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Hikaru no go, Hikaru no go episode 10 (audio+ subtitle)

Hikaru no go episode 10 (audio + subtitle)

平安 時代 の 碁 打ち 藤原 佐 為 は

遥かな 時 を 越えて

進藤 ヒカル の 心 に 蘇った

「 神 の 一 手 」 を 極める ため に

やっぱ 打てる 奴 が ほしい よ な ~ ね 新しい ポスター 貼ろう ? もっと 目立つ の

難しい 詰 碁 書いて さ

これ が 解ける 奴 来 たれ ーっと か もう 強く なくて も 誰 で も いい よ 進藤 君

新しく 貼った 部員 募集 の ポスター

詰 碁 の 問題 書いた ろ ?

それ が どうした の ? 筒井 さん ?

答え 書いた 子 が いる よ

ほら しかも 正解 な んだ

え ~ いる んだ 碁 を 打てる 奴 が

これ 上級 者 向け の 問題 だ から

強い 子 だ よ きっと

こいつ を 探せば いい んだ な

なんだか 光 が 見えて きた よ

手分け して 一 クラス ずつ 聞いて もらえば

うん きっと

あの … 私 …

それ 書いた 子 知って る

だっだっ誰 ? 何で お前 が 知って んだ よ ?

だって 見て た んだ もん

だから 誰 だ よ 誰 ?

名前 名前 !

確か … 三 組 の 三谷 君 だっと キャ ~~ どうして すぐ 囲碁 部 に 誘わ なかった んだ ? だって 入り たければ

自分 から 来る でしょう

来 ないって こと は 入り たく な いって こと な んじゃ … 強引に 引っ張って くる んだ よ

気 が 利 かね ー 奴 だ な ー

あたし 別 に 囲碁 部員 じゃ ない もの

えー ? 藤崎 さん 囲碁 部員 でしょう ?

まったく もう これ だ から あかり は よ

何 よ あたし 帰る !

いい の か な ー ? 追いかけ なくて

どうせ 明日 に なったら け ろっと して る よ そういう 奴 だ もん それ より 三 組 の 三谷 か 知ら ねぇ な ー

ま ぁ いい や 明日 誘って みる

うん 頼む よ

三 人 目 見つけて

今度 も 出たい から ね 大会 失格 と は 言え 僕ら 海 王 中 に 勝った んだ もん な

あまた 始まった …

僕 は 相手 の ポカ で

進藤 君 は まぐれ 大 爆発

ほら 塔 矢 アキラ まで 君 に 挑み に 来た じゃ ない か ぁ

はい は いま ぐれ 大 爆発 ね

ま ぁ 笑い すぎ

塔 矢って 言えば あいつ 海 王 中 だった よ な あいつ も 囲碁 部 な んだろう か

それ は ない よ

なぜ ?

なぜって 塔 矢 アキラ の 強 さって いう の は 進藤 君 は 院生って の は 知ら ない よ ね ? 院生 ?

日本 棋院 の プロ 養成 機関 に 身 を 置く 子供 たち な んだ けど

彼ら は 修行 中 の 身 だ から

どんなに 強くて も

アマチュア の 大会 に 出る こと を 禁じられて いる んだ よ 海 王 に 囲碁 部 に は

元 院生 も いるって 話 だ 途中 プロ に なる の を あきらめて 院生 を やめる 子 も 多い らしい

ところが 塔 矢 は 院生 じゃ ない

つまり 彼 に とって は

院生 すら ぬるいって こと だろう 院生 すら … あ ほら

ガラス 石 は 欠け やすい から 気 を つけて

ま ぁ それほど の 塔 矢 が 囲碁 部 に 入る わけな いよ

塔 矢 に 勝とう なんて とんでもない 目標 だった かな …

ヒカル

ヒカル は 塔 矢 の 前 に

まず

そう だ なまず 今度 の 大会 で

海 王 の 三 将 に 実力 で 勝って

いいえ その 前 に

まず 筒井 さん に 勝た なきゃ

そっか え ? 何 ?

