Mob Psycho 100 Episode 12
( 霧 藤 ( むとう )) 洗脳 は 恐怖 だけ で なく 欲望 でも できる んだ よ
( モブ ) ツボミ ちゃん
しばらく 眠って て
いい から 早く 律 ( りつ ) たち の いる 場所 を 教えて
おばさん
( 槌屋 ( つち や )) 誰 が おばさん じゃ ! こりゃ 〜!
( モブ ) あなた の 相手 を して いる 余裕 が ない んだ
あんた が やった の か ? 律 を !
( 遺志 黒 ( いし ぐ ろ )) 本部 から 連絡 が あって ね
間もなく ボス も 到着 する って
( 霧 藤 ) ボス 〜!
( 槌屋 ) も しか して 本部 の ボス ?
( モブ ) 師匠
( 霊 幻 ( れいげん )) 帰る ぞ
( 律 ) ボス と 勘違い さ せて 逃げる つもりじゃ ?
( 誇 山 ( こや ま )) ボス ( エクボ ) ん ?
( 誇 山 ) ちょっと 待って ください
( エクボ ) え えっ ? こいつ ヤベ え
誰 だ ? お前
( 桜 威 ( さ くらい )) 超 能力 結社 “ 爪 ” 第 七 支部 長
( 遺志 黒 ) 遺志 黒 だ よ
で 君 は ?
霊 と か 相談 所 所長 霊 幻 新 隆 ( あらた か ) だ
詳しく は ホームページ 見ろ
見 ねえ よ !
足 を 引きずって た の は ?
あっ ?
ちょっと 靴 に ガム くっついちゃ って
( ガム を 踏んだ 音 )
( 誇 山 ) 偽者 か ! て め え
勘違い さ せる つもりじゃ なかった の か
( 霊 幻 ) ん ?
( モブ ) 師匠
( 桜 威 ) あなた たち 何 を やって た んです か ?
こんな ヤツ に だまさ れる と は
まったく どう しよう も ない 人 たち です ね
( 遺志 黒 ) 私 を 差し置いて ボス に 成り済ます と は
はりつけ の 刑 !
だ あ 〜!
( せきこみ )
( テル ) 体 が … しびれる !
( 霊 幻 ) あ 〜 何 だ ? これ
( モブ ) 霊 専門 の 師匠 は 下がって て
( 遺志 黒 ) そう か 君 超 能力 者 だった んだ ね
オーラ 消して たから 分から なかった よ
えっ ? 誰 ?
( 霊 幻 ) なんか 分から ん が 逃げる ぞ !
( モブ ) はい
( 律 ) 早く ( トメ ) う っ あた たた …
( 霊 幻 ) う お 〜
( トメ ) なに なに ? ( 霊 幻 ) おい あっ ち あっ ち !
( 律 ) 早く !
( 麗 ( れい )) うわ 〜! ( トメ ) 痛い 痛い …
( 遺志 黒 ) 逃がさ ない よ
( テル ) 瞬間 移動 ? すごい 力 だ
( 律 ) 僕 と は 比べ物 に なら ない
きて る わ 〜
感じ まくり だ わ
電波 り すぎ !
こいつ ら に 対抗 できる の は … 影山 ( かげ やま ) 君 頼む !
えっ ?
( 遺志 黒 ) 私 が やる よ
( 桜 威 ) は っ !
( 遺志 黒 ) 確かに 君 は 強い ね
でも 残念 ながら
君 は 私 に 近づけ も せ ず
ペシャリ だ よ
は あ 〜 っ !
( モブ ) う っ …
あっ 兄さん !
モブ
あっ
ん ぐ っ …
( 遺志 黒 ) 私 の 力 に 耐える なんて なかなか やる ね
じゃあ 重力 を 上げて みよう か !
ふ っ !
くっ ! う っ …
重力 を 操る の か ?
兄さん が 対抗 できて ない
だが 潰れ ない ギリギリ で こらえて い ます
大した 素質 だ
( 遺志 黒 ) ふん !
( 霊 幻 ) 対 超 能力 者 ドロップキ 〜 ック !
( 遺志 黒 ) うわ !
( モブ ) 師匠
( 霊 幻 ) モブ
お前 こんな ヤツ ら と 超 能力 で 戦う 気 か ?
人 に 向ける もん じゃ ねえ って 話 した よ な
ルール 破 ん の か ?
そんな ルール が ?
僕たち を 助ける ため に しかたがなかった んです
モブ お前 …
そこ まで 追い詰め られて た の か
つらかった な
こいつ は 人 と の 対立 が 大 の 苦手な んだ よ
まして や お前 ら みたいな 大人 が な
こんな 不器用で
ヘコ みやすい ガキ を いた ぶる って の は
気分 が 良く ねえ な
弟子 に 余計な ストレス ため させ ん じゃ ねえ よ !
お前 ら な 教えて いい か ?
人 を 傷つけて は いけない んだ ぞ
だから こいつ ら に ケンカ は さ せ ねえ
でも お前 ら が 聞く 耳 持た ない っつ うん なら
俺 が 相手 して やる
貴 様 が 戦う と いう の か ?
