Mahouka Koukou no Rettousei Episode 13 mahouka|koukou||rettousei|episode

あと 30 秒 |びょう

あと 5 秒 |びょう

4 3 2 1

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

( hey welcome to message write you )

( can you distance standby )

here we go !

揺るが ない 世界 非情 な 現状 ゆるが||せかい|ひじょう||げんじょう

続く 壁 は 何 重層 つづく|かべ||なん|じゅうそう

イメージ 通り なんか じゃ ない いめーじ|とおり|||

静か に 騒ぎ だし た 本能 しずか||さわぎ|||ほんのう

迷路 み たい 行き止まり な ん だ めいろ|||いきどまり|||

もう 思考 は ディストーション |しこう||

容赦 ない ね いつの間に ようしゃ|||いつのまに

見失った ルート 暴れ だす みうしなった|るーと|あばれ|

( pay attention ! )

( Hey what is it ? ) hey|||

( watch your step now ! )

常識 なんか 要ら ない じょうしき||いら|

( are you serious ! ? )

( no no no , don ' t worry 1,2,3 )

吹き返す 心臓 の リズム ふきかえす|しんぞう||りずむ

視界 まだ 眩 ん でる しかい||くら||

それ でも 行か なく ちゃ ||いか||

君 が 信じ てる 僕 を 裏切る きみ||しんじ||ぼく||うらぎる

わけ に いか ない 強く クラクション が 鳴る ||||つよく|||なる

孤独 な まま 時 が 経った って こどく|||じ||たった|

逃げる 事 覚え た って にげる|こと|おぼえ||

新しい 今日 が 来 ちゃ う けど あたらしい|きょう||らい|||

この 願い 例え 魔法 が 無く たって |ねがい|たとえ|まほう||なく|

叶え なきゃ 誓った かなえ||ちかった

僕 は 君 と まだ 見 たい 未来 ある ん だ よ ぼく||きみ|||み||みらい||||

泣き そう でも なき||

悔しく て も 止まって い られ ない くやしく|||とまって|||

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

すごい じゃ ない 達也 君 |||たつや|きみ

これ は 快挙 よ ||かいきょ|

会長 落ち着 い て ください かいちょう|おちつ|||

ごめん ごめん

でも 本当 に すごい |ほんとう||

一 二 三 位 を 独占 する なんて ひと|ふた|みっ|くらい||どくせん||

優勝 し た の も 準 優勝 し た の も 三 位 に 入った の も ゆうしょう|||||じゅん|ゆうしょう|||||みっ|くらい||はいった||

全部 選手 で 俺 で は あり ませ ん が ぜんぶ|せんしゅ||おれ||||||

もちろん 北山 さん も 明智 さん も 滝川 さん も すごい わ |きたやま|||あけち|||たきかわ||||

みんな よく やって くれ まし た

ありがとう ござい ます

しかし 同時に 君 の 功績 も 確か な もの だ |どうじに|きみ||こうせき||たしか|||

間違い なく 快挙 だ よ まちがい||かいきょ||

ありがとう ござい ます

なん だ 張り合い の ない ||はりあい||

今回 の 出場 全 選手 上位 独占 と いう 快挙 に こんかい||しゅつじょう|ぜん|せんしゅ|じょうい|どくせん|||かいきょ|

エンジニア と して の 君 の 腕 が 大きく 貢献 し て いる と いう 点 は えんじにあ||||きみ||うで||おおきく|こうけん||||||てん|

我々 皆 が 認識 を 共有 し て いる ところ だ ぞ われわれ|みな||にんしき||きょうゆう||||||

自分 でも 信じ られ ませ ん じぶん||しんじ|||

何だか 急に 魔法 が 上手く なった って 錯覚 し そう です なんだか|きゅうに|まほう||うまく|||さっかく|||

特に 北山 さん の 魔法 に つい て は とくに|きたやま|||まほう||||

大学 の 方 から 魔法 大全 「 インデックス 」 に だいがく||かた||まほう|たいぜん||

正式 採用 する かも しれ ない と の 打診 が 来 て い ます せいしき|さいよう|||||||だしん||らい|||

それ って 新種 の 魔法 と して 登録 さ れる って こと ||しんしゅ||まほう|||とうろく||||

