Death Note Episode 18
あっ 、 この ベルト し て ちゃ な …
あれ 、 まだ か ?
うん … ここ の 警備 に 慣れ て もらう しか あり ませ ん ね
えい ~
これ で … どう だ !
おはよう ございます
どう し た 、 その … おでこ
あ … そっち 聞き まし た か
いや 、 女房 と 喧嘩 に なり まし て …
まだ 子供 も 小さい し 、 私 は 通い って 事 に なり そう です
ああ 、 家 に は 帰った 方 が いい
勿体 無い な ~
すごい です よ 、 ここ の 部屋 は
家族 ごと 引っ越し て くれ ば いい のに
お前 みたい な 気楽 な ひとり マン と 一緒 に する な
竜崎 は ?
デート です よ
ミサ ミサ の 部屋 で 、 月 君 と 三 人 で
監視 カメラ か …
ま ぁ 、 弥 が 第 二 の キラ と 関わって い た と 考え れ ば 、
それ も 已 む 無し だ な
しかし 松田 、 ミサ ミサ と 呼ぶ の は 止めろ
あ … あ 、 はい
ねぇ ~ これ 、 デート って 気 に なれ ない ん だ けど …
私 の 事 は 気 に し ない で 下さい
それ より 、 ケーキ 食べ ない ん です か ?
甘い もの は 太る ん で 控え て ます
甘い もの 食べ て も 、 頭 を 使え ば 太ら ない ん です けど ね
あっ ! また 海 砂 を 馬鹿 に し て
じゃあ ケーキ あげる から 、 ライト と 二 人きり に し て もらえ ない ?
二 人きり に なった ところ で 、 私 は 監視 カメラ で 観 ます 、 同じ こと です
変態 ~ 、 そういう 悪 趣味 やめ て くれ ない ?
何と でも 言って いい です が 、 ケーキ は もらい ます
じゃあ いい わ よ 、 カーテン 閉め て 電気 消す から
赤外線 カメラ に も なって ます から
そんな こと より 、 せっかく 設備 の 整った 本部 に 来 た のに
竜崎 、 お前 全然 やる 気 な いよ な
やる 気 です か …
あり ませ ん
実は 落ち込 ん で ます …
落ち込 ん でる ?
はい …
私 は ずっと 月 君 が キラ じゃ ない の か と 考え て い まし た から
その 推理 が 外れ た と し たら 、 もう ショック で …
いいえ 、 まだ 疑って は いる ん です けど ね
だから こうして …
しかし 、 キラ は 人 の 行動 を 操れ た …
つまり 私 が 月 君 を キラ と 疑う よう に 月 君 を 操って い た …
月 君 も 海 砂 さん も キラ に 操ら れ て い た
そう 考える と 私 の 中 で 辻 褄 が 合って しまう ん です
その 考え だ と 、 僕 も 海 砂 も 操ら れ て い た が 、 キラ だった って こと じゃ ない か
はい 、 それ は 間違い ない と 思って ます
二 人 と も キラ です
私 の 考え で は 、 監禁 し た 時 の 月 君 は キラ で し た
そして 監禁 し た その 時 から 犯罪 者 は 死な なく なった …
そこ まで は 、 月 君 が キラ だった で 通り ます
しかし 二 週間 し たら 、 また 犯罪 者 が 死 に 始め た …
この 事 から 次 の ケース が 考え られる
キラ の 能力 は 人 を 渡って いく
ちから
面白い 考え だ が 、
もし そう なら 、 キラ を 捕まえる の は 容易 じゃ ない な
はい … だ から 参って る ん です
ちから
操ら れ た 者 が 捕まって も 、 能力 を 他の 者 に 移し 記憶 は 残さ ない …
これ で は いくら 捕まえ て も 無駄 です
しかし 、 まだ そう と 決まった わけ じゃ ない だ ろ
やる 気 出せ よ
やる 気 ?
あまり 出 ませ ん ね …
いや 、 あんまり 頑張ら ない ほう が いい …
必死 に なって 追いかけ て も 、 こっち の 命 が 危なく なる だけ …
そう 思い ませ ん か ?
竜崎 …
えっ ?
や あ ~ ~~~
え ぇぇ ー ー ー ー ー ー
… 痛い です よ
… ふざける な
僕 が キラ じゃ なかった から 、 自分 の 推理 が 外れ た から やる 気 が なくなった だ と …
言い 方 が 悪かった かも しれ ませ ん ね
こっち から 動 い て も 損 かも しれ ない の で 止め ま しょ う と …
こっち から 追い詰め ない で 、 捕まえ られる 筈 が ない だ ろ
すでに 罪 の ない 人 を 、 何 人 巻き込 ん だ と 思って る …
それ に 、 海 砂 や 僕 を 監禁 し た の は お前 だ ろ !