いや 別に …

筒井 さん は 筒井 さん と して …

その 前 に とにもかくにも 三 人 目 の 部員 だ よ な ー

どう する かな ー

ー の 前 に ラーメン 食って く か

ラーメン 好きです ね ヒカル

この世 で 一 番 うまい 食い物 だ と 思う ね

おい 出前 頼む

はい

裏 の 碁 会所 です ね

ヒカルヒカル

碁 会所 で すって

それ が ?

行き た ~~~~ い !

ヒカル は 囲碁 部 で 毎日 打って る けど

私 は 最近 ぜんぜん 打って ないで すよ ~

そう いや さ あそこ の 碁 会所 に は 強い 中学生 が いる ぜ

一 回 打った こと が ある けど よ

まるっきり 歯 が 立た ねぇ んだ

ご馳走様

強い 中学生 だ ?

ヒカル 早く 早く

いったい どんな 奴 だ

あっち だ こんな 所 に 毎度 ~

なんか ちょっと 怖く ない ?

でも … 碁 会所 でしょう ?

はい 七百 円 ちょうど ね

どうも

打つ の かい ?

子供 は 五百 円 だ よ

ヒカル あそこ

あいつ か

おい 修 さん こっち に も お 茶 くれ や

怒鳴ら なくて も 聞こえ てるよ

見る だけ なら 座って 見て な

お茶 ここ 置く から

あ どうも

ヒカル あの 子 !

何 ?

整地 を ごまかしてます 巧みに 石 を 移動 さ せて 自分 の 地 を 増やし 相手 の 地 を 減らして います ぜんぜん 分か ん ねぇ 白 四十六 目

黒 四十四 目

足ら ん かった かな

わし の 方 が ちょっと いい と 思って た んだ な

ええっと ね ほら よ おい 何 だ ? 帰る の かい ?

こっち は 三 連敗 な んだ ぞ

もう 帰る 時間 な んだ

親 に は 部活って 言って ある んで 参った な ー 学生 服

まさか … 葉 瀬 中 …

もし かして

佐 為

あいつ の 名前 何 つったっけ ? ほら あかり が 言って た

三谷 です か

おい ぼうず お前 は 打つ んだろう ?

座れ や

番 碁 でも 目 碁 で も いい ぞ

番 碁 ? めっ目 碁 ? ちょっと いきなり 何 言う んだ よ

今日 始めて 来た 子供 に さ

じゃ 修 さん 打とう ぜ

席 亭 が 賭けちゃ まずい んだ が ねぇ

ああ ちょっと お前って 三谷 … 何 ? ぼうや あの 子 の 知り合い ?

けっこうな 額 稼いで る ぜ あいつ

ここ ん とこ 特に な

いきなり 腕 を 上げた と も 思え ん が

いやいや 本当に 強い 子 だ よ 三谷 君 は

やっぱり あいつ 三谷 なんだ

ヒカル

あの 子 を 囲碁 部 に 誘いましょう 子供 で あり ながら 整地 の ごまかし を する など は 哀れ 囲碁 部 に 入れて

私 に 代わって

ヒカル

あなた が 説教 の 一 つ で …

三谷 おい 三谷

待って よ 三谷

なんか 用 ?

お前 囲碁 打てる ん なら 囲碁 部 に 来 いよ

行か ない

囲碁 部 じゃ 金 に なら ない から か

そう だ よ

お前 さ 地 を 数える 時 ずる して た ろ ?

目 は いい んだ

お 金 が 要る わけ が ある の か

別に

不況 の 折から 親 が 小遣い くれ なく なって ね

囲碁 部 で 遊べば いい んじゃ ん か

囲碁 部 金 かかん ない ぜ

欲しい CD と か 服 と か だって ある んだ よ

じゃ な

とにかく 一 回

一 回 くる だけ で いい から なぁ

おい お前 !

こっち こっち

筒井 さん

三谷 連れて きた

三谷 … 君 ?

ほら ほら 入れよ

ね 三谷 と 一 局 打って みて よ

強い んだ ぜ

いい メンバー に なる よ

こいつって いつも こんなに 強引な の ? ヒカル ?

無理やり 連れて きた んだ ?

