Re ：ゼロ から 始める 異 世界 生活 (12) re|||はじめる|い|せかい|せいかつ Re: Zero kara kara Hajimekai Seikatsu (12) Re: Zero kara Hajimete no Isekai Seikatsu (12)

（ ナツキ ･ スバル ） はい 最後 に ― |すばる||さいご|

ビクトリー

（ 村人 一同 ） ビクトリー むらびと|いちどう|

（ スバル ） よ ー し 並べ 並べ すばる||-||ならべ|ならべ

スタンプ 押す ぞ ー すたんぷ|おす||-

よ ー し １ 番 は 誰 だ ？ |-||ばん||だれ|

（ ペトラ ） 猫 ちゃん かわいい |ねこ||

（ リュカ ） 猫 ちゃん ステキ |ねこ||すてき

（ ミルド ） 猫 ちゃん 不憫 ( ふびん ) |ねこ||ふびん|

（ エミリア ） 村 の 人 たち も すっかり 元気 に なった みたい で |むら||じん||||げんき||||

スバル の おかげ ね すばる|||

まあ 俺 も 今回 みんな の ため に ― |おれ||こんかい||||

それ は もう 体 を 張って 頑張った から な |||からだ||はって|がんばった||

子供 たち を 助け に 森 に 入って ― こども|||たすけ||しげる||はいって

犬 に 噛 ( か ) まれ いぬ||か||

鬼 化 し た レム を 助けよ う と し て ― おに|か|||||たすけよ||||

犬 に 噛ま れ いぬ||かま|

最後 に また 強大 化 し た 犬 に ― さいご|||きょうだい|か|||いぬ|

噛ま れ そう な ところ を ロズワール に 助け られ … かま||||||||たすけ|

あれ ？

俺 思った より も 何 も し て なく ない ？ おれ|おもった|||なん|||||

もう

そう やって つまらない こと 気 に し ない の ||||き||||

分かって る 人 たち は ちゃんと 分かって る もの わかって||じん||||わかって||

ロズワール だって ラム だって ―

レム なんか 特に そう ||とくに|

それ に もちろん 私 だって そう な ん だ から |||わたくし||||||

（ スバル ） お っ 竜 車 すばる|||りゅう|くるま

（ ヴィルヘルム ･ ヴァン ･ アスト レア ） お 帰り なさい ませ |||||かえり||

ただいま 屋敷 の 前 を 失礼 さ せ て 頂 い て おり ます |やしき||ぜん||しつれい||||いただ||||

（ ラム ） 王 都 から 使者 の 方 が お 見え に なって い ます |おう|と||ししゃ||かた|||みえ||||

ロズワール 様 が 応対 なさって い ます が ― |さま||おうたい||||

エミリア 様 も ご 同席 ください |さま|||どうせき|

使者 って … ししゃ|

王 選 に 関し て の こと か と おう|せん||かんし|||||

よし さすが に 事 が 事 だけ に バカ やら ねえ よう に し ねえ と |||こと||こと|||ばか|||||||

えっ と …

スバル に は 悪い ん だ けど ― すばる|||わるい|||

ここ から 先 は 大事 は お 話 だ から ||さき||だいじ|||はなし||

（ スバル ） ずーっと 表 で 待って る の も 退屈 し ませ ん か ？ すばる||ひょう||まって||||たいくつ||||

いい 味 です |あじ|

かなり 奮発 さ れ た もの と 思い ます が |ふんぱつ||||||おもい||

マジ に この 屋敷 で １ 番 高い 茶 です |||やしき||ばん|たかい|ちゃ|

勝手 に 飲 ん だ の が バレ たら ― かって||いん||||||

桃色 の 髪 の メイド が マジギレ する ぐらい ももいろ||かみ||||||

（ ヴィルヘルム ） で その よう な お 茶 を まき 餌 に この 老 骨 に 何 を お 求め です か な ||||||ちゃ|||えさ|||ろう|こつ||なん|||もとめ|||