わかって ます …
しかし … どんな 理由 が あ ろ う と も …
一 回 は 一 回 です
推理 が 外れ た と いう より 、 「 夜 神 月 = キラ 弥 海 砂 = 第 二 の キラ 」 で は 事件 は 解決 し ない
だから ちょっと がっくり き た …
人間 と して それ くらい 駄目 です か ?
駄目 だ ね …
大体 おまえ の 言い 方 は 、 僕 が キラ で ない と 気 が 済ま ない って 言い 方 だ …
月 君 が キラ で ない と 気 が 済ま ない …
確かに そう かも しれ ませ ん
今 、 気づき まし た
月 君 が キラ で あって 欲しかった
… 一 回 は 一 回 です よ
私 けっこう 強い です よ
へ 、 部屋 に 連絡 し て 止め ま しょ う
はい
竜崎 、 聞い て ください
ミサ ミサ が 、 エイ ティーン の 読者 人気 投票 で 一 位 に なり まし た
はい 、 そう です か
つまり 、 西中 監督 の 次回 作 も ヒロイン に 決まった って こと です よ
どう し た ?
松田 の いつも の ボケ です
ま ぁ … 松田 さん は 天然 だ から な
聞こえ て ます よ …
竜崎
やる 気 ない の に 悪い が 、 ちょっと 来 て くれ
これ を よく 見 て みろ よ
片 寄って る だ ろ
三 人 と も 、 日本 を 代表 する 企業 に 重要 な 位置 で 関わって い た 人物
その 三 人 が 心臓 麻痺 で 死 ん で いる
その 結果 、 ヨツバ の 株価 は 上がり 、 その他 の 企業 は 下落
つまり 、 ヨツバ に とって 都合 の いい 死
調べる と それ は 、 この 三 ヶ月 で 十 三 件 に も 昇って いる
どう 思う ?
僕 に は 、 キラ が ヨツバ に 肩入れ し て いる と しか 思え ない が …
ええ 、 しかし もし そう なら 、
この キラ は 悪人 を 裁く の が 本当 の 目的 で は ない
ああ 、 悪人 を 裁 い て いる の を カモフラージュ に 、 会社 の 利益 の 為 に 人 を 殺し て いる と も 考え られる
… どう だ 、 少し は やる 気 出 た か ?
しかし 、 これ だけ 何 の 疑い も かから ず うまく いく と は … 面白い な
ヨツバ の 利益 も 株価 も 、 目立た ない 程度 に 伸び て いる
ああ … 全て 我々 の 計算 どおり の 数値 だ
ただ … 僕 は ひと つ 引っ掛かって いる ん だ が
先週 殺す と 決め た 三 人 … どうして 皆 、 心臓 麻痺 で 死 ん でる
一 人 は 事故 死 と 決め た はず だ
それ に ついて は 多分 、 事故 の 場所 を 湾岸 線 と 指定 し た から だ ろ
指定 時刻 に 彼 は 自宅 で なく 、 ある 女性 と 忍び で イタリア に 居 た
つまり … 死 の 依頼 に 不可能 な 点 が ある と ?
キラ は 、 心臓 麻痺 で 殺し て しまう と いう こと だ
だから 先週 も 言った だ ろ 、 事故 しか 病死 と だけ お 願い すれ ば
最短 の 時間 で 、 自然 に 始末 し て くれる って こと だ
ま ぁ しか し 、 警察 は 犯罪 者 の 死 の 方 を 調べる の に 手一杯 の はず
一般 人 の それ ら の 死 から 、 我々 に 辿 り つける 者 が い たら
そい つ は 神 だ よ
それ に 、 もう 手 は 打って ある
局長
あっ 、 模 木 さん も 、 お 疲れ 様 です
すごい ッス よ 、 月 君 の 活躍 で 、
ヨツバグループ に キラ が 関係 し てる ん じゃ な いか って 疑惑 が 濃厚 に なって き まし た
ヨツバ ?
あ … はい
多分 それ だ 、 松田
え ?
今 、 次長 から キラ が 政治 家 に 賄賂 を 贈った と 聞い て き た ところ だ
キラ は こう 言って いる :
「 警察 が キラ を 追う こと さえ し なけ れ ば 、 政治 家 に は 手 を 出さ ない 」 と …
警察 が 、 キラ に 屈し た
すでに 模 木 は 決心 し て くれ た ん だ が …
相沢 、 松田
まだ キラ を 追う 気 が ある なら 、
私 と 模 木 と 共に 、 今 から 警察 庁 に 辞表 を 出 しに いく ん だ
もう 警察 を 辞め なく て は 、 本気 で キラ を 追う こと は でき ない
ど … どういう こと です か ?
