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ソードアート・オンライン, ソードアート・オンライン 11 朝露の少女

ソードアート ・オンライン 11 朝露 の 少女

事情 は 了解 した

団員 たち に は 私 から 説明 して おこう

それ と 私 たち の 一 時 退団 を 申請 し ます

理由 は

今 の 血 盟騎 士 団 の あり 様 に 疑問 を 感じ ました

了解 した

だが 君 たち は すぐに 戦場 に 戻って くる だろう

いい 眺め だ ね

だから って あんまり 外周 に 近づいて お っこ ちる な よ

いい 家 が 買えた ね

おかげ です っ から かんだ けど なあ

でも ここ なら 静かに 暮らせる よ

キリト くん どうした の

なあ アスナ

私 の 関係 って この 世界 だけ の こと な の か なあ

怒る よ キリト くん

例え ここ が 仮想 世界 でも 私 の 気持ち は 本物 だ よ

私 ここ で ひと つ だけ 覚えた こと が ある

諦め ないで 最後 まで 頑張る こと

もし 元 の 世界 に 戻れたら

私 絶対 キリト くん と もう 一 度 会って

また 好きに なる よ

普段 は ふてぶてしい くせ に

意外 と ナイーブ と いう か

子供 っぽい と いう か

まさか 年下 じゃ ない よ ね

キリト くん

大好きだ よ ずっと 一緒に いよう ね

お はよ キリト 君

お は よ

い 今 の 聞いて た

今 の って 何

なんでもない

さて 今日 は どこ に 遊び に い こっか

おまえ なあ

昨日 も 一昨日 も その 前 も いっぱい 遊んだ ろ

じゃあ キリト 君 は 遊び に いき たく ない の

面白 そうな とこ ある よ

で どこ 行く の

ついて から の お楽しみ って こと で

ね 肩車 して

か 肩車

だって いつも 同じ 高 さ から 見て た んじゃ つま ん ない よ

キリト くん の 筋力 パラメーター なら 余裕 でしょう

そ そりゃ あ そう かも しれ ない けど さ

おまえ いい 年 こ いて

年 は 関係ない もん

いい じゃ ん 誰 が 見て る わけで も ない し

ま まあ いい けど さ

後ろ 見たら 引 っ 叩く から ね

なんか 理不尽じゃ ない か

いい よ

ほら ここ から もう 湖 が 見える よ

俺 は 見え ない よ

じゃあ あと で 私 も やって あげる から

さあ 出発 進行

進路 北 北東

へえ い

びっくり した

誰 も 見て なく ない じゃ ん

人 いた ね

ほら キリト くん も 手 を 振り な よ

ぜったい 嫌だ

降りた ほう が いい

ちゃんと 掴ま って ろ よ

昨日 村 で 聞いた 噂 な んだ けど な

この 辺 の 森 の 深く なって る とこ 出る んだ って さ

は 何 が

幽霊

そ それ って アストラル 型 の モンスター って こと

違う 違う 本物 さ

狩ら れ まくった モンスター の 怨念 が

夜な夜な フィールド を 彷徨って いる と か

で そろそろ な んだ よ

その 噂 の 場所 が

一 週間 くらい 前

ウッドクラフト の プレイヤー が 木材 を 取り に きた んだ

夢中で 集めて いる うち に 暗く なっちゃ って

すると ちょっと 離れた 木 の 影 に

ちらり と 白い もの が

モンスター な の か 何 な の か

白 影 が ゆっくり と 木立 の 向こう を 歩いて いく

ちょ ちょ ちょ ちょっと

ちょ ちょ ちょ 降ろして

どうした ん だ

キ キリト くん あそこ

何 な んだ よ

嘘 だ ろ おい

あれ は

幽霊 なんか じゃ ない ぞ

ちょ ちょっと キリト くん

もう

プ プレイヤー な の

これ は 相当 妙だ ぞ

妙 って

カーソル が 出 ない

何 か の バグ かな

