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Gegege no Kitaro (1996), S01E01-E02 GeGeGe no Kitarō

S01E01-E02 GeGeGe no Kitarō

(見上げ 入 道 )グハハハ…!

うわ あっ! うん?

(ぬり かべ )ぬり かべ!

うん?

めだま

どの

・ 目玉 の おやじ 殿!

うん?

すな

ばば あ

おお 砂 かけ 婆

じじ い

むすめ

子 なき 爺 ねこ 娘!

じゅん

しょ うた

(淳 ・翔 太 )うわ ー!

すな

ばば あ

きたろう

(砂 かけ 婆 )鬼 太郎 たち の・

知らせ を 聞いて

なかま

仲間 で 駆けつけた わ い。

もの

と も

おお 持つ べき者 は 友 じゃ のう。

う うっ!

じじ い

(子 なき 爺)

あぶ

危ない ところ じゃった のう。

は … はい!

ありがとう ございます!

ええ い こう なったら

まとめて 吹き飛ばして くれる わ!

いき

おと

(息 を 吸う 音)

おと

うん ? この 音 は…。

み あ

に ゅう どう

(見上げ 入 道 )ブワー!

うわ ー!

きたろう

ああっ鬼 太郎!

いったん

(一 反 もめん )よっと!・

だいじょうぶ

大丈夫で ご わす か?

いったん

一 反 もめん!

ぶじ

なに

ハァ 無事で 何より じゃ。

くる

ぐ ああっ苦しい。

いき

どうした こと だ 息 が 出せ ん!

せんぞ

れい もう

先祖 の 霊 毛 で 編んだ

ちゃん ちゃん こ で

まえ

ふさ

お前 の のど を 塞いだ の さ。

むすめ

きたろう

(ねこ 娘 )さすが 鬼 太郎!

すな

ばば あ

きたろう

(砂 かけ 婆 )よし 鬼 太郎。

はら

そい つ の パンパンに ふくれた 腹 に

けばり

毛針 を 打ち込んで やれ!

そう する つもり さ。

くる

ああ 苦しい…。

これ でも くらえ!

ああっ!

しゃちょう

(社長 )うわ ー!

(ぬり かべ )ぬり かべ。

ギャー!

ゆうこ

(祐子 )うわ ー!

いったん

(一 反 もめん )ぬわっす!

だいじょうぶ

もう 大丈夫だ。

ゆうこ

(祐子 )と … 飛んで る!

ご え

(うめき声)

きたろう

み あ

おい 鬼 太郎 見上げ の ヤツ は

に ゅう どう ぬま

入 道 沼 の ほう へ 逃げて いった ぞ!

ゆうこ

(祐子 )えっ

やっつけた んじゃ ない の?

やぶ

おなか が 破けた だけ だ よ。

し あ

仕上げ は これ から さ。

あっお ばば。

じゅんび

おこた

準備 は 怠り なし じゃ よ。・

フッ ほ い。

み あ

に ゅう どう

ふう

見上げ 入 道 を 封じ込める に は

こえ

へんじ

とき

声 を 掛けて 返事 を した 時

み あ

に ゅう どう

み こ

「見上げ 入 道 見越した 」と

言えば いい んじゃ。

ああっ!

(ぬり かべ )ぬり かべ!

じじ い

(子 なき 爺 )そりゃ ー!

み あ

に ゅう どう

(見上げ 入 道 )うわ あっ!

すな

ばば あ

の が

(砂 かけ 婆 )逃し は せんぞ!

うわっ… め … 目 が!

じじ い

(子 なき 爺 )よい しょっと!

ご え

(泣き声)

み あ

に ゅう どう

おも

おも

(見上げ 入 道 )重い 重い…

ああ…。

み あ

に ゅう どう

見上げ 入 道!

なに?

み こ

見越した!

ああっ!

や … そそ そ … それ だけ は…。・

やめて ー!

み あ

に ゅう どう

さけ

ご え

(見上げ 入 道 の 叫び声)

きたろう

やった のう 鬼 太郎。

とう

はい 父さん。

ゆうこ

きたろう

(祐子 )鬼 太郎 さん

たす

ほんとう

助けて くれて 本当に ありがとう。

しょ うた

(翔 太)

つよ

「強く な さ そう 」なんて 言って

ごめんなさい。

気 に せ んで ええ ええ。

つよ

ケンカ が 強く たって

じまん

自慢 に は なら ない よ。

にんげん

ようかい

ホント は 人間 と 妖怪

なか

仲よく やって いければ

いちばん

一 番 いい の さ。

むずか

もんだい

まあ 難しい 問題 じゃ が な。

み あ

に ゅう どう

ねえ 見上げ 入 道 は どう なる の?

