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Gegege no Kitaro (1996), S01E06 GeGeGe no Kitarō

S01E06 GeGeGe no Kitarō

ご え

(うめき声)

よ ー し やった ぞ!

ああっ!

おそ

ようかい

《恐ろしい 妖怪 だった。》

しゃちょう

ぶじ

社長 さん も 無事 の ようだ し

とう

よかった で すね 父さん。

ま … まあ なあ。

ばあい

のんきな こと 言ってる 場合 かい?

だいじょうぶ

お め え は 大丈夫な の か?

ええ?

じ つ

ぎ ゅ うき

たいじ

もの

実は … 牛 鬼 を 退治 した者 に は

ぎ ゅ うき

たましい

うつ

牛 鬼 の 魂 が 乗り移り

ぎ ゅ うき

また 牛 鬼 に なる と

言われて いる んじゃ が…。

ああっ!

ハハハハ…。

ぼく

だいじょうぶ

とう

僕 は 大丈夫です よ 父さん。

きたろう

むすこ

さすが 鬼 太郎 は わし の 息子 じゃ。

ゲッ!

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

うっう う…。

きたろう

どうした ん じゃ 鬼 太郎!

とう

と … 父さん…。

うわっく ぅ … うっ…。

とう

うわ ~… 父 さ ー ん!

まえ

くっ… やっぱり お前 でも

きたろう

ダメじゃった か 鬼 太郎。

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

きたろう

ま … 待って くれ 鬼 太郎 が~!

あき ら

諦めろ

きたろう

あれ は もう 鬼 太郎 じゃ ねえ!

お やっさん が いくら 止めて も

ムダ だ~!

ご え

(うなり 声)

きたろう

鬼 太郎!

すがた

なんて 変わり果てた 姿 に…。

もの

わし と いう者 が ついて い ながら。

ご え

(うなり 声)

たいへん

よい しょ 大変な こと で。

けいさつ かん

(警察 官 )や あ どうも。

ぎ ゅ うき

まえ

牛 鬼 の ヤツ 前 より もっと

きょうりょく

強力に なっち まった ぜ。

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

いったん

めだま

(一 反 もめん )目玉 の おやじ どん。・

だいじょうぶ

大丈夫な ん?

いったん

おお 一 反 もめん!

みんな を 呼んで きて くれ。

こう なっちゃ

わし の 手 に は 負え ん よ。

いったん

(一 反 もめん)

おお 分かり も した!

は あ~。

ちゅうざい

ああ 駐在 さん。

は … はい!

おびえる こと は ねえ よ。

きたろう

こいつ は 鬼 太郎 の おやじ な んだ。

ようかい

くわ

妖怪 の こと は 詳しい ぜ。

みんな を カルラ の ほこら に。

あそこ なら

ちから

のこ

まだ カルラ の 力 が 残って おる。

ぎ ゅ うき

ちか

牛 鬼 は 近づけ まい。

わ … 分かりました。

ほんかん

まか

ほ … 本 官 に お 任せ ください!

じゃあ な…。

おとこ

待て ねずみ 男。

なん

な … 何 だ よ。

まえ

お前 は みんな が カルラ の

ほこら に 逃げられる よう に

ぎ ゅ うき

ふせ

牛 鬼 を 防ぐ のじゃ。

そんな こと

おれ

俺 の 知った こっちゃ ねえ よ。

こら~!

なに

あっ… 何 す んだ よ!

まえ

ようかい

お前 は それ でも 妖怪 か?

ちっと は いい とこ を

見せたら どう じゃ。

あっイテテ…。

わ … 分かった 分かった よ!

おれ

とほ ~ なんで 俺 まで…。

いっぽ

ここ から 一 歩 も

すす

進ま せて は なら ん ぞ~。

(ネズミ たち )チュイチュイ チュ~!

チュイチュイ じゃ ねえ よ。

お め えら まったく…。

き … 来た ぜ 。 来た ぜ 来た ぜ。

ご え

(うなり 声)

ぎょ え~!

ああ 来た~!

たす

ゲッ あ … 助けて くれ~!

たす

助けて … あ … あれ?

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

なに

て め えら 何 しや がん で え!

はじ し

こら 恥知らず め が!

ネズミ たち まで が

しま

たた か

とき

島 の ため に 戦おう と いう 時 に

まえ

なん

お前 は 何という ヤツ じゃ!

だって 死 ん じ まったら

おしま い なんだ ぜ~。

おれ

俺 ヤダ よ!

