Another Episode 2 Another Episode 2

や どうして 大丈夫 な の これ だいじょうぶ|||

えっ と

気 を つけ た ほう が いい よ き|||||||

もう 始まって る かも しれ ない |はじまって||||

夜 を 覆う 瞼 開け よ||おおう|まぶた|あけ

もがき 影 を 恐れ 怖がれ |かげ||おそれ|こわがれ

仄暗き 棺 から ほのぐらき|ひつぎ|

産み 落とさ れ た 人形 の よう に うみ|おとさ|||にんぎょう|||

体 は 赤く 凍え からだ||あかく|こごえ

心 は 闇 に あやさ れ 育つ こころ||やみ||||そだつ

君 に 僕 が 見える かい きみ||ぼく||みえる|

繋ぐ 手 の 冷た さ に つなぐ|て||つめた||

鮮血 の 爪 立てる せんけつ||つめ|たてる

眉 寄せ て ご覧 よ まゆ|よせ||ごらん|

壊し 合 お う 先 に 続く 謎 に 満ちる 結末 を こわし|ごう|||さき||つづく|なぞ||みちる|けつまつ|

羽 も 足 も もが れ た まま はね||あし|||||

虚 空 の 中 朽ち果てる よう に きょ|から||なか|くちはてる||

もう 一 人 僕 が 居 て |ひと|じん|ぼく||い|

誰 か を 痛い ほど 愛し て いる ん だ だれ|||いたい||あいし||||

さあ どっち が 幻 だ ろ う ね |||まぼろし||||

何で すか これ は なんで|||

あの レモン を |れもん|

これ が

「 レモン の 叫び 」 です れもん||さけび|

これ で いい と 思う わけ 望月 くん ||||おもう||もちづき|

僕 に は この レモン が こう 見える ん です ぼく||||れもん|||みえる||

授業 の 趣旨 に 合わ ない けど じゅぎょう||しゅし||あわ||

まあ いい わ

でも こういう こと は 美術 部 だけ で ね ||||びじゅつ|ぶ|||

はい すみません

謝る 必要 は なし あやまる|ひつよう||

そのまま 仕上げ て しまい なさい |しあげ|||

ムンク が 好き な の ||すき||

うん まあ ね

望月 くん は 普通 の 人 と は 違う 絵 描く よ ね もちづき|||ふつう||じん|||ちがう|え|えがく||

レモン が 叫 ん でる の れもん||さけ|||

違う よ 叫 ん でる の は 世界 ちがう||さけ|||||せかい

耳 を 塞 い でる の は その 叫び に 戦い てる から みみ||ふさ||||||さけび||たたかい||

そう いや 君 美術 部 な ん だ ||きみ|びじゅつ|ぶ|||

うん 今年 から 活動 再開 し た から |ことし||かつどう|さいかい|||

榊原 くん は 部活 動 を やら ない ん です か さかきばら|||ぶかつ|どう||||||

どう しよ う かな

入ら ない の 美術 部 はいら|||びじゅつ|ぶ

僕 が ぼく|

だって さ

勅使河原 くん あなた は 何 を 描 い てる の てしがわら||||なん||えが|||

リンゴ です りんご|

リンゴ に 手足 は ない わ よ りんご||てあし||||

僕 に は リンゴ が こう 見える ん です ぼく|||りんご|||みえる||

真面目 に やり なさい まじめ|||

へい

興味 なく も ない けど きょうみ||||

榊原 くん は 三神 先生 の こと どう 思う さかきばら|||みかみ|せんせい||||おもう

