節分 の 鬼
せつぶん||おに
bean-throwing festival||
Ratten.
Setsubun Demon
Rats.
Setsubun Demonen
Demónios de Setsubun
むかし むかし 、 ある 山里 に 、 ひとりぐらし の お じいさん が い ました 。
|||やまざと||||||||
|||mountain village||living alone||||||
Once upon a time, in a mountain village, there was an old man who lived alone.
この 山里 で は 今年 も 豊作 で 、 秋 祭り で にぎわって い ました が 、 だれ も お じいさん を さそって くれる もの は おり ませ ん 。
|やまざと|||ことし||ほうさく||あき|まつり|||||||||||||||||
||||this year||bumper crop||autumn|||bustling with|||||||||||||||
This mountain village had a good harvest this year and was crowded with autumn festivals, but no one invited the old man.
お じいさん は 、 祭り の 踊り の 輪 に も 入ら ず 、 遠く から 見て いる だけ でした 。
|||まつり||おどり||りん|||はいら||とおく||みて|||
|||festival||dance||circle||||||||||
The old man didn't even join the dance circle at the festival, just watching from afar.
お じいさん の おかみ さん は 、 病気 で 早く に なくなって 、 ひとり 息子 も 二 年 前 に 病気 で 死んで い ました 。
||||||びょうき||はやく||||むすこ||ふた|とし|ぜん||びょうき||しんで||
My grandfather's wife died early due to illness, and his only son also died of illness two years ago.
お じいさん は 、 毎日 、 おかみ さん と 息子 の 小さな お 墓 に 、 お参り する 事 だけ が 楽しみでした 。
|||まいにち||||むすこ||ちいさな||はか||おまいり||こと|||たのしみでした
|||||||||||grave|||||||was looking forward
The only thing the grandfather looked forward to every day was visiting the small grave of his wife and son.
「 かか や 、 息子 や 、 早く お迎え に 来て けろ や 。 極楽 さ 、 連れて って けろや 」
||むすこ||はやく|おむかえ||きて|け ろ||ごくらく||つれて||け ろ や
mother|||||pickup|||||paradise||||please
"Kakaya, son, hurry up and pick me up.
そう 言って 、 いつまでも いつまでも 、 お 墓 の 前 で 手 を 合わせて いる のでした 。
|いって||||はか||ぜん||て||あわせて||
Saying that, he continued to put his hands together in front of the grave.
やがて 、 この 山里 に も 冬 が 来て 、 お じいさん の 小さな 家 は 、 すっぽり と 深い 雪 に 埋もれて しまい ました 。
||やまざと|||ふゆ||きて||||ちいさな|いえ||||ふかい|ゆき||うずもれて||
||mountain village||||||||||||||deep|||buried under||
Before long, winter had come to this mountain village, and the old man's small house was completely buried in deep snow.
冬 の 間 じゅう 、 お じいさん は お 墓参り に も 出かけ られ ず 、 じっと 家 の 中 に 閉じこもって い ます 。
ふゆ||あいだ||||||はかまいり|||でかけ||||いえ||なか||とじこもって||
|||||||||||||||||||staying inside||
During the winter, the old man cannot even go out to visit his grave, so he stays locked up inside the house.
正月 が 来て も 、 もち を 買う お 金 も あり ませ ん 。
しょうがつ||きて||||かう||きむ||||
||came||||||||||
When New Year's Day arrives, there is no money to buy mochi.
ただ 、 冬 が 過ぎる の を 待って いる だけ でした 。
|ふゆ||すぎる|||まって|||
|||passes||||||
I was just waiting for the winter to pass.
ある 晴れた 日 、 さみし さ に たえ られ なく なって 、 お じいさん は 雪 に うまり ながら 、 おかみ さん と 息子 に 会い に 出かけ ました 。
|はれた|ひ|||||||||||ゆき|||||||むすこ||あい||でかけ|
|||loneliness|||could not bear|could not|not|became||||||buried by||||||||||
One fine day, unable to bear the sadness, a grandfather went out to see his wife and son while sweltering in the snow.
