NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 3 - 070 - 共鳴
( 唸り 声 )
《 ヤマト : しまった ! 3 本 目 まで も …》
( 唸り 声 )
( 唸り 声 )
( ナルト ) ソラ …。
( 唸り 声 )
♪♪~
ソラ !!
ナルト 危ない ! ( サクラ ) ナルト !!
( 唸り 声 )
ぐ っ … うわ っ !
ナルト !!
( シカマル ) クッソ ! ( いの ) 大丈夫な の !?
ソラ の … 意識 が …➡
ソラ が あんな か に い ねえ なんて ➡
冗談 じゃ ねえ !!
( フリド ) フフフ … ソラ の ヤツ ついに はじけ や がった 。
もう 誰 に も 止め られ ねえ 。
( アスマ ) カズマ … キサマ !
♪♪~
( ヤマト ) 木 遁 の 術 !
♪♪~
なんて 破壊 力 だ !
やめろ ! ソラ !!
♪♪~
影 首 縛り の 術 !
♪♪~
( シカマル ) やはり ダメ か ! ( チョウジ ) ボク が !
( チョウジ ) ぐ ぉ ~!!
ぐ わ ぁ ~!! ( シカマル ) チョウジ !
任せて ! 治療 する わ 。
クソ ! いいかげん 目 覚ませ !!
( 唸り 声 )
( アスマ ) カズマ ! キサマ どうして な んだ !?
実の 父親 の お前 が … なぜ だ !?
お前 は … ただ 殺す 道具 と して ソラ に 九 尾 を 植えつけた !
それ が どういう 意味 か わかって いる の か !?
すべて は 義 の ため … オレ は 義 の 中 で ソラ を 生かす !
ふざける な !!
う ぉっ !
( リ ー ) ボク が 行き ます !
う ぉ ~ っ !
( キバ ) 野郎 ! ( 赤 丸 ) ワンワン !
牙 通 牙 !!
クソ !
キサマ に もはや 義 など ない !
オレ の 義 は 火 ノ 国 が 火 ノ 国 と して あれば いい 。
その 過程 は 問題 で は ない !
じゃあ 子供 の … ソラ の 義 は どう な んだ !
フッ … お前 に … 三 代 目 火影 の 息子 と して ➡
お前 に どんな 義 が あった ? オレ は …。
オレ も 玉 を 守った 。 お前 も 玉 を 守った 。
それ で いい で は ない か 。
確かに … 確かに オレ は 玉 を 守って いる 。
だが それ は お前 の 考えて いる ような 玉 で は ない !
ハハハ ! 言った な ! お前 も そう な んじゃ ない か 。
玉 が 何 だろう と どう で も いい 。 しょせん オレ たち は ➡
玉 を 守る しか ない ただ の 歩 と いう こと だ 。
( フリド ) だが な 歩 じゃ 守れ ん の よ 。
だから ソラ に なって もらった 。
歩 を 敵陣 に 進め 今 まさに と 金 と なった の よ 。
子供 たち は 玉 を 守る 歩 なんか じゃ ない 。
どうでも いい ! オレ たち が 駒 である 以上 ➡
どちら か の 玉 を 取り合う しか ない んだ 。
その 過程 は 問題 じゃ ない 。
盤 を ひっくり返して でも オレ は 勝つ !
( 唸り 声 )
( シカマル / チョウジ ) うわ ~ っ !
木 遁 の 術 !
クソッ !
あっ !
( キバ ) う お ~! うわ っ ! ( チョウジ ) うわ っ !
(( なんで よそ者 に …! よそ者 じゃ ねえ んだ よ コイツ は 。
カカシ 班 の 仲間 だ から な ))
同じじゃ ねえ かよ … ソラ 。
なぁ 思い出せよ ソラ !
あの とき も こう やって バカ みて え に さ ➡
暴れる お前 を 止めよう と して …。
しよう が ねえ よ な 。
おら ~ っ !
やった か !? ナルト !
♪♪~
うわ ~! あ ~ っ !
ソラ ~!!
ソラ ! 戻って こい !
いる んだ ろ ? そこ に ! ソラ ! ( 唸り 声 )
ソラ !
もう やめて ! ソラ から 離れる んだ ナルト !
ソラ ~!!
おい ソラ 戻って きや がれ !
ソラ !
ソラ … お前 …。
なに !? えっ !?
ど どういう こと だって ば よ …。
これ 九 尾 の チャクラ が 勝手に …。
《 今 だ !》
火影 式 耳 順 術 ! 廓庵 入 鄽垂 手 !
♪♪~
どういう こと だ ? いつも と は 違う …。
これ は … 外部 から …!
ナルト !
クソ ! 出て くる なって ば よ !
♪♪~
な … なんで !?
