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東京喰種トーキョーグール:re, Tokyo Ghoul:re Episode 11

Tokyo Ghoul :re Episode 11

( ヘリ の ローター 音 )

( 政 ( まつり ) ) 大至急 迎撃 用 の ヘリ を 要請 しろ

楽しい ゴミ 掃除 だ

( 斬る 音 ) ( キジマ ) 裂 きっ … と

旧 多 ( ふる た ) 君 ( 旧 多 ) あっ

( キジマ ) 床 の 血 で 滑る な よ

( 旧 多 ) は … はい !

( 呉 井 ) う う … ん っ !

南 無 三 !

観 母 ( みる も ) 様 !

( 走る 足音 )

( 瓜 江 ( うり え ) ) 前方 は 俺 が やる

六 月 ( むつき ) は サイド を 頼む

( 六 月 ) うん !

( 才 子 ( さ い こ ) ) う っ

( 不 知 ( しら ず ) ) 才 子 どけ ! ( 才 子 ) あっ

( 喰 種 ( グール ) たち の 叫び声 )

( 琲 世 ( は い せ ) ) ん っ

( 琲 世 ) この レベル なら どの 班 に 行って も 活躍 できる な

みんな 成長 し てる ん だ

( 琲 世 ) よし このまま 上 まで 向か お う

( 才 子 ) あい ! ( 不 知 ) おう ! ( 瓜 江 ・ 六 月 ) 了解 !

( ドア が 開く 音 ) ( 習 ( しゅう ) ) あっ

マイロ !

( マイロ ) 習 様 … ご 無事 で ( 習 ) あっ … ああ …

松前 ( まつ まえ ) 下 の 層 まで CCG が …

先頭 は あの 女 だ

( 松前 ) 分かった

習 様 迎え の ヘリ が 参り ます ので 屋上 にて お 待ち ください

松前

なぜ マスク を 着け ない ?

誓う か ? 必ず 戻る と …

約束 し て くれる か ?

( 幼い 習 ) きょう は 早く 戻れ る か ?

( 松前 ) はい

( 幼い 習 ) 約束 だ

ええ

約束 は ―

でき かね ます

あ … 松前 …

習 様 どうぞ 生き て ください

もとより この 命 あなた の ため の もの

どう か ムダ に な さら ぬ よ う

( 習 ) その 言葉 は …

( ドア が 閉まる 音 )

( 習 ) ひきょう だ よ 松前

♪~

~♪

( 走る 足音 )

( 宇井 ( う い ) ) 佐々木 ( さ さき ) 上等 屋上 の 状況 が 気 に なる

君 は 先行 し て 索敵 を

( 琲 世 ) 了解 です

不 知 班長

頼 ん だ よ ( 不 知 ) おう !

( 物音 ) ( 才 子 ) お ?

すげ え

CCG ズ 忍者

( ヘリ の ローター 音 )

( 琲 世 ) 誰 も い ない か

これ だけ の 大 企業 が …

終わる とき は 突然 な ん だ な

( 松前 ) 習 様 どうぞ お 強く なら れ て ください ませ

あなた に は この いばら の 森 を 抜ける 力 が ござい ます

松前 は そう 信じ て おり ます

習 様 ご 無礼 は 承知 の 上 で ―

思う こと だけ は どうぞ お 許し ください

私 は あなた を ―

実の 弟 の よう に 愛し て おり まし た

( 爆発 音 ) ( 習 ) あっ

( 習 ) ふざけ た 喜劇 だ

( 宇井 ) 佐々木 上等

屋上 の 様子 は ?

佐々木 !

( 琲 世 ) ここ に は まだ 誰 も い ない よう です

( 習 ) ハッ !

情け の つもり かい ?

( 琲 世 ) 投降 し て ください

そう すれ ば 僕 が CCG に あなた に 対 する 所有 権 を 提言 し て …

“ 投降 ” だ と ?

( 琲 世 ) が はっ !

( 習 ) 投降 など し ない !

( 琲 世 ) う っ …

( 習 ) 父 が … 皆 が …

僕 を 生かす ため に その 命 を 賭 し た

もはや この 身 は 僕 だけ の もの で は ない

ミスター 佐々木 君 の こと など 知ら ない

( 下 口 ( し も ぐち ) ) 止まれ

( 喰 種 ) う う う … N ( 下 口 ) 新手 ?

われわれ で 駆逐 する 油断 する な !

( 下 口 ) どんな 野郎 か 知ら ない が …

( 喰 種 ) う う っ !

( 斬れ た 音 )

( 下 口 ) ぐ わ あっ !

ぐ っ !

( 戸賀 ( と が ) ) 下 口 上等 ! ( 戸賀 ・ 里見 ( さとみ ) ) くっ

( 下 口 ) ぐ は っ …

バ … バカ 野郎 ! 引け !

( 戸賀 ) え … 援護 を !

( 喰 種 の うなり 声 )

( 下 口 ) “ 引け ” っ つ っ て ん だ ろ う が !

( 喰 種 の うなり 声 )

( 喰 種 の うなり 声 )

死に て え の か ? バカ 女 ども !

この際 だ から 言って やる

俺 は お前 ら が 嫌い だ !

邪魔 くせ え ん だ よ 役立た ず が ! ( 戸賀 ・ 里見 ) フッ

とっとと 行 っち まえ !

( 戸賀 ) われわれ は 結構 好き で し た よ

下 口 上等

時間 を 稼ぎ ます

撤退 を !

( 走る 足音 )

( 戦う 音 ) ( 下 口 ) ああ …

( 攻撃 音 )

( 捜査 官 ) 下 口 班 と 連絡 途絶 !

