宇崎 ちゃん は 遊びたい!04
( 亜紀 彦 ) 桜井 くん ゴ ー ルデンウィ ー ク
うち は
家族 旅行 で 温泉 に 行く から
お 休み だ よ 。
( 桜井 ) えっ …。
( 亜実 ) せっかく の 連休 な んだ し
桜井 くん も
どこ か 出かけて きたら ?
は ぁ …。
と 言わ れた もの の …。
あれ から 72 時間 。
ぶ っ 通し で
ゲ ー ム して しまった わけだ が 。
お っ コイツ で 最後 か 。
よしっ 。
お っ 。
( 玄関 チャイム と 叩く 音 )
ん っ …。
( 玄関 チャイム と 叩く 音 )
この 無駄な 三拍子 は …。
( 玄関 チャイム と 叩く 音 )
( 玄関 チャイム と 叩く 音 )
( 宇崎 ) こんち はっす ! 先輩 !
やっぱり 。
( 宇崎 ) 先輩 今日 暇 っす か ?
暇 っす よ ね どうせ !
アポ なし で 来 と いて
ずいぶんだ な テメエ 。
先輩 バイト 休 みだし
ぼ っち だ から どこ に も 行か ず
ゲ ー ム でも して る んだろう な ~ と
思ったら 案の定 っす ね !
ぐう の 音 も 出 ない 。
そんな ゲ ー ム だけ が 友達 の 先輩 と
遊んで あげよう か なって 思って
来 たんす よ よかった っす ね 。
謎 の 上 から 目線 やめろ
腹 立つ から 。
と いう わけで
「 DORAMON GO 」 やり に いき ませ ん か 。
それ も ゲ ー ム だろう が !
( 宇崎 ) ゴ ー ルデンウィ ー ク は
大量 発生 イベント ある ん す 。
一緒に 乱獲 し に いき ましょう !
( 桜井 ) 一応 入れて ある 。
だ ~ け ~ ど ~?
一 人 で やる の
恥ずかしかった から やって ない 。
です よ ね ~
さすが 先輩 予想 どおり っす 。
なんで 切る ん す か !
一緒に やり ましょう よ ~。
う ~ ん 。
《 正直 め ん どくさい が
確かに せっかく の 連休 だ し な 》
先輩 ~。
ん っ …。
死ぬ ほど 暇だった し
つきあって やる よ 。
やった !
あっ 。
クソキャット ゲット !
先輩 見て ください よ ~。
あっ ?
ハッ … 先輩 顔面 ヤバ いっす よ 。
ん っ … ゲ ー ム やり すぎた 。
ただ で さえ 目つき 悪い のに
そんな 顔 で 歩き回って たら
通報 さ れる っす よ 。
さりげなく 距離 と んな 。
まったく …。
あっ でも
かなり ゲット して る っす ね 。
あっ ゴリラ ばっかり 。
なんか いっぱい 出て くんだ よ 。
あ ~ でも 目 が きつい
画面 見 られ ねえ 。
あっ … あ ! それ なら
メガネ 買い に いき ましょう !
いらっしゃい ませ 。
あれっ 亜実 さん ?
あっ … あら 2 人 と も 奇 遇 ね 。
( 亜実 ) なるほど
ゲ ー ム の し すぎ で 目 が …。
このまま だ と 先輩 が 警察 GO っす よ 。
誰 が 警察 GO だ 。
桜井 くん うち が 温泉 行って る 間
ずっと ゲ ー ム して た の ね 。
さ ~ せ ん …。
私 が 行か なかったら
まだ 部屋 で ゲ ー ム して ました よ 絶対 。
う ぅ 否定 でき ない 。
あっ そう だ !
せっかく です から
亜実 さん に
メガネ 助っ人 を お 願い し ましょう 。
メガネ 助っ人 ?
( 亜実 ) なに か 探し物 ?
( 宇崎 ) はい !
ゲ ー ム し すぎ な
インドア ぼ っち 先輩 の ため に
あれ っす ! パソコン 用 メガネ !
