Mahouka Koukou no Rettousei Episode 9 mahouka|koukou||rettousei|episode Mahouka Koukou no Rettousei Episode 9

おお 御曹司 |ご そうつかさ

いらっしゃい ませ 御曹司 ||ご そうつかさ

御曹司 ご そうつかさ

お邪魔 します おじゃま|し ます

牛山 主任 は どちら に うしやま|しゅにん|||

お呼び です か ミスター および|||みすたー

すみません 主任 |しゅにん

お 忙しい 中 を お呼び 立て して |いそがしい|なか||および|たて| sorry to call you when your so busy

おっと いけません な |いけ ませ ん|

ここ に いる のは あんた の 手下 だ |||の は|||てした|

天下 の ミスター シルバー と も あ ろ う お方 が てんか||みすたー|||||||おかた|

へりくだり すぎ ちゃ 示し が つき ませ ん |||しめし||||

俺 たち は みんな おれ|||

あんた の 下 で 働け る の を 光栄 に 思って る ん です ぜ ||した||はたらけ||||こうえい||おもって||||

トーラス シルバー は ミスター トーラス |||みすたー|

ここ の ヘッド で ある あなた が あって こそ です ||へっど|||||||

牛山 さん の 技術 力 が なけ れ ば うしやま|||ぎじゅつ|ちから||||

ループ キャスト は 実現 し ませ ん でし た よ |きゃすと||じつげん|||||| El bucle no sucedió.

やめ やめ

それ よ か 仕事 の 話 を し ま しょ う や |||しごと||はなし||||||

オッケー 牛山 さん |うしやま|

今日 の 試作 品 は これ です きょう||しさく|しな|||

もし かして これ は

飛行 デバイス です かい ひこう|||

ええ

牛山 さん に 作って もらった 試作 用 ハード に うしやま|||つくって||しさく|よう|はーど|

常駐 型 重力 制御 魔法 の 起動 式 を プログラム し た もの です じょうちゅう|かた|じゅうりょく|せいぎょ|まほう||きどう|しき||ぷろぐらむ||||

哲 T 七 型 の 手持ち は いく つ だ あきら|t|なな|かた||てもち||||

十 機 です じゅう|き|

馬鹿 野郎 なんで 補充 し と かね ん だ ばか|やろう||ほじゅう|||||

ある だけ 全部 持ってこい ||ぜんぶ|もってこい

はい

飛行 術 式 だ ぞ 現代 魔法 の 歴史 が 変わる ん だ ひこう|じゅつ|しき|||げんだい|まほう||れきし||かわる||

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

( hey welcome to message write you )

( can you distance standby )

here we go !

揺るが ない 世界 異常 な 現状 ゆるが||せかい|いじょう||げんじょう

続く 壁 は 何 重層 つづく|かべ||なん|じゅうそう

イメージ 通り なんか じゃ ない いめーじ|とおり|||

静か に 騒ぎ だし た 本能 しずか||さわぎ|||ほんのう

迷路 み たい 行き止まり な ん だ めいろ|||いきどまり|||

もう 思考 は ディストーション |しこう||

容赦 ない ね いつの間に ようしゃ|||いつのまに

見失った ルート 暴れ だす みうしなった|るーと|あばれ|

( pay attention ! )

( Hey what is it ? ) hey|||

( watch your step now ! )

常識 なんか 要ら ない じょうしき||いら|

( are you serious ! ? )

( no no no , don ' t worry 1,2,3 )

吹き返す 心臓 の リズム ふきかえす|しんぞう||りずむ Soplar el ritmo cardíaco

視界 まだ 眩 ん でる しかい||くら||

それ でも 行か なく ちゃ ||いか||

君 が 信じ てる 僕 を 裏切る きみ||しんじ||ぼく||うらぎる

わけ に いか ない 強く クラクション が 鳴る ||||つよく|||なる No puedo evitar pero la bocina suena fuerte

