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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 114

Hunter x Hunter (2011) Episode 114

あれ は モラウ の 「 スモーキー ジェイル 」

プフ を 王 から 分断 する ため に 使う と 言って い た 技

塔 の 3 階 全体 を 煙 で 覆って いる 以上

あそこ に 王 と ピトー は い ない

どこ だ

それぞれ の 場所 で

それぞれ の 戦い が 始まって い た

ゴン

じ っちゃ ん

って こと は あいつ が …

王 運べ その ほう ら が 人間 の 犠牲 を 最小 限 に 抑え ながら

目的 遂行 を はかって いる こと は 十分 に 理解 でき た

混乱 に 乗じ て 成し遂げ ん と 望 ん だ の は

余 と 護衛 団 と の 分断 で あ ろ う

構わ ぬ

運べ

「 ドラゴン ヘッド 」

恐ろしい 奴

「 繰り出 そ う と して いる 技 に 王 へ の 害 意 は ない 」

王 自身 が それ を 瞬時 に 悟った こと に 両 名 も 気付 い た

ゼノ が わずか な 稚気 すら 「 念 」 に 込めよ う と し なかった の は

王 へ の 敬意 か それとも

キルア

ピトー は あそこ に いる

行 こ う

「 行 こ う 」

それ は どっち の

そう 問い たい 衝動 を

辛うじて キルア は 抑え 込 ん だ

聞い て しまったら

もう 止め られ ない

引き返せ ない

いっそ ぶちまけ て しまえ ば 解決 できる こと

経験 を 重ね れ ば 誰 も が 至る 少し 先 の 道

大切 な もの を 失って しまう かも しれ ない 恐怖 で

キルア は その道 に 近づく こと さえ でき ず に い た

龍 が 飛び去る 少し 前

イカ ルゴ の 前 に 姿 を 現し た の が

ヂートゥ と ブロヴーダ だった

お っ フラッタ じゃ ん

何 この 騒ぎ

ピトー 殿 の 「 円 」 が また 消え ち まった し

私 も 戻って 来 た ばかり な の で

どうやら 敵 襲 らしい の です が

マジ で

まっ それ 以外 は 考え にくい けど

その 羽 どう し た

あっ ええ さっき の 攻撃 で やら れ まし た

下 行く の ?