でも せっかく 来た んだ から

囲碁 部 ね かった るい な …

ポスター の 詰 碁 解いた の 君 なんだろう

一 局 打って よ

一 局 くらい 別に いい けど

じゃ さっさと やろう か

うん

僕 が 黒 持つ よ

じゃ お 願い します よろしく あの さ あの さ 大会 が ある んだ もう じき

囲碁 大会 中学 の

それ で

団体 戦 な んだ

三 人 で 一 チーム 二 勝 すれば 勝ち

だから

だから さお 前 が 入って くれれば 三 人 に なる だろう

長考 する タイプ ?

あごっご め ん この 子 の 腕 は なかなか に 惜しい 意外 と 素直な いい 手 を 打つ

ここ で ヒカル と 打てば

お互いに 伸びて いく もの を

昨日 の あのような 行為 を なぜ …

さ か しい ごまかし を して まで

いったい 何 を 得よう と いう の か

一 局 を 汚して まで 得る 価値 の ある もの など

この世 に は あり は し ない のに …

この 黒 模様 囲う なら

今 が タイミング だ な

中央 を 囲う か 右辺 を 止める か

おい

ごめん

やっぱり 右下 に 行く 前 に

まず ここ を 打って おいて と

次に 三谷 君 は 右上 の サガリ を 打つ から

その後 に 僕 は 右辺 を 止めよう

よし ツケ だ

お前 の 負け

俺 まだ 打って ない もん

横 に あてた だけ

続けて 二手 打った お前 の 負け だ

じゃ

おい

今日 も 行く の か そこ

ここ より は 楽しい ぜ

とま ぁ ああいう 奴 な んだ けど どうか な

ああいう 奴って まさか うん 昨日 碁 会所 で あいつ を 見つけた んだ けど 対局 後 の 整地 で 碁 を … ずる して て

ずる ?

整地 で ?

でも さ 強い だ ろ

絶対 いい メンバー じゃ

だけど

大会 で ずる したら …

碁 会所 で 大人 相手 に そんな こと が できる んだ

大会 で 中学生 相手 なら 平気で やる んじゃ ない ?

相手 も 気づか ない 僕たち も 気づか ない

だけど そんな 奴 と 一緒に … チーム 組める ?

やめ させる さ

やめ させるったって ええ やめ させましょう ヒカル あのような マネ を さ せて は いけない まして や まだ 子供

追いましょう 彼 を 今 すぐ ! ああ 三谷 君

もう じき ここ 空く から さ

相手 して あげて よ

おや 子供 も 来る の かい ? ここ は

今日 び 珍しい な

強い よこ の 子 は

で どうした の ?

アケミ ちゃん と 焼肉 屋 へ 行って それ で ?

写真 撮った んだ よ

顔 こんな くっつけて さ ~

もてる の も 金 の ある うち だけ だ よ

たいした ころ ない な 手つき ヘポイ し

ちょっと 万 馬券 取った と 思って

ゴミ を 入れて 私 の 三 目 半 勝ち だ ね

は いよ

どうも

アケミ ちゃん じゃ ない けど

武 さん 好き よ ~

じゃ

三谷 君 頼む よ

ちょっと 酒 臭くて 悪い けど

席 料

石 四 つ 置か せて ちょうど いい くらい かな

この 人 石 二 つ 置か せる くらい ?

二子 じゃ かわいそうだ よ

三 つ くらい 置か せて あげたら

子供 相手 に 石 なんか 置け ねぇ よ

互先 互先

賭ける ?

おう かまわ ねぇ よ

番 碁 かい ?

一 局 五百 円って どう か 同じで いい よ さっき と 中 坊 だろう ?

一万 なんて 持って ん の かい ?

ちょっと 三谷 君

いつも は 千 円 でしょう ?

ある よ ぎりぎり

一万 円 だ ぜ !