そう です か

開発 者 名 の 問 合せ に は かいはつ|もの|な||とい|あわせ||

北山 さん の 名前 を 回答 し て おい て ください きたやま|||なまえ||かいとう|||||

そんな ダメ だ よ |だめ||

あれ は 達也 さん の オリジナル な の に ||たつや|||おりじなる|||

新種 魔法 の 開発 者 名 に しんしゅ|まほう||かいはつ|もの|な|

最初 の 使用 者 が 登録 さ れる の は よく ある 事 だ ぞ さいしょ||しよう|もの||とうろく|||||||こと||

謙遜 も 行き 過ぎる と 嫌味 だ ぞ けんそん||いき|すぎる||いやみ||

謙遜 で は あり ませ ん けんそん|||||

では 何 だ |なん|

俺 は 自分 の 名前 が 開発 者 と して 登録 さ れ た 魔法 を おれ||じぶん||なまえ||かいはつ|もの|||とうろく||||まほう|

実際 に は 自分 で 使え ない など と いう 恥 を 曝し たく ない だけ です じっさい|||じぶん||つかえ|||||はじ||さらし||||

自分 が 使え ない 魔法 を どう やって 作動 確認 し た ん だ じぶん||つかえ||まほう||||さどう|かくにん||||

全く 使え ない わけ で は あり ませ ん よ まったく|つかえ||||||||

ただ 発動 する まで に 時間 が かかり 過ぎ て |はつどう||||じかん|||すぎ|

使える と いう レベル じゃ ない と いう こと です つかえる|||れべる||||||

まあまあ 摩 利 も 達也 君 も |さす|り||たつや|きみ|

今 は そんな こと いい ん じゃ ない いま|||||||

せっかく 幸先 の 良い スタート を 切った ん だ し |さいさき||よい|すたーと||きった|||

達也 君 この 調子 で 他の 競技 も 頼む わ よ たつや|きみ||ちょうし||たの|きょうぎ||たのむ||

幸先 の いい か さいさき|||

じゃあ 将 輝 一 高 の アレ は |すすむ|あきら|ひと|たか|||

彼女 たち の 個人 技能 に よる もの で は ない と いう こと か かのじょ|||こじん|ぎのう||||||||||

確かに 優勝 し た 北山 って 子 の 魔法 力 は 卓越 し て い た たしかに|ゆうしょう|||きたやま||こ||まほう|ちから||たくえつ||||

だが 他の 二 人 は |たの|ふた|じん|

それほど 飛び抜け て 優れて いる と いう 感じ は 受け なかった |とびぬけ||すぐれて||||かんじ||うけ|

魔法 力 だけ なら まほう|ちから||

二 位 三 位 まで 独占 さ れる と いう 結果 に は なら なかった はず だ ふた|くらい|みっ|くらい||どくせん|||||けっか||||||

それ に バトル ボード は 今 の ところ ウチ が 優位 な ん だ し |||ぼーど||いま|||うち||ゆうい||||

一 高 の レベル が 今 の 一 年 だけ 特別 高い と も 思え ない よ ひと|たか||れべる||いま||ひと|とし||とくべつ|たかい|||おもえ||

ジョージ の 言う とおり だ 選手 の レベル で は 負け て い ない じょーじ||いう|||せんしゅ||れべる|||まけ|||

と すれ ば 選手 の レベル 以外 の 要因 が ある |||せんしゅ||れべる|いがい||よういん||

エンジニア だ ね えんじにあ||

多分 女子 の スピード シューティング に つい た エンジニア が たぶん|じょし||すぴーど|||||えんじにあ|

相当 な 凄 腕 だった ん じゃ ない か な そうとう||すご|うで||||||

その 通り だ ジョージ あの 優勝 選手 の デバイス |とおり||じょーじ||ゆうしょう|せんしゅ||

気 が つい た か き||||

うん あれ は 汎用 型 だった ね |||はんよう|かた||

そんな だって 照準 補助 が つい て い まし た よ ||しょうじゅん|ほじょ|||||||

そう よ 小銃 形態 の 汎用 型 デバイス なんて 聞い た こ と ない わ ||しょうじゅう|けいたい||はんよう|かた|||ききい|||||

どの メーカー の カタログ でも そんな の 見 た こと ない ぜ |めーかー||かたろぐ||||み||||

確かに 市販 は さ れ て い ない だ ろ う たしかに|しはん|||||||||

だが 照準 補助 と 汎用 型 を 一体 化 し た デバイス の 実例 は ある |しょうじゅん|ほじょ||はんよう|かた||いったい|か|||||じつれい||