とう

どう しましょう ね ? 父さん。

ひと

そう さ の う 人 の 来 ない

やま

おく

ねむ

山 の 奥 に でも 眠ら せて やる か。

ようかい

しぜん

なか

やはり 妖怪 は 自然の 中 が

いちばん

一 番 じゃ から のう。

ゆうこ

とり

(祐子 )鳥 さん だけ じゃ なくて

ようかい

妖怪 も 住む と こ なく なっちゃ うね。

わか

あんた ら は まだ 若い。

かん が

よ ー く 考えて みる こと じゃ な。

はい!

しょ うた

じゅん

(翔 太 ・淳 )うん

とう

じゃあ 父さん

そろそろ 行きましょう か。

うん。

かえ

さて わし ら も 帰る と する か。

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )そうじゃ のう。

きたろう

あー あ 鬼 太郎 の おかげ で

そこ

もうけ 損なっち まった ぜ。

むすめ

(ねこ 娘 )うん?

さけ

ご え

(叫び声)

むすめ

なに

(ねこ 娘 )何 言って ん の よ!・

きたろう

鬼 太郎 が いた から

たす

助かった んじゃ ない の よ!・

おんし

この 恩知らず!

ハァ ハァ…。

じゅん

しょ うた

ゆうこ

(淳 ・翔 太 ・祐子 )ひ いっ…。

アハハハ…。

ご え

(カラス の 鳴き声)

きたろう

鬼 太郎 さん ありがとう。

ひしょ

しゃちょう

しゃちょう

(秘書 )社長 … 社長!・

かえ

もう 帰りましょう よ。

ようかい

よ … 妖怪 だった な。

なん

何 か ようかい?

ハハッ ハハハ…。

ひしょ

しゃちょう

(秘書 )社長…。

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に

てがみ

手紙 を 入れりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎

むし

たたえる 虫 たち

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は

・ 消えて 行く

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

もくもく れ ん

〈どうして 目 目 連 が こんなに

らんぼう

乱暴に なっちゃった ん です か ね。〉

もくれん

さ と

〈うーん ふだん は 木 連 の 里 で・

おとなしく 暮らして おった

はずじゃ のに のう。〉

がまん

〈よっぽど 我慢 でき ない こと が

あった んでしょう か?〉

〈そう かもし れ ん。・

あぶ

ハッ 危ない ! トラック が

しょうがっこう

小学校 に 突っ込んで しまう ぞ!〉

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉

EPISODE 2

ご え

(カラス の 鳴き声)

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

かぜ

おと

(風 の 音)

あね

(姉 )どうした の?

おとうと

だれ

(弟 )さっき から 誰 か に

見られて る ような 気 が する んだ。

あね

だれ

(姉 )誰 か に?

おとうと

ねえ

(弟 )姉ちゃん!

あね

い く じ

(姉 )意気地なし ね。

るす

パパ と ママ が 留守 だからって。・

ふしあな

あの 節穴 が

目 に 見えた んじゃ ない の?

おとうと

ち が

(弟 ) 違う よ。

もっと たくさんの 目 が あった んだ。

あね

(姉 )それ が ホント なら

ようかい

妖怪 ポスト に

てがみ

手紙 入れちゃ うんだけど な。

ようかい

妖怪 ポスト?

きたろう

ひと

ゲゲゲ の 鬼 太郎 さんって いう 人 が

たす

助け に 来て くれるって ウワサ よ。

こわ

で あんた が 怖がってる の は

きっと この ポスター よ。

おとうと

ち が

(弟 )違う よ!

しんぱい

心配 ない 。 さあ 寝 なさい。

う … う うっ…。

ああっ…。

ねえ

ね … 姉ちゃん

あそこ に たくさんの 目 が!

あね

なに

(姉 )うーん 何 よ

や ん なっちゃ う な。

あれ ? 目 が 消えちゃった。

たし

確かに あった のに…。

分かった 分かった。

なに

な … 何 これ 目 が…。

おとうと

あね

(弟 ・姉 )ああっ…。・

うわ ー!

ご え

(カラス の 鳴き声)

きたろう

とう

(鬼 太郎 )父さん

のんびり して も いら れません よ。

めだま

(目玉 おやじ )うん?

ようかい

てがみ

はい

妖怪 ポスト に 手紙 が 入ってました。

なに

じけん

また 何 か 事件 が

起こった らしい です。

じけん

事件 ? しょうがない な…。

おんせん きぶん

もど

温泉 気分 は 戻って から に する か。

とう

父さん

どうやら この うち の ようです。

ぶようじん

不 用心 じゃ のう

のこ

子ども だけ 残して 出かける なんて。

もんぴ

かい へいおん

(門扉 の 開閉 音)

おとこ

きたろう

(ねずみ 男 )鬼 太郎 の ヤツ

あさ は や

こんな 朝 早く から…。

なに

こりゃ どうやら 何 か あった な。

もの

たくさんの 目 の 化け物?

ええ。

いま

今 も まだ どこ から か

見られて る ような 気 が する の。

もくもく れ ん

ふむ 目 目 連 じゃ な。

もくもく れ ん

目 目 連?

