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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン12 - 246 - オレンジ色の輝き

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 246 - オレンジ色 の 輝き

( ナルト ) 仙法 超 大玉 螺旋 丸 !

《 速い !》

( 九 尾 ) わし に 勝てる と 思って いる の か ?

じゃ ねえ と 封印 開けたり し ねえ だ ろ ! それ に …。

捕まえた って ば よ !

ん !?

おりゃ ~!

う ぉっ ! うわ ~!!

風 遁 螺旋 手 裏 剣 !

うわ ~!

今 だ 。

♪~

《 弱って る ! 今 の うち に …》

う ぅっ !

《 憎い 。 苦しい 。 殺して やり たい !》

(( アイツ さえ い なければ …。 アイツ ばっかり !))

なんだ よ ? これ …。

《 キラービー : や ばい ! 負ける な ナルト 。

バカ 野郎 ! この 野郎 !》

お前 に わし の 力 を コントロール する こと など でき ん 。

お前 は わし の 憎しみ の 小さな 一部 。

(( あれ か … い なく なれ 。

お前 なんか 誰 も 認め やしない !

( みんな ) 消えろ 消えろ 消えろ 消え ち まえ !

うる せ ぇ !))

( キラービー ) 九 尾 の 憎しみ 思った より 強 すぎ 。

本当に や ばいか も し れ ん かなり の 試練 。

( ヤマト ) 僕 が 抑え ます !

くっ !

《 消えて い なく なれ !》

( クシナ ) いいえ ここ に いて いい の よ 。

( クシナ ) ナルト 。

ナルト 。

なんだ ? どうして こんな とこ に 人 が ?

それ に なんで 俺 の 名前 を 知って る ?

そう か … そう よ ね 。

じゃあ 私 が 誰 か 当てて みて ナルト 。

えっ ?

フフフ …。

まさか …。

もう わかった ?

お前 ! 九 尾 の 正体 だ な !?

えっ !? アハハハハハ !

なんという 野蛮な 笑い 方 !

女 に 化けて 俺 を だます つもりだった んだ な ?

九 尾 の …。 違う って ばね !

いて ぇ !

ん !? って ばね ?

アハハハ … いきなり どついちゃ った 。

生まれつき せっかちで 早口 だ から つい 変な 口癖 が ついちゃ って 。

出 ない ように は して た んだ けど 興奮 する と つい ね …。

あなた は 大丈夫だった ?

私 みたいに 変な 口癖 が 出て なきゃ いい けど 。

じゃあ …。

ミナト 何も 言わ なかった の ね 。

もう … まったく 。

そう 私 は あなた の …。

ずっと …。

ずっと 会い たかった って ば よ 母ちゃん …。

てば よ … か 。 やっぱり 私 の 子 ね 。

( ヤマト ) 九 尾 化 が 止まった 。

ヤマト 何 か した の か ?

いえ 自発 的に 止まった みたいです 。

《 何 が あった ?》

母ちゃん に 会ったら →

聞き たい こと が いっぱい あった んだ 。

うん 。 ゆっくり 聞く わ ね 。

その 前 に 九 尾 を おとなしく さ せ なきゃ 。

ぐ あぁ ~ っ !

この チャクラ … クシナ か !

ミナト は あなた が 九 尾 の 力 を コントロール する とき の ため に →

私 の チャクラ を 封印 の 式 へ 組み込ま せて いた の 。

ナルト の 力 に なれる ように って 。

聞いて る の ? 母ちゃん が 美人 な 人 で よかった 。

そりゃ どうも 。 フフフ …。

髪 は 父親 似 だ けど 顔 は 私 に 似ちゃ って →

ごめんなさい ね ナルト 。 なんで ?

美人 の 母ちゃん 似 なら 俺 って ば 美男 子 って こと だ ろ ?

それ に 母ちゃん の 髪 だって きれいな 赤 で ストレートだ し …。

そっち も 似 たかった って ば よ 。

フフフ …。

私 の 赤い 髪 を 褒めて くれた 男 は これ で 2 人 目 ね 。

そう な の ? じゃあ 一 人 目 は ?

フフ もちろん あなた の お 父さん よ 。

あ ~! そういう こと 。 何 が ?

あの さ あの さ これ 絶対 に 母ちゃん に 会ったら →

聞こう と 思って た んだ けど さ →

父ちゃん と の なれ そめ って いう やつ は →

なん だった の ?