えっ ええ ハギャ 様 の 命令 で ちょっと

俺 ら どう する

ま ぁ ここ を 護衛 しろ と は 言わ れ て ない し なぁ

でも ちょ ~ っと 試し たい ん だ よ ねぇ

新 技

デケェ

楽し そう

行って 来る ぜ

気 ぃ 付け て

俺 は もう 少し 様子 見る わ

じゃあ 私 は これ で

「 ハギャ 様 」 だ と

その 頃 中央 塔 玉 座 の 間 で は

「 閉じ込める 」 と いう 行為 が

私 に 対 し て 果たして 有効 か

試さ れる の も いい でしょ う

鱗粉 …

ノヴ の 話 じゃ 催眠 効果 が ある らしい から な

吸い込む わけ に は いか ねえ ぜ

おしゃべり を やめ た の です ね

まっとう な 術 者 なら 当然 の こと … ですが

警戒 覚悟 そして 自信 が

2 対 3 対 5 ほど の ブレンド

警戒 感 が やや 薄い の は 自信 の 表れ

強い 性格 と いえ ます ね

プフ の 「 スピリチュアル メッセージ 」 は

相手 の 周囲 を 鱗粉 で 覆い

オーラ の 流れ を 鮮明 に する こと で

相手 の 精神 状態 を 知る こと が できる

自己 紹介 くらい は いい でしょ う

王 直属 護衛 軍 シャウアプフ と 申し ます

やや 警戒 の 渦 が 強く なり まし た ね

名 すら 教え て いただけ ませ ん か

私 が あなた に 対 し 鱗粉 の 吸引 を 誘導 しよ う と して の 自己 紹介 だ と お 疑い なら ば

悲しい 誤解 です が

やや ショック … それ だけ の こと

生まれ変われ ば 忘れ ま しょ う

しばし お 待ち を

時間 を かけ て くれる なら 大いに 結構

鬼 が 出よ う が 蛇 が 出よ う が な

致命 傷 すら 恐れ ぬ シュート の 無謀 な 突進 が

逆 に 彼 を 生き 永 ら え させ て い た

「 ホテル ・ ラフレシア 」

あと ちょっと で 即死 を 免れ ぬ ほど の 深手 と 引き換え に

シュート が 奪った もの は

ユピー の 肩 に あった 複眼 一 つ のみ

肉体 的 な ダメージ は ゼロ に 等しい

だが

ユピー は 攻め きれ ず に い た

「 潰さ れ た の で は なく 奪わ れ た の だ 」 と いう

奇妙 な 実感 が ユピー の 精神 に 与え た 影響 は 大きい

え たい の 知れ ない 攻撃 を 重ねて 受け た こと で

ユピー は 一 歩 退き …

こいつ を

王 に 近づける わけ に は いか ない

1 秒 でも 長く こいつ を 引き付け

王 と 分断 する

ユピー と シュート の 利害 が 一致 し た の だ

しかし 思惑 通り の 展開 が

逆 に ナックル を 苦しめ て い た

耐えろ

今 は 打て ねえ

この 条件 で 攻撃 し たら わざわざ こっち から

「 確実 に 周り に あと 1 人 は 敵 が いる 」 と

奴 に 教える よう な も の

耐えろ

血 に 染まり ながら

シュート は ユピー の 猛攻 を 受け 続け て いる

そば で ただ 見て いる だけ の 自分 自身

息 を 潜める の も 戦い

頭 で いくら 自分 に 言い聞かせ て も

耐えろ …

耐え て くれ

ナックル は 流れ出る 涙 を 止め られ ず に い た

頑張れ

時間 です 利息 が 付き ます

まだ 10 秒 たった の

ウソ だ ろ

この 今 すぐ 逃げ出し たい くらい

息苦しく て 痛い 針 の むしろ に

あと どれ だけ の 時間 耐え なきゃ いけ ねえ ん だ

冗談 だ ろ

冗談 じゃ ねえ よ

耐え れ っか よ

ナックル の 暴走 を 止め た の は

メレオロン の 1 回 目 の タップ

マジ か よ ! ? まだ 10 秒 ちょっと だ ぞ

でも もし かして 助かった

それ は 決して ナックル を 思って の こと で は なく

メレオロン も 限界 だった から だ

しまった

あれ れ

ほんの 少し 爪 の 先 が かすった だけ な のに

利息 と 俺 の 全力 1 発 分 の ダメージ 返さ れ ち まった

シュート は 命 を 投げ出し て 戦って くれ てる のに

無傷 の 俺 が 間抜け な ミス を やら かす なんて

何 か に かすった よう な 手応え も

ポット クリン の 利息 の 宣言 も ユピー に は 意識 でき ない

クソ

ナックル の 咆哮 も

落ち着け バカ 野郎

全て を 台無し に し ち まう ぞ

この 距離 が 恐らく ベスト だ

見つかる ほど 近く なく

近づく ため に は 遠 過ぎ ねえ

ポット クリン に は 一瞬 気付く だ ろ う が 問題 ねえ はず だ

シュート が 頑張って る 限り

遠慮 なく 息継ぎ しろ よ メレオロン

「 神 の 共犯 者 」 解除

何 だ こいつ は

いつの間に … いや

気付か なかった わけ が ねえ

こいつ は 今 突然 現れ た

攻撃 さ れ た

いや さ れ て は い ねえ

遅 効 性 の 技 か … だ と し たら あの 時

または 戦い の 最中

発動 条件 を 満たし ち まった か

この 数字 は 何 だ

カウント ダウン ? 爆弾 ?

