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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン11 - 228 - 闘えロック・リー!

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 228 - 闘え ロック ・ リー !

( リー ) 師匠 ! 師匠 ~!

師匠 ~!

師匠 ! あぁ っ !

師匠 ! 誰 が こんな こと を !?

( ガイ ) ゲロ …。

ゲロ ? ( カイ ) ゲロ !

ゲロ ? 逃げろ って 言って んだ ~!

( マダラ ) ハッハッハッハッ !

( マダラ ) 逃がす もの か ! お前 は 暁 の リーダー マダラ !

その とおり 。 木 ノ 葉 の 最終 兵器 ロック ・ リー !

その 男 は お前 を おびき寄せる ため の →

エサ と いう わけだ ! おのれ ! 許さ ない ぞ !

今 こそ 先生 秘伝 の お 薬 を 使う とき だ !

ん ~?

ヒック …。

なんだ その 動き は !

まるで 酔っ払い だ な 。 これ で は 勝負 に は なら ん ぞ !

と ぉっ ! アチャチャチャチャ !

アチャッ !

《 フフフッ 時空 間 忍術 を 操る この 俺 に 触れる こと など …》

アイタ ~!

飲めば 飲む ほど 強く なる 。 それ が この 酔 拳 な のです !

あなた に 僕 の こぶし は 見切れ ませ ん 。

なに を !? う ぉっ !

は ~ っ ! ひ ょっ ! なんと ! 甘い わ !

アイテ ~! まだまだ これ から !

先生 おかわり は ?

それ が … 最後 だ ~!

ふ ~ ん … ヒック !

と いう わけです 。 お 薬 の おかわり が 来る まで →

休戦 と し ましょう 。 あぁ そうだ な …。

って そんな わけ に いく か ~!

うわ ぁっ !

なんだ 夢 でした か …。

修業 中 に 寝て しまう と は 気 が 緩んで る 証拠 です !

戦争 も 近づいて る んです !

ナルト 君 の ように もっとも っと 強く なら なければ !

努力 ! 努力 です !

努力 ! あっ …。

でも … もしも お 薬 なし で →

夢 の ように 強く なる こと が できたら …。

ガイ 先生 ! もしかしたら あの 修業 を →

再び 試す とき が 来た の かも しれ ませ ん !

( ガイ ) う ぉ … う ぇ ~ っ !

( ナルト ) だ から おとなしく 寝て りゃ いい のに よ 。

バカな こと を 言う ぼ な ~!

うわ っ !

船酔い 程度 努力 と 根性 で 克服 でき なくて →

なに が 木 ノ 葉 の 気高き 碧 き 猛獣 だ ば らっしゃ ~!

わかった ! わかった って ば よ !

そう いえば あの とき も …。

( ガイ ) あれ は リー が 裏 蓮華 を 習得 し その 祝い を した 翌日 の こと だ 。

( いびき )

ん ~ っ !

( トイレ の 水 を 流す 音 )

う ぅ まいった …。 昨日 さすが に 飲み すぎた の か な ?

ん ?

( いびき )

えっ と … なんで リー が 俺 の 部屋 に いる んだ ?

それ が 思い出せ ない のです 。

僕 も 先生 と 食事 に 行った こと は 覚えて い ます が →

途中 から 記憶 が …。

ふ ~ む 実は 俺 も だ 。

何 か 大変な こと が あった ような 気 が する のだ が 。

先生 すみません ! どうした と いう のだ リー 。

先生 に ごちそう に なって おき ながら →

それ を 忘れて しまう なんて 。

たくさん 修業 の ヒント を 聞いた ような 気 も する のに 。

僕 は 弟子 失格 です ! いや 待て リー よ 。 ん ?

《 なんだ 今 の は ? 待てよ そう いえば …》

あの … 申し訳 あり ませ ん 。 すべて は この マイト ・ ガイ の 責任 です 。

先生 ? 先生 どう さ れた んでしょう か ?

へ ? あ いや なんでもない 。

《 どうやら やって しまった ようだ 》

あっ もし かして 何 か を 思い出さ れた んです ね 。

何 を 思い出さ れた んです か ? いやいや たいした こと で は ない 。

それにしても リー よ 。 なん だって こんな もの を 持ってきた のだ ?

お 店 の 方 に は 申し訳ない と 思った のです が →

この メニュー に は 先生 から 伺った 修業 の ヒント が 書か れて いる のです 。

修業 の ヒント だ と ? はい 。 これ を 見て ください 。

焼き鳥 だ が … それ が どうした ?

先生 は おっしゃった んです 。

修業 は いつ いかなる とき でも できる 。

例えば この メニュー から でも できる のだ と →

焼き鳥 に 印 を つけた んです 。

イメージ しろ と 。

焼き鳥 から イメージ だ と ? そう いえば …。

カカシ ! カカシ 青春 ライバル 対決 だ 。 やろう 。 やら ねば なら ん 。 な っ !

( カカシ ) 俺 今 修業 中 だ から ダメ 。

修業 中 だ ぁ ?

そんな いかがわしい もの を 読んで 何 が 修業 だ 。

これ は 俺 なり の 修業 な の 。

イメージ トレーニング って やつ ?

戦闘 でも 修業 でも イメージ が あって する の と →

そう で ない の と じゃ 全然 違う から ね 。

お前 も 本 でも 読んで イメージ を 養う と いい よ 。

じゃあ ね ~。

イメージ を 養う ? なん のこっちゃ 。 新 術 の 開発 か ?

ふ ~ む … それ は イメージ トレーニング って やつ だ な 。

イメージ トレーニング です か 。 それ は いったい どんな 修業 な のです ?

