 は 学長 先生 が 間違って る と 思う 。
ぼく||がくちょう|せんせい||まちがって|||おもう
I think you're wrong, Mr. Mogamett.
僕 も マルガ ちゃん を 出し て あげ たい と 思った よ 。
ぼく|||||だし|||||おもった|
I wanted to let Marga out of that place just as much!
地上 の 快適 な 暮らし の ため に →
ちじょう||かいてき||くらし|||
Are you saying that there are 200,000 people
魔力 切れ で 死 ん で しまう 運命 の 人 が →
まりょく|きれ||し||||うんめい||じん|
doomed to die of magoi exhaustion to make sure people's lives are comfortable aboveground?
20 万 人 も いる と いう の ?
よろず|じん|||||
そんな の 変 だ よ 。
||へん||
That's just absurd!
アラジン 5 等 許可 区 で は ムスタシム 王 の 時代 より →
|とう|きょか|く||||おう||じだい|
Aladdin, the mortality rate in the 5th Level Authorization District
死亡 率 は 激減 し た よ 。
しぼう|りつ||げきげん|||
has been drastically reduced since the reign of King Musta'sim.
えっ ?
( モガ メット ) あそこ に は 寒 さ も 暑 さ も 飢え も ない →
|||||さむ|||あつ|||うえ||
Down there, there is neither cold nor hot weather, nor starvation.
税 も 天災 も ない 。 →
ぜい||てんさい||
There are no taxes, nor any natural disasters.
第 一 魔法 の 恩恵 を 受け →
だい|ひと|まほう||おんけい||うけ
In the first place, wanting to reap the benefits of magic without having to work for a living,
働か ず に 暮らし たい と いう の は →
はたらか|||くらし|||||
かつて 貧しい 農民 たち 自身 が 願った こと だ よ 。
|まずしい|のうみん||じしん||ねがった|||
was what those poverty-stricken farmers themselves desired in the past.
( アラン ) しかし 私 の 両親 は 「 非 魔 導 士 」 です 。 →
||わたくし||りょうしん||ひ|ま|みちび|し|
But my parents are both goi.
地下 に 閉じ込め られる など 納得 でき ませ ん !
ちか||とじこめ|||なっとく|||
I can't accept the notion of them being locked up underground.
落ち着 い て 思い出し なさい 。
おちつ|||おもいだし|
Calm yourself and try to think back.
地上 に は 普通 に 働 い て 暮らす 「 非 魔 導 士 」 が →
ちじょう|||ふつう||はたら|||くらす|ひ|ま|みちび|し|
Aboveground, there are plenty of gois who work and live ordinary lives.
たくさん いる 。 ( アラン ) あっ 。
バン ! ( モガ メット ) よい か ね ! ? 諸君 !
ばん||||||しょくん
私 は 「 非 魔 導 士 」 を 虐げ たい わけ で は ない の だ 。
わたくし||ひ|ま|みちび|し||しいたげ|||||||
It's not as if I wish to oppress the gois.
多く の 者 が 幸せ に 生き られる 国 を 作り たい 。 →
おおく||もの||しあわせ||いき||くに||つくり|
What I want is to create a nation where the majority of people can live in bliss.
だが 何度 も 言う よう に →
|なんど||いう||
However, as I've said numerous times,
魔 導 士 と 「 非 魔 導 士 」 は 違う 種族 な の だ 。
ま|みちび|し||ひ|ま|みちび|し||ちがう|しゅぞく|||
the magicians and the gois are different breeds.
より 知性 と 理性 を 持つ 種族 が そう で ない 者 たち を 統制 し →
|ちせい||りせい||もつ|しゅぞく|||||もの|||とうせい|
The breed possessing higher intelligence and reasoning should assert control over those who don't,
より 高度 な 世界 へ と 導か ね ば なら ん !
|こうど||せかい|||みちびか||||
and must guide everyone to a more advanced world!
この 憂える 世界 を 魔法 で 正しく 導く ため に →
|うれえる|せかい||まほう||まさしく|みちびく||
To guide this troubled world the right way through magic!
私 たち 魔 導 士 は 生まれ て き た の だ !
わたくし||ま|みちび|し||うまれ|||||
That is why we magicians were born!
( 一同 ) あ あっ !
いちどう||
なのに だ … 魔 導 士 は →
||ま|みちび|し|
And yet...