あぁ 液晶 と か の ブル ー ライト を
軽減 する や つね 。
これ 目 が 疲れ なく なる って
いう じゃ ない っす か 。
私 も 前 から 欲しかった ん すよ 。
なるほど な 。
長 時間 ゲ ー ム する のに
いい かも しれ ん 。
ほ ぅ レンズ が
うっすら 黄色い んです ね 。
薄い サングラス みたいな もんか 。
(2 人 ) お っ 。
( 宇崎 ) 先輩 けっこう
メガネ 似合い ます ね 。
( 亜実 ) うん 似合う 。
えっ 。
先輩 こっち も どう っす か 。
えっ 。
( 亜実 ) いい ねぇ
他の も 試して み ない ?
( 宇崎 ) です ね ~!
( 亜実 ) どれ に しよう !
( 宇崎 ) これ いい かも !
《 オモチャ に さ れて る 》
( 宇崎 ) これ ! バッチリ っす !
そ そう か ?
はい ! ガン 垂れ 面 が 隠さ れて
普通の 人 み たい っす よ 先輩 !
誰 が ガン 垂れ 面 だ 誰 が !
もう バイト も 学校 も
それ かけて たほう が
いい んじゃ ない っす か ?
やかましい 。
じゃ これ どう かな 。
( 笑い声 )
どこ に あった ん すか あれ !
亜実 さん まで
遊ば ないで ください よ 。
アハハ すげ ぇ ヤバ 。
写真 いい っす か 先輩 。
よく ねえ よ !
( 宇崎 ) こっち 見て …
いや 見 ないで 。
笑っちゃ って カメラ が ブレ る ~ アハハ 。
ふざけ ん な ! った く …。
せ 先輩 …
次 は これ つけて みて ください 。
ププッ …。
すでに 笑って んじゃ ねえ か !
( 宇崎 の 笑い声 )
もともと の 目つき の 悪 さ も
相まって
マフィア の ヤバ い ヤツ み たい っす よ !
長 ~ い 針金 と か 使って
暗殺 と かして そう !
それ か ど っか の 暗黒 街 を
牛耳って そう ~。 あっ !
白衣 と か 着たら
マッドサイエンティスト み たい っす ! アハハハ 。
着 ます ?
着 ねえ よ !
棚 どこ だ ! 戻して くる !
先輩 ! 1 回 1 回 だけ !
その ちっちゃ い 丸 メガネ の まま で
オ ー ルバック に して みて ください 。
1 回 で いい から 。
恥ずかしい くらい ベタ な キャラ
できあがる から ~! アハハ !
お前 は 俺 に 何 を 求めて んだ !
ごめん ごめん
最後に これ かけて みて 。
真剣に 選んだ から … ねっ 。
は … は ぁ …。
それ で グ ー を 作って 。
腕 を 上げて 。
ちょっと 口 を 開ける 。
( 亜実 ) エ ー オ !
( 笑い声 )
アハハ … あぁ 笑った 笑った 。
花 ちゃん
そろそろ 自分 の メガネ 決め ない と 。
あっ そう です ね 。
どれ に する ?
( 宇崎 ) どれ に し ましょう 。
( 亜実 ) こんな の も いい んじゃ ない 。
う ~ ん ピンク の フレ ー ム も いい けど …。
やっぱり 赤 かな 。
うん いいね 。
ほら ほら 桜井 くん 。
花 ちゃん の メガネ 姿
なかなか いい んじゃ ない ?
どう っす か ?
ウフフ ー ン 。
バカ そうに 見える 逆に 。
逆に !?
私 さっき 先輩 の こと
褒めて あげた じゃ ない っす か !
その あと マフィア だ なんて
言わ れた から プラマイゼロ だ ダァホ !
は ぁ !? 細か っ !
先輩 ホント そういう とこ っす よ !
むしろ お前 が
日ごろ の 言動 に 気 を つけろ !
先輩 こそ い っつ も
怒って ばっ か じゃ ない っす か !
う っせ ~ 自業自得 だ バ ー カ !
は ぁ !?
バカ って 言う ほう が
バカ なん すよ バ ー カ !
