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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン15 - 348 - 新生・“暁”

NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 348 - 新生 ・“ 暁 ”

( 長門 ) みんな 戦い に 疲れて きて る ね 。

( 弥彦 ) あぁ 。

戦い に 勝った って 暁 に は 報酬 も 何も ねえ 。

ある の は ただ 理想 だけ 。

いつか たまった 疲労 は その 理想 を 消して くだろう よ 。

みんな 何の ため に 戦って る の か それ を 忘れる って いう の か ?

長門 お前 が 暁 の リーダー に なって くれ ない か ?

え ? 俺 は リーダー なんて 器 じゃ ねえ んだ 。

あの とき …。

初めて 人 を 刺した 。

その 感触 が この 手 に 残って て →

俺 は それ だけ で ブルッ てる 。

弥彦 …。

だけど お前 は 違う 。

お前 に は 英雄 の 印 が ある 。

輪廻 眼 と いう 特別な 印 が 。

それ が みんな の 新しい 理想 と なる 。

弥彦 俺 の 輪廻 眼 を 利用 する の か ?

俺 は 自分 が 怖い んだ 。

ずっと この 眼 の せい で 苦しんで きた 。

わかって る 。

だが お前 に は その 力 を 制御 する 存在 が いる 。

小南 は ずっと お前 の そば に いる 。

弥彦 …。

( 鳩 助 ) 兄貴 大変だ ! どうした ?

半 蔵 の 使者 が 来た 。

( 勘 蔵 ) そな たが 暁 の リーダー 弥彦 殿 か ?

あぁ そうだ 。

拙者 は 山椒 魚 の 半 蔵 の 腹心 勘 蔵 と 申す 。

そ なた たち 暁 の 噂 は かねがね 聞いて おる 。

武力 に 頼ら ぬ 平和 主義 を 貫いて いる と か 。

それ が 俺 たち 暁 の 理念 だ 。

半 蔵 より 親書 を 預かって まいり ました 。

これ を 。

これ は 本当な の か ?

そな たら と じかに お 会い し たい と 。

半 蔵 は 暁 を お 認め に なった 。

( 勘 蔵 ) いずれ 半 蔵 は そな た たち に →

雨 隠れ を 囲む 三 国 の 和平 交渉 を 任せる つもり でも いる 。

( 鳩 助 ) 三 国 の 交渉 役 って すげ ぇぜ 兄貴 !

この 話 承知 した と 半 蔵 様 に 伝えて くれ 。

( みんな ) う ぉ ~ っ !

( 鳩 助 ) これ で 俺 たち も 堂々と 人助け が できる !

ここ に 来る まで 多く の 犠牲 を 払って きた 。

やっと その 連中 に 顔 向け が できる 。

弥彦 キミ の 相手 の 痛 み を わかろう と する 思い が →

半 蔵 に 届いた んだ よ 。

見て ごらん よ 。

暁 は 理想 を 取り戻した 。

印 なんて 必要 なかった んだ よ 。

みんな キミ の 理想 に どこまでも ついていく 。

長門 …。

俺 たち は 間違って なかった 。

明日 の 半 蔵 様 と の 会合 は 俺 と 長門 で 行く 。

大丈夫 か よ 兄貴 俺 たち も 一緒に …。

いや 大丈夫だ 。 俺 たち が 大挙 して →

押しかけたら 半 蔵 様 も ビックリ しち まう 。

確かに そう だ けど 。

そう いえば 小南 は ?

急きょ 第 七 地区 の 見回り に 行って る 。

明日 の 朝 まで 帰ら ない 。

そう か せっかく の 日 な のに 。

とにかく 暁 は 今日 大きな 一 歩 を 記した !

みんな 今日 は 任務 を 忘れ 無礼 講 だ !

( みんな ) お ~ っ !

( 半 蔵 ) 暁 の 小僧 たち に は 気づか れて は いま い な ?

( ダンゾウ ) もちろん だ 。

弥彦 と か いう 小僧 が 死ねば 暁 は 自然 消滅 する だろう 。

そちら の 首尾 は ?

心配 無用 。

( 小 南 ) 誰 が ?

( 小 南 ) これ は !

( 半 蔵 ) 今頃 人質 を 確保 して いる 頃 だ 。

これ で 里 を 脅かす 不 逞 の 輩 は 消え →

雨 隠れ は 貴 殿 の もの だ 。

やっと ここ まで 来た 。

長門 。

お前 は !?

