勇者 ヨシヒコ と 悪霊 の 鍵 #03
♪♪~
ふん … さ ぁ 殺さ れ たく なかったら →
ありったけ の 食料 を 出し な 。 ( ダンジョー ) 見れば 目立った 武器 も →
持って い ない ようだ が それ で 俺 たち に 勝てる と 思って る の か 。
俺 に は 武器 なんて いら ねえ 。
どうやら ここ ら へんじゃ 知ら れた 俺 の こと を →
まったく 知ら ねえ ようだ な 。 ( ヨシヒコ ) す まんが まったく 知ら ん 。
俺 は 毒 霧 の ザジ 。 俺 の 毒 の 霧 に 触れた 奴 は 一瞬にして →
あの世 行き だ 。
( メレブ ) 霧 と いう と … 口 から 噴射 して くる やつ だ な 。
そう さ なぁ ! 4 人 くらい なら 一度に 葬る こと が できる か な 。
( ムラサキ ) や ばい よ 逃げよう ぜ ! 吹きかけ られたら →
ひと たまり も ない よ ! ダメだ 。
このような 盗賊 が のさばって いる から 世の中 は →
どんどん 腐り ゆく のだ 。 同感 だ な 。
お っ さん ら まじめ すぎる よ 。 おい ! どうやら →
おとなしく 飯 を 渡す 気 は ねえ ようだ な 。
あぁ 。 貴 様 の ような 人間 は もう 一 度 正気 を 取り戻す べきだ 。
あぁ … わかった 。 じゃあ こう しよう 。
お め えら 全員 を 皆殺し に して →
それ から 腹 いっぱいに なったら 考えて やる 。
来る ぞ ! 気 を つけろ !! 息 を 止めろ ! この 手 の 毒 は →
吸い込んだら 終わり だ !
♪♪~
て め ぇ 息 止めて んだ から 早く 噴射 しろ よ !!
バカ ! ムラサキ ! 来る ぞ !!
向かい風 か 。
おいおい … 風向き は 読ま ない と 。 何事 も 。 深い 。
風 変わり ました よ !
♪♪~
もう かれこれ 十 日間 も 歩き っぱ だ よ ~。
いいかげん 村 で 寝 たい よ …。 そう さ なぁ →
盗賊 たち は 俺 たち の 食料 を 目当て に 襲って くる が →
その 食料 も 尽きよう と して いる 。
魔物 も そこそこ 倒した し カネ も 貯まって きた ころ だ 。
確かに そろそろ 村 で 贅沢 する の も 悪く ない な 。
そう です ね …。
なんとなく 近く に 村 の に おい が する ような 気 が する んです が …。
あっ !! あれ 村 じゃ ね ? あぁ ?
( ダンジョー ) お ぉ さすが ヨシヒコ 。 相変わらず 鼻 が 利く な おい 。
あれ は 何という 村 だ ? 早速 『 食べ ログ 』 の 魔術 師 が →
調べて しんぜ よう 。 あの さ ぁ →
『 食べ ログ 』 の 魔術 師 じゃ なくて さ ちゃん と した 魔術 師 に →
なって もらって いい っす か ? しかし なんだろう …。
うん どうした ? 何 か よから ぬ 気 を 感じる 。
なんだ と ?
♪♪~
まったく 感じ ない 。 そう です か 。
行こう 。 3.82 の 店 が ある 。
すみません 米 を ください 。 はい まいど !
すま ぬ 塩 を 分けて もらい たい 。 あい よ 。
なんだ この 村 は 。 市場 は たいてい 女 が 仕切って る もん だ が な 。
そう です ね さっき から 1 人 も 女性 を 見 ない …。
女 は 家 の 仕事 を する 。 そういう 村 の 方針 な のだ 。
おい … 女 は 何 やって んだ ? 女 ?
あぁ … 村 の 行事 で みんな 出 とる よ 。
違った ね 。
それでは 何 か わから ない こと が ございましたら →
いつでも お 声 かけ ください 。 ありがとう ございます 。
さすが に 宿屋 の 仲居 は 女人 である こと が →
ほとんど な のだ が …。 女 は みんな 出払って いる と →
言って いた じゃ ない か 。 そう いえば 風呂 場 の 女 風呂 に も →
1 人 も い なかった …。
貸し切り だった 。 超 気持 よかった 。
めちゃくちゃ 泳いだ 。 ねえ 何 泳ぎ か 知り たい ?
