はたらく 細胞 11
1.2.3.4 We are cells at work !
1.2.3.4 We are HATARAKU Fuu !
今日 も 運ぶ よ 酸素 酸素
カラダ 中 の スミ から スミ へ
だけど 広くて 迷子 迷子
手助け さ れて る はたらく 細胞 さ ぁ いこう
はたらく ぞ はたらく ぞ 毎日 毎日 修行 中
今日 も 雑菌 排除 排除
細菌 ウイルス 出て こい や ぁ
絶対 逃がす な 遊 走 遊 走
プロフェッショナルな はたらく 細胞 さ ぁ いこう
はたらく ぞ はたらく ぞ 毎日 毎日 戦場
37兆 個 の ひと り
次に 会える の は いつか な
誰 か の ため に
一生懸命
あなた も わたし も 必死に はたらいて る
みんな の ため に
命がけ だ ぞ
プライド 持って 健康 第 イチ !
はたらく ? はたらく ! はたらく ? はたらく ! HATARAKU !!!!
君 らしい ペース で さあ 歩こう よ
あつい 陽 の 下 汗 を かいたら
冷たい 水 を 届ける よ
寒 さ に 震えて 風邪 を 引いたら
元気 の 魔法 を となえる よ
ひとりひとり が 違う カタチ で
同じ 日 を 生きて る
Happy Good Day
君 に 向かって エール 満点 じゃ なくて も
It ' s Okay , All Okay
だから Happy Good Day
大きな 声 で フレー
少し 転んで も All Okay 笑って
じゃあ ね また 明日
昨日 が くれた 今 を 未来 へ
君 らしい ペース で 届けて よ
本 字幕 由 诸神 字幕 组出 品 , 仅供 学 习 交流 , 禁止 用 于商 业 用途
更多 中日 双 语 字幕 , 尽 在 sub . kamigami . org 及 微 博 @ 诸神 字幕 组
日 听 fanife · 煎 饼 / 日 校 谢方 / 翻 译 沐沐 · 咔咔
翻 校 Syura / 时轴 椒粉 / 压制 河 蟹
人間 の 体 の 中 に は 約 37兆2千億 個 も の 細胞 たち が
毎日 毎日 24 時間 365 日 元気に はたらいて い ます
毎日 毎日 24 時間 365 日 元気に はたらいて い ます
ここ は 人間 の 中
この 貯水槽 も もう 空か
ここ も か くそ
残さ れた 水分 は あと わずか
何 か 何 か 打つ手 は ない の か
この 温暖 化 し 続ける 世界 に
せ … 先輩
表皮 付近 って こんな 景色 でした っけ
パンフレット と 違う
この 暑 さ で 干上がって る の よ 前 は もっと 水路 と か あった わ
だから 私 たち が 毛細 血管 を 歩いて 放 熱しよう と して る んでしょ
放 熱
皮膚 の 近く に 血液 を 多く 流し 熱 を 放 散 する 体温 調節 機能 の 1 つ
暑い で すね
大丈夫 よ 発汗 すれば 涼しく なる の
ほら もう すぐ 汗腺 が
失礼
くそ なんて しつこい 奴 だ
こちら U -1146 番 だ 最後 の 細菌 の 駆除 が 完了 した
了解
白血球 だ
この く っそ 暑い 中 走り回って 元気だ な
お … お 疲れ 様 です 白血球 さん
なんか 溶かして る
よう 赤血球
どうかし ました
いや なんでもない
白血球 さん の 格好 暑 そうです ね
着 崩して る と 緊急 時 に 対応 でき ん から な
汗腺 と 汗
皮膚 に ある 汗 を 分泌 する 腺
アポクリン 腺 と エクリン 腺 の 2 種類 が ある
汗 を かく と 蒸発 する 際 に 熱 を 奪う
これ が 体温 調節 に 重要な 役割 を 担って いる
これ が 汗腺 か
暑い 暑い 暑い
今 から 発汗 する って よ
よかった これ で 涼しく なる
いや それ が 変な んだ よ
汗 って もっと 霧 状 に なって
気化 熱 で 表皮 を 冷やして くれる んだ けど さ ぁ
いつまで たって も 液体 の まま
おい 何 だ よ 勘弁 して よ あっ ちい な
ダメです 発汗 は 成功 し ました が 体 表 冷却 に は 至り ませ ん
汗 が 霧 状 に なら ない ?