マジ か よ

去年 の 夏 に デュッセンドルフ で 発表 さ れ た 新 技術 だ よ きょねん||なつ||||はっぴょう||||しん|ぎじゅつ||

去年 の 夏 そんな 技術 が もう 実用 ベース に きょねん||なつ||ぎじゅつ|||じつよう|べーす|

ああ 俺 も 今回 の こと で 調べ 直し て みる まで 知ら なかった |おれ||こんかい||||しらべ|なおし||||しら|

吉祥寺 君 は よく 知って た わ ね きちじょうじ|きみ|||しって|||

さすが に あたし たち の ブレーン だ わ |||||ぶれーん||

うん でも デュッセンドルフ で 公表 さ れ た 試作 品 は ||||こうひょう||||しさく|しな|

実用 に 耐える レベル じゃ なかった はず な ん だ じつよう||たえる|れべる||||||

動作 は 鈍い し 精度 は 低い し どうさ||にぶい||せいど||ひくい|

本当 に ただ 繋げ た だけ の ほんとう|||つなげ|||

技術 的 な 意味 しか ない 実験 品 だった ん だ ぎじゅつ|てき||いみ|||じっけん|しな|||

しかし 今回 一 高 の 北山 選手 が 使った デバイス は |こんかい|ひと|たか||きたやま|せんしゅ||つかった||

特化 型 に も 劣ら ぬ 速度 と 精度 と とっか|かた|||おとら||そくど||せいど|

系統 の 異なる 起動 式 を 処理 する と いう けいとう||ことなる|きどう|しき||しょり|||

汎用 型 の 長所 を 兼ね備え た もの だった はんよう|かた||ちょうしょ||かねそなえ|||

それ が 全て エンジニア の 腕 で 実現 し て いる の だ と し たら ||すべて|えんじにあ||うで||じつげん||||||||

到底 高校 生 の レベル じゃ ない とうてい|こうこう|せい||れべる||

一種 の 化け物 だ いっしゅ||ばけもの|

将 輝 お前 が そこ まで 言う 相手 か よ すすむ|あきら|おまえ||||いう|あいて||

一 人 の エンジニア が 全て の 競技 を 担当 する こと は ひと|じん||えんじにあ||すべて||きょうぎ||たんとう|||

物理 的 に 不可能 だ けど ぶつり|てき||ふかのう||

そい つ が 担当 する 競技 は 今後 も 苦戦 を 免れ ない だ ろ う |||たんとう||きょうぎ||こんご||くせん||まぬがれ||||

少なくとも デバイス 面 で すくなくとも||おもて|

二三 世代 分 の ハンデ を 背負って いる と 考え て 臨む べき だ ふみ|せだい|ぶん||はんで||せおって|||かんがえ||のぞむ||

司 波 君 どう し た ん です か つかさ|なみ|きみ||||||

光井 さん の レース まで まだ 二 時間 以上 あり ます よ みつい|||れーす|||ふた|じかん|いじょう|||

一旦 宿舎 に 戻って も よかった ん です が いったん|しゅくしゃ||もどって|||||

せっかく です から

何 か お 手伝い する こと が あれ ば と 思い まし て なん|||てつだい|||||||おもい||

本当 です か ほんとう||

じゃあ ぜひ 私 の CAD も 見 て ください ||わたくし||cad||み||

