Darling in the FranXX Episode 24
( ゼロ ツー ) 宇宙 の 果て へ と 向かう 蜜月 の 日々
その 道のり は あまり に も 遠い
それ でも …
( ヒロ ) 不思議 だ
( ヒロ ) もう 何 日 も たって いる はず な のに
お なか も すか ない し 眠く も なら ない
俺 は このまま 叫 竜 ( き ょ り ゅ う ) に なる の か な
( ゼロ ツー ) 怖い ?
全然 まるで 君 の 一部 に なった みたい だ
君 の 中 で 広 がって いく 君 が 何 を 感じ て いる の か 分かる
( ゼロ ツー ) ボク も だ ダーリン
( ゼロ ツー ) また 来 た
( 発射 音 )
( はじく 音 )
( ヒロ ) ゼロ ツー いく よ ( ゼロ ツー ) 来 て ダーリン
( 発射 音 )
( 爆発 音 )
僕たち は どこまでも 飛 ん で いけ る
今 の 僕たち は 無敵 だ
( 新 ナナ ) 少し 大きく なって き まし た ね
妊婦 用 の 衣類 用意 し ま しょ う
( ミツル ) お 願い し ます
( ココロ ) あっ でも 私 だけ 特別 に し て もらう わけ に は …
( 新 ナナ ) いいえ
あなた が 初めて の 妊婦 と して これ から の 模範 に なる の です から
先 を 考える なら こういう こと は しっかり し て おき ま しょ う
( ココロ ) フフッ … はい
( ゾロメ ) あら よっ と !
オッ ! ここ だ ここ だ
( イチゴ ) よく 残って た よ ね
( ナナ ) あんまり 危ない 所 へ 行っちゃ ダメ よ
( ゾロメ たち ) は ~ い !
( フトシ ) ホント だ あん だけ 枯れ かけ て た 植物 たち が …
( イクノ ) ほとんど 奇跡 ね
( ゾロメ ) ホント ここ で いろんな こと あった よ な
( ミク ) ミス トル ティン が ミク たち に 残し て くれ た の か な
( ゴロー ) ああ 俺 たち また イチ から やり 直せ る ん だ
( イチゴ ) ンンッ …
よっ しゃ !
( イチゴ ) よっ と …
こんなに 資料 持ち帰って どう する の ?
( イクノ ) ちょっと やり たい こと が でき た ん だ
( ミク ) うまい もん ね
そう したら ここ の 糸 を …
( ミツル ) あ … あの … N ( ココロ たち ) うん ?
何 か 手伝え る こと は あり ませ ん か ?
心配 し ない で みんな い て くれる し 大丈夫
( ミツル ) でも 何 か し て ない と … N ( ゾロメ ・ フトシ ) ココロ ちゃん !
( ゾロメ ) ジャマ だ デブ ( フトシ ) デブ って 言う な
ココロ ちゃん これ 食べ て
( ココロ ) えっ ?
( ゾロメ ) ズリイ よ ! これ も これ も
ありがとう
ナナ さん に 相談 し たら 持っていって いい って
うんと 食べ て 栄養 つけ なきゃ だ もん ね
うん ありがとう
( ゾロメ ) よっ しゃ ! じゃ 畑 に 戻る ぞ
( ミツル ) ち ょ … ちょっと …
( フトシ ) 大丈夫 ! そんな すぐ は 生まれ ない って
( ミツル ) あの … N ( ココロ ) うん ?
い … いって き ます
はい いって らっしゃい
( イチゴ ) ヒロ と ゼロ ツー まだ 戦って る の か な ?
苦しく なる ん だ
あの 2 人 に 何 か 少し でも し て あげ られ たら なって
( 手 を 置く 音 )
それ は みんな 一緒 だ よ
でも 俺 たち は や れる こと を やる しか 今 は ない ん だ
あいつ ら が そうした よう に
( ゼロ ツー ) どの 星 か 分かる ?
( ヒロ ) 地球 から すごく 離れ ちゃ って 見え 方 も 違う から 全然 分から ない
( ゼロ ツー ) じゃ ボク ら で 星座 作っちゃ お う か
( ヒロ ) 星座 を ?
