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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン18 - 388 - 最初の友

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 388 - 最初の 友

( カカシ ) アイツ は 自分 の 夢 も 現実 も 諦めたり し ない 。

そういう ヤツ だ から さ 。

( カカシ ) そして アイツ の そういう 歩き 方 が →

仲間 を 引き寄せる 。

つまずき そう なら 助け たく なる 。

その サポート が 多ければ 多い ほど ゴール に 近づける 。

《 オビト : ナルト の 道 か …》

( ナルト ) くらえ ! 大玉 螺旋 手 裏 剣 !

( カカシ ) 信じる 仲間 が 集まれば →

希望 も 形 と なって 見えて くる かも しれ ない 。

俺 は そう 思う んだ よ 。

かも な 。

( 柱 間 ) お前 から チャクラ を 吸収 する 木 龍 ぞ !

( 柱 間 ) これ で お前 の チャクラ を 吸収 する 忍術 も 意味 を なさ ん 。

つまり もう 動け ず 次の 忍術 は 吸収 でき ん と いう こと だ !

《 いい 間 だ ぞ 四 代 目 の 息子 よ 。

これ を 決めて その 隙 に 封印 する 》

ナルト が 投げ たって こと は あそこ だ !

あそこ に マダラ が いる ぞ !!

( サイ ) ナルト ! こっち !!

( サイ ) 行く よ ! サイ ! サンキュー !

グズグズ する な 。 今 が 封印 の チャンス だ 。

ナルト の 攻撃 を ムダ に は し ない ぞ !

( みんな ) おう !!

( 我 愛 羅 ) 命令 も 言葉 すら も なく →

皆 お前 に 突き動かさ れる 。

( 我 愛 羅 ) ナルト …。

フッ … 俺 も その 一 人 だ が な 。

守 鶴 。

マダラ を 封印 する のに お前 の 砂 の 力 を 借り たい 。

( 守 鶴 ) 砂漠 層 大 葬 か ?

( 我 愛 羅 ) そうだ それ も 特大 のな 。

ハーッハッハッハッハ !!

( 守 鶴 ) 人 柱 力 に 縛ら れる こと も なくなった って のに →

わざわざ お前 の 言う こと を 今さら 聞く と 思う か ?

命令 した んじゃ ない 。 頼んで いる のだ 。

嫌ならば いい 。 他の 者 の 力 を 借りる まで だ 。

う ~ ん …。

うずまき ナルト か … あの 化け 狐 野郎 と →

ずいぶん お 友達 に なった みて えだ な 。 我 愛 羅 。

協力 し ない なら 話 は 後 に して くれ 俺 は 行く 。

ケッ ! そういう 言い 方 を さ れる と カチン と くる な 。

狐 七 化 け 狸 八 化 け と いって な →

バカ 狐 に 負ける 化け 狸 様 じゃ ねえ ぜ 。

俺 は お前 の 頼み を 聞き入れた んじゃ ねえ !

俺 様 の 意思 で 動く 。 案内 しろ 。

こっち だ 。 さて 。

待って くれ ! ん ?

俺 たち も 協力 して やる 。

(( だ から 俺 は お前 も 助けて ぇ ))

安心 しろ 俺 たち は 気まぐれで やる んじゃ ねえ !

ナルト を 助け たい から だ !

感謝 する 。

砂 の 忍 の 人間 オメエ も ナルト の 知り合い か ?

( 悲鳴 )

(( カンクロウ : 建物 を 盾 に する んだ !

でも 中 に は 絶対 入る な 。

崩さ れたら 生き埋め じゃ !

♪♪~

大丈夫 か ?

ああ …。

あれ が 俺 の 弟 ?

アイツ は ただ の …。

フフフフッ … ハッ !

フフフフッ …。

こんにちは 。

こんにちは !

こんにちは !

わ ぁ ! 逃げろ !

( みんな ) わ ぁ ~!

ま … 待って !

助けて !

( 我 愛 羅 ) 一 人 に し ないで !

一 人 は イヤだ … イヤだ 。

( 夜叉 丸 ) 人 は 傷つけたり 傷つけ られたり して →

生きて ゆく もの な のです 。

でも 人 は 人 を →

そう 簡単に は 嫌いに なれ ない もの です よ 。

あっ !