それ 知る 必要 ない な 。
まあ 芸者 を 呼ぶ わけで も ない し →
女 など おら ん で も 何の 不自由 も ない 。 な ?
俺 は 寝る 。
そう です ね 。 せっかく の 宿屋 だ 。 ゆっくり 休み ましょう 。
よし これ で 魔法 の 力 が 全 回復 する ぞ 。
回復 した ところ で 役 に 立た ない けど な 。
シャクレナ 。
おい ! これ 案外 疲れる んだ から な !
やめろ よ ! 更に ヨシズミ 。
おい ! もう … しゃく れた うえ に まゆ毛 太い って →
女の子 に やる こと じゃ ねえ だ ろ !
一晩 その 状態 で 反省 なさい !
や だ よ ! 元 に 戻せよ ! おい !
早く 戻せよ ! うるさい !
もっと 言って しまえば 酢 豚 の パイナップル 。
肉 を 軟らかく する こと が 目的 なら →
軟らかく した のち パイナップル など 捨てて …。
≪ ニャー ニャー !
何 だ ? 何 な んだ この 声 は ?
( 一同 ) ニャー ニャー !
なんだ これ は !?
( 一同 ) ニャー ニャー !
どういう こと だ ?
ニャーオ !
宿屋 の 男 …。
ニャー !
これ は …。
私 が !? 夜中 に 猫 の ように 歩いて たで すって ?
そんな バカな 。
本当な んです 。 市場 で 見た 人 たち も みんな …。
お 客 様 夢 でも ご覧 に なった んです よ 。
そういう こと だ ヨシヒコ 。
そんな …。
そろそろ 仏 が 出て きて 行き先 を 教える ころ だ 急ごう 。
皆さん 待って ください 。 どうした ? ヨシヒコ 。
やはり 何 か が おかしい 。 詳しく 探って み ます 。
え ? おい ヨシヒコ !
すみません 薬屋 の ガライ さん です か ?
( ガライ ) ああ そう だ が 。
あなた が この 村 一 番 の 識者 だ と 伺い まして 。
はは は そんな こと も ない が な 。
実は 昨夜 妙な もの を 目 に した のです 。
村 の 男 たち が 揃って 猫 の ように …。
ああ 見た か 。
え ? ヨシヒコ の 夢 じゃ ない んだ 。
それ と なぜ この 村 に は 女性 が 1 人 も い ない のです か ?
ああ どちら も 魔物 の 仕業 だ よ 。
やはり 。
お前 何も 感じ ねえ って …。
( ガライ ) 女 だけ を さらって いく んだ 奴 ら 。
取り返そう と して →
村 の 強い 男 たち が 出かけて いった が →
1 人 も 戻って こ ん 。
なんという こと だ 。
女 が 1 人 も 居 なく なった ころ か な 。
村 の 男 たち が 猫 に さ れ ち まった 。
ただ 男 たち は 夜中 に なる と →
自分 が 猫 に なって いる こと に 気づいて ねぇ 。
宿屋 の 男 は 嘘 を ついて い なかった って こと か 。
猫 に さ れた の は 奴 ら が ばらまいた 菌 の せい だ 。
私 は その 謎 の 病 を 治す 薬 を →
毎日 こうして 研究 して る んだ が なかなか …。
その 魔物 から 解毒 剤 を もらい ましょう 。
はは は … ダメだ 。
村 一 番 の 猛者 が かなわなかった 魔物 だ 。
お前 さん たち じゃ 到底 …。
いえ 倒し ます 。 村 の 女性 たち も そこ に 居る はず 。
まとめて 取り返して みせ ます 。
ヨシヒコ 。 気持 は わかる が 我々 の 使命 は →
悪霊 の 鍵 を 探す こと だ ぞ 。
こうして 寄り道 を して いる と 仏 も 怒る し …。
このような 村 を ほうっておく わけに は いきま せ ん 。
あの ちなみに な んです けど →
その 魔物 さん って どこ に いる か わかり ます ?