そ それ は とても 重要な 修業 だ ぞ 。 たぶん な 。

先生 それ です ! 昨日 の 話 は →

きっと その イメージ トレーニング の こと だった んです 。

その 修業 を すれば →

昨日 の こと を 思い出す 手がかり が つかめる ので は あり ませ ん か !?

うむ …。 やり ましょう 先生 !

修業 も できて 昨日 の こと を 思い出せる なら 一石二鳥 !

いえ 先生 も 思い出せれば 一石 三 鳥 です !

《 ま … まずい 。 そんな こと で 昨日 の こと を 思い出さ れて は →

かなわ ん ぞ 。

あのような 惨めな 姿 を 思い出さ れて は →

師匠 の メンツ 丸つぶれ だ 。

仮にも 木 ノ 葉 の 碧 き 猛獣 マイト ・ ガイ 。

思い出さ せ は し ない 。 俺 の 全力 を もって 阻止 する !》

先生 これ は いったい 何の 修業 な のでしょう か ?

わから ん の か リー よ 。 これ ぞ イメージ トレーニング と いう もの だ 。

これ が イメージ トレーニング です か ?

そう だ 。

焼き鳥 から 連想 する の は ズバリ 鳥 !

鳥 の 拳法 と いえば 白 鶴 拳 !

お ~ っ ! 見え ます 師匠 ! まさに 鶴 そのもの です !

お前 は 鶴 に なりきる こと で 白 鶴 拳 の 極意 に 近づいて いる のだ 。

これ こそ 白 鶴 拳 の イメージ トレーニング !

い … 言わ れて みれば →

泥 の 中 で 片足 バランス は 意外に 難しい 。

そう か ! これ は 足腰 の 鍛錬 も 兼ねた 修業 な んです ね 。

おっと ! リー よ イメージ が 足り ん ぞ !

イメージ !

焼き鳥 に 突き刺さる 1 本 の 串 の ごとく →

大地 を 貫く イメージ が 足ら ん のだ 。

いわば これ は 焼き鳥 の 技 。 やっ !

なるほど 焼き鳥 の イメージ です か 。 奥 が 深い 。

焼き鳥 ! 僕 は 焼き鳥 に なる !

そう だ 焼き鳥 だ ! 焼き鳥 を …。

ん ?

先生 なにやら 鳥 さん たち が 怒って いる ようです が …。

その ようだ な 。

( 鳴き声 )

( ガイ / リー ) ギャ ~ ッ !

おっと ! いや ぁ 鳥 を 前 に 焼き鳥 は 失敗 だった な 。 ハハハ !

だが 今度 は 問題 ない ぞ 。

うなぎ の かば焼き ?

そんな 拳法 が ある んでしょう か ?

イメージ が 足り ん なぁ 。

うなぎ の 動き は ヘビ に 通じる 。 ヘビ と いえば …。

蛇 拳 だ 。 お っ 蛇 拳 です か !

とう っ ! リー よ 続け !

はい !

音 も なく 地 を 這い 静かに 獲物 を 狩る ヘビ を イメージ 。

ん !? お っ …。

先生 これ は ? これ は な んです か !?

ん ~ これ は あれ だ 。 流 砂 と いう やつ だ 。

(2 人 ) うわ ぁ ~ っ !

お わ っと !

あ 危なかった です ね 。

逆だ 。 俺 だ から こそ 持ちこたえ られた 。

はい 。 しかし 先生 どこ に 向かって いる んです か ?

次の メニュー は 麻 婆 豆腐 だった な 。

はい 。 しかし …。

麻 婆 豆腐 に は 鷹 の 爪 が 入って いる 。

鷹 の 爪 と いえば …。

ハッ 鷹 爪 拳 ! それでは …。

虎 穴 に 入ら ずんば 虎 児 を 得 ず 。 鷹 の イメージ を 得る に は 鷹の巣 だ !

ジャ ~ ンプ !

あ いや すま ん すま ん 。

その なんだ 友達 … トモダーチ !

遅い ぞ リー 。

先生 鷹 爪 拳 の 極意 が ここ に ある んです ね 。

(2 人 ) ギャ ~ ッ !

ごめん な さ ~ い !

先生 何 か 思い出せ ました か ?

い いや … お前 は どう だ ?

僕 も これ と いって 。 そ そう か 。

《 よし デタラメ な イメージ トレーニング で なんとか ごまかせ そうだ 》

あぁ ! 生き返る な 。

《 はて ? 何 か 思い当たる ような 》

《 や … やはり リー は 俺 の 無 様 な 姿 を 見て いる 。

なんと して も 昨日 の イメージ から 遠ざけ なければ !》

先生 チェック して ある メニュー は あと ひと つ です 。

そ … そう か 最後 か !

これ で 思い出せ なければ しかたがない な 。

それ で なんだ ? これ なら 僕 に も わかり ます 。

なんといっても お 酒 に 丸 が ついて い ます から ね 。

ブ ~! これ から イメージ さ れる 拳法 は 酔 …。

水夫 の 拳 だ な !

え ? 水夫 の 拳 だ !

海 だ よ ~!

そ … そのような 拳法 が あった のです か ? あった のだ !

《 危なかった …。

酒 を イメージ する こと は 絶対 に 避け ねば …。

酔 拳 など もってのほか 》

では 先生 早速 修業 を !

リー 何 を して いる のだ ?

はい 。 水夫 の 拳 と いう からに は →

舟 の 上 で の 修業 だ と 思い ました ので 。

お ぉ そう だった 。 なかなか 鋭く なって きた な 。

イメージ トレーニング の 成果 が 出て いる な 。

《 まいった なぁ 舟 か …》

先生 始め ましょう か !

この 修業 は ただ イメージ する だけ で は ない ぞ 。

まずは 揺れる 舟 の 上 で バランス を とる こと が でき なければ →

話 に なら ん から な 。 はい 先生 !