孤独 な まま 時 が 経った って こどく|||じ||たった|

逃げる 事 覚え た って にげる|こと|おぼえ||

新しい 今日 が 来 ちゃ う けど あたらしい|きょう||らい|||

この 願い 例え 魔法 が 無く たって |ねがい|たとえ|まほう||なく|

叶え なきゃ 誓った かなえ||ちかった

僕 は 君 と まだ 見 たい 未来 ある ん だ よ ぼく||きみ|||み||みらい||||

泣き そう でも なき||

悔しく て も 止まって い られ ない くやしく|||とまって||| No puedo parar incluso si estoy frustrado

握った メッセージ That ' s Rising Hope にぎった|めっせーじ|that||rising|hope

実験 準備 完了 じっけん|じゅんび|かんりょう

実験 開始 じっけん|かいし

はい

離 床 を 確認 はな|とこ||かくにん

反動 に よる 床 面 接地 圧 の 上昇 観測 さ れ ませ ん で し た はんどう|||とこ|おもて|せっち|あっ||じょうしょう|かんそく|||||||

上昇 加速 度 の 誤差 は 許容 範囲 内 じょうしょう|かそく|たび||ごさ||きょよう|はんい|うち

CAD の 動作 は 安定 し て い ます cad||どうさ||あんてい||||

上方 へ の 加速 度 減少 ゼロ じょうほう|||かそく|たび|げんしょう|

等 速 で 上昇 中 とう|はや||じょうしょう|なか

上昇 加速 度 マイナス に シフト じょうしょう|かそく|たび|まいなす||しふと

上昇 速度 ゼロ じょうしょう|そくど|

停止 を 確認 ていし||かくにん

水平 方向 へ の 加速 を 検知 し まし た すいへい|ほうこう|||かそく||けんち|||

続けろ つづけろ

動 い た どう||

飛 ん でる と||

加速 停止 毎秒 一 メートル で 水平 移動 中 かそく|ていし|まいびょう|ひと|めーとる||すいへい|いどう|なか

テスト ワン より 観測 室 へ てすと|わん||かんそく|しつ|

僕 は 今 空中 を 歩 い て ぼく||いま|くうちゅう||ふ||

いや 空 を 飛 ん でる |から||と||

僕 は 自由 だ ぼく||じゆう|

やった 成功 だ |せいこう|

おめでとう ございます 御 曹司 ||ご|そうつかさ

ありがとう ござい ます

お前 ら 揃い も 揃って アホ か おまえ||そろい||そろって||

空中 で 鬼ごっこ まで 始め や がって くうちゅう||おにごっこ||はじめ||

常駐 型 魔法 が そんなに 長 時間 使える わけ ねえ だ ろ う が よ じょうちゅう|かた|まほう|||ちょう|じかん|つかえる|||||||

やはり 起動 式 の 連続 処理 は |きどう|しき||れんぞく|しょり|

今 の まま で は 負担 が 大き すぎる よう です いま|||||ふたん||おおき|||

そりゃ お姫様 や 御 曹司 に 比べりゃ |おひめさま||ご|そうつかさ||くらべりゃ

そこら の 魔法 師 の 保有 する サイオン 量 は 微々 たる もん です から ね ||まほう|し||ほゆう|||りょう||びび|||||

CAD の サイオン 自動 吸引 スキーム を もっと 効率 化 し ない と cad|||じどう|きゅういん|すきーむ|||こうりつ|か|||

それ は 俺 の ほう で 考え ます よ ||おれ||||かんがえ||