新手 が 出現 し た もよう !

クイン クス 班 伊東 ( いとう ) 班 は 下 口 班 の 援護 を !

( 倉 元 ( くら もと ) ) 了解

どうも や な 感じ だ ね

( キジマ ) は あっ !

( マイロ ) ぐ ぐ っ

ぐ っ

( キジマ ) ふ ぬ ぬ ぬ ぬ っ !

( 伊 丙 ( い へい ) ) フフッ

( 松前 ) くっ

( 松前 ) やはり 強い !

( 伊 丙 ) ぼちぼち 終わ ろ っか ね ー アハッ

( 松前 ) う っ

( 伊 丙 ) フフッ

アハッ !

( 松前 ) あ あっ

( 松前 ) このまま で は …

だが どう すれ ば ?

私 に は もう …

習 様 …

そう で し た ね

私 に 残さ れ た 最後 の 武器 は …

( 松前 ) この 思い !

あっ

( 松前 ) 貫け !

あ … か は っ …

止ま ろ っか

戦闘 配置

来る ぞ !

( 梅野 ( うめ の ) ) う っ

梅野 !

あっ 根津 ( ね づ ) !

( 才 子 ) う … ああ … N ( 瓜 江 ) 米 林 ( よ ね ば やし ) !

( 武臣 ( たけ お み ) ) くっ !

うが っ ! ( 才 子 ) あ あっ

う っ ( 武臣 ) 無事 か ? 米 林 !

( 才 子 ) う っ あ … ありがとう

あっ

瓜 江 君 !

( 瓜 江 ) ぐ っ ! 不 知 !

押さえ て ろ 六 月 !

了解 !

( 不 知 ) 才 子 !

( 才 子 ) くう う う っ !

う わ ああ あっ !

う っ

う っ … やった か ? あっ !

( 瓜 江 ・ 六 月 ) あ …

そんな … N ( 武臣 ) あ …

( 倉 元 ) うそ だ ろ ?

こんな 化け物 ( もん ) じみ た 修復 見 た こと … う わ っ !

う わ っ !

( 不 知 ) あっ ( 六 月 ) 伊東 さん !

( 倉 元 ) う … う う っ …

が はっ !

う っ … あ ばら …

( 倉 元 ) おいおい マジ か よ

( 伊 丙 ) ハア … 穴 ぼ こ …

( 岡 平 ( おか ひ ら ) ) い … 伊 丙 上 等 …

( 伊 丙 ) 岡 平 … クインケ …

( 岡 平 ) は ?

よこせ って ん だ よ !

は よせ え !

( 岡 平 ) はっ はい !

( 松前 ) くっ

散れ や

( 松前 ) ぐ っ !

は よ 死にゃ せ !

は よ !

( 松前 ) もつ か ?

わが … 盾 …

( 伊 丙 ) クフフ …

( 松前 ) ぐ っ

( マイロ ) 松前 ! ( 松前 ) あっ

マイロ !

習 様 を 頼 ん だ ぞ !

( 伊 丙 ) ん に いい いっ !

っし ゃ ハッ !

( マイロ ) 胴体 無用 !

( 伊 丙 ) あ … N ( 斬る 音 )

( クインケ の 落下 音 )

( 倒れ た 音 ) ( 岡 平 ) 伊 丙 上 等 !

( 足音 ) ( キジマ ) お やおや

入 ( は いる ) 嬢 と も あ ろ う お方 が …

さよなら 美しい 人

あなた に も 味わわ せ て あげる と しま しょう か

ユウマ 氏 や おしゃべり アリザ を ―

ミンチ に 刻 ん だ この …

( 刺す 音 )

( キジマ ) ほ ?

( マイロ ) 執事 の … 生命 力 を …

ナメ る な …

キジマ さん !

( キジマ ) ほ !

くっ … ぎ っ …

( 松前 ) ファン クーロ !

( キジマ ) う う う っ !

うが っ ! う お っ ! が あっ !

ぐ っ !

ぐ ああ あっ !

( チェーンソー の 音 ) ( キジマ ) う わ あっ

( キジマ の 叫び声 )

キジマ さん …

( キジマ ) ものすごい 振動 ! ( チェーンソー の 音 )

( キジマ の 叫び声 )

( キジマ ) チーズ … チーズ が 食べ たい

( 松前 ) ん っ

( キジマ ) ぱ ち ょむ !

が ああ あっ …

( 松前 ) フン !

( キジマ の 叫び声 )

( キジマ ) ひ い っ !

あ ああ ああ …

( 倒れ た 音 )

( 松前 ) ユウマ アリザ マイロ

雪辱 は 果たし た ぞ

習 様 すぐに お迎え に …

俺 が 前 に 出る 旧 多 一 等 は 背後 で 待機 !

( 走る 足音 ) ( 旧 多 ) フッ

はい

ど … ど ゆ こ と … ?

( 捜査 官 ) 旧 多 一 等 ! 何 を やって いる ! ?

すみません “ 背後 で 待機 ” って

仲間 を 盾 に する など … N あなた 敬意 は ない の ?

はい ?

( 松前 ) う っ ( 旧 多 ) いやいや ―

実際 に 殺し た の あなた です から ね

っと

( 松前 ) ぐ っ !

( 松前 ) 視界 が …

( 旧 多 ) 誇り 高 げ に 生き て らっしゃる よう です が ―

( 足音 )

どんなに きれい に 取り繕って も …

しょせん ね 人殺し の 人食い でしょ ? 君 たち

まっ いい ん だ けど ( 松前 ) くっ … ん っ !

外れ ~

ごめん ね

( 松前 ) ハッ !