しかし この 程度 なら どう って こと あり ませ ん よ !

や … やめ ん か 。 やめ ん か !

水面 に あって 揺れる こと なく ! これ が 水夫 の 拳 の 極意 …。

って わ ぁ ~! そんなに 舟 を 揺らす な !

で … です が これ は 僕 が 揺らして る わけで は !

うわ っ !

た … 確かに これ は 厳しい 修業 です 。

ん っ !

う ぅ … 先生 なんだか 気分 が …。

あっ !

《 まずい ! あの 動き は まるで 酔 拳 。

なんとか やめ させ なければ ! う っ !》

リー よ ! そんな 動き で は 水夫 の 拳 は マスター でき ん ぞ 。

もっと ふんばる のだ ! う っ !

こ … こう でしょう か ?

ど わ っ !

ふんばって は いる んです が …。

お … おい なんて 動き を して る んだ ! う っ !

はい …。 でも バランス を とろう と する と …。

う っ ! 自然 と …。

《 こいつ まるで 天性 の 酔 拳 の 使い 手 …。

そう いえば …》

(( て め え ~! う っ !

なんだ この 野郎 !

ヒック …。

アチョ ~!

速い ! いい 動き だ 。 だが なぜ ?

粕 漬け ? 粕漬 けってい や 酒 粕 で 漬けた …。

そう か それ で か ! お前 は 天性 の 酔 拳 使い だ !

いい ぞ リー ! やれ ! やって しまえ !

酔っ払い の 食い 逃げ な ん ぞ 許す 必要 は ない !

気 の 流れ の 命じる まま 存分に やって しまえ !

ハハハハ ! あ ?

そう だった の か 。 あれ は お前 が …))

ガイ 先生 すみません でした 。

あ ? 何 を 謝って いる のだ ? リー は 。

昨日 僕 は 何 か 大変な こと を した ので は ?

先生 は そんな 僕 を かばって →

土下座 まで さ れた ので は ない でしょう か ?

お前 あれ を 覚えて いた の か ?

何 が あった の か は 思い出せ ませ ん 。

しかし 気 が つけば 店 は メチャクチャ 。

そして 先生 が 謝って おら れ ました 。

お前 あれ を 見て 俺 の こと を ぶざまだ と は 思わ なかった の か ?

そんな ! あの とき 先生 は おっしゃって ください ました 。

今日 は 弟子 の 努力 が 叶った 記念日 。

確かに あいつ は 努力 しか でき ない バカな 弟子 。

しかし 並 の 人間 で はなし え ぬ 努力 を 経て →

これ から も 努力 を 続ける 努力 の 天才 。

木 ノ 葉 の 未来 を 担う 立派な 忍 に なる →

俺 の 命 を 懸けた 宝 な のだ !

責任 ならば 師 である 俺 が 受ける ! だ から …。

これ まで の そして これ から の 努力 に 免じて →

今日 この 日 を とがめ ないで やって ほしい と →

おっしゃって くれ ました 。

僕 が 覚えて いる の は これ だけ です が →

先生 の 思い は 伝わって き ました !

だから 先生 に 昨日 の こと を 思い出して いただき →

何 を しでかした の か 叱って もらおう と 思って い ました 。

しかし 昨日 の 記憶 を たどる ヒント と なる 修業 も これ が 最後 。

僕 は どう すれば …。

顔 を 上げろ リー 。

先生 …。 リー よ 。 お前 は 何も 悪く ない 。

お前 は 酔 拳 を 学ぼう と した だけ な のだ !

先生 … 昨日 の 記憶 が ? そんな こと は どうでも いい 。

今 から お前 に 酔 拳 の 奥義 を 授ける !

し しかし 酔 拳 に は お 酒 が 必要な ので は ? う っ …。

酔えば 酔う ほど 強く なる 。 それ が 酔 拳 の 極意 。

だが お前 に は 天性 の 酔 拳 の 素質 が 備わって いる !

酔え ! 酔う のだ !

この 船酔い に よって お前 だけ の 酔 拳 を 完成 さ せる のだ !

本当です か !? あと は 実戦 ある のみ 。

いく ぞ ~! は いっ !

アチョ ~!

お ~ っ !

甘い ぞ リー ! 木 ノ 葉 強力 旋風 !

ならば 木 ノ 葉 烈風 !

どんどん 気持 悪く なって き ます …。

お ぉ だが 船酔い 酔 拳 の キレ は 増して る ぞ ! う っ …。

なるほど 。 これ が 僕 だけ の 酔 拳 …。 船酔い 酔 拳 !

そう だ ! 船酔い 酔 拳 だ !

いく ぞ ~! 消えた !?

気持 悪い です ~!

ガイ 先生 ! ガイ 先生 ! 先生 大丈夫です か ?

ハッハッハ ! 見事に やられた ぞ 。

できた な 船酔い 酔 拳 。 見事な 一撃 だった 。

先生 …。 あ ありがとう ござ いま …。

(2 人 ) おえ ~ っ !

そう 。 こうして 船酔い と いう 大いなる 試練 を 経て →

リー の 船酔い 酔 拳 は 完成 した のであった 。

それ 使え ねえ じゃ ん か 。 ん ?

ま ぁ 確かに 船酔い を 克服 し なければ →

実戦 で は 使え ない 。 だから リー は …。

(( 努力 と 根性 で 船酔い を 克服 し →

真 の 船酔い 酔 拳 を 手 に 入れて みせ ます !))

そう じゃ ねえ って ば よ 。 え ?

船酔い の まま なら 気持 悪くて ダメだ し →

船酔い が 治 っち まったら 全然 酔え ねえ じゃ ん 。

そ したら 酔 拳 に なら ねえ だ ろ ?