いや さっぱり 。
と なる と 捜す の に も 時間 かかる よ ヨシヒコ 。
そんな もの は すぐに わかる 。 なぜ だ ?
私 に いい 考え が あり ます 。
( ムラサキ ) な な んじゃ そりゃ !?
魔物 だ よ ! お前 ら が 魔物 だ よ !
( ムラサキ ) ヨシヒコ は まだ 若干 見 れる かな …。
お っ さん は 魔物 だ な 。 お っ さん って 言う な 。
2 丁目 ? ねえ 2 丁目 ? 何 丁目 ? 何 丁目 ?
これ で 私 たち が 村 を うろつけば あっ ち から 現れ ます 。
うん 。 だ と いい んだ けど どう だろう か な これ 。
だったら 私 が やった のに 。
お前 で は ダメだ !
万が一 の とき 1 人 で 戦え ない 。
お前 を 犠牲 に は でき ない 。
ヨシヒコ … 優しい …。
まあ お前 の 平ら 胸 で は 男 と 間違え られる 可能 性 ある し な 。
この 2 丁目 より は ましです 。
さあ ヨシヒコ 。
村 の 中 を しゃ なり しゃ なり と 歩き回って →
魔物 を 引きつけよう 。
引き つく ? ねえ これ に 引き つく ? ねえ これ に ?
あれ どう だ ? どう でしょう 。
( メレブ ) あの … あれ かい ? あの 状態 を →
しゃ なり しゃ なり と いう の かい ?
わかん ない 。 ただ ひたすら に キモイ 。
あの さ 俺 の データ の 中 に あんな 歩き 方 する 女 →
い ない んだ けど 。 うん 確かに →
女らしい と いう 概念 を 取り違えて る よ ね 。
ヨシヒコ 顔 顔 真顔 。
( メレブ ) なぜ その 真顔 で しゃ なり しゃ なり が できる 。
( メレブ ) 真顔 で しゃ なり が 何で できる んだ お前 は 。
ダンジョー いい の か ? それ で 。
( メレブ ) それ が しゃ なり しゃ なり な の か ?
( メレブ ) 迷い が ある ぞ 。 もう すでに それ はしゃ なり で は ない 。
( メレブ ) もう なんか 他の 何 か に なって る ぞ ダンジョー 。
これ は さ 誰 も さらい に 来 ない な 。
う ~ ん 魔物 も バカじゃ …。
あ ダメだ これ ダメだ 。 ああ ダメだ これ ダメだ 。
別の 作戦 考え ない と …。
あれ ? ムラサキ 。
あれ ?
さらわ れた んだ 。 ムラサキ は さらわ れた んです よ 。
すま ぬ 少し 目 を 離した すきに 。
仕方 が ねえ 。 あんな 感じ でも 女 は 女 だ 。
なぜ だ 。 なぜ 私 たち の こと を さらって いか なかった んだ 。
それ は もう 理由 は 明らかだ よ ね 。
魔物 め 俺 が 女 に 見え なかった と でも いう の か 。
うん それ は もう ね 。 あの うん 。
あんなに しゃ なり しゃ なり と 歩いて やった のに 。
クソ 。 思い も よら ぬ 展開 です ね 。
俺 は 思い も よって た ぞ 。
どう したら いい んだ 。
ムラサキ を 取り戻さ なければ なら ない のに →
敵 の 居場所 が わから ない と は 。
何たる こと だ 。
もう その 顔 格好で 真剣な 感じ ヤダ ~。
もう どう しよう 俺 だけ 話題 に 集中 でき ない 。
こ この 鳥 は …。
ムラサキ の 鳥 だ 。 え ?
ムラサキ の 居所 を 知って る の か ?
この 鳥 飛べた の ?
ええ ? 絶対 アクセサリー だ と 思って た 。
ムラサキ 様 の いる とこ へ ご 案内 いたし ます 。
私 に ついてきて ください ませ 。
なに ?