師匠
やっぱり 隠れた 能力 が ある の か ?
( 霊 幻 ) これ を 見ろ
何かと 思えば くだら ん
お前 は これ を 見て いる うち …
催眠 術 パンチ !
( モブ ) えっ ? ( 麗 ) 普通に 殴った
全然 超 能力 じゃ ない !
ふざけ ないで ください よ
危ない !
( 霊 幻 ) うわ っ … ハア 〜
それ どう なって んだ よ ?
( 槌屋 ) あんた が 私ら の 相手 できる わけない でしょ
( 霧 藤 ) 我々 は 爪
超 能力 者 の 集団 な んだ ぞ
( 遺志 黒 ) 我々 は ね 世界 を 征服 しよう と して いる んだ よ
本気 か よ
本気で んな こと ?
あっ こい つら みんな 大人 に なれ ない 子供 たち だ
モブ ! 逃げる ぞ !
( 遺志 黒 ) やれ !
( 霧 藤 ) う っ ! ( 霊 幻 ) ふ っ ! おりゃ !
( 麗 ) えっ ?
ちょっと あんた は 戦わ ない の ?
ええ 〜? レベル が 違い すぎて
は あ ?
う っ …
影山 君 一緒に 戦って くれ !
そ … そうだ ね 僕 が やっつけ ない と
もう 兄さん しか どうにも でき ない
( 霊 幻 ) やめろ ! 反撃 する な !
ここ は 大人 の 俺 が なんとか する から !
( テル ) なんとか って このまま じゃ 全員 死ぬ ぞ !
( モブ ) 花沢 ( は なざ わ ) 君
律 !
師匠
みんな を 死な せる わけに は いか ない
僕 が 戦う しか ない んだ
たとえ 相手 が どう なった と して も
これ が …
僕 の 殺意 !
ダメだ 反撃 する な ! モブ
お前 が 苦しく なる だけ だ
嫌な とき は な 逃げた って いい んだ よ !
師匠 !
うわ っ !
( 霊 幻 ) う っ …
師匠 〜!
( モブ ) 本当 は 誰 も 傷つけ たく ない んだ
でも やら なきゃ やられちゃ う じゃ ない か
だけど 師匠 は 逃げて も いい って 言った
だから …
師匠 に 任せる
うわ 〜!
イテッ
何 だ ? これ
おもちゃ じゃ ねえ か !
うわ っ !
えっ ? どうして ?
立ち 上がれる んだ ?
( トメ ) ん ? ( 麗 ) えっ ?
お前 ら に は 分から んだろう が
こんな 遊び に つきあえる ほど 社会 人 は 暇じゃ ねえ んだ よ
貴 様 に 何 が 分かる ?
社会 が なんだ !
まともな 社会 しか 生きて こ なかった ような ヤツ が
偉 そうに 説教 する な !
俺 は 社会 に 虐待 さ れ 捨て られた
その せい で この 力 を 手 に 入れた んだ !
分かる よ お前 の 気持ち
でも 勘違い す んな
どんなに 特別な 力 が あった って 人 は 人だ
それ 以上 でも 以下 でも ねえ んだ よ
( 桜 威 ) うわ っ ! う っ …
あっ … お っ ?
う っ !
う う …
フッ へ へ へ へ ッ …
( 槌屋 ・ 誇 山 ) おりゃ 〜!
ワオ 〜 ウウ 〜
フフ 〜 ン
フッ 弱い な
俺 少 林寺 拳法 緑 帯 だ ぞ
そう か 影山 君 師匠 に 力 を 託した の か
電波 り すぎ !
師匠
ありがとう ございます
( 遺志 黒 ) 私 も 体 張る しか ない ね
500 キロ !
なんか 体 の 調子 が いい な
大人 に 任し とけ
( 遺志 黒 ) えい っ !
( 霊 幻 ) うわ っ おっと と と …
( 遺志 黒 ) ふん !
1000 キロ !
2000 キロ !
う う 〜!
あっ
( 麗 ) 行こう 行こう 行こう !
( 遺志 黒 ) ふ ぬ っ !
( 遺志 黒 ) えい っ えい っ … ( 霊 幻 ) う っ !
( 遺志 黒 ) 君 が どんなに 強い 超 能力 者 でも
優れた 超 能力 者 と は 言え ない ね
なぜなら 支配 欲 が ない から !
上 乗った まま しゃべって んじゃ ねえ よ
どけ !
( 遺志 黒 ) ん ?
それ とだな
( 遺志 黒 ) う っ ! なんで ?
初対面 の 人間 と 話す とき は マスク 外せ !
あっ
ハア ハア …
あ … たこ焼き 屋 の おじさん
なかなか ね いい タコ が 手 に 入ら なく って ね
君 が すごい タコ だった なんて 気 が 付か なかった よ
目立た ない ように オーラ 消して た んだ ね
おじさん も でしょ
でも どうして たこ焼き 屋 なんか に ?