フフフ … 偶然 って ヤツ は ホント に おかしな いたずら を し や がる 。
フウカ が 言って いた 。
♪♪~
(( フウカ : フリド … 私 が 相手 して た あの ツンツン 頭 の 子 だ けど ね 。
何 か ソラ と ある んじゃ ない かしら ね …))
ヤツ と ソラ は つながって いる と …。
もともと は 同じ チャクラ の 九 尾 。
フフフ … ソラ の 九 尾 の 怒り に 本家 の 九 尾 が 共鳴 して る んだ 。
( アスマ ) なに !?
フフフ … ハハハ ! お も しれ え じゃ ねえ かよ !
今度 は 本当の 人 柱 力 ➡
いや 九 尾 の 化け 狐 が 発動 して ➡
再び 里 を 壊滅 さ せる んだ 。 ハハハ !
《 チクショウ !》
( 九 尾 ) フフフ …。
う ぅ …。
クソッ !
よせ って ば よ ! やめろ ソラ !
ソラ !
まさか …。
( チョウジ ) な … 何 これ !?
これ は まずい ぞ ! みんな 逃げろ !
( 唸り 声 )
♪♪~
ナルト !!
サクラ ちゃん … う っ …。
ソラ 目 を 覚ませ ! おい !!
ハハハ ! いい ぞ ソラ !
( フリド ) そのまま 木 ノ 葉 を ぶ っ つぶせ !
そんな …。
♪♪~
ソラ …。 ナルト !?
冗談 じゃ ねえ …。
九 尾 の 野郎 なんか に ➡
飲ま れて たまる か !!
こ … これ は !?
いい ぞ ! その 調子 だ ソラ !
( 唸り 声 )
クッ … オレ は … 呼んで ねえ 。
引っ込んで ろ 化け 狐 !
勝手に ノコノコ 出て くんじゃ ねえ !
ヤマト 隊長 なんとか なら ない んです か !
いや 今 の ナルト に は ボク の 術 は 届か ない 。
あと は ナルト の 精神 力 に かける しか ない んだ 。 でも …。
う っ … クソッ …。
( 九 尾 ) ワシ に まかせろ 小僧 。
♪♪~
断る って ば よ 。
♪♪~
オレ は 逃げ ねえ !
化け 狐 なんか に ゃ 取り込ま れ ねえ !
ナルト 。 ナルト 君 。
クソ …。
オレ は … 誓った んだ …。
こんな ところ で こんな こと で ➡
お前 に 飲み込ま れる わけに は いか ねえ んだ 。
ソラ に 説教 した オレ が 同じ こと やる わけに は いか ねえ 。
( 九 尾 ) フハハハハ …! 何 を 遠慮 する 。
いつも の ように 言って みろ 。
「 お前 の 力 を 貸せ 」 と 。
ふざける な !
オレ は この 手 で お前 を 引き戻して やる ぞ ソラ !
ナルト 。
( 唸り 声 )
ソラ …。 ( ソラ ) 誰 だ ?
ソラ !!
戻って こい !!
こっち に 来い ! お前 なぁ いつまで 寝て んだ よ !!
いいかげん 目 を 覚ませ !
起き や がれ ~ っ !!
ソラ !!
( 唸り 声 )
( ソラ ) 誰 だ ? 誰 だ そこ に いる の は …。
なんだ オレ だ 。
幼い とき の オレ いつも 泣いて た オレ 。
ひとりぼっち の オレ …。
ソラ …。
誰 だ ? 誰 の 声 だ ?
ソラ …。
やっぱり … やっぱり そう だ 。
何も 変わっちゃ い ねえ 。
オレ は ひと り だ 。
ソラ …。
♪♪~
( 唸り 声 )
♪♪~
待って ろ … 今 助けて やる から 。
♪♪~
待って ろ ソラ !
( ソラ ) 誰 の 声 だ …。
今日 は ナルト の 九 尾 発動 の 記録 を 振り返る わ 。
ナルト の 九 尾 の チャクラ が 初めて 発動 した の は ➡
波 の 国 の 任務 で 白 と 戦った とき 。
この頃 は 意識 して 使う と いう より ➡
感情 の 高 ぶり を きっかけ に ➡
ふいに 出る と いう もの だった みたい 。
初めて 自分 の 意志 で 使った の は ➡
自 来 也様 と の 修行 を 経て ガマブン 太 を 呼んだ とき ね 。
その後 中 忍 試験 で ネジ さん を 倒したり ➡
木 ノ 葉 崩し で 守 鶴 と なった 我 愛 羅 さん と 戦ったり ➡
呪 印 の 力 を 借りた サスケ 君 と の 戦い の とき も ➡
奥の手 と して 九 尾 の チャクラ は ナルト の ピンチ を 救って きた の 。
でも 九 尾 の 力 に 頼った 強 さ は 本当の 強 さ じゃ ない 。
頼り すぎれば 仲間 を 傷つけ ➡
自分 自身 を も 傷つけて しまう 。
だからこそ ナルト は ➡
自分 自身 の 力 で ソラ を 救おう と こんなに も がんばって いる の ね 。