( ゼロ ツー ) 例えば あの 星 と あの 星 を …
( アラーム 音 )
( ゼロ ツー ) 残念 敵 だ
( ゼロ ツー ) ダーリン 行 こ う ( ヒロ ) うん
( ゼロ ツー ) 大丈夫 時間 なら たっぷり ある さ
( 爆発 音 )
( ミツル ) ハァ ハァ ハァ ハァ …
ハァ ハァ ハァ ハァ …
( ゴロー ) ミツル 早く !
ココロ さん !
( 泣き声 )
えっ …
( 足音 )
アア …
フフ フッ …
ほら パパ です よ
( 赤ん坊 の 声 )
( 泣き声 )
( イチゴ ) それ は 私 たち が 選 ん だ 最初 の 未来 だった
( フトシ ) よく やった ミツル ! お前 が パパ 1 号 だ !
( イチゴ ) それ を 私 たち は 決して 忘れ ない
( ゾロメ ) 人間 って 生まれ ん だ な
私 たち は 知ら さ れ た
ナオミ !
( ナオミ ) あっ …
( ナオミ ) みんな …
この 生活 に 没頭 し て いった
みんな それぞれ の 自分 を 見つけ られる よう に
そして また 決心 し た 仲間 が 1 人
( ゴロー ) よっ と …
じゃ ちょっと 世界 を 見 て 回って き ます
使える 機材 な ん かも この先 もっと 必要 と なる だ ろ う し
やっぱり 心細い と 思う んで
( ハチ ) 長い 旅 に なる だ ろ う が よろしく 頼む
気 を つけ て ね
いい の ? イチゴ 寂しく なる よ
うん … でも これ が ゴロー らしい 生き 方 な ん だ
( ゴロー ) 準備 でき た ( イチゴ ) うん しっかり や ん な
( ゴロー ) ヒロ に 負け て らん ねえ から な
( イチゴ ) うん
たまに は 連絡 くらい し …
ンンッ …
( ゾロメ ・ ミク ) え えっ ?
ち ょ … ち ょ … ちょっと !
( ゴロー ) じゃ みんな 元気 で
イクノ に 頼ま れ た 物 探し て くる よ
は いはい よろしく
じゃあ な !
( イクノ ) まったく … ゴロー も 変わった わ ね
( イチゴ ) 別れ と 出会い を 繰り返し て 私 たち は 大人 に なって いく
ヒロ ゼロ ツー そっち は どう して る ?
2 人 が い なく て 少し だけ 寂しい けれど …
あっ …
( イチゴ ) 2 人 に 負け ない よう に 私 たち この 星 で 頑張って る よ
( 爆発 音 )
( 飛来 音 )
( 爆発 音 )
( イチゴ ) そして あの 日 から 2 年 の 月日 が たった
( ゼロ ツー ) ダーリン … ダーリン
( ゼロ ツー ) 大丈夫 ?
ごめん 寝 て た みたい だ
( ゼロ ツー ) 珍しい ね
だいぶ 衰弱 し てき てる ムリ は し ない で
( ヒロ ) ありがとう でも 大丈夫
( ヒロ ) ゼロ ツー 夢 を 見 た よ ( ゼロ ツー ) 夢 ?
みんな の 夢 元気 に 暮らし て た
うん
ダーリン もう 敵 の 母 星 付近 だ
( 主席 ・ 副 主席 ) 肉体 に 縛ら れ し かよ わき 生命 体 よ
( ゼロ ツー ) VIRM ( ヴィルム ) ! ( 主席 ・ 副 主席 ) 我が 声 を 聞け
来 て も ムダ だ
ダーリン に は そんな 言葉 は 通じ な …
ウッ !
なに !
あれ は フリングホルニ ?
( 副 主席 ) ここ は 我ら が 領域
( 主席 ) かよ わき 者 よ その 苦しみ より 解放 して やろ う
アア …
ダーリン 行 こ う
ハッ …
ダーリン ?
ダーリン !
( ゼロ ツー ) ダーリン ! ダーリン しっかり し て !
ウウッ !
クッ … なんで ?
こんなに 近く に いる のに ダーリン の 声 が 聞こえ ない
ゼロ ツー … ゼロ ツー …
こんなに 近く に いる のに 君 の 声 が 遠く なって いく
( ゼロ ツー ) ダーリン に 何 を し た !
