( 岡部 ( お かべ )) う っ …
( 岡部 ) ハッ !
あっ う っ …
( 紅 莉栖 ( くり す )) 戻り なさい ま ゆり の 生きて いる 世界 線 へ
( 岡部 ) あ …
( 走る 足音 )
( 岡部 ) まさか …
( 岡部 の 荒い 息 )
( 岡部 ) ま ゆり …
( 走る 足音 )
まゆ り
( ま ゆり ) オカリン ? ( 岡部 ) あ ?
( 真 帆 ( ま ほ )) 気 が ついた の ね
( ダル ) よかった お
いきなり 倒れた とき は どう しよう か と 思った ぜ
倒れた … 俺 が ?
♪~
~♪
( 岡部 ) ラボ で 俺 と 中瀬 ( なか せ ) さん が ? ( ま ゆり ) うん
( ダル ) 三が日 で 病院 は 開いて ないし ―
本当に 焦った のだ ぜ
( 岡部 ) そう … な の か
( 岡部 ) 元 の 世界 線 に 戻って きた の か ?
( ま ゆり ) はい
( ま ゆり ) ん ?
( 岡部 ) 牧 瀬 ( まき せ )… 紅 莉栖
( ま ゆり ) え ?
( 真 帆 ) あ … ( ダル ) え ?
牧 瀬 紅 莉栖 を 知って る か ?
うん 知って る よ
な っ !?
オカリン の 携帯 さん の 中 に いる 人 だ よ ね
アマデウス … だ っけ ?
( 岡部 ) 驚かせる な よ
そう いえば アマデウス は ?
乗っ取り は 防いで 今 復旧 中 よ だ けど …
どうかした の か ?
( ま ゆり ) 真 帆 さん の お 部屋 に 泥棒 さん が 入った んだ って
それ だけ じゃ ない わ
和光 ( わこう ) の オフィス で は ガス 爆発 騒ぎ が あって ―
今 は 立ち入り 禁止
( 岡部 ) タイミング 的に 何者 か が 仕掛けた って 可能 性 が 高い か
犯人 の 心当たり は ?
さっぱり
( 岡部 ) この 前 襲って きた 連中 な の か ?
( 足音 )
( かえで ) あっ … 気 が ついた んです ね
( ま ゆり ) 熱 は 下がった ?
( フブキ ) うん もう 全然
オカリン さん も もう 元気 そうです ね
( 岡部 ) えっ … ああ
先生 は “ 新型 脳炎 の 可能 性 が ” と か 言って る んです けど …
もう 心配 ない と 思う んだ けど なあ
新型 脳炎 ?
何 か はやって る ん だって すごい 熱 が 出る と か で
でも どうして 同じ タイミング で 倒れた の かしら ね
同時に ショック を 受けた と か 外 的 要因 が ない と 考え にくい けど
やっぱり そう 思い ます よ ね ?
まだ 言って る の ?
( ま ゆり ) なに なに ?
かえで ちゃん オカリン さん が 私 の 運命 の 人 じゃ ない か って ―
言う んだ よ
は あ ?
だって フブキ ちゃん ―
気づいた とき オカリン さん の こと 気 に して たから
だから それ は 夢 の 話 だって 言った じゃ ん
夢 ?
ちょっと リアルな 夢 見ちゃ って
その … まゆ し ぃが …
ん ?
夢 だ よ あくまで 夢 の 中 で だ けど
まゆ し ぃ が い なく なって て ―
私 は フェイリス さん の カフェ に いる の ね
すると そこ に オカリン さん が 来て …
( 岡部 ) アルファ 世界 線 の 記憶
まさか リーディング ・ シュタイナー を …
( 医師 ) うーん まあ ―
異常 も 見 られ ない ようです し 経過 観察 で いい でしょう
来週 もう 一 度 来て ください
( 岡部 ) はい
( ま ゆり ) 退院 できて よかった ね オカリン
( かえで ) フブキ ちゃん は もう 少し かかる みたいだ けど
( ま ゆり ) 大丈夫 元気 そうだ し 心配な いよ
( かえで ) そう かな
( 真 帆 ) 岡部 さん ( 岡部 ) ん ?