ご え

(うなり 声)

ギャ ~ 来る な 来る な ! 来る な!

どうしても 来る なら

ひっさつ

いっぱ つ

み ま

必殺 の 一 発 を お 見舞い する ぞ~。

(お なら)

グハ ~ ざっと こんな もん よ!

たす

う げ ~! ああ 助けて~!

おとこ

ねずみ 男!

は あ~!

こえ

(ネズミ たち の おびえる 声)

きたろう

き … 鬼 太郎~。

けいさつ かん

(警察 官 )ハァ ハァ…

みんな こっち だ こっち!・

さま

けいだい

カルラ 様 の 境内 に 逃げ込む んだ!

だんせい

さま

(男性 1)カルラ 様!

たす

さま

お 助け ください カルラ 様~。

だんせい

(男性 2)モタモタ す んな。

はや

のぼ

早く 上れ~!

ご え

(うなり 声)

じじ い

すな

(子 なき 爺 )砂 かけ あれ を 見ろ!

すな

ばば あ

なん

(砂 かけ 婆 )おおっ何という…。・

きたろう

こころ

鬼 太郎 は もはや 心 まで

ぎ ゅ うき

牛 鬼 に なって おる の か?

いったん

(一 反 もめん)

ど げん すれば よか と?

ぎ ゅ うき

うえ

ちか

牛 鬼 の 上 に 近づく んじゃ!

いったん

(一 反 もめん )分かり も した。

きたろう

鬼 太郎!

ぎ ゅ うき

ご え

(牛 鬼 の うなり 声)

じじ い

ひっさつ わざ

この 子 なき 爺 の 必殺 技 で

まえ

ねむ

お前 を 眠ら せる しか ない。

じじ い

えっ!? 子 なき 爺 に

ひっさつ わざ

必殺 技 なんか あった の か?

バカに した もん じゃ ない ぞ~。

ひっさつ

ず つ

必殺 コッツン 頭 突き じゃ~!

すな

ばば あ

ひっさつ

(砂 かけ 婆 )子 なき の 必殺 も

効か ん ぞ~。

じ いい

(子 なき 爺 )う うっダン!・

ぎ え ~ く ぅ~!

だ あっ… どう じゃ まいった か!

ご え

(うなり 声)

じじ い

(子 なき 爺 )なに!?

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )やっぱり

効 い とら ん ぞ 子 なき!

じじ い

(子 なき 爺 )ハァ ハァ…。

あ … ああ~!

うわっこのまま で は

わし ら も 吸い込ま れる ぞい。・

うわ~!

いったん

(一 反 もめん )おお~!

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )うわっ!

いったん

がんば

(一 反 もめん )が … 頑張っちょ…。

すな

ばば あ

がんば

(砂 かけ 婆 )が … 頑張れ

いったん

一 反 もめん~!

すな

ばば あ

いったん

(砂 かけ 婆 ・一 反 もめん )うわ あ~!

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆)

う … うわ ~! フゥ…。

すな

ばば あ

おお 砂 かけ 婆!

じじ い

いったん

子 なき 爺 と 一 反 もめん まで

やられて し も うた~。

じじ い

そ … そう か あ 子 なき 爺 や

いったん

一 反 もめん まで…。

きたろう

ぐ ぐ … 鬼 太郎!

ご え

(うなり 声)

(ぬり かべ )ぬり かべ~。・

きたろう

鬼 太郎 ここ から ダメ~!

ご え

(うなり 声)

(ぬり かべ )うっう う…。

ご え

(ぬり かべ の うめき声)

ぎ ゅ うき

ご え

(牛 鬼 の うなり 声)

だんせい

だれ

ぎ ゅう きじ ま

(男性 1)誰 じゃ ? この 牛 鬼 島 を

かんこう かいはつ

観光 開発 しよう と した ヤツ は。

だんせい

ぎ ゅ うき

(男性 2)牛 鬼 が 来る ぞ~!

だんせい

たす

(男性 1)助けて くれ~!

だんせい

(男性 2)ああ~

かみさま

さま

か … 神様 カルラ 様~!

ハッ もう 見て おら れ ん。

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

なに

何 を する つもりじゃ ? おやじ。

止め ん で くれ!

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

あっおやじ!

あ ~ 待って くれ ! ハァ…。

ご え

(うなり 声)

きたろう

鬼 太郎~!