お 墓 は 、 すっかり 雪 に うまって い ます 。
|はか|||ゆき||||
The graves are completely covered with snow.
お じいさん は 、 その お 墓 の 雪 を 手 で 払いのける と 。
|||||はか||ゆき||て||はらいのける|
|||||||||||brushed off|
The grandfather brushes the snow off the grave with his hand.
「 さぶかった べえ 。 おら の こさえた 甘酒 だ 。
さ ぶ かった|べ え|||こさ えた|あまざけ|
coldかった|you know|||made||
It was cold. It was cold. Here's the sweet sake I made.
これ 飲んで あった まって けろ 」
|のんで|||け ろ
|drinking|there was||
Here, drink this. Warm yourself up.
お じいさん は 甘酒 を そなえて 、 お 墓 の 前 で 長い こと 話し かけて い ました 。
|||あまざけ||||はか||ぜん||ながい||はなし|||
Grandpa had prepared sweet rice wine and was talking for a long time in front of the grave.
帰る 頃 に は 、 もう 、 日 も くれて い ました 。
かえる|ころ||||ひ||||
By the time I got home, I had already had a day.
暗い 夜道 を 歩く お じいさん の 耳 に 、 子ども たち の 声 が 聞こえて き ます 。
くらい|よみち||あるく||||みみ||こども|||こえ||きこえて||
|dark street|||||||||||||can be heard||
A grandfather walks down a dark street and hears the voices of children.
「 鬼 は ~、 外 ! 福 は ~、 内 !」 「 鬼 は ~、 外 !福 は ~、 内 !」
おに||がい|ふく||うち|おに||がい|ふく||うち
"The devil is outside! Good fortune is within! The devil is outside! Blessing is within!
お じいさん は 、 足 を 止めて あたり を 見 回し ました 。
|||あし||とどめて|||み|まわし|
|||||||||looked around|
The grandfather stopped and looked around.
どの 家 に も 明かり が ともって 、 楽し そうな 声 が し ます 。
|いえ|||あかり|||たのし|そう な|こえ|||
||||||lit||||||
All the houses are lit up and there are happy voices.
「 ほう 、 今夜 は 節分 じゃ った か 」
|こんや||せつぶん|||
"Oh, tonight is Setsubun, isn't it?"
お じいさん は 、 息子 が 元気だった 頃 の 節分 を 思い出し ました 。
|||むすこ||げんきだった|ころ||せつぶん||おもいだし|
|||||healthy||||||
Grandpa remembered the Setsubun days when his son was healthy.
鬼 の 面 を かぶった お じいさん に 、 息子 が 豆 を 投げ つけ ます 。
おに||おもて||||||むすこ||まめ||なげ||
The son throws beans at the grandfather who is wearing a demon mask.
息子 に 投げ つけ られた 豆 の 痛 さ も 、 今では 楽しい 思い出 です 。
むすこ||なげ|||まめ||つう|||いまでは|たのしい|おもいで|
||||was thrown|||||||||
The pain of the beans thrown at me by my son is now a pleasant memory.
お じいさん は 家 に 帰る と 、 押し入れ の 中 から 、 古い つづら を 出し ました 。
|||いえ||かえる||おしいれ||なか||ふるい|||だし|
|||||||closet|||||chest|||
When Grandpa went home, he produced an old spade from the closet.
「 おお 、 あった ぞ 。 むかし 息子 と まいた 節分 の 豆 じゃあ 。
||||むすこ|||せつぶん||まめ|
"Oh, here it is. These are the beans my son and I used to throw out on Setsubun.
ああ 、 それ に 、 これ は 息子 が わし に つくって くれた 鬼 の 面 じゃ 」
|||||むすこ||||||おに||おもて|
Oh, and this is a demon mask my son made for me.
思い出 の 面 を つけた じいさん は 、 ある 事 を 思いつき ました 。
おもいで||おもて||||||こと||おもいつき|
Grandpa, wearing a mask of remembrance, came up with an idea.
「 おっかあ も、 かわいい 息子 も 、 もう いねえ 。
おっか あ|||むすこ|||い ねえ
"I don't have a mother or a cute son anymore.
