Shingeki no Kyojin Season 3 (Attack on Titan Season 3) Episode 02
( ケニー ) よ お リヴァイ
大きく なった か ?
ひ ゃっ ほ 〜!
お っ
お め え も あんまり 変わって ねえ な
( リヴァイ ) ケニー !
バキュ 〜 ン
♪〜
〜♪
( ケイジ ) 銃声 ? あっ
( エレン ) どうかした んです か ?
( ケイジ ) 出る な はっ !
( ケイジ たち ) う っ
( クリスタ ) あ …
う っ
( エレン ) ヒストリア !
う っ
う …
エレン ! ( 銃声 )
( 兵士 ) は あっ !
( ワイヤー 音 )
あっ
う っ …
( 銃声 )
( リヴァイ ) クソッ こっち の 動き を 完全に 読んで たって ことか
あっ
( 銃声 )
( リヴァイ ) ケニー
より に よって なぜ ヤツ が 憲兵 に
( 破壊 音 )
( 客 たち の ざわめき )
( 客 ) リヴァイ だ 調査 兵 団 の
( 店主 ) ひ っ ! い … いらっしゃい ませ
( ケ 二 ー ) よっ と
( リヴァイ ) クソ このまま じゃ 部下 も エレン も ヒストリア も 失う
ち っ
( ケニー ) どうも この 店 から 薄汚 ( うすぎ たね ) え ネズミ の 臭い が する な
ど チビ の ネズミ の よ
見 〜 つけた !
憲兵 様 が 悪党 を 殺し に 来た ぜ え
バン バン !
( 店主 ) ひ いっ
( 客 ) ああ っ あ …
( ケニー ) なんだ ! い ねえ の か よ
( リヴァイ ) ここ だ ケニー 久しぶりだ な
まだ 生きて る と は 思わ なかった ぜ
憲兵 を 殺し まくった あんた が 憲兵 やって ん の か
( ケニー ) ガキ に は 大人 の 事情 なんて 分か ん ねえ もん さ
おっと すま ねえ
お め え は チビ な だけ で 歳 ( と し ) は それなり に 取って た な
お め え の 活躍 を 楽しみに して た よ
俺 が 教えた 処 世 術 が こんな 形 で 役 に 立った と は な
袋 の ネズミ って 言葉 を 俺 は 教え なかった か ?
( カチャリ )
( ケニー ) これ じゃあ お め え が ど っ から 逃げよう と
上 から ドカン だ ぜ
なあ リヴァイ
どうして お前 が 調査 兵 に なった か 俺 に は 分かる 気 が する よ
俺 ら は ゴミ 溜 ( た ) め の 中 で 生きる しか なかった
その 日 を 生きる の に 精いっぱい でよ
世界 は どうやら 広い らしい と 知った 日 は
そりゃ 深く 傷ついた もん だ
だが 救い は あった
やり たい こと が 見つかった んだ
単純だろう ?
単純だ が 実際
人生 を 豊かに して くれる の は 趣味 だ な
( リヴァイ ) 趣味 か
俺 の 部下 の 頭 を 吹っ飛ば した の も あんた の 趣味 か
( ケニー ) ああ
大いなる 目的 の ため なら 殺し まくり だ
お前 だって て め え の ため に 殺す だろう ?
( リヴァイ ) ああ
( 銃声 )
( 兵士 1) う う っ ( 兵士 2) 待て !
( 兵士 2) 隊長 だ
助かった よ じいさん
ひ いっ
( 兵士 ) あっ
椅子 ?
( リヴァイ ) ふ っ !
( 兵士 ) ぐ は あっ
( 兵士 ) なに ?
( 兵士 ) 撃て ! ( 銃声 )
( リヴァイ ) ぐう っ !
( サシャ ) 銃声 です
( コニー ) は ?
( サシャ ) ほら !
何 発 も 鳴って ます よ
( ジャン ) や っぱ 何 か あった の か ?
( ミカサ ) 多分 あった
( ジャン ) あっ
( ミカサ ) 兵 士長 から の 伝言 は こう
これ から は 巨人 だけ じゃ なく 人 と 戦う こと に なる
(2 人 ) えっ ?
はっ ? それ って …
( コ 二 ー ) おい !
( ナイル ) うん ?
( ナイル ) 今 の は 中央 憲兵 か ?
( 側近 ) 師 団長 資料 の 確認 お 願い し ます
( カーフェン ) 隊長
やっと 死んだ んです か ?