最近 の 中 坊 に はおった まげる ねぇ ー

じゃ ニギ る ぜ

やめ させるって 言って も 佐 為 どう やって ? 分かりません でも 何とか なります きっと 何とか やめ させ なければ アケミ ちゃん 愛してます よ いい 手つき して る ね おじさん に 比べりゃ ね

いや こりゃ すま ねぇ な

三谷


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平安 時代 の 碁 打ち 藤原 佐 為 は へいあん|じだい||ご|うち|ふしわら|たすく|ため| Go hitting in the Heian period Fujiwara-no-Sai

遥かな 時 を 越えて はるかな|じ||こえて Beyond the distant time

進藤 ヒカル の 心 に 蘇った しんどう|||こころ||よみがえった Revived in the heart of Hikaru Shindo

「 神 の 一 手 」 を 極める ため に かみ||ひと|て||きわめる|| To master "God's move"

やっぱ 打てる 奴 が ほしい よ な ~ ね 新しい ポスター 貼ろう ? や っぱ|うてる|やつ||||||あたらしい|ぽすたー|はろう After all, I want a guy who can hit me ~ Let's put up a new poster? もっと 目立つ の |めだつ| More prominent

難しい 詰 碁 書いて さ むずかしい|つ|ご|かいて| Difficult to write Tsumego

これ が 解ける 奴 来 たれ ーっと か もう 強く なくて も 誰 で も いい よ ||とける|やつ|らい||- っと|||つよく|||だれ|||| 進藤 君 しんどう|きみ

新しく 貼った 部員 募集 の ポスター あたらしく|はった|ぶいん|ぼしゅう||ぽすたー

詰 碁 の 問題 書いた ろ ? つ|ご||もんだい|かいた|

それ が どうした の ? 筒井 さん ? つつい|

答え 書いた 子 が いる よ こたえ|かいた|こ|||

ほら しかも 正解 な んだ ||せいかい||

え ~ いる んだ 碁 を 打てる 奴 が |||ご||うてる|やつ|

これ 上級 者 向け の 問題 だ から |じょうきゅう|もの|むけ||もんだい||

強い 子 だ よ きっと つよい|こ|||

こいつ を 探せば いい んだ な ||さがせば|||

なんだか 光 が 見えて きた よ |ひかり||みえて||

手分け して 一 クラス ずつ 聞いて もらえば てわけ||ひと|くらす||きいて|

うん きっと

あの … 私 … |わたくし

それ 書いた 子 知って る |かいた|こ|しって|

だっだっ誰 ? だっ だっ だれ 何で お前 が 知って んだ よ ? なんで|おまえ||しって||

だって 見て た んだ もん |みて|||

だから 誰 だ よ 誰 ? |だれ|||だれ

名前 名前 ! なまえ|なまえ

確か … 三 組 の 三谷 君 だっと キャ ~~ どうして すぐ 囲碁 部 に 誘わ なかった んだ ? たしか|みっ|くみ||みたに|きみ|だっ と||||いご|ぶ||さそわ|| だって 入り たければ |はいり|

自分 から 来る でしょう じぶん||くる|

来 ないって こと は 入り たく な いって こと な んじゃ … らい|ない って|||はいり|||||| 強引に 引っ張って くる んだ よ ごういんに|ひっぱって|||

気 が 利 かね ー 奴 だ な ー き||り||-|やつ|||-

あたし 別 に 囲碁 部員 じゃ ない もの |べつ||いご|ぶいん|||

えー ? 藤崎 さん 囲碁 部員 でしょう ? ふじさき||いご|ぶいん|

まったく もう これ だ から あかり は よ

何 よ あたし 帰る ! なん|||かえる

いい の か な ー ? ||||- 追いかけ なくて おいかけ|

どうせ 明日 に なったら け ろっと して る よ そういう 奴 だ もん |あした||||ろ っと|||||やつ|| それ より 三 組 の 三谷 か 知ら ねぇ な ー ||みっ|くみ||みたに||しら|||-

ま ぁ いい や 明日 誘って みる ||||あした|さそって|

うん 頼む よ |たのむ|

三 人 目 見つけて みっ|じん|め|みつけて

今度 も 出たい から ね 大会 失格 と は 言え こんど||で たい|||たいかい|しっかく|||いえ 僕ら 海 王 中 に 勝った んだ もん な ぼくら|うみ|おう|なか||かった|||