不当 な 扱い を 受ける こと が 多い だ ろ う ? →
ふとう||あつかい||うける|||おおい|||
私 は それ を なく し たい の だ 。
わたくし||||||||
( スフィントス ) 俺 の 一族 は 王族 に 利用 さ れ て た 。 →
|おれ||いちぞく||おうぞく||りよう||||
My family was used by the royal family.
魔法 で 対抗 勢力 を 病気 に し たり →
まほう||たいこう|せいりょく||びょうき|||
Using magic to make opposing forces fall ill or kill them... stuff like that.
殺し た り し て な 。 →
ころし|||||
嫌 だ って 逆らったら 宮廷 から 追放 さ れ ち まった 。 →
いや|||さからったら|きゅうてい||ついほう||||
When they defied them and said no, they were driven from the court...
もし 魔法 を 正しい こと に 使える 国 に 生まれ て い たら →
|まほう||ただしい|||つかえる|くに||うまれ|||
幸せ に な れ た の か な 。
しあわせ|||||||
( リン リー ) 東方 で は 魔法 の 概念 が 未 成熟 だ から →
りん||とうほう|||まほう||がいねん||み|せいじゅく||
In the east, the concept of magic is still in its infancy,
両親 で さえ 私 の 力 を 気持ち 悪 がって た わ 。 →
りょうしん|||わたくし||ちから||きもち|あく|||
so even my own parents thought my powers were creepy.
魔法 が 使える って だけ で 泣 い てる 子 は たくさん いる 。 →
まほう||つかえる||||なき|||こ|||
Just being able to use magic has brought so many kids to tears!
私 マグノ シュ タット に 来 た とき 思った もの →
わたくし|||||らい|||おもった|
I thought to myself when I first came to Magnoshutatt...
そんな 子 たち に この 国 を 見せ て あげ たい って 。
|こ||||くに||みせ||||
“I wish I could show this country to those kids...”
( セレス ) 魔 導 士 の 国 か … 。
|ま|みちび|し||くに|
A magicians' country, huh?
( アラン ) 考え た こと も なかった な 。
|かんがえ|||||
( 生徒 ) で も 地下 に 暮らす の は やはり かわいそう じゃ ない か ?
せいと|||ちか||くらす|||||||
But don't you feel sorry for the people who have to live underground?
( 生徒 ) スラム 街 と どっち が まし だ よ !
せいと|すらむ|がい||||||
Which is better, that place or the slums?
( 生徒 ) じゃあ 5 等 許可 区 の 方 が 幸せ ?
せいと||とう|きょか|く||かた||しあわせ
Then you think people are happier in the 5th Level Authorization District?
( 生徒 ) いや しかし … 。
せいと||
No... but...
≫ ねえ 。 ん ?
Hey...
みんな 5 等 許可 区 に 行く ん だ って 。
|とう|きょか|く||いく|||
Everyone's going down to the 5th Level Authorization District.
「 実際 に 行って み ない と 分から ない 」 って 。
じっさい||おこなって||||わから||
They say they won't know what to think unless they actually go.
僕 たち も マルガ ちゃん に 会い に 行 こ う よ 。
ぼく||||||あい||ぎょう|||
Let's go, too, so we can see Marga!
どう し たんだい ?
What's the matter?
もし かして →
Could it be...
僕 は 自分 の 都合 で マルガ の こと を … 。
ぼく||じぶん||つごう|||||
That it's just for my own sake that I want to help Marga...?
ティ トス くん … 。
|とす|
Titus...
( モガ メット ) アラジン ティ トス 。
||||とす
Aladdin... Titus...
学長 先生 。 ( モガ メット ) マルガ と いう 娘 の もと へ →
がくちょう|せんせい||||||むすめ|||
Director Mogamett!
私 を 案内 し なさい 。 ( ティ トス ) えっ ?
わたくし||あんない||||とす|
その 娘 を 今 すぐ 外 へ 出し て も よい 。
|むすめ||いま||がい||だし|||
You may bring that child outside immediately.
なん なら ティ トス と 二 人 ずっと 地上 で 暮らせ ば よい 。
|||とす||ふた|じん||ちじょう||くらせ||
If you wish, Titus, she may live with you aboveground indefinitely.
ふざける な 。 急に マルガ が 哀れ に なった と でも いう の か ?
||きゅうに|||あわれ|||||||
Don't give me that!
( モガ メット ) 違う 。 哀れ な の は →
||ちがう|あわれ|||
No. The one I feel sorry for is you, Titus.
