InuYasha Episode 41 inuyasha|episode InuYasha Episode 41

う う っ

奈落 ならく

50 年 前 とし|ぜん

四 魂 の 玉 を 奪おう と して よっ|たましい||たま||うばおう||

犬 夜叉 と 桔梗 を 殺し 合わせた 妖怪 いぬ|やしゃ||ききょう||ころし|あわせた|ようかい

な っ

死ね 犬 夜叉 しね|いぬ|やしゃ

砕けた 四 魂 の かけら を 集めて くだけた|よっ|たましい||||あつめて

今 どんどん 妖力 が 増して いって る いま||ようりょく||まして|| 弥勒 様 は みろく|さま|

右手 に みぎて|

風穴 と いう 奈落 の 呪い が かけ られて いる かざあな|||ならく||まじない||||

風穴 かざあな

いつか は 自分 の 体 を 飲み込んで しまう 風穴 ||じぶん||からだ||のみこんで||かざあな

それ まで に

奈落 を 倒さ なければ なら ない ならく||たおさ|||

珊瑚 ちゃん は さんご||

お 父さん や 妖怪 退治 屋 の 仲間 を |とうさん||ようかい|たいじ|や||なかま|

目の前 で 殺さ れて いる めのまえ||ころさ||

弟 の 琥珀 くん を 操って の おとうと||こはく|||あやつって|

汚い 手口 で きたない|てぐち|

琥珀 こはく

自分 の 手 を 汚さ ない じぶん||て||きたな さ|

卑怯 な 奴 ひきょう||やつ

いつか 必ず 追い詰めて やる |かならず|おいつめて|

「 神楽 の 舞 と 神 無 の 鏡 」 かぐら||まい||かみ|む||きよう

- リリリリ リリリリ リリリリ … - ホー ホー 　 ホッホ ホー

- リリリリ リリリリ リリリリ … - ホッホ ホッホ

あの 神楽 って 女 が |かぐら||おんな|

奈落 から 生まれた かも しれ ない って 言う の ？ ならく||うまれた|||||いう|

そういう こと も 考え られる と いう こと です |||かんがえ|||||

でも

奈落 と いう の は 男 じゃ ろ ならく|||||おとこ||

男 が どう やって 女 を 生む んじゃ おとこ||||おんな||うむ|

奈落 は もともと 妖怪 が ならく|||ようかい|

寄り集まって 一 つ に なった もの よりあつまって|ひと||||

それ が 分かれた と 考えれば どう です ？ ||わかれた||かんがえれば||

そう ね

奈落 本人 が 変化 した に して は ならく|ほんにん||へんか||||

私 たち の こと を 知ら な 過ぎた わ わたくし|||||しら||すぎた|

しかし どのような お なご に 化けよう と |||||ばけよう|

元 が 奈落 で は 私 と して は 願い下げ です が もと||ならく|||わたくし||||ねがいさげ||

別に 付き合う わけじゃ ない んだ から べつに|つきあう||||

しっかり せ えよ 弥勒 一族 |||みろく|いちぞく

ばかだ ね

風 は 簡単に 作れる の さ かぜ||かんたんに|つくれる||

食らえ ー くらえ|-

風 の 傷 かぜ||きず

奈落 と 同じ 匂い が する 女 ならく||おなじ|におい|||おんな

確かに あの 女 の 背中 に たしかに||おんな||せなか|

奈落 と 同じ 蜘蛛 の 形 を した やけど の 跡 が あった ならく||おなじ|くも||かた|||||あと||

でも おかしい じゃ ねえ か

神楽 って 奴 かぐら||やつ

女 に しちゃ あ それなり に 手応え が あった ぜ おんな||||||てごたえ|||

そんな 奴 を 生み出せる くらい なら |やつ||うみだせる||

うん 　 何で 今 まで それ を やら なかった んだろう |なんで|いま||||||

そこ です 　 今 まで やら なかった ので は なく ||いま||||||