いや 数 は 減って も 増え て も ねえ

面倒 くせ ぇ

もと を 絶て ば いい だけ の 話 だ ろ

何 か 来る

圧倒 的 な パワー を 誇り ながら も

シュート を 攻め きれ ない 理由 の 一 つ に

歴然 と し た 実力 の 差 が ある と いえる だ ろ う

速い 逃げ 切れ ない

串 刺し の 肉 1 丁 上がり だ

チッ

自分 を 打って 後方 に 加速

ま ぁ いい

危なかった

「 いつ でも 勝て る 」 と いう 確か な 手応え が

もともと 戦略 を 練る タイプ で は ない ユピー の 無策 に 拍車 を 掛け た

ユピー の 読み は おおむね 正しい

いつか は ユピー に 軍配 が 上がる 勝負

それ は 正しい

誤算 が ある と すれ ば シュート が それ で いい と 思い

それ に ユピー が 気付 い て い ない こと だ ろ う

まだ やれ る

俺 は

まだ … 飛べ る

まだ …

それ でも 静か に 確実 に

シュート の 限界 は 近づ い て い た

ユピー こら

こっち だ ボケ

ナックル

わざわざ 相手 に もう 1 人 敵 が いる こと を 教える よう な も の

上等

その ほう が ユピー の 注意 が 散漫 に なって

シュート が 助かる に 決まって る

来い や

冷静 に なって われ に 返った ナックル が 出し た 結論 は

姿 を 現す こと

朝 を むさぼり

夜 を 吐き出し

いかん と する 我 が 性

湧き出す この 感情 は

白 か 黒 か

目指す 未来 と

置いて け ぼ り に し て き た 過去

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て

不思議 な 夢 から

身 を 乗り出し た

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う

僕 は いったい どっち の 結末 願う

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ

ならば どこ へ と 向かって ゆく

重なった 二 つ の 未来

次回 「 ギム × と × ギモン 」

あれ ゴン どこ だ

ここ だ よ

ゴン

あれ また 消え た

「 神 の 共犯 者 」 解除

いつ でも 隣 に いる よ

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Hunter x Hunter (2011) Episode 114 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 114

あれ は モラウ の 「 スモーキー ジェイル 」

プフ を 王 から 分断 する ため に 使う と 言って い た 技 ||おう||ぶんだん||||つかう||いって|||わざ

塔 の 3 階 全体 を 煙 で 覆って いる 以上 とう||かい|ぜんたい||けむり||おおって||いじょう The ability he's using to separate Pouf from the King.

あそこ に 王 と ピトー は い ない ||おう|||||

どこ だ

それぞれ の 場所 で ||ばしょ| Each has begun his own battle

それぞれ の 戦い が 始まって い た ||たたかい||はじまって|| in his own respective location.

ゴン Gon...

じ っちゃ ん Grandpa!

って こと は あいつ が … Which means that that's...

王 運べ おう|はこべ Proceed. その ほう ら が 人間 の 犠牲 を 最小 限 に 抑え ながら ||||にんげん||ぎせい||さいしょう|げん||おさえ| I am fully aware that you seek to accomplish your objective

目的 遂行 を はかって いる こと は 十分 に 理解 でき た もくてき|すいこう||||||じゅうぶん||りかい|| with minimal human casualties.

混乱 に 乗じ て 成し遂げ ん と 望 ん だ の は こんらん||じょうじ||なしとげ|||のぞみ|||| You took advantage of the chaos in the palace

余 と 護衛 団 と の 分断 で あ ろ う よ||ごえい|だん|||ぶんだん|||| in order to separate my Royal Guard from me.

構わ ぬ かまわ| It makes no difference.

運べ はこべ

「 ドラゴン ヘッド 」 |へっど Dragon Head!

恐ろしい 奴 おそろしい|やつ He is frightening...

「 繰り出 そ う と して いる 技 に 王 へ の 害 意 は ない 」 くりだ||||||わざ||おう|||がい|い|| The technique he unleashed was not intended to hurt the King.

