Black ★ Rock Shooter ( TV ) Episode 2
( マト ) く … 苦しい … 。 お 昼 の そうめん 出 ちゃ う 。
( マト の 母 ) マト ば たば た 動く から これ ぐらい きつく し ない と 。
着 崩れ ちゃ う でしょ ? う う … 。
( ヒロ ) お 姉ちゃん 。 俺 見 て も 声 掛け ない で よ 恥ずかしい から 。
こっち の せりふ !
( ヒロ ) う わ っ 。 な … 何 す ん だ よ ! 何 よ !
( マト の 母 ) こら 動か ない 。 ケンカ し ない !
フン !
《 私 は 傷つか ない 》
《 そりゃ あの 子 に … N 人 に 嫌わ れる の は 怖い 》
《 でも … やっぱり 小鳥 遊 さ ん と 仲良く なり たい 》
はい お 姫 さま 。
《 そして … 》
《 一緒 に いろんな 世界 を 見る ん だ 》
♪♪~
♪♪~
( 生徒 ) あれ ? 黒衣 さん ?
行け ない ん じゃ なかった の ? あ … うん 大丈夫 に なって 。
誰 と ? その … 小鳥 遊 さ ん と 。
( 生徒 たち ) あっ … 。
( 生徒 ) あ … じゃあ ね 。
まだ かな ?
《 青 》
( 子供 たち の 笑い声 )
《 オレンジ 》
ほら あっ ち の 方 が 見える よ !
紫 … 。 [ TEL ] ( メール の 着信 音 )
あ … 。
( 花火 の 音 )
《 小鳥 遊 さん から もらった メール … 》
《 2 通 》
《 その どちら も が … 》
ごめんなさい 。
♪♪~
痛い … 。
( サヤ ) 《 誰 か が ね あなた の 代わり に →
その 痛 み を 引き受け て くれる 》
( サヤ ) 《 どれ だけ 痛 ん で も 傷 つい て も 本当 に 傷つく の は →
あなた じゃ ない 》
嘘 だ 。
《 嘘 だ 》
《 こんなに 痛い のに … 》
( 子供 ) あの お 姉ちゃん は だし !
( カガリ ) アハ ハハ … !
( カガリ ) 見 て あいつ 。 アリ なんか に 食べ られ てる ! →
ダサ い 。 内臓 キモ ~ い !
( ヨミ ) メール も 送ら せ て くれ ない なんて … 。
今 送ら せ た じゃ ない 。 それ に 待って ない よ どうせ 。
( ヨミ ) 食べ たく ない 。 食べ て 。
行き たかった 。 何 ?
私 … お祭り 行き たかった 。
だから 何 言って る の ?
カガリ が 行け ない ん だ から ヨミ だって 行け ない よ 。
う う … 。 もう … もう や だ 。
泣か ない で ヨミ 。 大丈夫 だ から 。
だから ね … 。
脱 い で 。 えっ ! ?
ヨミ が 悲しく なら ない よう に … 。
彫って あげる 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て … 。
≪ 助け て !
たす … け て … ?
( 生徒 ) 笑え た よ ね 遠藤 君 も お祭り 来 てる なんて さ !
( 生徒 ) ホント ホント ! だって さ 山内 が いん の に !
≪ ( 始業 チャイム ) ( 生徒 ) あっ ヤバ っ 。 →
急 ご う 急 ご う ! あ あっ … 。
ね … ねえ 。 あっ 。
小鳥 遊 さ ん その 傷 ?
あっ … 。 見 ない で !
ごめん … 。
どうして 怒ら ない の ? えっ ?
どうして お祭り に 行か なかった のに →
怒ら ない の ?
小鳥 遊 さ ん 怒ら れ たい の ?
怒ら れ たい なら 怒る よ 。 私 ずっと 待って た ん だ から !
だから … 無理 だって 言った じゃ ない 最初 から 。
小鳥 遊 さん は やっぱり 小鳥 遊 さん な ん だ 。
えっ ? 小鳥 遊び じゃ ない 。
小鳥 遊 さん の こと 小鳥 だって 思った 。
私 を … いろんな 色 の 世界 に 連れ て いって くれる 小鳥 遊び !