あまた 始まった … |はじまった

僕 は 相手 の ポカ で ぼく||あいて||ぽか|

進藤 君 は まぐれ 大 爆発 しんどう|きみ|||だい|ばくはつ

ほら 塔 矢 アキラ まで 君 に 挑み に 来た じゃ ない か ぁ |とう|や|||きみ||いどみ||きた||||

はい は いま ぐれ 大 爆発 ね ||||だい|ばくはつ|

ま ぁ 笑い すぎ ||わらい|

塔 矢って 言えば あいつ 海 王 中 だった よ な とう|や って|いえば||うみ|おう|なか||| あいつ も 囲碁 部 な んだろう か ||いご|ぶ|||

それ は ない よ

なぜ ?

なぜって 塔 矢 アキラ の 強 さって いう の は 進藤 君 は なぜ って|とう|や|||つよ|||||しんどう|きみ| 院生って の は 知ら ない よ ね ? いんせい って|||しら||| 院生 ? いんせい

日本 棋院 の プロ 養成 機関 に 身 を 置く 子供 たち な んだ けど にっぽん|きいん||ぷろ|ようせい|きかん||み||おく|こども||||

彼ら は 修行 中 の 身 だ から かれら||しゅぎょう|なか||み||

どんなに 強くて も |つよくて|

アマチュア の 大会 に 出る こと を 禁じられて いる んだ よ あまちゅあ||たいかい||でる|||きんじ られて||| 海 王 に 囲碁 部 に は うみ|おう||いご|ぶ||

元 院生 も いるって 話 だ 途中 プロ に なる の を あきらめて もと|いんせい||いる って|はなし||とちゅう|ぷろ||||| 院生 を やめる 子 も 多い らしい いんせい|||こ||おおい|

ところが 塔 矢 は 院生 じゃ ない |とう|や||いんせい||

つまり 彼 に とって は |かれ|||

院生 すら ぬるいって こと だろう 院生 すら … いんせい||ぬるい って|||いんせい| あ ほら

ガラス 石 は 欠け やすい から 気 を つけて がらす|いし||かけ|||き||

ま ぁ それほど の 塔 矢 が 囲碁 部 に 入る わけな いよ ||||とう|や||いご|ぶ||はいる||

塔 矢 に 勝とう なんて とんでもない 目標 だった かな … とう|や||かとう|||もくひょう||

ヒカル

ヒカル は 塔 矢 の 前 に ||とう|や||ぜん|

まず

そう だ なまず 今度 の 大会 で |||こんど||たいかい|

海 王 の 三 将 に 実力 で 勝って うみ|おう||みっ|すすむ||じつりょく||かって

いいえ その 前 に ||ぜん|

まず 筒井 さん に 勝た なきゃ |つつい|||かた|

そっか え ? そ っか| 何 ? なん

いや 別に … |べつに

筒井 さん は 筒井 さん と して … つつい|||つつい|||

その 前 に とにもかくにも 三 人 目 の 部員 だ よ な ー |ぜん|||みっ|じん|め||ぶいん||||-

どう する かな ー |||-

ー の 前 に ラーメン 食って く か -||ぜん||らーめん|くって||

ラーメン 好きです ね ヒカル らーめん|すきです||

この世 で 一 番 うまい 食い物 だ と 思う ね このよ||ひと|ばん||くいもの|||おもう|

おい 出前 頼む |でまえ|たのむ

はい

裏 の 碁 会所 です ね うら||ご|かいしょ||

ヒカルヒカル

碁 会所 で すって ご|かいしょ||

それ が ?