王 自身 が それ を 瞬時 に 悟った こと に 両 名 も 気付 い た おう|じしん||||しゅんじ||さとった|||りょう|な||きづ|| And both of them could tell that the King

ゼノ が わずか な 稚気 すら 「 念 」 に 込めよ う と し なかった の は ||||ちき||ねん||こめよ|||||| Zeno made certain that his Nen was completely neutral.

王 へ の 敬意 か それとも おう|||けいい|| Was it a gesture of respect? Or was it...

キルア Killua...

ピトー は あそこ に いる Pitou is over there.

行 こ う ぎょう||

「 行 こ う 」 ぎょう|| Let's go...

それ は どっち の In what sense did you mean that?

そう 問い たい 衝動 を |とい||しょうどう| Killua barely managed to stop himself from asking the question.

辛うじて キルア は 抑え 込 ん だ かろうじて|||おさえ|こみ||

聞い て しまったら ききい|| If I ask that question,

もう 止め られ ない |とどめ|| I won't be able to stop anymore...

引き返せ ない ひきかえせ| I won't be able to go back.

いっそ ぶちまけ て しまえ ば 解決 できる こと |||||かいけつ|| If Killua would just ask, he would have his answer.

経験 を 重ね れ ば 誰 も が 至る 少し 先 の 道 けいけん||かさね|||だれ|||いたる|すこし|さき||どう Anyone with enough experience would easily arrive at that next step.

大切 な もの を 失って しまう かも しれ ない 恐怖 で たいせつ||||うしなって|||||きょうふ| But the fear of losing someone he cared for

キルア は その道 に 近づく こと さえ でき ず に い た ||そのみち||ちかづく||||||| prevented him from taking that step.

龍 が 飛び去る 少し 前 りゅう||とびさる|すこし|ぜん A few moments before the dragon took flight,

イカ ルゴ の 前 に 姿 を 現し た の が いか|||ぜん||すがた||あらわし||| Cheetu and Brovada appeared

ヂートゥ と ブロヴーダ だった before Ikalgo.

お っ フラッタ じゃ ん Hey, it's Flutter.

何 この 騒ぎ なん||さわぎ What's with all the noise?

ピトー 殿 の 「 円 」 が また 消え ち まった し |しんがり||えん|||きえ||| Pitou-dono's En disappeared again.

私 も 戻って 来 た ばかり な の で わたくし||もどって|らい||||| I just returned...

どうやら 敵 襲 らしい の です が |てき|おそ|||| It seems the enemy is attacking.

マジ で Seriously?

まっ それ 以外 は 考え にくい けど ||いがい||かんがえ|| Well, I couldn't imagine anything else causing this.

その 羽 どう し た |はね||| What happened to your wings?

あっ ええ さっき の 攻撃 で やら れ まし た ||||こうげき||||| Oh, uh...

下 行く の ? した|いく| Are you going underground?

えっ ええ ハギャ 様 の 命令 で ちょっと |||さま||めいれい|| Y-Yeah, I have orders from Hagya-sama.

俺 ら どう する おれ||| What should we do?

ま ぁ ここ を 護衛 しろ と は 言わ れ て ない し なぁ ||||ごえい||||いわ||||| Well, we weren't told to defend this place...

でも ちょ ~ っと 試し たい ん だ よ ねぇ |||ためし||||| But I'm just itching to try

新 技 しん|わざ my new technique.

デケェ It's huge...

楽し そう たのし| That looks fun!

行って 来る ぜ おこなって|くる| I'm gonna check it out!

気 ぃ 付け て き||つけ| Be careful!

俺 は もう 少し 様子 見る わ おれ|||すこし|ようす|みる| I'm gonna see what's going on!

じゃあ 私 は これ で |わたくし||| Then, I'll be going.

「 ハギャ 様 」 だ と |さま|| "Hagya-sama"?

その 頃 中央 塔 玉 座 の 間 で は |ころ|ちゅうおう|とう|たま|ざ||あいだ|| Meanwhile, in the throne room, in the central tower...