( ケニー ) バカ 野郎
死人 が どう やって 返事 する って んだ よ
いて て て て … やられた ぜ
そう いや 酒場 なんか は
護身 目的 に 銃 の 所持 が 認め られて たな
ど チビ なり に 成長 して た らしい
( カーフェン ) よかった です ね
ああ ? いいわけ ねえ だ ろ
俺 の 夢 が 遠 の いち まう だろう が
あっ
おい ! エレン たち だ
( アルミン ) 兵 長 !
何 だ ? ありゃ
( 兵士 ) ぐ あっ
ぐ あ 〜 っ
あ …
( リヴァイ ) 馬車 を 追う ぞ !
はい
( リヴァイ ) いい か ヤツ ら は 対人 の 戦闘 に 慣れて る
もう 3 人 やられた
( ミカサ たち ) えっ
エレン たち を 取り戻す ため に は 躊躇 ( ちゅうちょ ) する な
殺せる とき は 殺せ
分かった か ?
( ミカサ ) 了解 ( ジャン ) な っ …
( 兵士 ) うわ っ
ち っ
アルミン ジャン 馬車 に 移れ !
ほか は 援護 だ !
( アルミン ) あっ はい !
( ジャン ) また 人 が …
( アルミン ) ジャン !
( 着地 音 ) あっ
ぐ あっ
あっ …
う っ
動く な !
おい …
( 兵士 ) ぐ っ !
う う っ
ああ っ
あ …
( ミカサ ) ジャン !
( 銃声 )
( 倒れる 音 )
( ローデリヒ ) まさか エルヴィン から
何も 出 ない と は な
エレン ・ イェーガー と ヒストリア の 居場所 が 分から ん ので は
調査 兵 団 の 活動 を 凍結 した ところ で 意味 は ない ぞ
( アウリール ) ああ
( デレトフ ) ニック 司祭 から どこ まで 情報 を 得た の か に ついて は …
( アウリール ) しかたがない
あまり 強引に 突っ込めば
逆に 知ら なかった こと を 教える こと に なり かね ん
( ゲラルト ) いや
知っている か い ない か で は ない
知ろう と した こと それ で 十分だ
人類 憲章 に 則 ( の っと ) って 処理 すれば いい
これ まで そうして きた ように な
( ドア が 開く 音 )
( 一同 ) ん ?
レイス 卿 から だ
あっ
エレン と ヒストリア を 押さえた らしい
エルヴィン および 調査 兵 団 に ついて も
手 は 打った と ある
こちら が 動く 必要 は ない と
(3 人 ) ん ?
( ナイル ) これ で 終了 だ
私物 で 戻して ほしい もの が あれば あと で
( エルヴィン ) いや 問題 ない
お前 と 話し たい と 思って いた
思い出 話 に つきあう 気 は ない ぞ
( エルヴィン ) つれない な ナイル
一緒に 調査 兵 団 を 志した 仲 だろう
この 小さな 世界 は 変わろう と して いる
希望 か 絶望 か
中央 は 人類 の 未来 を 託す に 足る 存在 か 否 か
選ぶ の は 誰 だ ?
誰 が 選ぶ ?
お前 は 誰 を 信じる ?
エルヴィン … お前 何 を やる つもりだ ?
( エルヴィン ) 毎度 おなじみ の 博打 ( ばくち ) だ
( アルミン が 吐く 声 )
( アルミン ) う う っ ぐ …
ハア ハア …
ミカサ も こう なった の ?
え ?
あっ …
ごめん
( ミカサ ) いい よ
( アルミン ) ごめん ごめん …
( 銃声 )
あっ ああ …
( 倒れる 音 )
あっ
マズ い アルミン ジャン !
ぐう っ !
ダメだ ! 一 度 引く
う う っ …
エレ 〜 ン !
( リヴァイ ) どうした ?
こんな 汚 ねえ 場所 じゃ 食え ねえ か ?
( アルミン ) いえ
ジャン ひと つ 分から ない こと が あって
何 だ ?
( アルミン ) 銃 を 撃って 君 を 助けた とき
僕 は 正直 間に合わ ない と 思った
ごめん でも …
なんで 先 に 撃った の は 僕 なんだろう
それ は …
( リヴァイ ) 相手 が 一瞬 撃つ の を 躊躇 した
あっ
( リヴァイ ) そうだ ろ ?