血 は 出 ない けど →

ここ ん とこ が すごく 痛い んだ 。

それ は 心 の 傷 。

他人 から もらう 愛情 で しか 癒 やせ ない 厄介な 傷 。

愛情 ?

愛情 は 自分 の 身近に いる 大切な 人 に →

尽くして あげ たい と 慈しみ 見守る 心 。

死ね ! それ か 関わる な 。

バカ ! 見る なって !

ど っか 行け !

( 夜叉 丸 ) あなた の 名 は 我 愛 羅 。

我 を 愛する 修羅 。 自分 だけ を 愛し なさい 。

そして 自分 だけ の ため に 戦い なさい 。

あなた は 愛さ れて など い なかった のだ から 。

うわ ぁ !!

う ぅ …。

う お ぉっ !!

( 咆哮 )

アイツ は ただ の バケモノ じゃ !

( 咆哮 )

う …。

う ぅ … ハァ ハァ …。

なんとも ない の か よ …。

( テマリ ) カンクロウ …。 仲間 だ ぞ !

里 の 仲間 を … 殺して おいて なんとも ない の か よ !

ここ が ! 心 が 痛ま ない の か よ !

黙れ 殺す ぞ ))

< 我 愛 羅 : 生まれながら の 殺戮 兵器 。 制 御 不能の バケモノ 。

母 の 命 を 糧 に 生まれ 里 から う と まれ →

兄 姉 から も 敬遠 さ れ →

父 様 から は 暗殺 の ターゲット と さ れて いた 。

俺 は 孤独だった 。

孤独な 兵器 に 心 など いら なかった 。

そして 木 ノ 葉 崩し に 兵器 と して 送り込ま れ →

アイツ と 出会った のだ >

(( 行く ぞ 。

( サスケ ) おい そこ の お前 。

名 は 何て いう ?

砂漠 の 我 愛 羅 。

( 我 愛 羅 ) 俺 も お前 に 興味 が ある 名 は ?

うち は サスケ だ 。

あの さ あの さ ! 俺 は 俺 は ?

興味 ない ))

< うずまき ナルト アイツ と の 最初の 出会い は →

本当に 興味 の ない もの だった 。

だが …>

(( ぜ って ぇ 勝つ !))

< こと ある ごと に 仲間 を 意識 した アイツ の 言動 が →

俺 の 心 に 小さな 苛立ち の さざなみ を 立てて いった >

(( テメエ ゲジマユ に 何 しよう と した ?

殺そう と した 。

俺 の 邪魔 を すれば お前 ら も 殺す 。

お前 なんか に 俺 は 殺せ ねえ よ !

( シカマル ) よせ って さっき から 言って んだ ろ 。

コイツ は バケモノ 並み の 強 さ だ 。

俺 は 本物 の バケモン 飼って んだ 。

こんな ヤツ に 負け ねえ ))

< 更に アイツ は 俺 に も 関わって きた 。

それ は 俺 に とって →

憎悪 を かきたてる 以外 の 何者 で も なかった >

(( 我 愛 羅 : コイツ ら は お前 に とって 何 だ ?

俺 の 仲間 だって ば よ !

これ 以上 ち っと でも 傷つけて み や がれ 。

テメエ ぶ っ 飛ばす ぞ !

仲間 ? 笑わ せる !

俺 は 自分 の ため だけ に …。

戦う !

自分 に 似て る から おんなじ ような 寂し さ と か →

悲し さ と か 感じて 生きて きた から →

そんな 孤独 の なか で →

自分 の ため だけ に 戦う お前 を 強い と 思った 。

でも 本当に 強い って そんな こと じゃ なかった はずだ 。

自分 だけ の ため に 戦った って 本当 は 強く なれ ねえ んだ 。

ハァーッ !

多重 影 分身 の 術 。

う ず ま き ナルト 二千 連 弾 の 巻 ))

《 我 愛 羅 : この 俺 が こんな … こんな ヤツ に 負ける はず ある か !》

< アイツ は 追い詰めれば 追い詰める ほど →

より 強い 力 を 発揮 し 始めた >

(( 口 寄せ の 術 !

変化 の 術 !

起き や がれ この 野郎 !))

< 何度 も 何度 も どん底 から …>

(( 死ね ! こんち くしょう が !