「 閉じ込める 」 と いう 行為 が とじこめる|||こうい| Is it truly possible

私 に 対 し て 果たして 有効 か わたくし||たい|||はたして|ゆうこう| to trap me in one place?

試さ れる の も いい でしょ う ためさ|||||| Why don't we find out?

鱗粉 … りんぷん Wing scales...

ノヴ の 話 じゃ 催眠 効果 が ある らしい から な ||はなし||さいみん|こうか||||| Knov said that they can hypnotize people.

吸い込む わけ に は いか ねえ ぜ すいこむ|||||| I don't want to inhale any...

おしゃべり を やめ た の です ね

まっとう な 術 者 なら 当然 の こと … ですが ||じゅつ|もの||とうぜん|||

警戒 覚悟 そして 自信 が けいかい|かくご||じしん| Caution, resolve,

2 対 3 対 5 ほど の ブレンド たい|たい|||ぶれんど

警戒 感 が やや 薄い の は 自信 の 表れ けいかい|かん|||うすい|||じしん||あらわれ His caution isn't as strong because he's confident.

強い 性格 と いえ ます ね つよい|せいかく|||| It's safe to say he has a strong personality.

プフ の 「 スピリチュアル メッセージ 」 は |||めっせーじ| Pouf's Spiritual Message

相手 の 周囲 を 鱗粉 で 覆い あいて||しゅうい||りんぷん||おおい surrounds his opponent with wing scales, making their aura more opaque,

オーラ の 流れ を 鮮明 に する こと で ||ながれ||せんめい||||

相手 の 精神 状態 を 知る こと が できる あいて||せいしん|じょうたい||しる||| letting him sense their state of mind.

自己 紹介 くらい は いい でしょ う じこ|しょうかい||||| I suppose I should introduce myself.

王 直属 護衛 軍 シャウアプフ と 申し ます おう|ちょくぞく|ごえい|ぐん|||もうし| I am Shaiapouf, one of the King's Royal Guard.

やや 警戒 の 渦 が 強く なり まし た ね |けいかい||うず||つよく|||| His caution has increased slightly.

名 すら 教え て いただけ ませ ん か な||おしえ||||| You won't tell me your name?

私 が あなた に 対 し 鱗粉 の 吸引 を 誘導 しよ う と して の 自己 紹介 だ と お 疑い なら ば わたくし||||たい||りんぷん||きゅういん||ゆうどう||||||じこ|しょうかい||||うたがい|| If you believe that I'm trying

悲しい 誤解 です が かなしい|ごかい||

やや ショック … それ だけ の こと |しょっく|||| And to be honest, I'm a little shocked.

生まれ変われ ば 忘れ ま しょ う うまれかわれ||わすれ||| After a rebirth, all will be forgotten.

しばし お 待ち を ||まち| I'll need you to wait a moment.

時間 を かけ て くれる なら 大いに 結構 じかん||||||おおいに|けっこう If he wants to waste time, that's fine by me.

鬼 が 出よ う が 蛇 が 出よ う が な おに||でよ|||へび||でよ||| No matter what sort of beast he emerges as...

致命 傷 すら 恐れ ぬ シュート の 無謀 な 突進 が ちめい|きず||おそれ||しゅーと||むぼう||とっしん| Shoot was fighting recklessly, without concern for his life,

逆 に 彼 を 生き 永 ら え させ て い た ぎゃく||かれ||いき|なが|||さ せ||| which turned out to be the reason he was still alive.

「 ホテル ・ ラフレシア 」 ほてる| Hotel Rafflesia...

あと ちょっと で 即死 を 免れ ぬ ほど の 深手 と 引き換え に |||そくし||まぬがれ||||ふかで||ひきかえ| While barely dodging multiple attacks that would have been otherwise lethal,

シュート が 奪った もの は しゅーと||うばった|| Shoot had only managed to take the eye on Youpi's shoulder.