現実 が 大きく 動き出して いる 。

今 すぐ 弥彦 たち と 手 を 切り 俺 と 行動 を ともに しろ 。

でなければ お前たち は …。

俺 たち が 何 だ !?

弥彦 の 言って いる こと は ただ の 理想 だ 。

相手 の 痛 み を わかろう と →

相手 は こっち の 痛み など 知ろう と は し ない 。

そして この 世界 も また そんな こと を 望んで い ない 。

それ が 現実 だ 。

輪廻 眼 を 持つ お前 なら それ を 理解 できる はずだ 。

アンタ が 何 を 言おう と 俺 は 弥彦 の 理想 を 信じる !

痛み が 伴わ なければ 現実 を 実感 で きんか ?

そういう ところ は 輪廻 眼 を 持とう と →

お前 も 凡人 だ な 長門 。

よかろう 真実 を 見極めろ 。 自ら の 痛み と ともに な 。

ここ に いた の か 長門 。 弥彦 。

誰 かいた の か ?

いや …。

そろそろ 出発 しよう 。

半 蔵 様 と の 会合 に 遅れ ち まう 。

うん 行こう !

( ネズミ の 鳴き声 )

イテェ ! 何 だ よ 人 が 気持 よく 寝て る って のに まったく !

なに なに ?

おい 弥彦 と 長門 の 兄貴 は !?

もう 出かけた んじゃ ない の か ?

今日 は 半 蔵 と の …。

みんな を 叩き起こせ !

兄貴 たち の あと を 追う ぞ !

どうした !? わけ は あと で 話す !

おい いったい 何 が あった !?

木 ノ 葉 国境 付近 に いる →

メンバー から 連絡 が 入った 。

木 ノ 葉 の 暗部 の 部隊 が →

半 蔵 の 元 に 向かった って な !

えっ 木 ノ 葉 の 暗部 ?

なんで 連中 が 半 蔵 の とこ に ?

詳しい こと は わから ねえ !

だが イヤな タイミング じゃ ねえ か よ 。

それ に よく 考えて みりゃ →

半 蔵 の 話 って の も →

うま すぎる 気 が する !

それ じゃ 今日 の 半 蔵 と の 会合 …。

とにかく 兄貴 たち の 耳 に 入れて おか ねえ と !

残念だ が ここ から 先 に お前たち を 通す わけに は いか ん 。

誰 だ !?

俺 の 名 は うち は マダラ 。

キサマ 半 蔵 の 差し金 か !?

半 蔵 の 仲間 で は ない が →

今 お前たち に よけいな 手出し を さ れて は 困る 。

俺 は 長門 に 現実 を 知って もらわ なきゃ なら ない んで な 。

何の こと かわか ん ねえ が 時間 が ねえ !

コイツ を 叩きのめせ ! ( みんな ) おお ~ っ !

ザコ は 任せた 。

( ゼツ ) まったく 人使い が 荒い んだ から 。

韋駄天 の 鳩 助 !

俺 の 足 を なめて もらっちゃ 困る ぜ !

う お ~!

すり抜けた 。 いったい どう なって …。

鳩 助 !

テメエ ら なんで こんな こと を …。

長門 の 輪廻 眼 を 本当の 意味 で 開眼 さ せる 。

なんの こと だ ?

この 呪わ れた 世界 に 本当の 平和 など 存在 し ない 。

長門 は 今 の 理想 を 捨て 新たな 世界 に 旅立つ 。

そう は いく かよ !

大仏 俺 ごと やれ !

ぐ っ …。

早く !

あの世 で 会おう ぞ !

はっ !

水 牢 の 術 か 。 この 程度 の 術 で 俺 は やれ ん ぞ 。

《 ただ の 水 牢 じゃ ねえ 》

《 これ は セメント 》

《 戦争 孤児 だった 俺 の や さ ぐれた 人生 の 中 で →

暁 は 初めて 見た 希望 だった んだ 。

それ を テメエ なんか に 奪わ れて たまる か よ !》

《 捨て身 の 攻撃 な のだろう が →

お前 と で は 文字どおり 次元 が 違う 》

そんな …。

鳩 助 お前 の 死 は ムダ に は …。

イタタタ … 固まった 表皮 が 剥けちゃ って ヒリヒリ する よ 。

悪い が お前たち は 全員 ここ で 始末 する 。

大丈夫 か ? ああ 。

さあ 急ぐ ぞ 。 長門 の 運命 を 見届ける 。

( 半 蔵 ) 弥彦 。 リーダー の お前 に は ここ で 死んで もらう 。

抵抗 すれば この 女 の 命 は ない 。

そこ の 赤い 髪 の お前 それ で 弥彦 を 殺せ 。

そう すれば 女 と お前 は 助けて やる 。

やめて 長門 。 私 の こと は いい から 2 人 と も ここ から 逃げて !