な … なんか 恥ずかしい って ばね 。

あ ! てば ねって 言った 。 興奮 して る ~。

こういう 場合 は 動揺 って いう んだ って ばね !

また 言った ! アハハハハ 。

そう ね …。

あれ は 私 が 木 ノ 葉 の 里 へ やってきた 最初の 日 。

それ が お 父さん 。 つまり ミナト と の 初めて の 出会い だった 。

(( え ~ 今日 から この アカデミー に 転入 して きた …。

うずまき クシナ だって ばね ! あっ …。

あの 髪 の 毛 の 色 ! あり え ねえ 。 ハハハ 。

どう やったら あんな 真っ赤に なる んだ ?

変な 髪 の 毛 。

こら こら 静かに ! 静かに し なさい 。

私 は …。

私 は この 里 の 女性 で 初めて の 火影 に なって やる !

( ミナト ) 僕 も 里 の みんな に 認め られる →

立派な 火影 に なり たい ))

里 の みんな に 認め られる 火影 か …。

その とき は 女 男 みたいで 頼りな さ そうで …。

そんな 人 が 火影 に なんて なれる わけな いって →

ミナト を バカに して た の 。

えっ … なんで ? だって 父ちゃん すげ ぇ 強そうな のに 。

そう ね 。

けど 私 は まだ 幼くて 何も わかって なかった 。

ウフフフ 。

でも いきなり 他 里 から 来て 火影 に なる だ なんて 言う んだ もん 。

生意気 よ ね 。

それ から 男の子 に よく いじめ られた わ 。

それ で つけ られた あだ名 が …。

(( トマト !

お前 は 今日 から トマト な 。

太って て 丸い 顔 。 赤い 髪 の 毛 。 トマト そのもの じゃ ん !

トマト が 火影 に なれる か よ 。 俺 なんか トマト 大嫌いだ もん な 。

俺 も 。 サラダ に 入って たら 残す !

嫌わ れ もん の トマト じゃ →

里 の みんな に 認め られる わけ ねえ じゃ ん !))

( 笑い声 )

そ っか ! その いじめっ子 から →

母ちゃん を 守って くれた の が 父ちゃん だった … って こと だ ろ ?

いいえ 全然 違う 。

トマト … 命名 さ れた 私 で すら 納得 して しまって 。

恥ずかしかった 。 ホント ずばり だ もの 。

(( うわ ~ っ ! ますます 熟して きた !

トマト 祭り だ ! 収穫 して やろう ぜ 。

誰 が トマト だって ?

言 っと く けど 私 だって トマト が 嫌いだ って ばね !!

おりゃ ~ っ !!

わ っ …。

トマト トマト って バカに する と 痛い 目 に あう って ばね !

な に 笑って ん の よ !))

トマト と バカに した 男 子ども を いつも 返り 討ち に して →

逆に 潰れた トマト みたいに して やった の 。

長い 赤い 髪 を 振り回し 男の子 を 半 殺し に する 様 から →

更 なる 通り 名 が 私 に つけ られた 。

その 名 も 赤い 血潮 の ハバネロ 。

《 キバ や シカマル も 言って たな …。

母ちゃん って の は すげ ぇ 怖 ぇ って …》

いつも ケンカ ばっ か 。

もちろん 連戦 連勝 の ハバネロ 様 だった けど でも ね …。

(( お前 か 。 俺 の 弟 を いつも 泣か して る の は 。

ソイツ が 私 に ちょっか い を 出す から だって ばね 。

へ な ちょ この くせ に !

俺 下 忍 。 すご いっしょ ?

弟 を いじめる 悪い ヤツ に は →

たっぷり 説教 し ない と な 。

《 本物 の クナイ 》

あっ !

変わり 身 の 術 に も 気づか ない の か よ 。

まだまだ ガキ じゃ ん 。

ホントに 真っ赤だ な 。 糸 みたいに ゴワゴワ して る し 。

こんな 髪 目障りな んだ よ 。

アハハハッ ざ まあ みろ !

クッ … 私 だって 私 だって 。

こんな 髪 嫌いだ !

あっ !

でも …。

こんな 髪 でも 私 な んだ から しようがない じゃ ない !

うわ ~ っ 赤い 血潮 の ハバネロ だ !

よそ者 !

よそ者 が 火影 に なんか なれる か よ !

よそ者 だ から 助けて も くれない って の !

