Darling in the FranXX Episode 13
( ヒロ ) ウウッ … ( ナナ ) 危険だ わ !
このまま で は ストレリチア を 介して 2 人 の 深層 意識 が 融合 する !
( ノイズ )
( ヒロ ) あっ …
( ゼロツー ) その 部屋 は 私 の 世界 の 全て だった
窓 の 外 の 景色 に は 決して 届か ない —
閉ざさ れた 世界
( ヒロ ) その 場所 は 僕 の 世界 の 全て だった
〝 ガーデン 〞
コドモ だけ が 暮らす 閉じた 世界
( ガラス の 割れる 音 )
( ゼロツー ) だ けど あの 日
私 は 初めて 外 に 出た
今 でも 忘れ ない
( ヒロ ) ずっと 忘れて いた
( ゼロツー ) 見上げた 空 の 広 さ を
( ヒロ ) つないだ 手 の ぬくもり を
( ヒロ ・ ゼロツー ) 2 人 で 交わした あの 誓い の こと を
( ゼロツー ) 私 は 何 者 なんだろう ?
あの ころ の 私 は そんな こと さえ 考え も し なかった
物心 ついた とき に は もう そこ に 閉じ込め られて いた
もっと 古い 記憶 も あった 気 が した けれど
すぐに 忘れて しまった
( ドア の 開く 音 )
これ も 何 か は 分から ない
多分 母親 と いう もの の 代わり だった のだろう
ある 日 彼女 は 一 度 だけ 食事 で ない 物 を 持ってきて くれた
( におい を 嗅ぐ 音 )
( かじる 音 ) ( ゼロツー ) ウウッ …
ンンッ … ンッ …
あっ …
( ゼロツー ) それ は 絵本 だった
めくる 度 目 に 飛び込んで くる 明るい 色 いろいろな 形
文字 も 書いて あった けれど 何て 書いて ある か は 分から なかった
そして 彼女 は その 日 を 境 に —
二度と 現れ なかった
ともかくも これ は 私 の 初めて の きれいな もの
きれいな もの は きっと 外 の 世界 に ある
その とき の 私 は そう 無邪気に 信じ込んだ
そして それ は 半分 当たって いて …
半分 違って いた
( ヒロ ) 僕 は 何 者 なんだろう ?
そのころ の 僕 は そんな こと ばかり 考えて いた
物心 ついた とき に は ガーデン に いた
僕ら は パパ たち の ため に 戦う パラサイト に なるべく —
ここ で 暮らして いた
コドモ は みんな コード ナンバー で 呼ば れて いた
ナンバー が 若い ほう が パラサイト と して の 素質 は 高い
099 まで の 2 ケタ 組
その 中 でも 10 番 台 は 更に 優遇 さ れて いた
僕 も その ひと り で ほか の みんな と は 違う —
特別な コドモ だ と いわ れて いた
( ヒロ ) あっ …
( ヒロ ) あっ …
( イチゴ の 泣き声 )
( ヒロ ) 泣いて る の ?
( イチゴ ) 私 変な の か な ? ( ヒロ ) えっ ?
( イチゴ ) みんな と 同じじゃ ない から
( ヒロ ) あっ …
( イチゴ ) みんな もう 笑わ なく なっちゃ った
もう 怒ら ない し 泣か ない
私 だけ 涙 が 出る の
私 も みんな と 同じに なり たい
どう したら いい の か な ?
お 注射 もっと たくさん 打てば いい の か な ?
( 泣き声 )
僕ら は 10 番 台 だ から 最初 から みんな と は 違う んだ きっと
( イチゴ ) そんな の ヤダ みんな と 違っちゃ う の 怖い よ
( 泣き声 )
ねえ 名前 付けた げ よう か ?
( イチゴ ) えっ ?
( イチゴ ) 名前 ? ( ヒロ ) うん
僕 自分 で 自分 に 名前 付けて る んだ
番号 じゃ なくて —
本 に 出て くる 人 たち みたいな その 人 だけ の 名前
僕 の 名前 は ね ヒロ !
( イチゴ ) ヒロ ? ( ヒロ ) ねえ どう ?