( 弥彦 ) 長門 。

俺 を 殺 れ 。

長門 ! やめて !

早く しろ 。 この 女 が 死んで も いい の か ?

小南 …。

弥彦 …。

小南 と なんと して でも 生き延びろ 。

お前 は この世 の 救世 主だ 。

お前 だったら 本当に …。

弥彦 !

やれ !

弾いた だ と !? どう やって ?

やった か 。

長門 。 小南 。

弥彦 を 抱いて じっと して いろ 。

やる な 小僧 。

わし の 火 遁 を 食らい ながら 逃げきる と は 。

お前 ただ の ガキ で は ない な その 眼 。

やれ !

口 寄せ 外 道 魔 像 !

( みんな ) ぐ わ ぁ ~!

お っ 出た ! 呼んだ か 。

十 尾 の 抜け殻 。

なんだ あれ は 。

長門 これ は 使っちゃ ダメ !

う お ぉ ~!!

ぐ わ ぁ !

♪♪~

あれ に 触れたら 死ぬ ぞ ! うわ ぁ !

う お ぉ ~!!

( 悲鳴 )

お前 が カゲ の リーダー だった ようだ な 。

輪廻 眼 を 持って いよう と は 驚か さ れた わ 。

長門 …。

う お ぉ ~!!

瞬 身 の 術 !

ハァ ハァ ハァ …。

長門 弥彦 小南 。

夢 の 世界 そこ で また 会わ せて やる 必ず 。

俺 の 言った とおり だった ろ 。

( 長門 ) ああ やっと わかった よ 。

平和 を 保ち たい と する 利己 的な 意思 が 戦争 を 起こし →

愛 を 守る ため に 憎しみ が 生まれる 。

この 呪わ れた 世界 に 本当の 平和 など 存在 し ない 。

その とおり だ 。

暁 は 永遠に キミ が リーダー だ 。

弥彦 。

( 開演 ブザー )

皆様 お 変わり ございませ ん か ?

美 空 ひばり です 。

では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。

( 松丸 ) 今回 も 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →


NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 348 - 新生 ・“ 暁 ” ||しっぷう|つたい|しーずん|しんせい|あかつき Naruto Shippuden - Season 15 - 348 - The New "Dawn"

