Digimon 05
そこ に は デジモン と 呼ば れる 未知の 生命 体 が 息づいて いる
( ナレーション ) デジタルワールド
そこ で 太一 は アグモン と 再会 する
太一 の 同級 生 空 も 加わり —
東京 を 機能 停止 から 救う 旅 は 始まった
ネットワーク を さまよう 光子 郎
空 と ピヨモン と の 出会い
そして 進化
( バードラモン の 咆哮 )
( ナレーション ) 襲い くる 野生 の デジモン を 退け —
謎 の 導き に 従い たどり着いた 場所 は …
( 空 ) 神殿 かしら …
( ホエーモン の 鳴き声 ) (2 人 ) ん ?
( 光子 郎 たち ) うわ 〜!
( 太一 )“ 我が 言葉 に 触れよ ”
( テントモン ) 肝 座 っと り ます な 光子 郎 はん
ここ デジモン の 腹 ん 中 で っせ
( 光子 郎 ) でも 外 と の 通信 は できて る
今 僕ら に 必要な の は 情報
情報 を 集めれば —
僕ら が これ から 何 を し なくちゃ いけない の か 見えて くる はず
( テントモン ) 偉い わ ほれ惚れ し ます わ
ところで この デジモン 何 ?
( テントモン ) ホエーモン です わ
ネットワーク 空間 を —
ゆ 〜 ったり 泳 いど る のんびり 屋 で …
( 光子 郎 ) うわ ! ( テントモン ) こりゃ たまげた !
( 光子 郎 ) 太一 さん ! ( 太一 ) ん ?
( 光子 郎 ) 今 何 か 光り ました !
翼 を 持った … デジモン ?
( アグモン ) 懐かしい 感じ
( ピヨモン ) うん 温かい
( 謎 の 声 ) 子供 たち よ
は …
( 謎 の 声 ) デジヴァイス を 手 に せ し 子供 たち よ
( 太一 ) デジヴァイス ?
( 謎 の 声 ) 我ら は デジタルワールド の 善 を 司る 者
汝 ら が 知る べき こと 最後 の 力 を 以 って ここ に 記す
かつて 大きな 戦い が あった
ここ は 我ら の 最後 の 砦 と なった 場所
( 太一 ) え …
あ …
( 地響き ) う … あ …
( 太一 たち ) は っ …
( 謎 の 声 ) デジタルワールド の 光 と 闇
相反し つつ も 保た れて いた 均衡 を 崩し —
闇 は 動き 始めた
( アグモン ) う … ( 太一 ) アグモン ?
なんで だろう 僕 ゾクゾク する んだ
( ピヨモン ) う … ( 空 ) ピヨモン ?
私 あいつ ら 嫌い
( 謎 の 声 ) 世界 を 蝕む 闇
我ら は すべて の 力 を 以 って 戦い に 臨んだ
勇敢なる 戦士 たち と 共に
( 衝撃 音 )
( 太一 たち ) うわ ! う う … は …
( 謎 の 声 ) そして …
( 爆発 音 ) ( 太一 たち ) うわ 〜!
はっ …
( 謎 の 声 ) 闇 は 退け られた
代償 は 大きく 我ら と いう 存在 も また …
( ピヨモン ) う う …
( 太一 ) アグモン !? ( 空 ) あ … どうして 泣いて る の ?
( ピヨモン ) 分か ん ない
分か ん ない けど 涙 が 出る んだ
大丈夫 私 が ついて る
うん
( 謎 の 声 ) 我ら は 信じた いずれ 生まれる 新たな 闇 …
闇 の デジモン が 動き出した その とき —
戦士 たち の 魂 を よみがえら せ 導く —
力 を 秘めた 者 たち が 現れる こと を …
戦い 学び その 蓄積 が 力 と なり —
幼年 期 を 終え 成長 し 成熟 して ゆく —
これ が デジモン
デジタルワールド から 生まれ し 生命 の たどる 進化 の 理
進化 は やがて 完全 へ と 至り —
さらに その先 無限 の 領域 へ 続いて いく
は … あの 時 の 白い デジモン …
白い デジモン ?
( 太一 ) 覚えて ない の か ? ( アグモン ) ん ん ?