僕 と 一緒 なら いい でしょう ? 君 に も 名前 付けよう よ
( イチゴ ) あっ … うん
君 の 名前 … う 〜 ん …
ハッ … イチゴ !
( イチゴ ) イ … イチゴ ? ( ヒロ ) うん !
ほら コード 015 だ から “ イチゴ ”
( イチゴ ) それ が 私 の 名前 … ( ヒロ ) うん どうか な ?
( イチゴ ) あっ …
( ヒロ ) 名前 が ある と —
誰 か と 違って て も いい って 気持ち に なる んだ
( イチゴ ) そう な の ? ( ヒロ ) うん
だって 自分 の ため だけ の 呼び 方 だ もん
私 だけ の …
そう “ イチゴ ”
あっ …
( イチゴ ) これ みんな に も 付け られる ?
( ヒロ ) えっ ? うん
じゃ みんな に も 広めよう よ ! えっ と …
ヒロ が みんな に 名前 を 付ける の !
( ヒロ ) それ は ただ の 遊び だった
僕 は みんな に たくさん 名前 を 付けた
サミー ジュンナ ナック
トシ サクト シンヤ
それ に ミツル
名前 なんて 呼び 方 の ひと つ に すぎ ない
でも たった それ だけ で 不安 が 晴れる 気 が した
( 職員 A ) 何 を して いる ?
呼称 を 無断 で 変える こと は 許可 さ れて い ない
( コドモ たち ) あっ …
ンッ …
どうして 名前 を 付けたら ダメな んです か ?
(2 人 ) ンッ …
( 職員 B ) あの 子 は … ( 職員 A )10 番 台 か
( 職員 B : 小声 で ) 上 に 報告 し ます か ?
( 職員 A ) とにかく あまり 勝手な マネ は し ない ように
( ドア の 開く 音 )
( イチゴ ) ハァ … ( ヒロ ) ンッ …
( ヒロ ) オトナ は 僕 の 知り たい こと に は 答えて くれ なかった し —
ほか の コドモ たち も 黙った まま だった
( ヒロ ) ガーデン で は 定期 的に コドモ が 少しずつ い なく なって いた
彼ら が どこ に 行った の か オトナ は 知らせて くれ なかった
その 一方 で 僕 は 特別な 研究 対象 に 選ば れて —
ひと り だけ ラボ で テスト を 受けて いた
うまく できたら ご 褒美 が もらえる
でも 僕 の 疑問 に 答えて くれる 人 は 相変わらず 誰 も い なかった
( ヒロ ) あっ …
( ゼロツー の うなり 声 )
ツノ ? あっ …
( うなり 声 )
( フランクス 博士 ) すばらしい
( フランクス 博士 ) これ まで の 実験 体 など 比べもの に なら ん
人間 と して の 形 を ここ まで 維持 して いる と は …
アアッ …
( レーザー の 音 )
( 貫通 音 )
( 悲鳴 )
( フランクス 博士 ) おお ! 見ろ すばらしい !
お前 は すばらしい 子 だ !
( ヒロ ) あの ツノ の 生えた 子 って 誰 な んです か ?
( 職員 ) また 質問 … ( ヒロ ) えっ ?
( 職員 ) 部屋 に 戻り なさい あなた は 知ら なくて いい こと よ
( ヒロ ) ンッ …
( ヒロ ) 初めて 見た 赤い ツノ の 生えた コドモ
知り たい こと が また 増えた
そう だ
( ヒロ ) 誰 も 教えて くれ ない なら 自分 で 確か めに 行けば いい
( 足音 )
( 職員 ) 君 ロビー は そちら で は ない
( ヒロ ) あっ …
( ヒロ )… と は いって も そんなに 簡単じゃ ない よ ね
裏口 なんて 見当たら ない し
( ため息 )
自分 で 何 か を 探す の って 難しい んだ な
うん ? あっ …
あの 子 …
( ヒロ の 力み 声 )
ンンッ … ハッ …
( ゼロツー の 力み 声 )
ハァハァ …
あっ … あっ …
( ゼロツー ) ンンッ … ンッ …
( うなり 声 )
( 職員 ) ハァ …
( ドア の 開閉 音 )
( 笑い声 )
あっ …
アア …
すごい … すごい や
( ヒロ ) なぜ だろう ? とても … とても うれしかった
( ヒロ ) ミツル ! ( ミツル ) うん ? あっ …
ヒ … ヒロ
ラボ に 行く の ?