僕 は …。

アンタ も そう 思って る んでしょ !))

♪~

《 よそ者 に なり たく ない から 。

この 里 を ふるさと と 思い たい から 。

だから 言った だけ な のに 。

誰 が 火影 なんか に …》

大嫌いだった この 髪 が 。

けど ある 事件 が あって 私 は この 赤い 髪 が 好きに なった の 。

ある 事件 ?

(( ただいま 。

ただいま 。 誰 か 。

誰 も い ない の ?

誰 か 助けて !

あ ~ っ !))

( クシナ ) 私 に は 少し 特別な チャクラ が あって ね 。

それ を 狙って 雲隠れ の 里 が 私 を さらった こと が あった の 。

(( あっ !

おい ))

( クシナ ) その とき 連れ 去ら れて いく なか で 私 は →

敵 の 足取り を 残す ため →

この 赤い 髪 を 切って 道 に 落として いった 。

敵 に 気づか れ ない ように 。

でも 自分 は よそ者 。

救い に 来て くれる 人 は 誰 も い ない って →

そう 諦めて も いた 。

国境 間際 まで 連れて 行か れて もう ダメだ と 思った とき …。

(( う っ !

う っ !

( ミナト ) ケガ は ない ?

キミ を 助け に 来た 。

もう 大丈夫 。

えっ !? ちょっと !

( クシナ ) それ …。

( ミナト ) きれいな 髪 だ から すぐに 気づいた 。

いつも は 助けて くれ ない のに 。

だって 僕 に は わかって いた から 。 キミ は 強い って 。

力 も 心 も 。

でも これ は 里 と 里 の 争い ごと 。 今 まで の ケンカ と は 違う 。

だから …。 だから ?

キミ を 失い たく なかった 。

よそ者 でも ?

なんで ? キミ は 木 ノ 葉 の 里 に いる んだ から →

木 ノ 葉 の 里 の 仲間 じゃ ない か ))

( クシナ ) その とき の ミナト は とても 立派な 忍者 に 見えた 。

夢 を 叶える 人 だ と 思わ せて くれた 。

彼 は 私 を 変えた 。

この 大嫌いだった ただ の 赤い 髪 は →

私 の 中 で 運命 の 人 を 連れて きて くれた 。

運命 の 赤い 糸 に なって くれた 。

それ 以来 自分 の 髪 を 好きに なった 。

そして … ミナト を 大好きに なった 。

私 の 髪 を 褒めて くれた 男 に だけ →

私 から 贈る 大切な 言葉 が ある の 。

ナルト 受け取って くれる ?

うん !

あなた を 愛して る 。

木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 と 赤い 血潮 の ハバネロ が 合わさったら ?

ヘヘヘヘ 。

木 ノ 葉 の オレンジ 火影 だって ば よ !

それ かっこいい って ばね 。

ヘヘヘヘ !

火影 … あなた の 夢 が ミナト と 私 の 夢 の 続き だ なんて 。

ああ ! 母ちゃん と 父ちゃん の 夢 は 終わら せ ねえ !

ナルト …。

けど その 前 に …。

( 九 尾 の 吠え 声 )

( 開演 ブザー )

( 美 空 ) 皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり →

お 楽しみ ください 。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 12 - 246 - オレンジ色 の 輝き naruto||しっぷう|つたい|しーずん|おれんじいろ||かがやき Naruto Shippuden - Season 12 - 246 - Orange Glow

( ナルト ) 仙法   超 大玉 螺旋 丸 ! |せんほう|ちょう|おおたま|らせん|まる

《 速い !》 はやい

( 九 尾 ) わし に 勝てる と 思って いる の か ? ここの|お|||かてる||おもって|||

じゃ ねえ と   封印 開けたり し ねえ だ ろ !  それ に …。 |||ふういん|あけたり||||||

捕まえた って ば よ ! つかまえた|||

ん !?

おりゃ ~!

う ぉっ !  うわ ~!!

風 遁   螺旋 手 裏 剣 ! かぜ|とん|らせん|て|うら|けん

うわ ~!

今 だ 。 いま|

♪~

《 弱って る !  今 の うち に …》 よわって||いま|||

う ぅっ !

《 憎い 。  苦しい 。 殺して やり たい !》 にくい|くるしい|ころして||

(( アイツ さえ   い なければ …。 アイツ ばっかり !))