( 桜井 ) お前 だって 言った だ ろ
バ ー カ バ ー カ !
( 宇崎 ) 先輩 が 先 に 言った っす
バ ー カ バ ー カ バ ー カ !
よろしい んです か ?
うん いつも の こと です から 。
もう … 先輩 の せい で
メガネ 買い そびれちゃ った じゃ
な いっす か 。
あっ クソキャットダンディ ー ゲット 。
お前 が 絡んで くる から だろう が 。
また ゴリラ か 。
年上 の くせ に 私 に 責任
押しつけ ないで ください よ 。
パワハラ っす よ 。
今度 は クソキャットジ ー ニャス ゲット っす !
どう 考えて も 先 に 絡んで きた
お前 が 原因 だろう が 。
ゴリラ しか い ない んだ が …。
だいたい 先輩 はっす ね ~。
うわ っ ! わ っわ っ … あっ 。
ど どうも っす 。
お … お ぅ …。
次 野 駅 ~ 次 野 駅 ~。
結構 乗って くる な 。
でも この ゲ ー ム 周り に 人 が いる と
モンスタ ー の 発生 率 が 上がる っす よ 。
あっ ほら 。
クソキャットサイボ ー グ 出た っす 。
こっち は また ゴリラ だ 。
どん だけ ゴリラ 好きな ん す か ?
俺 が 好きな んじゃ ねえ よ
勝手に 好か れて んだ よ 。
ま ぁ 目的 地 に 着けば
大丈夫 っす よ 。
園 次 野 駅 ~。
園 次 野次 野 駅 ~。
すげ ぇ 混 ん できた 。
あっ そう いえば 近く の 競技 場 で
サッカ ー の 試合 が ある って 。
それ で か 。
あっ !
あ すみません ウホ 。
う っ …。
あっ 。
《 な なんか すごい 柔らかい の が 》
す すま ん 。
あ … いい っす よ
この 状況 じゃ しかたない し 。
《 マズ い …
このまま で は いろいろ マズ い 。
くっ … まったく 動け ん
このまま 耐える しか ない の か 》
( 鼓動 )
《 落ち着け … 落ち着け …。
なんか 他の こと 考えて
精神 を 落ち着か せろ 》
グハッ !
( 鼓動 )
せ 先輩 ?
な なんでもない 。
( 鼓動 )
《 なんて も の 見せ や がる 。
とにかく 意識 を 別の ところ に 》
ゴハッ !
先輩 ?
( 鼓動 )
《 大丈夫だ ! 俺 は 大丈夫だ …。
クッ 周り に は トラップ だらけ か !
何も 見よう と する な
何も 聞こう と する な 。
心 の 中 に だけ 意識 を 向ける んだ 》
《 先輩 どうした んだろう
急に 黙って 。
あっ 意外 と まつ毛 長い 。
って 顔 近 っ !》
《 桜井 : 想像 しろ
透き通る ような 青い 空 !》
なんか … 壁 ドン み たい っす ね
な ~ ん て 。
《 見渡す かぎり の 大 草原 !》
先輩 腕 と か 疲れ ませ ん ?
無理 し ないで いい っす よ 。
《 鏡 の ように 一 点 の 曇り も ない
澄み切った 水面 !》
なんか 言って …。
《 いける … いける ぞ
このまま 耐えろ … ん っ ?》
《 ぐ っ …
目 を 閉じて 聞き流して た分
他の 感覚 が 研ぎ澄まさ れて …。
ぐ わ ~ っ !》
ふ ぅ …。
先輩 その …。
さっき は
ありがとう ござ いま … えっ 。
先輩 !?
先輩 … 立った まま 気絶 を ?
ドア が 閉まり ます 。
って !
ここ で 降りる んです よ ! 先輩 !
せ ん ぱ ~ い !
ど どう しよう 。
ここ は ?
って か 今 何 時 だ ?
って あっ …。
なんか 宇崎 から
すげ ぇ 着信 が きて る 。
あっ ?