そう だろう な

どうして こんな 小さい 子 が SAO に

とりあえず 放って は おけ ない わ

目 を 覚ませば いろいろ わかる と 思う

うち まで 連れて 帰ろう

そう だ な

まず 一 つ だけ 確かな の は

こうして うち まで 移動 さ せ られた からに は NPC じゃ ない よ な

そう だ ね

NPC なら

キリト くん が 抱きあげた 時点 で ハラスメント 警告 が 出る もん ね

それ に 何らか の クェスト 開始 イベント で も ない

もし そう なら

クェストログウインド が 更新 さ れる はずだ しな

てこ と は

この 子 は やっぱり プレイヤー で

あそこ で 道 に 迷って いた

と いう の が 一 番 有り 得る と 思う

でも なんで あんな 所 に

事情 は わから ない けど

この 子 の 親 と か 保護 者 が いる んじゃ ない か な

うん きっと 家族 と 一緒に ログイン して る よ ね

無事だ と いい けど

ね 意識 戻る よ ね

ああ 体 が まだ 消えて ない って こと は

ナーヴギア と の 間 に 信号 の やり取り は ある んだ

睡眠 に 近い 状態 だ と 思う

だから きっと その うち 目 を 覚ます はずだ よ

うん

ね キリト くん

もう

もし もしも この 子 が たった 一 人 で SAO に きて た なら

ずっと この 世界 を 一 人 で

お やすみ 明日 は 目 が 覚める と いいね

キ キリト くん キリト くん って ば

おはよう どうかした

早く こっち に 来て

よかった 目 が 覚めた の ね

自分 が どう なった か 分かる

そう

お 名前 は 言える

な 名前

私 の 名前

ゆ ... い ゆい それ が 名前

ユイ ちゃん か

いい 名前 だ ね

私 は アスナ

この 人 は キリト よ

あ ... うな き ... と

ね ユイ ちゃん どうして 森 の 中 に いた の

どこ か に お 父さん か お 母さん は い ない

わかん ない なんにも わかん ない

そんな

や あ ユイ ちゃん

ユイ って 呼んで いい

うん

そう か じゃ あゆ いも 俺 の こと を キリト って 呼んで くれ

き ... と

キリト だ よ

キ リ ト

き ... と

ちょっと 難しかった かな

何でも 言い やすい 呼び 方 で いい よ

パパ

俺 あう な は ママ そう だ よ ママ だ よ ゆいちゃ ん

ママ

パパ ママ

お腹 減った でしょう

ご飯 に しよう

うん

はい ユイ ちゃん は こっち

ユイ これ は な す ご ー く 辛い ぞ

パパ と 同じ の が いい

そう か そこ まで の 覚悟 なら 俺 は 止め ん

何事 も 経験 だ

おいしい

なかなか 根性 の ある 奴 だ

晩 飯 は 激辛 フルコース に 挑戦 し ような

うん

もう 調子 に 乗ら ない の

そんな もの 作ら ない から ね

だって さ

だって さ

ねえ キリト くん どう 思う

記憶 は ない ようだ な

でも それ より あの 様子 だ と

まるで 赤ちゃん みたいに なって

私 私

ごめん ね どうして いい か 分か ん ない よ

ユイ が 記憶 を 取り戻す まで ずっと 面倒 見 たい と 思って んだ ろ

うん でも

ジレンマ だ よ な

攻略 に 戻ら なければ その分 ユイ が 解放 さ れる の も 遅れる

うん

とりあえず できる こと を しよう

ユイ の 装備 から する と 日常 的に フィールド に 出て いた と は 考え にくい

先 ず 始まり の 町 に 親 や 兄弟 が い ない か 探し に 行く んだ

そう だ ね

ユイ と 別れ たく ない の は 俺 も 一緒 さ

キリト くん

なんて 言う かな

ほんの 短い 間 だ けど

ユイ が いる こと で