なんだ よ ?  これ …。

《 キラービー : や ばい !  負ける な   ナルト 。 |||まける||

バカ 野郎 !  この 野郎 !》 ばか|やろう||やろう

お前 に   わし の 力 を コントロール する こと など   でき ん 。 おまえ||||ちから||こんとろーる|||||

お前 は わし の 憎しみ の 小さな 一部 。 おまえ||||にくしみ||ちいさな|いちぶ

(( あれ か …  い なく なれ 。

お前 なんか   誰 も 認め やしない ! おまえ||だれ||みとめ|

( みんな ) 消えろ   消えろ   消えろ 消え ち まえ ! |きえろ|きえろ|きえろ|きえ||

うる せ ぇ !))

( キラービー ) 九 尾 の 憎しみ 思った より 強 すぎ 。 |ここの|お||にくしみ|おもった||つよ|

本当に   や ばいか も し れ ん かなり の 試練 。 ほんとうに|||||||||しれん

( ヤマト ) 僕 が 抑え ます ! やまと|ぼく||おさえ|

くっ !

《 消えて   い なく なれ !》 きえて|||

( クシナ ) いいえ   ここ に いて いい の よ 。

( クシナ ) ナルト 。

ナルト 。

なんだ ? どうして   こんな とこ に   人 が ? |||||じん|

それ に   なんで 俺 の 名前 を 知って る ? |||おれ||なまえ||しって|

そう か …  そう よ ね 。

じゃあ   私 が 誰 か   当てて みて   ナルト 。 |わたくし||だれ||あてて||

えっ ?

フフフ …。

まさか …。

もう   わかった ?

お前 !  九 尾 の 正体 だ な !? おまえ|ここの|お||しょうたい||

えっ !?  アハハハハハ !

なんという   野蛮な 笑い 方 ! |やばんな|わらい|かた

女 に 化けて 俺 を だます つもりだった んだ な ? おんな||ばけて|おれ|||||

九 尾 の …。 違う って ばね ! ここの|お||ちがう||

いて ぇ !

ん !?  って ばね ?

アハハハ …  いきなり   どついちゃ った 。

生まれつき   せっかちで 早口 だ から つい   変な 口癖 が ついちゃ って 。 うまれつき||はやくち||||へんな|くちぐせ|||

出 ない ように は して た んだ けど 興奮 する と   つい ね …。 だ||よう に||||||こうふん||||

あなた は 大丈夫だった ? ||だいじょうぶだった

私 みたいに 変な 口癖 が 出て なきゃ いい けど 。 わたくし||へんな|くちぐせ||でて|||

じゃあ …。

ミナト   何も 言わ なかった の ね 。 みなと|なにも|いわ|||

もう …  まったく 。

そう   私 は あなた の …。 |わたくし|||

ずっと …。

ずっと   会い たかった って ば よ 母ちゃん …。 |あい|||||かあちゃん

てば よ …  か 。  やっぱり   私 の 子 ね 。 ||||わたくし||こ|

( ヤマト ) 九 尾 化 が 止まった 。 やまと|ここの|お|か||とまった

ヤマト   何 か した の か ? やまと|なん||||

いえ   自発 的に 止まった みたいです 。 |じはつ|てきに|とまった|

《 何 が あった ?》 なん||

母ちゃん に 会ったら → かあちゃん||あったら

聞き たい こと が いっぱい あった んだ 。 きき||||||

うん 。  ゆっくり 聞く わ ね 。 ||きく||

その 前 に 九 尾 を おとなしく さ せ なきゃ 。 |ぜん||ここの|お|||||

ぐ あぁ ~ っ !

この チャクラ …  クシナ か !

ミナト は   あなた が   九 尾 の 力 を コントロール する とき の ため に → みなと||||ここの|お||ちから||こんとろーる|||||

私 の チャクラ を 封印 の 式 へ 組み込ま せて いた の 。 わたくし||||ふういん||しき||くみこま|||

ナルト の 力 に なれる ように って 。 ||ちから|||よう に|

聞いて る の ? 母ちゃん が 美人 な 人 で よかった 。 きいて|||かあちゃん||びじん||じん||

そりゃ どうも 。  フフフ …。

髪 は 父親 似 だ けど 顔 は 私 に 似ちゃ って → かみ||ちちおや|に|||かお||わたくし||にちゃ|

ごめんなさい ね   ナルト 。 なんで ?

