No Game No Life Episode 10 no|game|no|life|episode No Game No Life Episode 10

東部 連合 と の ゲーム など 許さ ん ぞ ! とうぶ|れんごう|||げーむ||ゆるさ||

わし ら の 命 を 何 だ と 思って る ! |||いのち||なん|||おもって|

出 て こい 愚 王 東部 連合 の 内通 者 め ! だ|||ぐ|おう|とうぶ|れんごう||ないつう|もの|

それ で … なん で ここ に 集め られ てる ん です の ? ||||||あつめ|||||

私 たち わたくし|

昨日 俺 ら が 勝った あと に 言った だ ろ ? きのう|おれ|||かった|||いった||

要求 2 そこ の エルフ ようきゅう|||

フィール あんた の 記憶 を 改ざん する 権利 を 頂く |||きおく||かいざん||けんり||いただく

な っ

私 たち に スパイ を やれ って いう ん でしょ ? わたくし|||すぱい||||||

スパイ すぱい

俺 ら が イマ 二 ティ の 駒 を 賭け た の は おれ|||いま|ふた|||こま||かけ|||

エルヴン ・ ガルド の 内通 者 で ある クラ ミー が |||ないつう|もの|||くら||

接触 し て くる と 踏 ん で い た から だ せっしょく|||||ふ||||||

そして 俺 ら は ゲーム に 勝った |おれ|||げーむ||かった

その ゲーム の 中 で 記憶 を 私 に 託せ ば |げーむ||なか||きおく||わたくし||たくせ|

盟約 を 使わ ず 私 を 味方 に できる と 踏 ん だ わけ でしょ ? めいやく||つかわ||わたくし||みかた||||ふ||||

ただ こっち も 乗って あげる と は 言った けど |||のって||||いった|

あんた の 記憶 を 探って も ||きおく||さぐって|

東部 連合 に 勝て る と は 思え ない ん だ けど とうぶ|れんごう||かて||||おもえ||||

その辺 は 大丈夫 な の ? そのへん||だいじょうぶ||

大丈夫 だって だいじょうぶ|

とにかく

お前 たち に 集まって もらった の は ほか で も ない おまえ|||あつまって|||||||

今 俺 ら が やる べき は ただ 1 つ いま|おれ|||||||

共闘 の ため に 必要 不可欠 な こと きょうとう||||ひつよう|ふかけつ||

それ は …

つまり ?

自己 紹介 だ ! じこ|しょうかい|

自己 紹介 ? いまさら なんで そんな じこ|しょうかい|||

クラ ミー ・ ツェル よ よろしく くら||||

はい ?

それ だけ ?

もう ちょっと ほか に ない ん です の ?

ない わ 別に 問題 ない でしょ ||べつに|もんだい||

え ー 俺 と 同い年 の 18 歳 |-|おれ||おないどし||さい

身長 は 158 センチ スリー サイズ は 上 から しんちょう||せんち||さいず||うえ|

あー ん た ! ひきょう よ それ

あと ブラ は パッド が 入って て 実際 は |||||はいって||じっさい|

わ っ ! 分かった わ ||わかった|

分かった やめ て ちゃん と やる から ! わかった||||||

でも その 前 に ||ぜん|

フィー を 紹介 し なきゃ 説明 でき ない わ ね ||しょうかい|||せつめい||||

は ー い フィール ・ ニルヴァレン な の です よ |-|||||||

そこ の 悪魔 以外 は あ ||あくま|いがい||

気楽 に フィー って 呼 ん で ほしい の です よ きらく||||よ||||||

はて ずいぶん 嫌わ れ た もの です ね ||きらわ|||||

なぜ でしょ う 不思議 で ござい ます |||ふしぎ|||

だって ぇ

どこ か の フリューゲル の 某 お方 が |||||ぼう|おかた|

大 戦時 私 たち に 撃った 天 撃 で 何 人 が 犠牲 に なった か と 思う と だい|せんじ|わたくし|||うった|てん|う||なん|じん||ぎせい|||||おもう|