ヨ ヨシヒコ が 喋って る ね 。 今 ね 。
いえ この 鳥 が 喋って る のです 。
はやく ピヨピヨ 。
急いで ピヨピヨ 。
チラチラ 俺 見て 確認 しちゃ って る もん 。
唇 が が っつ り 動いちゃ って る もん 。
( メレブ ) ダメだ よ 腹話術 と して 成立 し ない 。 ダメだ よ 。
よ ~ し 。 案内 いたせ 。 旅立ち じゃ 。
うわ ~!
ハッ !
さ ぁ 行く か 。
うん ?
何 だ ? どうした ん でしょう 。
仲間 に なり たい 。 そんな 感じ で 見て いる よ 。
魔物 が 仲間 に だ と ? バカバカしい 。
仲間 に し ます か ? はい 。
おい ヨシヒコ 。 お前 どこ まで お人よしな んだ 。
よし 今日 から お前 は スラリン と いう 名前 だ 。
馬車 に 乗って いる が いい 。 ワーイ ワーイ 。
しかし 今回 の こと は いろいろ と 謎 が 多い な 。
女 を さらう だけ なら ともかく なぜに →
男 を 猫 に する 必要 が あった の か 。
俺 は だいたい わかって いる 。
女 が 大好きな 化け 猫 が →
この 辺り を 支配 しよう と して いる のだ 。
非常に 簡潔だ が 可能 性 は 高い な 。
ハハ とんだ スケベ 猫 だ ぜ 。
俺 の 剣 で ニャーニャー 逃げ回る の が 目 に 見える ようだ 。
ハハハハ 。 ハハハ どうした ヨシヒコ 。
元気 が ない な お前 らしく ない ぞ 。
いえ 。 よし ほれ これ でも 食え 。
そこ に なって いた 。 まだ 少し 早い かも しれん が な 。
ありがとう ございます 。
( メレブ ) 何 して る ヨシヒコ 。 汚れちゃ う ばっ ちい よ 。
早く 食せ 。
なぜ だ 。 なぜ 私 は ミカン を 転がして る んだ 。
いかん 。 ヨシヒコ が 猫 の 病 に 。
何 ? 猫 に なる 菌 に 侵さ れた と いう の か ?
そんな はず は ない 私 は 勇者 だ 。
猫 の 菌 に 侵さ れる など …。
シャー シャー ! ( 犬 の ほえる 声 )
( ダンジョー ) 猫 だ ~ 完全に 猫 だ 。
あり え ない 。 私 が 猫 に なる など 。
まず いよ これ まずい よ マジ で 。
ああ 。 ( ダンジョー ) 完全に うつって る 。
いかん 。 猫 の 菌 に 侵さ れて いる 場合 で は ニャイ 。
私 が 猫 ニャ だ と あり え ニャイ 。
ニャイニャイ 言って る 。 ダメだ これ 。
あっ 。
( メレブ ) 振って る 振って る 。
う お ~!
どういう こと だ これ は 。
( のど が 鳴る 音 )
ゴロゴロ 鳴いて いる 。
かわいい 。
ムラサキ !
キロ どこ 行って た の 。
ムラサキ ! えっ !?
キロ が 案内 して くれた の ?
うん 案内 した よ ピヨピヨ 。
( メレブ ) 出た 。 また グダグダ な 腹話術 。
キロ メレブ むかつく 。 口 動いて る ぞ 。
絶対 それ お前 の 感情 だ ろ なあ おい 。 しかも →
なんだ その 鳥 名前 あった の か ? キロ って まさか ムラサキ …。
何 して んだ ? こんな ところ で 。 草 むしり 。
草 むしり ? 女 好き の 魔物 の 相手 は ?
恐らく 胸 の ない 女 は 草 むしり 担当 な のだろう 。
違う んだ よ それ が 。 どういう こと だ 。
皆 の 衆 こんな ところ で 井戸端 トーク して ないで →
早く 逃げ出して そこ で 再会 トーク し ない かい ?
名案 。 来い ムラサキ 。
貴 様 ら 何 して る !