でも 小鳥 遊び じゃ ない 。 小鳥 遊 さん は 全然 小鳥 じゃ ない !
だって 小鳥 遊 さん は どこ に も 行け ない !
ホント は いろんな 世界 に 行ける はず な のに 。
そんな の おかしい ! 絶対 おかしい !
ハァ … 。
小鳥 遊 意気地なし !
うん ? ああ ! 黒衣 君 こんにち は 。
ユウ 。 ( ユウ ) ヘヘッ 。
居心地 良く て なぁ ここ 。 ( サヤ ) はい ユウ 君 。
コーヒー 砂糖 5 杯 入り ! ( ユウ ) 砂糖 の 量 覚え て もらった の 。
授業 は どう し た の ? そういう マト は ?
( ユウ ) へ ~ ん な の 。 夢 で 見 た ハート が 実際 に なんて →
変 な 話 。
( サヤ ) 知って る ? ( ユウ ・ マト ) うん ?
親しい 人 同士 の 夢 は 奥 の 奥 で つながって る って 。
つながって る ? そう 。
相手 に 口 に でき ない こと を 夢 を 通じて 伝え た り も できる の 。
夢 で … 伝える 。
もし かして その 小鳥 遊 君 て いう の は →
黒衣 君 に 分かって ほしい こと が ある ん じゃ ない の か な ?
あっ ! !
私 は … 。
≪ ( チャイム )
あ あっ !
黒衣 さん 。
ああ … 。
フフ … 。
≪ ( カガリ ) どこ 行く の ? はっ !
カガリ どうして … 。
( カガリ ) カガリ ね 今日 は ずーっと ヨミ ん ち に い た の 。
えっ ? ヨミ が 帰って くる の 待って た ん だ よ 。
なのに どこ に 行く の か な 。
カガリ ? 落ちる よ 。
カガリ !
ここ から 落ち たら ヨミ もう 絶対 に 許さ れ ない ね 。
カガリ やめ て !
カガリ 死 ん だ り し たら もう ヨミ 許さ れ ない し →
ヨミ も 死亡 だ ね 。
嫌 っ … やめ て ! 嫌 ー !
≪ ( 落ちる 音 )
小鳥 遊 さ ん ! 小鳥 遊 さ ん どう し た の ! ?
小鳥 遊 さ ん ! ≪ ( ヨミ の 母 ) あら あなた … 。
( ヨミ の 母 ) 軽く 手首 を ひねった だけ み たい 。 →
カガリ ちゃん の ご 両親 も 来る から 大丈夫 よ 。 →
黒衣 さん は お うち に 帰って 。 ヨミ さん と 帰り ます 。
ヨミ は カガリ ちゃん の 付き添い が ある から 。
付き添い ?
手 を ひねった だけ な のに 入院 です か ?
カガリ ちゃん が 望む こと だ から 。 どうして … 。
カガリ ちゃん は 小さな ころ から ヨミ が 大好き で ね 。 →
私 たち が お 父さん の 都合 で 数 年 海外 で 暮らす こと に なって 。
( カガリ ) 《 嫌 だ ー ! 》 ( ヨミ ) 《 カガリ ? いけない ! 》
( カガリ ) 《 行か ない で ヨミ ! ヨミー ! 》
《 あっ ! 》 ≪ ( 車 の ブレーキ 音 )
それ で あの 子 の 足 … 。
カガリ ちゃん の 足 に は 何度 調べ て も →
異常 は 見つから なかった の 。 えっ ?
( ヨミ の 母 ) でも 足 じゃ なく て カガリ ちゃん の 心 は … 。
( カガリ ) もう 手 も 動か ない ね 。
カガリ … 。 全部 し て ね ヨミ 。
ご飯 も 食べ させ て ね 。 トイレ も し て ね 。
カガリ の こと 全部 し て ね 。
( ヨミ の 母 ) カガリ ちゃん は もう ヨミ なし じゃ … 。
そんな !
だから って どうして ヨミ さん が 犠牲 に なら なく ちゃ なん です か !