ハード で 処理 すりゃ 少し は 負担 も 減る でしょ う はーど||しょり||すこし||ふたん||へる||

実は 同じ こと を 相談 しよ う と 思って い まし た じつは|おなじ|||そうだん||||おもって|||

そりゃ 光栄 です な |こうえい||

これ は 深雪 お 嬢 様 ご無沙汰 いたし て おり ます ||みゆき||じょう|さま|ごぶさた||||

お 久しぶり です 青木 さん |ひさしぶり||あおき|

お 父 様 も お 元気 そう で |ちち|さま|||げんき||

青木 さん ここ に おり ます の は 私 だけ で は あり ませ ん が あおき||||||||わたくし|||||||

お 言葉 です が お 嬢 様 |ことば||||じょう|さま

この 青木 は 四葉 家 の 執事 で ござい ま すれ ば |あおき||よつば|いえ||しつじ|||||

一 介 の ボディ ガード に 礼 を 示せ と 仰せ られ まし て も ひと|かい|||がーど||れい||しめせ||おおせ||||

秩序 と いう もの が ござい ます ので ちつじょ|||||||

私 の 兄 です よ わたくし||あに||

恐れ ながら 深雪 お 嬢 様 は 四葉 家 次期 当主 の 座 を おそれ||みゆき||じょう|さま||よつば|いえ|じき|とうしゅ||ざ|

家中 の みな より 望ま れ て いる お方 うちじゅう||||のぞま||||おかた

お 嬢 様 の 護衛 役 に すぎ ぬ そこ の もの と は 立場 が 違い ます |じょう|さま||ごえい|やく|||||||||たちば||ちがい|

おや 青木 さん |あおき|

口 を 挟 ん で 失礼 か と は 存じ ます が くち||はさ|||しつれい||||ぞんじ||

随分 穏やか なら ぬ こと を 仰 る ずいぶん|おだやか|||||あお|

今 の ご 発言 は 他の 次期 当主 候補 者 の 皆様 に 対 し て いま|||はつげん||たの|じき|とうしゅ|こうほ|もの||みなさま||たい||

あまり に も 不穏当 で は あり ませ ん か |||ふおんとう||||||

それとも 叔母 上 は 後継 者 を 指名 さ れ た の でしょ う か |おば|うえ||こうけい|もの||しめい|||||||

真 夜 様 は まだ 何も 仰せ に なら れ て い ない まこと|よ|さま|||なにも|おおせ||||||

これ は 驚 い た ||おどろ||

四葉 家 で 序列 第 四 位 の 執事 で ある あなた が よつば|いえ||じょれつ|だい|よっ|くらい||しつじ||||

次期 当主 候補 者 で ある 深雪 に 憶測 を 吹き込 ん だ と いう わけ です か じき|とうしゅ|こうほ|もの|||みゆき||おくそく||ふきこ|||||||

さて 秩序 を 乱し て いる の は いったい どなた な の やら |ちつじょ||みだし|||||||||

憶測 で は ない 心 を 同じく する 者 同士 おくそく||||こころ||おなじく||もの|どうし

思い は 通じる おもい||つうじる

心 を 持た ぬ 似 非 魔法 師 ごとき に 分かり は し ない だ ろ う が こころ||もた||に|ひ|まほう|し|||わかり|||||||

その 心 を 持た ぬ 似 非 魔法 師 を 作った の は |こころ||もた||に|ひ|まほう|し||つくった||

俺 の 母親 に し て 四葉 家 現 当主 四葉 真 夜 の 姉 で ある おれ||ははおや||||よつば|いえ|げん|とうしゅ|よつば|まこと|よ||あね||