お前 だ ティ トス 。 ( ティ トス ) 何 ?
おまえ|||とす||とす|なん
( モガ メット ) マルガ と いう 少女 に あれ だけ 肩入れ する お前 に →
|||||しょうじょ||||かたいれ||おまえ|
As you threw your support so vehemently behind that child Marga...
お前 自身 が 抱える 陰 を 見 た 。
おまえ|じしん||かかえる|かげ||み|
...I saw the shadow that dwells within you.
あっ … 。 お前 は 何 を 隠し て いる ?
|おまえ||なん||かくし||
お前 が シェヘラザード の 手 の 者 だ と いう こと は 知って いる 。
おまえ||||て||もの||||||しって|
That you are working for Scheherazade,
( ティ トス ) 何 ! ? くっ !
|とす|なん|
What...?
大丈夫 だ よ 。 この 人 は もう →
だいじょうぶ||||じん||
You don't have to worry.
僕 が ヤム さん と 通じ て いる の も 知って る 。
ぼく|||||つうじ|||||しって|
アラジン … 。 ( モガ メット ) 問題 ない 。 →
|||もんだい|
Aladdin?
ヤムライハ も シェヘラザード も →
Both Yamraiha and Scheherazade...
私 に とって は 異国 の 地 で 孤独 に 戦う →
わたくし||||いこく||ち||こどく||たたかう
In my eyes, they're no more than two pitiful magician girls
哀れ な 魔法使い の 少女 に すぎ ん 。
あわれ||まほうつかい||しょうじょ|||
哀れ な ? ( モガ メット ) そう だ 。 →
あわれ|||||
Pitiful?
彼女 ら は 国 を 丸ごと 覆う 結 界 を →
かのじょ|||くに||まるごと|おおう|けつ|かい|
Those two are exceptional magicians,
一 人 で 張る こと さえ できる 特別 な 魔 導 士 だ 。
ひと|じん||はる||||とくべつ||ま|みちび|し|
each capable of erecting barriers over entire countries.
だが そんな こと を すれ ば →
But should they do such a thing, they would certainly die young.
間違い なく 若く し て 死ぬ 。
まちがい||わかく|||しぬ
( ヤムライハ ・ 回想 ) ( ( シンド リア を 守る 自慢 の 魔法 結 界 な の ) )
|かいそう||りあ||まもる|じまん||まほう|けつ|かい||
( モガ メット ) 当然 だ ろ う 。 この マグノ シュ タット で は →
||とうぜん|||||||||
Of course they would.
多く の 魔 導 士 と 魔法 道具 で し て いる こと を →
おおく||ま|みちび|し||まほう|どうぐ||||||
個人 の 才 に 頼れ ば 犠牲 は 必然 。
こじん||さい||たよれ||ぎせい||ひつぜん
If we were to depend on one individual's abilities, sacrifices would be unavoidable.
だが 本当 に それ で いい の か ?
|ほんとう||||||
But is that really what you want?
( モガ メット ) シェヘラザード とて 同様 だ 。 →
||||どうよう|
私 は 彼女 こそ 伝説 の 魔 導 士 マギ で は ない か と 見 て いる 。
わたくし||かのじょ||でんせつ||ま|みちび|し|||||||み||
I believe that she may actually be that legendary magician... a magi.
だが マギ か どう か は 関係ない 。
||||||かんけいない
関係ない だ と ? ( モガ メット ) そう だ 。 →
かんけいない||||||
Beside the point, did you say?
己 の 特別 な 力 に 殉 じ →
おのれ||とくべつ||ちから||じゅん|
Martyring yourself for your own special skills...
それ が 使命 や 本望 だ と すら 思って いる よう な 魔 導 士 の 子 ら が →
||しめい||ほんもう||||おもって||||ま|みちび|し||こ||
Young magicians who believe that could be their mission, their true desire...
哀れ で なら ない 。 →
あわれ|||
My pity for them knows no bounds.
もどかしい … 助け て やり たい 。
|たすけ|||
It vexes me... I want to save them...
世界 中 の そんな 魔 導 士 たち が 支え合い ながら →
せかい|なか|||ま|みちび|し|||ささえあい|
What I want to do is to create a nation where such magicians from all over the world
幸せ に 生き られる 国 を 作り たい の だ !
しあわせ||いき||くに||つくり|||
can support each other and live in bliss.