出来る ように なった ？ できる|よう に|

それ って 奈落 に 新しい 能力 が 備わった って こと ？ ||ならく||あたらしい|のうりょく||そなわった||

神楽 よ 　 貴 様 が 鉄 砕 牙 を 受けて くれた おかげ で かぐら||とうと|さま||くろがね|くだ|きば||うけて|||

奴 の 剣 を 見切る こと が 出来た やつ||けん||みきる|||できた

行け 今 一 度 いけ|いま|ひと|たび

既に 貴 様 の 姉 神 無 を 放って ある すでに|とうと|さま||あね|かみ|む||はなって|

ピーヒョロヒョロ

くそ っ あの あま どこ に 逃げ や がった ||||||にげ||

油 長者 様 の 若 様 に 逆ら いやがって あぶら|ちょうじゃ|さま||わか|さま||さから|

ヒヒヒヒーン

小春 の 奴 見つけたら 手足 たたき 折って やれ こはる||やつ|みつけたら|てあし||おって|

あっ はい 若 様 ||わか|さま

ピーヒョロヒョロヒョロ

は あ 　 あー おら どう しよう

お っ あれ は

いた ぞ

小春 に 違い ねえ こはる||ちがい|

ちゃ ー 　 えー い |-||

- はっ - う っ

うわ っ 　 う はっ

は あっ

な 何 じゃ お前 は |なん||おまえ|

あんた ら こそ 何 ？ |||なん

見た ところ 普通 の 人間 みたいだ けど みた||ふつう||にんげん||

この 女 小春 じゃ ねえ |おんな|こはる||

美しい 　 連れて 帰る うつくしい|つれて|かえる

へ いっ

おとなしく 来い |こい

舐めた 真似 したら 承知 し ねえ ぞ なめた|まね||しょうち|||

大変だ 　 あの 人 が 危ない たいへんだ||じん||あぶない

待ち や がれ ー まち|||-

うわ っ

な っ 　 う っ 　 うわ っ 　 う っ 　 うわ っ

- えい - うわ っ

ああ

て め え が 親 玉 か っ ||||おや|たま||

ヒーン ヒヒヒヒ

わ 若 様 |わか|さま

す す ん ませ ん でした

若 様 しっかり わか|さま|

うわ っ 若 様 の 顔 が 変わ っと る ||わか|さま||かお||かわ||

何で え あいつ ら なんで|||

あっ あの ー ||-

あんた が 追わ れて た の ？ ||おわ|||

あっ はい

ピーヒョロヒョロヒョロ

珊瑚 ちゃん ？ さんご|

どう し ました ？

あっ 　 ああ 　 弥勒 様 ||みろく|さま

うん ？

やっぱり 弥勒 様 だ |みろく|さま|

弥勒 様 みろく|さま

弥勒 様 　 会い たかった っ みろく|さま|あい||

- ああ - は あ ？

はて どこ か で お 会い し ました か |||||あい|||

おら 小春 です |こはる|

小春 ？　 ああ あの 時 の こはる|||じ|

３ 年 ぶり です 弥勒 様 とし|||みろく|さま

いや ー すっかり 見違え ました な |-||みちがえ||

いや ー なつかしい |-|

あの 娘 弥勒 の 友達 か ？ |むすめ|みろく||ともだち|

なんか 単なる お 友達 以上 って 感じ |たんなる||ともだち|いじょう||かんじ

じゃ なあ

おら 戦 で 親 兄弟 を 亡くして |いくさ||おや|きょうだい||なくして

油 長者 様 に 拾わ れて あぶら|ちょうじゃ|さま||ひろわ|

朝 から 晩 まで こき使わ れ あさ||ばん||こきつかわ|

つらくて ひもじくて おら 毎日 泣いて ました |||まいにち|ないて|

そんな 時 |じ

さあ お 食べ ||たべ

お払い の ため に おはらい|||

村 に 来て いた 弥勒 様 だけ が むら||きて||みろく|さま||

おら に 優しく して ください ました ||やさしく|||

小春 と いった な 　 年 は いく つ だ ？ こはる||||とし||||

11

そう か