そう じゃ。

もくもく れ ん

目 目 連 は

しゅうごうたい

葉っぱ の ような 目 の 集 合体 で

もくれん

さ と

ふだん は 木蓮 の 里 で

ようかい

おとなしく 暮らす 妖怪 じゃ。

ようかい

ほら やっぱり 妖怪 だった んだ!

ヤツ は どんな もの に も

いったい か

張り付いて 一体 化し

いったい か

さらに 一体 化した もの を

じゆう

あやつ

のうりょく

自由に 操る 能力 も

持って いる んじゃ。

ねえ

姉ちゃん!

こわ

怖がる こと は ない よ。

えっ?

もくもく れ ん

目 目 連 は 気 の いい

や さ

ようかい

優しい 妖怪 な んだ。

しず

もくれん

さ と

しかし あの 静かな 木蓮 の 里 に

もくもく れ ん

いる はずの 目 目 連 が

なんで また こんな ところ に?

おとうと

(弟 )出た ー!

えっ!?

きたろう

まえ

鬼 太郎 お前 の ちゃん ちゃん こ に!

もくもく れ ん

なに !? あっ目 目 連!

もくもく れ ん

(目 目 連)

きたろう

鬼 太郎 やっぱり 来た な。・

まえ

まく

ここ は お前 の 出る 幕 じゃ ない。

とっとと 出て け!

うわ ー!

きたろう

はや

鬼 太郎 早く そい つ を 脱ぐ んじゃ!

ぐ ああっ

ちから

すごい 力 で 締めつけて くる…。

うわ あっ…。

もくもく れ ん

おのれ 目 目 連 め!

いた

痛いっ!

きたろう

すま ん 鬼 太郎!

もくもく れ ん

目 目 連 め どこ へ 消えた んだ?

あね

おとうと

(姉 ・弟 )うわ あっ!

ねえ

姉ちゃん!

めだま

きたろう

(目玉 おやじ ・鬼 太郎 )うわ あっ!

こんど

今度 は

じゅうたん に 張り付いた な!

もくもく れ ん

(目 目 連 )フフフフフ…。

うわ あっ!

きたろう

鬼 太郎!

こ … このっ!

うん ? ど … どこ へ 消えた?

きたろう

うえ

鬼 太郎 上 じゃ!

うん ? あっ…。

おとうと

(弟 )あっ戸 が!

あね

(姉 )あ … 開か ない!

おとうと

こわ

ねえ

(弟 )怖い よ 姉ちゃん!

うっ…。

もくもく れ ん

(目 目 連 )フフフフフ…。

ダメだ 開か ない … うん?

もくもく れ ん

(目 目 連 )フフフフ…。

ど … どう する つもりだ。

やしき

ヤツ め この 屋敷 ごと

わし ら を 押しつぶす つもりじゃ な。

うわ あっ!

もくもく れ ん

やめろ 目 目 連!

なんで こんな こと を する んだ!

もくもく れ ん

き さま

(目 目 連 )うるさい ! 貴 様 に

おれ

き も

俺 の 気持ち が 分かって たまる か!

パパ ! ママ!

あね

あぶ

(姉 )危ない!

もくもく れ ん

やめろ 目 目 連!

どうしたって いう んだ

あば

暴れる の は やめろ!

クソー!

きたろう

せんこう

鬼 太郎 線香 と タマネギ じゃ!

そんな もの を どう する ん です か?

もくもく れ ん

ようかい

目 目 連 は 目 の 妖怪 じゃ。

けむり

にがて

煙 や タマネギ が 苦手な んじゃ よ。

あっそう か よ ー し!

あんた たち は

きざ

タマネギ を 刻む んじゃ。

は … はい!

・~

ちい

揺れ が 小さく なった わ。

おとうと

ほんとう

(弟 )ほ … 本当だ。

あっ…。

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の 泣き声)

あっ泣きだした ぞ!

あね

てんじょう

(姉 )天井 の 目 が 泣いて る!

もくもく れ ん

目 目 連…。

もくもく れ ん

やった 目 目 連 が 逃げてった ぞ!

たす

たす

助かった 助かった の よ。

きたろう

ありがとう 鬼 太郎 さん!

いや それにしても

ひどい 目 に 遭った ね。

・ ケガ は なかった か ね?

おれ さま

でも 俺 様 が 来た からに は

あんしん

もう 安心だ ぜ。

まえ

なっ… お … お前。

あ … あなた は?

わたし

おれ さま

私 ? ああ この 俺 様 は

せかい

ひとり

世界 で ただ 1人

にんげん

ようかい

まも

人間 を 妖怪 から 守る ため に

かつやく

せいぎ

みかた

活躍 する 正義 の 味方。

おとこ

ビビビ の ねずみ 男 です。

は あ?

まえ

せいぎ

フッ お前 の どこ が 正義 じゃ?