ユピー の 肩 に あった 複眼 一 つ のみ ||かた|||ふくがん|ひと||

肉体 的 な ダメージ は ゼロ に 等しい にくたい|てき||だめーじ||||ひとしい He had essentially done no damage.

だが However...

ユピー は 攻め きれ ず に い た ||せめ||||| Youpi was unable to finish off his opponent.

「 潰さ れ た の で は なく 奪わ れ た の だ 」 と いう つぶさ|||||||うばわ|||||| The strange sensation that his momentum was being stolen, rather than stopped,

奇妙 な 実感 が ユピー の 精神 に 与え た 影響 は 大きい きみょう||じっかん||||せいしん||あたえ||えいきょう||おおきい

え たい の 知れ ない 攻撃 を 重ねて 受け た こと で |||しれ||こうげき||かさねて|うけ||| After taking multiple hits from attacks he didn't understand,

ユピー は 一 歩 退き … ||ひと|ふ|しりぞき Youpi was backing up.

こいつ を I can't let this guy near the King.

王 に 近づける わけ に は いか ない おう||ちかづける|||||

1 秒 でも 長く こいつ を 引き付け びょう||ながく|||ひきつけ Every second I keep him away from the King counts.

王 と 分断 する おう||ぶんだん|

ユピー と シュート の 利害 が 一致 し た の だ ||しゅーと||りがい||いっち|||| Youpi and Shoot shared the same objective.

しかし 思惑 通り の 展開 が |おもわく|とおり||てんかい| However, this expected turn of events

逆 に ナックル を 苦しめ て い た ぎゃく||||くるしめ||| was difficult on Knuckle...

耐えろ たえろ Hold it in...

今 は 打て ねえ いま||うて| I can't attack now!

この 条件 で 攻撃 し たら わざわざ こっち から |じょうけん||こうげき||||| If I attack now, I'll be broadcasting

「 確実 に 周り に あと 1 人 は 敵 が いる 」 と かくじつ||まわり|||じん||てき||| that there's one more enemy he needs to worry about!

奴 に 教える よう な も の やつ||おしえる||||

耐えろ たえろ Hold it in!

血 に 染まり ながら ち||そまり| Shoot was now covered in blood,

シュート は ユピー の 猛攻 を 受け 続け て いる しゅーと||||もうこう||うけ|つづけ||

そば で ただ 見て いる だけ の 自分 自身 |||みて||||じぶん|じしん Forced to watch from the sidelines,

息 を 潜める の も 戦い いき||ひそめる|||たたかい just remaining hidden was a battle.

頭 で いくら 自分 に 言い聞かせ て も あたま|||じぶん||いいきかせ|| No matter how he told himself to keep still...

耐えろ … たえろ Hold it in... Please hold it in!

耐え て くれ たえ||

ナックル は 流れ出る 涙 を 止め られ ず に い た ||ながれでる|なみだ||とどめ||||| Knuckle was unable to hold back the tears streaming down his face.

頑張れ がんばれ You can do it!

時間 です 利息 が 付き ます じかん||りそく||つき| It's time.

まだ 10 秒 たった の |びょう|| Only ten seconds have passed?

ウソ だ ろ うそ|| You're kidding!

この 今 すぐ 逃げ出し たい くらい |いま||にげだし|| How much longer do I have to endure this suffocating, excruciating wait

息苦しく て 痛い 針 の むしろ に いきぐるしく||いたい|はり|||

あと どれ だけ の 時間 耐え なきゃ いけ ねえ ん だ ||||じかん|たえ||||| that makes me want to do nothing but run away?

冗談 だ ろ じょうだん|| This must be some kind of joke...

冗談 じゃ ねえ よ じょうだん||| And it isn't funny!

耐え れ っか よ たえ||| I can't hold it in any longer!

ナックル の 暴走 を 止め た の は ||ぼうそう||とどめ||| Knuckle's rampage was halted

メレオロン の 1 回 目 の タップ ||かい|め|| by the first tap from Meleoron.