( 旧 多 ) ん っ N ( 切断 する 音 )

( 戦う 音 )

( 琲 世 ) この 包囲 網 の 中 ―

1 人 で どう やって 生き延びる つもり です か ! ?

この 選択 は 自殺 だ !

( 習 ) 白 鳩 ( ハト ) の 捜査 官 よ

君 が 考える こと で は ない

僕 は 君 を 倒し 行 ( ゆ ) く !

( 琲 世 ) 右 …

左 の フェイント

隙 を うかがい ながら の 蹴り

巻きつけ た 赫子 ( かぐ ね ) で ―

突き !

( 琲 世 ) ぐ っ

( 琲 世 ) 何となく 筋 が 分かる

次 は …

大振り の なぎ だ !

( 習 ) そう と も 懐かし の 手順 さ

( ぶつかる 音 )

( 琲 世 の 荒い 息 )

( 習 ) ハハハハハ … N やっぱり … 強い な …

( 琲 世 の 荒い 息 )

( 習 ) どう し た ? 佐々木 琲 世

キル ミー

( 琲 世 ) ハア …

( 金木 ( かね き ) ) 殺さ ない で …

( 斬れ た 音 )

( 琲 世 の 叫び声 )

( 足音 )

( カナエ ) うるさい 去勢 さ れ た ボルク !

カナエ ? 君 な の か ?

( カナエ ) Ya

( 戦う 音 ) ( 倉 元 ) あ …

( 道端 ( みち ば た ) ) 必ず 持ちこたえろ 倉 元 !

( 瓜 江 ) ぐ っ ! くっ …

くそ っ !

いくら 攻撃 を 加え た ところ で ―

あの 再生 力 を どうにか しね え と 意味 が ねえ

高 出力 の クインケ でも ありゃ い い ん だ が …

( 不 知 ) 俺 が … こいつ を 使い ます

( 瓜 江 ) ん っ

( 武臣 ) ぐ っ

( 戦う 音 )

( 瓜 江 ) くっ う っ

( 不 知 ) あ …

くっ

( 六 月 ) ん っ

( 不 知 ) いけ えっ !

( 刺さる 音 )

( タイマー の 音 )

( 爆発 音 )

( 道端 ) 起き上がって くれる な よ

頼む から …

ん ん っ … あっ !

( 道端 たち の 悲鳴 )

( 不 知 ) ぐう っ …

( カナエ ) バラ は なぜ 美しい か 分かる か ?

( カナエ ) バラ は なぜ 美しい か 分かる か ?

( 琲 世 の うめき声 )

枯れる 前 に 摘む から だ

せめて 習 様 の 美しい 思い出 と なって ―

去 ( い ) ね !

( 琲 世 ) ああ …

( 有馬 ( あり ま ) ) 琲 世 もう 一 度

( 琲 世 ) もう 立て ませ ん 有馬 さん

( 有馬 ) 立つ ん だ 琲 世

お前 の 仕事 を しろ

殺せ 俺 の よう に

お前 は 俺 の クインケ だ ( 琲 世 ) あ …

( 有馬 ) それとも 琲 世 … N ( 琲 世 ) あっ

もう 一 度 死ぬ か ?

( 琲 世 ) あっ

くっ …

( カナエ ) 一瞬 意識 が 飛 ん だ が … 何 だ ?

( 琲 世 ) ハア ハア … 嫌 だ … 僕 の もの だ …

ハア ハア … 僕 の 体 だ …

全部 … 僕 の … !

( カナエ ) 貴 様 ごとき が 習 様 に !

フン !

( カナエ ) 習 様 …

わが 誇り … わが 光 …

( 琲 世 ) や あ あ あっ !

わが 誇り … わが 光 …

わが …

( カナエ の 父 ) エマ 子ども たち を 頼む

( エマ ) はい

( カナエ の 父 ) ナタ エル アル ノルト カレン …

どう か ロゼヴァルト の 名 を 紡 い で いって くれ

( カナエ ) 家 を 出 て すぐに 母 は 倒れ た

2 人 の 兄 は 私 を かばって 命 を 落とし ―

私 だけ が 1 人 残った

月山 ( つき やま ) 家 に たどり つい た 私 は ―

兄 たち の 代わり に な ろ う と ふるまった

一族 の 跡継ぎ と して 父 の 願い を かなえる ため

( カナエ ) で は また あした 稽古 を

( 松前 ) ああ

( カナエ ) う っ … N ( 松前 ) カナエ !

問題 ない いつも の だ

( 松前 ) いつまで 隠し 通す つもり ?

今 は よく と も だんだん と 体つき も …

( カナエ ) 分かって いる

これ は 意地 だ

亡き 家族 へ の 思い

体 は 鍛え れ ば …

( 松前 ) 使用人 は 皆 感づ い て いる わ

気付 い て い ない の は 習 様 ぐらい の もの よ

( カナエ ) 習 様 …

私 の 心 は 今 も バラ の 森 に とらわれ た まま …

( エト ) テーブル ( カナエ ) いっぱい の 料理

( エト ) 海 ( カナエ ) ヴァーネミュンデ

眠たい …

( エト ) 病気 ( カナエ ) 母

( エト ) 誇り ( カナエ ) 習 様

( エト ) 死ぬ ( カナエ ) 必然

( エト ) 軽蔑 ( カナエ ) 人間 たち

( エト ) 眠る ( カナエ ) ふか ふか の ベッド …

眠ら せ て くれ

( エト ) 花 ( カナエ ) バラ

( エト ) 月日 ( カナエ ) 残酷

( エト ) うそ ( カナエ ) うそつき …

( エト ) 女性 ( カナエ ) 女性 …

( エト ) 愛さ れ たかった ?

