では 隊長 に も お 手伝い いただける と いう こと で 構い ませ ん ね ?
僕 も ?
当然です
あと これ を
現世 の ルキア と 一 護 から 言付かって き ました
ケガ を ?
一 護 の 話 だ と 相当に ひどく
なのに これ を 置いて 姿 を 消した の ね
生きて いた こと を 喜ぶ べきな の か
それとも 羽織 を 置いて いった こと を 怒る べきな の か
それ は
まったく
みんな が こんなに 心配 して る って のに
何 やって んだ か ねえ
我が 名 は 氷 輪 丸
小僧 貴 様 が 我 を 持つ と いう の か
そう だ 俺 に 従え 氷 輪 丸
やった やった ぞ
冬 獅郎
なんて いう 偶然な んだ
うれし いよ 俺 たち が 同じ 力 を 手 に 入れた なんて
最近 50 年 分 の 名簿 を 調べ ました が
クサカ と いう 名前 の 隊 士 は いま せ ん
と なる と 霊 術 院 の ほう は さかのぼった の かい
はい それ らしい 名前 は あり ませ ん でした
ただ 日 番 谷 隊長 が 卒業 した 年 の 名簿 に 記さ れて いる 人数 と
名前 の 数 が 一致 し ない んです
符号 し ない 生徒 は 北 流 魂 街 出身 者 です
その 地区 の 登録 者 名簿 に クサカ と いう 姓 は
あり ました
これ です 草冠 宗 次郎
これ で クサカ ねえ
死亡 か
霊 術 院 名簿 に は ない のに
単なる 書 さ 漏らし でしょう か
いや そんな こと は ない んじゃ ない の
死亡 って ん なら 特に だ よ
でも これ で 少なくとも 例の 襲撃 者 が
草冠 宗 次郎 と いう 線 は 消えた と いう こと です ね
霊 圧 の 消滅 が 確認 さ れ ない 限り は 死亡 と して 記さ れる こと は ない から ねえ
まあ 死んで る んだろう けど
けど ... 何 です
ちょっと 歩いて くるわ
七 緒 ちゃん は 死亡 理由 を 調べて おいて よ
隊長
やれやれ 誰 だい
何も しゃべら ない じゃ 気 に なる じゃ ない か
京 楽 春 水
その 軽薄な 振る舞い と は 裏腹に 思慮 深 さ と
他者 に 勝る 者 は ない と 言わ しめる 鋭い 心 眼 を 持つ
やはり 貴 様 が 最初に 嗅ぎつけた か
ほめて くれる の は うれしい が
人 の 詮索 より まず 自分 自身 の こと を しゃべったら どう だい
その 必要 は ない
貴 様 は ここ で 日 番 谷 冬 獅郎 に 斬ら れて 死ぬ のだ
その 斬 魄刀 は
顔 を 見せて もらう よ
君 は
日 番 谷 隊長 緊急 特令 です
至急 瀞霊 廷 に お 戻り ください
従う つもり は ない
お やめ ください 謀 反 と 見なさ れ ます よ
下がれ 吉良 檜 佐 木
日 番 谷 隊長 あなた を 拘束 し ます
死ぬ ぞ
縛 道 の 六十二 百 歩 蘭 干
おとなしく して ください
霜 天 に 坐 せ 氷 輪 丸 ―
浄 気 結 界 の 準備 を
すぐに 術 式 を 開始 し ます
私 の せい だ
君 の 責任 で は ない よ
浮 竹 隊長
京 楽 が やられた の なら
それ は 相手 が 彼 の 不意 を ついた か
本当に 彼 を 上回る 力量 を 備えて いた のだろう
違う か
ですが
もう 一 度 言う よ 君 の 責任 じゃ ない
今 六 番 隊 が 現場 検証 して いる
刺客 は すぐに 捕まる さ
間違い ない 氷 輪 丸 だ
何 ? 氷 輪 丸 だ と ?