なあ 小春 　 私 の 子供 を 生んで くれる か |こはる|わたくし||こども||うんで||

う う っ

あっ あれ ？　 何 引いて んです か ||なん|ひいて|ん です|

弥勒 様 　 子供 に まで そんな こと 言う なんて みろく|さま|こども|||||いう|

けだもの

おら うれしかった

えー っ

責任 取 んな さ いよ ー せきにん|と||||-

は あ

しかし 小春 に は まだ 指 一 本 触れて ませ ん ので |こはる||||ゆび|ひと|ほん|ふれて|||

本当だろう ね ほんとうだろう|

ええ まだ 子供 でした しね ||こども||

あの とき 弥勒 様 は すぐ 村 を 去ら れ ました ||みろく|さま|||むら||さら||

いつか きっと 迎え に 来て くださる ||むかえ||きて|

おら は そう 信じて ました |||しんじて|

それ が 最近 油 長者 様 の 若 様 が ||さいきん|あぶら|ちょうじゃ|さま||わか|さま|

おら の こと いやらしい 目 で 見る ように なって ||||め||みる|よう に|

夕べ とうとう 力ずく で ゆうべ||ちからずく|

思い を 遂げよう と なさ い ました おもい||とげよう||な さ||

それ で 逃げ出した の ？ ||にげだした|

はい 　 まき で したたかに 殴って 動か なく なった 隙 に ||||なぐって|うごか|||すき|

う っ そう

弥勒 様 　 おら を 連れて って ください みろく|さま|||つれて||

小春 こはる

おら 行く 所 が 無い んです 　 それ に |いく|しょ||ない|ん です||

おら もう 大人 です 　 弥勒 様 の 子供 だって 生め ます ||おとな||みろく|さま||こども||うめ|

おお っ 　 ああ っ

私 より 年下 な のに や っぱ 戦国 時代 の 子 は すごい わたくし||としした|||||せんごく|じだい||こ||

- ピーヒョロヒョロヒョロ 　 ピーヒョロヒョロ - ピーピロピー

ピーヒョロヒョロヒョロ

分かって んだろう な 弥勒 　 連れて け ねえ ぞ あの 娘 わかって|||みろく|つれて|||||むすめ

はい

かといって 置き去り って わけ に は いか ないだ ろ |おきざり|||||||

そう です ね せめて どこ か 安全に 暮らせる 場所 を ||||||あんぜんに|くらせる|ばしょ|

見つける まで は そば に 付いて て やら ねば みつける|||||ついて|||

だ よ ね 　 仮にも |||かりにも

“ 自分 の 子 を 生んで くれ ” って 言った 相手 だ し じぶん||こ||うんで|||いった|あいて||

いや 私 は 出会った お な ご に は |わたくし||であった|||||

必ず 言う こと に して ます から かならず|いう|||||

私 は 言わ れて ない けど わたくし||いわ|||

う っ

すまなかった 珊瑚 |さんご

- 私 の 子 を … - えー い 言わ ん で いい わたくし||こ||||いわ|||

ピヨピヨピヨピヨピヨ

へえ 　 弥勒 様 が 初恋 の 相手 な んだ |みろく|さま||はつこい||あいて||

はい 　1 日 も 忘れた こと なかった です |ひ||わすれた|||

いつか また 会える と ||あえる|

それ を 思えば つらい こと も 耐え られた です ||おもえば||||たえ||

初恋 か はつこい|

おら 幸せです 　 もう いつ 死んで も いい です |しあわせです|||しんで|||

ゲーゲーゲーゲーゲーゲー

キュルルルル キュルルルル

モー

コケコッコー 　 コーココココ …

ほう 　 それ は 気の毒な 娘 ご じゃ |||きのどくな|むすめ||

この 村 に 置いて やって いただけ ます か 　 村長 様 |むら||おいて|||||そんちょう|さま