ここ が 本当の 家 に なった みたいな そんな 気 が して さ

うん

でも 二度と 会え なく なる わけじゃ ない

それ に 家族 や 保護 者 が いる なら 今頃 心配 して いる はずだ

うん ユイ ちゃん が 起きたら 始まり の 町 に 行って みよう

一応 すぐ 武装 できる ように 準備 し といて くれ

あそこ は 軍 の テリトリー だ から な

気 を 抜か ない 方 が いい ね

ママ パパ

ここ に 来る の も 久しぶりだ な

私 も

ねえ ユイ ちゃん

見覚え の ある 建物 と か ある

分か ん ない

まあ 始まり の 町 は 恐ろしく 広い から な

とりあえず 中央 市場 に 行って みよう ぜ

ねえ キリト くん

ここ って 今 プレーヤー 何 人 くらい いる んだ っけ

そう だ な

SAO の 中 で 生き残って る プレーヤー が 約 6000

軍 を 含める と その 三 割 くらい が 始まり の 町 に いる らしい から

二千 人 弱って とこ じゃ ない か

その 割に は 人 が 少ない と 思わ ない

確かに

子供 達 を 返して

うわ 保母 さん の 登場 だ ぜ

よ 待って ました

子供 達 を 返して ください

人 聞き の 悪い こと を 言わ な いて 欲しい な

ちょっと 子供 たち に 社会 常識 って もん を 教えて やって いる だけ さ

これ も 軍 の 大事な 任務 で ね

そう そう 市民 に は 納税 の 義務 が ある から な

ギン ケイン ミナ そこ に いる の

サーシャ 先生

先生 助けて

お 金 なんて いい から 全部 渡して しまい なさい

先生 それ だけ じゃ 駄目な んだ

あんた ら 随分 税金 を 滞納 して る から な

装備 も 置いて って もらわ ない と な

防 具 も 全部

何 から 何 まで な

そこ を そこ を 退き なさい

さも ない と

もう 大丈夫 よ 装備 を 戻して

うん

おい おい おいおい 何 なんだ お前 ら は

我々 軍 の 任務 を 妨害 する の か

まあ 待て

あんた ら 見 ない 顔 だ けど

解放 軍 に 楯 突く 意味 が 分かって んだろう な

キリト くん ユイ ちゃん を お 願い

ああ

安心 して 圏 内 なら どんな 攻撃 を 受けて も HP は 減ら ない

そう 軽い ノックバック が 発生 する くらい

その代り 圏 内 戦闘 は 恐怖 を 刻み込む

や べ っ

お前 ら 見て ないで 何とか しろ

すげ ー

すげ ー よ お 姉ちゃん

初めて 見た の あんな の

うん すごく 格好よかった

ありがとう ございました ありがとう お 姉ちゃん

どう だ ママ は むちゃくちゃ 強い だろう

皆 の 皆 の 心 が

ユイ

ユイ ちゃん

ユイ どうした ん だ

皆 の ... 心 が

ユイ

ユイ ちゃん 何 か 思い出した の

私 ... 私

私 ここ に は い なかった

ずっと 一 人 で 暗い 所 に いた

ユイ ユイ ちゃん

ママ 怖い ママ

何 だ よ 今 の

ユイ ちゃん

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ソードアート ・オンライン 11 朝露 の 少女 |おんらいん|あさつゆ||しょうじょ ||Asuna|| Sword Art Online 11 - Das Mädchen des Morgentaus Sword Art Online 11: Girl of the Morning Dew

事情 は 了解 した じじょう||りょうかい| Ich habe die Situation verstanden.

団員 たち に は 私 から 説明 して おこう だんいん||||わたくし||せつめい|| ||||||||lassen Ich werde den Mitgliedern eine Erklärung geben.