今日 の 訪問 の 理由 が 知り たい ん です きょう||ほうもん||りゆう||しり|||

さわり だけ でも 結構 です ので |||けっこう||

あなた が 屋敷 で どんな 立場 に ある か 分から ない 私 に は ― ||やしき|||たちば||||わから||わたくし||

うかつ な こと を 口 に する こと は でき ませ ん な ||||くち||||||||

ご 理解 を |りかい|

ただ ―

エミリア 様 と 親しい 間柄 な の は うか が え まし た な |さま||したしい|あいだがら|||||||||

俺 と エミリア たん が ただならぬ 関係 に 見え まし た ？ おれ||||||かんけい||みえ||

アハハ ハハ … （ ヴィルヘルム ） “ たん ” ？

（ スバル ） エヘヘヘ … すばる|

険しい 道 を 行き ます な けわしい|どう||いき||

相手 は ルグニカ の 次期 女王 に なる かも しれ ない お方 です よ あいて||||じき|じょおう||||||おかた||

現状 は ただ の 超 かわいい 女の子 と さえ ない 使用人 って だけ です げんじょう||||ちょう||おんなのこ||||しようにん|||

御者 さん は 奥さん は 世界 一 かわいい かも しれ ない ぎょしゃ|||おくさん||せかい|ひと||||

そう 思い ながら 結婚 を 申し込 ん だ り し なかった ん です か ？ |おもい||けっこん||もうしこ||||||||

妻 は … つま|

なるほど あなた の 言う とおり だ |||いう||

私 も 妻 が 世界 一 美しい と 思って い まし た わたくし||つま||せかい|ひと|うつくしい||おもって|||

（ フェリックス ･ アーガイル ） ただいま ヴィル 爺 ( じい ) ||||じい|

外 で 待た せ ちゃ って ごめん ね 退屈 だった でしょ う がい||また||||||たいくつ|||

いえいえ

こちら の 方 が 老 骨 の 話 相手 に なって ください まし た ので ||かた||ろう|こつ||はなし|あいて||||||

はみゃ ？

はみゃ み ゃ ？

はみゃ

ああ に ゃ る ほど そ っか そ っか

君 が エミリア 様 の 言って た 男の子 な の ね ？ きみ|||さま||いって||おとこのこ|||

エミリア が ？

に ゃん も 聞か さ れ て ない みたい だ ね |||きか|||||||

行 こ う ヴィル 爺 ぎょう||||じい

王 都 で 会 お う ね おう|と||かい|||

あの ね 遊び に 行く わけ じゃ ない の ||あそび||いく||||

大事 な 呼び出し が あって … だいじ||よびだし||

（ スバル ） 大事 な こと なら なおさら だ すばる|だいじ|||||

王 選 絡み な ん だ ろ ？ おう|せん|からみ||||

俺 は エミリア たん の 助け に なり て え ん だ おれ|||||たすけ||||||

頼む ！ たのむ

（ レム ） 王 都 に は スバル くん が お 世話 に なった 方々 も ― |おう|と|||すばる||||せわ|||ほうぼう|

いらっしゃる みたい です し ―

この 機会 に お礼 に 伺う の も よい か と |きかい||お れい||うかがう|||||

ナイス アシスト レム |あしすと|

そう な ん だ よ

王 都 に は 世話 に なった 奴 ら が いる 顔 見せ て 安心 さ せ て やら ねえ と おう|と|||せわ|||やつ||||かお|みせ||あんしん||||||

（ ロズワール ･ Ｌ ･ メイザース ） い ー ん じゃ ない かい ？ |ｌ|||-||||

王 選 うんぬん て ー の と は 別 の お 話 で おう|せん|||-||||べつ|||はなし|

スバル くん が 王 都 に 行く の は お礼 参り と それ に もう １ つ ― すばる|||おう|と||いく|||お れい|まいり|||||

治療 目的 って ー こと で ちりょう|もくてき||-||

は ？ 治療 ？ |ちりょう

魔 獣 と の 戦い で 枯渇 し た ゲート を 酷使 し た か ー ら ね ま|けだもの|||たたかい||こかつ|||げーと||こくし||||-||

その 傷 の 治療 |きず||ちりょう

スバル くん は さっき の 使者 に は 会った かな ？ すばる|||||ししゃ|||あった|

あの 猫 耳 ぶり っ子 か ？ |ねこ|みみ||っこ|

あの 子 が 王 都 でも とびっきり 優秀 な 水 の 魔法 ― |こ||おう|と|||ゆうしゅう||すい||まほう

治癒 魔法 の 使い 手 だ ー よ ちゆ|まほう||つかい|て||-|

クセ の ある 子 だ から 協力 を 取り付ける の に は ― くせ|||こ|||きょうりょく||とりつける|||

エミリア 様 も 苦労 さ れ た もん な ん だ から ね ー え |さま||くろう||||||||||-|

ちょっと …

エミリア たん マジ で ？

俺 の ため に ？ おれ|||

（ エミリア ） だ … だって スバル の 体 が 治ら ない の は ― |||すばる||からだ||なおら|||

私 の せい で も ある もん わたくし||||||

だから これ は 恩返し って いう か 損失 に 対する 正当 な 補填 ( ほてん ) な の ！ |||おんがえし||||そんしつ||たいする|せいとう||ほてん|||