なんか 出た 。
ゴ ー ルデンウィ ー ク 中 に そんな … こと が …。
はい …。
《 笑って は いけない 》
それ で ?
して ませ ん 。
そう なる 前 に 気 を 失った ので 。
えっ ?
アイツ で そういう こと に なる ん なら
気絶 した ほう が
ましだ と 思い ました から 。
そう か …。
《 って いう か 意識 の オンオフ
自在に できる の ?
忍者 か なに か ? 怖 っ 》
ま … ま ぁ あまり
思い詰め ない ほう が いい と 思う よ 。
桜井 くん 若い んだ から
もう ちょっと 気楽に さ 。
ほら うち の 亜実 だって
男子 と 遊び に いったり
して る だろう から 。
男子 と ?
全然 。
ほら 全然 って …。
全然 ? マジ で ?
マジマジ 。
えっ 。
ごめん 。
なんで 今 謝った ?
( 亜実 ) へ ぇ 。
でも あの あと そんな おもしろ …。
ん っ … 大変な こと が あった んだ ?
今 「 おもしろ 」 って …。
それ は 残念だった わ ね 。
ま ぁ …。
どこ か で フォロ ー して あげて 。
せっかく 花 ちゃん が
誘って くれた んだ から 。
あぁ … そうです ね 。
《 なんか 知ら ん けど スル ー し と こう
めん どくさ そうだ 》
ハァ … 聞いて ください よ 先輩 。
クッ …。
《 向こう から きた 》
なんか あった の か ?
カレンダ ー 見て 気付いた ん す けど 。
あぁ 。
6 月 は … 祝日 が ない ん すよ 。
それ だけ で そこ まで !?
土 日 休み な んだ から
いい じゃ ねえ か 。
多ければ 多い ほど
長ければ 長い ほど
いい と 思い ませ ん ?
贅沢な …。
やっぱり 3 連休 は
あがる じゃ ない っす か 。
それ に この 天気 が
あと ひと 月 続く と 思う と
気分 も 滅入り ます よ ~。
ま ぁな 。
でも 梅雨 が 明ければ 夏 休み だ ろ 。
その 前 に 試験 っす よ …。
あ ~ 遊び に いき たい ~。
ハァ …。
じゃあ 行く か ?
あっ ?
次の 土 日 に でも どう だ ?
マジ っす か !?
う お っ ビックリ した !
ビックリ した の は こっち っす よ !
ぼ っち と 言えば で
おなじみ の 先輩 が
「 ど っか 行こう か 」 だ なんて
雨 降り ます よ !
って もう 降って た !
そ っか だ から 降って た んだ ~。
先輩 が 変な こと
言う から です よ もう !
落ち着け !
会話 の 時空 が 乱れて 訳 わから ん 。
ま ぁ 都合 が 悪ければ やめ とく か 。
行く !
お ぉ … なら よかった 。
で ど っか 行き たい とこ ある か ?
そう っす ね ~。
せっかく だ から 電車 で 遠出 と か 。
先輩 ? 顔 赤 いっす よ ?
なんでもない 電車 は やめよう 。
あっ それ なら 適当に
プラン 練っちゃ って いい っす か ?
お お ぅ 頼む 。
はい ! 楽しみ っす ね ~。
ウヘッ ウヘヘヘヘ 。
笑い 方 が 怖い 。
でも 先輩 から なんて
本当に 珍しい っす ね 。
あぁ … ほら ゴ ー ルデンウィ ー ク
途中 で あんな こと に なった から
なんか 悪い な と 思って 。
先輩 …。
で その こと 話したら
亜実 さん に
フォロ ー し と けって 言わ れた から 。
あれ ? なんか 怒って ない ?
怒って ない っす よ 。
それ 怒って る よ な 。
全然 怒って ない っす よ 。
だから …。
私 を 怒ら せたら 大した もん すよ !?
なん な んだ よ ~。
フン !