まして や 、 福 の 神 なんざ に ゃ 、 とっくに 見はなさ れて おる 」
||ふく||かみ|なん ざ||||みはなさ||
|||||||||abandoned||
And the god of fortune has long since disappeared.
こう 思った お じいさん は 、 鬼 の 面 を かぶって 豆 を まき はじめ ました 。
|おもった||||おに||おもて|||まめ||||
Thinking this, the grandfather put on the mask of a demon and began to sprinkle beans.
「 鬼 は ~ 内 、 福 は ~ 外 。 鬼 は ~ 内 、 福 は ~ 外 」
おに||うち|ふく||がい|おに||うち|ふく||がい
The devil is inside and the good fortune is outside. Oni ha~uchi, Fuku ha~gai."
お じいさん は 、 わざと アベコベ に さけんで 豆 を まき ました 。
|||||||まめ|||
||||upside down||shouted||||
Grandpa purposely shaved his head and sprouted beans.
「 鬼 は ~ 内 、 福 は ~ 外」
おに||うち|ふく||がい
The devil is within, the good fortune is without.
もう 、 まく 豆 が なくなって 、 ヘタヘタ と 座り込んで しまい ました 。
||まめ|||||すわりこんで||
|||||exhausted||collapsed||
I ran out of tama beans and sat down on the ground.
その とき 、 お じいさん の 家 に だれ か が やってき ました 。
|||||いえ||||||
At that time, someone came to my grandfather's house.
「 お ばん で ー す 。おば んです 」
|||-|||ん です
Good evening.
「 だれ だ 。おら の 家 に なに か 用 だ か ?」
||||いえ||||よう||
"Who is it? What do you want with my house?
お じいさん は 、 戸 を 開けて ビックリ 。
|||と||あけて|びっくり
||||||surprised
The grandfather was surprised when he opened the door.
「 わあー ー っ !」
わ あー|-|
wow||exclamation particle
Wow!
そこ に いた の は 、 赤 鬼 と 青 鬼 でした 。
|||||あか|おに||あお|おに|
There were a red devil and a blue devil.
「 いや ー 、 どこ さ 行って も 、『 鬼 は ~ 外 、 鬼 は ~ 外 』 って 、 嫌わ れて ばかりで のう 。
|-|||おこなって||おに||がい|おに||がい||きらわ|||
No matter where I go, people always hate me, saying, "The devil is out of the way, the devil is out of the way.
それなのに 、 お前 の 家 で は 、『 鬼 は ~ 内 』 って 、 よんで くれた で な 」
|おまえ||いえ|||おに||うち|||||
despite that|||||||||||||
And yet, at your house, they called me 'the devil is within'.
お じいさん は 震え ながら 、 やっと の 事 で 言い ました 。
|||ふるえ||||こと||いい|
Grandpa was shaking and finally said, "I'm sorry, but I can't help it.
「 す 、 すると 、 おめえ さん たち は 節分 の 鬼 ?」
||お め え||||せつぶん||おに
||||||Setsubun||
"So, then, are you guys devils for Setsubun?"
「 んだ 、 んだ 。 こんな うれしい 事 は ねえ 。
||||こと||
"Yes, yes. I can't be happier than this.
まんず あたら して けろ 」 と 、 ズカズカ と 家 に 入り こんで き ました 。
まん ず|||け ろ||ずかずか||いえ||はいり|||
||||||||||entered||
He came into the house, saying, "Make sure you have plenty of food.
「 ま 、 待って ろ や 。 いま 、 たきぎ を 持って くる だに 」
|まって||||たき ぎ||もって||
|||||firewood||||
"Well, wait for me. I'm bringing the firewood now."
この 家 に 客 が 来た なんて 、 何 年 ぶり の 事 でしょう 。
|いえ||きゃく||きた||なん|とし|||こと|
It must have been the first time in many years that we had a guest in our house.
たとえ 赤 鬼 と 青 鬼 でも 、 お じいさん に は うれしい 客人 でした 。
|あか|おに||あお|おに|||||||きゃくじん|
||||||||||||guest|
Even if they were red and blue demons, they were happy guests for Grandpa.