( 長門 ) みんな 戦い に 疲れて きて る ね 。 ながと||たたかい||つかれて|||

( 弥彦 ) あぁ 。 やひこ|

戦い に 勝った って 暁 に は 報酬 も 何も ねえ 。 たたかい||かった||あかつき|||ほうしゅう||なにも|

ある の は   ただ 理想 だけ 。 ||||りそう|

いつか   たまった 疲労 は その 理想 を 消して くだろう よ 。 ||ひろう|||りそう||けして||

みんな 何の ため に 戦って る の か それ を 忘れる って いう の か ? |なんの|||たたかって||||||わすれる||||

長門   お前 が 暁 の リーダー に なって くれ ない か ? ながと|おまえ||あかつき||りーだー|||||

え ? 俺 は   リーダー なんて 器 じゃ ねえ んだ 。 |おれ||りーだー||うつわ|||

あの とき …。

初めて 人 を 刺した 。 はじめて|じん||さした

その 感触 が この 手 に 残って て → |かんしょく|||て||のこって|

俺 は   それ だけ で ブルッ てる 。 おれ|||||ぶるっ|

弥彦 …。 やひこ

だけど   お前 は 違う 。 |おまえ||ちがう

お前 に は 英雄 の 印 が ある 。 おまえ|||えいゆう||いん||

輪廻 眼 と いう 特別な 印 が 。 りんね|がん|||とくべつな|いん|

それ が みんな の 新しい 理想 と なる 。 ||||あたらしい|りそう||

弥彦   俺 の 輪廻 眼 を 利用 する の か ? やひこ|おれ||りんね|がん||りよう|||

俺 は 自分 が 怖い んだ 。 おれ||じぶん||こわい|

ずっと   この 眼 の せい で 苦しんで きた 。 ||がん||||くるしんで|

わかって る 。

だが お前 に は その 力 を 制御 する 存在 が いる 。 |おまえ||||ちから||せいぎょ||そんざい||

小南 は   ずっと   お前 の そば に いる 。 こみなみ|||おまえ||||

弥彦 …。 やひこ

( 鳩 助 ) 兄貴   大変だ ! どうした ? はと|じょ|あにき|たいへんだ|

半 蔵 の 使者 が 来た 。 はん|くら||ししゃ||きた

( 勘 蔵 ) そな たが 暁 の リーダー 弥彦 殿 か ? かん|くら|||あかつき||りーだー|やひこ|しんがり|

あぁ   そうだ 。 |そう だ

拙者 は   山椒 魚 の 半 蔵 の 腹心 勘 蔵 と 申す 。 せっしゃ||さんしょ|ぎょ||はん|くら||ふくしん|かん|くら||もうす

そ なた たち   暁 の 噂 は かねがね 聞いて おる 。 |||あかつき||うわさ|||きいて|

武力 に 頼ら ぬ 平和 主義 を 貫いて いる と か 。 ぶりょく||たよら||へいわ|しゅぎ||つらぬいて|||

それ が 俺 たち 暁 の 理念 だ 。 ||おれ||あかつき||りねん|

半 蔵 より 親書 を 預かって まいり ました 。 はん|くら||しんしょ||あずかって||

これ を 。

これ は 本当な の か ? ||ほんとうな||

そな たら と じかに お 会い し たい と 。 |||||あい|||

半 蔵 は   暁 を お 認め に なった 。 はん|くら||あかつき|||みとめ||

( 勘 蔵 ) いずれ 半 蔵 は そな た たち に → かん|くら||はん|くら|||||

雨 隠れ を 囲む 三 国 の 和平 交渉 を 任せる つもり でも いる 。 あめ|かくれ||かこむ|みっ|くに||わへい|こうしょう||まかせる|||

( 鳩 助 ) 三 国 の 交渉 役 って すげ ぇぜ   兄貴 ! はと|じょ|みっ|くに||こうしょう|やく||||あにき

この 話   承知 した と 半 蔵 様 に 伝えて くれ 。 |はなし|しょうち|||はん|くら|さま||つたえて|

( みんな ) う ぉ ~ っ !

( 鳩 助 ) これ で 俺 たち も 堂々と 人助け が できる ! はと|じょ|||おれ|||どうどうと|ひとだすけ||

ここ に 来る まで 多く の 犠牲 を 払って きた 。 ||くる||おおく||ぎせい||はらって|

やっと   その 連中 に 顔 向け が できる 。 ||れんちゅう||かお|むけ||

弥彦   キミ の 相手 の 痛 み を わかろう と する 思い が → やひこ|きみ||あいて||つう||||||おもい|

半 蔵 に 届いた んだ よ 。 はん|くら||とどいた||

見て ごらん よ 。 みて||

暁 は 理想 を 取り戻した 。 あかつき||りそう||とりもどした

印 なんて 必要 なかった んだ よ 。 いん||ひつよう|||

みんな   キミ の 理想 に どこまでも ついていく 。 |きみ||りそう|||

長門 …。 ながと

俺 たち は 間違って なかった 。 おれ|||まちがって|

明日 の 半 蔵 様 と の 会合 は 俺 と 長門 で 行く 。 あした||はん|くら|さま|||かいごう||おれ||ながと||いく

大丈夫 か よ   兄貴 俺 たち も 一緒に …。 だいじょうぶ|||あにき|おれ|||いっしょに

いや   大丈夫だ 。 俺 たち が 大挙 して → |だいじょうぶだ|おれ|||たいきょ|

押しかけたら 半 蔵 様 も   ビックリ しち まう 。 おしかけたら|はん|くら|さま||びっくり||

確かに   そう だ けど 。 たしかに|||

そう いえば 小南 は ? ||こみなみ|

急きょ 第 七 地区 の 見回り に 行って る 。 きゅうきょ|だい|なな|ちく||みまわり||おこなって|

明日 の 朝 まで 帰ら ない 。 あした||あさ||かえら|

そう か   せっかく の 日 な のに 。 ||||ひ||

とにかく 暁 は 今日 大きな 一 歩 を 記した ! |あかつき||きょう|おおきな|ひと|ふ||しるした

みんな   今日 は 任務 を 忘れ   無礼 講 だ ! |きょう||にんむ||わすれ|ぶれい|こう|

( みんな ) お ~ っ !