あ あぁ …。 な んじゃ ~ って か ! な は ~!

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?

今回 は 空 から 気 に なる モノ の 値段 を 大 調査 じゃ 。

( くも み ) 値段 ? そうじゃ 。 誰 も が 知って る →

あの 建物 から 誰 も が 乗って る あの 乗り物 まで →

ありとあらゆる モノ の 値段 と その 秘密 を 見て いく ぞ 。

気 に なり ます ! えっ これ の お 値段 も ?


NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 11 - 228 - 闘え ロック ・ リー ! ||しっぷう|つたい|しーずん|たたかえ|ろっく| Naruto Shippuden - Season 11 - 228 - Fight Rock Lee!

( リー ) 師匠 !  師匠 ~! |ししょう|ししょう

師匠 ~! ししょう

師匠 !  あぁ っ ! ししょう||

師匠 !  誰 が こんな こと を !? ししょう|だれ||||

( ガイ ) ゲロ …。

ゲロ ? ( カイ ) ゲロ !

ゲロ ? 逃げろ って 言って んだ ~! |にげろ||いって|

( マダラ ) ハッハッハッハッ ! まだら|

( マダラ ) 逃がす もの か ! お前 は   暁 の リーダー   マダラ ! まだら|にがす|||おまえ||あかつき||りーだー|まだら

その とおり 。 木 ノ 葉 の 最終 兵器   ロック ・ リー ! ||き||は||さいしゅう|へいき|ろっく|

その 男 は お前 を おびき寄せる ため の → |おとこ||おまえ||おびきよせる||

エサ と いう わけだ ! おのれ !  許さ ない ぞ ! えさ|||||ゆるさ||

今 こそ 先生 秘伝 の お 薬 を 使う とき だ ! いま||せんせい|ひでん|||くすり||つかう||

ん ~?

ヒック …。

なんだ   その 動き は ! ||うごき|

まるで 酔っ払い だ な 。 これ で は 勝負 に は なら ん ぞ ! |よっぱらい||||||しょうぶ|||||

と ぉっ ! アチャチャチャチャ !

アチャッ !

《 フフフッ   時空 間 忍術 を 操る この 俺 に 触れる こと など …》 |じくう|あいだ|にんじゅつ||あやつる||おれ||ふれる||

アイタ ~!

飲めば 飲む ほど 強く なる 。 それ が   この 酔 拳 な のです ! のめば|のむ||つよく|||||よ|けん||の です

あなた に   僕 の こぶし は 見切れ ませ ん 。 ||ぼく||||みきれ||

なに を !?  う ぉっ !

は ~ っ !  ひ ょっ ! なんと !  甘い わ ! |||||あまい|

アイテ ~! まだまだ   これ から !

先生   おかわり は ? せんせい||

それ が …  最後 だ ~! ||さいご|

ふ ~ ん …  ヒック !

と いう わけです 。 お 薬 の おかわり が 来る まで → ||わけ です||くすり||||くる|

休戦 と し ましょう 。 あぁ   そうだ な …。 きゅうせん|||||そう だ|

って   そんな わけ に いく か ~!

うわ ぁっ !

なんだ   夢 でした か …。 |ゆめ||

修業 中 に 寝て しまう と は 気 が 緩んで る 証拠 です ! しゅぎょう|なか||ねて||||き||ゆるんで||しょうこ|

戦争 も 近づいて る んです ! せんそう||ちかづいて||ん です

ナルト 君 の ように もっとも っと 強く なら なければ ! |きみ||よう に|||つよく||

努力 !  努力 です ! どりょく|どりょく|

努力 !  あっ …。 どりょく|

でも …  もしも   お 薬 なし で → |||くすり||

夢 の ように 強く なる こと が できたら …。 ゆめ||よう に|つよく||||

ガイ 先生 ! もしかしたら   あの 修業 を → |せんせい|||しゅぎょう|

再び 試す とき が 来た の かも しれ ませ ん ! ふたたび|ためす|||きた|||||

( ガイ ) う ぉ …  う ぇ ~ っ !

( ナルト ) だ から おとなしく 寝て りゃ いい のに よ 。 ||||ねて||||

バカな こと を 言う ぼ な ~! ばかな|||いう||

うわ っ !

船酔い 程度 努力 と 根性 で 克服 でき なくて → ふなよい|ていど|どりょく||こんじょう||こくふく||

なに が   木 ノ 葉 の 気高き 碧 き 猛獣 だ ば らっしゃ ~! ||き||は||けだかき|みどり||もうじゅう|||

わかった ! わかった って ば よ !

そう いえば   あの とき も …。

( ガイ ) あれ は   リー が 裏 蓮華 を 習得 し その 祝い を した 翌日 の こと だ 。 |||||うら|れんげ||しゅうとく|||いわい|||よくじつ|||

( いびき )

ん ~ っ !

( トイレ の 水 を 流す 音 ) といれ||すい||ながす|おと

う ぅ   まいった …。 昨日   さすが に 飲み すぎた の か な ? |||きのう|||のみ||||

ん ?