あら ま ごあいさつ な。

ねえ

それ より お 姉ちゃん

とう

お 父さん どこ?

ようかい

ぱら

妖怪 を 追っ払って やった

れい

お 礼 を いただか なくっちゃ ねえ。

おとこ

こら ねずみ 男!

き さま

貴 様 やっぱり そんな

こんたん

ずうずうしい 魂胆 だった んじゃ な。

およ よ

ひと ぎ

わる

人 聞き の 悪い こと 言う じゃ ねえ か。

おれ

せいぎ

みかた

俺 は 正義 の 味方 な んだ ぜ。

ひら

おと

・(ドア が 開く 音)

ちち

なん

・(父 )何 だ?

この 散らかり よう は。

かえ

あっパパ たち が 帰って きた!

カモ ネギ だ ぜ!

もくもく れ ん

それ で まあ その 目 目 連って の が

わる

また タチ の 悪い ヤツ でして ね。

はら

追い払う の に ホント

ほね

骨 が ポッキリ 折れた ぜ。

き さま

なに

貴 様 何も し とら んじゃ ろ?

ハハハ … で まあ

ば たら

なん

タダ 働きって の も 何で すし ね。

たい

なに 大した もの は 要りません ぜ

しゃれ いき ん

まんえん

まあ 謝礼 金 と して 100万円 ほど ね。


S01E01-E02 GeGeGe no Kitarō S01E01-E02 GeGeGe no Kitarō

(見上げ 入 道 )グハハハ…! みあげ|はい|どう|

うわ あっ! うん?

(ぬり かべ )ぬり かべ!

うん?

めだま

どの

・ 目玉 の おやじ 殿! めだま|||しんがり

うん?

すな

ばば あ

おお 砂 かけ 婆 |すな||ばあ

じじ い

むすめ

子 なき 爺 ねこ 娘! こ||じい||むすめ

じゅん

しょ うた

(淳 ・翔 太 )うわ ー! あつし|と|ふと||-

すな

ばば あ

きたろう

(砂 かけ 婆 )鬼 太郎 たち の・ すな||ばあ|おに|たろう||

知らせ を 聞いて しらせ||きいて

なかま

仲間 で 駆けつけた わ い。 なかま||かけつけた||

もの

と も

おお 持つ べき者 は 友 じゃ のう。 |もつ|べき しゃ||とも||

う うっ!

じじ い

(子 なき 爺) こ||じい

あぶ

危ない ところ じゃった のう。 あぶない|||

は … はい!

ありがとう ございます!

ええ い こう なったら

まとめて 吹き飛ばして くれる わ! |ふきとばして||

いき

おと

(息 を 吸う 音) いき||すう|おと

おと

うん ? この 音 は…。 ||おと|

み あ

に ゅう どう

(見上げ 入 道 )ブワー! みあげ|はい|どう|

うわ ー! |-

きたろう

ああっ鬼 太郎! ああっおに|たろう

いったん

(一 反 もめん )よっと!・ ひと|はん||

だいじょうぶ

大丈夫で ご わす か? だいじょうぶで|||

いったん

一 反 もめん! ひと|はん|

ぶじ

なに

ハァ 無事で 何より じゃ。 |ぶじで|なにより|

くる

ぐ ああっ苦しい。 |ああっくるしい

いき

どうした こと だ 息 が 出せ ん! |||いき||だせ|

せんぞ

れい もう

先祖 の 霊 毛 で 編んだ せんぞ||れい|け||あんだ

ちゃん ちゃん こ で

まえ

ふさ

お前 の のど を 塞いだ の さ。 おまえ||||ふさいだ||

むすめ

きたろう

(ねこ 娘 )さすが 鬼 太郎! |むすめ||おに|たろう

すな

ばば あ

きたろう

(砂 かけ 婆 )よし 鬼 太郎。 すな||ばあ||おに|たろう

はら

そい つ の パンパンに ふくれた 腹 に |||ぱんぱんに||はら|

けばり

毛針 を 打ち込んで やれ! けばり||うちこんで|

そう する つもり さ。

くる

ああ 苦しい…。 |くるしい

これ でも くらえ!

ああっ!

しゃちょう

(社長 )うわ ー! しゃちょう||-

(ぬり かべ )ぬり かべ。

ギャー!

ゆうこ

(祐子 )うわ ー! さちこ||-

いったん

(一 反 もめん )ぬわっす! ひと|はん||

だいじょうぶ

もう 大丈夫だ。 |だいじょうぶだ

ゆうこ

(祐子 )と … 飛んで る! さちこ||とんで|

ご え

(うめき声) うめきごえ

きたろう

み あ

おい 鬼 太郎 見上げ の ヤツ は |おに|たろう|みあげ||やつ|

に ゅう どう ぬま

入 道 沼 の ほう へ 逃げて いった ぞ! はい|どう|ぬま||||にげて||

ゆうこ

(祐子 )えっ さちこ|

やっつけた んじゃ ない の?