こら ほのか その 言い 方 は 中条 先輩 に 失礼 だ ろ |||いい|かた||ちゅうじょう|せんぱい||しつれい||

え すみません

気 に し ない で そんな つもり じゃ ない の は 分かって ます から き|||||||||||わかって||

よし 反省 し た ところ で |はんせい||||

予選 突破 の ため の 作戦 を 再 確認 しよ う よせん|とっぱ||||さくせん||さい|かくにん||

そう いえ ば 光井 さん は なぜ |||みつい|||

光学 系 の 起動 式 を あんなに たくさん 準備 し てる ん でしょ こうがく|けい||きどう|しき||||じゅんび||||

バトル ボード の ルール で は |ぼーど||るーる||

他の 選手 に 魔法 で 干渉 する こと は 禁じ られ て い ます たの|せんしゅ||まほう||かんしょう||||きんじ||||

しかし 水面 に 干渉 し た 結果 |すいめん||かんしょう|||けっか

他の 選手 の 妨害 と なる こと は 禁止 さ れ て い ませ ん たの|せんしゅ||ぼうがい|||||きんし||||||

これ は

on your mark

どういう こと でしょ う

よし

これ が お 兄 様 の 作戦 です か |||あに|さま||さくせん||

確かに ルール に は 違反 し て い ない けど たしかに|るーる|||いはん|||||

水面 に 光学 系 魔法 を 仕掛ける なんて 思って もみ ませ ん で し た すいめん||こうがく|けい|まほう||しかける||おもって||||||

勝ち まし た かち||

勝ち まし た よ 達也 さん かち||||たつや|

ああ 見 て た よ おめでとう |み||||

ありがとう ござい ます

いや

私 私 いつも 本場 に 弱く て わたくし|わたくし||ほんば||よわく|

運動 会 と か 対抗 戦 と か うんどう|かい|||たいこう|いくさ||

こういう 競技 会 で 勝て た こと って ほとんど ない ん です |きょうぎ|かい||かて|||||||

小学校 の 頃 の 話 だ よ しょうがっこう||ころ||はなし||

予選 を 突破 でき た の は よせん||とっぱ||||

達也 さん の おかげ です たつや||||

男子 スピード シューティング は 森崎 君 が 準 優勝 し た けど だんし|すぴーど|||もりさき|きみ||じゅん|ゆうしょう|||

あと の 二 人 は 予選 落ち か ||ふた|じん||よせん|おち|

男子 と 女子 って 逆 の 成績 に なっちゃ っ た わ ね だんし||じょし||ぎゃく||せいせき||||||

このまま ずるずる と 不振 が 続く よう で は |||ふしん||つづく|||

今年 は 良く と も 来年 以降 に 差し障り が ある かも しれ ん ことし||よく|||らいねん|いこう||さしさわり|||||

男子 の 方 は 梃入れ が 必要 かも しれ ん な だんし||かた||てこいれ||ひつよう||||

新人 戦 は 第 三 高校 は 有利 で は なかった の か しんじん|いくさ||だい|みっ|こうこう||ゆうり|||||

せっかく 渡辺 選手 を 棄権 に 追い込 ん だ のに |わたなべ|せんしゅ||きけん||おいこ|||