司 波 深夜 つかさ|なみ|しんや

旧姓 四葉 深夜 です が きゅうせい|よつば|しんや||

俺 を 似 非 呼ばわり する と いう こと は おれ||に|ひ|よばわり|||||

四葉 家 当主 と その 姉 を 誹謗 し て いる と いう こと に なる ん です が よつば|いえ|とうしゅ|||あね||ひぼう|||||||||||

達也 やめ なさい たつや||

お 母さん を 悪く いう もの で は ない |かあさん||わるく|||||

お前 は お 母さん を 恨む 気持ち も 分から ない で は ない が おまえ|||かあさん||うらむ|きもち||わから|||||

達也 たつや

オヤジ それ は 勘違い だ おやじ|||かんちがい|

俺 は かあさん を 恨 ん で など い ない おれ||||うら|||||

そ そう か

俺 に 恨む 心 など ない おれ||うらむ|こころ||

俺 に 残さ れ た の は おれ||のこさ||||

おはよう

聞い た ぜ 司 波 すごい じゃ ない か ききい|||つかさ|なみ||||

司 波 君 頑張って つかさ|なみ|きみ|がんばって

エンジニア だって 頑張れ よ えんじにあ||がんばれ|

みんな 情報 が 早 え な |じょうほう||はや||

本当 です ね つい この 間 決まった ばかり な のに ほんとう|||||あいだ|きまった|||

そう いえ ば 今日 の 発足 式 が 正式 発表 じゃ なかった っけ |||きょう||ほっそく|しき||せいしき|はっぴょう|||

確か 五 限 目 です ね たしか|いつ|げん|め||

達也 さん も 出る ん でしょ う たつや|||でる|||

二 科 生 じゃ 達也 だけ な ん だ ろ う ふた|か|せい||たつや||||||

一 科 の 連中 かなり 悔し がって る みたい よ ひと|か||れんちゅう||くやし||||

選手 の 方 は 一 科 生 だけ な ん だ が な せんしゅ||かた||ひと|か|せい||||||

仕方ない です よ ね 嫉妬 は 理屈 じゃ あり ませ ん から しかたない||||しっと||りくつ|||||

大丈夫 よ し ん かんと 違って 魔法 は 飛 ん で こ ない から だいじょうぶ|||||ちがって|まほう||と|||||

続 い て は 一 年 A 組 光井 ほのか さん つづ||||ひと|とし|a|くみ|みつい||

なんだか 緊張 する ね |きんちょう||

そう です ね

一 年 E 組 司 波 達也 君 ひと|とし|e|くみ|つかさ|なみ|たつや|きみ

それでは 一 高 の 精鋭 たち に 暖かい 拍手 を お 願い し ます |ひと|たか||せいえい|||あたたかい|はくしゅ|||ねがい||

技術 スタッフ の 司 波 です ぎじゅつ|すたっふ||つかさ|なみ|

CAD の 調整 の 他 cad||ちょうせい||た

訓練 メニュー 作成 や 作戦 立案 を サポート し ます くんれん|めにゅー|さくせい||さくせん|りつあん||さぽーと||

エンジニア は 女の子 が よかった な えんじにあ||おんなのこ|||

僕 は 誰 で も いい よ 仕事 さえ ちゃんと し て くれ れ ばね ぼく||だれ|||||しごと|||||||

ちょっと 英美 スバル も 失礼 よ |えみ|すばる||しつれい| Un poco de Hidemi Subaru también es grosero

達也 さん の 腕前 は プロ 級 な ん だ から たつや|||うでまえ||ぷろ|きゅう||||

名前 で 呼 ん で いる ん だ も しか して 彼 氏 と か なまえ||よ|||||||||かれ|うじ||

そう なん じゃ

ねえ 雫 |しずく

うん 私 も 名前 で 呼 ん でる |わたくし||なまえ||よ||

雫 も 名前 呼び しずく||なまえ|よび

二 人 は お 兄さん と どういう ご 関係 で ふた|じん|||にいさん||||かんけい|

ほのか と 雫 は お 兄 様 の お 友達 よ ||しずく|||あに|さま|||ともだち|

友達 ともだち

ええ お 友達 よ ||ともだち|

怪しい あやしい

お 友達 よ |ともだち|

そろそろ 打ち合わせ を 始め たい ん だ が |うちあわせ||はじめ||||

この 香り は |かおり|

精霊 せいれい

吉田 君 よしだ|きみ

誰 だ だれ|

達也 さん たつや|

落ち着け 幹 比 古 おちつけ|みき|ひ|ふる

今 ここ で お前 と 遣り合う つもり は ない いま|||おまえ||やりあう|||

すまない 達也 そんな つもり じゃ なかった ん だ |たつや||||||

気 に し て い ない 元 は と いえ ば き||||||もと||||

術 者 の 心 を 乱す よう な 真似 を し た 美 月 が 悪い じゅつ|もの||こころ||みだす|||まね||||び|つき||わるい

私 です か わたくし||

いや 彼女 は 悪く ない よ |かのじょ||わるく||

僕 が 未熟 の せい だ ぼく||みじゅく|||

ありがとう 達也 |たつや

君 の おかげ で 柴田 さん に 怪我 を さ せ ず に す ん だ きみ||||しばた|||けが||||||||

俺 が 手 を 出さ ず と も 怪我 に は 至らなかった さ おれ||て||ださ||||けが|||いたらなかった|

それ より 今 の は 古式 魔法 の 一 つ 精霊 魔法 だ ろ う ||いま|||こしき|まほう||ひと||せいれい|まほう|||

今更 隠し て も 仕方 が ない ね いまさら|かくし|||しかた|||

達也 の 言う 通り 水 精 を 使って 喚起 魔法 の 練習 を し て いた ん だ たつや||いう|とおり|すい|せい||つかって|かんき|まほう||れんしゅう||||||

水 の 精霊 か すい||せいれい|

美 月 に は どう 見え た ん だ び|つき||||みえ|||

えっ と

青 と か 水色 と か 藍色 と か 青 系統 の 色調 の 光 の 玉 が 見え た だけ です あお|||みずいろ|||あいいろ|||あお|けいとう||しきちょう||ひかり||たま||みえ|||