ご え

(うなり 声)

よく 聞け。

たましい

うば

たとえ 魂 は 奪われて いて も

ぎ ゅ うき

からだ

きたろう

牛 鬼 の 体 の どこ か に 鬼 太郎 の

たましい

のこ

魂 が 残って おる はずじゃ。

ご え

(うなり 声)

あき ら

おやじ 諦めろ。

きたろう

あれ は もう 鬼 太郎 で は ない。

むすこ

いや あれ は わし の 息子 じゃ。

すな

ばば あ

ぎ ゅ うき

(砂 かけ 婆 )牛 鬼 に

きたろう

なりきって しも うた 鬼 太郎 に・

ことば

つう

もはや 言葉 は 通じ ん ぞ!

こころ

つう

いや わし の 心 は 通じる はずじゃ。

きたろう

はら

鬼 太郎 ! 腹 が 減って おる なら

この わし を 食え!

けっ

にんげん

その代わり 決して 人間 に

手 を 出して は なら ん ぞ。

ご え

(うなり 声)

あぶ

おやじ 危ない!

ああっ!

おお…。

ん ん?

ご え

(うめき声)

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )ハッ…。

ぎ ゅ うき

(牛 鬼 )うっ… うわ~!・

とう

父 さ ~ん!

きたろう

鬼 太郎!

きたろう

まえ

鬼 太郎 お前 やっぱり・

ぎ ゅ うき

からだ

なか

牛 鬼 の 体 の 中 で

たた か

戦って いる んじゃ な?

ご え

(うめき声)

きたろう

鬼 太郎 それ じゃ!

きたろう

それ で こそ 鬼 太郎 じゃ。

いま

たとえ 今 は

ぎ ゅ うき

すがた

牛 鬼 の 姿 と なって いて も

けっ

決して 負けて は なら ん ぞ。

ぎ ゅ うき

とう

(牛 鬼 )と … 父 さ ~ん!

ひとびと

いの

こえ

(人々 の 祈る 声)

おお?

だんせい

(男性 1)おっ?

だんせい

(男性 2)おお あれ は!?

さま

カ … カルラ 様!

かた

おおっあの お方 が!?

ご え

(うめき声)

ふえ

・(笛)

・~

さま

きたろう

カルラ 様 は 鬼 太郎 を

どう なさろう と いう のじゃ。

う う…。

・~

ご え

(うなり 声)

さま

カルラ 様 は…。

・~

ご え

(うめき声)

きたろう

ああっ鬼 太郎!

きたろう

鬼 太郎!

・~

きたろう

き … 鬼 太郎~!

きたろう

なんて こと じゃ あの 鬼 太郎 が…。

ん!?

きたろう

まえ

ぎ ゅ うき

すがた

鬼 太郎 … お前 は 牛 鬼 の 姿 の まま

死んで しまった の か?

めだま

(カルラ )目玉 の おやじ。

さま

カ … カルラ 様。

にんげん

(カルラ )人間 たち が

ふういん

わし の 封印 を 解き・

ぎ ゅ うき

ふっかつ

牛 鬼 を 復活 さ せた こと

ゆる

許し がたい。・

めだま

なみだ

めん

だが 目玉 の おやじ の 涙 に 免じて・

こんど

ゆる

今度 だけ 許して やろう。

きたろう

鬼 太郎!

いったん

じじ い

おおっ一 反 もめん と 子 なき 爺!

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

きたろう

きたろう

ああっ… 鬼 太郎 ! 鬼 太郎!

すな

ばば あ

きたろう

(砂 かけ 婆 )しっかり しろ 鬼 太郎!

ん … あっああ…。

きたろう

き … 気 が ついた か ? 鬼 太郎!

とう

あ … 父さん。

とう

父さん!

めだま

(カルラ )目玉 の おやじ。

いちどう

(一同 )ん?

おも

おや

き も

(カルラ )子 を 思う 親 の 気持ち

いこく

かみ

こころ

この 異国 の 神 も 心 打たれた ぞ。

さま

カルラ 様…。

(カルラ)

にんげん

つた

人間 ども に 伝える が いい。・

にんげん

「人間 は

し はいしゃ

この世 の 支配者 で は ない。・

おごる なかれ 」と な。

ありがとう ございました

さま

カルラ 様。

なか

おそ

ようかい

世の中 に は 恐ろしい 妖怪 や

かみさま

すご ー い 神様 も いる もん じゃ。

ぼく

なん

でも 僕 は 何という こと を…。

しま

ひと

この 島 の 人 たち に

あやま

なんて 謝れば いい の か…。

そう だ よ 。った く

ひで え 目 に 遭った ぜ なあ?