ああ

被告 ジブリール 弁護 を ひこく||べんご|

弁護 と 言わ れ まし て も べんご||いわ||||

身の程 を わきまえ 上空 に 飛行 妨害 魔法 を 張ら なけ れ ば みのほど|||じょうくう||ひこう|ぼうがい|まほう||はら|||

眼中 に とどめる こと すら なかった のに がんちゅう||||||

自業自得 で ござい ます じごうじとく|||

あれ で 落下 し て た ん こぶ が 出来 た の です よ ||らっか|||||||でき||||

うっかり 皆殺し に し て 私 に 何 の 落ち度 が ござい ま しょ う |みなごろし||||わたくし||なん||おちど|||||

ジャッジ 判決 ジブリール じゃっじ|はんけつ|

ギルティ

なぜ ?

フィー 共闘 する に あたって わだかまり は なくし たい |きょうとう|||||||

どう すりゃ ジブリール を 許し て くれる ? ||||ゆるし||

うーん それ は とって も 難しい の です よ |||||むずかしい|||

フィー ん ?

空 の 計画 に 彼女 の 力 は 必要 よ から||けいかく||かのじょ||ちから||ひつよう|

私 から も お 願い わたくし||||ねがい

ハア … じゃあ

足 を なめ て あし||な め|

" 許し て ください フィール 様 " って 言え ば 許す の です よ ゆるし||||さま||いえ||ゆるす|||

お やおや ?

天 の かなた まで つけあがり まし た ね てん|||||||

耳 が 長い だけ の 森 の 雑種 さん が みみ||ながい|||しげる||ざっしゅ||

ジブリール 有罪 罰 |ゆうざい|ばち

え ー ! |-

ま … まさか ホント に こんな 動物 の 足 を なめろ と ? ||ほんと|||どうぶつ||あし|||

罰 フフ フフッ フフフ ばち||| 納得 いか ない です が マスター たち の ご 命令 と あら ば なっとく|||||ますたー||||めいれい|||

どうぞ お 許し ください フィール 様 ||ゆるし|||さま

は ー い ! 許し た の です よ |-||ゆるし||||

こんな ん で いい の か

マ … マスター ! |ますたー

この よう な 下等 動物 の 足 を なめ て 謝罪 など |||かとう|どうぶつ||あし||な め||しゃざい|

恥 辱 の 極み の はず な の です が はじ|じょく||きわみ||||||

どうして で ござい ま しょ う !

マスター たち に 命令 さ れ て やって る こと だ と 思う と ますたー|||めいれい|||||||||おもう|

不思議 と ゾク ゾク くる もの が ふしぎ||||||

フリューゲル に ここ まで やら せる 「 空白 」 って 。 。 ||||||くうはく|

あの ! ん ?