このまま で は 結局 第 一 高校 が 優勝 し て しまう で は ない か |||けっきょく|だい|ひと|こうこう||ゆうしょう|||||||

本命 が 優勝 し た の で は ほんめい||ゆうしょう|||||

我々 胴 元 が 一 人 負け だ ぞ われわれ|どう|もと||ひと|じん|まけ||

今回 は 特に 大口 の 客 を 集め た から な こんかい||とくに|おおぐち||きゃく||あつめ|||

支払い 配当 は 我々 に とって 安く は ない しはらい|はいとう||われわれ|||やすく||

今期 の ビジネス に とって 大きな 穴 を 開ける こと に なる だ ろ う こんき||びじねす|||おおきな|あな||あける||||||

そう なれ ば

ここ に いる 全員 が 本部 の 粛清 対象 に なる |||ぜんいん||ほんぶ||しゅくせい|たいしょう||

損失 額 に よって は ボス が 直々 に 手 を 下す こと も あり 得る ぞ そんしつ|がく||||ぼす||じきじき||て||くだす||||える|

死ぬ だけ なら まだ いい が しぬ|||||

早急 に 手 を 打た ね ば な そうきゅう||て||うた|||

こら 何 時 だ と 思って る ん だ |なん|じ|||おもって|||

睡眠 不足 は 集中 力 を 低下 さ せる すいみん|ふそく||しゅうちゅう|ちから||ていか||

いくら お前 でも |おまえ|

思わ ぬ ミス が 敗北 に つながら ない と も 限ら ない ん だ ぞ おもわ||みす||はいぼく||||||かぎら||||

申し訳 あり ませ ん もうしわけ|||

分かれ ば いい ん だ わかれ||||

さあ もう 部屋 へ お 帰り ||へや|||かえり

送って いく から おくって||

深雪 みゆき

お 兄 様 少し だけ |あに|さま|すこし|

本当 に 少し だけ お 時間 を いただけ ませ ん か ほんとう||すこし|||じかん|||||

少し だけ だ よ すこし|||

雫 に 聞き まし た しずく||きき||

お 兄 様 |あに|さま

「 インデックス 」 に お 名前 を 連ねる 名誉 を 断ら れ た そう です ね |||なまえ||つらねる|めいよ||ことわら|||||

ああ

それ は 叔母 上 の ご 意向 を 酌 ん で の こと です か ||おば|うえ|||いこう||しゃく||||||

ああ

魔法 大学 の 調査 力 は 極めて 高い まほう|だいがく||ちょうさ|ちから||きわめて|たかい

四葉 が 念入り に 情報 ブロック し て いる シルバー なら ともかく よつば||ねんいり||じょうほう|ぶろっく||||||

司 波 達也 で は つかさ|なみ|たつや||

四葉 と の つながり を 暴き出さ れる 可能 性 が 低く ない よつば|||||あばきださ||かのう|せい||ひくく|

今 は まだ 力 が 足り ない いま|||ちから||たり|

一 対 一 なら 夜 の 女王 四葉 真 夜 を 倒す こと も 可能 だ ろ う ひと|たい|ひと||よ||じょおう|よつば|まこと|よ||たおす|||かのう|||

俺 の 分解 は 叔母 上 の 夜 に 対 し て 相性 の いい 魔法 だ から ね おれ||ぶんかい||おば|うえ||よ||たい|||あいしょう|||まほう|||