( 半 蔵 ) 暁 の 小僧 たち に は 気づか れて は いま い な ? はん|くら|あかつき||こぞう||||きづか|||||

( ダンゾウ ) もちろん だ 。

弥彦 と か いう 小僧 が 死ねば 暁 は 自然 消滅 する だろう 。 やひこ||||こぞう||しねば|あかつき||しぜん|しょうめつ||

そちら の 首尾 は ? ||しゅび|

心配 無用 。 しんぱい|むよう

( 小 南 ) 誰 が ? しょう|みなみ|だれ|

( 小 南 ) これ は ! しょう|みなみ||

( 半 蔵 ) 今頃   人質 を 確保 して いる 頃 だ 。 はん|くら|いまごろ|ひとじち||かくほ|||ころ|

これ で 里 を 脅かす 不 逞 の 輩 は 消え → ||さと||おびやかす|ふ|てい||やから||きえ

雨 隠れ は 貴 殿 の もの だ 。 あめ|かくれ||とうと|しんがり|||

やっと   ここ まで 来た 。 |||きた

長門 。 ながと

お前 は !? おまえ|

現実 が 大きく 動き出して いる 。 げんじつ||おおきく|うごきだして|

今 すぐ 弥彦 たち と 手 を 切り 俺 と 行動 を ともに しろ 。 いま||やひこ|||て||きり|おれ||こうどう|||

でなければ   お前たち は …。 |おまえたち|

俺 たち が 何 だ !? おれ|||なん|

弥彦 の 言って いる こと は ただ の 理想 だ 。 やひこ||いって||||||りそう|

相手 の 痛 み を わかろう と → あいて||つう||||

相手 は   こっち の 痛み など 知ろう と は し ない 。 あいて||||いたみ||しろう||||

そして   この 世界 も また そんな こと を 望んで い ない 。 ||せかい||||||のぞんで||

それ が 現実 だ 。 ||げんじつ|

輪廻 眼 を 持つ お前 なら それ を 理解 できる はずだ 。 りんね|がん||もつ|おまえ||||りかい||

アンタ が 何 を 言おう と 俺 は 弥彦 の 理想 を 信じる ! ||なん||いおう||おれ||やひこ||りそう||しんじる

痛み が 伴わ なければ 現実 を 実感 で きんか ? いたみ||ともなわ||げんじつ||じっかん||

そういう ところ は 輪廻 眼 を 持とう と → |||りんね|がん||もとう|

お前 も 凡人 だ な   長門 。 おまえ||ぼんじん|||ながと

よかろう   真実 を 見極めろ 。 自ら の 痛み と ともに な 。 |しんじつ||みきわめろ|おのずから||いたみ|||

ここ に いた の か   長門 。 弥彦 。 |||||ながと|やひこ

誰 かいた の か ? だれ|||

いや …。

そろそろ 出発 しよう 。 |しゅっぱつ|

半 蔵 様 と の 会合 に 遅れ ち まう 。 はん|くら|さま|||かいごう||おくれ||

うん   行こう ! |いこう

( ネズミ の 鳴き声 ) ねずみ||なきごえ

イテェ !  何 だ よ   人 が 気持 よく 寝て る って のに   まったく ! |なん|||じん||きもち||ねて||||

なに なに ?