体 外 世界 の 湿度 が 高 すぎる の か
い … いか ん 体温 が どんどん 上昇 して しまう
堪え 難い 暑 さ だ
どういう こと だ よ
発汗 して 涼しく する ため って 言う から
俺 たち この くそ 暑い 中 歩き 続けた んだ ぞ
そう だ そうだ
責任 者 出て 来い
とにかく 表皮 から 放 熱し ない と
こ … これ は …
みんな 少し でも 毛細 血管 を 歩いて 放 熱 を
全力 で 体温 調節 する んだ
血球 に できる こと っつ ったら その くらい か
白血球 さん これ は
血 流 増加
これ だけ 見れば ただ の 体温 調節 システム の 一環 だ が
異常な 血 流 増加
汗 に よる 体 表 冷却 も うまく いか ない
そして 上がり 続ける 体温
これ は まさか
なに
嘘 灯り が …
めまい
目 が まわる 自分 の まわり が ふわふわ した 感じ が する など の 症状 が 現れる
平衡 感覚 器 の 障害 や 脳 血管 の 障害 で 現れる 症状
な … 何 だ 真っ暗に なった ぞ
世界 の 終わり だ
何 よ これ どう なって る の よ
地面 が 傾いて
まずい 何 か に 掴まれ
立ち くらみ
頭から 血の気 が 引いて 一時的に 目 の 前 が 真っ暗 または 真っ白に なり
めまい を 伴う ような 状態
意識 は 保た れて いる
失神
脳 へ の 血液 が 一時的に 低下 または 遮断 さ れた 状態
数 秒 から 数 分 の 意識 喪失 を 伴う
ま … まずい 熱中 症 だ
熱中 症
体温 を 調節 する 機能 が 狂ったり
体 内 の 水分 や 塩分 の バランス が 崩れたり する こと に よって 起こる 健康 障害 の 総称
重症 度 に よって Ⅰ~Ⅲ 度 に 分類 さ れる
初期 症状 の Ⅰ 度 熱中 症 で は
めまい 立ち くらみ 唇 の しびれ 失神 など の 症状 が 起こり
かつて は 熱 失神 熱 けいれん と 呼ば れて いた
暑 さ や 高温 で 皮膚 の 血管 が 拡張 し 血圧 が 低下 する こと で
脳 へ の 血 流 が 減少 して 引き起こさ れる
いた たっ
いた っ
弱い 実に 弱い この 程度 の 熱 で 狼狽 える と は
貴 様 ら に は もったいない
この 世界 この セレウス 菌 が もらい 受ける
セレウス 菌
土 水中 など 自然 環境 中 に 広く 分布 して いる 土壌 細菌 の 1 つ
下痢 型 嘔吐 型 の 2 種類 の 食 中毒 を 引き起こす こと が ある
細菌 だ
貴 様 が 白血球 か
ああ そうだ
火事 場 泥棒 みたいな 真似 を して くれる な
セレウス 菌 の 名誉に かけて この 世界 を 奪い取って み せる
いざ 勝負
赤血球 血小板 たち を 頼む
はい
なん ちゃ って
なに
バーカ 勝負 なんか する と 思った か
引っかかった 引っかかった
この 世界 は もう すぐ 終わる
それ まで 隠れ させて もらう ぜ
待て この 雑菌 野郎
白血球 さん 頑張って ください
ど いつも こいつ も 暑 そうな ツラ しや が って
血 流 に 乗って 姿 を くらます 気 だ な
ラッキーだ ぜ ここ ら の 血管 は 今 流れ が 速く なって いる
「 セレウス 菌 さん 無事に 逃げ切って この 世界 を 侵略 して ください 」 と 言って る ような もの
いや 実際 言って る の か な
調子 に 乗る な
おっと 危ない
逃す か
こちら U -1146 番 至急 応援 を 頼む
了解 した 間もなく 合流 する
細菌 だ
いた ぞ
こっち 来た
逃す か この 雑菌 野郎 が
どこ 行った
見え ない
もう い ない
どこ 行った
飛んで 来た な
障害 物 の おかげ で
実に 逃げ やすい な
どこ だ
この 野郎
ちょっと 通して くれ
押す な よ
白血球 だ
細菌 を 追って る んだ ど いて くれ
菌 ? 嘘 どこ だ よ
暗くて 見え ない
暑い よ 暗い よ 何 だ よ これ
暑い 助けて
暑い よ 暑い よ
誰 か 状況 を 説明 して
追って こない ?