( いびき )

えっ と … なんで   リー が 俺 の 部屋 に いる んだ ? |||||おれ||へや|||

それ が   思い出せ ない のです 。 ||おもいだせ||の です

僕 も   先生 と 食事 に 行った こと は 覚えて い ます が → ぼく||せんせい||しょくじ||おこなった|||おぼえて|||

途中 から 記憶 が …。 とちゅう||きおく|

ふ ~ む   実は 俺 も だ 。 ||じつは|おれ||

何 か 大変な こと が あった ような 気 が する のだ が 。 なん||たいへんな|||||き||||

先生   すみません ! どうした と いう のだ   リー 。 せんせい||||||

先生 に ごちそう に なって おき ながら → せんせい||||||

それ を 忘れて しまう なんて 。 ||わすれて||

たくさん 修業 の ヒント を 聞いた ような 気 も する のに 。 |しゅぎょう||ひんと||きいた||き|||

僕 は 弟子 失格 です ! いや   待て   リー よ 。  ん ? ぼく||でし|しっかく|||まて|||

《 なんだ   今 の は ? 待てよ   そう いえば …》 |いま|||まてよ||

あの …  申し訳 あり ませ ん 。 すべて は   この マイト ・ ガイ の 責任 です 。 |もうし わけ||||||||||せきにん|

先生 ? 先生   どう さ れた んでしょう か ? せんせい|せんせい|||||

へ ?  あ   いや   なんでもない 。

《 どうやら やって しまった ようだ 》

あっ   もし かして 何 か を 思い出さ れた んです ね 。 |||なん|||おもいださ||ん です|

何 を 思い出さ れた んです か ? いやいや   たいした こと で は ない 。 なん||おもいださ||ん です|||||||

それにしても   リー よ 。  なん だって こんな もの を 持ってきた のだ ? ||||||||もってきた|

お 店 の 方 に は 申し訳ない と 思った のです が → |てん||かた|||もうし わけない||おもった|の です|

この メニュー に は   先生 から 伺った 修業 の ヒント が 書か れて いる のです 。 |めにゅー|||せんせい||うかがった|しゅぎょう||ひんと||かか|||の です