( 荒い 息 )

( カナエ ) 愛さ れ たかった か だ と ?

愛さ れ たかった さ

( 足 を つかむ 音 ) ( 琲 世 ) う っ

( 習 ) カナエ …

習 様 …

( 習 ) 下がって なさい

( 琲 世 ) 何とも 悲しい 気持ち に なって ―

僕 は 懐かしい 一節 を 思い出し た

“ 私 の かわいい 欠落 者 ”

( ヘリ の ローター 音 )

“ 私 の かわいい 欠落 者 ”

“ あなた の 親 は あなた を 育てる のに ― ”

“ 失敗 し た ”

♪~

~♪

瓜 江 ! 弾 幕 足り た か ! ?

あ …

誰 も お前 を 罰し は し ない よ


Tokyo Ghoul :re Episode 11 tokyo|ghoul||episode Tokyo Ghoul:re Episode 11

( ヘリ の ローター 音 ) へり|||おと

( 政 ( まつり ) ) 大至急 迎撃 用 の ヘリ を 要請 しろ まつりごと||だいしきゅう|げいげき|よう||へり||ようせい|

楽しい ゴミ 掃除 だ たのしい|ごみ|そうじ|

( 斬る 音 ) ( キジマ ) 裂 きっ … と きる|おと||さ||

旧 多 ( ふる た ) 君 ( 旧 多 ) あっ きゅう|おお|||きみ|きゅう|おお|

( キジマ ) 床 の 血 で 滑る な よ |とこ||ち||すべる||

( 旧 多 ) は … はい ! きゅう|おお||

( 呉 井 ) う う … ん っ ! くれ|い||||

南 無 三 ! みなみ|む|みっ

観 母 ( みる も ) 様 ! かん|はは|||さま

( 走る 足音 ) はしる|あしおと

( 瓜 江 ( うり え ) ) 前方 は 俺 が やる うり|こう|||ぜんぽう||おれ||

六 月 ( むつき ) は サイド を 頼む むっ|つき|||さいど||たのむ

( 六 月 ) うん ! むっ|つき|

( 才 子 ( さ い こ ) ) う っ さい|こ|||||

( 不 知 ( しら ず ) ) 才 子 どけ ! ( 才 子 ) あっ ふ|ち|||さい|こ||さい|こ|

( 喰 種 ( グール ) たち の 叫び声 ) しょく|しゅ||||さけびごえ

( 琲 世 ( は い せ ) ) ん っ はい|よ|||||

( 琲 世 ) この レベル なら どの 班 に 行って も 活躍 できる な はい|よ||れべる|||はん||おこなって||かつやく||

みんな 成長 し てる ん だ |せいちょう||||

( 琲 世 ) よし このまま 上 まで 向か お う はい|よ|||うえ||むか||

( 才 子 ) あい ! ( 不 知 ) おう ! ( 瓜 江 ・ 六 月 ) 了解 ! さい|こ||ふ|ち||うり|こう|むっ|つき|りょうかい

( ドア が 開く 音 ) ( 習 ( しゅう ) ) あっ どあ||あく|おと|なら||

マイロ !

( マイロ ) 習 様 … ご 無事 で ( 習 ) あっ … ああ … |なら|さま||ぶじ||なら||

松前 ( まつ まえ ) 下 の 層 まで CCG が … まつまえ|||した||そう||ccg|

先頭 は あの 女 だ せんとう|||おんな|

( 松前 ) 分かった まつまえ|わかった

習 様 迎え の ヘリ が 参り ます ので 屋上 にて お 待ち ください なら|さま|むかえ||へり||まいり|||おくじょう|||まち|

松前 まつまえ

なぜ マスク を 着け ない ? |ますく||つけ|

誓う か ? 必ず 戻る と … ちかう||かならず|もどる|

約束 し て くれる か ? やくそく||||

( 幼い 習 ) きょう は 早く 戻れ る か ? おさない|なら|||はやく|もどれ||

( 松前 ) はい まつまえ|

( 幼い 習 ) 約束 だ おさない|なら|やくそく|

ええ

約束 は ― やくそく|

でき かね ます

あ … 松前 … |まつまえ

習 様 どうぞ 生き て ください なら|さま||いき||

もとより この 命 あなた の ため の もの ||いのち|||||

どう か ムダ に な さら ぬ よ う ||むだ||||||

( 習 ) その 言葉 は … なら||ことば|

( ドア が 閉まる 音 ) どあ||しまる|おと

( 習 ) ひきょう だ よ 松前 なら||||まつまえ

♪~

~♪

( 走る 足音 ) はしる|あしおと

( 宇井 ( う い ) ) 佐々木 ( さ さき ) 上等 屋上 の 状況 が 気 に なる うい|||ささき|||じょうとう|おくじょう||じょうきょう||き||