なぜ さっき 紅 莉栖 の 名前 を ?
いや ちょっと な
夢 を 見て いた んだ
夢 ?
そう いえば 橋田 ( は し だ ) さん は ?
ああ ダル 君 は ね ―
ちょっと 用事 が ある から 先 に 行く って
( かえで ) ふ ー ん
( 鈴 羽 ( すず は )) それ で ?
( ダル ) うん オカリン は どこ に も 異常 なかった から 退院 に なった って
( 鈴 羽 ) オカリン おじさん たち が 襲撃 さ れて ―
2 人 が 同時に 倒れて 意識 が 戻った とき の 様子 は ?
特に 変わった 様子 は なかった けど …
名前 言って た 牧 瀬 氏 の
牧 瀬 ?
( かえで ) じゃ あね
( ま ゆり ) うん あと で 連絡 する ね
( ま ゆり ) はい コーヒー
( 真 帆 ) ありがとう
考えて みたら ホテル に 泥棒 は 入る わ ボヤ 騒ぎ は ある わ で ―
ゆうべ から 何も 口 に して ない わ ね
から 揚げ と バナナ くらい しか ない けど …
あっ お 弁当 買って こよう か ?
大丈夫 ホテル 戻って から 食べる から
戻る の ?
教授 に も 同 じこ と 言わ れた
ホテル 変えた ほう が いい んじゃ ない か って
( 岡部 ) そのほう が 安全だろう な
( 真 帆 ) でも 当て が ある わけじゃ ないし
( ま ゆり ) ここ は ?
( 真 帆 ) さすが に それ は 悪い わ
それ に ここ も 襲撃 を 受けて いる しな
安全 と は … あっ …
安全 と は … あっ …
( 携帯 電話 の 振動 音 )
収穫 なし か
( 萌郁 ( もえ か )) そう ( 岡部 ) え ?
うわ あっ ! ど どこ から 現れた ?
(2 人 ) ん ?
オカリン お 客 さん ? ( 岡部 ) あっ ああ …
いつの間に …
( メール の 着信 音 ) ( 岡部 ) あっ …
ずっと いた の か ?
( 萌郁 ) いた
( 岡部 ) あ …
( 真 帆 ) どうした の ? 黙って 向かい合って
( 岡部 ) ああ いや …
( 真 帆 ) ん ?
( ドア の 開閉 音 ) ( ま ゆり ) コーヒー … あれ ?
お 客 さん もう 帰っちゃ った の ?
せっかく 入れた の に な コーヒー
( 岡部 ) 戻って きた んだ
俺 は この 世界 線 を …
ま ゆり が 殺さ れ ない 世界 線 を 守る
タイム マシン を 使わ ず 守る んだ
それ が あいつ の 願い で も ある はずだ
それ しか ない
( 岡部 ) 比 屋 定 ( ひや じょう ) さん ( 真 帆 ) ん ?
ホテル に ついて は 一 度 預けて くれ ない か ?
心当たり が ある
( フェイリス ) それ で みんな で うち に 来た の か ニャ ?
( 岡部 ) ああ ここ に 滞在 さ せて もらう の が ―
最善 な んじゃ ない か って 話 に なって な
( 真 帆 ) 急 すぎる わ 無理 言って る の は 分かって る から
( フェイリス ) フェイリス は 全く 問題 なし ニャン
だ よ ね
だから 言った でしょう
フェリス ちゃん は 絶対 いい って 言って くれる って
( フェイリス ) 奥 の 客間 を 使う と いい ニャ
数 日 と 言わ ず 真 帆 ニャン が 日本 に 滞在 して いる 間 ―
ずっと !
( 真 帆 ) 真 帆 ニャン ?
( フェイリス ) うち に は 黒木 ( くろき ) も いる から とって も 安全 ニャ
( 真 帆 ) 黒木 ? ( フェイリス ) さ さっ こっち ニャ
( 真 帆 ) ちょ っ … 待って ! ( フェイリス ) 一緒に 来る ニャ
これ で 安全だ ね
それ で かがり は ルカ 子 ( こ ) の 所 に いる んだ な ?