行き た ~~~~ い ! いき||

ヒカル は 囲碁 部 で 毎日 打って る けど ||いご|ぶ||まいにち|うって||

私 は 最近 ぜんぜん 打って ないで すよ ~ わたくし||さいきん||うって||

そう いや さ あそこ の 碁 会所 に は 強い 中学生 が いる ぜ |||||ご|かいしょ|||つよい|ちゅうがくせい|||

一 回 打った こと が ある けど よ ひと|かい|うった|||||

まるっきり 歯 が 立た ねぇ んだ |は||たた||

ご馳走様 ごちそうさま

強い 中学生 だ ? つよい|ちゅうがくせい|

ヒカル 早く 早く |はやく|はやく

いったい どんな 奴 だ ||やつ|

あっち だ こんな 所 に あっ ち|||しょ| 毎度 ~ まいど

なんか ちょっと 怖く ない ? ||こわく|

でも … 碁 会所 でしょう ? |ご|かいしょ|

はい 七百 円 ちょうど ね |しちひゃく|えん||

どうも

打つ の かい ? うつ||

子供 は 五百 円 だ よ こども||ごひゃく|えん||

ヒカル あそこ

あいつ か

おい 修 さん こっち に も お 茶 くれ や |おさむ||||||ちゃ||

怒鳴ら なくて も 聞こえ てるよ どなら|||きこえ|

見る だけ なら 座って 見て な みる|||すわって|みて|

お茶 ここ 置く から おちゃ||おく|

あ どうも

ヒカル あの 子 ! ||こ

何 ? なん

整地 を ごまかしてます 巧みに 石 を 移動 さ せて せいち||ごまかして ます|たくみに|いし||いどう|| 自分 の 地 を 増やし 相手 の 地 を 減らして います ぜんぜん 分か ん ねぇ じぶん||ち||ふやし|あいて||ち||へらして|い ます||わか|| 白 四十六 目 しろ|しじゅうろく|め

黒 四十四 目 くろ|しじゅうし|め

足ら ん かった かな たら|||

わし の 方 が ちょっと いい と 思って た んだ な ||かた|||||おもって|||

ええっと ね ほら よ おい 何 だ ? ええ っと|||||なん| 帰る の かい ? かえる||

こっち は 三 連敗 な んだ ぞ ||みっ|れんぱい|||

もう 帰る 時間 な んだ |かえる|じかん||

親 に は 部活って 言って ある んで 参った な ー おや|||ぶかつ って|いって|||まいった||- 学生 服 がくせい|ふく

まさか … 葉 瀬 中 … |は|せ|なか

もし かして

佐 為 たすく|ため

あいつ の 名前 何 つったっけ ? ||なまえ|なん|つった っけ ほら あかり が 言って た |||いって|

三谷 です か みたに||

おい ぼうず お前 は 打つ んだろう ? ||おまえ||うつ|

座れ や すわれ|

番 碁 でも 目 碁 で も いい ぞ ばん|ご||め|ご||||

番 碁 ? ばん|ご めっ目 碁 ? め っ め|ご ちょっと いきなり 何 言う んだ よ ||なん|いう||

今日 始めて 来た 子供 に さ きょう|はじめて|きた|こども||

じゃ 修 さん 打とう ぜ |おさむ||だとう|

席 亭 が 賭けちゃ まずい んだ が ねぇ せき|ちん||かけちゃ||||

ああ ちょっと お前って 三谷 … 何 ? ||おまえ って|みたに|なん ぼうや あの 子 の 知り合い ? ||こ||しりあい

けっこうな 額 稼いで る ぜ あいつ |がく|かせいで|||

ここ ん とこ 特に な |||とくに|

いきなり 腕 を 上げた と も 思え ん が |うで||あげた|||おもえ||

いやいや 本当に 強い 子 だ よ 三谷 君 は |ほんとうに|つよい|こ|||みたに|きみ|

やっぱり あいつ 三谷 なんだ ||みたに|

ヒカル

あの 子 を 囲碁 部 に 誘いましょう 子供 で あり ながら 整地 の ごまかし を する など は 哀れ |こ||いご|ぶ||さそい ましょう|こども||||せいち|||||||あわれ 囲碁 部 に 入れて いご|ぶ||いれて