それ と 私 たち の 一 時 退団 を 申請 し ます ||わたくし|||ひと|じ|たいだん||しんせい|| |||||||Austritt||Antrag|| Das beantrage ich, unsere vorübergehende Rücktritt

理由 は りゆう| Grund| Der Grund ist

今 の 血 盟騎 士 団 の あり 様 に 疑問 を 感じ ました いま||ち|めいき|し|だん|||さま||ぎもん||かんじ| ||||||||||Zweifel||| Ich habe Zweifel an der aktuellen Situation der Blutbund-Ritterschaft

了解 した りょうかい|

だが 君 たち は すぐに 戦場 に 戻って くる だろう |きみ||||せんじょう||もどって||

いい 眺め だ ね |ながめ|| |Aussicht|| Schöne Aussicht, nicht wahr?

だから って あんまり 外周 に 近づいて お っこ ちる な よ |||がいしゅう||ちかづいて||||| |||Außenrand|||||fallen|| Trotzdem, komm nicht zu nah an den Rand, sonst fällst du runter!

いい 家 が 買えた ね |いえ||かえた| |||konnte kaufen| Du hast ein schönes Haus kaufen können.

おかげ です っ から かんだ けど なあ |||weil|kann||

でも ここ なら 静かに 暮らせる よ |||しずかに|くらせる|

キリト くん どうした の

なあ アスナ

私 の 関係 って この 世界 だけ の こと な の か なあ わたくし||かんけい|||せかい|||||||

怒る よ キリト くん いかる|||

例え ここ が 仮想 世界 でも 私 の 気持ち は 本物 だ よ たとえ|||かそう|せかい||わたくし||きもち||ほんもの||

私 ここ で ひと つ だけ 覚えた こと が ある わたくし||||||おぼえた|||

諦め ないで 最後 まで 頑張る こと あきらめ||さいご||がんばる| Aufgeben|||||

もし 元 の 世界 に 戻れたら |もと||せかい||もどれたら

私 絶対 キリト くん と もう 一 度 会って わたくし|ぜったい|||||ひと|たび|あって

また 好きに なる よ |すきに||

普段 は ふてぶてしい くせ に ふだん|||| ||frech|| Normalerweise ist er ganz unverschämt,

意外 と ナイーブ と いう か いがい||||| ||naiv||| aber überraschenderweise könnte man sagen, dass er sehr naiv ist,

子供 っぽい と いう か こども|||| oder könnte man sagen, dass er kindisch ist.

まさか 年下 じゃ ない よ ね |としした||||

キリト くん

大好きだ よ ずっと 一緒に いよう ね だいすきだ|||いっしょに||

お はよ キリト 君 |||きみ

お は よ

い 今 の 聞いて た |いま||きいて|

今 の って 何 いま|||なん

なんでもない

さて 今日 は どこ に 遊び に い こっか |きょう||||あそび|||

おまえ なあ

昨日 も 一昨日 も その 前 も いっぱい 遊んだ ろ きのう||いっさくじつ|||ぜん|||あそんだ| |||||||viel||

じゃあ キリト 君 は 遊び に いき たく ない の ||きみ||あそび|||||

面白 そうな とこ ある よ おもしろ|そう な|||

で どこ 行く の ||いく|

ついて から の お楽しみ って こと で |||おたのしみ|||

ね 肩車 して |かたぐるま|

か 肩車 |かたぐるま

だって いつも 同じ 高 さ から 見て た んじゃ つま ん ない よ ||おなじ|たか|||みて||||||

キリト くん の 筋力 パラメーター なら 余裕 でしょう |||きんりょく|||よゆう| |||Muskelkraft||wenn|Überlegenheit|