( 2 人 ) あっ … 。 ( モガ メット ) それ が 私 の 願い だ 。
じん||||||わたくし||ねがい|
学長 先生 … 。
がくちょう|せんせい
Mr. Director...
≪ やっぱり 僕 に は 分から ない ≫
|ぼく|||わから|
I just can't tell, after all...
≪ 学長 先生 は 優しい 人 だ と 思う けど →
がくちょう|せんせい||やさしい|じん|||おもう|
I do think that the director is a kind-hearted man...
何 か が 決定 的 に 違う 気 が する ≫
なん|||けってい|てき||ちがう|き||
But something about him is definitely off.
( マルガ ) お にいちゃん 。
Mister!
( ティ トス ) マルガ … 。
|とす|
Marga...
ん ? ほか の 子供 たち の こと や →
|||こども||||
お前 自身 が これ から どう し たい か は →
おまえ|じしん||||||||
地上 で しっかり 考え なさい 。
ちじょう|||かんがえ|
Ponder it well aboveground.
外 へ 連れ てって くれる の ? 本当 に ?
がい||つれ||||ほんとう|
You're taking me outside? For real?
ああ … ああ !
Yeah...
ふ ふ っ そんなに 気 に 入った の か 。 は は はっ 。
||||き||はいった|||||
ん ? ( モガ メット ) よかった なぁ ティ トス 。 →
||||||とす
I'm so happy for you, Titus.
はは は はっ 。
は は||
( モガ メット ) おお ~ 風 魔法 は うまく なった か ね ?
|||かぜ|まほう|||||
Have your Wind Spells improved any?
≪ この 人 は 魔 導 士 を 本気 で 思いやって る ≫
|じん||ま|みちび|し||ほんき||おもいやって|
Yes, sir! Although it's not much more than a breeze yet.
≪ でも … ≫
- Yes, sir! - Can I come, too?
僕 も 外 に 行き たい 。
ぼく||がい||いき|
I want to go outside, too.
う わ っ ! あっ !
しっ ! しっ しっ !
Shoo, shoo...
う ぅ … 。
大丈夫 ? ( モガ メット ) は は はっ →
だいじょうぶ|||||
Are you all right?
ティ トス は そう いう の が 欲しかった の か 。 →
|とす||||||ほしかった||
So Titus wanted one of those, eh?
気 に 入って よかった な 。 はっ !
き||はいって|||
≪ そ っか 分かった よ ≫
||わかった|
I see... I get it.
≪ ただ ただ もう この 人 に とって は … →
||||じん|||
魔 導 士 じゃ ない 人 たち が →
ま|みちび|し|||じん||
He can't see people who aren't magicians as fellow human beings, huh?
同じ 人間 に 思え ない ん だ ね ≫
おなじ|にんげん||おもえ||||
≪ でも 僕 は 知って る ≫
|ぼく||しって|
But I know one thing.
≪ それ じゃあ 世界 が 終わって しまう ≫
||せかい||おわって|
That if you think that way, the world will come to an end...
( マルガ ) は ぁ は ぁ は ぁ … う わ ぁ ~ !
わ あ ~ ! う ふ ふ っ ふ ふ っ 。 →
う わ ぁ ~ !
ニャー ( マルガ ) わ あっ ! →
ティ トス お にいちゃん 「 ニャー 」 って 鳴 い た よ →
|とす|||||な|||
Mr. Titus! He just said, “Meow!”
「 ニャー 」 って 。 ああ 。 「 ニャー 」 と 鳴 い た な 。
|||||な|||
ふ ふ っ ! ご ほっ ご ほっ … 。 あっ 。
ご ほっ ご ほっ … 。 大丈夫 か ?
||||だいじょうぶ|
うん 。 お にいちゃん あの ね … →
Yes. Mister...
外 へ 出し て くれ て ありがとう 。
がい||だし||||
Thank you for bringing me outside. It makes me so happy!
す っ ごく うれしい よ 。 →
ティ トス お にいちゃん 大好き 。 あぁ … 。
|とす|||だいすき|
I love you, Mr. Titus!
( マルガ ) ふ ふ っ 。 ニャー
ところで スフィントス くん は 学長 先生 の 意見 に 賛成 な の かい ?
||||がくちょう|せんせい||いけん||さんせい|||
By the way, Sphintus, do you agree with the director's views?