《 なぜ コイツ は これほど 強い …》

なんで … なんで お前 は 他人 の ため に そこ まで …。

一 人 ぼ っち の あの 地獄 から 救って くれた …。

俺 の 存在 を 認めて くれた …。

大切な みんな だ から …。

愛情 …。

だから コイツ は 強い の か …))

< この 日 は 俺 に とって 特別な 日 と なった 。

自分 と 同じ 境遇 を 持ち ながら も →

自分 と は 違う 生き 方 が あった こと 。

そして それ が 己 の 強 さ に →

つながって いる こと を 知った のだ >

(( 我 愛 羅 : 努力 し 自ら 切りひらく しか ない んだ 。

一 人きり の 孤独な 道 に 逃げ ず に …。

そう すれば いつか アイツ の ように …。

だから 俺 は 砂 の 一 人 の 忍 と して 風 影 を 目指す 。

この 里 に つながり 生きる ため に …。

我 愛 羅 …。

うずまき ナルト を 見て そう 思った 。

他者 と の つながり 。 俺 に とって それ は →

今 まで 憎しみ と 殺意 で しか なかった 。

しかし アイツ が あそこ まで して 言う →

つながり と は いったい 何 な の か …。

今頃 に なって 俺 に も 少し だけ わかった こと が ある 。

苦しみ や 悲しみ 喜び も →

他の 誰 か と 分かち合う こと が できる のだ と …。

うずまき ナルト … アイツ は 俺 と 同じ 苦し み を 知っていた 。

そして 生きる 道 を 変える こと が できる こと を 教えて くれた 。

俺 も いつか 誰 か に 必要 と さ れる 存在 に なり たい 。

恐るべき 兵器 と して で は なく 砂 隠れ の 風 影 と して ))

< 後ろ向き だった 俺 の 人生 は →

ようやく 一 歩 前 に 踏み出せた のだ 。

そして 俺 は 風 影 と なった 。

多く の 仲間 を 得て →

これ から もっと 他者 から 必要 と さ れる 存在 と なり →

そして 胸 を 張って アイツ と 対等に →

友 と 認め られる 日 を 目指して 前 へ 前 へ と 歩み 始めた のだ 。

しかし …>

《 誰 だ … この 手 。

なんだ 俺 の 手 か 》

《 俺 は 誰 か に 必要 と さ れる 存在 に なれた のだろう か 。

あれ ? なんだ … 俺 ?》

《 あれ が 俺 … 誰 か に 必要 と さ れ た がって た 俺 。

どうして なんで そう なり たかった んだろう 。

俺 は なんで それ を 望む 存在 なんだろう ?

あの 目 あの 鼻 あの 口 。

なぜ … なぜ あれ が 我 愛 羅 。

俺 は その 中 に いた 。

いや そもそも 俺 と は 何 だ ?

俺 と 自覚 して る だけ で →

そもそも 何者 な んだ ?

ただ の 小さな 感覚 》

我 愛 羅 我 愛 羅 !

《 誰 だ 誰 を 呼んで る ?》

《 誰 だ ? この 手 。

なんだ また 俺 の 手 か 。

俺 の 手 …。

俺 ?

俺 と は 誰 だ ?

俺 …》

《 俺 は …》

< 暁 に 捕らえ られ 尾 獣 を 抜か れた 俺 が …。

一 度 は 死んだ 俺 が 生き返る こと が できた の は →

チヨバア 様 の 命 を 引きかえ に した 禁 術 と →

ナルト の チャクラ の おかげ だった と いう >

(( カンクロウ : じゃあ な 。 お おう …。

普通 なら ここ で 握手 と かして 別れ んだろう けど →

俺 って ば そういう の 苦手だ から な 。

このまま …))

< 俺 は お前 に 友 と 認め られ たくて →

努力 して きた つもりだった 。

もっと 他者 に 必要 と さ れ →

認め られる 存在 に なら ねば と 励んで きた 。

だが …>

< 俺 たち は あの 日 互い を 理解 し →

存在 を 認め合う 仲 … 友 に なって いた のだ な >

どうした ?