どう って 訊 か れ て も 困る よ な ||じん|||||こまる||

まあ うん

そう だ よ ね うん

い ない か

ムンク の 「 叫び 」 って さ ||さけび||

じっくり 見る と 怖い と 言う か |みる||こわい||いう|

不安 に なら ない ふあん|||

不安 ふあん

そう だ ね

すべて が 不安 で どう しよう も ない ||ふあん|||||

そんな 気持ち を 抉り出し て くれる 絵 |きもち||えぐりだし|||え

だから 好き な ん だ |すき|||

不安 に なる から 好き ふあん||||すき

見 ない フリ し て て も 仕方ない もん み|||||||しかたない|

皆 きっと そう だ し みな||||

よ サカキ |さかき

三神 先生 の 話 か みかみ|せんせい||はなし|

だったら 俺 も 交ぜろ よ |おれ||まぜろ|

残念 ながら もう ちょっと 暗め の 話 ざんねん||||くらめ||はなし

何 だ よ 暗い 話 って なん|||くらい|はなし|

世界 を 覆う 不安 に つい て せかい||おおう|ふあん|||

なん だ そりゃ あ

勅使河原 は さ 不安 って ある の てしがわら|||ふあん|||

そりゃ あ も う

何せ 三 年 に 上がって なにせ|みっ|とし||あがって

より に よって 「 呪わ れ た 三 組 」 に な っち まっ た から なあ |||のろわ|||みっ|くみ|||||||

あの さ サカキ ||さかき

昨日 から 話 そ う と 思って た ん だ が きのう||はなし||||おもって||||

それ は もう まずい ん じゃ ない の

「 もう 」 って 言った って でも なあ ||いった|||

一体 いったい

どう し た

いや ちょっと ね

おい サカキ |さかき

ちょっと それ は

や よかった の 何 が なん|

止め なかった あの 二 人 とどめ|||ふた|じん

み たい だ ね

この 絵 は |え|

何 か モデル が ある の なん||もでる|||

それとも 想像 |そうぞう

両方 かな りょうほう|

この 子 に は 最後 に 大きな 翼 を つけ て あげる の |こ|||さいご||おおきな|つばさ|||||

天使 てんし

さあ どう かな

昨日 雨 の 中 で 何 し て た の きのう|あめ||なか||なん||||

雨 は 嫌い じゃ ない から あめ||きらい|||

一 番 好き な の は 真冬 の 冷たい 雨 ひと|ばん|すき||||まふゆ||つめたい|あめ

雪 に 変わる 寸前 の ゆき||かわる|すんぜん|

その 左 目 は どう し た の |ひだり|め|||||

病院 で 会った 時 から ずっと 眼帯 し てる し びょういん||あった|じ|||がんたい|||

知り たい しり|

あ 嫌 なら 別に |いや||べつに

じゃあ 言わ ない |いわ|

授業 行った ほう が いい ね じゅぎょう|おこなった||||

初めて の 顔 だ ね はじめて||かお||

三 年 三 組 の 榊原 です みっ|とし|みっ|くみ||さかきばら|

転校 し て 来 た ばかり で てんこう|||らい|||

司書 の 千 曳 だ ししょ||せん|えい|

気 が 向け ば いつ でも 来 れ ば いい が き||むけ||||らい||||

さあ 今 は 行って 行って |いま||おこなって|おこなって

はい

レー ちゃん どうして

レー ちゃん

千 曳 さん ね せん|えい||

確か そんな 名前 で し た たしか||なまえ|||