( スフィントス ) ああ 。 「 非 魔 導 士 」 を 家畜 だ なんて 思わ ねぇ けど よ 。 →
||ひ|ま|みちび|し||かちく|||おもわ|||
Yeah. Not that I think of the goi as livestock, though.
魔 導 士 が 幸せ に な れる 国 を 作る べき だ と 思う ぜ 。
ま|みちび|し||しあわせ||||くに||つくる||||おもう|
ほか の ヤツ ら も だいたい 同じ 意見 だ 。
||やつ||||おなじ|いけん|
Most of the others feel the same way.
いや ~ 学長 は すげ ぇ 人 だ よ な 。
|がくちょう||||じん|||
Oh, man, that director is an awesome dude, huh?
アラジン お前 も そう 思う … 。
|おまえ|||おもう
Aladdin, don't you agree...?
な … なん だ よ ?
Wh-What the hell?
僕 に も いろいろ ある の さ 。
ぼく||||||
I've got a lot going on, too, you know.
♪ ♪ ~
( マルガ ) ご ほっ … ご ほっ ご ほっ … 。
ご ほっ ご ほっ … 。
( ティ トス ) 大丈夫 か ? マルガ 。
|とす|だいじょうぶ||
Are you okay, Marga?
( マルガ ) うん 。 あの … →
Yes... Um... What about you, Mr. Titus? Are you okay?
ティ トス お にいちゃん こそ →
|とす|||
大丈夫 ? ( ティ トス ) えっ ?
だいじょうぶ||とす|
あの ね 私 の こと 迷惑 に なったら →
||わたくし|||めいわく||
Um... If I start to become a burden, I want you to tell me so.
教え て ほしい ん だ 。 →
おしえ||||
私 は ここ に 連れ出し て もら え て →
わたくし||||つれだし||||
初めて の こと ばっかり で … 。 →
はじめて||||
初めて 会う 人 初めて 思う こと →
はじめて|あう|じん|はじめて|おもう|
すごい 楽しく て うれしく て →
|たのしく|||
I'm just so happy that I'm afraid I might not see anything else, that's why.
ほか の こと 見え なく なっちゃ い そう だ から 。
|||みえ||||||
そんな こと ない よ 。 →
Don't be silly.
明日 も あさって も ここ に いよ う 。 ほんと ?
あした||||||||
Tomorrow, and the day after tomorrow, let's stay right here.
ああ 。 僕 は ずっと ここ に いる 。
|ぼく|||||
Sure. I'm going to stay here forever. With you, Marga.
マルガ と 一緒 だ よ 。
||いっしょ||
ふ ふ っ 。 ご ほっ ご ほっ ! ご ほっ ! あっ !
( マルガ ) ご ほっ ご ほっ … ご ほっ !
ご ほっ … ご ほっ … 。
あれ ? 苦しく なく なった 。
|くるしく||
( モガ メット ) 望み どおり マルガ の 命 を 永 ら え させ て やった ぞ 。
||のぞみ||||いのち||なが|||さ せ|||
As you wished, I've extended Marga's life.
( ティ トス ) そんな こと が できる の か ?
|とす||||||
You can do something like that?
できる 。 たとえ 治せ ず とて →
||なおせ||
I can. Even if the condition can't be cured, sometimes its progression can be delayed.
進行 を 遅らせ られる 場合 が ある の だ 。
しんこう||おくらせ||ばあい||||
そう か … 。
I see...
僕 に は まだ 知り たい こと が ある 。
ぼく||||しり||||
5 等 許可 区 の こと も やっぱり 放ってお け ない し →
とう|きょか|く|||||ほうってお|||
I just can't stand by and do nothing about the 5th Level Authorization District,
まだ この 国 で やる べき こと は 終わって ない 。
||くに||||||おわって|
and I haven't finished what I was supposed to do in this country.
ティ トス くん も そう だ よ ね ?
|とす||||||
It's the same for you, too – right, Titus?
あっ ああ … そう だ な 。
Uh, yeah... I guess so.
ん ?
( イレーヌ ) 皆さん 本日 の 授業 は →
|みなさん|ほんじつ||じゅぎょう|
Class, today's Maref is “The Rukh's Properties and Conversions.”
ルフ の 特性 と 変質 。 →
||とくせい||へんしつ
私 が 担当 の イレーヌ です 。
わたくし||たんとう|||
I am your instructor, Irene.
すごく 聞き たかった 授業 な ん だ 。
|きき||じゅぎょう|||
This is the class that I really wanted to take.