オメエ も ナルト の 知り合い か と 聞いた んだ 。

あぁ 最初の 友 だ 。

そう か 。

( 我 愛 羅 ) よし 急ごう 。

< 旬 の 小 鉢 が 大好きな 豆 助 >

豆 助 きょう は 今 が 旬 の あれ を 使った 小 鉢 よ

< その 小 鉢 と は ?>

< それ は …→

1 年 の 中 でも とりわけ …>

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 388 - 最初の 友 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|さいしょの|とも Naruto Shippuden - Season 18 - 388 - First Friend

( カカシ ) アイツ は 自分 の 夢 も 現実 も 諦めたり し ない 。 |||じぶん||ゆめ||げんじつ||あきらめたり|| (Kakashi) He won't give up on his dreams or reality.

そういう ヤツ だ から さ 。 |やつ||| That's the kind of guy he is.

( カカシ ) そして   アイツ の そういう 歩き 方 が → |||||あるき|かた| ( Kakashi ) And that way he walks →

仲間 を 引き寄せる 。 なかま||ひきよせる Attract friends.

つまずき そう なら 助け たく なる 。 |||たすけ|| If you're about to stumble, you want to help.

その サポート が 多ければ 多い ほど ゴール に 近づける 。 |さぽーと||おおければ|おおい||ごーる||ちかづける The more support you have, the closer you can get to your goal.

《 オビト : ナルト の 道 か …》 |||どう| 《Obito: Naruto's way...》

( ナルト ) くらえ !  大玉 螺旋 手 裏 剣 ! ||おおたま|らせん|て|うら|けん (Naruto) Come on! Ootama Rasen Shuriken!

( カカシ ) 信じる 仲間 が 集まれば → |しんじる|なかま||あつまれば (Kakashi) If friends who believe in it gather →

希望 も 形 と なって 見えて くる かも しれ ない 。 きぼう||かた|||みえて|||| Hope may also take shape.

俺 は   そう 思う んだ よ 。 おれ|||おもう||

かも な 。

( 柱 間 ) お前 から チャクラ を 吸収 する 木 龍 ぞ ! ちゅう|あいだ|おまえ||||きゅうしゅう||き|りゅう|

( 柱 間 ) これ で   お前 の チャクラ を 吸収 する 忍術 も 意味 を なさ ん 。 ちゅう|あいだ|||おまえ||||きゅうしゅう||にんじゅつ||いみ||な さ|

つまり   もう 動け ず   次の 忍術 は 吸収 でき ん と いう こと だ ! ||うごけ||つぎの|にんじゅつ||きゅうしゅう||||||

《 いい 間 だ ぞ   四 代 目 の 息子 よ 。 |あいだ|||よっ|だい|め||むすこ|

これ を 決めて その 隙 に 封印 する 》 ||きめて||すき||ふういん|

ナルト が 投げ たって こと は あそこ だ ! ||なげ|||||

あそこ に   マダラ が いる ぞ !! ||まだら|||

( サイ ) ナルト !  こっち !! さい||

( サイ ) 行く よ ! サイ !  サンキュー ! さい|いく||さい|さんきゅー

グズグズ する な 。  今 が 封印 の チャンス だ 。 ぐずぐず|||いま||ふういん||ちゃんす|

ナルト の 攻撃 を   ムダ に は し ない ぞ ! ||こうげき||むだ|||||

( みんな ) おう !!

( 我 愛 羅 ) 命令 も   言葉 すら も なく → われ|あい|ら|めいれい||ことば|||

皆   お前 に 突き動かさ れる 。 みな|おまえ||つきうごかさ|

( 我 愛 羅 ) ナルト …。 われ|あい|ら|

フッ …  俺 も   その 一 人 だ が な 。 |おれ|||ひと|じん|||

守 鶴 。 しゅ|つる

マダラ を 封印 する のに お前 の 砂 の 力 を 借り たい 。 まだら||ふういん|||おまえ||すな||ちから||かり|

( 守 鶴 ) 砂漠 層 大 葬 か ? しゅ|つる|さばく|そう|だい|ほうむ|

( 我 愛 羅 ) そうだ   それ も 特大 のな 。 われ|あい|ら|そう だ|||とくだい|

ハーッハッハッハッハ !!