やぶ

おなか が 破けた だけ だ よ。 ||やぶけた|||

し あ

仕上げ は これ から さ。 しあげ||||

あっお ばば。

じゅんび

おこた

準備 は 怠り なし じゃ よ。・ じゅんび||おこたり|||

フッ ほ い。

み あ

に ゅう どう

ふう

見上げ 入 道 を 封じ込める に は みあげ|はい|どう||ふうじこめる||

こえ

へんじ

とき

声 を 掛けて 返事 を した 時 こえ||かけて|へんじ|||じ

み あ

に ゅう どう

み こ

「見上げ 入 道 見越した 」と みあげ|はい|どう|みこした|

言えば いい んじゃ。 いえば||

ああっ!

(ぬり かべ )ぬり かべ!

じじ い

(子 なき 爺 )そりゃ ー! こ||じい||-

み あ

に ゅう どう

(見上げ 入 道 )うわ あっ! みあげ|はい|どう||

すな

ばば あ

の が

(砂 かけ 婆 )逃し は せんぞ! すな||ばあ|のがし||

うわっ… め … 目 が! ||め|

じじ い

(子 なき 爺 )よい しょっと! こ||じい||

ご え

(泣き声) なきごえ

み あ

に ゅう どう

おも

おも

(見上げ 入 道 )重い 重い… みあげ|はい|どう|おもい|おもい

ああ…。

み あ

に ゅう どう

見上げ 入 道! みあげ|はい|どう

なに?

み こ

見越した! みこした

ああっ!

や … そそ そ … それ だけ は…。・

やめて ー! |-

み あ

に ゅう どう

さけ

ご え

(見上げ 入 道 の 叫び声) みあげ|はい|どう||さけびごえ

きたろう

やった のう 鬼 太郎。 ||おに|たろう

とう

はい 父さん。 |とうさん

ゆうこ

きたろう

(祐子 )鬼 太郎 さん さちこ|おに|たろう|

たす

ほんとう

助けて くれて 本当に ありがとう。 たすけて||ほんとうに|

しょ うた

(翔 太) と|ふと

つよ

「強く な さ そう 」なんて 言って つよく|||||いって

ごめんなさい。

気 に せ んで ええ ええ。 き|||||

つよ

ケンカ が 強く たって けんか||つよく|

じまん

自慢 に は なら ない よ。 じまん|||||

にんげん

ようかい

ホント は 人間 と 妖怪 ほんと||にんげん||ようかい

なか

仲よく やって いければ なかよく||

いちばん

一 番 いい の さ。 ひと|ばん|||

むずか

もんだい

まあ 難しい 問題 じゃ が な。 |むずかしい|もんだい|||

み あ

に ゅう どう

ねえ 見上げ 入 道 は どう なる の? |みあげ|はい|どう||||

とう

どう しましょう ね ? 父さん。 |||とうさん

ひと

そう さ の う 人 の 来 ない ||||じん||らい|

やま

おく

ねむ

山 の 奥 に でも 眠ら せて やる か。 やま||おく|||ねむら|||

ようかい

しぜん

なか

やはり 妖怪 は 自然の 中 が |ようかい||しぜんの|なか|

いちばん

一 番 じゃ から のう。 ひと|ばん|||

ゆうこ

とり

(祐子 )鳥 さん だけ じゃ なくて さちこ|ちょう||||

ようかい

妖怪 も 住む と こ なく なっちゃ うね。 ようかい||すむ|||||

わか

あんた ら は まだ 若い。 ||||わかい

かん が

よ ー く 考えて みる こと じゃ な。 |-||かんがえて||||

はい!

しょ うた

じゅん

(翔 太 ・淳 )うん と|ふと|あつし|

とう

じゃあ 父さん |とうさん

そろそろ 行きましょう か。 |いきましょう|

うん。

かえ

さて わし ら も 帰る と する か。 ||||かえる|||

すな

ばば あ

(砂 かけ 婆 )そうじゃ のう。 すな||ばあ|そう じゃ|

きたろう

あー あ 鬼 太郎 の おかげ で ||おに|たろう|||

そこ

もうけ 損なっち まった ぜ。 |そんなっち||

むすめ

(ねこ 娘 )うん? |むすめ|

さけ

ご え

(叫び声) さけびごえ

むすめ

なに

(ねこ 娘 )何 言って ん の よ!・ |むすめ|なん|いって|||

きたろう

鬼 太郎 が いた から おに|たろう|||

たす

助かった んじゃ ない の よ!・ たすかった||||

おんし

この 恩知らず! |おんしらず

ハァ ハァ…。

じゅん

しょ うた

ゆうこ

(淳 ・翔 太 ・祐子 )ひ いっ…。 あつし|と|ふと|さちこ||

アハハハ…。

ご え

(カラス の 鳴き声) ||なきごえ

きたろう

鬼 太郎 さん ありがとう。 おに|たろう||

ひしょ

しゃちょう

しゃちょう

(秘書 )社長 … 社長!・ ひしょ|しゃちょう|しゃちょう

かえ

もう 帰りましょう よ。 |かえりましょう|

ようかい

よ … 妖怪 だった な。 |ようかい||

なん

何 か ようかい? なん||

ハハッ ハハハ…。

ひしょ

しゃちょう

(秘書 )社長…。 ひしょ|しゃちょう

・(エンディングテ ー マ)