( ミツル ) うん
( ヒロ ) どうした の ?
( ミツル ) 僕 注射 打つ んだ ( ヒロ ) えっ ?
( ミツル ) で ない と 僕 きっと 残れ ない から
( ヒロ ) エリキシル 注射 を 打つ こと が 何 を 意味 する の か —
あそこ に いた コドモ なら みんな 知っていた
劇的な 適正 値 の 向上 が 期待 できる 一方 で —
その 成功 率 は すごく 低かった んだ
失敗 すれば 帰って こ られ ない
( ミツル ) 僕 ヒロ と 一緒に パラサイト に なり たい んだ
えっ ? 僕 と ?
( ミツル ) もし 戻って こ られたら 一緒に 乗って くれる ?
当たり前だろう
あっ … フフッ …
( コドモ B ) また だ ( コドモ A ) 今度 は 494 だって
( コドモ B ) その 前 は 367 だった ( コドモ A ) 昨日 話した のに …
( コドモ C ) パパ に 見捨て られた んだ
( コドモ A ) 次 は 私 な の か な ? 怖い よ
( ヒロ ) なんとか し なきゃ ( ゴロー ・ イチゴ ) えっ ?
( ゴロー ) でも パパ たち が 決めた こと だ
私 たち じゃ どうにも …
( 職員 ) コード 016 (3 人 ) あっ …
( 職員 ) 準備 を し なさい
( ヒロ ) あの … い なく なった 子 は どこ …
( 職員 ) 準備 を ( ヒロ ) えっ あの …
アア …
( 職員 A ) 感受性 が 強 すぎる の も 問題 だ
( 職員 B ) ほか の コドモ に 影響 を 与え かね ない
( 職員 C ) 黄 血球 ( おう けっきゅう ) の 投与 量 を 増やす べきで は ?
( フランクス 博士 ) そのまま に して おけ
( 職員 たち ) は ぁ ?
( フランクス 博士 ) ああいう コドモ が どんな パラサイト に 育つ か 興味深い
あっ …
( ゼロツー の 悲鳴 ) ( ヒロ ) あっ !
( ゼロツー の 悲鳴 )
( ゼロツー ) ウウッ … ( ヒロ ) あっ …
ハッ …
( ゼロツー ) ウウッ … ハァハァハァ …
( 悲鳴 )
( ゼロツー の うめき声 ) ( ヒロ ) アア …
あっ !
( 職員 ) 何 を して いる ? ガーデン に 戻れ
( ヒロ ) あ … あれ … やめて あげて ください あいつ …
( 職員 ) お前 に は 関係ない
( 職員 ) 来 なさい ( ヒロ ) で … でも … でも …
( ゼロツー ) アアッ …
( ヒロ ) でも …
知り たい こと ばかり 増える んだ
僕ら は 何者 な んだろう って
どうして 名前 を 付けちゃ ダメな んだろう ?
い なく なった 子 は どこ に 行った の ?
ミツル は 帰って こ られる ?
あの 子 は 誰 ?
オトナ は どうして 答えて くれ ない んだろう ?
どうして みんな 黙って いる んだろう ?
あの 子 は …
( 吹雪 の 音 )
( ゼロツー ) ウウッ … ハァハァ …
( ドア の 開く 音 ) ( ゼロツー ) ウッ …
ハッ !
( ヒロ ) ウワッ !
ンンッ …
ハァ …
( ヒロ ) 僕 に は 何も 分から ない
でも …
窓 から 離れて て !