赤 鬼 と 青 鬼 と お じいさん が 、 いろり に あたって いる と 、 またまた 人 、 いえ 、 鬼 が たずねて き ました 。
あか|おに||あお|おに|||||||||||じん||おに||||
|||||||||||sitting by||||||||||
While the red and blue ogres and the grandfather were standing around the alighting area, another person, or rather, an ogre, came to visit them.
「 お ばん で ー す 。 おば んです 」
|||-|||ん です
"Good evening. Hi, I'm your aunt.
「『 鬼 は ~ 内 』 って よばった 家 は 、 ここ だ か の ?」
おに||うち|||いえ|||||
||||called||||||
Is this the house you called "The devil is within"?
「 お ー っ 、 ここ だ 、 ここ だ 」
|-|||||
"Oh, here it is, here it is."
「 さむ さ む 。 まずは 、 あたら して もらう べ え 」
"Samu. Let's get some heat first."
ぞろぞろ 、 ぞろぞろ 、 それ から も 大勢 の 鬼 たち が 入って き ました 。
|||||おおぜい||おに|||はいって||
One by one, they came in, and then more demons came in.
なんと 、 節分 の 豆 に 追わ れた 鬼 が 、 みんな 、 お じいさん の 家 に 集まって きた のです 。
|せつぶん||まめ||おわ||おに||||||いえ||あつまって||
To my surprise, all the ogres, chased by beans for the Setsubun holiday, gathered at my grandfather's house.
「 なんにもない けんど 、 うんと あったまって けろや 」 「 うん 、 あったけえ 、 あっ たけ え 」
なんにも ない|けん ど||あった まって|け ろ や||あったけ え|||
nothing at all||||let's go||warm||a little|
"There's nothing here, but make sure you warm yourself up." "Yeah, I'm warm, I'm warm."
おじいさん は 、 いろり に まき を ドンドン くべ ました 。
お じいさん||||||どんどん||
||||||one after another|fed|
Grandpa put the winch on the stove.
じゅうぶんに あった まった 鬼 たち は 、 お じいさん に 言い ました 。
|||おに||||||いい|
sufficiently|existed|sufficiently||||||||
When the demons had warmed up sufficiently, they told their grandfather.
「 何 か お 礼 を し たい が 、 欲しい 物 は ない か ?」
なん|||れい|||||ほしい|ぶつ|||
||||||||want||||
"I'd like to do something for you, but do you have anything you want?"
「 いやいや 、 なん も いら ねえ だ 。あんたら に 喜んで もらえた だけ で 、 おら 、 うれしい だ あ 」
||||||あんた ら||よろこんで|||||||
no, no||||||you all|||||||||
No, no, no, I don't want anything. I'm happy just because you made me happy.
「 それ じゃあ 、 おら たち の 気 が すま ねえ 。どうか 、 望み を いうて くれ 」
|||||き|||||のぞみ||いう て|
||we|||feeling||satisfied|||wish||to say|please
That doesn't make us feel any better. Please, tell us what you want."
「 そうかい 。じゃあ 、 あったかい 、 甘酒 でも あれば 、 みんな で 飲める が のう 」
|||あまざけ|||||のめる||
|||sweet sake||if there is|||can drink||
"Oh, really? Then, if we have some warm sweet sake, we can all drink it together.
「 おお 、 引き受けた ぞ 」 「 待って ろ や 」
|ひきうけた||まって||
|took on||||
"Oh, I got it." "Wait for me."
鬼 たち は 、 あっというま に 出ていって しまい ました が 、 「 待た せた のう 」 しばらく する と 、 甘酒 やら 、 ごちそう やら 、 その うえ お 金 まで 山ほど かかえて 、 鬼 たち が 帰って き ました 。
おに|||||でて いって||||また||||||あまざけ|||||||きむ||やまほど||おに|||かえって||
|||||went out|||||||||||among other things|||||||||holding||||||
The demons left in a flash, but after a while, they came back with a large amount of sweet wine, delicacies, and even money.