すげ ぇ 雨 … こりゃ 無理だ な 。
アイツ 家 出て なけりゃ いい けど 。
( 玄関 チャイム )
今 電話 入れよう と
思った んだ けど …。
どうせ 大雨 なら 先輩 の 家 で
ゲ ー ム でも しよう と 思って 。
せっかく なんで
ごはん 作ろう と 思って
買い物 して たら 雨 が 強く なって 。
ス ー パ ー 出たら
そりゃ もう 大 惨事 っす よ 。
気持ち は ありがたい が
無 茶 す んな よ 。
ん ~ す ん ませ ん が
お 風呂 貸して ください 。
あと なんか 着替え も 。
あ ~ お気に入り
着て くんじゃ なかった 。
一緒に 入り ます ?
ウッ …。
はよ 行け !
エヘヘヘ …。
った く …。
( 宇崎 ) こりゃ ひで ぇ ~
パンツ まで び ちょ び ちょ っす よ 。
いい から 言わ なくて !
シャツ で け ぇ ~。
さて 遊ぶ 前 に
ごはん 仕込み ます か ね 。
なんか 悪い な 。
ジャ ー ン ! 先輩 の 家 に は
ろくな 調理 器具 が ない ので
我が家 の 使い古し の 鍋 を
進呈 し ます 。
申し訳ない くらい
至れ り 尽くせ り だ 。
なんか すま ん 。
フフッ 。
まずは …。
手伝う か ?
先輩 料理 苦手でしょ ?
だったら 野菜 洗って ください 。
お お ぅ 。
先輩 今日 は やけに 素直 っす ね 。
いや 今日 は お前 の ほう が
踏んだり 蹴ったり だ から
なんという かな …。
いいん すよ 料理 得意だ し … フフッ 。
先輩 が 風邪 ひいた とき
おじや 作ったら 「 味 わから ない 」
と か 言わ れた じゃ ない っす か 。
だから
その リベンジ も 兼ねて る ん すよ 。
その 節 は 大変 申し訳なかった 。
私 の 料理 で 先輩 の 貧乏 舌 を
うなら せて やろ うって わ けっす よ 。
つくづく ひと言
余計な んだ よ お前 は 。
なんの ゲ ー ム する ?
う ~ ん … あっ !
ニャイクラ
ダウンロ ー ド して ある じゃ ない っす か !
やり ましょう よ !
2 人 で 協力 して
アホ みたいな 建築 アップ し ましょう !
大学生 の だめな 休日 の
過ごし 方 すぎる 。
アハハ 。
ま ぁ いい か …。
だめな 大学生 する か !
いや 先輩 もともと
だめな 大学生 じゃ ない っす か 。
ほっとけ !
~ ( 宇崎 ) 遊んだ ~。 あっ でも さすが に
1 日 で 建てる の は
無理 が あり ました ね 。
ちょくちょく 壊さ れた しな 。
まっ 次 来た とき に やれば いい さ 。
次 … っす か ?
ん っ ?
あっ … そう っす ね ! エヘヘ 。
だから その 笑い 怖い から 。
お っ 。
先輩 カレ ー は 鍋 ごと
冷蔵 庫 に 入れて ください ね 。
わかった 。
ひと 晩 寝か せたら
もっと おいしく なり ます から 。
それ よく 聞く けど 本当 か ?
ひと 晩 寝か せる こと で
ル ー が 具 材 に しみこむ と ともに
肉 や 野菜 に 含ま れる アミノ 酸 や
糖分 なんか の 旨味 成分 も
ル ー に 溶け 出す っす 。
その こと に よって
カレ ー 全体 の 旨味 が
いい 感じ に 絡み合う わ けっす よ 。
長い 長い 。
楽しみに し とくよ 。
は いっす !
まっ 今日 の も 十分
うまかった けど な 。
あっ …。
先輩 。
ん っ ?
さっき の その … 次 なん す けど 。
明日 で も いい っす か ?
あぁ 今日 の 続き か 。
いい よ 俺 も どうせ 暇 して る し 。
やった ! エヘヘヘ 。
それ じゃ 先輩
また 遊び ましょう ね !
あぁ 。
あっ 。
あ … あ あれ ?
す ん ませ ん
先輩 の 家 に 定期 忘れた みたいで 。
しまら ねえ な 。