（ フェリックス ） ヴィル 爺 が あの 子 と お 話し て た の が ― ||じい|||こ|||はなし||||

意外 だった かな いがい||

人 と 話す より ぶった 斬っちゃ う ほう が 好き な の に じん||はなす|||きっちゃ||||すき|||

ひどい 誤解 です な |ごかい||

あの 少年 の 目 が 少し ばかり 気 に なった だけ です |しょうねん||め||すこし||き||||

ん ？

（ ヴィルヘルム ） あれ は 何度 か 死 域 に 踏み込 ん だ 者 の 目 です |||なんど||し|いき||ふみこ|||もの||め|

ふ ー ん よく 分 かん に ゃ い |-|||ぶん||||

でも ―

剣 鬼 ( けん き ) ヴィルヘルム ･ ヴァン ･ アスト レア が ― けん|おに|||||||

そこ まで 言う ん だ から ― ||いう|||

きっと 平たん な 道 は 歩 け ない よ ね あの 子 |へいたん||どう||ふ||||||こ

（ スバル ） あの さ エミリア たん すばる||||

これ やっぱり やめ ねえ ？

絶対 に ダーメ ！ ぜったい||

スバル の こと だ から ― すばる||||

目 を 離し た 隙 に おかしな こと する に 決まって る め||はなし||すき||||||きまって|

ヤッバイ すごい 感動 が ある ！ ||かんどう||

超 ファンタジー し てる ん ばら ば ー ！ ちょう|||||||-

スバル くん かわいい すばる||

異 世界 最高 ー ！ い|せかい|さいこう|-

アババババ … （ エミリア ） スバル ！ ||すばる

あれ は 超 反省 し てる よ で も 扱い が ガキ すぎる って これ … ||ちょう|はんせい||||||あつかい||がき|||

村 で デイト し た 時 は あんな に つなぎ た がって た のに ？ むら|||||じ||||||||

（ スバル ） あん 時 は 心 と 体 の 準備 が 万端 だった けど ― すばる||じ||こころ||からだ||じゅんび||ばんたん||

今 は でき て ない の 手 汗 すごい の いま||||||て|あせ||

（ カド モン ･ リッシュ ） いいかげん イチャ つく の は その 辺 に し と け や |もん||||||||ほとり|||||

客 が 寄りつか なく な ん だ ろ う が きゃく||よりつか|||||||

せっかく 約束 を 果た そ う って 来 た の に つれ ねえ なあ |やくそく||はた||||らい||||||

まあ 無一文 で なく なって ― |むいちもん|||

義理堅く 買い物 に 来 た って の は あり が て え が な ぎりがたく|かいもの||らい||||||||||

ほれ 約束 の リンガ だ |やくそく|||

（ スバル ） 次 は フェルト と ロム 爺 だ な すばる|つぎ||ふぇると|||じい||

（ エミリア ） 最初 は お とがめ なし って こと で 話 は まとまった ん だ けど ― |さいしょ||||||||はなし|||||

ラインハルト が 急に 顔色 を 変え て 女の子 を 連れ てっちゃ っ て … ||きゅうに|かおいろ||かえ||おんなのこ||つれ|||

それ だけ 聞く と 誘拐 犯 か 拉致 監禁 魔 な ん だ けど ||きく||ゆうかい|はん||らち|かんきん|ま||||

イケメン は 得 だ よ なあ ||とく|||

ラインハルト と 連絡 を 取る なら ― ||れんらく||とる|

貴族 街 の 手前 に ある 衛兵 の 詰め所 に 行く の が いい と 思う の きぞく|がい||てまえ|||えいへい||つめしょ||いく|||||おもう|

エミリア たん 明日 から ある 王 選 の 話 な ん だ けど さ … ||あした|||おう|せん||はなし|||||

スバル すばる

言った でしょ スバル を 王 都 に 連れ て き た の は ― いった||すばる||おう|と||つれ|||||

いろんな 約束 を 守ら せ て あげる ため な の と ― |やくそく||まもら|||||||

スバル の 体 の 治療 の ため すばる||からだ||ちりょう||

私 の こと は 気 に し ない で いい の わたくし||||き||||||

（ ユリウス ･ ユーク リウス ） これ は エミリア 様 ||||||さま

お 久しぶり です その 後 お 変わり は あり ませ ん か ？ |ひさしぶり|||あと||かわり|||||

ええ 特に 変わり ない わ |とくに|かわり||

ユリウス も 元気 そう で ||げんき||

（ ユリウス ） 覚え て 頂 い てる だけ で 光栄 です |おぼえ||いただ|||||こうえい|

エミリア 様 も その 美し さ は 一層 を 増す ばかり で |さま|||うつくし|||いっそう||ます||

ああ ああ …

ありがとう

いきなり で 悪い ん だ けど ちょっと 用事 が あって ― ||わるい|||||ようじ||

お 城 の 方 に 取り次 い で もらい たい の |しろ||かた||とりつ|||||

用件 と は そちら の 彼 と 関係 が ？ ようけん|||||かれ||かんけい|