・~

・~

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ おばけ の ポスト に ||ぽすと|

てがみ

手紙 を 入れりゃ てがみ||いれりゃ

きたろう

おと

・ どこ か で 鬼 太郎 の ゲタ の 音 |||おに|たろう||げた||おと

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン

きたろう

・ ゲゲゲ の 鬼 太郎 ||おに|たろう

むし

たたえる 虫 たち |ちゅう|

きたろう

・ どこ か へ 鬼 太郎 は |||おに|たろう|

・ 消えて 行く きえて|いく

・ カランコロン

カランカラン コロン

・ カランコロン

カランカラン コロン……

・~

もくもく れ ん

〈どうして 目 目 連 が こんなに |め|め|れん||

らんぼう

乱暴に なっちゃった ん です か ね。〉 らんぼうに|||||

もくれん

さ と

〈うーん ふだん は 木 連 の 里 で・ |||き|れん||さと|

おとなしく 暮らして おった |くらして|

はずじゃ のに のう。〉

がまん

〈よっぽど 我慢 でき ない こと が |がまん||||

あった んでしょう か?〉

〈そう かもし れ ん。・

あぶ

ハッ 危ない ! トラック が |あぶない|とらっく|

しょうがっこう

小学校 に 突っ込んで しまう ぞ!〉 しょうがっこう||つっこんで||

じかい

きたろう

〈次回 『ゲゲゲ の 鬼 太郎』…〉 じかい|||おに|たろう

きみ

うし

くろ

かげ

〈君 の 後ろ に 黒い 影。〉 きみ||うしろ||くろい|かげ

EPISODE 2 episode

ご え

(カラス の 鳴き声) ||なきごえ

・(オ ー プニングテ ー マ)