しかし 今 の 俺 で は 叔母 上 を 倒す こと は でき て も |いま||おれ|||おば|うえ||たおす|||||

四葉 を 屈服 さ せる こと は でき ない よつば||くっぷく||||||

武力 だけ で は 暴力 だけ で は 不十分 だ ぶりょく||||ぼうりょく||||ふじゅうぶん|

叔母 上 を 退け て も おば|うえ||しりぞけ||

別 の もっと たち の 悪い 操り 手 が 姿 を 見せる だけ だ べつ|||||わるい|あやつり|て||すがた||みせる||

今 は 従う しか ない いま||したがう||

私 は 味方 です から わたくし||みかた||

深雪 みゆき

私 は いつ まで も お 兄 様 の 味方 です から わたくし||||||あに|さま||みかた||

その 時 は きっと やって 来 ます |じ||||らい|

必ず やって 来 ます かならず||らい|

その 時 まで その後 も 私 は ずっと お 兄 様 の 味方 です から |じ||そのご||わたくし||||あに|さま||みかた||

雫 本当 に その 格好 で 出る の か しずく|ほんとう|||かっこう||でる||

そう だ よ

せっかく ルール で 認め られ てる ん だ から |るーる||みとめ|||||

着 ない と もったいない ちゃく|||

な 雫 |しずく

なに

その 振 袖 邪魔 に なら ない か |ふ|そで|じゃま||||

大丈夫 だ よ だいじょうぶ||

袖 は 小さ め だ し 襷 を 使う から そで||ちいさ||||たすき||つかう|

それ に

千代田 先輩 や エイミー より は 地味 だ と 思う けど ちよだ|せんぱい|||||じみ|||おもう|

自分 が 一 番 気合い の 入る 衣装 で 構わ ない と は いえ じぶん||ひと|ばん|きあい||はいる|いしょう||かまわ||||

まるで ファッション ショー だ な |ふぁっしょん|しょー||

深雪 達也 さん の ところ に 行か ない の みゆき|たつや|||||いか||

ピラーズブレイク は 個人 戦 です もの ||こじん|いくさ||

私 と 雫 は いずれ 対戦 する こと に なる の だ から わたくし||しずく|||たいせん|||||||

手の内 を 盗み 見る の は アンフェア でしょ う てのうち||ぬすみ|みる|||あんふぇあ||

なるほど

さすが に 雫 は きちんと 仕上げ てき てる な ||しずく|||しあげ|||

何度 見 て も 綺麗 な 魔法 なんど|み|||きれい||まほう

あの 時 と 同じ |じ||おなじ

次 267 番 司 波 深雪 つぎ|ばん|つかさ|なみ|みゆき

はい

すごい 魔法 力 |まほう|ちから

次 268 番 司 波 達也 つぎ|ばん|つかさ|なみ|たつや

はい

綺麗 な 魔法 きれい||まほう

光 波 ノイズ が 全然 出 て い ない ひかり|なみ|||ぜんぜん|だ|||

魔法 力 を すべて 事象 改変 に 使い切って る ん だ まほう|ちから|||じしょう|かいへん||つかいきって|||

ほのか どう し た の

ごめん 何でもない |なんでもない

達也 君 深雪 さん たつや|きみ|みゆき|

応援 に き た わ よ おうえん|||||

応援 に き て いただける の は うれしい ん です が おうえん||||||||||

委員 長 寝 て なく て 大丈夫 です か いいん|ちょう|ね||||だいじょうぶ||

なん だ 君 まで あたし の こと を 重傷 扱い する の か ||きみ||||||じゅうしょう|あつかい|||

飛 ん だ り 跳ね た り する の で は ない の だ から 問題 ない と||||はね|||||||||||もんだい|

会長 は 本部 に 詰め て い なく て よろしい の です か かいちょう||ほんぶ||つめ||||||||

大丈夫 よ 向こう は 半 蔵 君 に 任せ て き た から だいじょうぶ||むこう||はん|くら|きみ||まかせ||||

深雪 頼もしい 応援 団 だ が みゆき|たのもしい|おうえん|だん||

逆 に 緊張 し 過ぎる な よ ぎゃく||きんちょう||すぎる||

大丈夫 です だいじょうぶ|

お 兄 様 が つい て い て くださる の です から |あに|さま|||||||||