フン ふん

服装 に 見合わ ない 品性 と 態度 だ ふくそう||みあわ||ひんせい||たいど|

初対面 の 相手 に 見せる 姿 で は ない な しょたいめん||あいて||みせる|すがた||||

ご 忠告 感謝 だ |ちゅうこく|かんしゃ|

俺 の ほう から も １ 個 だけ 忠告 し て やる おれ|||||こ||ちゅうこく|||

その 格好 で カレー うどん 食べる の は ― |かっこう||かれー||たべる||

汁 が はね たら 目立つ から やめ た ほう が いい ぜ しる||||めだつ|||||||

カレー うどん と は 何 か 分から ない が ― かれー||||なん||わから||

気 に かける こと に しよ う き||||||

では 対話 鏡 へ ご 案内 し ま しょ う |たいわ|きよう|||あんない||||

対話 鏡 ？ たいわ|きよう

対 に なって いる 鏡 どうし で ― たい||||きよう|どう し|

映し た 相手 と 会話 が できる ミー ティア な の うつし||あいて||かいわ||||||

（ スバル ） な ー る 鏡 と は 魔法 っぽい すばる||-||きよう|||まほう|

スバル は 待って て すばる||まって|

え ？

（ エミリア ） きっと スバル が イヤ な 思い を する と 思う から ||すばる||いや||おもい||||おもう|

（ スバル ） イヤ な 思い なら すでに 十分 し た ん です けど すばる|いや||おもい|||じゅうぶん|||||

気 安く エミリア たん の かわいい 手 を ベロベロ なめ まわし や が って くっ き|やすく|||||て|||な め|||||

あまり 長引か せ ない よう に し て 戻って くる から ― |ながびか|||||||もどって||

いい 子 で 待って て |こ||まって|

お 願い よ |ねがい|

（ スバル ） ハア … すばる|

俺 超 かっこ 悪 ( わり ) い おれ|ちょう||あく||

あ …

詰め所 前 で 大胆 な 犯行 つめしょ|ぜん||だいたん||はんこう

灯台 も と 暗し と いう やつ か ？ とうだい|||くらし||||

（ トン ） て め え とん|||

（ チン ） ふざけ てん じゃ ねえ ぞ ！

（ カン ） その きれい な 顔 を ふっとば し て やろ う か ？ かん||||かお|||||||

（ プリシラ ･ バーリ エル ） やい やい 騒ぐ で ない 凡愚 ( ぼん ぐ ) |||||さわぐ|||ぼんぐ||

品性 の 足り ん や から は 因縁 の つけ 方 に も 品 が ない のう ひんせい||たり|||||いんねん|||かた|||しな|||

（ スバル ） 待た せ て ごめん な ハニー すばる|また|||||

ちょっと トラブル が あった みたい だ けど ― |とらぶる|||||

どう か 俺 に 免じ て 勘弁 し て くれ ||おれ||めんじ||かんべん|||

さっ 行 こ う ぜ |ぎょう|||

妾 ( わらわ ) に 気 安く 触れる で ない ！ めかけ|||き|やすく|ふれる||

（ スバル ） クリフハンガー … すばる|

凡愚 風情 が よだれ を 垂らし て 妾 に つきまとう な ぼんぐ|ふぜい||||たらし||めかけ|||

（ スバル ） 話 の 流れ つかめよ ！ すばる|はなし||ながれ|

チンピラ から 女の子 を 助け出す 時 の 黄金 パターン だった ろ う が ||おんなのこ||たすけだす|じ||おうごん|ぱたーん||||

あ …

何 ウソ ？ なん|うそ

王 都 って お前 ら しか チンピラ い ない の ？ おう|と||おまえ||||||

こいつ 前 に 商い 通り の 路地 で … |ぜん||あきない|とおり||ろじ|

あの 時 の ガキ か |じ||がき|

それ じゃあ ここ は 俺 の 顔 に 免じ て 見逃し て … ||||おれ||かお||めんじ||みのがし|

バカ か お前 ３ 対 １ が ３ 対 ２ に なった だけ じゃ ねえ かよ ばか||おまえ|たい||たい||||||

（ プリシラ ） 訂正 せい |ていせい|

３ 対 ２ で は なく ３ 対 １ 対 １ じゃ たい||||たい|たい|

お前 ちょっと 黙って て くれる ？ おまえ||だまって||

しかた ねえ この 手 だけ は 使い たく なかった ん だ が … |||て|||つかい|||||

言 っと く が 俺 は ラインハルト さん 知って ん だ ぞ おら げん||||おれ||||しって||||

俺 が 呼 ん だ ら すぐ ビューン て 飛 ん で くる ぜ おれ||よ|||||||と||||

（ ３ 人 ） あ ！ じん|

（ スバル ） 秘 義 虎 の 威 を 借 る 狐 ( きつね ) すばる|ひ|ただし|とら||たけし||かり||きつね|

（ ロム 爺 ） ん ？ |じい|

久々 に 見かけ た と 思え ば お前 さん 何 を やっと る ん じゃ ひさびさ||みかけ|||おもえ||おまえ||なん|||||

ハッ ロム 爺 ||じい

（ トン ･ チン ･ カン ） チク ショウ 覚え て ろ よ ー とん||かん||しょう|おぼえ||||-