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

ごめんなさい。

みんな に も すまない こと を した。

すな

ばば あ

ゆる

ぎ ゅ うき

(砂 かけ 婆 )許して やれ 。 牛 鬼 に

たましい

うば

魂 を 奪われて から の こと は・

しかた の ない こと じゃ。

そう じゃ そう じゃ。

ぎ ゅ うき

いや 牛 鬼 に 取りつかれた こと も

ぼく

ゆだん

僕 の 油断 です。

たましい

うば

それにしても 魂 を 奪わ れ ながら

ことば

わし の 言葉 を 分かって くれて

きたろう

うれしかった ぞ 鬼 太郎…。

とう

うっ父さん…。

うん…。

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声)

うっ… う う…。

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に

てがみ

手紙 を 入れりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎

むし

たたえる 虫 たち

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は

・ 消えて 行く

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

さいきん

かお

かく

〈最近 顔 を すっぽり 隠して

まち

ある

ひと

街 を 歩いて いる 人 が・

ぶ き み

増えて る ん です 。 不気味です ね。〉

〈それ は 「のっぺらぼう 」の・

しわざ

仕業 かも しれ ん のう。〉

〈のっぺらぼう?〉

かお

〈みんな の 顔 を

ようかい

取って 食って しまう 妖怪 じゃ よ。〉

〈じゃあ 食べられて しまう と

かお

こ ー んな 顔!?〉

〈ひ … ひえ~!〉

じょうだん

〈冗談 です よ。〉

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉


S01E06 GeGeGe no Kitarō S01E06 GeGeGe no Kitarō S01E06 GeGeGe no Kitarō S01E06 鬼太郎

ご え

(うめき声) うめきごえ

よ ー し やった ぞ! |-|||

ああっ!

おそ

ようかい

《恐ろしい 妖怪 だった。》 おそろしい|ようかい|

しゃちょう

ぶじ

社長 さん も 無事 の ようだ し しゃちょう|||ぶじ|||

とう

よかった で すね 父さん。 |||とうさん

ま … まあ なあ。

ばあい

のんきな こと 言ってる 場合 かい? ||いってる|ばあい|

だいじょうぶ

お め え は 大丈夫な の か? ||||だいじょうぶな||

ええ?

じ つ

ぎ ゅ うき

たいじ

もの

実は … 牛 鬼 を 退治 した者 に は じつは|うし|おに||たいじ|した しゃ||

ぎ ゅ うき

たましい

うつ

牛 鬼 の 魂 が 乗り移り うし|おに||たましい||のりうつり

ぎ ゅ うき

また 牛 鬼 に なる と |うし|おに|||

言われて いる んじゃ が…。 いわれて|||

ああっ!

ハハハハ…。

ぼく

だいじょうぶ

とう

僕 は 大丈夫です よ 父さん。 ぼく||だいじょうぶです||とうさん

きたろう

むすこ

さすが 鬼 太郎 は わし の 息子 じゃ。 |おに|たろう||||むすこ|

ゲッ!

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

うっう う…。

きたろう

どうした ん じゃ 鬼 太郎! |||おに|たろう

とう

と … 父さん…。 |とうさん

うわっく ぅ … うっ…。

とう

うわ ~… 父 さ ー ん! |ちち||-|

まえ

くっ… やっぱり お前 でも ||おまえ|

きたろう

ダメじゃった か 鬼 太郎。 だめじゃった||おに|たろう

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

きたろう

ま … 待って くれ 鬼 太郎 が~! |まって||おに|たろう|

あき ら

諦めろ あきらめろ

きたろう

あれ は もう 鬼 太郎 じゃ ねえ! |||おに|たろう||

お やっさん が いくら 止めて も ||||とどめて|

ムダ だ~! むだ|

ご え

(うなり 声) |こえ

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

すがた

なんて 変わり果てた 姿 に…。 |かわりはてた|すがた|

もの

わし と いう者 が ついて い ながら。 ||いう しゃ||||

ご え

(うなり 声) |こえ

たいへん

よい しょ 大変な こと で。 ||たいへんな||

けいさつ かん

(警察 官 )や あ どうも。 けいさつ|かん|||

ぎ ゅ うき

まえ

牛 鬼 の ヤツ 前 より もっと うし|おに||やつ|ぜん||

きょうりょく

強力に なっち まった ぜ。 きょうりょくに|||

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

いったん

めだま

(一 反 もめん )目玉 の おやじ どん。・ ひと|はん||めだま|||

だいじょうぶ

大丈夫な ん? だいじょうぶな|

いったん

おお 一 反 もめん! |ひと|はん|

みんな を 呼んで きて くれ。 ||よんで||

こう なっちゃ

わし の 手 に は 負え ん よ。 ||て|||おえ||

いったん

(一 反 もめん) ひと|はん|

おお 分かり も した! |わかり||

は あ~。

ちゅうざい

ああ 駐在 さん。 |ちゅうざい|

は … はい!