( 主席 ) 意識 の 表面 を ほんの な で た だけ に すぎ ない
( 副 主席 ) 肉体 に は 限界 が ある
叫 竜 の 結晶 体 で ある お前 と は 釣り合い が 取れ ない
( ゼロ ツー ) ハッ … ダメ だ !
やめろ !
( ヒロ ) 静か だ
俺 は どこ に 行く ん だ ろ う
俺 が 人間 だ から な の か ?
ダーリン の … N ダーリン の 意識 が 消え て いく
ウッ …
( 刺さる 音 )
( 爆発 音 )
( 飛来 音 )
ハッ … ウッ !
アアッ !
( ゼロ ツー ) ねえ お 願い だ
みんな ダーリン を 助け て
( アイ ) うん ?
( アイ ) ダーリン ダーリン
( ミツル ) どう し た ? アイ そんな こと し ちゃ ダメ じゃ ない か
( アイ ) パパ ダーリン ( ミツル ) えっ ?
( ココロ ) どうか し た ? パパ
( ミツル ) それ が ココロ さ … アッ …
( ココロ ) もう … “ ママ ” で いい って 言って る じゃ ない
( ミツル ) あの … この 子 が … N ( アイ ) ダーリン
えっ ? どうして ? アイ は その 言葉 まだ 知ら ない はず …
( ココロ ) これ って もし かして … N ( ミツル ) みんな に 知らせ ま しょ う
( イクノ ) 元 は ナオミ の 持ち物 だって 聞い て た から
見せる か どう か 迷った ん だ けど
この 鏡 が つなげ て き て くれ た おかげ
( ナオミ ) 感謝 し なく ちゃ ね ( イクノ ) フフッ …
( ドア の 開く 音 ) ( イクノ ) あっ …
( イチゴ ) 2 人 と も 来 て !
( ゾロメ ) この ゼロ ツー が 宇宙 の ゼロ ツー と つながって る ?
( ミツル ) 確か で は あり ませ ん が
だ と して も どう やって こっち から 呼びかける ん だ ?
こちら も つながる ん です みんな で
( イチゴ ) それ から 私 たち は 空 へ 向かって 祈った
言葉 を 投げかけ た
( ゼロ ツー ) 聞こえる … みんな の 声 だ
ねえ ダーリン この 声 が 聞こえる ?
ねえ 私 たち この 星 で 頑張って る よ
忘れ て ねえ から な お前 たち の こと
1 日 だって 忘れ た こ と ある もん か !
新しい 仲間 だって いっぱい 増え た ん だ !
俺 は お前 ら に は 絶対 負け ねえ ! 自分 の 道 を 生き て やる !
そう よ ! みんな で 絶対 に 絶対 に 幸せ に なって やる ん だ から !
決め た ん だ 残さ れ た 命 精いっぱい 生きる って
ヒロ ! 僕たち の 子供 に 名前 を 付け まし た
( ミツル ) あなた が 昔 僕たち に 付け て くれ た よう に
( ココロ ) 愛 … N 私 たち が 教え られ なかった 言葉
“ 愛 する ” と いう こと を 知り まし た
あなた たち の よう に この 愛 を 子供 に も 受け継 い で いき たい
そう 決め た ん です
( ヒロ ) 聞こえる … みんな の 声 が
愛 …
( ゼロ ツー ) そうだ 人間 は 強い ( ヒロ ) ゼロ ツー …
( ゼロ ツー ) これ は ダーリン が 始め た こと だ よ
みんな と 生き たい そこ に い たい と 叫 ん でる
( ヒロ ) そんな いい もの じゃ ない よ 俺 の は ただ の わがまま だ
考え な し に ただ 走って みんな に も 迷惑 かけ た
( ゼロ ツー ) そこ まで し て 生き たかった ん でしょ う ?
だからこそ ここ に い たい って ボク に 叫 ん だ ん でしょ う ?
ボク に は 君 が まぶしく 見え た ん だ
ボク の 憧れ た 人間 そのもの だった から
そして ボク ら は キス で つなが れ た
キス は ね ボク だけ の もの 特別 な 証し
ボク ら は 偶然 出会って 必然 的 に 惹 ( ひ ) かれ 合った
さあ ボク の 名 を 呼 ん で ダーリン
( ヒロ ) ゼロ ツー !