そ そりゃ あ そう かも しれ ない けど さ

おまえ いい 年 こ いて ||とし|| |||来て|verbringst

年 は 関係ない もん とし||かんけいない|

いい じゃ ん 誰 が 見て る わけで も ない し |||だれ||みて|||||

ま まあ いい けど さ

後ろ 見たら 引 っ 叩く から ね うしろ|みたら|ひ||たたく||

なんか 理不尽じゃ ない か |りふじんじゃ|| |unvernünftig||

いい よ

ほら ここ から もう 湖 が 見える よ ||||こ||みえる|

俺 は 見え ない よ おれ||みえ||

じゃあ あと で 私 も やって あげる から |||わたくし||||

さあ 出発 進行 |しゅっぱつ|しんこう ||fortschreiten

進路 北 北東 しんろ|きた|ほくとう Richtung||Nordosten

へえ い

びっくり した

誰 も 見て なく ない じゃ ん だれ||みて||||

人 いた ね じん||

ほら キリト くん も 手 を 振り な よ ||||て||ふり|| ||||||winken||

ぜったい 嫌だ |いやだ

降りた ほう が いい おりた||| 降りた bedeutet "heruntergegangen" oder "ausgestiegen".|||

ちゃんと 掴ま って ろ よ |つかま||| |halten|||

昨日 村 で 聞いた 噂 な んだ けど な きのう|むら||きいた|うわさ||||

この 辺 の 森 の 深く なって る とこ 出る んだ って さ |ほとり||しげる||ふかく||||でる|||

は 何 が |なん|

幽霊 ゆうれい

そ それ って アストラル 型 の モンスター って こと ||||かた|||| |||astral|Typ||||

違う 違う 本物 さ ちがう|ちがう|ほんもの|

狩ら れ まくった モンスター の 怨念 が から|||||おんねん| jagen||gejagt|||Rachegeist|

夜な夜な フィールド を 彷徨って いる と か よなよな|ふぃーるど||さまよって||| |||umherirren|||

で そろそろ な んだ よ

その 噂 の 場所 が |うわさ||ばしょ|

一 週間 くらい 前 ひと|しゅうかん||ぜん

ウッドクラフト の プレイヤー が 木材 を 取り に きた んだ ||ぷれいやー||もくざい||とり||| Woodcraft|||||||||

夢中で 集めて いる うち に 暗く なっちゃ って むちゅうで|あつめて||||くらく||

すると ちょっと 離れた 木 の 影 に ||はなれた|き||かげ|

ちらり と 白い もの が ||しろい|| ein Blick||||

モンスター な の か 何 な の か ||||なん|||

白 影 が ゆっくり と 木立 の 向こう を 歩いて いく しろ|かげ||||こだち||むこう||あるいて| |||||Wald|||||

ちょ ちょ ちょ ちょっと

ちょ ちょ ちょ 降ろして |||おろして |||runterlassen

どうした ん だ

キ キリト くん あそこ

何 な んだ よ なん|||

嘘 だ ろ おい うそ|||

あれ は

幽霊 なんか じゃ ない ぞ ゆうれい||||

ちょ ちょっと キリト くん

もう

プ プレイヤー な の |ぷれいやー||

これ は 相当 妙だ ぞ ||そうとう|みょうだ| |||seltsam|

妙 って たえ|

カーソル が 出 ない ||だ| Cursor|||

何 か の バグ かな なん||||

そう だろう な

どうして こんな 小さい 子 が SAO に ||ちいさい|こ||sao|

とりあえず 放って は おけ ない わ |はなって|||| zumindest|lassen||||

目 を 覚ませば いろいろ わかる と 思う め||さませば||||おもう

うち まで 連れて 帰ろう ||つれて|かえろう

そう だ な

まず 一 つ だけ 確かな の は |ひと|||たしかな||

こうして うち まで 移動 さ せ られた からに は NPC じゃ ない よ な |||いどう||||||npc|||| |||Bewegung||||||||||

そう だ ね

NPC なら npc|

キリト くん が 抱きあげた 時点 で ハラスメント 警告 が 出る もん ね |||だきあげた|じてん|||けいこく||でる|| |||hochgehoben|||Belästigung|||||