美人 の 母ちゃん 似 なら 俺 って ば   美男 子 って こと だ ろ ? びじん||かあちゃん|に||おれ|||びなん|こ||||

それ に   母ちゃん の 髪 だって きれいな 赤 で   ストレートだ し …。 ||かあちゃん||かみ|||あか||すとれーとだ|

そっち も 似 たかった って ば よ 。 ||に||||

フフフ …。

私 の 赤い 髪 を 褒めて くれた 男 は これ で 2 人 目 ね 。 わたくし||あかい|かみ||ほめて||おとこ||||じん|め|

そう な の ?  じゃあ   一 人 目 は ? ||||ひと|じん|め|

フフ   もちろん   あなた の お 父さん よ 。 |||||とうさん|

あ ~!  そういう こと 。 何 が ? |||なん|

あの さ   あの さ   これ 絶対 に 母ちゃん に 会ったら → |||||ぜったい||かあちゃん||あったら

聞こう と 思って た んだ けど さ → きこう||おもって||||

父ちゃん と の なれ そめ って いう やつ は → とうちゃん||||||||

なん だった の ?

な …  なんか   恥ずかしい って ばね 。 ||はずかしい||

あ !  てば ねって 言った 。 興奮 して る ~。 |||いった|こうふん||

こういう 場合 は 動揺 って いう んだ って ばね ! |ばあい||どうよう|||||

また 言った !  アハハハハ 。 |いった|

そう ね …。

あれ は   私 が 木 ノ 葉 の 里 へ やってきた 最初の 日 。 ||わたくし||き||は||さと|||さいしょの|ひ

それ が   お 父さん 。  つまり ミナト と の 初めて の 出会い だった 。 |||とうさん||みなと|||はじめて||であい|

(( え ~  今日 から この アカデミー に 転入 して きた …。 |きょう|||あかでみー||てんにゅう||

うずまき クシナ だって ばね !  あっ …。

あの 髪 の 毛 の 色 ! あり え ねえ 。  ハハハ 。 |かみ||け||いろ||||

どう やったら あんな 真っ赤に なる んだ ? |||まっかに||

変な 髪 の 毛 。 へんな|かみ||け

こら こら   静かに ! 静かに し なさい 。 ||しずかに|しずかに||

私 は …。 わたくし|

私 は   この 里 の 女性 で 初めて の 火影 に なって やる ! わたくし|||さと||じょせい||はじめて||ほかげ|||

( ミナト ) 僕 も 里 の みんな に 認め られる → みなと|ぼく||さと||||みとめ|

立派な 火影 に なり たい )) りっぱな|ほかげ|||

里 の みんな に 認め られる 火影 か …。 さと||||みとめ||ほかげ|

その とき は   女 男 みたいで 頼りな さ そうで …。 |||おんな|おとこ||たよりな||そう で

そんな 人 が 火影 に なんて なれる わけな いって → |じん||ほかげ|||||

ミナト を   バカに して た の 。 みなと||ばかに|||

えっ …  なんで ?  だって 父ちゃん   すげ ぇ 強そうな のに 。 |||とうちゃん|||きょうそうな|

そう ね 。

けど   私 は   まだ 幼くて 何も わかって なかった 。 |わたくし|||おさなくて|なにも||

ウフフフ 。

でも   いきなり 他 里 から 来て 火影 に なる だ なんて 言う んだ もん 。 ||た|さと||きて|ほかげ|||||いう||

生意気 よ ね 。 なまいき||

それ から   男の子 に よく   いじめ られた わ 。 ||おとこのこ|||||

それ で   つけ られた あだ名 が …。 ||||あだな|

(( トマト ! とまと

お前 は   今日 から トマト な 。 おまえ||きょう||とまと|

太って て 丸い 顔 。  赤い 髪 の 毛 。 トマト そのもの じゃ ん ! ふとって||まるい|かお|あかい|かみ||け|とまと|その もの||

トマト が 火影 に なれる か よ 。 俺 なんか   トマト   大嫌いだ もん な 。 とまと||ほかげ|||||おれ||とまと|だいきらいだ||

俺 も 。  サラダ に 入って たら 残す ! おれ||さらだ||はいって||のこす

嫌わ れ もん の トマト じゃ → きらわ||||とまと|

里 の みんな に 認め られる わけ ねえ じゃ ん !)) さと||||みとめ|||||

( 笑い声 ) わらいごえ