君 は 先行 し て 索敵 を きみ||せんこう|||さくてき|

( 琲 世 ) 了解 です はい|よ|りょうかい|

不 知 班長 ふ|ち|はんちょう

頼 ん だ よ ( 不 知 ) おう ! たの||||ふ|ち|

( 物音 ) ( 才 子 ) お ? ものおと|さい|こ|

すげ え

CCG ズ 忍者 ccg||にんじゃ

( ヘリ の ローター 音 ) へり|||おと

( 琲 世 ) 誰 も い ない か はい|よ|だれ||||

これ だけ の 大 企業 が … |||だい|きぎょう|

終わる とき は 突然 な ん だ な おわる|||とつぜん||||

( 松前 ) 習 様 どうぞ お 強く なら れ て ください ませ まつまえ|なら|さま|||つよく|||||

あなた に は この いばら の 森 を 抜ける 力 が ござい ます ||||||しげる||ぬける|ちから|||

松前 は そう 信じ て おり ます まつまえ|||しんじ|||

習 様 ご 無礼 は 承知 の 上 で ― なら|さま||ぶれい||しょうち||うえ|

思う こと だけ は どうぞ お 許し ください おもう||||||ゆるし|

私 は あなた を ― わたくし|||

実の 弟 の よう に 愛し て おり まし た じつの|おとうと||||あいし||||

( 爆発 音 ) ( 習 ) あっ ばくはつ|おと|なら|

( 習 ) ふざけ た 喜劇 だ なら|||きげき|

( 宇井 ) 佐々木 上等 うい|ささき|じょうとう

屋上 の 様子 は ? おくじょう||ようす|

佐々木 ! ささき

( 琲 世 ) ここ に は まだ 誰 も い ない よう です はい|よ|||||だれ|||||

( 習 ) ハッ ! なら|

情け の つもり かい ? なさけ|||

( 琲 世 ) 投降 し て ください はい|よ|とうこう|||

そう すれ ば 僕 が CCG に あなた に 対 する 所有 権 を 提言 し て … |||ぼく||ccg||||たい||しょゆう|けん||ていげん||

“ 投降 ” だ と ? とうこう||

( 琲 世 ) が はっ ! はい|よ||

( 習 ) 投降 など し ない ! なら|とうこう|||

( 琲 世 ) う っ … はい|よ||

( 習 ) 父 が … 皆 が … なら|ちち||みな|

僕 を 生かす ため に その 命 を 賭 し た ぼく||いかす||||いのち||かけ||

もはや この 身 は 僕 だけ の もの で は ない ||み||ぼく||||||

ミスター 佐々木 君 の こと など 知ら ない みすたー|ささき|きみ||||しら|

( 下 口 ( し も ぐち ) ) 止まれ した|くち||||とどまれ

( 喰 種 ) う う う …\ N ( 下 口 ) 新手 ? しょく|しゅ||||n|した|くち|あらて

われわれ で 駆逐 する 油断 する な ! ||くちく||ゆだん||

( 下 口 ) どんな 野郎 か 知ら ない が … した|くち||やろう||しら||

( 喰 種 ) う う っ ! しょく|しゅ|||

( 斬れ た 音 ) きれ||おと

( 下 口 ) ぐ わ あっ ! した|くち|||

ぐ っ !

( 戸賀 ( と が ) ) 下 口 上等 ! ( 戸賀 ・ 里見 ( さとみ ) ) くっ とが|||した|くち|じょうとう|とが|さとみ||

( 下 口 ) ぐ は っ … した|くち|||

バ … バカ 野郎 ! 引け ! |ばか|やろう|ひけ

( 戸賀 ) え … 援護 を ! とが||えんご|

( 喰 種 の うなり 声 ) しょく|しゅ|||こえ

( 下 口 ) “ 引け ” っ つ っ て ん だ ろ う が ! した|くち|ひけ|||||||||

( 喰 種 の うなり 声 ) しょく|しゅ|||こえ

( 喰 種 の うなり 声 ) しょく|しゅ|||こえ

死に て え の か ? バカ 女 ども ! しに|||||ばか|おんな|

この際 だ から 言って やる このさい|||いって|

俺 は お前 ら が 嫌い だ ! おれ||おまえ|||きらい|

邪魔 くせ え ん だ よ 役立た ず が ! ( 戸賀 ・ 里見 ) フッ じゃま||||||やくだた|||とが|さとみ|

とっとと 行 っち まえ ! |ぎょう||

( 戸賀 ) われわれ は 結構 好き で し た よ とが|||けっこう|すき||||

下 口 上等 した|くち|じょうとう

時間 を 稼ぎ ます じかん||かせぎ|

撤退 を ! てったい|

( 走る 足音 ) はしる|あしおと

( 戦う 音 ) ( 下 口 ) ああ … たたかう|おと|した|くち|

( 攻撃 音 ) こうげき|おと

( 捜査 官 ) 下 口 班 と 連絡 途絶 ! そうさ|かん|した|くち|はん||れんらく|とぜつ

新手 が 出現 し た もよう ! あらて||しゅつげん|||

クイン クス 班 伊東 ( いとう ) 班 は 下 口 班 の 援護 を ! くいん||はん|いとう||はん||した|くち|はん||えんご|

( 倉 元 ( くら もと ) ) 了解 くら|もと|||りょうかい

どうも や な 感じ だ ね |||かんじ||

( キジマ ) は あっ !

( マイロ ) ぐ ぐ っ

ぐ っ

( キジマ ) ふ ぬ ぬ ぬ ぬ っ !

( 伊 丙 ( い へい ) ) フフッ い|ひのえ|||

( 松前 ) くっ まつまえ|

( 松前 ) やはり 強い ! まつまえ||つよい

( 伊 丙 ) ぼちぼち 終わ ろ っか ね ー アハッ い|ひのえ||しまわ||||-|

( 松前 ) う っ まつまえ||

( 伊 丙 ) フフッ い|ひのえ|

アハッ !

( 松前 ) あ あっ まつまえ||

( 松前 ) このまま で は … まつまえ|||

だが どう すれ ば ?