( ガラス の 割れる 音 )
( ゼロツー ) ウウッ …
( 吹雪 の 音 )
( ヒロ ) こっち へ 来て ! ここ から 逃がして あげる
( ゼロツー の うなり 声 )
( ヒロ ) 君 は …
君 は あの とき 笑って いた から
アア … アア …
( ヒロ ) 答え も 問い も 聞こえ ない この 世界 で …
( 折れる 音 ) ( ヒロ ) あっ …
( ヒロ ) ウワッ ! ( 落ちる 音 )
( ヒロ ) 僕 に は 君 が まぶしく 思えた んだ
( ゼロツー ) それ は 私 が 初めて 感じた 外 の 世界
白くて 冷たくて …
( 倒れる 音 ) ( ゼロツー ) ウウッ …
ンッ … ハァ …
( ゼロツー ) 知ら ない もの だらけ の 所
( 雪 の 落ちる 音 ) ( ゼロツー ) あっ … ウウ …
( 鳥 の 鳴き声 ) ( ゼロツー の うなり 声 )
( 小 動物 の 鳴き声 )
( 鳴き声 ) ( ゼロツー ) あっ …
( 力み 声 )
( ヒロ ) ウッ … ( ゼロツー の 力み 声 )
( ヒロ ) あっ …
あっ !
( ヒロ ) な … な に 食べて る の ? ( ゼロツー ) ンンッ …
ダ … ダメだ よ 飲み込ま ないで 吐き出して
ンンッ …
( かみつく 音 )
いった … ンンッ …
( ゼロツー ) ンンッ …
アアッ … ひどい よ 僕 ただ …
( ゼロツー ) ウウ 〜 ッ …
ウウ …
もし かして 言葉 が 分から ない の ?
僕 コード 016 ヒロ
( ゼロツー ) ウウ …
( ヒロ ) 君 の コード は ? ( ゼロツー ) ウッ ?
( ヒロ ) あ 〜 全然 分から ない の か な
あっ … 君 ハダシ だ
あっ …
“002” 見た こと ない 番号 だ
( ゼロツー ) ウッ ? ( ヒロ )002…
う 〜 ん … “ オニ ”
いや “ ゼロツー ”? あんまり よく ない ね
( ゼロツー ) う ぇ ー ち ゅ ( ヒロ ) えっ ?
( ヒロ ) 分かる ? 名前 って ( ゼロツー ) う ぇ ー ち ゅ !
う ぇ ー ち ゅ ! う ぇ ー ち ゅ !
( ヒロ ) もっと いい の 考えつけば よかった な
行こう ゼロツー
( ヒロ ) もっと 遠く に 行こう ! ( ゼロツー ) アア …
( ゼロツー ) 彼 の 言葉 の 意味 は 分から なかった けれど —
彼 の 声 が 私 を 呼ぶ
彼 と 一緒に 見る
彼 と 一緒に 歩く
その こと が 私 に は ただただ 楽しかった
( ヒロ ) はい どうぞ
ウッ ?
( ヒロ ) 食べ物 だ よ ちょっと 待って
( ゼロツー ) ウウ … ( ヒロ ) はい
( ヒロ ) あ 〜… ( ゼロツー ) あ 〜…
ンンッ …
( ゼロツー ) ンン 〜 ッ … ( ヒロ ) ハハハッ … フフフッ …
( ゼロツー ) ア … アア … ( ヒロ ) うん ?
( ゼロツー ) ンンッ …
ンンッ …
アー …
えっ ? いい の ? 僕 が 見て
( ゼロツー ) アー !
ありがとう
( ヒロ )「 まもの と 王子 様 」
わ あ … きれいな 絵 だ ね
えっ と … “ とある 国 の 真っ暗な 森 の その 奥 に ”…
( 警備 兵 ) ああ 間違い ない (2 人 ) ハッ …
( 警備 兵 ) この 辺り だ
( 警備 兵 ) まだ 近く に いる はずだ
( 警備 兵 ) 捜せ ( 警備 兵 たち ) は っ !
( ゼロツー ) ウウッ …
あ … 安心 して 僕 が 話せば …
( 警備 兵 ) コード 016 は どう し ます ?