たちまち 、 大 宴会 の はじまり です 。
|だい|えんかい|||
|big|banquet||beginning|
The feast was soon underway.
「 ほれ 、 じいさん 。 いっペえ 飲んで くれ や 」
||いっペ え|のんで||
here||a lot|drinking||
"Here, old man. Have a drink.
お じいさん も 、 すっかり ごきげん です 。
|||completely|in a good mood|
Grandpa is having a great time.
こんな 楽しい 夜 は 、 おかみ さん や 息子 を なくして 以来 、 はじめて です 。
|たのしい|よ|||||むすこ|||いらい||
|||||||||lost|since||
I have not had such a fun night since I lost my wife and son.
鬼 たち と お じいさん は 、 いっしょに なって 、 大声 で 歌い ました 。
おに||||||||おおごえ||うたい|
The demons and the grandfather sang loudly together.
♪ やん れ 、 ほん れ 、 今夜 は ほん に 節分 か 。♪ はずれ もん に も 福 が ある 。♪ やん れ 、 やん れ さ 。♪ はずれ もん に も 春 が くる 。
や ん||||こんや||||せつぶん||||||ふく|||や ん||や ん|||||||はる||
|||||||||||||||||come on|let's||||||||||
# Hey, yan, yan, yan, yan, yan, tonight is Setsubun in this world. # There's good fortune in being out of wonders # Come on, come on, come on Spring will come to the wonders of the wonders of the world.
大 宴会 は もりあがって 、 歌え や 踊れ や の 大騒ぎ 。
だい|えんかい|||うたえ||おどれ|||おおさわぎ
|||盛り上がって|sing||dance|||
The feast was a riot, with singing and dancing in full swing.
お じいさん も 、 鬼 の 面 を つけて 踊り 出し ました 。
|||おに||おもて|||おどり|だし|
A grandfather also put on a demon mask and started to dance.
♪ やん れ 、 やれ 、 今夜 は 節分 。♪ 鬼 は ~ 内 。♪ こいつ は 春 から 、 鬼 は 内 ~ っ 。
や ん|||こんや||せつぶん|おに||うち|||はる||おに||うち|
# Yaan, yaan, tonight is Setsubun. The devil is inside. He's from spring, the devil is inside.
鬼 たち は 、 お じいさん の おかげ で 、 楽しい 節分 を 過ごす こと が 出来 ました 。
おに||||||||たのしい|せつぶん||すごす|||でき|
|||||||||||spend||||
Thanks to Grandpa, the ogres were able to have a happy Setsubun holiday.
朝 に なる と 鬼 たち は 、 また 来年 も 来る から と 、 上機嫌で 帰って いき ました 。
あさ||||おに||||らいねん||くる|||じょうきげんで|かえって||
|||||||||||||in good spirits|||
In the morning, the demons went home in a good mood, saying they would come back next year.
お じいさん は 、 鬼 たち が 置いて いった お 金 で 、 おかみ さん と 息子 の お 墓 を 立派な 物 に なおす と 、 手 を 合わせ ながら 言い ました 。
|||おに|||おいて|||きむ|||||むすこ|||はか||りっぱな|ぶつ||||て||あわせ||いい|
|||||||||||||||||||fine||||||||||
The grandfather told the demons that he would use the money they had left to rebuild the graves of his wife and son into something magnificent.
「 おら 、 もう 少し 長生き する 事 に した だ 。
||すこし|ながいき||こと|||
I've decided to live a little longer.
来年 の 節分 に も 、 鬼 たち を よば ねば なら ねえ で なあ 。
らいねん||せつぶん|||おに||||||||
We should call the demons for next year's Setsubun, too.
鬼 たち に そう 約束 し ただ で なあ 」
おに||||やくそく||||
||||||just||
I promised the demons that I would.
お じいさん は そういう と 、 晴れ晴れ した 顔 で 、 家 に 帰って いき ました 。
|||||はればれ||かお||いえ||かえって||
The grandfather went home with a clear face.
おしまい
the end
おしまい
おしまい