おい   弥彦 と 長門 の 兄貴 は !? |やひこ||ながと||あにき|

もう   出かけた んじゃ ない の か ? |でかけた||||

今日 は 半 蔵 と の …。 きょう||はん|くら||

みんな を 叩き起こせ ! ||たたきおこせ

兄貴 たち の あと を 追う ぞ ! あにき|||||おう|

どうした !? わけ は あと で 話す ! |||||はなす

おい   いったい 何 が あった !? ||なん||

木 ノ 葉 国境 付近 に いる → き||は|くにざかい|ふきん||

メンバー から 連絡 が 入った 。 めんばー||れんらく||はいった

木 ノ 葉 の 暗部 の 部隊 が → き||は||あんぶ||ぶたい|

半 蔵 の 元 に 向かった って な ! はん|くら||もと||むかった||

えっ   木 ノ 葉 の 暗部 ? |き||は||あんぶ

なんで 連中 が 半 蔵 の とこ に ? |れんちゅう||はん|くら|||

詳しい こと は   わから ねえ ! くわしい||||

だが   イヤな タイミング じゃ ねえ か よ 。 |いやな|たいみんぐ||||

それ に   よく 考えて みりゃ → |||かんがえて|

半 蔵 の 話 って の も → はん|くら||はなし|||

うま すぎる 気 が する ! ||き||

それ じゃ   今日 の 半 蔵 と の 会合 …。 ||きょう||はん|くら|||かいごう

とにかく 兄貴 たち の 耳 に 入れて おか ねえ と ! |あにき|||みみ||いれて|||

残念だ が   ここ から 先 に お前たち を 通す わけに は いか ん 。 ざんねんだ||||さき||おまえたち||とおす||||

誰 だ !? だれ|

俺 の 名 は   うち は マダラ 。 おれ||な||||まだら

キサマ   半 蔵 の 差し金 か !? |はん|くら||さしがね|

半 蔵 の 仲間 で は ない が → はん|くら||なかま||||

今   お前たち に よけいな 手出し を さ れて は 困る 。 いま|おまえたち|||てだし|||||こまる

俺 は 長門 に 現実 を 知って もらわ なきゃ なら ない んで な 。 おれ||ながと||げんじつ||しって||||||

何の こと かわか ん ねえ が 時間 が ねえ ! なんの||||||じかん||

コイツ を 叩きのめせ ! ( みんな ) おお ~ っ ! ||たたきのめせ|||

ザコ は 任せた 。 ||まかせた

( ゼツ ) まったく 人使い が 荒い んだ から 。 ||ひとづかい||あらい||

韋駄天 の 鳩 助 ! いだてん||はと|じょ

俺 の 足 を なめて もらっちゃ 困る ぜ ! おれ||あし||||こまる|

う お ~!

すり抜けた 。 いったい どう なって …。 すりぬけた|||

鳩 助 ! はと|じょ

テメエ ら   なんで   こんな   こと を …。

長門 の 輪廻 眼 を 本当の 意味 で 開眼 さ せる 。 ながと||りんね|がん||ほんとうの|いみ||かいげん||

なんの こと だ ?

この 呪わ れた 世界 に 本当の 平和 など 存在 し ない 。 |のろわ||せかい||ほんとうの|へいわ||そんざい||

長門 は 今 の 理想 を 捨て 新たな 世界 に 旅立つ 。 ながと||いま||りそう||すて|あらたな|せかい||たびだつ

そう は いく かよ !

大仏   俺 ごと やれ ! だいぶつ|おれ||

ぐ っ …。

早く ! はやく

あの世 で 会おう ぞ ! あのよ||あおう|

はっ !