おびえる こと は ねえ よ。

きたろう

こいつ は 鬼 太郎 の おやじ な んだ。 ||おに|たろう||||

ようかい

くわ

妖怪 の こと は 詳しい ぜ。 ようかい||||くわしい|

みんな を カルラ の ほこら に。

あそこ なら

ちから

のこ

まだ カルラ の 力 が 残って おる。 |||ちから||のこって|

ぎ ゅ うき

ちか

牛 鬼 は 近づけ まい。 うし|おに||ちかづけ|

わ … 分かりました。 |わかりました

ほんかん

まか

ほ … 本 官 に お 任せ ください! |ほん|かん|||まかせ|

じゃあ な…。

おとこ

待て ねずみ 男。 まて||おとこ

なん

な … 何 だ よ。 |なん||

まえ

お前 は みんな が カルラ の おまえ|||||

ほこら に 逃げられる よう に ||にげられる||

ぎ ゅ うき

ふせ

牛 鬼 を 防ぐ のじゃ。 うし|おに||ふせぐ|

そんな こと

おれ

俺 の 知った こっちゃ ねえ よ。 おれ||しった|||

こら~!

なに

あっ… 何 す んだ よ! |なん|||

まえ

ようかい

お前 は それ でも 妖怪 か? おまえ||||ようかい|

ちっと は いい とこ を

見せたら どう じゃ。 みせたら||

あっイテテ…。

わ … 分かった 分かった よ! |わかった|わかった|

おれ

とほ ~ なんで 俺 まで…。 ||おれ|

いっぽ

ここ から 一 歩 も ||ひと|ふ|

すす

進ま せて は なら ん ぞ~。 すすま|||||

(ネズミ たち )チュイチュイ チュ~!

チュイチュイ じゃ ねえ よ。

お め えら まったく…。

き … 来た ぜ 。 来た ぜ 来た ぜ。 |きた||きた||きた|

ご え

(うなり 声) |こえ

ぎょ え~!

ああ 来た~! |きた

たす

ゲッ あ … 助けて くれ~! ||たすけて|

たす

助けて … あ … あれ? たすけて||

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

なに

て め えら 何 しや がん で え! |||なん||||

はじ し

こら 恥知らず め が! |はじしらず||

ネズミ たち まで が ねずみ|||

しま

たた か

とき

島 の ため に 戦おう と いう 時 に しま||||たたかおう|||じ|

まえ

なん

お前 は 何という ヤツ じゃ! おまえ||なんという|やつ|

だって 死 ん じ まったら |し|||

おしま い なんだ ぜ~。

おれ

俺 ヤダ よ! おれ||

ご え

(うなり 声) |こえ

ギャ ~ 来る な 来る な ! 来る な! |くる||くる||くる|

どうしても 来る なら |くる|

ひっさつ

いっぱ つ

み ま

必殺 の 一 発 を お 見舞い する ぞ~。 ひっさつ||ひと|はつ|||みまい||

(お なら)

グハ ~ ざっと こんな もん よ!

たす

う げ ~! ああ 助けて~! |||たすけて

おとこ

ねずみ 男! |おとこ

は あ~!

こえ

(ネズミ たち の おびえる 声) ||||こえ

きたろう

き … 鬼 太郎~。 |おに|たろう

けいさつ かん

(警察 官 )ハァ ハァ… けいさつ|かん||

みんな こっち だ こっち!・

さま

けいだい

カルラ 様 の 境内 に 逃げ込む んだ! |さま||けいだい||にげこむ|

だんせい

さま

(男性 1)カルラ 様! だんせい||さま

たす

さま

お 助け ください カルラ 様~。 |たすけ|||さま

だんせい

(男性 2)モタモタ す んな。 だんせい|もたもた||

はや

のぼ

早く 上れ~! はやく|のぼれ

ご え

(うなり 声) |こえ

じじ い

すな

(子 なき 爺 )砂 かけ あれ を 見ろ! こ||じい|すな||||みろ

すな

ばば あ

なん

(砂 かけ 婆 )おおっ何という…。・ すな||ばあ|おおっなんという

きたろう

こころ

鬼 太郎 は もはや 心 まで おに|たろう|||こころ|

ぎ ゅ うき

牛 鬼 に なって おる の か? うし|おに|||||

いったん

(一 反 もめん) ひと|はん|

ど げん すれば よか と?