簡単 な こと だ
「 L と 共に キラ を 追う なら クビ 」 、 今 そう 言わ れ て き た
そ 、 それ で 局長 は …
数 時間 後 に は 局長 で は なく なる
ただし … みんな 自分 の 生活 が ある
よく 考え て 決め て くれ
そう です ね …
奥さん や 子供 が いる 人 は 特に …
私 は 皆さん は 警察 に 戻る べき だ と 思い ます
元々 私 は 一 人 で し た し 、
これ まで 残って くれ た 皆さん に は 、 感謝 し て い ます
しかし 私 は 一 人 でも やって いけ ます
そして 必ず 警察 に 、 キラ の 首 を 土産 に 、 皆さん に 会い に 行き ます
竜崎 、 僕 が いる 限り 一 人 と いう こと は ない
… この 約束 も ある
そう で し た
夜 神 君 に は キラ を 捕まえる まで 、 行動 を 共に し て もらい ます
しかし 他の 皆さん は 警察 に 戻ら れ た 方 が いい
この 事件 に は 、 警察 の 協力 が 必要 だ と 言って くれ て た じゃ ない か
それ は 警察 が 少し 気 と して キラ に 従わ ず 、 逮捕 を 望 ん で い た から です
しかし 、 警察 を 辞める 二 . 三 人 の 一般 人 の 協力 は 、 警察 の 協力 と は 言え ませ ん
そして 、 警察 は キラ を 捕まえ ない と 決め た ん です から …
もう いい です
た … 確かに 、 警察 で なく なる 我々 で は 、 大した 力 に は なれ ない かも しれ ない
しかし … 私 たち の 気持ち は どう なる ?
ここ まで 命 賭け て やって き た ん だ
ここ に 残る か 、 警察 に 戻る か …
それ ぐらい 決める 権利 は ある はず だ
… そうです ね
では どちら に する か 決め て ください
し … しかし 局長
警察 を 辞め たら 、 無職 に なる って こと です よ
キラ を 捕まえ られ た と して も 、 その先 、 どう する ん です か ?
先 か …
考え て い ない が 、 キラ を 捕まえ た その あと は …
再 就職 だ な
決め まし た !
僕 も 警察 を 辞め て 、 キラ を 追い ます
僕 に は 、 ミサ ミサ の マネージャー って 仕事 も ある し
それ に 、 このまま 警察 に 戻ったら 、 負け 犬 って 気 が …
言葉 に 気 を つけろ 、 松田
あ …
警察 に 戻り 、 空 い た 時間 に 協力 する と いう の で は ?
駄目 です
警察 に 戻る なら 、 もう ここ に は 来 ない で ください
ここ の 情報 は 絶対 に 漏らさ ない …
ここ の 情報 は 絶対 に 渡し ませ ん
一 刑事 と して キラ を 追う の は 自由 です
が 、 刑事 と いう 職 を 失い 、 家族 に 迷惑 を かけ て まで キラ を 追う の は
正しい 事 と は 思い ませ ん
竜崎 の 言う とおり だ
ここ で 辞め て も 、 誰 も 責め ない
そう です よ 、 裏切り者 なんて 思い ませ ん よ
局長 だって … 家族 が ある のに ……
私 と お前 と で は 立場 が 違う
… ずるい です よ
俺 だって ここ で やり たい です …
本当 に 、 いつ 死ぬ か わから ない 覚悟 まで やって き まし た …
それ に 、 ここ で 辞め たら 宇生 田 に 顔 向け が …
くそ … ! なんで 警察 に 勤める 刑事 が キラ を 追っちゃ いけない ん だ !
竜崎
あなた は … 捜査 本部 の 方々 に 何 が あった 場合 、 例えば 警察 を クビ に なった 場合 でも
その 者 と 家族 が 一緒 を 困ら ない だけ の 経済 的 援助 を する こと を 、 最初 に 私 に 約束 さ せ た
何故 その こと を 言って 差し上げ ない の です か ?
余計 な こと は 言う な 、 ワタリ
すみません …
なん だ 、 僕達 の 生活 保障 まで さ れ て い た ん です か ?