私 に は もう … わたくし|||

習 様 … なら|さま

そう で し た ね

私 に 残さ れ た 最後 の 武器 は … わたくし||のこさ|||さいご||ぶき|

( 松前 ) この 思い ! まつまえ||おもい

あっ

( 松前 ) 貫け ! まつまえ|つらぬけ

あ … か は っ …

止ま ろ っか やま||

戦闘 配置 せんとう|はいち

来る ぞ ! くる|

( 梅野 ( うめ の ) ) う っ うめの||||

梅野 ! うめの

あっ 根津 ( ね づ ) ! |ねず||

( 才 子 ) う … ああ …\ N ( 瓜 江 ) 米 林 ( よ ね ば やし ) ! さい|こ|||n|うり|こう|べい|りん||||

( 武臣 ( たけ お み ) ) くっ ! たけおみ||||

うが っ ! ( 才 子 ) あ あっ う が||さい|こ||

う っ ( 武臣 ) 無事 か ? 米 林 ! ||たけおみ|ぶじ||べい|りん

( 才 子 ) う っ あ … ありがとう さい|こ||||

あっ

瓜 江 君 ! うり|こう|きみ

( 瓜 江 ) ぐ っ ! 不 知 ! うり|こう|||ふ|ち

押さえ て ろ 六 月 ! おさえ|||むっ|つき

了解 ! りょうかい

( 不 知 ) 才 子 ! ふ|ち|さい|こ

( 才 子 ) くう う う っ ! さい|こ||||

う わ ああ あっ !

う っ

う っ … やった か ? あっ !

( 瓜 江 ・ 六 月 ) あ … うり|こう|むっ|つき|

そんな …\ N ( 武臣 ) あ … |n|たけおみ|

( 倉 元 ) うそ だ ろ ? くら|もと|||

こんな 化け物 ( もん ) じみ た 修復 見 た こと … う わ っ ! |ばけもの||||しゅうふく|み|||||

う わ っ !

( 不 知 ) あっ ( 六 月 ) 伊東 さん ! ふ|ち||むっ|つき|いとう|

( 倉 元 ) う … う う っ … くら|もと||||

が はっ !

う っ … あ ばら …

( 倉 元 ) おいおい マジ か よ くら|もと||||

( 伊 丙 ) ハア … 穴 ぼ こ … い|ひのえ||あな||

( 岡 平 ( おか ひ ら ) ) い … 伊 丙 上 等 … おか|ひら|||||い|ひのえ|うえ|とう

( 伊 丙 ) 岡 平 … クインケ … い|ひのえ|おか|ひら|

( 岡 平 ) は ? おか|ひら|

よこせ って ん だ よ !

は よせ え !

( 岡 平 ) はっ はい ! おか|ひら||

( 松前 ) くっ まつまえ|

散れ や ちれ|

( 松前 ) ぐ っ ! まつまえ||

は よ 死にゃ せ ! ||しにゃ|

は よ !

( 松前 ) もつ か ? まつまえ||

わが … 盾 … |たて

( 伊 丙 ) クフフ … い|ひのえ|

( 松前 ) ぐ っ まつまえ||

( マイロ ) 松前 ! ( 松前 ) あっ |まつまえ|まつまえ|

マイロ !

習 様 を 頼 ん だ ぞ ! なら|さま||たの|||

( 伊 丙 ) ん に いい いっ ! い|ひのえ||||

っし ゃ ハッ !

( マイロ ) 胴体 無用 ! |どうたい|むよう

( 伊 丙 ) あ …\ N ( 斬る 音 ) い|ひのえ||n|きる|おと

( クインケ の 落下 音 ) ||らっか|おと

( 倒れ た 音 ) ( 岡 平 ) 伊 丙 上 等 ! たおれ||おと|おか|ひら|い|ひのえ|うえ|とう

( 足音 ) ( キジマ ) お やおや あしおと|||

入 ( は いる ) 嬢 と も あ ろ う お方 が … はい|||じょう||||||おかた|

さよなら 美しい 人 |うつくしい|じん

あなた に も 味わわ せ て あげる と しま しょう か |||あじわわ|||||||

ユウマ 氏 や おしゃべり アリザ を ― |うじ||||

ミンチ に 刻 ん だ この … みんち||きざ|||

( 刺す 音 ) さす|おと

( キジマ ) ほ ?

( マイロ ) 執事 の … 生命 力 を … |しつじ||せいめい|ちから|

ナメ る な …

キジマ さん !

( キジマ ) ほ !

くっ … ぎ っ …

( 松前 ) ファン クーロ ! まつまえ|ふぁん|

( キジマ ) う う う っ !

うが っ ! う お っ ! が あっ ! う が||||||

ぐ っ !

ぐ ああ あっ !

( チェーンソー の 音 ) ( キジマ ) う わ あっ ||おと||||

( キジマ の 叫び声 ) ||さけびごえ

キジマ さん …

( キジマ ) ものすごい 振動 ! ( チェーンソー の 音 ) ||しんどう|||おと

( キジマ の 叫び声 ) ||さけびごえ

( キジマ ) チーズ … チーズ が 食べ たい |ちーず|ちーず||たべ|

( 松前 ) ん っ まつまえ||

( キジマ ) ぱ ち ょむ !

が ああ あっ …

( 松前 ) フン ! まつまえ|ふん

( キジマ の 叫び声 ) ||さけびごえ

( キジマ ) ひ い っ !

あ ああ ああ …

( 倒れ た 音 ) たおれ||おと

( 松前 ) ユウマ アリザ マイロ まつまえ|||

雪辱 は 果たし た ぞ せつじょく||はたし||

習 様 すぐに お迎え に … なら|さま||おむかえ|

俺 が 前 に 出る 旧 多 一 等 は 背後 で 待機 ! おれ||ぜん||でる|きゅう|おお|ひと|とう||はいご||たいき

( 走る 足音 ) ( 旧 多 ) フッ はしる|あしおと|きゅう|おお|

はい

ど … ど ゆ こ と … ?