よろしい でしょう 　 わし に お 任せ ください 　 法師 様 |||||まかせ||ほうし|さま

おら 絶対 皆さん の 邪魔 し ませ ん |ぜったい|みなさん||じゃま|||

ですから

駄目だ だめだ

私 たち と 一緒に いる と 危ない の よ わたくし|||いっしょに|||あぶない||

諦めて ここ に 残 んな あきらめて|||ざん|

その方 が いい って そのほう|||

そう そう

ああ

小春 ちゃん こはる|

村長 様 と は 話 が つき ました そんちょう|さま|||はなし|||

弥勒 様 みろく|さま

小春 　 こっち に おいで こはる|||

ピーヒョロヒョロ 　 ピーヒョロヒョロ 　 ピーヒョロ

弥勒 様 みろく|さま

せっかく お 会い できた のに お 別れ する なんて ||あい||||わかれ||

分かって おくれ 小春 わかって||こはる

戦い に なったら たたかい||

お前 の 命 を 守り きれる か どう か 分から ん おまえ||いのち||まもり|||||わから|

私 の 追って いる 妖怪 は わたくし||おって||ようかい|

それほど やっかいな 相手 な んだ ||あいて||

私 とて お前 と 別れる の は つらい わたくし||おまえ||わかれる|||

え えっ

あれ 説得 して ん の か |せっとく||||

口説いて いる ように しか 見え ない わ ね くどいて||よう に||みえ|||

たく っ ベタベタ しちゃ って ||べたべた||

あれ じゃ 未練 が 残る だけ じゃ ない ||みれん||のこる|||

何 よっ なん|

俺 の 気のせい かも しれ ねえ が 珊瑚 おれ||きのせい|||||さんご

お め え さっき から 何 か ピリピリ して ねえ か |||||なん||ぴりぴり|||

気のせい だ ろ きのせい||

うわ っ

珊瑚 ちゃん さんご|

- ホー ホー ホー - ゲコゲコゲコ ゲコゲコゲコ ゲコゲコゲコ …

- ホーホ ホー - 弥勒 様 せめて 一晩 だけ でも 一緒に いて ください ||みろく|さま||ひとばん|||いっしょに||

小春 も こう 言って おり ます こはる|||いって||

どう かのう 泊まって いか れて は ||とまって|||

いえ 　 長く とどまれば |ながく|

それ だけ 小春 に つらい 思い を さ せ ます ので ||こはる|||おもい|||||

ああ あっ う う う っ

今夜 ぐらい こんや|

別れ を 惜しんで やって も いい んじゃ ない か わかれ||おしんで||||||

小春 ちゃん も こはる||

この 村 の こと は まだ よく 知ら ない んだ し |むら||||||しら|||

そう も いきま せ ん

ま かり 間違って 小春 に 子宝 が 授かって しまったら ||まちがって|こはる||こだから||さずかって|

小春 は 一生 私 の 面影 を 追い 続ける こと に こはる||いっしょう|わたくし||おもかげ||おい|つづける||

ぬ っ

ま かり 間違って 子宝 ？ ||まちがって|こだから

それ は どういう こと じゃ 弥勒 |||||みろく

あっ それ は です ね

説明 し なくて いい の せつめい||||

七宝 ちゃん は まだ 子供 な んだ から しっぽう||||こども|||

えっ う っ えっ

- 泣いて ん の か - う う っ う う っ ないて|||||||||

- どうも 涙 って 奴 は 苦手だ ぜ - う っ う っ |なみだ||やつ||にがてだ|||||

犬 夜叉 いぬ|やしゃ

う う っ う っ う っ う う っ

おい 村 を 出る の は 明日 の 夜明け に する |むら||でる|||あした||よあけ||

ただし 明日 は 泣く な 　 いい な |あした||なく|||

ああ っ は い

へえ

弥勒 様 湯 加減 は いかがです か みろく|さま|ゆ|かげん|||