・~

・~

・~

・~

・~

かぜ

おと

(風 の 音) かぜ||おと

あね

(姉 )どうした の? あね||

おとうと

だれ

(弟 )さっき から 誰 か に おとうと|||だれ||

見られて る ような 気 が する んだ。 みられて|||き|||

あね

だれ

(姉 )誰 か に? あね|だれ||

おとうと

ねえ

(弟 )姉ちゃん! おとうと|ねえちゃん

あね

い く じ

(姉 )意気地なし ね。 あね|いくじなし|

るす

パパ と ママ が 留守 だからって。・ ぱぱ||まま||るす|

ふしあな

あの 節穴 が |ふしあな|

目 に 見えた んじゃ ない の? め||みえた|||

おとうと

ち が

(弟 ) 違う よ。 おとうと|ちがう|

もっと たくさんの 目 が あった んだ。 ||め|||

あね

(姉 )それ が ホント なら あね|||ほんと|

ようかい

妖怪 ポスト に ようかい|ぽすと|

てがみ

手紙 入れちゃ うんだけど な。 てがみ|いれちゃ||

ようかい

妖怪 ポスト? ようかい|ぽすと

きたろう

ひと

ゲゲゲ の 鬼 太郎 さんって いう 人 が ||おに|たろう|||じん|

たす

助け に 来て くれるって ウワサ よ。 たすけ||きて|||

こわ

で あんた が 怖がってる の は |||こわがってる||

きっと この ポスター よ。 ||ぽすたー|

おとうと

ち が

(弟 )違う よ! おとうと|ちがう|

しんぱい

心配 ない 。 さあ 寝 なさい。 しんぱい|||ね|

う … う うっ…。

ああっ…。

ねえ

ね … 姉ちゃん |ねえちゃん

あそこ に たくさんの 目 が! |||め|

あね

なに

(姉 )うーん 何 よ あね||なん|

や ん なっちゃ う な。

あれ ? 目 が 消えちゃった。 |め||きえちゃった

たし

確かに あった のに…。 たしかに||

分かった 分かった。 わかった|わかった

なに

な … 何 これ 目 が…。 |なん||め|

おとうと

あね

(弟 ・姉 )ああっ…。・ おとうと|あね|

うわ ー! |-

ご え

(カラス の 鳴き声) ||なきごえ

きたろう

とう

(鬼 太郎 )父さん おに|たろう|とうさん

のんびり して も いら れません よ。

めだま

(目玉 おやじ )うん? めだま||

ようかい

てがみ

はい

妖怪 ポスト に 手紙 が 入ってました。 ようかい|ぽすと||てがみ||はいってました

なに

じけん

また 何 か 事件 が |なん||じけん|

起こった らしい です。 おこった||

じけん

事件 ? しょうがない な…。 じけん||

おんせん きぶん

もど

温泉 気分 は 戻って から に する か。 おんせん|きぶん||もどって||||

とう

父さん とうさん

どうやら この うち の ようです。

ぶようじん

不 用心 じゃ のう ふ|ようじん||

のこ

子ども だけ 残して 出かける なんて。 こども||のこして|でかける|

もんぴ

かい へいおん

(門扉 の 開閉 音) もんぴ||かいへい|おと

おとこ

きたろう

(ねずみ 男 )鬼 太郎 の ヤツ |おとこ|おに|たろう||やつ

あさ は や

こんな 朝 早く から…。 |あさ|はやく|

なに

こりゃ どうやら 何 か あった な。 ||なん|||

もの

たくさんの 目 の 化け物? |め||ばけもの

ええ。

いま

今 も まだ どこ から か いま|||||

見られて る ような 気 が する の。 みられて|||き|||

もくもく れ ん

ふむ 目 目 連 じゃ な。 |め|め|れん||

もくもく れ ん

目 目 連? め|め|れん

そう じゃ。

もくもく れ ん

目 目 連 は め|め|れん|

しゅうごうたい

葉っぱ の ような 目 の 集 合体 で はっぱ|||め||しゅう|がったい|

もくれん

さ と

ふだん は 木蓮 の 里 で ||もくれん||さと|

ようかい

おとなしく 暮らす 妖怪 じゃ。 |くらす|ようかい|

ようかい

ほら やっぱり 妖怪 だった んだ! ||ようかい||

ヤツ は どんな もの に も やつ|||||

いったい か

張り付いて 一体 化し はりついて|いったい|かし

いったい か

さらに 一体 化した もの を |いったい|かした||

じゆう

あやつ

のうりょく

自由に 操る 能力 も じゆうに|あやつる|のうりょく|

持って いる んじゃ。 もって||

ねえ

姉ちゃん! ねえちゃん

こわ

怖がる こと は ない よ。 こわがる||||

えっ?

もくもく れ ん

目 目 連 は 気 の いい め|め|れん||き||

や さ

ようかい

優しい 妖怪 な んだ。 やさしい|ようかい||

しず

もくれん

さ と

しかし あの 静かな 木蓮 の 里 に ||しずかな|もくれん||さと|

もくもく れ ん

いる はずの 目 目 連 が ||め|め|れん|

なんで また こんな ところ に?

おとうと

(弟 )出た ー! おとうと|でた|-

えっ!?

きたろう

まえ

鬼 太郎 お前 の ちゃん ちゃん こ に! おに|たろう|おまえ|||||

もくもく れ ん

なに !? あっ目 目 連! |あっめ|め|れん

もくもく れ ん

(目 目 連) め|め|れん

きたろう

鬼 太郎 やっぱり 来た な。・ おに|たろう||きた|

まえ

まく

ここ は お前 の 出る 幕 じゃ ない。 ||おまえ||でる|まく||

とっとと 出て け! |でて|

うわ ー! |-

きたろう

はや

鬼 太郎 早く そい つ を 脱ぐ んじゃ! おに|たろう|はやく||||ぬぐ|

ぐ ああっ

ちから

すごい 力 で 締めつけて くる…。 |ちから||しめつけて|

うわ あっ…。

もくもく れ ん

おのれ 目 目 連 め! |め|め|れん|

いた

痛いっ! いたいっ

きたろう

すま ん 鬼 太郎! ||おに|たろう

もくもく れ ん

目 目 連 め どこ へ 消えた んだ? め|め|れん||||きえた|

あね

おとうと

(姉 ・弟 )うわ あっ! あね|おとうと||

ねえ

姉ちゃん! ねえちゃん

めだま

きたろう

(目玉 おやじ ・鬼 太郎 )うわ あっ! めだま||おに|たろう||

こんど

今度 は こんど|

じゅうたん に 張り付いた な! ||はりついた|

もくもく れ ん

(目 目 連 )フフフフフ…。 め|め|れん|

うわ あっ!

きたろう

鬼 太郎! おに|たろう

こ … このっ!

うん ? ど … どこ へ 消えた? ||||きえた

きたろう

うえ

鬼 太郎 上 じゃ! おに|たろう|うえ|

うん ? あっ…。

おとうと

(弟 )あっ戸 が! おとうと|あっと|

あね

(姉 )あ … 開か ない! あね||あか|

おとうと

こわ

ねえ

(弟 )怖い よ 姉ちゃん! おとうと|こわい||ねえちゃん

うっ…。

もくもく れ ん

(目 目 連 )フフフフフ…。 め|め|れん|

ダメだ 開か ない … うん? だめだ|あか||

もくもく れ ん

(目 目 連 )フフフフ…。 め|め|れん|

ど … どう する つもりだ。

やしき

ヤツ め この 屋敷 ごと やつ|||やしき|

わし ら を 押しつぶす つもりじゃ な。 |||おしつぶす||

うわ あっ!