( 謎 の 声 ) 滅び ゆく 我ら に は 一 つ の 不思議な 予感 が あった
理 を 越えた 進化 の 力
デジヴァイス の 輝き を 手 に この 世界 に 降り立つ 者 の 出現
デジモン と 共に 歩み 戦う 人間 の 子供 たち
それ は 我ら 亡き 世界 を 守り 得る 最後 の 可能 性
選ば れ し 子供 たち
俺 たち が …
( 謎 の 声 ) 心せよ 人 が 生み出した ネットワーク
デジタルワールド と 人 の 世界 を 繋ぐ —
我ら の 目 の 及び きら ぬ 領域
闇 を 止め ねば その 胎動 は ネットワーク を 伝わり —
人 の 世界 へ の 災い と なろう
( 太一 ) それ って 今 俺 たち の 世界 で 起こって る こと と —
( 太一 ) 関係 が ある んじゃ … ( 光子 郎 ) ん … 太一 さん
東京 は もう 半分 が 停電 に なって い ます
でも 変な んです
各地 の 変電所 の メインシステム は 止まって る のに —
なぜ か 電源 を 切る こと が でき なく なって いる んです よ
こんなに 停電 が 広がって いる のに —
どうして ネット だけ は 繋がった まま な んでしょう
( 光子 郎 ) あ … うわ ! ( テントモン ) なん や !
( ホエーモン の うめき声 )
( 爆発 音 )
( 光子 郎 ) うわ っ ああ あ …
光子 郎 !
( テントモン ) どない した ん や ホエーモン !
光子 郎 ! うわ っ …
う … う う … は …
( 謎 の 声 ) 子供 たち よ
我ら と 同じく 闇 も また —
汝 ら の 存在 を 察知 し 牙 を 剥く こと であろう
闇 に 打ち勝つ ため なす べき こと を 伝える
この 地 より 旅立ち 海 を 越え 大陸 を 目指せ
そして 出会う のだ
戦士 たち と 共に 戦う 光 と 希望 聖なる デジモン に …
聖なる デジモン ?
( 謎 の 声 ) クラウド 大陸 そこ で 聖なる デジモン を …
(2 人 ) うわ っ ああ …
( アグモン ) 危ない ! ( 太一 ) う お !
( 空 ) ピヨモン ! ( ピヨモン ) ぴゃ 〜!
( 太一 ) は … う … ( アグモン ) 太一 早く !
( アグモン ) あれ は ドクグモン だ
いっぱい いる ね
( ピヨモン ) ドクグモン が こんなに 大勢 の 群れ で 行動 する なんて …
普通 は 自分 の 巣 で 獲物 を 待ち構えて いる のに …
( 空 ) 完全に 塞が れた
( ピヨモン ) やっぱり おかしい
ドクグモン が こんなふうに 狩り を する なんて —
聞いた こと ない よ !
明確に 俺 たち の こと を 狙って 行動 して る って わけ か
もし そう だ と したら …
あの 声 が 言って た いずれ 生まれる 新たな 闇 …
それ が もう 私 たち の 存在 に 気付いて 動き出した …
( オーガモン ) ミ … ツ … ケタ
( ホエーモン の うめき声 )
( 光子 郎 ) うわ ! う っ …
( テントモン ) 光子 郎 は 〜 ん ! よっ と !
ありがとう テントモン
それにしても ホエーモン の 外 で 何 が …
( テントモン ) 悪い な ホエーモン ち っと 我慢 して や
コチョコチョコチョ …
( ホエーモン の くしゃみ )
( 光子 郎 たち ) うわ 〜! う う …
( 光子 郎 ) うわ 〜! ( テントモン ) う う …
( テントモン ) こいつ ら ティロモン や ヤバ いや つら や で
今 は 僕ら が 標的 みたいだ
テントモン このまま ホエーモン から 離れよう !
( テントモン ) 光子 郎 はん … 分かった で !
ホエーモン 今 の うち に 逃げて !
( 超 音波 の 音 )
( 太一 ) この 閉じた 空間 じゃ こっち が 不利だ
まず あの 糸 の 蓋 を 突破 だ !
分かった
ベビーフレイム !
( 超 音波 の 音 )
( アグモン ) あれ … ( 太一 ) あ … どう なって る
( アグモン ) ただ の 糸 じゃ ない よ よく 見る と ブルブル 震えて る
( ピヨモン ) それ に 何 か 変な 音 聞こえ ない ?
音 で 糸 を 振動 さ せて る んだ
アグモン の 炎 は その 力 で かき消さ れた
ドクグモン の ほか に も 何 か いる の かも
( 太一 ) は … ( ピヨモン ) マジカルファイアー !
( 空 ) ピヨモン ! ( ピヨモン ) 空 私 も 頑張る !
( ピヨモン ) 私 なら あの 糸 切れる かも
は … ん ?
( テントモン ) 光子 郎 はん 何 して はり ます の ん ?
( 光子 郎 ) 解析 だ よ
ティロモン の 攻撃 パターン を 予測 できれば —
反撃 の きっかけ が できる と 思う んだ
あれ ? これ … もう 一体 別の デジモン が いる !