うん さっき 聞いた から 間違い ない よ
あまり 外 に 出 ない ように して る から 心配 し ないで って
( 岡部 ) とりあえず 打てる 手 は 打った
あと は ラボ を 襲った 犯人 と その 目的 が 分かれば …
( 携帯 電話 の 振動 音 )
鈴 羽 ?
( 岡部 ) 鈴 羽
( 鈴 羽 ) ここ だ よ
悪かった ね こんな 所 に 呼び出しちゃ って
話 と は 何 だ ?
( 鈴 羽 ) 私 は 何て いう か 話 の 駆け引き と か 苦手で さ
悪い けど 単 刀 直入 に 聞か せて もらう
な … 何 だ ?
世界 線 は 変わって しまった の ?
な っ !?
( 岡部 ) どうして そう 思う ?
( 鈴 羽 ) 今 の 状況 と ―
以前 オカリン おじさん から 聞いた ―
リーディング ・ シュタイナー の 話 から
( 岡部 ) 聞いて どう する ?
あっ …
私 に とって それ は とても 大きな こと な の
鈴 羽 …
答えて これ は 命令 だ
岡部 倫太郎 ( りん たろう )
もう 一 度 聞く 世界 線 は 変動 した の か ?
ここ は もう 以前 と は 違う 世界 線 な の ?
( 岡部 ) 大丈夫だ 俺 たち は 以前 の まま の 世界 線 に いる
( 鈴 羽 ) 本当に ?
( 岡部 ) ああ 一 度 別 の 世界 線 に 移動 した の は 事実 だ が ―
再び 戻った … はずだ
やっぱり 変動 は あった んだ
( 岡部 ) 原因 は 俺 に は 分から ない
地震 … ロシア の
えっ ?
( 鈴 羽 ) あれ は 核 実験 なんか じゃ ない
ロシア と アメリカ の タイム マシン 開発 競争
そして 最終 的に 訪れる 第 3 次 世界 大戦 の 始まり
( 岡部 ) ロシア と アメリカ …
( 天王 寺 ( てんのう じ )) あの 発音 つうか 言い 方 は フォネティックコード だ
フォネティックコード ?
軍隊 用語 だ よ それ も 西側 のな
( 岡部 ) そういう こと か
それ で あの とき …
私 は バカだ 悩んで いる 場合 じゃ なかった
もう 猶予 なんて ない んだ
( 岡部 ) どう する つもりだ ?
( 鈴 羽 ) 私 と 一緒に 7 月 28 日 へ 行く んだ
拒否 したら ?
( 鈴 羽 ) 拒否 なんか させ ない
もう タイム マシン の 実験 は 始まって いる んだ
その せい で 世界 線 が 変動 して ―
シュタインズ ・ ゲート へ の 道 が 閉ざさ れたら …
( 岡部 ) もう 閉ざさ れて る と したら ?
どちら か を …
どちら か の 世界 線 を 選ぶ しか ない のだ と したら
お前 は この 世界 線 を なかった こと に して いい の か ?
うるさい !
( 銃声 )
( 岡部 ) あ …
鈴 羽 …
次 は 当てる
( 岡部 ) ハッ !
( 鈴 羽 ) お 願い …
2010 年 7 月 ―
俺 は 電話 レンジ ( 仮 ) を 使って ―
メール を 過去 に 送れる こと に 気づいた
しかし それ は 世界 線 を 変える こと に ほかなら なかった
変わった 世界 線 を 戻す ため に 俺 は 数多く の 思い を 踏みにじった
一 度 起きた こと を なかった こと に した んだ
数 多く の 思い と 犠牲 の もと に ―
俺 は やっと この 世界 線 に たどりついた
今 あの 夏 に 戻った と して ある の は あの 悪夢 の 繰り返し だ
( 鈴 羽 ) だ から って 今 の 世界 線 の まま で いい の ?
第 3 次 世界 大戦 が 起きて たくさんの 人 が 死ぬ
何も 回避 でき ない それ が この 世界 線 な んだ
( 岡部 ) 今 より 状況 が 悪く なったら どう する ?