ハア …

助かった ぜ ロム 爺 たすかった|||じい

俺 と この 子 だけ じゃ ヤバ かった かも しれ ねえ とこ だった おれ|||こ|||||||||

勘違い する で ない かんちがい|||

別に 貴 様 ら が おら ず と も 妾 に は 何 の 問題 も なかった べつに|とうと|さま|||||||めかけ|||なん||もんだい||

どう いう こと ？

別に 助け て もらわ なく て も 妾 様 は 超 強い ん だ から ― べつに|たすけ||||||めかけ|さま||ちょう|つよい|||

全然 平気 だった ん だ から ね ぜんぜん|へいき|||||

みたい な こと ？

違う ちがう

この 世界 は 妾 の 都合 の よい よう に でき て おる |せかい||めかけ||つごう|||||||

故 に 妾 に 不利益 は 起こら ん こ||めかけ||ふりえき||おこら|

そ … そ っか …

それ は 余計 な マネ し て 悪かった ジャマ し て ごめん ちゃ い ||よけい||まね|||わるかった||||||

ところで 小僧 フェルト が どこ に 行った か 知ら ん か ？ |こぞう|ふぇると||||おこなった||しら||

聞い て ねえ の か ？ ききい||||

ラインハルト の 奴 が 連れ て いった って 話 だ けど ||やつ||つれ||||はなし||

ラインハルト …

より に よって アスト レア 家 か |||||いえ|

（ スバル ） どう かし た ん か ？ すばる|||||

いや こっち の 話 じゃ |||はなし|

お前 さん は もう 騒ぎ を 起こさ ん よう に な おまえ||||さわぎ||おこさ||||

（ スバル ） あ … ああ すばる||

（ エミリア ） やっと 見つけ た ||みつけ|

あっ エミリ …

待て 待て 待て ！ まて|まて|まて

俺 の い ない 間 に エミリア たん ナンパ し てん じゃ ねえ ！ おれ||||あいだ||||||||

（ アルデバラン ） 嬢 ちゃん の 連れ かなり ネジ 飛 ん で ん な |じょう|||つれ||ねじ|と||||

再会 の 喜び より 泥棒 猫 の 心配 と か ― さいかい||よろこび||どろぼう|ねこ||しんぱい||

男 心 複雑 すぎ て 見 て て ワクワク す ん よ おとこ|こころ|ふくざつ|||み|||わくわく|||

そう いう お前 も 相当 ファッション センス や べ え な ||おまえ||そうとう|ふぁっしょん|せんす||||

（ アルデバラン ） 口 の 利き 方 が なって ねえ ぜ ？ |くち||きき|かた||||

俺 が 渋く て 気 の いい お っ さん だ から 許し て やっ けど ― おれ||しぶく||き||||||||ゆるし|||

相手 次第 じゃ 首 チョンパ だ あいて|しだい||くび||

安心 し て スバル あんしん|||すばる

この 人 の 格好 に 驚 い た の は 私 も 同じ だ から |じん||かっこう||おどろ|||||わたくし||おなじ||

（ アルデバラン ） まあ な

迷子 捜し 中 の 俺 に つきあって くれる と か ― まいご|さがし|なか||おれ|||||

言い出し た の は こっち も びっくり だ けど よ いいだし|||||||||

エミリア たん お人好し すぎ ||おひとよし|

普通 に 考え て こいつ の この 格好 ― ふつう||かんがえ|||||かっこう

迷子 捜し て 誘拐 する タイプ だ ろ まいご|さがし||ゆうかい||たいぷ||

（ プリシラ ） うむ 妾 の 行く先 で 待つ と は なかなか 気 が 回る ||めかけ||ゆくさき||まつ||||き||まわる

殊勝 な 心がけ じゃ な アル しゅしょう||こころがけ|||

迷子 って あんた か よ まいご||||

あん じゃ お互い 捜し 人 は 見つかった みたい だ し 行く か ||おたがい|さがし|じん||みつかった||||いく|

（ プリシラ ） 待つ が いい |まつ||

その 袋 の 中 身 は 何 じゃ ？ |ふくろ||なか|み||なん|

リンガ だ よ 見 た こと ねえ の か ？ |||み|||||

笑わ せる で ない リンガ は 白い 実 の 果実 じゃ わらわ||||||しろい|み||かじつ|

そりゃ 中身 は 白い けど な … |なかみ||しろい||

まさか 皮 むく 前 の リンガ 見 た こと ねえ の ？ |かわ||ぜん|||み||||

やる よ

今後 は 悪い 大人 に ふらふら つい て くん じゃ ねえ ぞ こんご||わるい|おとな||||||||

（ エミリア ） スバル さっき の 女の子 と は … |すばる|||おんなのこ||

（ スバル ） ん ？ すばる|

さっき の 女の子 と は どこ で ？ ||おんなのこ||||

どう し て ？

え ？ なに なに エミリア たん 嫉妬 ？ |||||しっと

やきもち と か や い て くれ ちゃ った 感じ の 展開 … と |||||||||かんじ||てんかい|

（ エミリア ） スバル |すばる

な っ … あれ … エミリア たん そんな マジ 顔 で 何 を ？ |||||||かお||なん|