( 守 鶴 ) 人 柱 力 に 縛ら れる こと も なくなった って のに → しゅ|つる|じん|ちゅう|ちから||しばら||||||

わざわざ   お前 の 言う こと を 今さら 聞く と 思う か ? |おまえ||いう|||いまさら|きく||おもう|

命令 した んじゃ ない 。 頼んで いる のだ 。 めいれい||||たのんで||

嫌ならば いい 。 他の 者 の 力 を 借りる まで だ 。 いやならば||たの|もの||ちから||かりる||

う ~ ん …。

うずまき ナルト か … あの 化け 狐 野郎 と → ||||ばけ|きつね|やろう|

ずいぶん お 友達 に なった みて えだ な 。  我 愛 羅 。 ||ともだち||||||われ|あい|ら

協力 し ない なら 話 は 後 に して くれ   俺 は 行く 。 きょうりょく||||はなし||あと||||おれ||いく

ケッ !  そういう 言い 方 を さ れる と カチン と くる な 。 ||いい|かた||||||||

狐 七 化 け 狸 八 化 け と いって な → きつね|なな|か||たぬき|やっ|か||||

バカ 狐 に 負ける 化け 狸 様 じゃ ねえ ぜ 。 ばか|きつね||まける|ばけ|たぬき|さま|||

俺 は   お前 の 頼み を 聞き入れた んじゃ ねえ ! おれ||おまえ||たのみ||ききいれた||

俺 様 の 意思 で 動く 。  案内 しろ 。 おれ|さま||いし||うごく|あんない|

こっち だ 。 さて 。

待って くれ ! ん ? まって||

俺 たち も 協力 して やる 。 おれ|||きょうりょく||

(( だ から   俺 は   お前 も 助けて ぇ )) ||おれ||おまえ||たすけて|

安心 しろ   俺 たち は 気まぐれで やる んじゃ ねえ ! あんしん||おれ|||きまぐれで|||

ナルト を 助け たい から だ ! ||たすけ|||

感謝 する 。 かんしゃ|

砂 の 忍 の 人間 オメエ も ナルト の 知り合い か ? すな||おし||にんげん|||||しりあい|

( 悲鳴 ) ひめい

(( カンクロウ : 建物 を 盾 に する んだ ! |たてもの||たて|||

でも   中 に は 絶対   入る な 。 |なか|||ぜったい|はいる|

崩さ れたら 生き埋め じゃ ! くずさ||いきうめ|

♪♪~

大丈夫 か ? だいじょうぶ|

ああ …。

あれ が 俺 の 弟 ? ||おれ||おとうと

アイツ は   ただ の …。

フフフフッ …  ハッ !

フフフフッ …。

こんにちは 。

こんにちは !

こんにちは !

わ ぁ ! 逃げろ ! ||にげろ

( みんな ) わ ぁ ~!

ま …  待って ! |まって

助けて ! たすけて

( 我 愛 羅 ) 一 人 に し ないで ! われ|あい|ら|ひと|じん|||

一 人 は イヤだ …  イヤだ 。 ひと|じん||いやだ|いやだ

( 夜叉 丸 ) 人 は 傷つけたり 傷つけ られたり して → やしゃ|まる|じん||きずつけたり|きずつけ||

生きて ゆく もの な のです 。 いきて||||

でも   人 は 人 を → |じん||じん|

そう 簡単に は 嫌いに なれ ない もの です よ 。 |かんたんに||きらいに|||||

あっ !

血 は 出 ない けど → ち||だ||

ここ ん とこ が   すごく 痛い んだ 。 |||||いたい|

それ は   心 の 傷 。 ||こころ||きず

他人 から もらう 愛情 で しか 癒 やせ ない   厄介な 傷 。 たにん|||あいじょう|||いや|||やっかいな|きず

愛情 ? あいじょう

愛情 は   自分 の 身近に いる 大切な 人 に → あいじょう||じぶん||みぢかに||たいせつな|じん|

尽くして あげ たい と 慈しみ 見守る 心 。 つくして||||いつくしみ|みまもる|こころ

死ね ! それ か   関わる な 。 しね|||かかわる|

バカ ! 見る なって ! ばか|みる|

ど っか 行け ! ||いけ

( 夜叉 丸 ) あなた の 名 は 我 愛 羅 。 やしゃ|まる|||な||われ|あい|ら

我 を 愛する 修羅 。 自分 だけ を 愛し なさい 。 われ||あいする|しゅら|じぶん|||あいし|

そして   自分 だけ の ため に 戦い なさい 。 |じぶん|||||たたかい|

あなた は   愛さ れて など い なかった のだ から 。 ||あいさ||||||

うわ ぁ !!