( 捜査 官 ) 旧 多 一 等 ! 何 を やって いる ! ? そうさ|かん|きゅう|おお|ひと|とう|なん|||

すみません “ 背後 で 待機 ” って |はいご||たいき|

仲間 を 盾 に する など …\ N あなた 敬意 は ない の ? なかま||たて||||n||けいい|||

はい ?

( 松前 ) う っ ( 旧 多 ) いやいや ― まつまえ|||きゅう|おお|

実際 に 殺し た の あなた です から ね じっさい||ころし||||||

っと

( 松前 ) ぐ っ ! まつまえ||

( 松前 ) 視界 が … まつまえ|しかい|

( 旧 多 ) 誇り 高 げ に 生き て らっしゃる よう です が ― きゅう|おお|ほこり|たか|||いき|||||

( 足音 ) あしおと

どんなに きれい に 取り繕って も … |||とりつくろって|

しょせん ね 人殺し の 人食い でしょ ? 君 たち ||ひとごろし||ひとくい||きみ|

まっ いい ん だ けど ( 松前 ) くっ … ん っ ! |||||まつまえ|||

外れ ~ はずれ

ごめん ね

( 松前 ) ハッ ! まつまえ|

( 旧 多 ) ん っ \ N ( 切断 する 音 ) きゅう|おお|||n|せつだん||おと

( 戦う 音 ) たたかう|おと

( 琲 世 ) この 包囲 網 の 中 ― はい|よ||ほうい|あみ||なか

1 人 で どう やって 生き延びる つもり です か ! ? じん||||いきのびる|||

この 選択 は 自殺 だ ! |せんたく||じさつ|

( 習 ) 白 鳩 ( ハト ) の 捜査 官 よ なら|しろ|はと|はと||そうさ|かん|

君 が 考える こと で は ない きみ||かんがえる||||

僕 は 君 を 倒し 行 ( ゆ ) く ! ぼく||きみ||たおし|ぎょう||

( 琲 世 ) 右 … はい|よ|みぎ

左 の フェイント ひだり||ふぇいんと

隙 を うかがい ながら の 蹴り すき|||||けり

巻きつけ た 赫子 ( かぐ ね ) で ― まきつけ||せきこ|||

突き ! つき

( 琲 世 ) ぐ っ はい|よ||

( 琲 世 ) 何となく 筋 が 分かる はい|よ|なんとなく|すじ||わかる

次 は … つぎ|

大振り の なぎ だ ! おおぶり|||

( 習 ) そう と も 懐かし の 手順 さ なら||||なつかし||てじゅん|

( ぶつかる 音 ) |おと

( 琲 世 の 荒い 息 ) はい|よ||あらい|いき

( 習 ) ハハハハハ …\ N やっぱり … 強い な … なら||n||つよい|

( 琲 世 の 荒い 息 ) はい|よ||あらい|いき

( 習 ) どう し た ? 佐々木 琲 世 なら||||ささき|はい|よ

キル ミー

( 琲 世 ) ハア … はい|よ|

( 金木 ( かね き ) ) 殺さ ない で … かなぎ|||ころさ||

( 斬れ た 音 ) きれ||おと

( 琲 世 の 叫び声 ) はい|よ||さけびごえ

( 足音 ) あしおと

( カナエ ) うるさい 去勢 さ れ た ボルク ! ||きょせい||||

カナエ ? 君 な の か ? |きみ|||

( カナエ ) Ya |ya

( 戦う 音 ) ( 倉 元 ) あ … たたかう|おと|くら|もと|

( 道端 ( みち ば た ) ) 必ず 持ちこたえろ 倉 元 ! みちばた||||かならず|もちこたえろ|くら|もと

( 瓜 江 ) ぐ っ ! くっ … うり|こう|||

くそ っ !

いくら 攻撃 を 加え た ところ で ― |こうげき||くわえ|||

あの 再生 力 を どうにか しね え と 意味 が ねえ |さいせい|ちから||||||いみ||

高 出力 の クインケ でも ありゃ い い ん だ が … たか|しゅつりょく|||||||||

( 不 知 ) 俺 が … こいつ を 使い ます ふ|ち|おれ||||つかい|

( 瓜 江 ) ん っ うり|こう||

( 武臣 ) ぐ っ たけおみ||

( 戦う 音 ) たたかう|おと

( 瓜 江 ) くっ う っ うり|こう|||

( 不 知 ) あ … ふ|ち|

くっ

( 六 月 ) ん っ むっ|つき||

( 不 知 ) いけ えっ ! ふ|ち||

( 刺さる 音 ) ささる|おと

( タイマー の 音 ) たいまー||おと

( 爆発 音 ) ばくはつ|おと

( 道端 ) 起き上がって くれる な よ みちばた|おきあがって|||

頼む から … たのむ|

ん ん っ … あっ !

