Naruto Episode 129
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ 少年 よ 聞い て くれ
♪ 人間 なんて たいし た もん じゃ ない さ
♪ 明日 なんて もう いら ない から
♪ 握った 拳 を 隠す な よ
♪ 不安 に 夢 を 売りとばす ほど
♪ まだ 老 いぼ れ ちゃ い ない だ ろ
♪ 少年 よ 心 の 銃 の
♪ 引き金 を 引ける の は 君 だけ さ
♪ ~
♪ すべて の 若者 は 言った
♪ どう しよ も なく くだらない
♪ この 素晴らしい 世界 に
♪ たった 今 生き て いる から
♪ すべて の 若者 は 言った
♪ すべて の 本当 と 嘘 を
♪ 決して 忘れ て しまわ ない よう に
♪ すべて の 若者 は 言った
♪ 死ぬ に は 若 すぎる だ ろ う
♪ しらけ た 面 が 並 ん でる
♪ からっぽ の この 街 で
♪ すべて の 若者 は 行った
♪ 風 の 無い この 夜 に
♪ 何 か を 変えよ う と し てる から
♪ ~
( ナルト ) サスケ ~ !
あっ 。
♪ ~
ん な ろ ~ !
あっ 。
《 な っ … 。
何 だ よ ? こいつ … 。
何で …
く そ っ ! 》
( サスケ ) この 程度 か 。
この 程度 なら まだ 使わ なく て も
大丈夫 だ な 。 何 ! ?
気付 い て ない の か ?
俺 は 写 輪 眼 を 使って ない 。
ナメ ん な !
足り ねえ ん だ よ 。
力 も 思い も 。
( イタチ ) < お前 は 弱い 。
なぜ 弱い か ?
足り ない から だ 。
憎しみ が … >
お前 たち と 仲間 ごっこ し て たら … 。
う っ … 。
う わ っ !
ここ まで の 力 を 手 に 入れる こと は … 。
なかった 。
♪ ~
そう … 俺 に は 必要 な ん だ 。
力 も 憎しみ も … 。
あいつ に 追いつく ため に は 。
兄さん 下りる よ 。
( イタチ ) 無理 する な 。 うん … 。
あっ … 。 どう し た ?
ここ でしょ ? 父さん が 働 い てる 所 。
( イタチ ) あぁ … 木 ノ 葉 警務 部隊 の 本部 だ 。
前 から 気 に なって た ん だ けど
何で 警務 部隊 の マーク に
うち は 一族 の 家紋 が 入って る の ?
何 だ 気付 い て た の か 。 当たり 前 だ ろ 。
う ~ ん … そう だ な 簡単 に 言う と
この 警務 部隊 を 組織 し 設立 し た の が
うち は 一族 の 先代 たち だった らしい 。
だから この 組織 の シンボル マーク に
自分 たち の 家紋 を 付け た の さ 。
昔 から うち は 一族 は
この 里 の 治安 を ずっと 預かり 守って き た 。
うち は の 家紋 は
その 誇り 高き 一族 の 証し で も ある ん だ よ 。
今や うち は 一族 も 小さく なって しまった けど
今 でも ほぼ 全員 が ここ の 第 一 部隊 に 所属 し
里 の 治安 維持 に 貢献 し てる 。
忍 の 起こす 犯罪 を 取り締ま れる の は
さらに 優秀 な 忍 だけ だ から な 。
《 やっぱり 父さん は すごい や ! 》
兄さん も あそこ に 入る の ?
( イタチ ) さ ぁ ? どう かな … 。
そう し な よ 。
大きく なったら 俺 も 警務 部隊 に 入る から さ 。
あした の 入学 式 に は 父さん も 来 て くれる 。
俺 の 夢 の 第 一 歩 だ 。 ( イタチ ) そう だ な 。
( フガク ) 遅かった な 何 を し て た ?
父さん … 。
今 から 話 が ある 早く 来い 。
( フガク ) フフ … さすが に 俺 の 子 だ 。
中 忍 に 昇格 し て から たった 半年 で ここ まで 来 た 。
あした の 特別 任務 だ が
俺 も ついていく こと に し た 。
《 あした ? 》
この 任務 が 成功 すれ ば
イタチ … お前 の 暗部 へ の 入隊 が ほぼ 内定 する 。
( フガク ) 分かって る な ?