そ っか !  その   いじめっ子 から → |||いじめっこ|

母ちゃん を 守って くれた の が 父ちゃん だった …  って こと だ ろ ? かあちゃん||まもって||||とうちゃん|||||

いいえ   全然   違う 。 |ぜんぜん|ちがう

トマト …  命名 さ れた 私 で すら 納得 して しまって 。 とまと|めいめい|||わたくし|||なっとく||

恥ずかしかった 。 ホント   ずばり だ もの 。 はずかしかった|ほんと|||

(( うわ ~ っ ! ますます 熟して きた ! |||じゅくして|

トマト 祭り だ ! 収穫 して やろう ぜ 。 とまと|まつり||しゅうかく|||

誰 が   トマト だって ? だれ||とまと|

言 っと く けど   私 だって トマト が 嫌いだ って ばね !! げん||||わたくし||とまと||きらいだ||

おりゃ ~ っ !!

わ っ …。

トマト   トマト って   バカに する と 痛い 目 に あう って ばね ! とまと|とまと||ばかに|||いたい|め||||

な に 笑って ん の よ !)) ||わらって|||

トマト と バカに した 男 子ども を いつも 返り 討ち に して → とまと||ばかに||おとこ|こども|||かえり|うち||

逆に   潰れた トマト みたいに して やった の 。 ぎゃくに|つぶれた|とまと||||

長い 赤い 髪 を 振り回し 男の子 を 半 殺し に する 様 から → ながい|あかい|かみ||ふりまわし|おとこのこ||はん|ころし|||さま|

更 なる 通り 名 が   私 に つけ られた 。 こう||とおり|な||わたくし|||

その 名 も   赤い 血潮 の ハバネロ 。 |な||あかい|ちしお||

《 キバ や シカマル も 言って たな …。 ||||いって|

母ちゃん って の は すげ ぇ 怖 ぇ って …》 かあちゃん||||||こわ||

いつも   ケンカ ばっ か 。 |けんか||

もちろん   連戦 連勝 の ハバネロ 様 だった けど   でも ね …。 |れんせん|れんしょう|||さま||||

(( お前 か 。  俺 の 弟 を いつも 泣か して る の は 。 おまえ||おれ||おとうと|||なか||||

ソイツ が   私 に   ちょっか い を 出す から だって ばね 。 ||わたくし|||||だす|||

へ な ちょ この くせ に !

俺   下 忍 。  すご いっしょ ? おれ|した|おし||

弟 を いじめる 悪い ヤツ に は → おとうと|||わるい|やつ||

たっぷり 説教 し ない と な 。 |せっきょう||||

《 本物 の クナイ 》 ほんもの||

あっ !

変わり 身 の 術 に も 気づか ない の か よ 。 かわり|み||じゅつ|||きづか||||

まだまだ   ガキ じゃ ん 。 |がき||

ホントに 真っ赤だ な 。 糸 みたいに ゴワゴワ して る し 。 ほんとに|まっかだ||いと|||||

こんな 髪   目障りな んだ よ 。 |かみ|めざわりな||

アハハハッ   ざ まあ みろ !

クッ …  私 だって   私 だって 。 |わたくし||わたくし|

こんな 髪 嫌いだ ! |かみ|きらいだ

あっ !

でも …。

こんな 髪 でも   私 な んだ から しようがない じゃ ない ! |かみ||わたくし||||||

うわ ~ っ   赤い 血潮 の ハバネロ だ ! ||あかい|ちしお|||

よそ者 ! よそもの

よそ者 が 火影 に なんか なれる か よ ! よそもの||ほかげ|||||

よそ者 だ から 助けて も くれない って の ! よそもの|||たすけて||||

僕 は …。 ぼく|

アンタ も そう 思って る んでしょ !)) |||おもって||

♪~

《 よそ者 に なり たく ない から 。 よそもの|||||

この 里 を ふるさと と 思い たい から 。 |さと||||おもい||

だから 言った だけ な のに 。 |いった|||

誰 が 火影 なんか に …》 だれ||ほかげ||

大嫌いだった   この 髪 が 。 だいきらいだった||かみ|

けど   ある 事件 が あって 私 は この 赤い 髪 が 好きに なった の 。 ||じけん|||わたくし|||あかい|かみ||すきに||

ある 事件 ? |じけん

(( ただいま 。

ただいま 。  誰 か 。 |だれ|

誰 も い ない の ? だれ||||

誰 か   助けて ! だれ||たすけて

あ ~ っ !))