それ に 何らか の クェスト 開始 イベント で も ない ||なんらか|||かいし|いべんと|||

もし そう なら

クェストログウインド が 更新 さ れる はずだ しな ||こうしん|||| Quest-Log-Wind||Aktualisierung||||

てこ と は

この 子 は やっぱり プレイヤー で |こ|||ぷれいやー|

あそこ で 道 に 迷って いた ||どう||まよって|

と いう の が 一 番 有り 得る と 思う ||||ひと|ばん|あり|える||おもう

でも なんで あんな 所 に |||しょ|

事情 は わから ない けど じじょう||||

この 子 の 親 と か 保護 者 が いる んじゃ ない か な |こ||おや|||ほご|もの|||||| ||||||Vorsorge|||||||

うん きっと 家族 と 一緒に ログイン して る よ ね ||かぞく||いっしょに|||||

無事だ と いい けど ぶじだ|||

ね 意識 戻る よ ね |いしき|もどる||

ああ 体 が まだ 消えて ない って こと は |からだ|||きえて||||

ナーヴギア と の 間 に 信号 の やり取り は ある んだ |||あいだ||しんごう||やりとり||| |||||||Austausch|||

睡眠 に 近い 状態 だ と 思う すいみん||ちかい|じょうたい|||おもう Schlaf||||||

だから きっと その うち 目 を 覚ます はずだ よ ||||め||さます||

うん

ね キリト くん

もう

もし もしも この 子 が たった 一 人 で SAO に きて た なら |||こ|||ひと|じん||sao||||

ずっと この 世界 を 一 人 で ||せかい||ひと|じん|

お やすみ 明日 は 目 が 覚める と いいね ||あした||め||さめる||

キ キリト くん キリト くん って ば

おはよう どうかした

早く こっち に 来て はやく|||きて

よかった 目 が 覚めた の ね |め||さめた||

自分 が どう なった か 分かる じぶん|||||わかる

そう

お 名前 は 言える |なまえ||いえる

な 名前 |なまえ

私 の 名前 わたくし||なまえ

ゆ ... い ゆい それ が 名前 |||||なまえ

ユイ ちゃん か ゆい||

いい 名前 だ ね |なまえ||

私 は アスナ わたくし||

この 人 は キリト よ |じん|||

あ ... うな き ... と

ね ユイ ちゃん どうして 森 の 中 に いた の |ゆい|||しげる||なか||| ||||Wald|||||

どこ か に お 父さん か お 母さん は い ない ||||とうさん|||かあさん|||

わかん ない なんにも わかん ない

そんな

や あ ユイ ちゃん ||ゆい|

ユイ って 呼んで いい ゆい||よんで| Yui|||gut

うん

そう か じゃ あゆ いも 俺 の こと を キリト って 呼んで くれ |||||おれ||||||よんで|

き ... と

キリト だ よ

キ リ ト

き ... と

ちょっと 難しかった かな |むずかしかった|

何でも 言い やすい 呼び 方 で いい よ なんでも|いい||よび|かた|||

パパ ぱぱ

俺 あう な は ママ おれ||||まま そう だ よ ママ だ よ ゆいちゃ ん |||まま||||

ママ まま

パパ ママ ぱぱ|まま

お腹 減った でしょう おなか|へった|

ご飯 に しよう ごはん||

うん

はい ユイ ちゃん は こっち |ゆい|||

ユイ これ は な す ご ー く 辛い ぞ ゆい||||||-||からい| ||||||||schwierig|

パパ と 同じ の が いい ぱぱ||おなじ|||

そう か そこ まで の 覚悟 なら 俺 は 止め ん |||||かくご||おれ||とどめ|

何事 も 経験 だ なにごと||けいけん| ||Erfahrung|

おいしい

なかなか 根性 の ある 奴 だ |こんじょう|||やつ| |Einstellung||||

晩 飯 は 激辛 フルコース に 挑戦 し ような ばん|めし||げきから|ふるこーす||ちょうせん|| Abend|||sehr scharf|Vollmenü||Herausforderung||