マジ か よ ! ? まだ 10 秒 ちょっと だ ぞ ||||びょう||| Seriously?! It's only been ten seconds!

でも もし かして 助かった |||たすかった But that just might have saved me.

それ は 決して ナックル を 思って の こと で は なく ||けっして|||おもって||||| Meleoron wasn't trying to help Knuckle.

メレオロン も 限界 だった から だ ||げんかい||| He, too, had reached his limit.

しまった Crap!

あれ れ Uh-oh.

ほんの 少し 爪 の 先 が かすった だけ な のに |すこし|つめ||さき||||| He barely scratched me, but it was enough damage

利息 と 俺 の 全力 1 発 分 の ダメージ 返さ れ ち まった りそく||おれ||ぜんりょく|はつ|ぶん||だめーじ|かえさ||| to offset the interest and my full-strength attack.

シュート は 命 を 投げ出し て 戦って くれ てる のに しゅーと||いのち||なげだし||たたかって||| Shoot is risking his life out there,

無傷 の 俺 が 間抜け な ミス を やら かす なんて むきず||おれ||まぬけ||みす|||| while I'm standing here unhurt, and making stupid mistakes!

何 か に かすった よう な 手応え も なん||||||てごたえ| Youpi felt no sensation of scratching anything,

ポット クリン の 利息 の 宣言 も ユピー に は 意識 でき ない ぽっと|||りそく||せんげん|||||いしき|| nor did he notice APR's declaration of returned interest.

クソ くそ Damn!

ナックル の 咆哮 も ||ほうこう| He couldn't hear Knuckle's scream, either.

落ち着け バカ 野郎 おちつけ|ばか|やろう Calm down, you fool...

全て を 台無し に し ち まう ぞ すべて||だいなし||||| You're gonna ruin everything.

この 距離 が 恐らく ベスト だ |きょり||おそらく|べすと| Here's the distance where we want to stay...

見つかる ほど 近く なく みつかる||ちかく|

近づく ため に は 遠 過ぎ ねえ ちかづく||||とお|すぎ|

ポット クリン に は 一瞬 気付く だ ろ う が 問題 ねえ はず だ ぽっと||||いっしゅん|きづく|||||もんだい||| He'll notice APR for a second, but that's no problem.

シュート が 頑張って る 限り しゅーと||がんばって||かぎり Shoot's fighting hard,

遠慮 なく 息継ぎ しろ よ メレオロン えんりょ||いきつぎ||| so go ahead and catch your breath, Meleoron.

「 神 の 共犯 者 」 解除 かみ||きょうはん|もの|かいじょ

何 だ こいつ は なん||| What is this thing?

いつの間に … いや いつのまに| When did it show up?

気付か なかった わけ が ねえ きづか||||

こいつ は 今 突然 現れ た ||いま|とつぜん|あらわれ| It just suddenly appeared.

攻撃 さ れ た こうげき||| Was I hit by an attack?

いや さ れ て は い ねえ No, I wasn't.

遅 効 性 の 技 か … だ と し たら あの 時 おそ|き|せい||わざ|||||||じ A delayed effect?

または 戦い の 最中 |たたかい||さい なか Does that mean the condition was met during the fight?

発動 条件 を 満たし ち まった か はつどう|じょうけん||みたし|||

この 数字 は 何 だ |すうじ||なん| What is this number?

カウント ダウン ? 爆弾 ? かうんと|だうん|ばくだん Is it a countdown? A bomb?

いや 数 は 減って も 増え て も ねえ |すう||へって||ふえ||| No, the number isn't going up or down.

面倒 くせ ぇ めんどう|| This is too much of a pain!

もと を 絶て ば いい だけ の 話 だ ろ ||たて|||||はなし|| I only need to destroy the source!

何 か 来る なん||くる Something's coming.

圧倒 的 な パワー を 誇り ながら も あっとう|てき||ぱわー||ほこり|| Despite his overwhelming power,

シュート を 攻め きれ ない 理由 の 一 つ に しゅーと||せめ|||りゆう||ひと|| one reason Youpi was unable to defeat Shoot

歴然 と し た 実力 の 差 が ある と いえる だ ろ う れきぜん||||じつりょく||さ||||||| was the evident difference in skill level between them.