私 に 代わって わたくし||かわって

ヒカル

あなた が 説教 の 一 つ で … ||せっきょう||ひと||

三谷 おい 三谷 みたに||みたに

待って よ 三谷 まって||みたに

なんか 用 ? |よう

お前 囲碁 打てる ん なら 囲碁 部 に 来 いよ おまえ|いご|うてる|||いご|ぶ||らい|

行か ない いか|

囲碁 部 じゃ 金 に なら ない から か いご|ぶ||きむ|||||

そう だ よ

お前 さ 地 を 数える 時 ずる して た ろ ? おまえ||ち||かぞえる|じ||||

目 は いい んだ め|||

お 金 が 要る わけ が ある の か |きむ||いる|||||

別に べつに

不況 の 折から 親 が 小遣い くれ なく なって ね ふきょう||おりから|おや||こづかい||||

囲碁 部 で 遊べば いい んじゃ ん か いご|ぶ||あそべば||||

囲碁 部 金 かかん ない ぜ いご|ぶ|きむ|||

欲しい CD と か 服 と か だって ある んだ よ ほしい|cd|||ふく||||||

じゃ な

とにかく 一 回 |ひと|かい

一 回 くる だけ で いい から なぁ ひと|かい||||||

おい お前 ! |おまえ

こっち こっち

筒井 さん つつい|

三谷 連れて きた みたに|つれて|

三谷 … 君 ? みたに|きみ

ほら ほら 入れよ ||いれよ

ね 三谷 と 一 局 打って みて よ |みたに||ひと|きょく|うって||

強い んだ ぜ つよい||

いい メンバー に なる よ |めんばー|||

こいつって いつも こんなに 強引な の ? こいつ って|||ごういんな| ヒカル ?

無理やり 連れて きた んだ ? むりやり|つれて||

でも せっかく 来た んだ から ||きた||

囲碁 部 ね かった るい な … いご|ぶ||||

ポスター の 詰 碁 解いた の 君 なんだろう ぽすたー||つ|ご|といた||きみ|

一 局 打って よ ひと|きょく|うって|

一 局 くらい 別に いい けど ひと|きょく||べつに||

じゃ さっさと やろう か

うん

僕 が 黒 持つ よ ぼく||くろ|もつ|

じゃ お 願い します よろしく ||ねがい|し ます| あの さ あの さ 大会 が ある んだ もう じき ||||たいかい|||||

囲碁 大会 中学 の いご|たいかい|ちゅうがく|

それ で

団体 戦 な んだ だんたい|いくさ||

三 人 で 一 チーム 二 勝 すれば 勝ち みっ|じん||ひと|ちーむ|ふた|か||かち

だから

だから さお 前 が 入って くれれば 三 人 に なる だろう ||ぜん||はいって||みっ|じん|||

長考 する タイプ ? ちょうこう||たいぷ

あごっご め ん この 子 の 腕 は なかなか に 惜しい あご っご||||こ||うで||||おしい 意外 と 素直な いい 手 を 打つ いがい||すなおな||て||うつ

ここ で ヒカル と 打てば ||||うてば

お互いに 伸びて いく もの を おたがいに|のびて|||

昨日 の あのような 行為 を なぜ … きのう|||こうい||

さ か しい ごまかし を して まで

いったい 何 を 得よう と いう の か |なん||えよう||||

一 局 を 汚して まで 得る 価値 の ある もの など ひと|きょく||けがして||える|かち||||

この世 に は あり は し ない のに … このよ|||||||

この 黒 模様 囲う なら |くろ|もよう|かこう|

今 が タイミング だ な いま||たいみんぐ||

中央 を 囲う か 右辺 を 止める か ちゅうおう||かこう||うへん||とどめる|

おい

ごめん

やっぱり 右下 に 行く 前 に |みぎした||いく|ぜん|

まず ここ を 打って おいて と |||うって||

次に 三谷 君 は 右上 の サガリ を 打つ から つぎに|みたに|きみ||みぎあがり||||うつ|

その後 に 僕 は 右辺 を 止めよう そのご||ぼく||うへん||とどめよう

よし ツケ だ |つけ|

お前 の 負け おまえ||まけ

俺 まだ 打って ない もん おれ||うって||

横 に あてた だけ よこ|||

続けて 二手 打った お前 の 負け だ つづけて|ふたて|うった|おまえ||まけ|

じゃ

おい

今日 も 行く の か そこ きょう||いく|||

ここ より は 楽しい ぜ |||たのしい|

とま ぁ ああいう 奴 な んだ けど どうか な |||やつ|||||

ああいう 奴って まさか うん 昨日 碁 会所 で あいつ を 見つけた んだ けど |やつ って|||きのう|ご|かいしょ||||みつけた|| 対局 後 の 整地 で 碁 を … ずる して て たいきょく|あと||せいち||ご||||

ずる ?