日 番 谷 隊長 が
そっち も いい 話 じゃ な さ そうだ ね
報告 三 番 隊 吉良 イヅル ならびに
九 番 隊 檜 佐 木 修 兵 隊長 権限 代行 が
日 番 谷 冬 獅郎 に 現世 に で 遭遇
抵抗 を 受け 負傷 し ました
返り 討ち
冬 獅郎 くん が 仲間 を 攻撃 した って こと
それ だけ で は ない
京 楽 隊長 も やられた そうだ
京 楽 さん が
恋 次の 話 に よる と
氷 輪 丸 に やられて どちら も 重傷 らしい
石田 霊 圧 で 追え ねえ の か
お前 得意だ ろ
無理だ
く っそ また 振り出し かよ
すっかり 朝 だ な
悪かった な みんな
一 度 戻って 午後 に また 出直そう
でも
大丈夫だ よ アタシ なら
いや それ が 良い だろう
慌てて も すぐに 見つかる と は 限ら ない のだ から な
日 番 谷 冬 獅郎 謀 反 の 疑い に より
緊急 特令 を 護 廷大 命 へ 変更 する
お 言葉 で は ございます が
いささか 拙速で は あり ませ ん か
異議 は 認め ぬ
王 印 の 捜索 は 引さ 続 さ 行う
日 番 谷 冬 獅郎 に 関して は 捕 縛 を 第一義 と する
その 際 抵抗 を 示す ようであれば
処刑 せよ
一 護 恋 次 から だ 護 廷大 命 が 出た
何 だ それ
日 番 谷 隊長 に 実質 処刑 命令 が 出た と いう こと だ
処刑 命令 ? どういう こと だ よ
もはや 一刻 の 猶予 も なく
いか な 酌量 の 余地 も ない と いう こと だ
何 だ と
ルキア まだ 話 が ある クサカ が 分かった ぞ
一 護
聞こえた ぜ
草冠 宗 次郎 日 番 谷 隊長 の かつて の 級友 だ
彼 が 死んだ の は
日 番 谷 隊長 が 真 央 霊 術 院 を 卒業 する 直前 だ
て め ー ら
言った はずだ
邪魔 を する なら 排除 する と な
死 神 か
誰 だ
一 護 その 男 できる ぞ
尋常で は ない 霊 圧 だ
それ は 氷 輪 丸
これ で は 逆だ な 京 楽
床 に 伏して 見舞わ れる の は いつも 俺 の ほう だった はずだ
しかし
腑 に 落ち ぬ こと が 一 つ ある
調査 に より 判明 した 氷 輪 丸 に よる 犯行 時刻 と
捜索 隊 が 日 番 谷 に 接触 した 時刻
現世 まで どのように 向かって も
それなり の 時間 が かかる はず
どちら も が 本当に 氷 輪 丸 に よる もの だ と すれば
霜 天 に 坐 せ
氷 輪 丸
なんで テメー が
氷 輪 丸 の 持ち主 だ から だ
何 だ 今 の は
双子 の 斬 魄刀 と 言った かね
斬 魄刀 は 死 神 自身 の 魂 から 生まれる もの だ よ
始 解 と は
その 斬 魄刀 と 死 神 の 一 対 一 で 行わ れる 契約 の ような もの
複数 の 死 神 と 契約 する こと など あり え ない
それ は 斬 魄刀 で は ない
では それ が 存在 し ない と いう 証明 は できる か
氷 輪 丸 が 二 振り ある はず が ない と いう 証明 は
氷 輪 丸
仮に 二 振り ある と したら その 一方 の 持ち主 が
なるほど
君 たち が 私 を 訪ねて きた わけ が 分かった よ
大 霊 書 回廊 の 奥 の 院 に 忍び込む こと など
私 に とって は 造作 も ない
お前 何者 だ
俺 の 名 は 草冠 宗 次郎
これ は
瀞霊 廷 に 中央 四十六 室 に
日 番 谷 冬 獅郎 に 殺さ れた 男 だ
尸 魂 界 は
日 番 谷 冬 獅郎 を 反逆 者 と 見なした
すでに 戻る 場所 は ない
残る 不確定 要素 は 貴 様 だけ
死んで もらう ぞ 死 神
冬 獅郎
草冠 どうして
これ より 四十六 室 の 決定 を 伝える
一 振り の 斬 魄刀 を 二 人 の 死 神 が 持つ こと は 許さ れ ぬ
よって これ より 両 名 に おける
真剣 勝負 に で 持ち主 を 決する
それ は 二 人 で 殺し 合え と いう こと です か
正当な 資質
応分な 能力
それほど の 力 な のだ この 氷 輪 丸 は
名誉 と 思え
断る
草冠 と 戦う くらい なら 俺 は 氷 輪 丸 を 捨てる
なら ぬ