ぎ ゅ うき

うえ

ちか

牛 鬼 の 上 に 近づく んじゃ! うし|おに||うえ||ちかづく|

いったん

(一 反 もめん )分かり も した。 ひと|はん||わかり||

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

ぎ ゅ うき

ご え

(牛 鬼 の うなり 声) うし|おに|||こえ

じじ い

ひっさつ わざ

この 子 なき 爺 の 必殺 技 で |こ||じい||ひっさつ|わざ|

まえ

ねむ

お前 を 眠ら せる しか ない。 おまえ||ねむら|||

じじ い

えっ!? 子 なき 爺 に |こ||じい|

ひっさつ わざ

必殺 技 なんか あった の か? ひっさつ|わざ||||

バカに した もん じゃ ない ぞ~。 ばかに|||||

ひっさつ

ず つ

必殺 コッツン 頭 突き じゃ~! ひっさつ||あたま|つき|

すな

ばば あ

ひっさつ

(砂 かけ 婆 )子 なき の 必殺 も すな||ばあ|こ|||ひっさつ|

効か ん ぞ~。 きか||

じ いい

(子 なき 爺 )う うっダン!・ こ||じい||

ぎ え ~ く ぅ~!

だ あっ… どう じゃ まいった か!

ご え

(うなり 声) |こえ

じじ い

(子 なき 爺 )なに!? こ||じい|

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )やっぱり すな||ばあ|

効 い とら ん ぞ 子 なき! き|||||こ|

じじ い

(子 なき 爺 )ハァ ハァ…。 こ||じい||

あ … ああ~!

うわっこのまま で は うわっこ の まま||

わし ら も 吸い込ま れる ぞい。・ |||すいこま||

うわ~!

いったん

(一 反 もめん )おお~! ひと|はん||

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )うわっ! すな||ばあ|

いったん

がんば

(一 反 もめん )が … 頑張っちょ…。 ひと|はん|||がんばっちょ

すな

ばば あ

がんば

(砂 かけ 婆 )が … 頑張れ すな||ばあ||がんばれ

いったん

一 反 もめん~! ひと|はん|

すな

ばば あ

いったん

(砂 かけ 婆 ・一 反 もめん )うわ あ~! すな||ばあ|ひと|はん|||

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆) すな||ばあ

う … うわ ~! フゥ…。

すな

ばば あ

おお 砂 かけ 婆! |すな||ばあ

じじ い

いったん

子 なき 爺 と 一 反 もめん まで こ||じい||ひと|はん||

やられて し も うた~。

じじ い

そ … そう か あ 子 なき 爺 や ||||こ||じい|

いったん

一 反 もめん まで…。 ひと|はん||

きたろう

ぐ ぐ … 鬼 太郎! ||おに|たろう

ご え

(うなり 声) |こえ

(ぬり かべ )ぬり かべ~。・

きたろう

鬼 太郎 ここ から ダメ~! おに|たろう|||だめ

ご え

(うなり 声) |こえ

(ぬり かべ )うっう う…。

ご え

(ぬり かべ の うめき声) |||うめきごえ

ぎ ゅ うき

ご え

(牛 鬼 の うなり 声) うし|おに|||こえ

だんせい

だれ

ぎ ゅう きじ ま

(男性 1)誰 じゃ ? この 牛 鬼 島 を だんせい|だれ|||うし|おに|しま|

かんこう かいはつ

観光 開発 しよう と した ヤツ は。 かんこう|かいはつ||||やつ|

だんせい

ぎ ゅ うき

(男性 2)牛 鬼 が 来る ぞ~! だんせい|うし|おに||くる|

だんせい

たす

(男性 1)助けて くれ~! だんせい|たすけて|

だんせい

(男性 2)ああ~ だんせい|

かみさま

さま

か … 神様 カルラ 様~! |かみさま||さま

ハッ もう 見て おら れ ん。 ||みて|||

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

なに

何 を する つもりじゃ ? おやじ。 なん||||

止め ん で くれ! とどめ|||

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

あっおやじ!