整地 で ? せいち|

でも さ 強い だ ろ ||つよい||

絶対 いい メンバー じゃ ぜったい||めんばー|

だけど

大会 で ずる したら … たいかい|||

碁 会所 で 大人 相手 に そんな こと が できる んだ ご|かいしょ||おとな|あいて||||||

大会 で 中学生 相手 なら 平気で やる んじゃ ない ? たいかい||ちゅうがくせい|あいて||へいきで|||

相手 も 気づか ない 僕たち も 気づか ない あいて||きづか||ぼくたち||きづか|

だけど そんな 奴 と 一緒に … チーム 組める ? ||やつ||いっしょに|ちーむ|くめる

やめ させる さ |さ せる|

やめ させるったって ええ やめ させましょう ヒカル あのような マネ を さ せて は いけない |さ せる った って|||さ せ ましょう|||まね||||| まして や まだ 子供 |||こども

追いましょう 彼 を 今 すぐ ! おい ましょう|かれ||いま| ああ 三谷 君 |みたに|きみ

もう じき ここ 空く から さ |||あく||

相手 して あげて よ あいて|||

おや 子供 も 来る の かい ? |こども||くる|| ここ は

今日 び 珍しい な きょう||めずらしい|

強い よこ の 子 は つよい|||こ|

で どうした の ?

アケミ ちゃん と 焼肉 屋 へ 行って それ で ? あけみ|||やきにく|や||おこなって||

写真 撮った んだ よ しゃしん|とった||

顔 こんな くっつけて さ ~ かお|||

もてる の も 金 の ある うち だけ だ よ |||きむ||||||

たいした ころ ない な 手つき ヘポイ し ||||てつき||

ちょっと 万 馬券 取った と 思って |よろず|ばけん|とった||おもって

ゴミ を 入れて 私 の 三 目 半 勝ち だ ね ごみ||いれて|わたくし||みっ|め|はん|かち||

は いよ

どうも

アケミ ちゃん じゃ ない けど あけみ||||

武 さん 好き よ ~ ぶ||すき|

じゃ

三谷 君 頼む よ みたに|きみ|たのむ|

ちょっと 酒 臭くて 悪い けど |さけ|くさくて|わるい|

席 料 せき|りょう

石 四 つ 置か せて ちょうど いい くらい かな いし|よっ||おか|||||

この 人 石 二 つ 置か せる くらい ? |じん|いし|ふた||おか||

二子 じゃ かわいそうだ よ ふたご|||

三 つ くらい 置か せて あげたら みっ|||おか||

子供 相手 に 石 なんか 置け ねぇ よ こども|あいて||いし||おけ||

互先 互先 ごさき|ごさき

賭ける ? かける

おう かまわ ねぇ よ

番 碁 かい ? ばん|ご|

一 局 五百 円って どう か 同じで いい よ さっき と ひと|きょく|ごひゃく|えん って|||おなじで|||| 中 坊 だろう ? なか|ぼう|

一万 なんて 持って ん の かい ? いちまん||もって|||

ちょっと 三谷 君 |みたに|きみ

いつも は 千 円 でしょう ? ||せん|えん|

ある よ ぎりぎり

一万 円 だ ぜ ! いちまん|えん||

最近 の 中 坊 に はおった まげる ねぇ ー さいきん||なか|ぼう|||||-

じゃ ニギ る ぜ

やめ させるって 言って も 佐 為 どう やって ? |さ せる って|いって||たすく|ため|| 分かりません でも 何とか なります きっと 何とか やめ させ なければ わかり ませ ん||なんとか|なり ます||なんとか||さ せ| アケミ ちゃん 愛してます よ いい 手つき して る ね あけみ||あいして ます|||てつき||| おじさん に 比べりゃ ね ||くらべりゃ|

いや こりゃ すま ねぇ な

三谷 みたに 三谷