うん 　 ちょうど いい

おら 弥勒 様 の ため に |みろく|さま|||

腕 に より かけて 一生懸命 料理 作り ます から うで||||いっしょうけんめい|りょうり|つくり||

ああ 　 楽しみに して い ます よ |たのしみに||||

ああ っ

う っ う っ は あっ う う っ うまい のう この 煮物 は ||||||||||||にもの|

- う っ う っ ぐう っ - 本当 ||||||ほんとう

あっ あっ ぐう っ ぐ っ ぐ っ

けなげじゃ ない 小春 ちゃん ||こはる|

弥勒 様 に 喜んで もらおう と 思って みろく|さま||よろこんで|||おもって

一生懸命に 作った の よ いっしょうけんめいに|つくった||

犬 夜叉 ？ いぬ|やしゃ

囲ま れて い ます ね かこま||||

えっ

せっかく 小春 が 作って くれた 夕飯 が |こはる||つくって||ゆうはん|

冷めて しまい ます な さめて|||

ああ 　 しかし 妙で え 　 妖怪 の 匂い がし ねえ ||みょうで||ようかい||におい||

とにかく 様子 を 見て き ましょう |ようす||みて||

え えっ

殺せ 　 村 から 出す な 　 たたき 殺せ ころせ|むら||だす|||ころせ

なんだ こいつ ら は

ニャオーウ

こいつ ら 村 の 連中 か ||むら||れんちゅう|

何 か に 操ら れて いる んでしょう か なん|||あやつら||||

殺せ 　 うわ ー っ う ー ころせ||-|||-

この お っ

うわ ー っ |-|

うわ ー っ |-|

でりゃ ー |-

えー い

う っ 　 うわ ー っ 　 う っ |||-|||

う お ー っ 　 そりゃ ー 　 う っ ||-|||-||

犬 夜叉 　 相手 は 普通の 人間 です いぬ|やしゃ|あいて||ふつうの|にんげん|

うわ ー っ 　 う っ |-|||

そんな こと は 分かって ら あ |||わかって||

えー い 　 と お っ 　 えー い 　 あー うわ ー っ |||||||||-|

うわ っ

うわ ー っ |-|

ああ ー |-

一体 どう な っと る んじゃ いったい|||||

数 が 多い ね 　 私 も 出よう すう||おおい||わたくし||でよう

たっ 大変です |たいへん です

どうした の 小春 ちゃん ||こはる|

妖怪 が 現れて 村長 様 たち を ようかい||あらわれて|そんちょう|さま||

えっ 　 ああ

あっ は あ は あ は あ

ああ 何 じゃ これ は |なん|||

村長 様 そんちょう|さま

妖怪 の 仕業 ようかい||しわざ

小春 ちゃん 妖怪 って どんな 奴 だった の こはる||ようかい|||やつ||

それ が ちらっと 見た だけ です から |||みた|||

でも どうして 　 犬 夜叉 は ||いぬ|やしゃ|

妖怪 の 匂い なんか し ない って 言って た のに ようかい||におい|||||いって||

あっ

あいつ か

あっ 消えた |きえた

あっ あっ

あっ

ああ

あっ 飛来 骨 |ひらい|こつ

ああ っ

ああ ー |-

ああ う っ うわ ー っ ||||-|

珊瑚 ちゃん 七宝 ちゃん さんご||しっぽう|

う っ

珊瑚 ちゃん 大丈夫 ？ さんご||だいじょうぶ

ああ

かご め

この 女の子 が 妖怪 ？ |おんなのこ||ようかい

ああ っ 小春 ちゃん 何 ？　 う っ ||こはる||なん||

魂 ちょうだい たましい|

あっ ああ

ええ いっ

う っ う う う っ

う う っ

あー ああ あー

- う う っ で や ー - いや ー |||||-||-

え いっ

や ー |-

犬 夜叉 手加減 する んです よ いぬ|やしゃ|てかげん||ん です|

村人 は 操ら れて い ます 　 傷付けて は いけ ませ ん むらびと||あやつら||||きずつけて||||