さあ 溶け合 お う ボク ら は 比 翼 の 鳥 だ
( ヒロ ) フフッ …
感じる よ ボク に 流れる 君 の 血 を
指 の 先 まで 君 に 染まって いく
みんな と 出会え て 幸せ だった
ボク は 生まれて き て 良かった ん だ !
ダーリン 愛し てる !
俺 も だ ゼロ ツー 愛し てる !
( ヒロ ・ ゼロ ツー ) ウオーッ !
( ヒロ ) インプラント 開始 !
なに !
アアッ !
ハァ … ンッ …
ンンッ …
まだ だ
俺 たち は 2 人 で 絵本 の 続き を 描き 換える ん だ !
ゼロ ツー 君 と ひと つ に なって いく
( ヒロ ) ゼロ ツー が 俺 で … N ( ゼロ ツー ) ダーリン が ボク だ
多分 僕ら は もう 少し で 消え て しまう
でも 歩 ん で き た この 道 は 消え ない みんな が つ ない で くれる から
いつ に なって も いい
ボク は あの 星 で もう 一 度 君 に 出会う よ
( ヒロ ) 愛し てる ゼロ ツー
( ゼロ ツー ) ボク も
愛し てる よ ダーリン
( 爆発 音 )
( 主席 ) 魂 と 呼ば れる もの たち よ また 古き 肉体 の 檻 ( おり ) へ と 帰る の か
( 副 主席 ) また 苦しみ や 悲しみ と いう 感情 に 縛ら れる と いう の か
( 主席 ) 我ら VIRM は 滅び は し ない
( 副 主席 ) 進化 の 先 で また 相 ま みえる こと に なる だ ろ う
( 主席 ・ 副 主席 ) この 宇宙 に 命 と いう 揺らぎ が ある かぎり
( ゴロー ) 終わった ん だ な
( イクノ ) 私 たち の 祈り は ちゃんと 届 い た かな ?
( ミク ) 届 い た わ よ きっと
この 星 は もう 一 度 始まる こと を 許さ れ た ん だ と 思う
( アイ ) ママ
( 泣き声 )
( イチゴ ) どれ だけ かかって も いい から さ
ちゃんと 帰って き な よ 2 人 と も
この 星 は 私 たち が つ ない で おく から さ
( ヒビ の 入る 音 ) ( フトシ ・ ゾロメ ) あっ …
( フトシ ) あっ … N ( ゾロメ ) おい …
( イチゴ ) その 光 は 私 たち を 三 日 三 晩 照らし 続け た
そのまま 大地 へ と 潜り 土 へ と 還 ( かえ ) って いった
ハチ さん は 言った
そして あれ から 8 年 が 過ぎ た
ひと つ 誓い を 立て た
( ゾロメ ) 残り 少ない マグマ 燃料 を 使う の は やめよ う と
この 星 に とって も 大切 な もの だ から
( ミツル ) しかし その道 を 選 ん だ こと で 僕たち の 生活 は 苦難 の 連続 だった
( ゴロー ) 何も ない ところ から 自給 自足 の 生活 を し なけ れ ば なら なかった から
( イクノ ) 備蓄 さ れ て た 僅か な 食料 を 足がかり に し て …
( ミク ) 私 たち は 少しずつ 自分 たち の 生活 に 必要 な 物 を 作って いった
( イチゴ ) それ から 私 たち は あの 絵本 の 続き を 描 い た
あの 2 人 が いつ まで も 寄り添い 続け られる よう に
この先 の 子供 たち に 2 人 の こと を 語り継げ る よう に
フフッ …
下手くそ
何 な の かしら ?
その 狭間 ( はざま ) に いる 老いる こと の ない 存在
彼ら … 人間 の 未来 に 寄り添い 見守り 続ける こと な の だ ろ う
もう … いつ まで も 固い わ ね
( ハチ ) 私 に は 感情 が ない から な その 代わり に 君 が いる
君 が 隣 に ずっと い て くれる なら 私 も 変わる こと が できる だ ろ う か
アア …
( 男の子 ) ねえ ねえ ( 女の子 ) ハチ こっち 来 て
( ハチ ) うん ? ああ
ちょっと 行って くる
フフッ … N 変わって る わ よ あなた も
私 だって
みんな 変わり 続ける の
( ゾロメ ) ハァ … こう やって 見る と だいぶ チビ ども 増え た よ な
( 女の子 ) ゾロメ 先生 ! ( ゾロメ ) うん ?