( 道端 たち の 悲鳴 ) みちばた|||ひめい

( 不 知 ) ぐう っ … ふ|ち||

( カナエ ) バラ は なぜ 美しい か 分かる か ? |ばら|||うつくしい||わかる|

( カナエ ) バラ は なぜ 美しい か 分かる か ? |ばら|||うつくしい||わかる|

( 琲 世 の うめき声 ) はい|よ||うめきごえ

枯れる 前 に 摘む から だ かれる|ぜん||つまむ||

せめて 習 様 の 美しい 思い出 と なって ― |なら|さま||うつくしい|おもいで||

去 ( い ) ね ! さ||

( 琲 世 ) ああ … はい|よ|

( 有馬 ( あり ま ) ) 琲 世 もう 一 度 ありま|||はい|よ||ひと|たび

( 琲 世 ) もう 立て ませ ん 有馬 さん はい|よ||たて|||ありま|

( 有馬 ) 立つ ん だ 琲 世 ありま|たつ|||はい|よ

お前 の 仕事 を しろ おまえ||しごと||

殺せ 俺 の よう に ころせ|おれ|||

お前 は 俺 の クインケ だ ( 琲 世 ) あ … おまえ||おれ||||はい|よ|

( 有馬 ) それとも 琲 世 …\ N ( 琲 世 ) あっ ありま||はい|よ|n|はい|よ|

もう 一 度 死ぬ か ? |ひと|たび|しぬ|

( 琲 世 ) あっ はい|よ|

くっ …

( カナエ ) 一瞬 意識 が 飛 ん だ が … 何 だ ? |いっしゅん|いしき||と||||なん|

( 琲 世 ) ハア ハア … 嫌 だ … 僕 の もの だ … はい|よ|||いや||ぼく|||

ハア ハア … 僕 の 体 だ … ||ぼく||からだ|

全部 … 僕 の … ! ぜんぶ|ぼく|

( カナエ ) 貴 様 ごとき が 習 様 に ! |とうと|さま|||なら|さま|

フン ! ふん

( カナエ ) 習 様 … |なら|さま

わが 誇り … わが 光 … |ほこり||ひかり

( 琲 世 ) や あ あ あっ ! はい|よ||||

わが 誇り … わが 光 … |ほこり||ひかり

わが …

( カナエ の 父 ) エマ 子ども たち を 頼む ||ちち||こども|||たのむ

( エマ ) はい

( カナエ の 父 ) ナタ エル アル ノルト カレン … ||ちち|なた||||

どう か ロゼヴァルト の 名 を 紡 い で いって くれ ||||な||つむ||||

( カナエ ) 家 を 出 て すぐに 母 は 倒れ た |いえ||だ|||はは||たおれ|

2 人 の 兄 は 私 を かばって 命 を 落とし ― じん||あに||わたくし|||いのち||おとし

私 だけ が 1 人 残った わたくし|||じん|のこった

月山 ( つき やま ) 家 に たどり つい た 私 は ― がっさん|||いえ|||||わたくし|

兄 たち の 代わり に な ろ う と ふるまった あに|||かわり||||||

一族 の 跡継ぎ と して 父 の 願い を かなえる ため いちぞく||あとつぎ|||ちち||ねがい|||

( カナエ ) で は また あした 稽古 を |||||けいこ|

( 松前 ) ああ まつまえ|

( カナエ ) う っ …\ N ( 松前 ) カナエ ! |||n|まつまえ|

問題 ない いつも の だ もんだい||||

( 松前 ) いつまで 隠し 通す つもり ? まつまえ||かくし|とおす|

今 は よく と も だんだん と 体つき も … いま|||||||からだつき|

( カナエ ) 分かって いる |わかって|

これ は 意地 だ ||いじ|

亡き 家族 へ の 思い なき|かぞく|||おもい

体 は 鍛え れ ば … からだ||きたえ||

( 松前 ) 使用人 は 皆 感づ い て いる わ まつまえ|しよう にん||みな|かんづ||||

気付 い て い ない の は 習 様 ぐらい の もの よ きづ|||||||なら|さま||||

( カナエ ) 習 様 … |なら|さま

私 の 心 は 今 も バラ の 森 に とらわれ た まま … わたくし||こころ||いま||ばら||しげる||||

( エト ) テーブル ( カナエ ) いっぱい の 料理 |てーぶる||||りょうり

( エト ) 海 ( カナエ ) ヴァーネミュンデ |うみ||

眠たい … ねむたい

( エト ) 病気 ( カナエ ) 母 |びょうき||はは

( エト ) 誇り ( カナエ ) 習 様 |ほこり||なら|さま

( エト ) 死ぬ ( カナエ ) 必然 |しぬ||ひつぜん

( エト ) 軽蔑 ( カナエ ) 人間 たち |けいべつ||にんげん|

( エト ) 眠る ( カナエ ) ふか ふか の ベッド … |ねむる|||||べっど

眠ら せ て くれ ねむら|||

( エト ) 花 ( カナエ ) バラ |か||ばら

( エト ) 月日 ( カナエ ) 残酷 |つきひ||ざんこく

( エト ) うそ ( カナエ ) うそつき …

( エト ) 女性 ( カナエ ) 女性 … |じょせい||じょせい

( エト ) 愛さ れ たかった ? |あいさ||

( 荒い 息 ) あらい|いき

( カナエ ) 愛さ れ たかった か だ と ? |あいさ|||||

愛さ れ たかった さ あいさ|||

( 足 を つかむ 音 ) ( 琲 世 ) う っ あし|||おと|はい|よ||

( 習 ) カナエ … なら|

習 様 … なら|さま

( 習 ) 下がって なさい なら|さがって|

( 琲 世 ) 何とも 悲しい 気持ち に なって ― はい|よ|なんとも|かなしい|きもち||

僕 は 懐かしい 一節 を 思い出し た ぼく||なつかしい|いっせつ||おもいだし|

“ 私 の かわいい 欠落 者 ” わたくし|||けつらく|もの

( ヘリ の ローター 音 ) へり|||おと

“ 私 の かわいい 欠落 者 ” わたくし|||けつらく|もの

“ あなた の 親 は あなた を 育てる のに ― ” ||おや||||そだてる|

“ 失敗 し た ” しっぱい||

♪~

~♪

瓜 江 ! 弾 幕 足り た か ! ? うり|こう|たま|まく|たり||

あ …

誰 も お前 を 罰し は し ない よ だれ||おまえ||ばっし||||