( イタチ ) そんなに 心配 し なく て も 大丈夫 です よ 。
それ より … 。
あの … 父さん 。
あした は 俺 の … 。
あした の 任務 は お前 だけ で は なく
うち は 一族 に とって も 大事 な 任務 と なる 。
( イタチ ) 俺 やっぱり あした の 任務 やめる よ 。
何 を 血迷った こと を 言って る ! ?
あした が どれほど 大事 な 日 か お前 に も 分かって いる はず だ !
あした は サスケ の アカデミー の 入学 式 に つい て く よ 。
あ … 。
アカデミー の 入学 式 に は
身内 が 参列 する の が 通例 。
通達 が あった でしょ ? 父上 。
もう 分かった アカデミー へ は 俺 が 行く 。
左 足 ちゃん と 冷やし と け よ 。
うん … 。
《 兄さん … 何て 遠い ん だ … 》
♪ ~
( 猿 飛 ) 皆さん 入学 おめでとう 。
これ から は 忍 の 道 を 目指す 者 と し て 大いに 励 ん で ください 。
そして より 一層 この 木 ノ 葉 の 里 を
盛り立て て いって もらい たい 。
( 教師 ) い や ぁ イタチ 君 が 入って き た 時 の こと を 思い出し ます よ 。
さすが に 兄弟 だ 。
兄弟 そろって お 世話 に なり ます 。
いやいや お 世話 だ など 。
アカデミー 始まって 以来 の 天才 。
あの 子 ほど 優秀 な 生徒 は い ませ ん でし た よ 。
( フガク ) それ は ち と 褒め 過ぎ です な 。
( 教師 ) いやいや いやいや … 。
君 に も 期待 し てる よ 。
兄さん の よう に 立派 な 忍 に な れよ 。
はい … 。
♪ ~
( 生徒 1 ) おい あ れ って うち は だ よ な ?
( 生徒 2 ) ああ 。
( 生徒 1 ) あいつ や っぱ すげ ぇ の かな ?
( 生徒 2 ) ああ じゃ ない ?
( シカマル ) やっと 休み 時間 か よ め ん どくせ ぇ 。
まだ 慣れ ねえ な ここ は 。
( チョウジ ) シカマル も 食う ?
つう か お 前 休み 時間 が 全部 食事 時間 に なって ん ぞ 。
ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … 。
( フガク ) フフフ … 。
さすが 俺 の 子 だ 。
暗部 入り 心から 頼もしく 思う ぞ 。
ハァ ハァ … 。
こんなん じゃ ダメ だ … こんな ん じゃ … 。
まだ … まだ … 。
( ミコト ) 全く アカデミー が 休み の 日 くらい
ちゃんと 体 を 休め なさい 。
痛 っ 。 ( ミコト ) 無理 し なく て いい の よ 。
兄さん たった 1 年 で アカデミ ー を 卒業 し た ん だって さ 。
( ミコト ) あの ころ と 今 と じゃ 時代 が 違う わ 。
それ に … 。
あの 子 は ちょっと 特別 だ から 。
( フガク ) < さすが 俺 の 子 だ >
( 教師 ) で は これ から 上期 の 成績 表 を 渡す 。
( 生徒 たち ) え ~ !
この 調子 で 兄さん の よう に 立派 に やり なさい 。
《 父さん 俺 は …
「 さすが 俺 の 子 だ 」 って 言って ほしかった ん だ … 》
( フガク ) 何 だ と ? あした の 会合 に 出 られ ない と は どう いう こと だ !
お前 は 自分 の 立場 が 分かって い ない 。
( イタチ ) 俺 は あした 任務 に 就く 。
《 明かり も つけ ない で こんな 夜中 に 何 してん だ ろ ? 》
何 の 任務 だ ?
それ は 言 え ない 極秘 任務 だ 。
( フガク ) イタチ お前 は 一族 と 里 の 中枢 を つなぐ
パイプ 役 で も ある の だ 。
それ は 分かって る な ?
ああ 。
( フガク ) それ を よく 肝 に 銘じ て おけ 。
そして あした の 会合 に は 来い 。
サスケ 。 ( フガク ・ ミコト ) あっ … 。
トイレ に 行ったら 早く 寝ろ よ 。
うん 。
( フガク ) こんな 夜中 に 何 を ウロウロ し てる !