ここ まで 来れば 追っ手 も 来る まい 。
ムラサキ 状況 を 聞こう か 。
捕まって 連れて いか れた んだ けど →
とにかく 肉体 労働 さ せ られる だけ な の 。
女 好き の 魔物 が いて 踊らさ れたり と か →
エッチ な こと さ れたり と か そういう こと →
まったく ない んだ よ 。 何度 も 言う が →
いい 女 だけ を 選んで そういう こと を →
さ せて いる んで は ない の か 。 お前 ほん と むかつく な 。
ほんとに 女 は とにかく 全員 働いて る だけ な の 。
どういう こと な んだ 。 いや 一 度 →
飯 炊き に 入った んだ けど 魔物 の 屋敷 の 中 に は →
人間 の 男 しか い ない んだ よ ね 。
ますます わから ん な 。
謎 は 深まる ばかりだ な …。
そんな どんどん 謎 が 深まる に つれ →
そんな タイミング で 私 また ひと つ 呪文 を 覚えた よ 。
頼む ぞ この ピンチ だ 。
役立つ の を 今度 こそ 。
誰 も 期待 して ない から 早く 言え 。
期待 しろ 。 むしろ 期待 し そして 期待 しろ 。
う ざい 。 どんな 呪文 な んです か ?
よし ムラサキ お前 に かけて やろう 。
何で いつも 私 に かけ んだ よ 。
いや ん ? 喋り 方 も 普通だ し …。
顔 何 か なって る ?
いや なって ない ぞ 。 はい 何も 起こら ない 。
クソ 呪文 。 ( お なら )
あっ ! よし 。
ムラサキ お前 今 屁 こ いた ろ 。
そう この 呪文 は 敵 の グループ 全体 に →
お なら を さ せて しまう 呪文 だ よ 。 すごい !
や だ 恥ずかしい 。
この 屁 こき が 戦闘 に どう 役 に 立つ んだ 。
今 の ムラサキ を 見れば わかる だろう 。
お なら を して しまった 瞬間 敵 は 恥ずかしゅう て 恥ずかしゅう て →
もう あ ~ って なって →
うわ 嫌 ! 俺 ? 今 の 僕 ? 今 の 私 ? と なって →
もう 戦う どころ で は ない ぞ 。
無敵です ね 。 です ね 。
あの ね 敵 は どん だけ 屁 こ いて も →
ガンガン 攻めて まいり ます よ 。
フフッ 。 と いう こと で この 呪文 →
私 … ヘイミ そう 名づけよう 。
ヘイミ か 。
この 呪文 実は 進化 を 遂げる よ 。
ヘイミ ベヘイミ ベヘマ ベヘマラー ベヘマズン と →
もう 進化 を 遂げる たび に 敵 の お なら は →
どんどん 大きく なって しまう ぞ 。 大き さ 意味 ねえ だ ろ 。
メレブ さん 私 に ヘイミ を かけて ください !
臭い から やめよう 。 よかろう ヘイミ !
( お なら )
ヨシヒコ ヘイミ かけた のに →
もう ベヘマズン 並み の が 出て きた よ 。
無敵だ !
確かに 出て くる の は 男 ばかり です ね 。
何の ため に 女 を さらって や がる んだ 。
男 相手 で は ヘイミ は 効か ぬ かも しれ ん 。
魔物 に も 当然 効か ねえ から な 。
こう なったら 正面 突破 で 様子 を うかがう しか ない でしょう 。
よし 援護 する 。
♪♪~
( ムラサキ ) たぶん あそこ が ボス の 部屋 だ よ 。
ああ これ は 絶対 歯 が 立た ん な 。
一 度 退散 して 作戦 を 練った ほう が いい な 。
奥 に いる の が ボス でしょう か …。
おい 早く 逃げよう ぜ 。 もう 少し 。
すき間 から ボス の 顔 が 見え そうだ 。 ダメだ これ 以上 は 危険だ 。
見えた 。
人間 だ ! な に 魔物 で は ない の か !?
いかん 目 が 合った ! 逃げろ !