あ ~ 待って くれ ! ハァ…。 |まって||

ご え

(うなり 声) |こえ

きたろう

鬼 太郎~! おに|たろう

ご え

(うなり 声) |こえ

よく 聞け。 |きけ

たましい

うば

たとえ 魂 は 奪われて いて も |たましい||うばわれて||

ぎ ゅ うき

からだ

きたろう

牛 鬼 の 体 の どこ か に 鬼 太郎 の うし|おに||からだ|||||おに|たろう|

たましい

のこ

魂 が 残って おる はずじゃ。 たましい||のこって||

ご え

(うなり 声) |こえ

あき ら

おやじ 諦めろ。 |あきらめろ

きたろう

あれ は もう 鬼 太郎 で は ない。 |||おに|たろう|||

むすこ

いや あれ は わし の 息子 じゃ。 |||||むすこ|

すな

ばば あ

ぎ ゅ うき

(砂 かけ 婆 )牛 鬼 に すな||ばあ|うし|おに|

きたろう

なりきって しも うた 鬼 太郎 に・ |||おに|たろう|

ことば

つう

もはや 言葉 は 通じ ん ぞ! |ことば||つうじ||

こころ

つう

いや わし の 心 は 通じる はずじゃ。 |||こころ||つうじる|

きたろう

はら

鬼 太郎 ! 腹 が 減って おる なら おに|たろう|はら||へって||

この わし を 食え! |||くえ

けっ

にんげん

その代わり 決して 人間 に そのかわり|けっして|にんげん|

手 を 出して は なら ん ぞ。 て||だして||||

ご え

(うなり 声) |こえ

あぶ

おやじ 危ない! |あぶない

ああっ!

おお…。

ん ん?

ご え

(うめき声) うめきごえ

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )ハッ…。 すな||ばあ|

ぎ ゅ うき

(牛 鬼 )うっ… うわ~!・ うし|おに||

とう

父 さ ~ん! ちち||

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

きたろう

まえ

鬼 太郎 お前 やっぱり・ おに|たろう|おまえ|

ぎ ゅ うき

からだ

なか

牛 鬼 の 体 の 中 で うし|おに||からだ||なか|

たた か

戦って いる んじゃ な? たたかって|||

ご え

(うめき声) うめきごえ

きたろう

鬼 太郎 それ じゃ! おに|たろう||

きたろう

それ で こそ 鬼 太郎 じゃ。 |||おに|たろう|

いま

たとえ 今 は |いま|

ぎ ゅ うき

すがた

牛 鬼 の 姿 と なって いて も うし|おに||すがた||||

けっ

決して 負けて は なら ん ぞ。 けっして|まけて||||

ぎ ゅ うき

とう

(牛 鬼 )と … 父 さ ~ん! うし|おに||ちち||

ひとびと

いの

こえ

(人々 の 祈る 声) ひとびと||いのる|こえ

おお?

だんせい

(男性 1)おっ? だんせい|

だんせい

(男性 2)おお あれ は!? だんせい|||

さま

カ … カルラ 様! ||さま

かた

おおっあの お方 が!? おおっあ の|おかた|

ご え

(うめき声) うめきごえ

ふえ

・(笛) ふえ

・~

さま

きたろう

カルラ 様 は 鬼 太郎 を |さま||おに|たろう|

どう なさろう と いう のじゃ。

う う…。

・~

ご え

(うなり 声) |こえ

さま

カルラ 様 は…。 |さま|

・~

ご え

(うめき声) うめきごえ

きたろう

ああっ鬼 太郎! ああっおに|たろう

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

・~

きたろう

き … 鬼 太郎~! |おに|たろう

きたろう

なんて こと じゃ あの 鬼 太郎 が…。 ||||おに|たろう|

ん!?