うん

もう 調子 に 乗ら ない の |ちょうし||のら|| |Verfassung||||

そんな もの 作ら ない から ね ||つくら|||

だって さ

だって さ

ねえ キリト くん どう 思う ||||おもう

記憶 は ない ようだ な きおく||||

でも それ より あの 様子 だ と ||||ようす|| ||||Zustand||

まるで 赤ちゃん みたいに なって |あかちゃん||

私 私 わたくし|わたくし

ごめん ね どうして いい か 分か ん ない よ |||||わか|||

ユイ が 記憶 を 取り戻す まで ずっと 面倒 見 たい と 思って んだ ろ ゆい||きおく||とりもどす|||めんどう|み|||おもって|| |||||||umständlich||||||

うん でも

ジレンマ だ よ な じれんま||| Dilemma|||

攻略 に 戻ら なければ その分 ユイ が 解放 さ れる の も 遅れる こうりゃく||もどら||そのぶん|ゆい||かいほう|||||おくれる |||||||Befreiung|||||

うん

とりあえず できる こと を しよう

ユイ の 装備 から する と 日常 的に フィールド に 出て いた と は 考え にくい ゆい||そうび||||にちじょう|てきに|ふぃーるど||でて||||かんがえ| ||Ausrüstung|||||||||||||

先 ず 始まり の 町 に 親 や 兄弟 が い ない か 探し に 行く んだ さき||はじまり||まち||おや||きょうだい|||||さがし||いく|

そう だ ね

ユイ と 別れ たく ない の は 俺 も 一緒 さ ゆい||わかれ|||||おれ||いっしょ|

キリト くん

なんて 言う かな |いう|

ほんの 短い 間 だ けど |みじかい|あいだ||

ユイ が いる こと で ゆい||||

ここ が 本当の 家 に なった みたいな そんな 気 が して さ ||ほんとうの|いえ|||||き|||

うん

でも 二度と 会え なく なる わけじゃ ない |にどと|あえ||||

それ に 家族 や 保護 者 が いる なら 今頃 心配 して いる はずだ ||かぞく||ほご|もの||||いまごろ|しんぱい|||

うん ユイ ちゃん が 起きたら 始まり の 町 に 行って みよう |ゆい|||おきたら|はじまり||まち||おこなって|

一応 すぐ 武装 できる ように 準備 し といて くれ いちおう||ぶそう|||じゅんび||| einmal||bewaffnen|||||mach|

あそこ は 軍 の テリトリー だ から な ||ぐん|||||

気 を 抜か ない 方 が いい ね き||ぬか||かた||| ||lassen|||||

ママ パパ まま|ぱぱ

ここ に 来る の も 久しぶりだ な ||くる|||ひさしぶりだ|

私 も わたくし|

ねえ ユイ ちゃん |ゆい|

見覚え の ある 建物 と か ある みおぼえ|||たてもの|||

分か ん ない わか||

まあ 始まり の 町 は 恐ろしく 広い から な |はじまり||まち||おそろしく|ひろい||

とりあえず 中央 市場 に 行って みよう ぜ |ちゅうおう|いちば||おこなって|| |Zentral|Markt||||

ねえ キリト くん

ここ って 今 プレーヤー 何 人 くらい いる んだ っけ ||いま|ぷれーやー|なん|じん||||

そう だ な

SAO の 中 で 生き残って る プレーヤー が 約 6000 sao||なか||いきのこって||ぷれーやー||やく ||||||||ungefähr

軍 を 含める と その 三 割 くらい が 始まり の 町 に いる らしい から ぐん||ふくめる|||みっ|わり|||はじまり||まち|||| ||||||teile|||||||||