( 警備 兵 )002 が 優先 だ 逆らったら 殺して も かまわ ん
ハッ …
( ゼロツー ) あっ … ( ヒロ ) 大丈夫
僕 は 君 を 守る から
( ヒロ ) “ 真っ暗な 森 の その 奥 に —”
“ 強く 美しい まもの の 姫 ”
“ 月 の 光 に 誘わ れて 人間 の 国 に 迷い 込み —”
“ 小さな 城 の 夜 の 庭 で ひと り の 王子 に 恋 を した ”
“ しかし 姫 は まもの の 子 ”
“ 背 に は 灰色 の 翼 が あった ”
“ まもの の 姫 は 困り果て 森 の 外れ の 魔女 に 聞く ”
“「 人間 と して 生き たい 」 と 「 あの 人 と 結ばれ たい のだ 」 と ”
すると 魔女 は こう 言った
“「 いい と も お前 の 翼 と 引き換え だ 」”
“「 しかし 覚えて おいで 」”
“「 どんなに 姿 を 偽って も まもの の お前 は …」”
“「 いずれ 王子 の 命 を 食って しまう だろう 」”
( ゼロツー ) ウッ ?
ごめん 悲しい お 話 だ なって
同じ 人間 じゃ ない から
2 人 は 結婚 でき ない の か な ?
( ゼロツー ) えっ おん ? ( ヒロ ) うん
大切な 人 と —
ずっと 一緒に い よう って 約束 する んだ って
もし 2 人 が 同じ 人間 なら …
ウッ ?
( 笑い声 )
う うん さあ もう 少し 歩こう
( ゼロツー ) ウウッ … ( ヒロ ) 大丈夫 ? 見せて
あっ …
青い …
と … とにかく 何 か … あっ …
( ゼロツー ) ウウッ !
ウウッ …
我慢 して !
動物 は 傷 を なめて 治す んだ って 本 に 書いて あった んだ
( ゼロツー ) あっ …
えっ おん ?
( ヒロ ) えっ ? ( ゼロツー ) えっ おん
えっ おん ?
うん ここ を 出たら ね
僕 も 君 と ずっと 一緒に いたい もん
そし たら 僕 … 君 の …
( ノイズ ) ( ヒロ )… だ !
ハッ …
ダー …
( 泣き声 )
( ゼロツー ) なぜ か 涙 が 出た 傷 の 痛み の せい じゃ ない
( ヒロ ) あっ … ( ゼロツー ) ウッ ?
ヤドリギ だ …
( ゼロツー ) そうだ 私 は 多分 うれしかった のだ
絵本 の 中 の 世界 みたいな きれいな もの に —
きっと この 人 と なら なれる のだ と
でも この 世界 は それ を 許して は くれ なかった
( ヒロ ) なぜ ? どうして な んだろう ?
答え を 探し 出せ ない の は 僕 が 誰 か を 守る 力 も 持た ない —
ただ の コドモ だ から だろう か ?
( ゼロツー ) どうして 気づか なかった のだろう
私 と 彼 は 違う 色 の 血 が 流れる 別の 生き物 で …
この 私 は バケモノ だった と
( ノイズ )
( 研究 員 ) コドモ らしから ぬ …
( 研究 員 ) 記憶 は 消せ ( ヒロ ) ゼロツー !
( フランクス 博士 ) しかし 実験 … ( ゼロツー ) ダーリン !
( イチゴ ) もう 名前 付け ない の ? ( ミツル ) どうして ? ウソつき !
( ナナ ) このまま で は 危険だ わ ! ( 職員 ) バケモノ め !
( ゼロツー ) そう … だ から 私 は 誓った んだ
どんな 手 を 使って でも 人間 に なって み せる
彼 と 同じに なれば ずっと 一緒に い られる はずだ から
( ちぎれる 音 )
( ミク たち ) デルフィニウム !
( イチゴ ) ウワーッ !
ヒロ ! ゼロツー から 離れて !
( イチゴ ) そい つ は ヒロ を 利用 する ため に 近づいた んだ
そい つと いる と ヒロ まで 人間 じゃ なく なっちゃ う !
( ゼロツー ) そうだ よ だって ボク は …
( ヒロ ) 絵本 の … ( ゼロツー ) あっ …
君 が あの とき の …
絵本 の 女の子 だった んだ ね
( ゼロツー ) ハッ … あっ …
♪〜
〜♪