さっさと 寝ろ 。 は い 。
父さん は 兄さん の こと ばっかり だ 。
俺 が 疎 ま しい か ?
( イタチ ) 別に いい さ 。
忍 って の は 人 に 憎ま れ 生き て いく の が
道理 って もん だ から な 。
そんな ふう に は … 。
《 兄さん の 言う とおり だ 。
ホント は 俺 兄さん の こと … 》
フフ … 優秀 って の も 考え物 さ 。
力 を 持て ば 孤立 も する し 傲慢 に も なって くる 。
最初 は 望ま れ 求め られ て い た と し て も だ 。
ただ お前 と 俺 は 唯一無二 の 兄弟 だ 。
お前 の 越える べき 壁 と し て
俺 は お前 と 共に あり 続ける の さ 。
たとえ 憎ま れよ う と も な 。
それ が 兄貴 って もん だ 。 ( 戸 が 開く 音 )
( イナビ ) イタチ は いる か ! ? 話 が ある !
出 て こい !
何 です ? 皆さん お そろい で 。
きのう の 会合 に 来 なかった ヤツ が 2 人 いる 。
お前 は なぜ 来 なかった ?
《 やっぱり 兄さん ゆうべ 父さん が 言って た
会合 に は 行か なかった ん だ 》
暗部 に 入り いろいろ な 面倒 事 に
駆り出さ れる の は 分かる 。
お前 の 父上 も そう 言い 何 か と かばって は いる が … 。
( ヤシロ ) しかし われわれ と し て は お前 を 特別 扱い する 気 は ない 。
分かり まし た 。
以後 気 を 付け ま しょ う 。
そろそろ お 引き取り を 。
( ヤシロ ) そう だ な 。
だが その 前 に もう 少し だけ 聞き たい こと が あって な … 。
ん ?
( ヤシロ ) 昨夜 南 賀 ノ 川 に 身投げ し て 自殺 し た
うち は シスイ に つい て だ 。
《 身投げ ! ? 》
会合 に 来 なかった もう 一 人 が その シスイ だ 。
確か お前 は
シスイ を 実の 兄 の よう に 慕って た な 。
そう です か … 。
最近 は 全く 会って なかった が … 。
残念 です 。
で われわれ 警務 部隊 は
全力 で 捜査 に 乗り出す こと を 決定 し た 。
( イタチ ) 捜査 ?
これ が シスイ の 書 い た 遺書 だ 。
筆跡 の 鑑定 は 済 ん でる 。
間違い なく 本人 が 書 い た もの だ 。
他殺 の 線 が ない なら 何 の 捜査 です か ?
写 輪 眼 を 使える 者 なら
筆跡 の コピー など たやすい が な 。
( ヤシロ ) うち は 一 の 手 だれ
瞬 身 の シスイ と 恐れ られ た 男 だ 。
一族 の ため なら どんな 任務 でも 先立って やる 男 だった 。
( イナビ ) そんな 男 が こんな もの を 残し て 自殺 する と は 考え づらい 。
( イタチ ) 見た目 や 思い込み だけ で
人 を 判断 し ない ほう が いい です よ 。
( イナビ ) とりあえず その 遺書 を お前 に 預ける 。
それ を 持って お前 から 暗部 に も 捜査 協力 を 要請 しろ 。
( イタチ ) 了解 し まし た 。
手がかり が 出 て くる と いい が な 。
それ と 俺 たち に も 暗部 に は 別 ルート だって ある 。
捜査 要請 を 握りつぶし たり すれ ば
すぐ 分かる ぞ 。
( イタチ ) もっと 直接 的 に 言ったら どう です ?
俺 を 疑って る って わけ か 。
ああ そう だ くそ ガキ 。
いい か ? イタチ !
一族 を 裏切る よう な ま ね を し て みろ 。
タダ じゃ 済ま さ ねえ ぞ !