二千 人 弱って とこ じゃ ない か にせん|じん|よわって|||| ||schwach||||

その 割に は 人 が 少ない と 思わ ない |わりに||じん||すくない||おもわ| |verhältnismäßig|||||||

確かに たしかに

子供 達 を 返して こども|さとる||かえして

うわ 保母 さん の 登場 だ ぜ |ほぼ|||とうじょう|| |Kindermädchen|||||

よ 待って ました |まって|

子供 達 を 返して ください こども|さとる||かえして|

人 聞き の 悪い こと を 言わ な いて 欲しい な じん|きき||わるい|||いわ|||ほしい|

ちょっと 子供 たち に 社会 常識 って もん を 教えて やって いる だけ さ |こども|||しゃかい|じょうしき||||おしえて|||| |||||Gesellschaftsverständnis||||||||

これ も 軍 の 大事な 任務 で ね ||ぐん||だいじな|にんむ||

そう そう 市民 に は 納税 の 義務 が ある から な ||しみん|||のうぜい||ぎむ|||| |||||Steuerzahlung||||||

ギン ケイン ミナ そこ に いる の ||みな|||| Gin|Kane|||partikel für Ort||

サーシャ 先生 |せんせい

先生 助けて せんせい|たすけて

お 金 なんて いい から 全部 渡して しまい なさい |きむ||||ぜんぶ|わたして||

先生 それ だけ じゃ 駄目な んだ せんせい||||だめな|

あんた ら 随分 税金 を 滞納 して る から な ||ずいぶん|ぜいきん||たいのう|||| ||ganz schön|Steuern||verzögert||||

装備 も 置いて って もらわ ない と な そうび||おいて||||| Ausrüstung||stellen||||| Ich kann nicht lassen, dass du deine Ausrüstung hier lässt.

防 具 も 全部 ふせ|つぶさ||ぜんぶ Auch die gesamte Rüstung.

何 から 何 まで な なん||なん|| Von was bis was?

そこ を そこ を 退き なさい ||||しりぞき| ||||zurückziehen|

さも ない と

もう 大丈夫 よ 装備 を 戻して |だいじょうぶ||そうび||もどして |||Ausrüstung||zurückgeben

うん

おい おい おいおい 何 なんだ お前 ら は |||なん||おまえ||

我々 軍 の 任務 を 妨害 する の か われわれ|ぐん||にんむ||ぼうがい||| |||||stören|||

まあ 待て |まて

あんた ら 見 ない 顔 だ けど ||み||かお||

解放 軍 に 楯 突く 意味 が 分かって んだろう な かいほう|ぐん||たて|つく|いみ||わかって|| |||Schild||||||

キリト くん ユイ ちゃん を お 願い ||ゆい||||ねがい

ああ

安心 して 圏 内 なら どんな 攻撃 を 受けて も HP は 減ら ない あんしん||けん|うち|||こうげき||うけて||hp||へら|

そう 軽い ノックバック が 発生 する くらい |かるい|||はっせい|| |leicht|||stattfinden||

その代り 圏 内 戦闘 は 恐怖 を 刻み込む そのかわり|けん|うち|せんとう||きょうふ||きざみこむ |||||Angst||einprägen

や べ っ

お前 ら 見て ないで 何とか しろ おまえ||みて||なんとか|

すげ ー |-

すげ ー よ お 姉ちゃん |-|||ねえちゃん

初めて 見た の あんな の はじめて|みた|||

うん すごく 格好よかった ||かっこよかった

ありがとう ございました ありがとう お 姉ちゃん ||||ねえちゃん

どう だ ママ は むちゃくちゃ 強い だろう ||まま|||つよい|

皆 の 皆 の 心 が みな||みな||こころ|

ユイ ゆい

ユイ ちゃん ゆい|

ユイ どうした ん だ ゆい|||

皆 の ... 心 が みな||こころ|

ユイ ゆい

ユイ ちゃん 何 か 思い出した の ゆい||なん||おもいだした|

私 ... 私 わたくし|わたくし

私 ここ に は い なかった わたくし|||||

ずっと 一 人 で 暗い 所 に いた |ひと|じん||くらい|しょ||

ユイ ユイ ちゃん ゆい|ゆい|

ママ 怖い ママ まま|こわい|まま

何 だ よ 今 の なん|||いま|

ユイ ちゃん ゆい|