う ぅ …。

う お ぉっ !!

( 咆哮 ) ほうこう

アイツ は   ただ の バケモノ じゃ !

( 咆哮 ) ほうこう

う …。

う ぅ …  ハァ   ハァ …。

なんとも ない の か よ …。

( テマリ ) カンクロウ …。 仲間 だ ぞ ! ||なかま||

里 の 仲間 を …  殺して おいて なんとも ない の か よ ! さと||なかま||ころして||||||

ここ が !  心 が 痛ま ない の か よ ! ||こころ||いたま||||

黙れ   殺す ぞ )) だまれ|ころす|

< 我 愛 羅 : 生まれながら の 殺戮 兵器 。  制 御 不能の バケモノ 。 われ|あい|ら|うまれながら||さつりく|へいき|せい|ご|ふのうの|

母 の 命 を 糧 に 生まれ 里 から う と まれ → はは||いのち||かて||うまれ|さと||||

兄   姉 から も 敬遠 さ れ → あに|あね|||けいえん||

父 様 から は 暗殺 の ターゲット と さ れて いた 。 ちち|さま|||あんさつ||たーげっと||||

俺 は 孤独だった 。 おれ||こどくだった

孤独な 兵器 に 心 など いら なかった 。 こどくな|へいき||こころ|||

そして 木 ノ 葉 崩し に 兵器 と して 送り込ま れ → |き||は|くずし||へいき|||おくりこま|

アイツ と 出会った のだ > ||であった|

(( 行く ぞ 。 いく|

( サスケ ) おい   そこ の お前 。 さすけ||||おまえ

名 は 何て いう ? な||なんて|

砂漠 の 我 愛 羅 。 さばく||われ|あい|ら

( 我 愛 羅 ) 俺 も お前 に 興味 が ある   名 は ? われ|あい|ら|おれ||おまえ||きょうみ|||な|

うち は サスケ だ 。 ||さすけ|

あの さ   あの さ !  俺 は   俺 は ? ||||おれ||おれ|

興味 ない )) きょうみ|

<  うずまき ナルト アイツ と の 最初の 出会い は → |||||さいしょの|であい|

本当に 興味 の ない もの だった 。 ほんとうに|きょうみ||||

だが …>

(( ぜ って ぇ   勝つ !)) |||かつ

<  こと ある ごと に 仲間 を 意識 した   アイツ の 言動 が → ||||なかま||いしき||||げんどう|

俺 の 心 に   小さな 苛立ち の さざなみ を 立てて いった > おれ||こころ||ちいさな|いらだち||||たてて|

(( テメエ   ゲジマユ に 何 しよう と した ? |||なん|||

殺そう と した 。 ころそう||

俺 の 邪魔 を すれば   お前 ら も 殺す 。 おれ||じゃま|||おまえ|||ころす

お前 なんか に   俺 は 殺せ ねえ よ ! おまえ|||おれ||ころせ||

( シカマル ) よせ って さっき から 言って んだ ろ 。 |||||いって||

コイツ は   バケモノ 並み の 強 さ だ 。 |||なみ||つよ||

俺 は   本物 の バケモン 飼って んだ 。 おれ||ほんもの|||かって|

こんな ヤツ に 負け ねえ )) |やつ||まけ|

< 更に   アイツ は 俺 に も 関わって きた 。 さらに|||おれ|||かかわって|

それ は   俺 に とって → ||おれ||

憎悪 を かきたてる 以外 の 何者 で も なかった > ぞうお|||いがい||なにもの|||

(( 我 愛 羅 : コイツ ら は お前 に とって 何 だ ? われ|あい|ら||||おまえ|||なん|

俺 の 仲間 だって ば よ ! おれ||なかま|||

これ 以上 ち っと でも 傷つけて み や がれ 。 |いじょう||||きずつけて|||

テメエ ぶ っ 飛ばす ぞ ! |||とばす|

仲間 ?  笑わ せる ! なかま|わらわ|

俺 は   自分 の ため だけ に …。 おれ||じぶん||||

戦う ! たたかう

自分 に 似て る から おんなじ ような 寂し さ と か → じぶん||にて|||||さびし|||

悲し さ と か 感じて 生きて きた から → かなし||||かんじて|いきて||

そんな 孤独 の なか で → |こどく|||

自分 の ため だけ に 戦う お前 を 強い と 思った 。 じぶん|||||たたかう|おまえ||つよい||おもった

でも   本当に 強い って そんな こと じゃ なかった はずだ 。 |ほんとうに|つよい||||||

自分 だけ の ため に 戦った って 本当 は   強く なれ ねえ んだ 。 じぶん|||||たたかった||ほんとう||つよく|||

ハァーッ !