アルミン すま ねえ
俺 が すぐに やら なきゃ いけなかった のに
( アルミン ) そう だった んだ
僕 が 殺した 人 は きっと 優しい 人だった んだろう な
僕 なんか より ずっと 人間 らしい 人 だった
僕 は すぐに 引き金 を 引けた のに
僕 は …
アルミン お前 の 手 は もう 汚れ ち まったん だ
以前 の お前 に は 戻れ ねえ よ
( ミカサ ) あっ … なぜ そんな こと を
新しい 自分 を 受け入れろ
もし 今 も お前 の 手 が きれいな まん まだ ったら な
今 ここ に ジャン は いない だ ろ
お前 が 引き金 を すぐに 引けた の は
仲間 が 殺さ れ そうに なって いた から だ
アルミン お前 が 手 を 汚して くれた おかげ で
俺 たち は 仲間 を 1 人 亡くさ ず に 済んだ
ありがとう
リヴァイ 兵 長
俺 は 人 と 戦う なんて 間違って る と 思って ました
そんな こと を いきなり やら せる 兵 長 の こと も
人 に 手 を 下す の が 怖かった から です
でも 間違って た の は 俺 でした
次 は 必ず 撃ち ます
( リヴァイ ) 何 が 本当に 正しい か なんて 俺 は 言って ない
そんな こと は 分から ない から な
お前 は 本当に 間違って いた の か ?
え ?
( リヴァイ ) さて と
そろそろ あいつ ら の 話 を 聞か ない と な
( リーブス ) 待って くれ
俺 は 馬車 の 運送 に 使わ れて いる ただ の 老 いぼ れ …
( ミカサ ) あなた と は 会った こと が ある
あ …
( ミカサ ) 彼 は 街 で 会長 と 呼ば れて い ました
( リーブス ) あ …
( リヴァイ ) ああ 知って る
ディモ ・ リーブス だ ろ
ち ぇっ
中央 憲兵 に 命令 さ れて 従った だけ だ
しかも 失敗 した から な
リーブス 商会 は これ から 全 財産 没収
俺 や あの バカ 息子 は もちろん 部下 たち まで
何らか の 事故 に 遭って 死ぬ だろう
( フレーゲル ) え えっ ?
( リヴァイ ) 黙って 殺さ れて いい の か ?
ん ?
破綻 寸前 の トロスト 区 が なんとか もって る の は
リーブス 商会 が 人 と 仕事 を 結び付けて いる の が 大きい
だが 商会 が なくなったら 一体 何 人 が 冬 を 越せる だろう な ?
( リーブス ) まさか あんた ら に つけ と ?
( リヴァイ ) 俺 たち は どうしても エレン たち の 行き先 を 知り たい
憲兵 御用達 の あんた たち なら できる こと も ある だろう
それ で 街 と 俺 の 部下 が 餓死 する の を 止め られる って の か ?
( リヴァイ ) 保証 は し ない
ただ その ため に 動く こと だけ は 信用 して もらって いい
( いななき )
( ハンジ ) やっと うるさい の が 帰って くれた
エルヴィン ! 大変だ
事態 が 悪化 した それ も 2 つ だ
1 つ は エレン と ヒストリア が 拉致 さ れた
私 の 部下 3 人 も やられた
私 は すぐに リヴァイ と 合流 して 行き先 を なんと して も 探る つもりだ
( エルヴィン ) で もう 1 つ は ?
エレン が ユミル と ベルトルト の 会話 を
思い出した んだ けど
これ が 事実 だ と すれば …
飛び そうだ 頭 が !
( モブリット ) 落ち着いて ください
( エルヴィン ) 問題 は 何 だ ?
( ハンジ ) う う っ
早く 救出 し ない と エレン は 食わ れる !
( サネス ) おい 本当に リヴァイ たち が いる の か ?
い ます よ
協力 する って 約束 で なんとか 解放 さ れて きた んです
( サネス ) ここ か ? お っ
な っ …
( ラルフ ) リーブス 貴 様 !
( 倒れる 音 )
悪い ね ダンナ たち
( フレーゲル ) ホントに これ で 俺 たち 助かる の か よ 親父 ( おやじ )
そんな 保証 は ねえ よ
そんな ! じゃ なんで ?
ぐ っ …
商人 に 重要な の は 嗅覚 だ
目の前 の 金 だけ じゃ ねえ
将来 含めて 得する ほう を 嗅ぎ分ける
嗅ぎ分けたら 腹 くくって 食らいつく んだ
いい な ? 覚え とけ
お 待た せ ! もう 終わって ない だろう ね ?
( リヴァイ ) ああ 俺 も 慣れて なくて な
サネス !
私 も 人間 の 拷問 は 初心 者 な んだ が
よろしく 頼む よ
( サネス ) ま … 待て ! とにかく 目的 を 言え
何も 聞か ず に 拷問 する ヤツ が ある か !