くそ

これ は まさか

インフェルノ

すごかった わ よ ね 深雪 の あれ ||||みゆき||

インフェルノ って 言う でしょ ||いう|

先輩 たち びっくり し て た せんぱい|||||

A 級 魔法 師 でも なかなか 成功 し ない の に って a|きゅう|まほう|し|||せいこう|||||

雫 も 格好よかった しずく||かっこよかった

振 袖 素敵 だった し ふ|そで|すてき||

相手 に 手 も 足 も 出さ せ ず 追い詰め て いく 戦い 振り あいて||て||あし||ださ|||おいつめ|||たたかい|ふり

クール だった よ

司 波 君 雫 の あれ って 共振 破壊 の バリエーション だ よ ね つかさ|なみ|きみ|しずく||||きょうしん|はかい|||||

やっぱり 起動 式 は 司 波 君 が アレンジ し た の |きどう|しき||つかさ|なみ|きみ||あれんじ|||

雫 が スピード シューティング で 使った 術 式 は しずく||すぴーど|||つかった|じゅつ|しき|

司 波 君 の オリジナル だった ん でしょ う つかさ|なみ|きみ||おりじなる||||

インフェルノ を プログラム でき た の も 司 波 君 だ から です よ ね ||ぷろぐらむ|||||つかさ|なみ|きみ|||||

ほのか の 眩惑 作戦 も 司 波 君 が 考え た って 聞い てる よ ||げんわく|さくせん||つかさ|なみ|きみ||かんがえ|||ききい||

いい な

私 も 司 波 君 に 担当 し て もらえ れ ば 優勝 でき た か も わたくし||つかさ|なみ|きみ||たんとう||||||ゆうしょう||||

菜々 美 それ は ちょっと 問題 発言 よ な々|び||||もんだい|はつげん|

菜々 自分 の 未熟 を CAD の せい に し ちゃ だめ だ よ な々|じぶん||みじゅく||cad||||||||

反省 はんせい

でも 司 波 君 の お陰 で |つかさ|なみ|きみ||おかげ|

いつも 以上 の 力 が 出せ た の も 間違い ない し |いじょう||ちから||だせ||||まちがい||

CAD の 調整 って cad||ちょうせい|

ある 意味 自分 の 内側 を さらけ出す わけ じゃ ない |いみ|じぶん||うちがわ||さらけだす|||

それ が 男の子 の エンジニア なんて って 最初 は 思って た けど ||おとこのこ||えんじにあ|||さいしょ||おもって||

司 波 君 が 担当 し て くれ て ホント ラッキー で し た つかさ|なみ|きみ||たんとう|||||ほんと|らっきー|||

司 波 君 を 譲って くれ た 男子 に は 感謝 です ね つかさ|なみ|きみ||ゆずって|||だんし|||かんしゃ||

おい 森崎 |もりさき

森崎 どう し た ん だ もりさき|||||

いい か お前 ら ||おまえ|

明日 の モノリス コード 絶対 優勝 する ぞ あした|||こーど|ぜったい|ゆうしょう||

いや しかし

見 て ろ よ ブルーム が ウィード より 優れ た 存在 で ある こと を み||||||||すぐれ||そんざい||||

証明 して やる しょうめい||

やさしい 風 芽吹く 蕾 |かぜ|めぶく|つぼみ

街 染め て く 花 たち がい|しめ|||か|

美し さ は 時 と ともに うつくし|||じ||

夢 の よう に 亡くなって しまう ゆめ||||なくなって|

あなた の 温もり ||ぬくもり

それ と 同じ で 消え て しまう かな ||おなじ||きえ|||

shadow of my love

終わり が あって も おわり|||

恐れ ず に 歌 を 歌 お う おそれ|||うた||うた||

eternal song

形 は いら ない かた|||

抱きしめて 感じ て ほしい だきしめて|かんじ||

十 年 先 も じゅう|とし|さき|

百 年 先 も ひゃく|とし|さき|

千 年 先 も せん|とし|さき|

愛 を 歌 お う あい||うた||

第 三 高校 一 年 一条 将 輝 だ だい|みっ|こうこう|ひと|とし|ひと じょう|すすむ|あきら|

同じく 第 三 高校 一 年 の 吉祥寺 真 紅 郎 です おなじく|だい|みっ|こうこう|ひと|とし||きちじょうじ|まこと|くれない|ろう|