もくもく れ ん

やめろ 目 目 連! |め|め|れん

なんで こんな こと を する んだ!

もくもく れ ん

き さま

(目 目 連 )うるさい ! 貴 様 に め|め|れん||とうと|さま|

おれ

き も

俺 の 気持ち が 分かって たまる か! おれ||きもち||わかって||

パパ ! ママ! ぱぱ|まま

あね

あぶ

(姉 )危ない! あね|あぶない

もくもく れ ん

やめろ 目 目 連! |め|め|れん

どうしたって いう んだ

あば

暴れる の は やめろ! あばれる|||

クソー!

きたろう

せんこう

鬼 太郎 線香 と タマネギ じゃ! おに|たろう|せんこう||たまねぎ|

そんな もの を どう する ん です か?

もくもく れ ん

ようかい

目 目 連 は 目 の 妖怪 じゃ。 め|め|れん||め||ようかい|

けむり

にがて

煙 や タマネギ が 苦手な んじゃ よ。 けむり||たまねぎ||にがてな||

あっそう か よ ー し! |||-|

あんた たち は

きざ

タマネギ を 刻む んじゃ。 たまねぎ||きざむ|

は … はい!

・~

ちい

揺れ が 小さく なった わ。 ゆれ||ちいさく||

おとうと

ほんとう

(弟 )ほ … 本当だ。 おとうと||ほんとうだ

あっ…。

もくもく れ ん

ご え

(目 目 連 の 泣き声) め|め|れん||なきごえ

あっ泣きだした ぞ! あっなきだした|

あね

てんじょう

(姉 )天井 の 目 が 泣いて る! あね|てんじょう||め||ないて|

もくもく れ ん

目 目 連…。 め|め|れん

もくもく れ ん

やった 目 目 連 が 逃げてった ぞ! |め|め|れん||にげてった|

たす

たす

助かった 助かった の よ。 たすかった|たすかった||

きたろう

ありがとう 鬼 太郎 さん! |おに|たろう|

いや それにしても

ひどい 目 に 遭った ね。 |め||あった|

・ ケガ は なかった か ね? けが||||

おれ さま

でも 俺 様 が 来た からに は |おれ|さま||きた||

あんしん

もう 安心だ ぜ。 |あんしんだ|

まえ

なっ… お … お前。 ||おまえ

あ … あなた は?

わたし

おれ さま

私 ? ああ この 俺 様 は わたくし|||おれ|さま|

せかい

ひとり

世界 で ただ 1人 せかい|||じん

にんげん

ようかい

まも

人間 を 妖怪 から 守る ため に にんげん||ようかい||まもる||

かつやく

せいぎ

みかた

活躍 する 正義 の 味方。 かつやく||せいぎ||みかた

おとこ

ビビビ の ねずみ 男 です。 |||おとこ|

は あ?

まえ

せいぎ

フッ お前 の どこ が 正義 じゃ? |おまえ||||せいぎ|

あら ま ごあいさつ な。

ねえ

それ より お 姉ちゃん |||ねえちゃん

とう

お 父さん どこ? |とうさん|

ようかい

ぱら

妖怪 を 追っ払って やった ようかい||おっはらって|

れい

お 礼 を いただか なくっちゃ ねえ。 |れい||||

おとこ

こら ねずみ 男! ||おとこ

き さま

貴 様 やっぱり そんな とうと|さま||

こんたん

ずうずうしい 魂胆 だった んじゃ な。 |こんたん|||

およ よ

ひと ぎ

わる

人 聞き の 悪い こと 言う じゃ ねえ か。 じん|きき||わるい||いう|||

おれ

せいぎ

みかた

俺 は 正義 の 味方 な んだ ぜ。 おれ||せいぎ||みかた|||

ひら

おと

・(ドア が 開く 音) どあ||あく|おと

ちち

なん

・(父 )何 だ? ちち|なん|

この 散らかり よう は。 |ちらかり||

かえ

あっパパ たち が 帰って きた! あっぱぱ|||かえって|

カモ ネギ だ ぜ! かも|ねぎ||

もくもく れ ん

それ で まあ その 目 目 連って の が ||||め|め|れんって||

わる

また タチ の 悪い ヤツ でして ね。 |||わるい|やつ||

はら

追い払う の に ホント おいはらう|||ほんと

ほね

骨 が ポッキリ 折れた ぜ。 こつ|||おれた|

き さま

なに

貴 様 何も し とら んじゃ ろ? とうと|さま|なにも||||

ハハハ … で まあ

ば たら

なん

タダ 働きって の も 何で すし ね。 ただ|はたらきって|||なんで||

たい

なに 大した もの は 要りません ぜ |たいした|||いりません|

しゃれ いき ん

まんえん

まあ 謝礼 金 と して 100万円 ほど ね。 |しゃれい|きむ|||まん えん||