わだかまり と いう なら 私 に も あり ます わ よ ||||わたくし||||||

この 人 ! |じん

魔法 を 使った イカサマ で 私 を 負かし た 人 じゃ ない です の よ まほう||つかった|||わたくし||まかし||じん|||||

だまさ れる お前 が 悪い ||おまえ||わるい

な ー っ ! |-|

なん だ ただ の 冷酷 無慈悲 か ||||れいこく|むじひ|

フィー は 幼なじみ ||おさななじみ

正確 に は 私 の 主人 だ けど ね せいかく|||わたくし||あるじ|||

あっ

エルヴン ・ ガルド は 民主 国家 です が |||みんしゅ|こっか||

位 階 序列 で 自分 たち 以下 の 種族 を 盟約 で 縛る こと を くらい|かい|じょれつ||じぶん||いか||しゅぞく||めいやく||しばる||

推奨 し て おり まし て すいしょう|||||

端的 に 申せ ば 奴隷 制度 を 採用 し て いる の です たんてき||もうせ||どれい|せいど||さいよう|||||

えっ じゃあ クラ ミー は ||くら||

ええ

曽 祖父 の 代 から ニルヴァレン 家 の 奴隷 そ|そふ||だい|||いえ||どれい

生まれ も 育ち も エルヴン ・ ガルド うまれ||そだち|||

ニルヴァレン 家 は |いえ|

エルヴン ・ ガルド でも 名 の ある 家 で |||な|||いえ|

代々 上院 議員 を 務め て き て いる だいだい|じょういん|ぎいん||つとめ||||

それなのに 奴隷 の 私 を フィー だけ は |どれい||わたくし||||

一緒 に 食べ ま しょ フィー いっしょ||たべ|||

もう 私 に 優しく し ない で |わたくし||やさしく|||

私 み たい な 奴隷 な ん か を 友達 扱い し て たら わたくし||||どれい|||||ともだち|あつかい|||

友人 と して 扱って くれ た ゆうじん|||あつかって||

当然 表向き に は そんな そぶり 見せ られ ない けど ね とうぜん|おもてむき|||||みせ||||

私 は それ が す ご ー く 気 に 入ら ない の です よ わたくし||||||-||き||はいら||||

。 。 で 昨年 先代 当主 が 鬼 籍 に 入って から は |さくねん|せんだい|とうしゅ||おに|せき||はいって||

フィー が 事実 上 の 家長 ||じじつ|うえ||かちょう

だから 私 たち の 関係 は 世間 から し たら さらに 複雑 な わけ |わたくし|||かんけい||せけん|||||ふくざつ||

えっ じゃあ フィール さん 今 は 上院 議員 代行 ? ||||いま||じょういん|ぎいん|だいこう

上院 議員 が 奴隷 解放 運動 を 企てる って じょういん|ぎいん||どれい|かいほう|うんどう||くわだてる|

国家 反逆 じゃ ない です の ! こっか|はんぎゃく||||

え ー ! |-

さすが に 驚き ます わ よ ね ||おどろき||||

ああ ステフ 今 の 話 つい て こ れ た の か ||いま||はなし|||||||

驚く とこ そこ です の ? おどろく||||

フィール さん は いい ん です の ?

私 たち に 協力 する の は わたくし|||きょうりょく|||

エルヴン ・ ガルド の 破滅 に つながる かも しれ ない ん です の よ |||はめつ|||||||||

私 は クラ ミー が 傷つけ られ なけ れ ば わたくし||くら|||きずつけ||||

何でも いい の です よ なんでも||||

ん 家 と か 正直 どうでも いい です し |いえ|||しょうじき|||| いっそ 国 ごと なく なれ ば 話 が 早い のに と |くに|||||はなし||はやい||

思った こと も ある の です よ エヘヘヘッ おもった|||||||

さらりと え げ つ ない です わ ね

クラ ミー は 目 を 離す と すぐ こっそり 泣 い てる から くら|||め||はなす||||なき|||

そば に い たい の です よ ぉ

な … 泣 い て ない わ 泣 い た こと すら ない わ |なき|||||なき||||||

いや 国王 選定 戦 で 負け た とき |こくおう|せんてい|いくさ||まけ||

子ども み たい に 泣きじゃくって こども||||なきじゃくって

う わ ああ ! 違う あれ は 違う の |||ちがう|||ちがう|

やっぱり そう な の です ね

だから 泣 い て な いっ つ って ん でしょ ! |なき||||||||

赤ん坊 の ころ から 知って る から って あかんぼう||||しって|||

いつ まで も 子ども 扱い し ない で くれる ? |||こども|あつかい||||

クラ ミー は 気負い すぎ な の です よ よし よ しっ くら|||きおい||||||||

親友 って いう より 母親 だ な しんゆう||||ははおや||

とにかく !