- 分かって ら ー - ああ っ 　 う う っ わかって||-|||||

うわ っ 　 ど ぐ っ ど わ っ 　 う お ー っ ||||||||||-|

これ じゃあ 埒 が あか ない ぜ ||らち||||

全く 本当に のんきだ ねえ あんた ら まったく|ほんとうに||||

ああ っ

皆殺し に しち まえば いい だ ろ みなごろし||||||

二度と 起きて こ られ ない ように さ にどと|おきて||||よう に|

神楽 かぐら

て め え また

ふん っ

もっとも 皆殺し に 出来る なら 最初 から やって る か |みなごろし||できる||さいしょ||||

村 の 連中 を 操って た の は 貴 様 か むら||れんちゅう||あやつって||||とうと|さま|

ああ そう さ 　 魂 の 無い 奴 ら は 死人 と 同じだ から ね |||たましい||ない|やつ|||しにん||おなじだ||

魂 が 無い ？ たましい||ない

今頃 かご め と か いう 女 も 魂 を 吸い取ら れて る さ いまごろ||||||おんな||たましい||すいとら|||

何 だ と っ なん|||

と いう こと は もう 1 匹 妖怪 が いる の か |||||ひき|ようかい||||

さあ 　 鉄 砕 牙 を 抜き な 犬 夜叉 |くろがね|くだ|きば||ぬき||いぬ|やしゃ

今度 は この 前 みたいに いか ない よ こんど|||ぜん||||

かご め

どうした 犬 夜叉 　 怖じ気づいた の かい |いぬ|やしゃ|おじけづいた||

う っ 　 弥勒 お前 かご め たち の 所 に 戻れ ||みろく|おまえ|||||しょ||もどれ

犬 夜叉 お前 は ？ いぬ|やしゃ|おまえ|

決まって んだ ろ きまって||

俺 は この あばずれ を 片付ける おれ|||||かたづける

ふ っ 　 風 刃 の 舞 ||かぜ|は||まい

で えっ 　 う っ

う っ 行け 弥勒 ||いけ|みろく

う っ 分かった ||わかった

今 から 行った って 無駄 さ いま||おこなった||むだ|

う っ 　 う っ う っ

あっ 　 う っ

は あ は あ

- ギャー - うわ っ 　 うわ ー っ ||||-|

すま ぬ 雲母 ||うんも

う う っ はっ

小春 こはる

小春 　 は あ しっかり しろ 　 小春 こはる|||||こはる

う う っ 　 あっ

ああ っ 　 弥勒 様 怖かった ||みろく|さま|こわかった

しっかり し なさい 　 もう 大丈夫です ||||だいじょうぶです

う っ は あっ ああ っ あい っ 　 ああ

こら ー 　 かご め に 何 を する んじゃ |-||||なん|||

うわ ー っ 　 あー |-||

ああ っ

妖力 が 増して いる 　 奈落 は 神楽 を ようりょく||まして||ならく||かぐら|

そして 今度 は |こんど|

神 無 と いう 自分 の 分身 を つくりだして いた かみ|む|||じぶん||ぶんしん|||

その 手 に 輝く 四 魂 の 光 |て||かがやく|よっ|たましい||ひかり

あの かけら は 桔梗 が 私 から 奪った もの |||ききょう||わたくし||うばった|

それ が どうして 奈落 の 手 に ？ |||ならく||て|

神楽 の 起こす 風 の 中 で かぐら||おこす|かぜ||なか|

犬 夜叉 は 鉄 砕 牙 を 振り抜いた いぬ|やしゃ||くろがね|くだ|きば||ふりぬいた

弥勒 様 の 風穴 そして 私 の 破 魔 の 矢 で みろく|さま||かざあな||わたくし||やぶ|ま||や|

今度 こそ 奈落 を 仕留めて やる こんど||ならく||しとめて|

次回 犬 夜叉 「 破ら れた 風 の 傷 」 じかい|いぬ|やしゃ|やぶら||かぜ||きず

お楽しみ に おたのしみ|

犬 夜叉 の ツボ いぬ|やしゃ||つぼ