( リヴァイ ) そうだ な
聞き たい こと は いく つ か ある
エレン と ヒストリア は どこ だ ?
なぜ ヒストリア を 狙う ?
レイス 家 と は 何 だ ?
( ハンジ ) 遅い ! 急ぐ んだ よ こっち は !
( サネス の 悲鳴 )
( ジャン ) 再開 か
( サシャ ) 心なしか 兵 長 の とき より 悲鳴 が 大きい で すね
( コニー ) エレン たち を 助ける ため と は いえ 気 が 滅入 ( めい ) って きた
僕ら は もう 犯罪 者 だ よ
(3 人 ) あ …
今 相手 に して いる 敵 は
僕ら を 食べよう と して くる から 殺す わけじゃ ない
考え 方 が 違う から
いや 所属 が 違う って だけ かも
それ だけ で 命 を …
アルミン
( アルミン ) 僕ら は もう いい 人 じゃ ない よ
( ハンジ ) ごめん サネス ほど うまく 剥が せ なくて
一体 何 枚 剥がせば あんなに うまく なれる の ?
数え きれ ない な
この 狭 ( せめ ) え 壁 の 中 で
なぜ 今 まで 戦争 が 起き なかった か 分かる か ?
俺 たち 第 1 憲兵 が この 汚 ( きた ね ) え 手 で 守って きた んだ よ
下手に 利口な 教師 から
空 を 飛ぼう と した バカな 夫婦 も
田舎 の 牧場 に いた 売 女 ( ばい た ) も !
全部 俺 たち が 消した から 人類 は やってこ られた !
感謝 さ れて 当然な んだ
それ を お前 ら ほど 楽し そうに 人 を 痛めつける ヤツ は
見た こと が ねえ !
バケモン だ !
でも 俺 は 怖く ねえ んだ よ
俺 は …
俺 に は 王 が いる
俺 は この 壁 の 安泰 と 王 を 信じて る
俺 たち の やってきた こと は 間違って ない と
けど …
こんなに 痛かった んだ な
俺 を なぶり 殺し に して くれ
それ が 俺 の 血 に 染まった 人生 の 全て だ
休憩 だ
困った ね
なんか かわいそうに なっちゃ った ね
( 遠ざかる 足音 )
( ラルフ ) おい 押す な よ 痛 ( いて ) え な
あっ
ラルフ
( リヴァイ ) 情けない ヤツ め
爪 1 枚 で 全部 しゃべり や がって
( サネス ) な …
( リヴァイ ) サネス の 爪 は もう 残って ねえ んだ ぞ
お前 と は 大 違い だ
( ラルフ ) 知る か よ
そりゃ あいつ の 勝手だ
王 だの 平和だ の 暑苦しい ヤツ で 俺 ら は 迷惑 して た んだ
あんた たち で ヤツ を 殺して くれよ
あ …
( リヴァイ ) お前 の 証言 と 一致 する か 確かめる まで は ダメだ
もう 俺 の ゲロ した こと で 当たって ん のに
抜かり ねえ な
なあ 俺 の 牢 ( ろう ) に は ベッド は ある の か ?
( 遠ざかる 足音 )
( ハンジ ) さあ サネス 気 を 取り 直そう
私 も つらい けど 頑張って 拷問 する …
( サネス ) レイス 家 が 本当の 王家 だ
( リーブス ) たく 人目 に つき たく ねえ って のに
フレーゲル の ヤツ どこ まで …
フウ 〜
う う っ
( ケニー ) 商人 って の は 信用 が 売り物 じゃ なかった の か よ
( リーブス ) う う っ
( 倒れる 音 )
リヴァイ の 居場所 を 聞き出さ なくて も
よかった んです か ?
( ケニー ) 黙って て も ヤツ は 出て くる
( カーフェン ) 分かる んです か ?
俺 が 育てた から な
リヴァイ ・ アッカーマン は そういう ヤツ だ
( フレーゲル の 嗚咽 ( お えつ ))
( アルミン ) 正当な 王位 継承 者 …
ヒストリア が ?
( ハンジ ) つまり エレン も ヒストリア も
ロッド ・ レイス の 元 に いる 可能 性 が 高い
( リヴァイ ) こいつ だ
( ロッド ) ヒストリア
今 まで すまなかった
ああ …
♪〜
〜♪
( アルミン ) 少女 の 過去
それ は 国 を 動かす ほど の 大きな 秘密であった
その 秘密 を 知った エルヴィン に も ある 思い出 が 去来 する
次回 「 昔話 」