( 殴る 音 )
( イナビ たち ) あ … あぁ … 。
さっき も 言った はず だ 。
見た目 や 思い込み だけ で 人 を 判断 し ない ほう が いい 。
俺 の 気 が 長い と 勝手 に 判断 し た か を くくる から 。
一族 … 一族 … 。
そう いう あんた ら は 己 の 器 の 大き さ を 量り 違え
俺 の 器 の 深 さ �� 知ら ぬ から
今 そこ に は いつ くばって る 。
《 こんな 兄さん 今 まで 見 た こと … 》
シスイ は … 最近 の お前 を 監視 し て い た 。
暗部 に 入って 半年 … 。
最近 の お前 の 言動 の おかし さ は
目 に 余る … 。
お前 は 一体 何 を 考え て … 。
( イタチ ) 組織 に 執着 し 一族 に 執着 し 名 に 執着 する 。
それ は 己 を 制約 し
己 の 器 を 決めつける 忌む べき こと 。
そして いまだ 見 ぬ
知ら ぬ もの を 恐れ 憎し む 愚か しき こと 。
( フガク ) やめろ イタチ !
一体 どう し た と いう ん だ ?
イタチ お前 最近 少し 変 だ ぞ 。
( イタチ ) 何 も おかしく など ない 。
自分 の 役割 を 果たし て いる それ だけ だ 。
じゃあ なぜ ゆうべ は 来 なかった ?
( イタチ ) 高 み に 近づく ため 。
( フガク ) ん ? 何 の 話 だ ?
あっ !
俺 の 器 は
この くだら ぬ 一族 に 絶望 し て いる 。
< 昔 から うち は 一族 は
この 里 の 治安 を ずっと 預かり 守って き た 。
うち は の 家紋 は
その 誇り 高き 一族 の 証し で も ある ん だ よ >
( フガク ) < さすが 俺 の 子 だ 。
暗部 入り 心から 頼もしく 思う ぞ >
一族 など と ちっぽけ な もの に 執着 する から
本当 に 大切 な もの を 見失う 。
本当 の 変化 と は
規制 に 制約 予感 や 想像 の 枠 に 収まり きって い て は でき ない 。
傲慢 な こと を … 。 ( ヤシロ ) もう いい !
それ 以上 くだら ぬ ざ れ 言 を 言う なら
ろう に つなぐ !
< フフ … 優秀 って の も 考え物 さ 。
力 を 持て ば 孤立 も する し 傲慢 に も なって くる 。
最初 は 望ま れ 求め られ て い た と し て も だ >
《 何で … 兄さん … 》
( ヤシロ ) さ ぁ どう する ん だ ! ?
もう 許容 でき ませ ん 。
隊長 拘束 の 命令 を !
兄さん もう やめ て よ !
( イタチ ) シスイ を 殺し た の は 俺 じゃ ない 。
けれど 数々 の 失言 は 謝り ます 。
申し訳 あり ませ ん 。
( フガク ) 最近 暗部 で の 任務 に 忙殺 さ れ て
少し 疲れ て い た よう だ な 。
隊長 !
( フガク ) 暗部 は 火影 様 の 直轄 部隊 。
いくら われわれ 警務 部隊 でも
捕 捉 状 が なけ れ ば 逮捕 でき ない 。
( フガク ) それ に イタチ の こと は …
この 俺 が 責任 を 持って 監視 する 。
頼む 。
分かり まし た 。
♪ ~
♪ ~
お前 の ほう こそ これ で 目 が 覚め た ん じゃ ない か ?
♪ ~
フン あの 時 は 邪魔 が 入った が … 。
♪ ~
今度 は そう は いか ない 。
♪ ~
見せ て やる よ 。
写 輪 眼 の 本当 の 力 を な 。
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ 一つ一つ 思い出せ ば
♪ 全て わかって い た 気 が し て い た のに
♪ 色褪せ た 言葉 は
♪ 僕 の すぐ そば に 置 い て あった
♪ 答え の 出 ない 夜 と
♪ 一片 の 温もり と
♪ 遥か 彼方 の 憧れ と
♪ ただ それ だけ を
♪ 繰り返し 僕 は 生き て いる
♪ ~
♪ この 両手 に 抱え て いる もの
♪ 時 の しずく
♪ そっと 握り締め て 忘れ た 記憶
♪ 失 くし た 言葉
♪ ~
♪ この 思い は
〈 どう し た ? 本気 で かかって こい ナルト 。
それとも これ が お前 の 本気 だって の か ?
この 程度 で … この 程度 の 力 で
今 まで 忍 道 だ の 何 だの って 偉 そう に ほ ざい て や がった の か 。
フン 冗談 じゃ ねえ 。
今 の て め ぇ は 倒す 価値 も ない 野郎 だ ぜ ! 〉