あの 部屋 の 主 みたい な 感じ で し た ね |へや||おも|||かんじ||||

そんな 感じよ ね あの 人 |かんじよ|||じん

図書 室 の 主 としょ|しつ||おも

無愛想 で いつも 黒い 服 着 て て ぶあいそう|||くろい|ふく|ちゃく||

女子 は 大抵 気味 悪 がって た けど じょし||たいてい|きみ|あく|||

なんか 言わ れ た |いわ||

いえ 特に は |とくに|

そう

第 二 図書 室 って 昔 から あそこ だった ん です か だい|ふた|としょ|しつ||むかし||||||

そう よ

ただ 第 二 に なった の は 新しい 校舎 が 出来 て から かな |だい|ふた|||||あたらしい|こうしゃ||でき|||

ところで さ 恒一 くん ||つねいち|

部活 は や ん ない の ぶかつ|||||

そう です ね

そう いえ ば 今日 美術 部 に 入ら な いか って 誘わ れ ちゃ って |||きょう|びじゅつ|ぶ||はいら||||さそわ|||

美術 好き な の びじゅつ|すき||

興味 は あり ます きょうみ|||

でも あんまり 絵 は 上手く ない ん です よ ね ||え||うまく|||||

そのくせ あの

これ は まだ 誰 に も 内緒 な ん です けど |||だれ|||ないしょ||||

でき れ ば 美術 系 の 学校 に 進み たい なって |||びじゅつ|けい||がっこう||すすみ||

へ ー それ は 初耳 |-|||はつみみ

彫刻 と か 造 型 と か を やって み たく て ちょうこく|||つく|かた|||||||

無謀 でしょ う か むぼう|||

まず 間違い なく 親 は 反対 する わ ね |まちがい||おや||はんたい|||

あと 仮に 学校 出 て も 驚く ほど つぶし が きか ない |かりに|がっこう|だ|||おどろく|||||

才能 次第 って の も ある けど さいのう|しだい|||||

たぶん 運 が ない と 駄目 |うん||||だめ

そう は 言って も やり たい の なら やって み れ ば いい よ ||いって|||||||||||

何事 も やる 前 に 諦め ちゃ う の は なにごと|||ぜん||あきらめ||||

かっこ悪い と 思う ん だ かっこわるい||おもう||

かっこ悪い です か かっこわるい||

うん 大事 な こと でしょ |だいじ|||

自分 自身 から 見 て じぶん|じしん||み|

かっこいい か 悪い か って ||わるい||

そういう 物 でしょう か |ぶつ||

榊原 くん さかきばら|

ごめん ね 昼間 は 忙しく て ||ひるま||いそがしく|

いい ん です か ここ

大丈夫 大丈夫 だいじょうぶ|だいじょうぶ

ありがとう ござい ます

で 最近 は 何 読 ん でる の |さいきん||なん|よ|||

水野 さん に 薦め られ た 「 John Saul 」 を みずの|||すすめ|||||

うち の 職場 の 人 も 読 ん で くれ たら い い ん だ けど ね ||しょくば||じん||よ||||||||||

って いう 話 を し に 来 た わけ じゃ な いよ ね ||はなし||||らい||||||

はい ちょっと お 聞き し たい 事 が あって |||きき|||こと||

先週 の 月曜日 この 病院 で 亡くなった 女の子 って い ませ ん で し た せんしゅう||げつようび||びょういん||なくなった|おんなのこ|||||||