( 女の子 ) ナナ 先生 が “ 会議 に 出 ない ” って 怒って た よ
( 女の子 ) 怒って た よ
( ゾロメ ) いい の 先生 は 会議 なんか 出 なく て も
( 女の子 たち ) え ~ っ ?
そんな こと 言う ヤツ に は …
( ゾロメ ) こう だ ! ( 女の子 たち ) ウワ ~ ッ !
( ゾロメ ) コ ~ チョ コチョコチョ !
ほら ! デュ クシ ! デュ クシ !
( ミク ) ちょっと ( ゾロメ ) あっ …
ンッ …
ゲッ … ミク
サボって ない で こっち の 準備 手伝い なさい よ ね
う っせ え ! 今 やろう と 思って た ん だ よ
は ぁ ? 全く そう は 見え なかった ん です けど
( ゾロメ ) うる せ え な いろいろ 忙しい ん だ よ
( ミク ) いろ いろ って 何 よ ? ( ゾロメ ) いろ いろ って よ …
( イチゴ ) あの 2 人 また やって た よ
( イクノ ) せっかく みんな が 集まる 日 だって の に …
変わら ない わ よ ね あの 2 人
うん 順調 よ 元気 に 育って る
ありがとう イクノ
( イクノ ) イチゴ が お 母さん か どんな 子 に なる の か な
( ドア の 開く 音 ) ( フトシ ) イクノ 来 た よ
( イクノ ) フトシ …
これ 新作 の パン
( ナオミ ) あんた 全然 痩せ て ない じゃ ない
う っ さ い なぁ
それ に 食欲 戻った の は イクノ の せい だ から ね
イクノ の 研究 の おかげ だ よ
僕ら パラサイト だった コドモ の 老化 の スピード が 抑え られ てる の は
あんた の パン だって 大した もん だ よ
ここ の 子供 たち みんな これ で 育って る
( フトシ ) フフ フッ …
ココロ ちゃん の ところ 4 人 目 だって
( イクノ ) 聞い た ( イチゴ ) あんた の とこ だって …
( フトシ ) うん ? ああ …
ほら こっち は いい から 行って あげ な
( フトシ ) ハハハッ … うん
( イクノ ) ゴロー は ? ( イチゴ ) もう すぐ 着く って
( イクノ ) 相変わらず 各地 を 飛び回って る の ね
( イクノ ) でも ゴロー 言って た よ ( イチゴ ) うん ?
( イクノ ) その 子 の ため に しばらく は イチゴ の そば に い て あげ たい って
( イチゴ ) フフ フッ … うん
( ゾロメ ) 俺 たち も すっかり 大人 に なった よ な
( ミク ) 中身 は 子供 の くせ に
大人 と は 随分 違う けど な
何でも いい ん だ よ きっと
( イチゴ ) ヒロ ゼロ ツー
私 たち は 今 自分 らしく 生き てる よ
それ を 教え て くれ た の は
あなた たち 2 人 だった
( フトシ ) 何事 も 楽しむ こと
( イクノ ) 時 に は あらがう こと
( ゾロメ ) 努力 し 続ける こと
( ミク ) 生ぬるい やり 方 じゃ なく 本気 で 取り組む こと
( ココロ ) 相手 を 知 ろ う と する こと
( ミツル ) 運命 は 自分 の 手 で 決める こと
( ゴロー ) 自分 の 気持ち に 正直 で ある こと
( イチゴ ) 誰 か の 翼 に なる こと
そんな 人間 らし さ を 持って いた ん だ と 思う
( ヒロ ) いつか きっと …
( ゼロ ツー ) うん
( 母親 ) そんなに 走ったら 転ぶ わ よ
( 女の子 ) 平気 !
( 女の子 ) ウワッ ! ( 男の子 ) あっ …
( 女の子 ) あい た た た … N ( 男の子 ) 大丈夫 ?
( 女の子 ) あなた は だ ぁ れ ?
( 男の子 ) 僕 ? 僕 の 名前 は …