う ~ む あれ だけ 強い の が 揃って いる と →
相当 レベル を 上げて から で は ない と ひと たまり も ない ぞ 。
ヨシヒコ さえ 納得 すれば 見て み ぬ ふりで →
鍵 探し に いく の が 正解 な んだ が な 。
納得 する わけな い じゃ ん 。
ヨシヒコ は そういう 男 だ もん 。
おい おい 。
突如 月 9 の に おい を 醸し出して る 場合 じゃ ない ぞ 。
プアー おっぱい が 。
いや しかし ボス が 人間 だった と は な 。
ただ の お っ さん だった じゃ ん ね 。
だ な お っ さん の わりに メーク して た な 。
は は … 男 の くせ に 化粧 なんか しや が って 片腹痛い わ 。
そう だ よ な それ じゃあ まるで …。
はっ ! え ? どうした ?
そう か ! 何 だ よ 。
うん ! うん うん これ は 試して みる 価値 は ある ぞ 。
何 を だ ?
要するに 今 まで やって いた こと は 真 逆の 策 だ と いう こと だ 。
本当に あんな ん で 敵 の 懐 に 潜り 込め ん の か ね 。
わから ん 。
よし ! ヨシヒコ 準備 は 万端 だ 。
その 装備 で 行けば すぐ ボス の お気に入り に なる ぞ 。
本当に これ で いける んです か ?
あぁ 妙な 恐怖 感 が 湧く と いけない から →
詳しい 説明 は し ない が ! 確実に 好か れる 。
わかり ました 。
♪♪~
入った ! どういう こと だ メレブ 。
あら ら ら すごい 。
今日 から お 世話に なり ます ヨシヒコ と 申し ます 。
みんな 出て 行け 2 人きり に して ほしい 。
キミ これ から かわいがって あげる よ 。
その 必要 は ない 。
よく 見ろ 私 は 昨日 ここ に 飛び込んだ 勇者 だ 。
勇者 ねぇ … あそこ も 勇者 か ?
何 を 言って いる んだ 。
眠って もらう ぞ て や !
あっ … やめ ん か 。
やめ ん か ! すま ん すま ん すま ん 。
さあ 戦おう じゃ ない か 。
や あ !
あっ …。
なぜ だ 体 が 動か なく なって しまった 。
力 が 入ら ない …。
クソ … 攻撃 し なければ なら ない の に さ れる が まま の 私 だ 。
ヨシヒコ そい つ は … オネエ だ !
何 !? 邪魔な 女 は 排除 して →
弱い 男 は かわいい 猫 に →
好きな 男 だけ ここ に 置いて んだ よ 。 俺 が 当てた よ 。
化け 猫 め … 成 敗 !
痛 ~ い 。
よっ しゃ 一 丁 あがり !
私 の 正体 を 見せて やる わ よ 。
あら ら ~ 結果 的に 魔物 か よ 。
さ ぁ ヨシヒコ ちゃん いらっしゃい 。
はっ はっ は こっち も 必殺 の 裏 技 を 考えて いた の さ !
ほう 何 だ ムラサキ 。
これ を 見よ !
う ふ ~ ん こっち へ いらっしゃ ~ い 坊や 。
いや ~ 女 だ 汚らわしい !
すき あり !
いや ~!
まっ ドレープ の 村 に 女 も 戻り 猫 の 病 も 消えた もの の →
悪霊 の 鍵 と まったく 関係 の ない 仕事 を した 以上 仏 が …。
ヨシヒコ !
ほら 怒って る !
ヨシヒコ て め え バカ 野郎 お前 え ? 鍵 だろう 鍵 えっ !
猫 と か に なって る 場合 じゃ ない だろう !
すみません 仏 ついつい …。
許す 。 早い な !
ただし 仏 の 顔 も サンドバッグ … は は ~!
仏 ボ 仏 ボ 仏 ボ … 仏 ボクシング やら ない のに は は ~!
よじれる よじれる ! 腹 が よじれる は は ~!
早く 消えて くれ 。
は ? もう そういう こと 言う んだったら →
もう 次の 鍵 の 場所 教え ない 。
お前 が 探せ って 言った んだ よ かわいく ない よ ふくれて も 。
お前 発信 だ よ 。
すみません でした 。
悪霊 の 鍵 一刻 も 早く 見つけ ない と 。
誰 も お前 を 責めちゃ い ない さ 。
( ヒサ ) 兄 様 ヒサ も 戦い に 加わり ます 。
ヒサ は なんと ヌンチャク を マスター した のです 。
♪♪~