そんな の って おかしい 。 ( ヨミ の 母 ) 分かって る の よ 。
だけど カガリ ちゃん が かわいそう で 。
じゃあ ヨミ さん は ? 黒衣 さん 。
ヨミ さん は かわいそう じゃ ない ん です か !
小鳥 遊 さ ん ! 開け て 小鳥 遊 さ ん お 願い !
黒衣 さん ? あいつ … 。 何で あいつ !
黒衣 さん お 願い 帰って !
≪ や だ よ ! 帰る なら 小鳥 遊 さ ん と … 。
ヨミ と 一緒 だ よ !
黙れ ー !
消えろ ! あの 女 。 ヨミ … ヨミ は 私 の … 。
こんなに し た のに 。 こんなに し た のに ー !
何 笑って ん だ よ 。
えっ ? 私 笑って る ?
どうして 笑って る … 。
≪ か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。 →
か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。
か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。
♪♪~
( カガリ ) うれしい の か よ ! ヨミ って 呼ば れ て 。
にや つい て !
て め え ー !
カガリ … 。 ≪ ヨミ ! ヨミ !
うわ ー ! 黙れ ! この 肥 だめ が ー !
開け て ヨミ !
う っせ ー う っせ ー ! う っせ ー !
分から ない の 。 カガリ は 私 が い なきゃ 駄目 な の ?
そう だ ! そうだ ー !
どう すれ ば … 。
どう すれ ば いい の !
≪ か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。 →
か ー え ー れ 。 か ー え ー れ 。
私 の せい で カガリ に … 。
申し訳ない こと し た って 。 カガリ が かわいそう だって 。
でも 私 あなた と 友達 に なり たい の 。
どう すれ ば いい の ?
教え て 黒衣 さ … マト !
かわいそう だって 思っちゃ 駄目 な ん だ よ !
えっ … 。 ≪ かわいそう が られる こと こそ →
カガリ さん かわいそう 。
≪ そんな の 腫れ物 扱い 。 バカ に し てる もん 。
て め え が かわいそう 言う な ー ! そう か … 。
ヨミ ? 私 怖かった ん だ 。
カガリ が 私 の せい で どんどん おかしく なって っ ちゃ う の 。
これ 以上 カガリ を おかしく さ せ ちゃ う の が 怖い から →
それ だったら 言う こと 聞い て た 方 が →
まだ 楽 だ から 。
結局 は 自分 の ため 。
カガリ 。 何 だ よ 。
ここ から 出よ う 。 は あ ?
家 に 閉じこもら ない で ちゃんと 学校 に 行 こ う 。
車 椅子 も やめよ う 。 ざ っ … ざ けん な キモ 眼鏡 。
一 人 に は させ ない から 。
もう 引っ越し し たり し ない よ 。
外 に 出 た って マト と 友達 に なった って →
絶対 一 人 に は させ ない から !
ちゃんと 向き合う から 。 カガリ から 逃げ ない から 。
だから 出よ う 。 ここ から 一緒 に 。
駄目 だ よ だって … 。 出 なく ちゃ 駄目 な ん だ よ 。
ここ から 出 なく ちゃ →
いつ まで も 私 たち 変わら ない !
( カガリ ) 嫌 だ よ … 。
カガ … 。 ( カガリ ) 嫌 だ ! →
出 ない 。 だって 出る の は … 。 →
出る の は 怖い !
♪♪~
( 斬る 音 )
( カガリ ) い … 嫌 ー !
≪ ( カガリ ) あっ … ああ … 。 ≪ カガリ ! ? カガリ どう し た の ?
≪ カガリ 大丈夫 ? や だ カガリ ! ヨミ ! どう し た の ! ?
カガリ さん が … 。 ヨミ ?
≪ ( 足音 )
ど … どう し た の ?
♪♪~
( パイロット ) 間もなく 東京 上空 。 降下 ポイント まで 3 分 。
( 倉 知 ) ハッチ 開放 。
( 倉 知 ) この ルート が 使える の は 1 回 こ っきり 。
やり 直し は 利か ない よ 。 いい ね 。
( アルゴ ) あれ が 東京 か よ 。
( アルゴ ) 《 じいさん の 孫 を 脱出 さ せる ? 》