それ は …
( 岡部 ) 世界 線 移動 を 繰り返した 末 ―
さらに 絶望 的な 未来 しか 待って い ない 世界 線 に ―
たどりついたら どう する ?
世界 線 を 変える こと は できて も ―
未来 を 操る こと は でき ない んだ
( ダル ) 鈴 羽
( 鈴 羽 ) 父さん
こんな こと だろう と 思った けど …
その 銃 は 何 ?
父さん だって 分かる でしょう ?
もう 時間 が ない んだ
このまま じゃ 第 3 次 世界 大戦 が …
( ダル ) でも 無理やり オカリン 連れて った から って ―
それ で うまく いく わけ ?
( 鈴 羽 ) それ は …
( ダル ) タイム マシン や 世界 線 の こと を 勉強 し 始めて ―
分かって きた んだ よ ね
因果 律 や 世界 線 を コントロール する って ―
そう 簡単じゃ ない って
( 鈴 羽 ) じゃあ どう しろ って ?
それ を 僕ら は 研究 して る わけ っ しょ
父さん
たまに は 父さん の 言う こと を 素直に 聞いて ほしい のだ ぜ
任せて おけ って 絶対 に 何とか して みせる
何しろ 僕 は スーパーハッカー な のだ ぜ
私 どうして いい か 分か ん ない
分か ん なく なっちゃ った
( ダル ) うん
( 鈴 羽 ) 助けて 父さん
助けて
ねえ 父さん
助けて
父さん …
( 岡部 ) 第 3 次 世界 大戦 …
今 ある 情報 を 使って ―
タイム マシン を 使わ ず に 未来 を 変える こと は でき ない の か
( 紅 莉栖 ) 難題 ね
ハッ …
あ …
フッ …
( 紅 莉栖 ) でも 全て を 不可能だ と 片づけて しまう の は ―
科学 者 失格 ね
( 岡部 ) そう 言う よ な お 前 なら
( 足音 ) ( 天王 寺 ) ん ?
おう 何 だ ? “ 家賃 待って ください ” なら …
( 岡部 ) この 前 の 話 の 続き を
( 天王 寺 ) お め え
マジ か ?
( 岡部 ) はい
( 天王 寺 ) フン
( 天王 寺 ) さあ な あれ だけ じゃ 何も 分から ねえ よ
( 岡部 ) その フォネティックコード を ―
使って いる 組織 と いう だけ でも いいん です
( 天王 寺 ) それ は 西側 って だけ で ご まん と ある
( 天王 寺 ) ただ な … ( 岡部 ) ただ ?
公 に 名前 が 出て いる ような ところ が ―
あんな 連中 を 送り込んで くる と は 考え にくい
やる と したら 表 に 名前 が 出て ない ような ところ か ―
もしくは 表面 上 ―
そんな や ばい こと は やって ない こと に なって いる 組織 だ
例えば ?
そこ まで 言わ せる の か よ
( 岡部 ) ん …
まあ いい
お め え が 知 っと いて 俺 に 損 は ねえ しな
正直 お め え の この前 の 話 が ―
全部 本当だ と 仮定 した うえ で 考える と …
( 岡部 )“ DURPA ( ダーパ )”
“ 国防 高度 研究 開発 局 ”
“ 国防 省 内 に 作ら れた 軍事 研究 統括 機関 の 1 つ ”
“ ストラトフォー ”
“ アメリカ の 民間 シンクタンク ”
“ 影 の CIA と も 呼ば れ 後 の 大規模 テロ を 予言 ”
“ ロシア の タイム マシン 開発 の 基 は ―”
“ 中鉢 ( なか ばち ) 博士 の 論文 ”?
( 紅 莉栖 ) まさか パパ 盗む の ?
( 岡部 ) この 情報 を つかんだ アメリカ は ―
データ を 求めて 牧 瀬 紅 莉栖 に たどりついた
( 紅 莉栖 ) でも ヴィクトル ・ コンドリア 大学 の 研究 施設 は ―
その 気 に なれば いくら でも 調べ られる はずじゃ ない ?
わざわざ ここ まで 来た 理由 は ?