先週 の 月曜 せんしゅう||げつよう

まだ 入院 し て た よ ね 何で |にゅういん||||||なんで

あの ちょっと 気 に なる 事 が あって ||き|||こと||

なんか 事情 が ある みたい ね |じじょう||||

私 の 担当 し て た 患者 さん に は い なかった かな わたくし||たんとう||||かんじゃ||||||

じゃ それ と は 別に ||||べつに

その 日 病棟 で 制服 姿 の 女の子 を 見かけ ませ ん で し た |ひ|びょうとう||せいふく|すがた||おんなのこ||みかけ|||||

また 女の子 |おんなのこ

紺色 の ブレザー で 髪 は ショート こんいろ||||かみ||しょーと

あと 左 目 に 眼帯 を し て て |ひだり|め||がんたい||||

眼帯 がんたい

眼科 の 患者 さん か がんか||かんじゃ||

あ ちょっと 待って ||まって

見かけ た ん です か みかけ||||

そっち じゃ なく て ね

亡くなった 人 の 方 なくなった|じん||かた

あった かも しれ ない

本当 です か ほんとう||

多分 だ けど ね たぶん|||

女の子 だった の か な おんなのこ||||

若い 患者 さん が 亡くなった って そんな 話 が あった の わかい|かんじゃ|||なくなった|||はなし|||

その 人 の 名前 は |じん||なまえ|

調べ とい て あげ よっ か しらべ|||||

いい ん です か

それ と なく 聞く くらい なら ね |||きく|||

何 か 分かったら なん||わかったら

携帯 に 電話 する から けいたい||でんわ||

言い出し て おい て な ん です が いいだし|||||||

その

大丈夫 な ん です か だいじょうぶ||||

同好 の よしみ と いう こと で どうこう||||||

なんだか わけ あり みたい だ し

その代わり 今度 ちゃん と 理由 を 教え て ね そのかわり|こんど|||りゆう||おしえ||

いい ホラー 少年 ||しょうねん

皆さん ご存知 の よう に みなさん|ごぞんじ|||

「 俳句 」 は 「 五七五 」 の 十 七 音 で 作ら れ た はいく||ごしちご||じゅう|なな|おと||つくら||

定型 詩 の 一 つ で は あり ます が ていけい|し||ひと||||||

この 「 俳句 」 と いう 言葉 は 比較的 新しく |はいく|||ことば||ひかくてき|あたらしく

約 百 年 ほど 前 正岡 子 規 と いう 人 に よって 名付け られ た もの です やく|ひゃく|とし||ぜん|まさおか|こ|ただし|||じん|||なづけ||||

それ 以前 は 「 俳諧 」 と 呼ば れ て い まし た |いぜん||はいかい||よば|||||

「 俳句 」 を 成立 さ せる 上 で 重要 な 点 は 三 点 です はいく||せいりつ|||うえ||じゅうよう||てん||みっ|てん|

榊原 くん これ から お 帰り です か さかきばら|||||かえり||

ちょっと いい

そう

生まれ た の は 夜 見 山 の 病院 な ん だ うまれ||||よ|み|やま||びょういん|||

すぐ 東京 に 戻った らしい けど ね |とうきょう||もどった|||

それ から ずっと 東京 |||とうきょう

そう だ よ

帰省 で 戻ったり は きせい||もどったり|

母さん は 僕 を 産 ん で すぐ 死 ん じゃ った から かあさん||ぼく||さん||||し||||

あまり

そう

何で そんな こと を なんで|||

どこ か で 会った 気 が する の よ |||あった|き||||

どこ か で

人違い じゃ ない の ひとちがい|||

それ も 含め て ね 確かめ たい の ||ふくめ|||たしかめ||

いら つく の よ

ごめんなさい あなた の こと じゃ ない の

はっきり と 思い出せ ない 自分 の 不 甲斐 な さ に ね ||おもいだせ||じぶん||ふ|かい||||

赤沢 さん あまり 思いつめ て も あかさわ|||おもいつめ||

これ も 対策 係 の 仕事 だ し ||たいさく|かかり||しごと||

私 が ちゃんと し ない と わたくし|||||

対策 係って 何 する 係り な の たいさく|かかって|なん||かかわり||

簡単 に 言え ば クラス を 守る ため に かんたん||いえ||くらす||まもる||

対策 を 立案 し て 執行 する 係り たいさく||りつあん|||しっこう||かかわり

守る 立案 と 執行 って まもる|りつあん||しっこう|

恒一 くん に は 三 組 の 置か れ た 状況 と 決まり を 理解 し て もらう つねいち||||みっ|くみ||おか|||じょうきょう||きまり||りかい|||