修業 の ヒント だ と ? はい 。  これ を 見て ください 。 しゅぎょう||ひんと||||||みて|

焼き鳥 だ が …  それ が どうした ? やきとり|||||

先生 は おっしゃった んです 。 せんせい|||ん です

修業 は いつ いかなる とき でも できる 。 しゅぎょう||||||

例えば この メニュー から でも できる のだ と → たとえば||めにゅー|||||

焼き鳥 に 印 を つけた んです 。 やきとり||いん|||ん です

イメージ しろ と 。 いめーじ||

焼き鳥 から イメージ だ と ? そう いえば …。 やきとり||いめーじ||||

カカシ !  カカシ   青春 ライバル 対決 だ 。 やろう 。  やら ねば なら ん 。  な っ ! ||せいしゅん|らいばる|たいけつ||||||||

( カカシ ) 俺   今   修業 中 だ から ダメ 。 |おれ|いま|しゅぎょう|なか|||だめ

修業 中 だ ぁ ? しゅぎょう|なか||

そんな   いかがわしい もの を 読んで 何 が 修業 だ 。 ||||よんで|なん||しゅぎょう|

これ は 俺 なり の 修業 な の 。 ||おれ|||しゅぎょう||

イメージ トレーニング って やつ ? いめーじ|とれーにんぐ||

戦闘 でも 修業 でも イメージ が あって する の と → せんとう||しゅぎょう||いめーじ|||||

そう で ない の と じゃ 全然 違う から ね 。 ||||||ぜんぜん|ちがう||

お前 も   本 でも 読んで イメージ を 養う と いい よ 。 おまえ||ほん||よんで|いめーじ||やしなう|||

じゃあ ね ~。

イメージ を 養う ?  なん のこっちゃ 。 新 術 の 開発 か ? いめーじ||やしなう|||しん|じゅつ||かいはつ|

ふ ~ む … それ は   イメージ トレーニング って やつ だ な 。 ||||いめーじ|とれーにんぐ||||

イメージ トレーニング です か 。  それ は いったい どんな 修業 な のです ? いめーじ|とれーにんぐ|||||||しゅぎょう||の です

そ   それ は とても 重要な 修業 だ ぞ 。 たぶん な 。 ||||じゅうような|しゅぎょう||||

先生   それ です !  昨日 の 話 は → せんせい|||きのう||はなし|

きっと   その イメージ トレーニング の こと だった んです 。 ||いめーじ|とれーにんぐ||||ん です

その 修業 を すれば → |しゅぎょう||

昨日 の こと を 思い出す 手がかり が つかめる ので は あり ませ ん か !? きのう||||おもいだす|てがかり||||||||

うむ …。 やり ましょう   先生 ! |||せんせい

修業 も できて   昨日 の こと を 思い出せる なら 一石二鳥 ! しゅぎょう|||きのう||||おもいだせる||いっせきにちょう

いえ   先生 も 思い出せれば 一石 三 鳥 です ! |せんせい||おもいだせれば|いっせき|みっ|ちょう|

《 ま …  まずい 。  そんな こと で 昨日 の こと を 思い出さ れて は → |||||きのう||||おもいださ||

かなわ ん ぞ 。

あのような 惨めな 姿 を 思い出さ れて は → |みじめな|すがた||おもいださ||

師匠 の メンツ 丸つぶれ だ 。 ししょう||めんつ|まるつぶれ|

仮にも   木 ノ 葉 の 碧 き 猛獣   マイト ・ ガイ 。 かりにも|き||は||みどり||もうじゅう||

思い出さ せ は し ない 。 俺 の 全力 を もって 阻止 する !》 おもいださ|||||おれ||ぜんりょく|||そし|

先生   これ は いったい 何の 修業 な のでしょう か ? せんせい||||なんの|しゅぎょう|||

わから ん の か   リー よ 。 これ ぞ   イメージ トレーニング と いう もの だ 。 ||||||||いめーじ|とれーにんぐ||||

これ が   イメージ トレーニング です か ? ||いめーじ|とれーにんぐ||

そう だ 。

焼き鳥 から 連想 する の は   ズバリ   鳥 ! やきとり||れんそう||||ずばり|ちょう

鳥 の 拳法 と いえば   白 鶴 拳 ! ちょう||けんぽう|||しろ|つる|けん

お ~ っ !  見え ます   師匠 ! まさに   鶴 そのもの です ! ||みえ||ししょう||つる|その もの|

お前 は 鶴 に なりきる こと で 白 鶴 拳 の 極意 に 近づいて いる のだ 。 おまえ||つる|||||しろ|つる|けん||ごくい||ちかづいて||

これ こそ   白 鶴 拳 の イメージ トレーニング ! ||しろ|つる|けん||いめーじ|とれーにんぐ

い …  言わ れて みれば → |いわ||

泥 の 中 で 片足 バランス は 意外に 難しい 。 どろ||なか||かたあし|ばらんす||いがいに|むずかしい

そう か !  これ は 足腰 の 鍛錬 も 兼ねた 修業 な んです ね 。 ||||あしこし||たんれん||かねた|しゅぎょう||ん です|

おっと ! リー よ   イメージ が 足り ん ぞ ! |||いめーじ||たり||

イメージ ! いめーじ

焼き鳥 に 突き刺さる 1 本 の 串 の ごとく → やきとり||つきささる|ほん||くし||

大地 を 貫く イメージ が 足ら ん のだ 。 だいち||つらぬく|いめーじ||たら||

いわば   これ は 焼き鳥 の 技 。  やっ ! |||やきとり||わざ|

なるほど   焼き鳥 の イメージ です か 。 奥 が 深い 。 |やきとり||いめーじ|||おく||ふかい

焼き鳥 !  僕 は 焼き鳥 に なる ! やきとり|ぼく||やきとり||

そう だ   焼き鳥 だ !  焼き鳥 を …。 ||やきとり||やきとり|

ん ?

先生   なにやら 鳥 さん たち が 怒って いる ようです が …。 せんせい||ちょう||||いかって||よう です|

その ようだ な 。

( 鳴き声 ) なきごえ

( ガイ / リー ) ギャ ~ ッ !

おっと !  いや ぁ   鳥 を 前 に 焼き鳥 は 失敗 だった な 。  ハハハ ! |||ちょう||ぜん||やきとり||しっぱい|||

だが   今度 は 問題 ない ぞ 。 |こんど||もんだい||

うなぎ の   かば焼き ? ||かばやき

そんな 拳法 が ある んでしょう か ? |けんぽう||||

イメージ が 足り ん なぁ 。 いめーじ||たり||

うなぎ の 動き は   ヘビ に 通じる 。 ヘビ と いえば …。 ||うごき||へび||つうじる|へび||

蛇 拳 だ 。 お っ   蛇 拳 です か ! へび|けん||||へび|けん||

とう っ !  リー よ   続け ! ||||つづけ

はい !

音 も なく 地 を 這い 静かに 獲物 を 狩る ヘビ を イメージ 。 おと|||ち||はい|しずかに|えもの||かる|へび||いめーじ

ん !?  お っ …。

先生   これ は ? これ は な んです か !? せんせい||||||ん です|

ん ~  これ は あれ だ 。 流 砂 と いう やつ だ 。 |||||りゅう|すな||||

(2 人 ) うわ ぁ ~ っ ! じん|||

お わ っと !

あ   危なかった です ね 。 |あぶなかった||

逆だ 。 俺 だ から こそ 持ちこたえ られた 。 ぎゃくだ|おれ||||もちこたえ|

はい 。  しかし 先生 どこ に 向かって いる んです か ? ||せんせい|||むかって||ん です|

次の メニュー は 麻 婆 豆腐 だった な 。 つぎの|めにゅー||あさ|ばあ|とうふ||

はい 。  しかし …。

麻 婆 豆腐 に は 鷹 の 爪 が 入って いる 。 あさ|ばあ|とうふ|||たか||つめ||はいって|

鷹 の 爪 と いえば …。 たか||つめ||

ハッ   鷹 爪 拳 ! それでは …。 |たか|つめ|けん|

虎 穴 に 入ら ずんば 虎 児 を 得 ず 。 鷹 の イメージ を 得る に は   鷹の巣 だ ! とら|あな||はいら||とら|じ||とく||たか||いめーじ||える|||たかのす|

ジャ ~ ンプ !

あ   いや   すま ん すま ん 。

その   なんだ   友達 …  トモダーチ ! ||ともだち|

遅い ぞ   リー 。 おそい||

先生   鷹 爪 拳 の 極意 が ここ に ある んです ね 。 せんせい|たか|つめ|けん||ごくい|||||ん です|

(2 人 ) ギャ ~ ッ ! じん||

ごめん な さ ~ い !