これ から 私 たち が 相手 に し なきゃ いけない の は ||わたくし|||あいて||||||

東部 連合 の 連中 な の よ とうぶ|れんごう||れんちゅう|||

巫女 と 呼ば れる 統治 者 の 登場 に より いちこ||よば||とうち|もの||とうじょう||

わずか 半 世紀 で 世界 第 3 位 の 大国 に なった |はん|せいき||せかい|だい|くらい||たいこく||

連中 の 脅威 は 未知 数 れんちゅう||きょうい||みち|すう

事実 を 知る 者 は い ない わ じじつ||しる|もの||||

さらに ワー ビースト は 血 壊 と いう 能力 も 兼ね備え て いる ||||ち|こわ|||のうりょく||かねそなえ||

何 か 対策 でも 考え てる わけ ? なん||たいさく||かんがえ||

考え てる さ かんがえ||

共闘 する 俺 ら に 必要 な の は チームワーク きょうとう||おれ|||ひつよう||||

絆 だ きずな|

互い の 親交 を 深め なきゃ な ん ねえ たがい||しんこう||ふかめ||||

その 親交 を 深める ため に |しんこう||ふかめる||

お 風呂 なら 一緒 に 入ら ない わ よ |ふろ||いっしょ||はいら|||

な … なぜ 分かった し ああ ||わかった||

自分 の 記憶 を 全部 渡し た の 忘れ てる の かしら この 人 じぶん||きおく||ぜんぶ|わたし|||わすれ|||||じん

まっ 残念 で し た |ざんねん|||

クラ ミー 共闘 する 相手 と の 親交 は 大事 な の です よ くら||きょうとう||あいて|||しんこう||だいじ||||

ふ えっ !

その とおり だ

俺 ら が 元 い た 世界 日本 の 親交 を 深める ため の 伝統 儀式 ! おれ|||もと|||せかい|にっぽん||しんこう||ふかめる|||でんとう|ぎしき

それ が 裸 の つきあい だ ! ||はだか|||

クラ ミー たち に は 盟約 で なく 信頼 関係 だけ で 動 い て もらう ん だ くら|||||めいやく|||しんらい|かんけい|||どう|||||

ここ は 伝統 文化 に 頼る しか ない の だ ||でんとう|ぶんか||たよる||||

あんた が 今 頼って る の は 果てしなき 煩悩 と 下心 でしょ ||いま|たよって||||はてしなき|ぼんのう||したごころ|

ジブリール 君 説明 し て 差し上げ たまえ |きみ|せつめい|||さしあげ|

裸 の つきあい と は 古く は 戦乱 時代 武器 を 仕込め ず はだか|||||ふるく||せんらん|じだい|ぶき||しこめ|

つまり 古代 ローマ 人 と 現代 の 日本 人 が |こだい|ろーま|じん||げんだい||にっぽん|じん|

共通 の 銭湯 と いう 文化 を 用い て い た から こそ きょうつう||せんとう|||ぶんか||もちい|||||

作品 は 大 ヒット し 時 の 話題 を さらった の で ある さくひん||だい|ひっと||じ||わだい|||||

どう だ 分かった か クラ ミー ||わかった||くら|

もう … 何 の 話 だ か 分か ん ない |なん||はなし|||わか||

しかたない です ね 私 が 代わり に お 断り する の です よ |||わたくし||かわり|||ことわり||||

えっ ?