( 岡部 ) ラボ を 襲撃 した とき は かがり が 狙い だった
かがり が 未来 から 来て いる から ?
彼女 が 乗って きた タイム マシン を 捜して いる ?
( 紅 莉栖 ) 仮に そう だ と して も タイム マシン は 見つから ない わ
なぜ だ ?
( 紅 莉栖 ) タイム マシン 開発 が ―
未来 の タイム マシン を 基 に 行わ れれば ―
強力な タイムパラドックス が 発生 する
実現 は し ない
( 岡部 ) と なる と …
( ま ゆり ) 真 帆 さん の お 部屋 に 泥棒 さん が …
それ だけ じゃ ない わ
和光 の オフィス で は ガス 爆発 騒ぎ が あって …
( 岡部 ) あっ …
そういう こと か
( ダル ) 僕 さ ―
いつか 必ず オカリン は 僕ら の 先頭 に 立って ―
指揮 を 執って くれる って 信じて る んだ よ ね
( 鈴 羽 ) 今 何 時 ?
もう すぐ 日付 が 変わる お
乗って くれる かな ?
( ダル ) ん ?
オカリン おじさん タイム マシン に
その とき が 来たら きっと ね
同時に 鳳凰 院 ( ほう おういん ) 凶 真 ( きょう ま ) も 復活 する わけ
“ 不死鳥 ” の 名 は ダテ じゃ ない 的な
厨 二 病 ( ちゅう に びょう ) 乙 的な
だって 未来 ガジェット 研究 所 は オカリン が いて こそ だ から
( 鈴 羽 ) 父さん すごく 恥ずかしい こと 言って る の 自覚 して る ?
( ダル ) ウハッ です よ ね
オカリン に は 口 が 裂けて も 言え ない な
フフッ 私 手紙 を 書く よ
オカリン おじさん に “ ごめんなさい ” って いう の と ―
“ もう ちょっと あがいて みる ” って
( ダル ) いい と 思わ れ
ついでに パパ に も 手紙 プリーズ !
できれば 写真 付き で
気 が 向いたら ね
何 ? その 絶望 感 しか ない レス
( 鈴 羽 ) だって そんな こと して いる 時間 は もう ない もん
ロシア が タイム マシン の 実験 を 始めた から ?
それ も ある けど もう 燃料 が ね
かがり 捜す ので 何度 も タイム マシン 使っちゃ った から
ほか の 電池 で 代用 でき ない の ?
無理 前 に ルミ 姉さん に ―
トラック と か に 積ま れて いる 電池 持ってきて もらった けど ―
一瞬 で 切れちゃ った
( ダル ) あと 何 回 ぐらい 飛べる ん ?
半年 の 間 を 1 回 か 2 回
それ で 終わり
もし 途中 で 電池 が 切れたら ?
さあ … 制御 を 失って ―
イベント ・ ホライゾン の 向こう から 永久 に 戻って こ られ ない と か ?
縁起 で も ない こと 言ったら ダメだ お
ごめん
( ダル ) うん
( 鈴 羽 ) でも そこ って どんな 場所 な の か な ?
今 みたいに 静かな 時間 が 永遠に 続く の か な ?
だったら それ も いい な
( ドア の 開く 音 ) ( 岡部 ) 比 屋 定 さん …
( 岡部 ) あ … ( 真 帆 ) どうした の ?
どういう こと だ ? この 惨状 は
惨状 ?
なかなか 居心地 の いい 空間 だ と 思う けど
( 岡部 ) まだ たった 1 日 だろう
出歩く の が 危険な んだ から ここ で 研究 する しか ない でしょ
それ より 何 ?
あっ いや …
タイム マシン 理論 の 研究 を 紅 莉栖 が ?
( 岡部 ) ああ 連中 の 狙い は 恐らく その 研究 の 痕跡 ―
もしくは アマデウス の 中 に ある 紅 莉栖 の 理論
あ …
心当たり は ない か ?
例えば 紅 莉栖 の 論文 の メモ や スタンドアローン の データ
それ が ある と したら 襲撃 して きた 理由 も 説明 できる
それ は …
ない わ
そう か
アマ … デウス
♪~
~♪