目立た ない ように 超 能力 者 を 探して た んだ よ
世 の 片隅 に 潜んで る つもりだった んだ
我々 が 世界 を 手 に する まで は !
世界 を 手 に する ?
そう 頂点 に 立つ んだ !
君 も そう したい だ ろ ?
人 から もっと 敬わ れ こび へ つられ 崇 ( あが ) め られる
そう なり たい だ ろ ?
つまり モテ たい んだ ? おじさん
でも 超 能力 持って て も
モテ ない で すよ
ん ?
そう あんた も モテ ない 諦めろ
う う … なんだ と 〜
学校 ごと 消して やる
学校 ごと ?
う う 〜!
うわ 〜!
消せ 消せ 消せ 消せ 消せ !
どう なって ん の ? これ
マズ い
あんた たち なんとか し なさい よ !
ふ っ !
この 中 だ と 力 が 使え ない
僕 も
( 遺志 黒 ) これ で もう みんな 消えちゃ うよ 〜!
う っ …
( エクボ ) フ 〜 フフッ
消える の は お前 の 野望 だ
エクボ ?
体 を 乗っ取った の か ?
( エクボ ) フフフフッ
はい ! これ で もう おしまい !
( エクボ ) ふ 〜 ん ! ああ 〜
う っ ゲップ !
力 を 補給 で きたな
エクボ
悪霊 か ? これ
なんで お前 に 見える んだ ?
あっ 師匠 が 僕 の 力 を 少し 吸収 した から かも
ああ 〜 仕事 に 役 に 立つ な
しっ 支部 長
もう 支部 長 じゃ ない
第 七 支部 は 解体 だ よ
えっ ?
じゃあ 俺 たち は ?
本部 に 拾って もらえたら いいね
ちょ っ …
( 霊 幻 ) 自分 が 主役 と 勘違い して 力 を 弄ぶ ヤツ は
結局 どこ の 世界 で も 消え去る んだ よ
( エクボ ) お 〜 おお 〜
ツボミ ちゃん
( エクボ ) う 〜 ん
お姫様 の 目 を 覚ます の は キス だろう が
えっ ?
( エクボ ) う 〜 ん ムチュ ムチュ …
( ツボミ ) う う 〜
う 〜 ん
( エクボ ) ムチュ ムチュ 〜
あ 〜 早く !
( トメ ) あた 〜 っ !
あっ ! イテッ
あんた ! 王子 様 に なろう なんて 100 年 早い の よ !
トメ さん
う 〜 ん よく 寝た 〜
あれ ? 私 なんで ここ に いる んだ っけ ?
あっ え 〜 っと …
カラオケ して た とこ まで しか 覚えて ない
あれ ?
こういう の って え 〜 っと …
記憶 … 糖質 !
それ “ 記憶 喪失 ” じゃ ?
えっ ?
なくす と ダイエット に いい って テレビ で 見た もん
フフフ … いろいろ ご っちゃ に なって る わ ね
( 鳥 の さえずり )
(2 人 ) いって きま 〜 す
( 律 ) 兄さん
( モブ ) なに ? 律
僕 は 兄さん みたいに なり たかった
特別な 力 が 欲しかった
( モブ ) 律 …
でも これ から は 僕 も なる よ
兄さん みたいな …
いい ヤツ に
( 郷田 ( ごう だ )) 肉 改 ( に くかい )〜!
( 郷田 たち ) ファイッ オー ! ファイッ オー ! ファイッ オー ! ファイッ オー !
( 霊 幻 ) 世の中 に は いまだ 科学 で は 解明 でき ない —
超 自然 的な 能力 が 存在 する
( 郷田 ) 明日 も 頑張る ぞ 〜!
( 郷田 たち ) おお 〜!
( 霊 幻 ) そうした 力 を 持つ 者 全て が 能力 を 誇示 し
人々 を 恐怖 に 陥れ
支配 しよう と する わけで は ない
( 郷田 ) プロテイン でも 飲み に 行く か ?
( 部員 たち ) お っす ! ( 郷田 ) うん よし !
( 霊 幻 ) その 力 を ひっそり と 誰 か の ため に 使う 彼ら を
人 は こう 呼ぶ
目立た ない けれど “ いい ヤツ ” と
♪〜
あっ
あっ 茂夫 ( しげ お ) 君
一緒に 帰る ?
えっ ? おお …
や だ 〜 茂夫 君 大変 !
ツボミ ちゃん それ “ 変態 ” じゃ ?
もう 茂夫 君 細か すぎ !
( 霊 幻 ) ただし …
( ツボミ ) ふん !
( 霊 幻 ) いい ヤツ だ から と いって モテ ない ヤツ は モテ ない
ああ 〜 疲れた
ああ 〜 お前 が 俺 に 力 を 託す から だ よ
すいません
うん
今月 は バイト 代 なし な
はい !
茂夫 人 よす ぎだ ろ
( モブ ) 僕 を いい ヤツ に して くれた の は
師匠 だ
僕 を 救って くれた の も
今 僕 の 心 に ある の は ただ ひと つ
師匠 へ の 感謝
〜♪