よかった じゃ ない です か 、 相沢 さん
竜崎 、 俺 が 警察 を 辞め て 一緒 に やる か どう か … 観 て た の か
ち … 違う ぞ 相沢 、 竜崎 は そういう こと を 自分 で 言う の が 嫌い な だけ だ
そ 、 そう です よ …
いいえ
試し て まし た
どっち を 取る か 観 て まし た
竜崎 …
わかった
俺 は ここ を 辞め て 警察 に 戻る
相沢 さん …
俺 は 局長 たち の よう に 、 すぐに 決断 でき なかった し
警察 に 戻る 方 に 傾 い て い た
そんな 意固地 に なら ず に …
いや 、 辞める
今 また はっきり わかった … 俺 は 竜崎 が 嫌い だ
竜崎 の やり 方 全て が な !
私 は 相沢 さん み たい な 人 … 好き です けど ね
こういう こと を 白々しく 言う ところ が 、 また どう しょう も なく 嫌い な ん だ !
俺 は ここ を 辞める ! !
お 疲れ 様 で し た
また 見つけ た ぞ
ヨツバ の 最大 の ライバル 銀行 の 支店 長 が 、
九 月 七 日 、 自宅 階段 で 足 を 滑らせ て 転落 … 死亡
九 月 七 日 と いう と 金曜日 だ な
もう 一 度 よく 調べ 直し て わかった ん だ が
ヨツバ に とって 都合 の よい 死 は 、 週 末 に 集中 し て いる
えっ … 本当 です か ?
最初 の 頃 は 死亡 に 指示 に ばらつき が あった が …
徐々に 金曜 の 夜 から 、 土曜 の 午後 に 集中 し だし た
よく 気づき まし た ね 、 局長
もう 局長 で は ない と 言って る だ ろ
あ … いえ 、 僕 に とって は 、 ずっと 局長 です
これ は 何 か の ヒント に なる よ 、 父さん
私 だって 、 まだまだ お前 や 竜崎 に 負け て は おれ ん
ここ の お 荷物 に なり たく ない から な
っ … お 荷物
ヨツバ の 中 に キラ が いる の か 、 キラ が ヨツバ を 利用 し て いる の か
それ は まだ わかり ませ ん が 、 もう キラ の 仕業 だ と 考え て 捜査 し ま しょ う
ヨツバ を 徹底 的 に 調べ ます
国 内外 ヨツバグループ の 会社 員 リスト 、 でき まし た
ありがとう ござい ます
30 万 人 以上 か …
よく こんなに 早く 出せ た な 、 凄 いよ 模 木 さん
模 木 さん は 最初 から 何 気 に 凄い です よ
竜 … 竜崎
僕 に も 、 何 か や れる 事 あり ませ ん か ?
マネージャー 以外 に …
お 役 に 立ち たい です か ?
はい !
じゃあ コーヒー の おかわり 持って き て ください
え ……
それ から 、 あちら の お 客 様 に も
えっ …
誰 です ?
いつのまに 入って き た ん だ …
彼ら は 我々 の 新しい メンバー です
俺 は アイ バー
詐欺 師 だ 、 宜しく
ウエディ 、 職業 は ドロボウ
詐 … 詐欺 師 に 泥棒 ?
そう です
アイ バー は あらゆる 社交 に 必要 な もの を 身 に 付け 、 必ず ターゲット と 親密 な 関係 に なる 詐欺 師
潜入 捜査 に 使え ます
ウエディ は 、 どんな 鍵 、 金庫 、 セキュリティ でも 破れる 泥棒 です
その 証拠 に 、 こうして 我々 に 気づか れる 事 なく ここ まで 入って き た
は … 犯罪 者 と 一緒 に やる の か
犯罪 者 と いって も 、 キラ に 裁か れる よう な 表 に 出 て くる 者 と は 違い ます
裏 の 世界 の プロ と でも 思って ください
… なるほど
ヨツバ を 探る なら 、 こういう 人 達 も 必要 に なる
みんな で 力 を 合わせ て 、 頑張 ろ う
うん !
あ … あぁ ……
あ ? パパ だ
え ?
パパ ~~
由美 、 恵利子 …
何 し てる の よ 、 こんな ところ で …
帰って くる なら ちゃん と 言って よ ね
あなた の 分 の おか ず 、 買って な いわ よ
私 の コロッケ 半分 あげる よ
すま ん … ずいぶん 休 ん で なかった から 、 休暇 が もらえ て な
休暇 って 、 お 休み ?
ああ 、 そう だ
やった ぁ ~
これ から ちゃん と 毎週 休める ん だ ぞ
だから 、 この 公園 に だって …
いや … 動物 園 に だって …
遊園地 に だって …
… うん ?
どう し た の ?
ママ … パパ が 泣 い てる …
極秘 の 会議 …
金曜 の 夜 、 いつも やって る よう な 言い 方 …
… ビンゴ !
…… 今日 の 僕 は 冴え てる ぞ !