クラ ミー は こう 言い たい ん です よ くら||||いい||||

お 風呂 が イヤ な の は プロポーション に 自信 が ない から |ふろ||いや||||||じしん|||

違 うわ ー ! ちが||-

大丈夫 な の です よ クラ ミー だいじょうぶ|||||くら|

女 の 価値 は おんな||かち|

胸 じゃ ない の です よ むね|||||

分かった わ よ ! わかった||

入る わ よ 入れ ば いい ん でしょ ! はいる|||いれ||||

し ゃ ー っ ! ||-|

あっ っっ

この シャンプー もう 少し 扱い やすく なら ない ん です の ? |しゃんぷー||すこし|あつかい||||||

あっ う わ っ ぁぁ

う う … クラ ミー ||くら|

そんな スタイル よかった ん です の ? |すたいる||||

ん ふ っ 着 痩せ する タイプ な の よ |||ちゃく|やせ||たいぷ|||

マスター あれ は 想定 し て ござい まし た か ? ますたー|||そうてい||||||

当然 だ とうぜん|

フィー あっ いや フィール 様 ||||さま

クラ ミー の おっぱい 偽装 し てる 魔法 くら||||ぎそう|||まほう

あれ は 幻惑 それとも 変質 さ せ てる ? ||げんわく||へんしつ|||

あっ …

クラ ミー バレ てる し くら||||

やっぱり 裸 の つきあい で 偽装 は 失礼 だ と 思う の です よ ぉ |はだか||||ぎそう||しつれい|||おもう||||

それ で どの よう な 魔法 が ご 所望 です か ? |||||まほう|||しょもう||

話 が 早く て いい はなし||はやく||

俺 を 女性 化 でき ない です か ねえ おれ||じょせい|か|||||

そう すりゃ 俺 は 背後 に 広がる 楽園 を ||おれ||はいご||ひろがる|らくえん|

見る こと が できる の です ! みる|||||

できる の です よ

マジ です か !

ただし 元 に も 戻せ ませ ん が いい です か ぁ ? |もと|||もどせ|||||||

却下 きゃっか

ほん に 楽しい 連中 や ||たのしい|れんちゅう|

あて ら に 真っ向 から 勝負 挑 ん で くる イマニティ が |||まっこう||しょうぶ|いど|||||

まだ いて る と は 楽しい と しか 言え ん わ |||||たのしい|||いえ||

なあ いの

おっしゃる とおり で

ただ なあ 楽しい ん は 連中 だけ で ええ ||たのしい|||れんちゅう|||

あんた が やる こと は たった 1 つ や

分 か っと る な ぶん||||

い づ な

ちょっと !

結局 今日 一 日 ろくな 話し合い も せ ず けっきょく|きょう|ひと|ひ||はなしあい|||

どこ に 消え た の よ ||きえ|||

空 これ が 東部 連合 を 破る 戦略 ? から|||とうぶ|れんごう||やぶる|せんりゃく ずいぶん 悠長 ね |ゆうちょう|

正直 こっか ら は 白 の 領分 で なあ しょうじき||||しろ||りょうぶん||

俺 に は さっぱり おれ|||

あくまで お 手伝い だ ||てつだい|

。 。 なんで さっき の お 風呂 動画 の 確認 を だ な ||||ふろ|どうが||かくにん|||

はっ . .

私 に ステファニー ・ ドーラ の よう な 反応 を 期待 し てる なら ムダ よ ! わたくし|||||||はんのう||きたい||||むだ|

顔 を 真っ赤 に し て 胸 を 隠し て 言わ れ て も なあ かお||まっか||||むね||かくし||いわ||||

本当 に 勝て る の か って 聞き に 来 た ん だ ろ ? ほんとう||かて|||||きき||らい||||

ええ そう よ

あなた の 記憶 を 見る かぎり 今 まで の 勝利 だって ギリギリ で ||きおく||みる||いま|||しょうり||ぎりぎり|

やっと 勝って き た もの ばかり じゃ ない |かって||||||

それ に さっき も 言った けど 今回 の 相手 は 東部 連合 ||||いった||こんかい||あいて||とうぶ|れんごう

一 歩 でも 間違え れ ば 谷底 よ ひと|ふ||まちがえ|||たにそこ|

これ じゃ 勝て る 気 が し ない わ ||かて||き||||

だから 一 歩 も 間違え ない しか ない だ ろ |ひと|ふ||まちがえ|||||

たった 1 つ の ミス も し ない って 言い 切れる の ? あなた |||みす|||||いい|きれる||

アッハハ そりゃ あ 無理 だ わ |||むり||

俺 一 人 じゃ 絶対 しくじる おれ|ひと|じん||ぜったい|

けど 「 空白 」 なら 話 は 別 だ |くうはく||はなし||べつ|

え ?

俺 が 踏み外し て も 白 が いる おれ||ふみはずし|||しろ||

それ が 「 空白 」 の 必勝 法 だ ||くうはく||ひっしょう|ほう|

あっ …

クラ ミー は 私 と は 仲良く し たく ない の です か ? くら|||わたくし|||なかよく||||||

そう じゃ ない けど でも

もし 私 たち の こと が 知れ て フィー が 大 変な こと に なったら |わたくし|||||しれ||||だい|へんな|||

私 と クラ ミー なら 話 は 別 な の です よ わたくし||くら|||はなし||べつ||||

え ?