赤沢 さん あかさわ|

何 よ なん|

ちょっと

実は じつは

じゃあ また 明日 ね ||あした|

また 明日 |あした

バイバイ

何 それ った く なん|||

たった 一 日 休 ん だ だけ で この 様 か |ひと|ひ|きゅう||||||さま|

じゃあ また

夜 見 の 黄昏 の 虚 ろ なる 蒼 き 瞳 の よ|み||たそがれ||きょ|||あお||ひとみ|

何 だ なん|

はい

榊原 くん さかきばら|

ああ 水野 さん |みずの|

この 前 の 件 だ けど 分かった よ |ぜん||けん|||わかった|

中学生 の 女の子 だった って ちゅうがくせい||おんなのこ||

一 人 娘 さん だった みたい で ひと|じん|むすめ||||

親 御 さん が 凄く 取り乱し て 大変 だった と か おや|ご|||すごく|とりみだし||たいへん|||

名前 は その 子 の 名前 は 何 って いう なまえ|||こ||なまえ||なん||

ちょっと 曖昧 な ん だ けど |あいまい||||

はい

亡くなった 子 ミサキ だ か マサキ だ か なくなった|こ|みさき|||||

そんな 名前 だった って |なまえ||

又聞き だ から 正確 か どう か またぎき|||せいかく|||

いらっしゃい

おや 若い 男の子 と は 珍しい ね |わかい|おとこのこ|||めずらしい|

お 客 さん かい それとも |きゃく|||

こんにちは

あの お 店 な ん です よ ね ||てん|||||

中学生 かい ちゅうがくせい|

はい 夜 見 北 の |よ|み|きた|

だったら 半額 で いい よ |はんがく|||

ここ 人形 屋 さん です か |にんぎょう|や|||

半々 って とこ か ね はんはん||||

売り物 も ある けど 中学生 に 買え る 値段 じゃ ない よ うりもの||||ちゅうがくせい||かえ||ねだん|||

でも まあ ゆっくり 見 て おい き なさい な |||み|||||

他 に お 客 さん は い ない し た|||きゃく|||||

お 望み なら お茶 を 淹 れ て あげる よ |のぞみ||おちゃ||えん||||

はい でも お茶 は 結構 です ので ||おちゃ||けっこう||

そう かい じゃ ご ゆっくり

これ

鳴 何で こんな な|なんで|

こういう の 嫌い じゃ ない ん だ ||きらい||||

何故 ここ に あなた が いる の なぜ||||||

何故 なぜ

別に 脅かす つもり で 隠れ て た ん じゃ ない から べつに|おびやかす|||かくれ||||||

偶々 今 あなた が ここ に 来 た だけ たまたま|いま|||||らい||

似 てる って 思った に|||おもった

うん

似 てる よ ね に|||

でも 半分 だけ |はんぶん|

もしかしたら それ 以下 ||いか

どうして ここ に

嫌い じゃ ない から きらい|||

それ で どうして あなた

榊原 くん が ここ に いる の さかきばら||||||

それ は えっ と

散策 し て たら その 町 に 慣れ て ない から さんさく|||||まち||なれ|||

そ したら 偶々 見つけ た ここ が 気 に なって ||たまたま|みつけ||||き||

そう

ここ に ある よう な 人形 って 気味 が 悪い って 言う 人 も いる でしょ う |||||にんぎょう||きみ||わるい||いう|じん||||

榊原 くん は そう じゃ なかった ん だ さかきばら|||||||

うん

この 子 達 は 一 番 好き |こ|さとる||ひと|ばん|すき

凄く 穏 かな 顔 し てる すごく|おん||かお||

繋がって る のに こんなに 安心 し て られる って つながって||||あんしん||||

とても 不思議 |ふしぎ

繋がって る から 安心 な ん じゃ ない の つながって|||あんしん|||||

まさか

繋がって ない から 安心 って いう なら 不思議 じゃ ない けど つながって|||あんしん||||ふしぎ|||

見せ て あげよ う か みせ||||

見せ て あげよ う か この 眼帯 の 下 みせ||||||がんたい||した

色褪せ て く フィルム の よう に いろあせ|||ふぃるむ|||

確か な 今 も いずれ 霞 ん で たしか||いま|||かすみ||

何でもなく 笑い あった なんでもなく|わらい|

刹那 の 時間 と 光 せつな||じかん||ひかり

繋がって ゆく 記憶 の 底 に つながって||きおく||そこ|

誰 か が 見つける ため ある と 信じ てる 今 でも だれ|||みつける||||しんじ||いま|