水 牢 の 術 か 。 この 程度 の 術 で   俺 は やれ ん ぞ 。 すい|ろう||じゅつ|||ていど||じゅつ||おれ||||

《 ただ の 水 牢 じゃ ねえ 》 ||すい|ろう||

《 これ は セメント 》 ||せめんと

《 戦争 孤児 だった 俺 の や さ ぐれた 人生 の 中 で → せんそう|こじ||おれ|||||じんせい||なか|

暁 は 初めて 見た 希望 だった んだ 。 あかつき||はじめて|みた|きぼう||

それ を   テメエ なんか に 奪わ れて たまる か よ !》 |||||うばわ||||

《 捨て身 の 攻撃 な のだろう が → すてみ||こうげき|||

お前 と で は 文字どおり 次元 が 違う 》 おまえ||||もじどおり|じげん||ちがう

そんな …。

鳩 助   お前 の 死 は ムダ に は …。 はと|じょ|おまえ||し||むだ||

イタタタ …  固まった 表皮 が 剥けちゃ って   ヒリヒリ する よ 。 |かたまった|ひょうひ||むけちゃ||ひりひり||

悪い が   お前たち は 全員 ここ で 始末 する 。 わるい||おまえたち||ぜんいん|||しまつ|

大丈夫 か ? ああ 。 だいじょうぶ||

さあ   急ぐ ぞ 。 長門 の 運命 を 見届ける 。 |いそぐ||ながと||うんめい||みとどける

( 半 蔵 ) 弥彦 。  リーダー の お前 に は ここ で 死んで もらう 。 はん|くら|やひこ|りーだー||おまえ|||||しんで|

抵抗 すれば   この 女 の 命 は ない 。 ていこう|||おんな||いのち||

そこ の 赤い 髪 の お前 それ で 弥彦 を 殺せ 。 ||あかい|かみ||おまえ|||やひこ||ころせ

そう すれば 女 と お前 は 助けて やる 。 ||おんな||おまえ||たすけて|

やめて 長門 。  私 の こと は いい から 2 人 と も ここ から 逃げて ! |ながと|わたくし||||||じん|||||にげて

( 弥彦 ) 長門 。 やひこ|ながと

俺 を 殺 れ 。 おれ||ころ|

長門 ! やめて ! ながと|

早く しろ 。 この 女 が 死んで も いい の か ? はやく|||おんな||しんで||||

小南 …。 こみなみ

弥彦 …。 やひこ

小南 と   なんと して でも 生き延びろ 。 こみなみ|||||いきのびろ

お前 は   この世 の 救世 主だ 。 おまえ||このよ||きゅうせい|おもだ

お前 だったら   本当に …。 おまえ||ほんとうに

弥彦 ! やひこ

やれ !

弾いた だ と !? どう やって ? はじいた||||

やった か 。

長門 。 小南 。 ながと|こみなみ

弥彦 を 抱いて   じっと して いろ 。 やひこ||いだいて|||

やる な   小僧 。 ||こぞう

わし の 火 遁 を 食らい ながら 逃げきる と は 。 ||ひ|とん||くらい||にげきる||

お前   ただ の ガキ で は ない な その 眼 。 おまえ|||がき||||||がん

やれ !

口 寄せ   外 道 魔 像 ! くち|よせ|がい|どう|ま|ぞう

( みんな ) ぐ わ ぁ ~!

お っ   出た ! 呼んだ か 。 ||でた|よんだ|

十 尾 の 抜け殻 。 じゅう|お||ぬけがら

なんだ   あれ は 。

長門   これ は 使っちゃ ダメ ! ながと|||つかっちゃ|だめ

う お ぉ ~!!

ぐ わ ぁ !

♪♪~

あれ に 触れたら 死ぬ ぞ ! うわ ぁ ! ||ふれたら|しぬ|||

う お ぉ ~!!

( 悲鳴 ) ひめい

お前 が   カゲ の リーダー だった ようだ な 。 おまえ||かげ||りーだー|||

輪廻 眼 を 持って いよう と は 驚か さ れた わ 。 りんね|がん||もって||||おどろか|||

長門 …。 ながと

う お ぉ ~!!

瞬 身 の 術 ! またた|み||じゅつ

ハァ   ハァ   ハァ …。

長門   弥彦   小南 。 ながと|やひこ|こみなみ

夢 の 世界   そこ で また 会わ せて やる   必ず 。 ゆめ||せかい||||あわ|||かならず

俺 の 言った とおり だった ろ 。 おれ||いった|||

( 長門 ) ああ   やっと わかった よ 。 ながと||||

平和 を 保ち たい と する 利己 的な 意思 が 戦争 を 起こし → へいわ||たもち||||りこ|てきな|いし||せんそう||おこし

愛 を 守る ため に 憎しみ が 生まれる 。 あい||まもる|||にくしみ||うまれる

この 呪わ れた 世界 に 本当の 平和 など 存在 し ない 。 |のろわ||せかい||ほんとうの|へいわ||そんざい||

その とおり だ 。

暁 は   永遠に キミ が リーダー だ 。 あかつき||えいえんに|きみ||りーだー|

弥彦 。 やひこ

( 開演 ブザー ) かいえん|ぶざー

皆様   お 変わり ございませ ん か ? みなさま||かわり|||

美 空 ひばり です 。 び|から||

では   最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。 |さいご||||おたのしみ|

( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート   名曲 ! に っぽ ん の 歌 』 2 時間 スペシャル 。 みやもと|もくよう|じ||こんさーと|めいきょく|||||うた|じかん|すぺしゃる

( 松丸 ) 今回 も 豪華な 歌手 の 皆さん に よる → まつまる|こんかい||ごうかな|かしゅ||みなさん||