（ エミリア ） あ … う うん 知ら ない なら いい の 忘れ て ||||しら|||||わすれ|

おお 確か に これ は リンガ じゃ |たしか|||||

（ スバル ） え ？ 明日 は お 留守番 ？ すばる||あした|||るすばん

当たり前 じゃ ない もともと その 約束 だった でしょ ？ あたりまえ|||||やくそく||

けど ラインハルト に は 結局 連絡 つか なかった ん だ ろ ？ ||||けっきょく|れんらく|||||

だったら 明日 は 王 城 に 行け ば 会 える かも だ し … |あした||おう|しろ||いけ||かい||||

（ エミリア ） フェルト の こと は 私 が 必ず 聞い て おく から |ふぇると||||わたくし||かならず|ききい|||

いや でも そこ は 俺 が 直接 … ||||おれ||ちょくせつ

（ エミリア ） そんな だ から 連れ て い け ない って 言って る の ||||つれ||||||いって||

スバル を 連れ て いったら また 無理 する に 決まって る もの すばる||つれ||||むり|||きまって||

そんな こと さ せ たく ない の 分かって |||||||わかって

エミリア たん こそ 分かって ねえ よ |||わかって||

俺 が 無理 し て ― おれ||むり||

それ で エミリア たん の 助け に なる なら いい ん だ よ |||||たすけ|||||||

俺 は 無理 が し て えん だ おれ||むり|||||

絶対 に ダメ ぜったい||だめ

体 が きちんと 治る まで 魔法 は もちろん 無理 も 禁止 からだ|||なおる||まほう|||むり||きんし

約束 し て スバル やくそく|||すばる

分かった 約束 する よ わかった|やくそく||

魔法 は 使わ ねえ だ から な 俺 も 一緒に … まほう||つかわ|||||おれ||いっしょに

（ エミリア ） 部 外 者 は 入れ られ ない の |ぶ|がい|もの||いれ|||

だから お 願い レム と 一緒に おとなしく 待って い て ||ねがい|||いっしょに||まって||

ね ？

（ スバル ） あ … すばる|

お 願い だ から スバル 私 を 信じ させ て |ねがい|||すばる|わたくし||しんじ|さ せ|

（ スバル ） 王 都 に は すばる|おう|と||

エミリア に 敵意 を 持つ 奴 が 絶対 に いやがる ||てきい||もつ|やつ||ぜったい||

だから 俺 が そば に つい て て やら ねえ と |おれ|||||||||

（ レム ） どう し た ん です か ？

エミリア を 助ける ||たすける

（ レム ） え ？

その ため に も …

（ スバル ） ジーッ すばる|

な … 何 です か スバル くん |なん|||すばる|

そんな りりしい 目 で 見 つめ られる と 困って しまい ます ||め||み||||こまって||

（ スバル ） ジーッ すばる|

（ レム ） ハア …

場所 は 王 城 警備 は 万全 と 思い ます けど ばしょ||おう|しろ|けいび||ばんぜん||おもい||

（ スバル ） 警備 の 問題 じゃ ねえ ん だ よ すばる|けいび||もんだい|||||

エミリア の 大事 に 関わ れ ない の が イヤ な ん だ ||だいじ||かかわ|||||いや|||

スバル くん すばる|

俺 は 何 か が 起き た 時 しか 役 に 立た ない おれ||なん|||おき||じ||やく||たた|

だから 俺 は 大事 な 時 に エミリア の そば に い たい |おれ||だいじ||じ|||||||

（ レム ） 今 から レム は 急 な 思いつき で ― |いま||||きゅう||おもいつき|

リンガ を 使った 新しい 料理 の 開発 に 入り ます ||つかった|あたらしい|りょうり||かいはつ||はいり|

え …

ものすごい 集中 力 を 必要 と する ので ― |しゅうちゅう|ちから||ひつよう|||

きっと 誰 か が 部屋 を 抜け出し たり し て も ― |だれ|||へや||ぬけだし||||

気づ け ない 可能 性 が 高い です きづ|||かのう|せい||たかい|

（ スバル ） レム に 甘え っぱなし の 俺 は 最低 だ な すばる|||あまえ|||おれ||さいてい||

（ スバル ） けど 問題 は どう やって 城 の 中 に 入る か だ すばる||もんだい||||しろ||なか||はいる||

こう いう 時 は やっぱり あれ か ― ||じ||||

ヒッチハイク

（ アルデバラン ） ラッキー だった な 兄弟 偶然 に 感謝 し な |らっきー|||きょうだい|ぐうぜん||かんしゃ||

俺 ら も ちょうど 新しい 向かう 途中 だった から よ おれ||||あたらしい|むかう|とちゅう|||

（ スバル ） 王 城 ？ 何 し に すばる|おう|しろ|なん||

（ プリシラ ） 今日 と いう 日 に 新しい 向かう 理由 は ただ １ つ じゃ |きょう|||ひ||あたらしい|むかう|りゆう||||

（ スバル ） ん ？ すばる|

（ アルデバラン ） あれ ？ 知ら なかった の ？ ||しら||