( クシナ ) 私 に は 少し 特別な チャクラ が あって ね 。 |わたくし|||すこし|とくべつな||||

それ を 狙って 雲隠れ の 里 が 私 を さらった こと が あった の 。 ||ねらって|くもがくれ||さと||わたくし||||||

(( あっ !

おい ))

( クシナ ) その とき 連れ 去ら れて いく なか で   私 は → |||つれ|さら|||||わたくし|

敵 の 足取り を 残す ため → てき||あしどり||のこす|

この 赤い 髪 を 切って 道 に 落として いった 。 |あかい|かみ||きって|どう||おとして|

敵 に 気づか れ ない ように 。 てき||きづか|||よう に

でも 自分 は   よそ者 。 |じぶん||よそもの

救い に 来て くれる 人 は 誰 も い ない って → すくい||きて||じん||だれ||||

そう 諦めて も いた 。 |あきらめて||

国境 間際 まで 連れて 行か れて もう ダメだ と 思った とき …。 くにざかい|まぎわ||つれて|いか|||だめだ||おもった|

(( う っ !

う っ !

( ミナト ) ケガ は ない ? みなと|けが||

キミ を 助け に 来た 。 きみ||たすけ||きた

もう 大丈夫 。 |だいじょうぶ

えっ !?  ちょっと !

( クシナ ) それ …。

( ミナト ) きれいな 髪 だ から すぐに 気づいた 。 みなと||かみ||||きづいた

いつも は 助けて くれ ない のに 。 ||たすけて|||

だって 僕 に は   わかって いた から 。 キミ は 強い って 。 |ぼく||||||きみ||つよい|

力 も   心 も 。 ちから||こころ|

でも   これ は 里 と 里 の 争い ごと 。 今 まで の ケンカ と は 違う 。 |||さと||さと||あらそい||いま|||けんか|||ちがう

だから …。 だから ?

キミ を 失い たく なかった 。 きみ||うしない||

よそ者 でも ? よそもの|

なんで ?  キミ は   木 ノ 葉 の 里 に いる んだ から → |きみ||き||は||さと||||

木 ノ 葉 の 里 の 仲間 じゃ ない か )) き||は||さと||なかま|||

( クシナ ) その とき の ミナト は とても 立派な 忍者 に 見えた 。 ||||みなと|||りっぱな|にんじゃ||みえた

夢 を 叶える 人 だ と 思わ せて くれた 。 ゆめ||かなえる|じん|||おもわ||

彼 は 私 を 変えた 。 かれ||わたくし||かえた

この 大嫌いだった ただ の 赤い 髪 は → |だいきらいだった|||あかい|かみ|

私 の 中 で 運命 の 人 を 連れて きて くれた 。 わたくし||なか||うんめい||じん||つれて||

運命 の 赤い 糸 に なって くれた 。 うんめい||あかい|いと|||

それ 以来 自分 の 髪 を 好きに なった 。 |いらい|じぶん||かみ||すきに|

そして …  ミナト を 大好きに なった 。 |みなと||だいすきに|

私 の 髪 を 褒めて くれた 男 に だけ → わたくし||かみ||ほめて||おとこ||

私 から 贈る 大切な 言葉 が ある の 。 わたくし||おくる|たいせつな|ことば|||

ナルト   受け取って くれる ? |うけとって|

うん !

あなた を 愛して る 。 ||あいして|

木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 と 赤い 血潮 の ハバネロ が 合わさったら ? き||は||きいろい|せんこう||あかい|ちしお||||あわさったら

ヘヘヘヘ 。

木 ノ 葉 の オレンジ   火影 だって ば よ ! き||は||おれんじ|ほかげ|||

それ   かっこいい って ばね 。

ヘヘヘヘ !

火影 …  あなた の 夢 が ミナト と 私 の 夢 の 続き だ なんて 。 ほかげ|||ゆめ||みなと||わたくし||ゆめ||つづき||

ああ !  母ちゃん と 父ちゃん の 夢 は 終わら せ ねえ ! |かあちゃん||とうちゃん||ゆめ||おわら||

ナルト …。

けど   その 前 に …。 ||ぜん|

( 九 尾 の 吠え 声 ) ここの|お||ほえ|こえ

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

( 美 空 ) 皆様   お 変わり ございませ ん か ? び|から|みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では 最後 まで   ご ゆっくり → |さいご|||

お 楽しみ ください 。 |たのしみ|