私 が 踏み外し て も クラ ミー が いる の です よ わたくし||ふみはずし|||くら||||||

むしろ 大事 な 人 を 失う よう な 愚か な 行動 に 私 が 走ら ない よう |だいじ||じん||うしなう|||おろか||こうどう||わたくし||はしら||

いつも そば で 見張って い て ほしい の です よ |||みはって||||||

フィー

今 の セリフ って 私 の 記憶 かしら いま||せりふ||わたくし||きおく|

さあ な

とにかく 分かった わ |わかった|

私 に は 空 一 人 の 記憶 しか ない から わたくし|||から|ひと|じん||きおく|||

勝て る よう に 思え ない って わけ ね かて||||おもえ||||

あなた は 翼 見つけ た の ね ||つばさ|みつけ|||

あ . .

" なあ 白 人 は 変われ る って 言う けど 。 。 ” |しろ|じん||かわれ|||いう|

ホント に そ っか な ほんと||||

な っ …

恥 っ ず か しい けど 嫌い じゃ な いわ よ その 考え はじ||||||きらい||||||かんがえ

胸 を 張って い い ん じゃ ない ? むね||はって|||||

うる っせ えよ !

でき た 妹 を 持つ と 大変 ね ||いもうと||もつ||たいへん|

意地 が ある もん ね いじ||||

お ・ に ・ い ・ ちゃ ・ ん

て め え さっさと 帰れ よ ! ||||かえれ|

エル キア に 長居 し て たら 怪しま れ ん だ ろ ! |||ながい||||あやしま||||

いよいよ あした ね あ ?

人類 の 可能 性 信じる わ よ じんるい||かのう|せい|しんじる||

当然 だ お前 だって 人類 だ ろ う が とうぜん||おまえ||じんるい||||

あっ おい

ノコノコ と 出 て き た ぞ ! ||だ||||

この イカ れ た ダメ 国王 ! |いか|||だめ|こくおう

ウフッ

こんな 状況 で 正門 から 出る なんて 常軌 を 逸 し て ます わ |じょうきょう||せいもん||でる||じょうき||そら||||

暴動 が 起き てる ん です の よ ぼうどう||おき|||||

起き てる ん じゃ なく 起こさ せ た ん だ おき|||||おこさ||||

えっ ? どういう こと です の ?

ん じゃ 道 も 空 い た みたい だ し 出発 し ます か ||どう||から||||||しゅっぱつ|||

目的 地 は 。 。 い づ な た ん 家 で もくてき|ち|||||||いえ|

ゴー

なんで 無視 です の ー ! |むし|||-

お 待ち し て おり まし た |まち|||||

では ゲーム 開始 時刻 まで ここ で お 待ち を |げーむ|かいし|じこく|||||まち|

観客 も ちゃ ー ん と 通し とい て くれよ かんきゃく|||-|||とおし|||

よし 白 調子 は どう だ ? |しろ|ちょうし|||

オール グリーン おーる|ぐりーん

ジブリール は どう だ ?

凌 雲 の 兵器 フリューゲル に 調子 の よしあし は ござい ませ ん しの|くも||へいき|||ちょうし||||||

命令 1 つ で いつ でも 全 霊 を ささげ ま しょ う めいれい|||||ぜん|れい|||||

い 。 。 胃 が キリキリ し ます わ |い|||||

ところで ステフ は い ?

こない だ 俺 ら が やった ゲーム で ||おれ||||げーむ|

賭け た もの さ かけ|||

俺 まだ 要求 し て ない の 覚え てる ? おれ||ようきゅう|||||おぼえ|

え ?