こちら に おわす 方 こそ ― |||かた|

ルグニカ 王国 王位 継承 の 候補 者 の １ 人 ― |おうこく|おうい|けいしょう||こうほ|もの||じん

プリシラ ･ バーリ エル 様 その 人 |||さま||じん

マジ か よ それ が 何で 俺 を … |||||なんで|おれ|

（ プリシラ ） 興 が 乗った 故 の 戯れ に すぎ ん |きょう||のった|こ||たわむれ|||

余興 の たぐい じゃ よきょう|||

貴 様 を 王 城 に 引き連れ て 行った ほう が ― とうと|さま||おう|しろ||ひきつれ||おこなった||

面白い こと に なる おもしろい|||

面白い って … おもしろい|

（ プリシラ ） この世 の 全て は 妾 の 都合 の よい よう に でき て おる |このよ||すべて||めかけ||つごう|||||||

故 に あらゆる 事柄 の 結果 は ― こ|||ことがら||けっか|

妾 に 利する よう に 決まって おる めかけ||りする|||きまって|

ならば 興 が 乗る か 乗ら ぬ か それ で 選ぶ だけ じゃ |きょう||のる||のら|||||えらぶ||

が １ つ 遊興 以外 に 理由 が ある と すれ ば ― ||ゆうきょう|いがい||りゆう|||||

（ スバル ） ん ？ すばる|

（ マー コス ･ ギルダーク ） リンガ 係 です か ||||かかり||

（ プリシラ ） そう じゃ

妾 に 赤く 甘 酸っぱい リンガ を 献上 する こと を ― めかけ||あかく|あま|すっぱい|||けんじょう|||

至上 の 使命 と し た あわれ な 道化 の たぐい よ しじょう||しめい||||||どうけ|||

（ マー コス ） フン … ||ふん

皆様 中 で お 待ち です お 急ぎ を みなさま|なか|||まち|||いそぎ|

凡俗 を 待た せる の も 妾 の 優越 よ ぼんぞく||また||||めかけ||ゆうえつ|

（ エミリア ） えっ

（ スバル ） あ … すばる|

スバル … すばる

その エミリア 俺 は … ||おれ|

妾 の 小 間 使い を じっと 見 て 何 か あった か ？ 半端 物 めかけ||しょう|あいだ|つかい|||み||なん||||はんぱ|ぶつ

（ スバル ） 離れろ エミリア たん に 誤解 さ れる すばる|はなれろ||||ごかい||

（ ロズワール ） これ は こ ー れ は プリシラ 様 ||||-||||さま

この たび は 当 家 の 使用人 が とんだ 迷惑 を |||とう|いえ||しようにん|||めいわく|

（ プリシラ ） フン |ふん

どう し て スバル が ここ に いる の ？ |||すばる|||||

言った はず でしょ おとなしく 待って てって いった||||まって|

覚え て ない の ？ おぼえ|||

（ マー コス ） これ より 賢人 会 の 方々 が 入場 さ れ ます ||||けんじん|かい||ほうぼう||にゅうじょう|||

賢人 会って 確か 王様 の 代わり に ― けんじん|あって|たしか|おうさま||かわり|

国 を 運営 と かし てる 人 たち だった よ な くに||うんえい||||じん||||

（ アルデバラン ） よっ 俺 ら が 並ぶ の は あ っち だ ぜ ||おれ|||ならぶ||||||

俺 も 並 ん で いい の か ？ おれ||なみ|||||

そう だ ー ね ー 面白い から そこ の 彼 に つい て って いい よ ||-||-|おもしろい||||かれ||||||

ちょっと ロズワール ！

こんな 場所 に 同席 さ せ たら スバル が … |ばしょ||どうせき||||すばる|

エミリア 様 議会 が 始まり ます 中央 へ |さま|ぎかい||はじまり||ちゅうおう|

絶対 に あと で ちゃんと お 話 する から ね ぜったい||||||はなし|||

（ スバル ） つまり あそこ に いる の が 王 選 の 参加 者 すばる|||||||おう|せん||さんか|もの

未来 の 王様 候補 って こと か みらい||おうさま|こうほ|||

（ ラインハルト ･ ヴァン ･ アスト レア ） やっぱり 君 が 来 た ね スバル |||||きみ||らい|||すばる

エミリア 様 が 出席 さ れる と 聞い て ― |さま||しゅっせき||||ききい|

まず 君 が 来る ん じゃ ない か と 思った よ |きみ||くる||||||おもった|

ラインハルト 捜し た ぜ |さがし||

（ フェリックス ） や っほ ー スバル き ゅん |||-|すばる||

お前 … おまえ

（ フェリックス ） に ゃ っ は は ー ||||||-

（ ラインハルト ） 何 だ スバル 彼 と は 知り合い だった の かい ？ |なん||すばる|かれ|||しりあい|||

“ 彼 ” ？ かれ

そう 騎士 フェリックス ･ アーガイル |きし||

こう 見え て 立派 な 男性 だ よ |みえ||りっぱ||だんせい||

（ スバル ） その なり で 猫 耳 まで つい て ん の に 実は 男 と か 誰 得 だ よ すばる||||ねこ|みみ|||||||じつは|おとこ|||だれ|とく||