菌 だ あそこ
何 やって ん の あの 白血球
暑い
もう 暗くて よく 見え ない
こりゃ ー いい や
この 世界 は 白血球 まで 熱中 症 と は なぁ
この くそ 暑い 中 頑張り すぎ ち まった みたいだ な
ダメだ よ 気 を つけ なきゃ
でも エライ な ちゃんと 帽子 は かぶって る じゃ ない か
最後 の 麦茶 が …
ちゃんと 水分 取って りゃ よかった のに なぁ
ああ でも この 体 水 不足だ もん な
野郎
だから それ は
隊長 水分 不足 が レベル MAX に
もう もう 発汗 できる 量 も あり ませ ん
お 姉ちゃん 暑い よ
大丈夫 白血球 さん たち が きっと なんとか して くれる はず
ナトリウム を ありったけ 集めろ
浸透 圧 を 利用 して 水分 を くみあげる んだ
ダメです ナトリウム も 発汗 で ほとんど 流出 し ました
何 ィ
隊長 どう すれば
もはや 組織 の 力 で は どうにも でき ん
このまま で は 脱水 症 に なって しまう
脱水 症
体 の 中 に ある 体液 が 失わ れて
日常 活動 や 生命 維持 活動 に 障害 が 生じた 状態 の こと
この 状態 に なる と 栄養素 や 酸素 の 吸収 老 廃物 の 排出
体温 調節 体液 循環 に 支障 を 来す こと が ある
隊長
雨 よ 雨 よ 降れ 降れ
雨乞い
雨 よ 雨 よ 降れ 降れ
ま … まずい 隊長 が 壊れた ぞ
ほ ぉ まだ 立てる と は なぁ
ほら かかって こ いよ
火事 だ 助けて
見ろ よ 体温 調節 システム が 完全に 役立た なく な っち まった ぜ
この 世界 もう 終わり だ な
この くらい の 熱 俺 に は どう って こと ない
セレウス 菌
発育 の 段階 で 芽 胞 と 呼ば れる 熱 に 強い 殻 を 作り
100℃30 分 の 過熱 に も 耐える こと が できる
熱中 症 に なる と 蔓延 する と いう わけで は ない
残念だった な みんな の 命 を 守れ なくて
あば よ
さーて と 手始め に そうだ な
脳 の あたり まで 行って みる か な 俺 の 力 を 誇示 する ため に
な … なに
しつこい ぞ こら 諦めろ テメー
この 体 に 絶対 危害 は 加え させ ない から な
受け入れろ よ 現実 を
発汗 だの 血 流 増加 だの いろいろ やって みた みたいだ が な
この 体 の 体温 調節 システム は 敗北 した んだ 外 気温 に な
もう この 体 は 終わる んだ よ
無意味 だって 分かったら
せいぜい ど っか 涼しい ところ で 衣服 を ゆるめて 安静に して な
何と でも 言え
体温 調節 システム が 敗北 しよう と
無意味な 努力 に なろう と
この 体 は まだ 生きて いる
俺 が 仕事 を 投げ出す 理由 に は なら ん
バカな 奴 だ 最後 くらい ゆっくり すりゃ いい のに
やった
これ で これ で
暗闇 の 中 に 隠れて 分裂 を 繰り返し
細胞 ども が 高 体温 で パニック を 起こして いる スキ に
この 体 を 乗っ取る
そう すれば
ここ は 全部 俺 の 国 だ
やった やった
笑い が 止ま ん ねえ
ジャマ する 奴 は もう い ない ぞ
なに
何 だろう あの 光 の 輪 優しい 光 が
あ … あら 体 表 の 温度 が 急速に 下がって い ます
おい あ … あれ
な … 何 だ あの 筒 状 の もの は
輸液 注射
静脈 内 に 投与 さ れる 注射 剤
主として 水分 補給 電 解 質 補正 栄養 補給 など の 目的 で 投与 さ れる
ま … まさか
やった やり ました 隊長
隊長 の 雨乞い が 天 に 届いた んです よ
諦め ないで よかった
これ で この 体 は 助け か …
涼しい
水 来た
す っげ ー
美味しい
気持ち いい
いいね
明るく なって きや がった 回復 して る って ことか
やった な こいつ
水分 と 冷却 で か … 回復 だ と
こんな こんな バカな
あぁ サッパリ した
死ね 雑菌 が
白血球 の お 兄さん いた よ
でも 今 は 近づか ない 方 が いい かも ね
そ … そう ね
天から の 奇跡 の 雨 に より なんとか 熱中 症 の 危機 は 回避 さ れた
雨乞い が 本当に 天 に 通じた の か
この 世界 に 何 が 起こった の か
細胞 たち は 知る 由 も なかった
やった やった
おい ちょっと 来て みろ よ
白血球 さん こっち みたいです
なんか 首 と か 脇 の 下 と か 太い 血管 の 周辺 が やたら と 涼しい ぞ
ホントだ
涼しい
でも なんで かな
分から ん
いい よ とにかく 今 は …
涼しい
白血球 さん 涼しい 格好で 仕事 した 方 が いい です よ
ああ そうだ な
お前 白血球 の くせ に 熱中 症 に なった って
アホ だ な
しばし 涼む 血球 たち であった
白血球 さん 私 に も ついに 後輩 が できちゃ う らしい です
そう か 頑張れよ 先輩
次回 はたらく 細胞
出血 性 ショック ( 前 編 )
いや そんな 私 が 先輩 だ なんて
大丈夫 かな