認め ぬ
許さ ぬ
なぜ 同じ 斬 魄刀 を 持って は いけない のです か
それ が 決まり だ
古 より の 掟 だ から だ
逆らって は なら ぬ
追放 せよ
疑って は なら ぬ
認め ぬ
戦え
日 番 谷
草冠
何 だ お前たち 何 を
氷 輪 丸 の 所有 者 は 日 番 谷 冬 獅郎 と 決定 した
まだ 勝負 は ついて い ない
氷 輪 丸 は 俺 の もの だ
四十六 室 の 決定 だ
待って くれ もう 一 度
草冠
なぜ 俺 が
死な なきゃ なら ない
なぜ
俺 は 尸 魂 界 の ため に
草冠
日 番 谷 は 俺 と ともに 歩む 邪魔 は させ ない
氷 輪 丸
一 護
氷 輪 丸 の 力 が 増して いる
時間 だ あと の 始末 は 任せる
はい
破 道 の 三十三 蒼火 堕
斬 月
久しぶりだ な 一 護
今 の は 何 だ 幻影 か
共鳴 だ
斬 魄刀 同士 が 共鳴 し 震え 過去 を 見せる
じゃあ
紛れ も ない 事実 だ
尸 魂 界 は 氷 輪 丸 が 二 本 ある の を 嫌って
一 人 を 殺した って の かよ どうして だ よ
それ が 習わし だ から だ
尸 魂 界 に おいて すべて に 勝る 掟
それ は 世界 の 存続 と 均衡
やつ ら 人 の 気持ち を 何 だ と 思って や がる
面白い こと を 言う な
我々 に とって 人 の 想い など
世界 に 比す べき 価値 は ない 取る に 足ら ぬ もの
お前 の 世界 で は 違う か
だが 人 の 心 は それゆえ 揺れ 乱れ
邪 に 落ちて いく こと も また 避け られ ぬ 事実
それ は 違う ぜ
あいつ は
冬 獅郎 は そんな こと は ねえ
どうして そう 思う
それ は
だめ 一 護
昔 の 俺 が あいつ と 同じ 顔 を して いた んだ
お袋 が 死んで しばらく の 間
色 んな 感情 が こみ上げて おぼれ そうに なって いた
けど その 色 んな もん を 全部 抱え込んで
一 人 で 抱え込む こと が 自分 の 義務 だって 思って た
それ が そんな 自分 が 周り を 悲しま せて いる こと に
ちっとも 気づいて い なかった
冬 獅郎 は そん 時 の 俺 と 同じ 顔 を して いた
すべて を 抱え込もう と して いる んだ
そう か
分かった ぜ
あいつ が 何 を しよう と して いる の か
あり が と よ
前 を 見た なら 揺らぐ な
行け 一 護
ヤン
ルキア
一 護 無事 か
草冠 は
すま ぬ 逃げ られた
じゃあ こいつ ら 蹴散らして すぐに 追わ なきゃ なら ねえ な
分かった んだ
冬 獅郎 が 何 を しよう と して いる の か
草冠 様 の 攻撃 を 食らって 生きて いる と は
なんと 面倒な 敵
倒さ ねば なら ぬ
もちろん
俺 は あいつ に
どうしても 言わ なきゃ な ん ねえ んだ
やっと 見つけて くれた ね
君 に 探して ほしかった んだ よ
草冠
その ため に 氷 輪 丸 で 君 の 体 に 傷 を 残した んだ
俺 が 生 さ て いる こと が 信じ られ ない か
いい じゃ ない か
なぁ 日 番 谷
俺 たち は すいぶん 遠回り を した と 思わ ない か ?
遠回り ?
君 は よく 知っている はずだ
護 廷 十三 隊 が どんな ところ な の か
それ でも 今 まで 君 が 留まった 理由 は 何 だい ?
あの 無垢な 幼なじみ かい
雛 森 の 話 は いい 王 印 は どこ だ
もちろん ここ に ある よ
これ は 俺 たち の 夢 の ため に 使う もの だ から ね
夢 ?
王 印 の 力 は 何 だ
お前 は なぜ それ を
慌てる こと は ない すぐ に 分かる よ
さ ぁ 行こう
何 !?
ルキア 何 だ これ は
分から ぬ だ が ただ の 霊 圧 で は ない
何 か もっと 純粋で 強力な ...
まさか
その とおり 王 印 の 力 さ
始まる のだ
草冠 様 と 日 番 谷 冬 獅郎 に よる 瀞霊 廷 へ の 復讐 が
何 ! 瀞霊 廷
貴 様 は 危険だ
だから どんな こと を して も ここ で 死んで もらう
草冠 様 の 計画 の 邪魔 を さ せ は し ない
虚 !?
行け 虚 ども
失礼 し ます