よろしく ね お ね い さん 。
I'm looking forward to it, Miss!
パシッ ! う っ ! 何 を する ん だい ! ?
|||なん||||
失礼 。 私 … ぜいたく 者 が 嫌い で し て 。
しつれい|わたくし||もの||きらい|||
Pardon me. I happen to dislike extravagant people.
ぜいたく 者 ? 僕 が かい ?
|もの|ぼく||
Extravagant people? You mean me?
モ … モモモ … モモ モモ … モガ メット 様 と 二 人きり で →
||もも|もも|||さま||ふた|ひときり|
T-... T-T-T-... T-T-T-T-T-To think that you had tea alone with Lord Mogamett!
お茶 し た だ なんて そんな 夢 の よう な … →
おちゃ||||||ゆめ|||
夢 の よう な … 。
ゆめ|||
ふ ふ ふ っ 。 は は はっ 。 ( イレーヌ ) う ふ っ !
はっ !
では 研究 室 へ 行き ま しょ う 。
|けんきゅう|しつ||いき|||
Now, then, let's head for the laboratory.
あっ !
♪ ♪ ~
( イレーヌ ) 黒い ルフ は 初めて です か ?
|くろい|||はじめて||
Is this your first time seeing the Black Rukh?
黒い ルフ ? 一体 これ は ?
くろい||いったい||
Black Rukh?
( イレーヌ ) これ こそ 私 の 授業 で 扱う 最たる もの です 。
|||わたくし||じゅぎょう||あつかう|さいたる||
This is a prime example of what we'll be dealing with in my class.
≪ どう いう こと ! ? ≫
What's going on?
♪ ♪ ~
( イレーヌ ) 白い ルフ に と ある 働きかけ を する と →
|しろい|||||はたらきかけ|||
By manipulating the White Rukh a certain way, one can convert it into Black Rukh.
黒く 転じ させ られる 。 →
くろく|てんじ|さ せ|
それ が 12 年 ほど 前 の 報告 で 判明 し まし た 。
||とし||ぜん||ほうこく||はんめい|||
This was revealed in a report from twelve years or so ago.
≪ 12 年 前 の 報告 ? ≫
とし|ぜん||ほうこく
A report from twelve years ago?
( イレーヌ ) 今 まで は ルフ を 支配 下 に 置く こと など →
|いま|||||しはい|した||おく||
Until now, exerting control over the Rukh was thought to be impossible,
でき ない と 考え られ て き まし た が 黒い ルフ は 例外 です 。
|||かんがえ|||||||くろい|||れいがい|
白い ルフ で は 起こ せ なかった 奇跡 が 起こ せる 。
しろい||||おこ|||きせき||おこ|
One can work miracles with it that weren't possible with the White Rukh...
奇跡 ? な ん です か ? それ 。
きせき|||||
Miracles?
( イレーヌ ) 例えば これ です 。
|たとえば||
For example, something like this.
なん だ ? ( イレーヌ ) これ は →
What's that?
黒い ルフ から 作ら れ た 人工 生命 体 です 。
くろい|||つくら|||じんこう|せいめい|からだ|
This is an artificial life-form created from Black Rukh.
あっ … 。 ( 生徒 ) 人工 生命 体 ! ?
|せいと|じんこう|せいめい|からだ
Artificial life-form?
魔法 の 中 でも 究極 の もの 。
まほう||なか||きゅうきょく||
The ultimate among magic spells.
ルフ に 愛さ れ し 伝説 の 魔法使い に しか →
||あいさ|||でんせつ||まほうつかい||
起こ せ ぬ 奇跡 。 →
おこ|||きせき
しかし 我々 は 見つけ出し た の です →
|われわれ||みつけだし|||
But we discovered it, you see...
黒い ルフ に よる 我々 だけ の 練 成 術 を 。
くろい||||われわれ|||ね|しげ|じゅつ|
A way to alchemically process Black Rukh – known only to us.
≪ ジン だ ≫
It's a Djinn...
ふ っ 。 アラジン →
あなた に は やはり 注意 が 必要 ね 。
||||ちゅうい||ひつよう|
モガ メット 様 が おっしゃって い た とおり 。
||さま|||||
Just as Lord Mogamett said.
黒い ルフ と 人工 生命 体 の 話 を 聞い て も →
くろい|||じんこう|せいめい|からだ||はなし||ききい||
You didn't bat an eyelash when I spoke of the Black Rukh,
驚き も し ない 。
おどろき|||
and artificial life-forms...