そん に ゃ こ と 言わ れ て も ― |||||いわ|||

勝手 に 勘違い し た の は スバル き ゅん の ほう だ し ね かって||かんちがい|||||すばる|||||||

（ ユリウス ） ん ？

スバル 急に どう し たんだい ？ すばる|きゅうに|||

俺 の 故郷 じゃ 恋 敵 って 虫 を 見つけ たら ― おれ||こきょう||こい|てき||ちゅう||みつけ|

こう いう 顔 を する 習わし だ ||かお|||ならわし|

それでは せ ん 越 ながら 近衛 ( この え ) 騎士 団 団長 の 私 ― |||こ||このえ|||きし|だん|だんちょう||わたくし

マー コス が 議事 の 進行 を 務め させ て いただき ます |||ぎじ||しんこう||つとめ|さ せ|||

事 の 起こり は 約 半 年 前 ― こと||おこり||やく|はん|とし|ぜん

先 王 を はじめ と する 王族 の 方々 が ― さき|おう|||||おうぞく||ほうぼう|

次々 と お 隠れ に なった こと に 起因 し … つぎつぎ|||かくれ|||||きいん|

（ アナスタシア ･ ホー シン ） あんな 団長 さん が ― ||||だんちょう||

ビシー っと お 話 進め たい ん は 分かる ん や けど ― |||はなし|すすめ||||わかる|||

うち も 忙しい ん や ||いそがしい||

カラ ラギ で は 時間 と お 金 は 価値 は 一緒 や ゆう て な … から||||じかん|||きむ||かち||いっしょ||||

おいおい 関西 弁 と か ウソ だ ろ |かんさい|べん|||うそ||

（ アルデバラン ） 西 の カラ ラギ って 国 じゃ ― |にし||から|||くに|

あの なまり が 当たり前 らしい ぜ |||あたりまえ||

（ クルシュ ･ カルステン ） 道理 だ な ||どうり||

（ マー コス ） クルシュ 様 |||さま

カルステン 家 の 当主 が その よう な こと を … |いえ||とうしゅ||||||

格式 を 重んじる の は 大事 な こと だ が ― かくしき||おもんじる|||だいじ||||

時間 が 有限 で ある の も 事実 だ ろ じかん||ゆうげん|||||じじつ||

我々 が 集め られ た 理由 に 早々 に 触れる べき だ われわれ||あつめ|||りゆう||はやばや||ふれる||

もっとも おおよそ の 想像 は つい て いる が |||そうぞう|||||

（ マイクロ トフ ） すでに この 召集 の 意味 が 分かって おいで です か ？ ||||しょうしゅう||いみ||わかって|||

ああ マイクロ トフ 卿 |||きょう

酒宴 だ ろ ？ しゅえん||

我々 は いずれ 競い合う 身 だ が ― われわれ|||きそいあう|み||

同じ 卓 を 囲み 杯 を 交わせ ば ― おなじ|すぐる||かこみ|さかずき||かわせ|

おのずと 人柄 も 知れよ う と |ひとがら||しれよ||

いや 違い ます が |ちがい||

あ …

フェリス 聞い た 話 と 違う が |ききい||はなし||ちがう|

や だ な ー もう |||-|

フェリ ちゃん は ただ ―

酒宴 でも 開く の かも で すね って ― しゅえん||あく|||||

言った だけ じゃ ない です か いった|||||

そう か 私 の 早とちり か ||わたくし||はやとちり|

すま ない

さっき まで の 発言 は 取り消さ せ て くれ |||はつげん||とりけさ|||

こら こら

クルシュ さん が 引 い て も うち の 意見 は 変わら ん よ |||ひ||||||いけん||かわら||

今 から 王 選 の うわべ の こと なんか 話さ ん でも ― いま||おう|せん||||||はなさ||

みんな 知って る こと や せ やろ ？ |しって|||||

私 は ちゃんと お 話 は … わたくし||||はなし|

悪い けど ― わるい|

うち は あんた 様 の 意見 は 聞い て ない ん よ |||さま||いけん||ききい||||

（ スバル ） な っ て め … すばる||||

（ アルデバラン ） う は は ー い ||||-|

王 選 が どう と か 知ら ない から ― おう|せん|||||しら||

先 が 聞き たかったり す っか な さき||きき||||

プリシラ 様 彼 は あなた の 騎士 と 伺い まし た が ― |さま|かれ||||きし||うかがい|||

王 選 の 説明 は ？ おう|せん||せつめい|

妾 が せ ず と も ― めかけ|||||

長話 好き の 貴 様 ら が 勝 手 に する じゃ ろ う ？ ながばなし|すき||とうと|さま|||か|て|||||

続けよ マー コス つづけよ||

では ―

竜 の 巫女 ( みこ ) の 資格 を 持つ 皆様 が こう し て 集め られ た の は ― りゅう||いちこ|||しかく||もつ|みなさま|||||あつめ||||

竜 歴 石 ( りゅう れき せき ) に 新た に 刻ま れ た 予言 に よる もの です りゅう|れき|いし|||||あらた||きざま|||よげん||||

“ 竜 と の 盟約 に 望む べし ” と りゅう|||めいやく||のぞむ||

５ 人 ？ じん

（ ラインハルト ） そう ５ 人 だ ||じん|

現状 候補 者 の 方々 は ４ 人 だけ げんじょう|こうほ|もの||ほうぼう||じん|

王 選 は まだ 始まって すら い なかった ん だ おう|せん|||はじまって|||||

だけど ―

今日 歴史 が 動く きょう|れきし||うごく

（ マー コス ） 騎士 ラインハルト ･ ヴァン ･ アスト レア ここ に ||きし||||||

（ ラインハルト ） は っ ！

栄誉 ある 賢人 会 の 皆様 ― えいよ||けんじん|かい||みなさま

近衛 騎士 隊 所属 ラインハルト ･ ヴァン ･ アスト レア が ― このえ|きし|たい|しょぞく|||||

任務 完了 の 報告 を さ せ て 頂き ます にんむ|かんりょう||ほうこく|||||いただき|

竜 の 巫女 王 の 候補 者 最後 の ５ 人 目 ― りゅう||いちこ|おう||こうほ|もの|さいご||じん|め

見つかり まし て ございます みつかり|||

（ 扉 の 開く 音 ） とびら||あく|おと

自分 が 王 と し て 仰ぐ お方 ― じぶん||おう||||あおぐ|おかた

名 を ― な|

フェルト 様 と 申し ます ふぇると|さま||もうし|