( テントモン ) えっ ほん まで っか ?
( 光子 郎 ) う …
( 超 音波 の 音 )
は …
( テントモン ) おっと ほ いきた !
いた ! あの デジモン だ !
( テントモン ) ありゃ サウンドバードモン や
音 を 使って あれこれ 悪 さ する —
えらい 厄介な デジモン です わ
( 光子 郎 ) 音 … ひょっとして あれ が 音波 で ティロモン を けしかけて る んじゃ …
( テントモン ) ああ もう 追いついて き よった !
テントモン ! 君 だけ なら ティロモン を ふりきれる !
一旦 僕 を 離して その 隙 に あいつ を …
( テントモン ) アホ 言う な ! んな こと できる わけない …
( 光子 郎 たち ) うわ 〜! はっ … ( ティロモン の うなり 声 )
ああ …
( テントモン ) 光子 郎 は 〜 ん !
光子 郎 はん
わ い は … わ い は 光子 郎 はん の こと …
ど っ せい ! は あ !
( テントモン ) う お っ … ( 光子 郎 ) テントモン !
( テントモン ) う ぬ ぬ ぬ … う お 〜!
光子 郎 はん !
わて は … 絶対 に … 守る
光子 郎 は 〜 ん !
テントモ 〜 ン !
( テントモン ) テントモン 進化 〜!
( カブテリモン ) カブテリモン !
ふん ! ど っ せい !
ど や 光子 郎 はん
カブ … テリモン テントモン が 進化 した !
( カブテリモン ) 光子 郎 は ん ここ から が 本番 や
わて の ええ とこ バッチリ 見せ たる
うん
( カブテリモン ) ほ な いく で 〜!
ベビーフレイム !
( ピヨモン ) ピヨモン 進化 〜!
( バードラモン ) バードラモン !
みんな しっかり つかまって て !
( 太一 たち ) おう ! ( 空 ) うん お 願い バードラモン !
さあ ここ から は 僕ら の 番 だ よ !
ああ !
は あ 〜!
( アグモン ) アグモン 進化 〜!
( グレイモン ) グレイモン !
メガフレイム !
太一 まだ 何 か 来る
キリ が ない このまま ふりきる んだ
分かった !
( 超 音波 の 音 )
( 光子 郎 ) 間違い ない !
サウンドバードモン の 音波 が ティロモン を 操って る !
( カブテリモン ) ほ な あいつ を おとなしく さ せ たる わ
いく で !
む う 〜 ん
メガブラスター !
( 光子 郎 ) やった ティロモン が 去って いく
( カブテリモン ) ざっと こんな もん や
なんとか ふりきれた な
ピヨモン の おかげ だ よ ありがとう
うん
やった ね ピヨモン
最後 まで 話 を 聞け なかった な
( デジヴァイス の 着信 音 ) ん …
( 光子 郎 ) 太一 さん こちら 光子 郎 です
光子 郎 無事 か !?
はい 襲撃 を 受け ました が 切り抜け ました
カブテリモン の おかげ です
( 太一 ) よかった カブテリモン て ?
( 光子 郎 ) スゴ い こと が 起こった んです ! テントモン が 進化 した んです よ !
( 太一 ) おお ! やった な !
( 光子 郎 ) はい ! あ … そうだ
この デジモン に 注意 して ください
ほか の デジモン を 操って 僕ら を 襲わ せて いた んです
あ … 私 さっき の 戦い で 見かけた かも
( カブテリモン ) サウンドバードモン ちゅう ヤツ や
( 太一 ) 分かった そっち も 気 を つけて な 光子 郎
はい
( カブテリモン ) さあ お 仲間 ん とこ 急ぎ まひ ょ
僕 だけ が ここ に 飛ばさ れた の は 君 に 会う ため だった の か な
( カブテリモン ) なん や 聞こえ ん かった で
あ … なんでもない よ !
( カブテリモン ) なんでもない こと あら へん わ い の こと なんか 言う とった やろ
( 光子 郎 ) 本当に なんでもない って ば
( カブテリモン ) ほん ま に ? ほん ま に ?
( 光子 郎 ) 本当 ! 本当 だって ば !
コドモタチ オエ
( 謎 の 声 ) 頼む ぞ 選ば れ し 子供 たち
( ナレーション ) 小さな デジモン たち を 守る 少女 ミミ と 出会う 太一
襲い 来る 凶悪な 敵 を 太一 たち は 迎え撃つ
( 太一 ) 次回 「 デジモンアドベンチャー 」 “ 狙わ れた 王国 ”
( ナレーション ) 冒険 は 新たな 世界 へ