先生   何 か 思い出せ ました か ? せんせい|なん||おもいだせ||

い   いや …  お前 は どう だ ? ||おまえ|||

僕 も   これ と いって 。 そ   そう か 。 ぼく|||||||

《 よし   デタラメ な イメージ トレーニング で なんとか   ごまかせ そうだ 》 |||いめーじ|とれーにんぐ||||そう だ

あぁ !  生き返る な 。 |いきかえる|

《 はて ?  何 か 思い当たる ような 》 |なん||おもいあたる|

《 や …  やはり   リー は 俺 の 無 様 な 姿 を 見て いる 。 ||||おれ||む|さま||すがた||みて|

なんと して も   昨日 の イメージ から 遠ざけ なければ !》 |||きのう||いめーじ||とおざけ|

先生   チェック して ある メニュー は あと ひと つ です 。 せんせい|ちぇっく|||めにゅー|||||

そ …  そう か   最後 か ! |||さいご|

これ で 思い出せ なければ しかたがない な 。 ||おもいだせ||しかたが ない|

それ で   なんだ ? これ なら   僕 に も わかり ます 。 |||||ぼく||||

なんといっても お 酒 に 丸 が ついて い ます から ね 。 ||さけ||まる||||||

ブ ~! これ から イメージ さ れる 拳法 は   酔 …。 |||いめーじ|||けんぽう||よ

水夫 の 拳 だ な ! すいふ||けん||

え ? 水夫 の 拳 だ ! |すいふ||けん|

海 だ よ ~! うみ||

そ …  そのような 拳法 が あった のです か ? あった のだ ! ||けんぽう|||の です|||

《 危なかった …。 あぶなかった

酒 を イメージ する こと は 絶対 に 避け ねば …。 さけ||いめーじ||||ぜったい||さけ|

酔 拳 など   もってのほか 》 よ|けん||

では 先生   早速   修業 を ! |せんせい|さっそく|しゅぎょう|

リー   何 を して いる のだ ? |なん||||

はい 。  水夫 の 拳 と いう からに は → |すいふ||けん||||

舟 の 上 で の 修業 だ と 思い ました ので 。 ふね||うえ|||しゅぎょう|||おもい||

お ぉ   そう だった 。 なかなか   鋭く なって きた な 。 |||||するどく|||

イメージ トレーニング の 成果 が 出て いる な 。 いめーじ|とれーにんぐ||せいか||でて||

《 まいった なぁ   舟 か …》 ||ふね|

先生   始め ましょう か ! せんせい|はじめ||

この 修業 は ただ   イメージ する だけ で は ない ぞ 。 |しゅぎょう|||いめーじ||||||

まずは   揺れる 舟 の 上 で バランス を とる こと が でき なければ → |ゆれる|ふね||うえ||ばらんす||||||

話 に なら ん から な 。 はい   先生 ! はなし|||||||せんせい

しかし   この 程度 なら どう って こと あり ませ ん よ ! ||ていど||||||||

や …  やめ ん か 。  やめ ん か !

水面 に あって   揺れる こと なく ! これ が   水夫 の 拳 の 極意 …。 すいめん|||ゆれる|||||すいふ||けん||ごくい

って   わ ぁ ~! そんなに 舟 を 揺らす な ! ||||ふね||ゆらす|

で …  です が これ は 僕 が 揺らして る わけで は ! |||||ぼく||ゆらして|||

うわ っ !

た …  確かに これ は 厳しい 修業 です 。 |たしかに|||きびしい|しゅぎょう|

ん っ !

う ぅ …  先生   なんだか 気分 が …。 ||せんせい||きぶん|

あっ !

《 まずい ! あの 動き は   まるで 酔 拳 。 ||うごき|||よ|けん

なんとか やめ させ なければ !  う っ !》 ||さ せ|||

リー よ !  そんな 動き で は 水夫 の 拳 は   マスター でき ん ぞ 。 |||うごき|||すいふ||けん||ますたー|||

もっと   ふんばる のだ !  う っ !

こ …  こう でしょう か ?

ど わ っ !

ふんばって は いる んです が …。 |||ん です|

お …  おい なんて 動き を して る んだ !  う っ ! |||うごき||||||

はい …。 でも   バランス を とろう と する と …。 ||ばらんす|||||

う っ !  自然 と …。 ||しぜん|

《 こいつ まるで 天性 の 酔 拳 の 使い 手 …。 ||てんせい||よ|けん||つかい|て

そう いえば …》

(( て め え ~!  う っ !

なんだ   この 野郎 ! ||やろう

ヒック …。

アチョ ~!

速い !  いい 動き だ 。  だが   なぜ ? はやい||うごき|||

粕 漬け ? 粕漬 けってい や   酒 粕 で 漬けた …。 かす|つけ|かすし|||さけ|かす||つけた

そう か   それ で か ! お前 は 天性 の 酔 拳 使い だ ! |||||おまえ||てんせい||よ|けん|つかい|

いい ぞ   リー ! やれ !  やって しまえ !

酔っ払い の 食い 逃げ な ん ぞ 許す 必要 は ない ! よっぱらい||くい|にげ||||ゆるす|ひつよう||

気 の 流れ の 命じる まま 存分に やって しまえ ! き||ながれ||めいじる||ぞんぶんに||

ハハハハ !  あ ?