色 の 違い が 見え た いろ||ちがい||みえ|

あの えっ と

あの

合意 の 上 なら 席 を 外す が そう で ない なら 問題 だ ぞ ごうい||うえ||せき||はずす||||||もんだい||

ごめん

いいえ こちら こそ

美 月 が 謝る 必要 性 は ない と 思う が び|つき||あやまる|ひつよう|せい||||おもう|

本当 に ごめん ほんとう||

もし かして 水晶 眼 の 持ち主 か と 思ったら ||すいしょう|がん||もちぬし|||おもったら

い て も たって も い られ なく て

もう いい です よ 吉田 君 ||||よしだ|きみ

私 も びっくり し た だけ です から わたくし|||||||

でも 恥ずかしかった ん です から もう これ きり に し て ください ね |はずかしかった|||||||||||

本当 に ごめん ほんとう||

幹 比 古 水晶 眼 と いう の は みき|ひ|ふる|すいしょう|がん||||

差し支え なけ れ ば 教え て くれ ない か さしつかえ||||おしえ||||

いい よ それほど 秘密 って わけ じゃ ない し |||ひみつ|||||

僕たち 精霊 を 使役 する 術 者 は ぼくたち|せいれい||しえき||じゅつ|もの|

色 で 精霊 の 種類 を 見分け て いる いろ||せいれい||しゅるい||みわけ||

でも それ は 本当 の 意味 で 見え て いる わけ じゃ ない ん だ |||ほんとう||いみ||みえ|||||||

つまり 視覚 的 に とらえ て いる の で は なく |しかく|てき||||||||

術 を 介 し て 波動 を 解釈 し て いる と いう こと か じゅつ||かい|||はどう||かいしゃく|||||||

ご 名答 |めいとう

だから 流派 に よって 見える 色 が 異なる |りゅうは|||みえる|いろ||ことなる

例えば 僕 の 流派 で は たとえば|ぼく||りゅうは||

水 は 青 火 は 赤 すい||あお|ひ||あか

と 画一 的 に 頭 の 中 で 色 を 塗って いる ん だ |かくいつ|てき||あたま||なか||いろ||ぬって|||

だが 美 月 に は それ が 見え た |び|つき|||||みえ|

たぶん 柴田 さん は 水 精 の 力量 の 違い |しばた|||すい|せい||りきりょう||ちがい

性質 の 違い を 色調 の 違い と して 知覚 し て いる ん だ せいしつ||ちがい||しきちょう||ちがい|||ちかく|||||

そういう 目 の こと を 僕たち の 流派 で は 神 を 見る こと が できる 目 |め||||ぼくたち||りゅうは|||かみ||みる||||め

水晶 眼 と 呼 ん で いる すいしょう|がん||よ|||

お前 たち に とって おまえ|||

美 月 は 喉 から 手 が 出る ほど ほしい 人材 だ と いう こと だ な び|つき||のど||て||でる|||じんざい||||||

ああ 一 年 前 の 僕 なら |ひと|とし|ぜん||ぼく|

うぬぼれ て 強引 に 彼女 を 自分 の もの に し た かも しれ ない けど ||ごういん||かのじょ||じぶん|||||||||

ちょっと 待って 今 の 僕 に は そんな 欲 も 気概 も ない から |まって|いま||ぼく||||よく||きがい|||

だからといって