多重 影 分身 の 術 。 たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

う   ず   ま   き   ナルト 二千 連 弾 の 巻 )) |||||にせん|れん|たま||かん

《 我 愛 羅 : この 俺 が   こんな … こんな ヤツ に 負ける はず ある か !》 われ|あい|ら||おれ||||やつ||まける|||

< アイツ は   追い詰めれば 追い詰める ほど → ||おいつめれば|おいつめる|

より 強い 力 を 発揮 し 始めた > |つよい|ちから||はっき||はじめた

(( 口 寄せ の 術 ! くち|よせ||じゅつ

変化 の 術 ! へんか||じゅつ

起き や がれ   この 野郎 !)) おき||||やろう

< 何度 も 何度 も   どん底 から …> なんど||なんど||どんぞこ|

(( 死ね ! こんち くしょう が ! しね|||

《 なぜ   コイツ は   これほど 強い …》 ||||つよい

なんで …  なんで お前 は 他人 の ため に   そこ まで …。 ||おまえ||たにん|||||

一 人 ぼ っち の あの 地獄 から 救って くれた …。 ひと|じん|||||じごく||すくって|

俺 の 存在 を 認めて くれた …。 おれ||そんざい||みとめて|

大切な   みんな だ から …。 たいせつな|||

愛情 …。 あいじょう

だから   コイツ は 強い の か …)) |||つよい||

<  この 日 は   俺 に とって 特別な 日 と なった 。 |ひ||おれ|||とくべつな|ひ||

自分 と 同じ 境遇 を 持ち ながら も → じぶん||おなじ|きょうぐう||もち||

自分 と は 違う 生き 方 が あった こと 。 じぶん|||ちがう|いき|かた|||

そして   それ が 己 の 強 さ に → |||おのれ||つよ||

つながって いる こと を 知った のだ > ||||しった|

(( 我 愛 羅 : 努力 し 自ら 切りひらく しか ない んだ 。 われ|あい|ら|どりょく||おのずから|きりひらく|||

一 人きり の 孤独な 道 に 逃げ ず に …。 ひと|ひときり||こどくな|どう||にげ||

そう すれば   いつか アイツ の ように …。

だから 俺 は   砂 の 一 人 の 忍 と して 風 影 を 目指す 。 |おれ||すな||ひと|じん||おし|||かぜ|かげ||めざす

この 里 に つながり 生きる ため に …。 |さと|||いきる||

我 愛 羅 …。 われ|あい|ら

うずまき ナルト を 見て   そう 思った 。 |||みて||おもった

他者 と の つながり 。 俺 に とって   それ は → たしゃ||||おれ||||

今 まで 憎しみ と 殺意 で しか なかった 。 いま||にくしみ||さつい|||

しかし   アイツ が あそこ まで して 言う → ||||||いう

つながり と は いったい 何 な の か …。 ||||なん|||

今頃 に なって 俺 に も 少し だけ わかった こと が ある 。 いまごろ|||おれ|||すこし|||||

苦しみ や 悲しみ   喜び も → くるしみ||かなしみ|よろこび|

他の 誰 か と 分かち合う こと が できる のだ と …。 たの|だれ|||わかちあう|||||

うずまき ナルト …  アイツ は 俺 と 同じ 苦し み を 知っていた 。 ||||おれ||おなじ|にがし|||しっていた

そして   生きる 道 を 変える こと が できる こと を 教えて くれた 。 |いきる|どう||かえる||||||おしえて|

俺 も   いつか   誰 か に 必要 と さ れる 存在 に なり たい 。 おれ|||だれ|||ひつよう||||そんざい|||

恐るべき 兵器 と して で は なく 砂 隠れ の 風 影 と して )) おそるべき|へいき||||||すな|かくれ||かぜ|かげ||

< 後ろ向き だった 俺 の 人生 は → うしろむき||おれ||じんせい|

ようやく 一 歩 前 に 踏み出せた のだ 。 |ひと|ふ|ぜん||ふみだせた|