ジブリール この 場 の 音 を ||じょう||おと|

ワー ビースト に 聞こえ ない よう に する こと は できる か ? |||きこえ||||||||

はい

マスター と ドラ ちゃん を 精霊 で 覆い 音 漏れ を 遮断 し ま しょ う ますたー||どら|||せいれい||おおい|おと|もれ||しゃだん||||

それ じゃあ ステフ

今 から とっておき の おまじない を かけ て やろ う いま|||||||||

イヤ な 予感 しか し ませ ん わ いや||よかん|||||

皆さん こちら に お 座り ください みなさん||||すわり|

え 。 。

では これ より 盟約 内容 の 確認 を 始め ます |||めいやく|ないよう||かくにん||はじめ|

東部 連合 ルー シア 大陸 に 保有 する すべて を とうぶ|れんごう|るー||たいりく||ほゆう|||

エル キア 王国 ||おうこく

種 の 駒 しゅ||こま

すなわち イマ 二 ティ の 人権 領土 |いま|ふた|||じんけん|りょうど

そのほか 保有 する すべて を 互いに 賭け |ほゆう||||たがいに|かけ

東部 連合 指定 の ゲーム を 東部 連合 大陸 代表 者 とうぶ|れんごう|してい||げーむ||とうぶ|れんごう|たいりく|だいひょう|もの

エル キア 国王 2 名 と その 従者 2 名 の 計 5 名 ||こくおう|な|||じゅうしゃ|な||けい|な

1 対 4 で 執り行う たい||とりおこなう

なお 東部 連合 は 慣例 と して |とうぶ|れんごう||かんれい||

ゲーム 内容 に 関 する 一切 の 記憶 の 忘却 を 付随 し て 要求 げーむ|ないよう||かん||いっさい||きおく||ぼうきゃく||ふずい|||ようきゅう

これ に は 全 プレーヤー 観戦 者 を 含め た 全 イマニティ が |||ぜん|ぷれーやー|かんせん|もの||ふくめ||ぜん||

含ま れる もの と する ふくま||||

また ルール 説明 は ゲーム 開始 後 と なり ます |るーる|せつめい||げーむ|かいし|あと|||

よって ルール を 聞か さ れ て から の ゲーム 拒否 は 無効 勝負 と し |るーる||きか||||||げーむ|きょひ||むこう|しょうぶ||

ゲーム に 関 する 記憶 忘却 のみ を 行う げーむ||かん||きおく|ぼうきゃく|||おこなう

本当 に よろしい です かな ? ほんとう||||

ああ 何も 問題 ない |なにも|もんだい|

ただし 2 つ だけ 明確 に し て おく ぞ |||めいかく|||||

俺 ら が 棄権 し て も 消える の は 今日 の ゲーム の 記憶 のみ だ おれ|||きけん||||きえる|||きょう||げーむ||きおく||

不可能 ゲー 吹っかけ て 辞退 さ せ ふかのう||ふっかけ||じたい||

都合 の 悪い 記憶 だけ 奪 お う って 期待 は 今 の うち に 捨て とけ つごう||わるい|きおく||だつ||||きたい||いま||||すて|

そして 2 つ 目 だ ゲーム 中 の 不正 発覚 は 敗北 と みなす ||め||げーむ|なか||ふせい|はっかく||はいぼく||

10 の 盟約 の 大 前提 |めいやく||だい|ぜんてい

そっち が 忘れ て さえ い なけ れ ば 何も 問題 は ない ||わすれ|||||||なにも|もんだい||

では 同意 し た と み なし 盟約 の 宣言 を 願い ます |どうい||||||めいやく||せんげん||ねがい|

アッシェンテ

アッシェンテ です

ん っ

ん っ

やる ぞ い づ な た ん

負け ねえ ぞ です まけ|||

なあ い づ な さ

何 だ です なん||

最後 に ゲーム を 楽しい って 感じ た の いつ ? さいご||げーむ||たのしい||かんじ|||

準備 は よろしい です かな ? じゅんび||||

それ じゃあ 白 手 を 離す な よ ||しろ|て||はなす||

に ぃ こそ

さ ぁ ゲーム を 始めよ う ぜ ||げーむ||はじめよ||

う う … ヒヒイ !