あなた は 一体 何 を 知って いる の かしら ?
||いったい|なん||しって|||
Just what is it that you know, I wonder?
イレーヌ 先生 こそ なぜ 知って いる ん だい ?
|せんせい|||しって|||
And you, Ms. Irene? What do you know?
ん ? 12 年 ほど 前 の 報告 か 。
|とし||ぜん||ほうこく|
その 少し 前 から 世界 の 異変 を 起こし て いる 人 たち に →
|すこし|ぜん||せかい||いへん||おこし|||じん||
I'll bet it was a little before that that you learned about it from
教え て もらった ん じゃ ない かい ?
おしえ||||||
the people causing the Abnormalities of the World, wasn't it?
マグノ シュ タット は と ある 組織 と つながり が ある ん だ ね 。
||||||そしき|||||||
So Magnoshutatt has a connection with a certain Organization.
は あ ? なん の こと か 分かり ませ ん ね 。 →
||||||わかり|||
今日 は ここ まで 。 解散 。
きょう||||かいさん
That's it for today.
♪ ♪ ~
( シェヘラザード ・ 通信 ) どう いう こと ? マグノ シュ タット と 組織 に →
|つうしん||||||||そしき|
What do you mean? If Magnoshutatt and the Organization were connected,
つながり が ある の なら とうに 煌 帝国 と 手 を 組 ん で いる はず よ 。
||||||こう|ていこく||て||くみ|||||
シェヘラザード 様 組織 と は ?
|さま|そしき||
Lady Scheherazade, what do you mean by the Organization?
( シェヘラザード ・ 通信 ) なんでもない 。 報告 を 続け て 。
|つうしん||ほうこく||つづけ|
It's nothing. Continue your report.
やはり マグノ シュ タット で は 魔法 道具 を 生産 し て い ます 。
||||||まほう|どうぐ||せいさん||||
Just as we thought, they are producing magical tools here in Magnoshutatt.
詳細 は お 送り し た 資料 の とおり です 。
しょうさい|||おくり|||しりょう|||
The details are in the documents I sent you.
( シェヘラザード ) ええ 。 マグノ シュ タット が →
Yes. If Magnoshutatt is attempting to use magical tools to intimidate Leam...
魔法 道具 を 使って レーム を 脅 かそ う と し て いる なら ば →
まほう|どうぐ||つかって|||おど||||||||
私 は 黙って い ませ ん 。
わたくし||だまって|||
...I will have something to say about that!
あっ 。 ( シェヘラザード ・ 通信 ) 確証 を 探り なさい 。
||つうしん|かくしょう||さぐり|
ティ トス お に い ちゃ ~ ん !
|とす|||||
Mr. Titus!
あっ … し ぃ ~ ! あっ 。
( シェヘラザード ・ 通信 ) 何 ? 今 の は 。
|つうしん|なん|いま||
What was that just now?
( ティ トス ) 例の 一 件 の マルガ です 。
|とす|れいの|ひと|けん|||
Marga, whom I told you about...
おととい から 二 人 で 暮らし て いる ん です 。 →
||ふた|じん||くらし||||
We've been living together since the day before yesterday.
学長 が 用意 し て くれ た すてき な 家 で 。 →
がくちょう||ようい|||||||いえ|
In a lovely house that the director himself gave us.
窓 から は 街 が 見渡 せ て →
まど|||がい||みわた||
You can look out over the city from the window,
僕 と マルガ は いつ でも 二 人 で 買い物 に … 。
ぼく||||||ふた|じん||かいもの|
and Marga and I always go shopping together...
( シェヘラザード ・ 通信 ) ティ トス 。 あっ … 。
|つうしん||とす|
Titus...
5 等 許可 区 の 件 私 は まだ 許し て ない わ 。
とう|きょか|く||けん|わたくし|||ゆるし|||
I haven't yet forgiven you for the 5th Level Authorization District incident.
申し訳 あり ませ ん 。
もうし わけ|||
I'm very sorry.
は ぁ … その 子 と 暮らし て どう する の ?
|||こ||くらし||||
( シェヘラザード ) ( ( 楽 しけれ ば 楽しい ほど →
|がく|||たのしい|
The more you enjoy it... you'll be the one who ends up regretting it...
後悔 する の は あなた 。 →
こうかい||||
ティ トス 忘れ た の ? →
|とす|わすれ||
Titus, have you forgotten?