そして   俺 は 風 影 と なった 。 |おれ||かぜ|かげ||

多く の 仲間 を 得て → おおく||なかま||えて

これ から もっと 他者 から 必要 と さ れる 存在 と なり → |||たしゃ||ひつよう||||そんざい||

そして   胸 を 張って   アイツ と 対等に → |むね||はって|||たいとうに

友 と 認め られる 日 を 目指して 前 へ 前 へ と 歩み 始めた のだ 。 とも||みとめ||ひ||めざして|ぜん||ぜん|||あゆみ|はじめた|

しかし …>

《 誰 だ …  この 手 。 だれ|||て

なんだ   俺 の 手 か 》 |おれ||て|

《 俺 は   誰 か に 必要 と さ れる 存在 に なれた のだろう か 。 おれ||だれ|||ひつよう||||そんざい||||

あれ ?  なんだ …  俺 ?》 ||おれ

《 あれ が 俺 …  誰 か に 必要 と さ れ た がって た 俺 。 ||おれ|だれ|||ひつよう|||||||おれ

どうして   なんで そう なり たかった んだろう 。

俺 は   なんで   それ を 望む 存在 なんだろう ? おれ|||||のぞむ|そんざい|

あの 目   あの 鼻   あの 口 。 |め||はな||くち

なぜ …  なぜ   あれ が 我 愛 羅 。 ||||われ|あい|ら

俺 は   その 中 に いた 。 おれ|||なか||

いや   そもそも 俺 と は 何 だ ? ||おれ|||なん|

俺 と 自覚 して る だけ で → おれ||じかく||||

そもそも   何者 な んだ ? |なにもの||

ただ の 小さな 感覚 》 ||ちいさな|かんかく

我 愛 羅   我 愛 羅 ! われ|あい|ら|われ|あい|ら

《 誰 だ   誰 を 呼んで る ?》 だれ||だれ||よんで|

《 誰 だ ?  この 手 。 だれ|||て

なんだ   また 俺 の 手 か 。 ||おれ||て|

俺 の 手 …。 おれ||て

俺 ? おれ

俺 と は 誰 だ ? おれ|||だれ|

俺 …》 おれ

《 俺 は …》 おれ|

< 暁 に 捕らえ られ 尾 獣 を 抜か れた 俺 が …。 あかつき||とらえ||お|けだもの||ぬか||おれ|

一 度 は 死んだ 俺 が 生き返る こと が できた の は → ひと|たび||しんだ|おれ||いきかえる|||||

チヨバア 様 の 命 を 引きかえ に した 禁 術 と → |さま||いのち||ひきかえ|||きん|じゅつ|

ナルト の チャクラ の おかげ だった と いう >

(( カンクロウ : じゃあ な 。 お   おう …。

普通 なら   ここ で 握手 と かして 別れ んだろう けど → ふつう||||あくしゅ|||わかれ||

俺 って ば   そういう の 苦手だ から な 。 おれ|||||にがてだ||

このまま …))

< 俺 は お前 に 友 と 認め られ たくて → おれ||おまえ||とも||みとめ||

努力 して きた つもりだった 。 どりょく|||

もっと 他者 に 必要 と さ れ → |たしゃ||ひつよう|||

認め られる 存在 に なら ねば と 励んで きた 。 みとめ||そんざい|||||はげんで|

だが …>

< 俺 たち は   あの 日 互い を 理解 し → おれ||||ひ|たがい||りかい|

存在 を 認め合う 仲 … 友 に なって いた のだ な > そんざい||みとめあう|なか|とも|||||

どうした ?

オメエ も ナルト の 知り合い か と 聞いた んだ 。 ||||しりあい|||きいた|

あぁ   最初の 友 だ 。 |さいしょの|とも|

そう か 。

( 我 愛 羅 ) よし   急ごう 。 われ|あい|ら||いそごう

< 旬 の 小 鉢 が 大好きな 豆 助 > しゅん||しょう|はち||だいすきな|まめ|じょ

豆 助   きょう は 今 が 旬 の あれ を 使った 小 鉢 よ まめ|じょ|||いま||しゅん||||つかった|しょう|はち|

<  その 小 鉢 と は ?> |しょう|はち||

<  それ は …→

1 年 の 中 でも   とりわけ …> とし||なか||