きたろう

まえ

ぎ ゅ うき

すがた

鬼 太郎 … お前 は 牛 鬼 の 姿 の まま おに|たろう|おまえ||うし|おに||すがた||

死んで しまった の か? しんで|||

めだま

(カルラ )目玉 の おやじ。 |めだま||

さま

カ … カルラ 様。 ||さま

にんげん

(カルラ )人間 たち が |にんげん||

ふういん

わし の 封印 を 解き・ ||ふういん||とき

ぎ ゅ うき

ふっかつ

牛 鬼 を 復活 さ せた こと うし|おに||ふっかつ|||

ゆる

許し がたい。・ ゆるし|

めだま

なみだ

めん

だが 目玉 の おやじ の 涙 に 免じて・ |めだま||||なみだ||めんじて

こんど

ゆる

今度 だけ 許して やろう。 こんど||ゆるして|

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

いったん

じじ い

おおっ一 反 もめん と 子 なき 爺! おおっひと|はん|||こ||じい

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

きたろう

きたろう

ああっ… 鬼 太郎 ! 鬼 太郎! |おに|たろう|おに|たろう

すな

ばば あ

きたろう

(砂 かけ 婆 )しっかり しろ 鬼 太郎! すな||ばあ|||おに|たろう

ん … あっああ…。

きたろう

き … 気 が ついた か ? 鬼 太郎! |き||||おに|たろう

とう

あ … 父さん。 |とうさん

とう

父さん! とうさん

めだま

(カルラ )目玉 の おやじ。 |めだま||

いちどう

(一同 )ん? いちどう|

おも

おや

き も

(カルラ )子 を 思う 親 の 気持ち |こ||おもう|おや||きもち

いこく

かみ

こころ

この 異国 の 神 も 心 打たれた ぞ。 |いこく||かみ||こころ|うたれた|

さま

カルラ 様…。 |さま

(カルラ)

にんげん

つた

人間 ども に 伝える が いい。・ にんげん|||つたえる||

にんげん

「人間 は にんげん|

し はいしゃ

この世 の 支配者 で は ない。・ このよ||しはい しゃ|||

おごる なかれ 」と な。

ありがとう ございました

さま

カルラ 様。 |さま

なか

おそ

ようかい

世の中 に は 恐ろしい 妖怪 や よのなか|||おそろしい|ようかい|

かみさま

すご ー い 神様 も いる もん じゃ。 |-||かみさま||||

ぼく

なん

でも 僕 は 何という こと を…。 |ぼく||なんという||

しま

ひと

この 島 の 人 たち に |しま||じん||

あやま

なんて 謝れば いい の か…。 |あやまれば|||

そう だ よ 。った く

ひで え 目 に 遭った ぜ なあ? ||め||あった||

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

ごめんなさい。

みんな に も すまない こと を した。

すな

ばば あ

ゆる

ぎ ゅ うき

(砂 かけ 婆 )許して やれ 。 牛 鬼 に すな||ばあ|ゆるして||うし|おに|

たましい

うば

魂 を 奪われて から の こと は・ たましい||うばわれて||||

しかた の ない こと じゃ。

そう じゃ そう じゃ。

ぎ ゅ うき

いや 牛 鬼 に 取りつかれた こと も |うし|おに||とりつかれた||

ぼく

ゆだん

僕 の 油断 です。 ぼく||ゆだん|

たましい

うば

それにしても 魂 を 奪わ れ ながら |たましい||うばわ||

ことば

わし の 言葉 を 分かって くれて ||ことば||わかって|

きたろう

うれしかった ぞ 鬼 太郎…。 ||おに|たろう

とう

うっ父さん…。 うっとうさん

うん…。

ご え

(ネズミ たち の 鳴き声) |||なきごえ

うっ… う う…。

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に ||ぽすと|

てがみ

手紙 を 入れりゃ てがみ||いれりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音 |||おに|たろう||げた||おと

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎 ||おに|たろう

むし

たたえる 虫 たち |ちゅう|

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は |||おに|たろう|

・ 消えて 行く きえて|いく

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

さいきん

かお

かく

〈最近 顔 を すっぽり 隠して さいきん|かお|||かくして

まち

ある

ひと

街 を 歩いて いる 人 が・ がい||あるいて||じん|

ぶ き み

増えて る ん です 。 不気味です ね。〉 ふえて||||ぶきみです|

〈それ は 「のっぺらぼう 」の・

しわざ

仕業 かも しれ ん のう。〉 しわざ||||

〈のっぺらぼう?〉

かお

〈みんな の 顔 を ||かお|

ようかい

取って 食って しまう 妖怪 じゃ よ。〉 とって|くって||ようかい||

〈じゃあ 食べられて しまう と |たべられて||

かお

こ ー んな 顔!?〉 |-||かお

〈ひ … ひえ~!〉

じょうだん

〈冗談 です よ。〉 じょうだん||

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉 じかい|||おに|たろう

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉 きみ||うしろ||くろい|かげ