あなた は 自分 が 何者 か 。 →
||じぶん||なにもの|
Forgotten who you are...?
あなた に は 時間 が ない の よ ) )
|||じかん||||
You're running out of time, you know...
♪ ♪ ~
( マルガ ) は ぁ は ぁ は ぁ … ふ ふ っ う ふ ふ ふ っ !
こっち こっち ! は ぁ は ぁ は ぁ は ぁ … 。
This way! This way! There!
( マルガ ) それ ~ ! わ あ ~ マルガ ちゃん 速い !
||||||はやい
スフィントス くん も 頑張って ~ !
|||がんばって
You try harder, too, Sphintus!
( シェヘラザード ) ( ( ティ トス あなた の 役目 は →
||とす|||やくめ|
Titus... Your job is to identify the menace from the east, posing a threat to Leam.
レーム を 脅かす 東 の 脅威 を 突き止める こと 。 →
||おびやかす|ひがし||きょうい||つきとめる|
その あと は 任せ て ) ) ( ティ トス ) ( ( はい … ) )
|||まかせ|||とす|
You can leave everything else to me.
( シェヘラザード ) ( ( ティ トス あなた は よく やった わ 。 →
||とす|||||
Titus... You've done a fine job.
あなた で なけ れ ば これほど の 情報 を →
|||||||じょうほう|
No one but you could have gleaned so much information from the academy...
学院 から 引き出す こと は でき なかった でしょ う 。 →
がくいん||ひきだす||||||
帰って おい で 。 →
かえって||
Come home now.
残った 時間 に できる だけ の こと は し て あげる 。 →
のこった|じかん|||||||||
I'll do everything I can for you during the time you have left.
ほか の 子 たち も そう し て き た の よ ) )
||こ|||||||||
Just as I have for all the other children...
( ティ トス ) ( ( シェヘラザード 様 … 。 →
|とす||さま
Lady Scheherazade...
でも 僕 は … 僕 は … ) )
|ぼく||ぼく|
But... I...
( シェヘラザード ) ( ( どう し た の ? 何 か 言い たい こと が ある の ? ) )
|||||なん||いい|||||
What is it?
( ティ トス ) ( ( いえ … なんでも あり ませ ん ) )
|とす|||||
そう か もう 夜 も 苦しく ない か 。 うん 。
|||よ||くるしく|||
I see. So you're not suffering anymore during the night.
あの ね ティ トス お にいちゃん 待って て くれる ?
|||とす|||まって||
Um... Mr. Titus. Will you wait for me?
待つ ? ( マルガ ) 私 が 大きく なる まで →
まつ||わたくし||おおきく||
Wait?
待って て くれる ? えっ ?
まって|||
( マルガ ) 私 が 死な ない の は ティ トス お にいちゃん の おかげ 。
|わたくし||しな|||||とす||||
I'm not dying thanks to you, Mr. Titus.
でも 今 は 私 が 何 か 返 せる こと って →
|いま||わたくし||なん||かえ|||
あんまり ない から … 。 食器 も 洗う よ 。 →
|||しょっき||あらう|
お 掃除 も する 。 でも いつか →
|そうじ||||
and I'll clean your house, but someday, when I'm bigger and bigger...
もっと … もっと お っ きく なったら →
私 いっぱい 恩返し が し たい ん だ 。
わたくし||おんがえし|||||
I want to pay you back a lot! So...
だから 5 年 後 10 年 後 →
|とし|あと|とし|あと
私 が お っ きく なる まで ずっと 一緒に … 。
わたくし||||||||いっしょに
Until I grow up, I want you to stay with me, always...
どう し た の ?
What's the matter?
( ティ トス ) ああ … 分かった よ 。 →
|とす||わかった|
Right... Got it. I'll wait for you...
待って いよ う 。 →
まって||
5 年 でも 10 年 でも 僕 は … 。
とし||とし||ぼく|
Whether it's five years, or ten years, I'll...
♪ ♪ ~
≫ ガチャ ( 扉 の 音 ) ん ?
|とびら||おと|
こんな 夜更け に どう し た の だ ? ティ トス 。
|よふけ||||||||とす
What are you doing here at this late hour, Titus?
( ティ トス ) 僕 は … →
|とす|ぼく|
僕 は … 。
ぼく|
I...
まだ … 死に たく あり ませ ん !
|しに||||
I don't... want to die yet!