速い 逃げ 切れ ない はやい|にげ|きれ| It's fast... I can't get away!

串 刺し の 肉 1 丁 上がり だ くし|さし||にく|ちょう|あがり| One skewered chunk of meat coming up!

チッ

自分 を 打って 後方 に 加速 じぶん||うって|こうほう||かそく

ま ぁ いい Very well...

危なかった あぶなかった

「 いつ でも 勝て る 」 と いう 確か な 手応え が ||かて||||たしか||てごたえ| The reaction to the attack told Youpi that he could win at any moment.

もともと 戦略 を 練る タイプ で は ない ユピー の 無策 に 拍車 を 掛け た |せんりゃく||ねる|たいぷ||||||むさく||はくしゃ||かけ| Youpi wasn't the kind of fighter to rely on strategy,

ユピー の 読み は おおむね 正しい ||よみ|||ただしい Youpi's analysis was on the mark.

いつか は ユピー に 軍配 が 上がる 勝負 ||||ぐんばい||あがる|しょうぶ It was true that Youpi was increasingly likely to win this fight.

それ は 正しい ||ただしい

誤算 が ある と すれ ば シュート が それ で いい と 思い ごさん||||||しゅーと||||||おもい If he made any mistake, it was not realizing

それ に ユピー が 気付 い て い ない こと だ ろ う ||||きづ|||||||| that Shoot was fine with this fact.

まだ やれ る I can keep going...

俺 は おれ| I...

まだ … 飛べ る |とべ| can still fly.

まだ … I'm not done...

それ でも 静か に 確実 に ||しずか||かくじつ| However, quietly and surely...

シュート の 限界 は 近づ い て い た しゅーと||げんかい||ちかづ||||

ユピー こら Hey, Youpi!

こっち だ ボケ Over here, fool!

ナックル Knuckle!

わざわざ 相手 に もう 1 人 敵 が いる こと を 教える よう な も の |あいて|||じん|てき|||||おしえる|||| I'm telling him that there's one more enemy to worry about?

上等 じょうとう That's fine.

その ほう が ユピー の 注意 が 散漫 に なって |||||ちゅうい||さんまん|| That will serve to distract Youpi,

シュート が 助かる に 決まって る しゅーと||たすかる||きまって| and it will save Shoot.

来い や こい| Bring it!

冷静 に なって われ に 返った ナックル が 出し た 結論 は れいせい|||||かえった|||だし||けつろん| After calming down and regaining composure,

姿 を 現す こと すがた||あらわす| Knuckle decided to show himself.

朝 を むさぼり あさ||

夜 を 吐き出し よ||はきだし

いかん と する 我 が 性 |||われ||せい

湧き出す この 感情 は わきだす||かんじょう|

白 か 黒 か しろ||くろ|

目指す 未来 と めざす|みらい|

置いて け ぼ り に し て き た 過去 おいて|||||||||かこ

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる ||||つながって|

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て すぎ||らせん||め||ほそめ|

不思議 な 夢 から ふしぎ||ゆめ|

身 を 乗り出し た み||のりだし|

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう

僕 は いったい どっち の 結末 願う ぼく|||||けつまつ|ねがう

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||

ならば どこ へ と 向かって ゆく ||||むかって|

重なった 二 つ の 未来 かさなった|ふた|||みらい

次回 「 ギム × と × ギモン 」 じかい||| Next time: Duty x And x Question.

あれ ゴン どこ だ Huh? Where are you, Gon?

ここ だ よ

ゴン Gon! Wait, you disappeared again!

あれ また 消え た ||きえ|

「 神 の 共犯 者 」 解除 かみ||きょうはん|もの|かいじょ Perfect Plan... Undo!

いつ でも 隣 に いる よ ||となり||| I'm always by your side.