フッ

ん っ

これ は 魔法 の 気配 ||まほう||けはい

クラ ミー ・ ツェル なぜ ここ に いる くら||||||

それ に

ウフフッ 気付か ない ふり し て |きづか||||

耳 が 魔法 に 反応 し て 動 い てる の です よ みみ||まほう||はんのう|||どう|||||

フィー どうやら ゲーム は ||げーむ|

こっち から 干渉 できる こと は な さ そう だ けど ||かんしょう||||||||

分かって る の です よ わかって||||

私 たち が 見 てる って いう 事実 が 重要 な の です よ わたくし|||み||||じじつ||じゅうよう||||

これ で 東部 連合 は ||とうぶ|れんごう|

あからさま すぎる 不正 は でき ない って こと ね ||ふせい||||||

見せ て もらう わ よ 空 みせ|||||から

エルフ に 情報 を 流す つもり か ||じょうほう||ながす||

あの 男 どこ まで 用意 周到 な の だ |おとこ|||ようい|しゅうとう|||

それ でも 我々 ワー ビースト が この 勝負 で 負ける わけ が ない が な ||われわれ|||||しょうぶ||まける|||||

ホント に 大丈夫 です の ? 全く 勝て る 気 が し ない です わ ほんと||だいじょうぶ|||まったく|かて||き|||||

ステフ さっき の 質問 の 答え と 同じ だ |||しつもん||こたえ||おなじ|

なぜ 大衆 に 暴動 を 起こさ せ た の か |たいしゅう||ぼうどう||おこさ||||

はい ? 何 です の こんな とき に |なん|||||

俺 ら なら きっと 勝て る なんて 甘え た 信頼 は いら ねえ ん だ よ おれ||||かて|||あまえ||しんらい||||||

俺 ら が 八百長 で 負け ない か どう か 血眼 に なって 観戦 し て くれる 連中 おれ|||やおちょう||まけ|||||ちまなこ|||かんせん||||れんちゅう

それ が 結果 的 に 東部 連合 の あからさま な チート 対策 に なる ||けっか|てき||とうぶ|れんごう|||||たいさく||

疑惑 の 目 以上 に 信頼 できる 監視 は ねえ だ ろ ぎわく||め|いじょう||しんらい||かんし||||

えっ ?

さすが マスター で ござい ます |ますたー|||

やつ ら は ワー ビースト の 特性 と イカサマ で ||||||とくせい|||

なんとか その 監視 を も 乗り切 ろ う と ||かんし|||のりき|||

こちら が 想定 し ない あの手この手 を 使って くる はず だ ||そうてい|||あのてこのて||つかって|||

想定 し た も の 想定 外 の もの に も いかに 早く 対応 し そうてい|||||そうてい|がい||||||はやく|たいおう|

戦術 に 組み 込め る か が 勝負 せんじゅつ||くみ|こめ||||しょうぶ

えっ …

あっ … えっ

こ … ここ は いったい どこ です の ?

見 た こと も 聞い た こと も ない 幻 の 世界 み||||ききい|||||まぼろし||せかい

ウハハ マスター ここ は 。 。 |ますたー||

い … いかが なさい まし た か マスター ||||||ますたー

ダメ 。 。 。 だ は あ ? だめ|||

俺 たち は もう ダメ だ おれ||||だめ|

すま ん イマ 二 ティ は 終わり だ ||いま|ふた|||おわり|

ど … どういう こと です の ? あんな 啖呵 切 っと い て ||||||たんか|せつ|||

う う 。 。 ごめんなさい すいません

まさか 東京 が 舞台 なんて 予想 し て ない で す |とうきょう||ぶたい||よそう|||||

僕 に ここ は 無理 です ホーム は アウェー です ぼく||||むり||ほーむ|||

もう 僕たち は 役 に 立た ない ので 申し訳ない です が 自力 で なんとか |ぼくたち||やく||たた|||もうしわけない|||じりき||

そんな

いまさら 疑う もの か 俺 は 白 を 信じる ! |うたがう|||おれ||しろ||しんじる