他の 術 者 に 神 の 術 法 へ 繋がる 鍵 の 存在 を 教え て やる 気 は ない たの|じゅつ|もの||かみ||じゅつ|ほう||つながる|かぎ||そんざい||おしえ|||き||

そう だ な 俺 も 今 の 話 は 胸 の 内 に しまって おこ う |||おれ||いま||はなし||むね||うち||||

なんの こと です か

ごめんなさい

真由美 遅い ぞ まゆみ|おそい|

一 時間 半 の 遅刻 だ ひと|じかん|はん||ちこく|

ごめん ごめん

ごめん ね 達也 君 ||たつや|きみ

私 一 人 の せい で 随分 待た せ ちゃ って わたくし|ひと|じん||||ずいぶん|また|||

いいえ 事情 は お 聞き し て い ます ので |じじょう|||きき|||||

急に 家 の 用事 が 入った と か きゅうに|いえ||ようじ||はいった||

ところで 達也 君 これ どう かな |たつや|きみ|||

とても よく お 似合い です |||にあい|

そう ありがとう

もう ちょっと 照れ ながら 褒め て くれる と 言う こと なかった ん だ けど ||てれ||ほめ||||いう|||||

ストレス が 溜まって いる ん です ね すとれす||たまって||||

十 師 族 それ も 七草 家 の 仕事 で あれ ば 気苦労 も 多い でしょ う じゅう|し|ぞく|||ななくさ|いえ||しごと||||きぐろう||おおい||

さあ 出発 し ま しょ う バス の 中 で 少し は 休める と 思い ます |しゅっぱつ|||||ばす||なか||すこし||やすめる||おもい|

ちょっと あの 達也 君 ||たつや|きみ

何 か 勘違い し て ない なん||かんちがい|||

達也 君 ったら 私 を 何 だ と 思って る の かしら たつや|きみ||わたくし||なん|||おもって|||

席 だって 隣 に 誘 お う と 思った のに せき||となり||さそ||||おもった|

的確 な 判断 です てきかく||はんだん|

会長 の 餌食 に なる の を 回避 する の は かいちょう||えじき|||||かいひ|||

的確 な 判断 だ と 申し まし た が てきかく||はんだん|||もうし|||

ちょ っ ひどい

もっとも 司 波 君 は 相手 の 魔法 を 無効 化 する こと が できる と か |つかさ|なみ|きみ||あいて||まほう||むこう|か||||||

会長 の 魔 顔 も 彼 に は 通用 し ない かも しれ ませ ん ね かいちょう||ま|かお||かれ|||つうよう|||||||

もう 知ら ない |しら|

会長 やはり ご 気分 が 悪い ん です か かいちょう|||きぶん||わるい|||

範 蔵 君 はん|くら|きみ

えっ と 別に そういう わけ じゃ ||べつに|||

我々 に 心配 さ せ たく ない と いう われわれ||しんぱい||||||

会長 の お 心遣い を 尊重 す べき と は 存じ まし た が かいちょう|||こころづかい||そんちょう|||||ぞんじ|||

ここ で 無理 を さ れ て ますます 体調 崩さ れ て は ||むり||||||たいちょう|くずさ|||

服部 副 会長 はっとり|ふく|かいちょう

どこ を 見て いる ん です か ||みて||||

私 は 別に 何も その 会長 に ブランケット でも と 思い まし て わたくし||べつに|なにも||かいちょう|||||おもい|| Pensé que nada más era una manta para el presidente.