そう だった の か 。 あれ は   お前 が …)) ||||||おまえ|

ガイ 先生   すみません でした 。 |せんせい||

あ ?  何 を 謝って いる のだ ?  リー は 。 |なん||あやまって||||

昨日   僕 は 何 か 大変な こと を した ので は ? きのう|ぼく||なん||たいへんな|||||

先生 は   そんな 僕 を かばって → せんせい|||ぼく||

土下座 まで さ れた ので は ない でしょう か ? どげざ||||||||

お前   あれ を 覚えて いた の か ? おまえ|||おぼえて|||

何 が あった の か は 思い出せ ませ ん 。 なん||||||おもいだせ||

しかし   気 が つけば   店 は メチャクチャ 。 |き|||てん||

そして 先生 が 謝って おら れ ました 。 |せんせい||あやまって|||

お前   あれ を 見て   俺 の こと を ぶざまだ と は 思わ なかった の か ? おまえ|||みて|おれ|||||||おもわ|||

そんな !  あの とき   先生 は おっしゃって ください ました 。 |||せんせい||||

今日 は 弟子 の 努力 が 叶った 記念日 。 きょう||でし||どりょく||かなった|きねんび

確かに   あいつ は 努力 しか でき ない   バカな 弟子 。 たしかに|||どりょく||||ばかな|でし

しかし   並 の 人間 で はなし え ぬ 努力 を 経て → |なみ||にんげん|||||どりょく||へて

これ から も 努力 を 続ける 努力 の 天才 。 |||どりょく||つづける|どりょく||てんさい

木 ノ 葉 の 未来 を 担う 立派な 忍 に なる → き||は||みらい||になう|りっぱな|おし||

俺 の 命 を 懸けた 宝 な のだ ! おれ||いのち||かけた|たから||

責任 ならば 師 である 俺 が 受ける !  だ から …。 せきにん||し||おれ||うける||

これ まで の そして   これ から の 努力 に 免じて → |||||||どりょく||めんじて

今日 この 日 を とがめ ないで やって ほしい と → きょう||ひ||||||

おっしゃって くれ ました 。

僕 が 覚えて いる の は これ だけ です が → ぼく||おぼえて|||||||

先生 の 思い は 伝わって き ました ! せんせい||おもい||つたわって||

だから   先生 に   昨日 の こと を 思い出して いただき → |せんせい||きのう||||おもいだして|

何 を しでかした の か 叱って もらおう と 思って い ました 。 なん|||||しかって|||おもって||

しかし   昨日 の 記憶 を たどる ヒント と なる 修業 も   これ が 最後 。 |きのう||きおく|||ひんと|||しゅぎょう||||さいご

僕 は   どう すれば …。 ぼく|||

顔 を 上げろ   リー 。 かお||あげろ|

先生 …。 リー よ 。  お前 は 何も 悪く ない 。 せんせい|||おまえ||なにも|わるく|

お前 は 酔 拳 を 学ぼう と した だけ な のだ ! おまえ||よ|けん||まなぼう|||||

先生 …  昨日 の 記憶 が ? そんな こと は   どうでも いい 。 せんせい|きのう||きおく||||||

今 から   お前 に 酔 拳 の 奥義 を 授ける ! いま||おまえ||よ|けん||おうぎ||さずける

し   しかし   酔 拳 に は お 酒 が 必要な ので は ?  う っ …。 ||よ|けん||||さけ||ひつような||||

酔えば 酔う ほど 強く なる 。 それ が 酔 拳 の 極意 。 よえば|よう||つよく||||よ|けん||ごくい

だが   お前 に は   天性 の 酔 拳 の 素質 が 備わって いる ! |おまえ|||てんせい||よ|けん||そしつ||そなわって|

酔え !  酔う のだ ! よえ|よう|

この 船酔い に よって   お前 だけ の 酔 拳 を 完成 さ せる のだ ! |ふなよい|||おまえ|||よ|けん||かんせい|||

本当です か !? あと は 実戦 ある のみ 。 ほんとう です||||じっせん||

いく ぞ ~! は いっ !

アチョ ~!

お ~ っ !

甘い ぞ   リー !  木 ノ 葉 強力 旋風 ! あまい|||き||は|きょうりょく|せんぷう

ならば   木 ノ 葉 烈風 ! |き||は|れっぷう

どんどん 気持 悪く なって き ます …。 |きもち|わるく|||

お ぉ   だが   船酔い 酔 拳 の キレ は 増して る ぞ !  う っ …。 |||ふなよい|よ|けん||きれ||まして||||

なるほど 。  これ が 僕 だけ の 酔 拳 …。 船酔い 酔 拳 ! |||ぼく|||よ|けん|ふなよい|よ|けん

そう だ !  船酔い 酔 拳 だ ! ||ふなよい|よ|けん|

いく ぞ ~!  消えた !? ||きえた

気持 悪い です ~! きもち|わるい|

ガイ 先生 !  ガイ 先生 ! 先生   大丈夫です か ? |せんせい||せんせい|せんせい|だいじょうぶ です|

ハッハッハ !  見事に やられた ぞ 。 |みごとに||

できた な   船酔い 酔 拳 。 見事な 一撃 だった 。 ||ふなよい|よ|けん|みごとな|いちげき|

先生 …。 あ   ありがとう ござ いま …。 せんせい||||

(2 人 ) おえ ~ っ ! じん||

そう 。  こうして   船酔い と いう 大いなる 試練 を 経て → ||ふなよい|||おおいなる|しれん||へて

リー の 船酔い 酔 拳 は 完成 した のであった 。 ||ふなよい|よ|けん||かんせい||

それ   使え ねえ じゃ ん か 。 ん ? |つかえ|||||

ま ぁ   確かに 船酔い を 克服 し なければ → ||たしかに|ふなよい||こくふく||

実戦 で は 使え ない 。 だから   リー は …。 じっせん|||つかえ||||

(( 努力 と 根性 で   船酔い を 克服 し → どりょく||こんじょう||ふなよい||こくふく|

真 の 船酔い 酔 拳 を 手 に 入れて みせ ます !)) まこと||ふなよい|よ|けん||て||いれて||

そう じゃ ねえ って ば よ 。 え ?

船酔い の まま なら 気持 悪くて ダメだ し → ふなよい||||きもち|わるくて|だめだ|

船酔い が 治 っち まったら 全然 酔え ねえ じゃ ん 。 ふなよい||ち|||ぜんぜん|よえ|||

そ したら   酔 拳 に なら ねえ だ ろ ? ||よ|けん|||||

あ   あぁ …。 な んじゃ ~  って か !  な は ~!

( くも じい ) もしもし   そこ の あなた 。

たまに は   空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は   どう じゃ ろう ? ||から||にっぽん||ながめて||||||||

今回 は   空 から   気 に なる モノ の 値段 を 大 調査 じゃ 。 こんかい||から||き|||もの||ねだん||だい|ちょうさ|

( くも み ) 値段 ? そうじゃ 。  誰 も が 知って る → ||ねだん|そう じゃ|だれ|||しって|

あの 建物 から 誰 も が 乗って る   あの 乗り物 まで → |たてもの||だれ|||のって|||のりもの|

ありとあらゆる   モノ の 値段 と その 秘密 を 見て いく ぞ 。 |もの||ねだん|||ひみつ||みて||

気 に なり ます ! えっ   これ の お 値段 も ? き||||||||ねだん|