では どうぞ

何 を し て いる ん だ あいつ ら は なん|||||||||

花 音 か|おと

はい

宿舎 に 着く まで せいぜい 二 時間 だ ろ う しゅくしゃ||つく|||ふた|じかん|||

なんで その くらい 待て ない ん だ |||まて|||

それ ひどい です その くらい 待て ます よ |||||まて||

でも でも

今日 は 啓 と バス 旅行 が できる ん だって 楽しみ に し て た ん です きょう||あきら||ばす|りょこう|||||たのしみ||||||

は いはい

それ に 許嫁 と 一緒 に い たい って 思う の は 当然 じゃ ない です か ||いいなずけ||いっしょ|||||おもう|||とうぜん||||

だいたい なんで 技術 スタッフ は 別 の 車 な ん です か ||ぎじゅつ|すたっふ||べつ||くるま||||

この バス だって まだまだ 乗れ る し |ばす|||のれ||

分ける 必要 なんて ない じゃ ない です か わける|ひつよう||||||

花 音 いい加減 に しろ か|おと|いいかげん||

でも でも

えっ と 深雪 お茶 でも どう ||みゆき|おちゃ||

ありがとう ほのか

でも ごめんなさい まだ そんなに 喉 は 乾 い て ない の ||||のど||いぬい||||

私 は お 兄 様 の よう に この 炎天 下 に わたくし|||あに|さま|||||えんてん|した|

わざわざ 外 に 立た さ れ て い た わけ じゃ ない から |がい||たた|||||||||

うん そう ね

お 兄さん の こと 思い出さ せ て どう する の |にいさん|||おもいださ|||||

今 の は 不可 抗力 だ よ いま|||ふか|こうりょく||

わざわざ 外 で 待つ 必要 なんて ない はず な のに |がい||まつ|ひつよう|||||

なぜ お 兄 様 が そんな お つらい 思い を ||あに|さま|||||おもい|

でも 深雪 そこ が お 兄さん の 立派 な ところ だ と 思う よ |みゆき||||にいさん||りっぱ|||||おもう|

バス の 中 で 待って い て も 誰 も 文句 言わ ない のに ばす||なか||まって||||だれ||もんく|いわ||

出欠 確認 と いう つまらない 仕事 でも 手 を 抜か ず あたりまえ の よう に やり遂げる なんて しゅっけつ|かくにん||||しごと||て||ぬか||||||やりとげる|

なかなか でき ない よ

ええ

深雪 の お 兄さん って 本当 に 素敵 な 人 だ ね みゆき|||にいさん||ほんとう||すてき||じん||

そう ね 本当 に お 兄 様 って 変 な ところ で お人よし な ん だ から ||ほんとう|||あに|さま||へん||||おひとよし||||

よし

危ない あぶない

消えろ きえろ

止まって とまって

馬鹿 やめろ ばか|

やさしい 風 芽吹く 蕾 |かぜ|めぶく|つぼみ

街 染め て く 花 たち がい|しめ|||か|

美し さ は 時 と ともに うつくし|||じ||

夢 の よう に 亡くなって しまう ゆめ||||なくなって|

あなた の 温もり ||ぬくもり

それ と 同じ で 消え て しまう かな ||おなじ||きえ|||

shadow of my love

終わり が あって も おわり|||

恐れ ず に 歌 を 歌 お う おそれ|||うた||うた||

eternal song

形 は いら ない かた|||

抱きしめて 感じ て ほしい だきしめて|かんじ||

十 年 先 も じゅう|とし|さき|

百 年 先 も ひゃく|とし|さき|

千 年 先 も せん|とし|さき|

愛 を 歌 お う あい||うた||