Naruto Episode 117
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ ~
♪ ひからび た 言葉 を つ ない で
♪ それ でも 僕等 シンプル な
♪ 想い を 伝え たい だけ な の
♪ 吹き抜ける くす ん だ あの 日 の 風 は
♪ 昨日 の 廃虚 に 打ち捨て て
♪ 君 と 笑う 今 を 生きる の だ
♪ それ でも あの 出来事 が
♪ 君 を 苦しめる だ ろ ?
♪ だ から こそ サヨナラ な ん だ
♪ このまま 何 も 残ら ず に
♪ あなた と 分かち合う だけ
♪ やがて 僕等 は
♪ それ が 全て だ と 気 が つい て
♪ 悲しみ は 頬 を 伝って
♪ 涙 の 河 に なる だけ
♪ 揺れる 想い は 強い 渦 に なって
♪ 溶け合う の よ
( 鬼 童 丸 ) 《 フッ 終わった 》
( 鬼 童 丸 ) 《 ん ! 何 ! ? 》
♪ ~
( ネジ ) ハァ ハァ … 。
( ネジ ) 《 ギリギリ だ … 今 の は 危なかった 。
が ほんの 少し ズラ せ た 。
やはり 間違い ない 。
ヤツ は もう 白 眼 の 秘密 に 気付 い て いる 》
( 鬼 童 丸 ) 《 あっ … 。
どう いう こと だ ? なぜ … 》
( ネジ ) ハァ ハァ ハァ … 。
( 鬼 童 丸 ) 《 なぜ 急所 から 15 cm も 上 に ズレ た ! ? 》
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 そう か … あの チャクラ 。
こいつ 今度 は 常に チャクラ を 放出 し て
自分 の 周囲 を 覆って い た の か 。
それ も あれほど の 広範囲 を 。
道理で 矢 を 感知 し た うえ
その 軌道 を チャクラ で ズラ す こと も でき た わけ だ 。
ヘッヘヘヘ 。
しかし あれ だけ の チャクラ を 常に 放出 し 続ける の は
死 の 苦しみ 。
そう まで し なけ れ ば よけ られ ない 。
つまり 間違い ない 。
想定 し た とおり さっき の 矢 は
一切 ヤツ の 目 に は 見え て い ない ! 》
( ネジ ) 《 ムダ な 攻撃 は 仕掛け て こ ない … 。
そして その 結果 から きちんと 情報 を くみ取る … 》
が っ !
( ネジ ) 《 そして この 眼 の 欠点 に も 気付 い て いる !
さすが だ 》
( ネジ ) 《 今 まで 戦った 敵 の 中 で こいつ は いちばん 強い ! 》
( 鬼 童 丸 ) 《 フン !
ヤツ の 視界 は
そして 己 から 半径
確実 に 感知 する 。
しかし なぜ か よけ 切 れ ない クナイ が あった 。
なぜ よけ 切れ ない の か 。
それ は 見え て い ない から だ 。
つまり ヤツ の 瞳 術 に も
盲点 と も いえる 僅か な 死角 が ある 。
その 死角 に 入った クナイ は
見る こと が でき ず 反応 でき ない 。
だから あの 防御 技 で
その 死角 から の 攻撃 に 対処 し て い た の だ 。
そして 俺 は ヤツ に 仕掛け た すべて の 攻撃 を 分析 し
完全 に 把握 し た 。
ヤツ の 第 一 胸 椎 の 真 後ろ に
ほんの 僅か な 点 から 広がる 死角 が 存在 する 。
ん ? 》
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 ハッハハハ … 。
確か に 動 い て 死角 を 固定 さ せ なけ れ ば
矢 で そこ を 狙う の は 難しく なる 。
だが その 程度 俺 に は 関係 ねえ 》
( 鬼 童 丸 ) 《 柔 拳 は 敵 に 近づか ね ば 無意味 。
もっとも 今 の お前 に 俺 に 近づ こ う と 考える 余裕 は ない 。
今 は どう 逃げる か だ 。
あが こ う が あがく まい が
どちら に せよ お前 は 死ぬ が な 》
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 フン チャクラ も 残り 少ない よう だ な 》
( 鬼 童 丸 ) < 簡単 な ゲーム の 雑魚 キャラ は すぐ に やら れる 運命 だ ! >
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 ムダ だ ! 》
( ネジ ) 《 あっ … 糸 !
そう か この 糸 で … 》
( 鬼 童 丸 ) 《 チッ 。
今度 は 木 で 少し 軌道 が ズレ た か 》
( ネジ ) くっ … ハァ ハァ … 。
( 鬼 童 丸 ) 《 ならば 今度 は
さらに 回転 を 加える ぜ よ 。
これ で 木 に 当たって も 木 を 削り 飛ばし
軌道 が ズレ る こと は ない 。
そして さっき と 同じく チャクラ を 通わ せ た 糸 で
矢 を ヤツ の
動く 標的 に 狙い を つけ
ピン ポイント で 矢 を 死角 の 中 へ ぶち 込む ! 》
( ネジ ) ぐ っ … ! ハァ ハァ … 。
( 鬼 童 丸 ) 《 まだ 立って くる か … 》
( ネジ ) 《 強い … ヤツ は 俺 より も はるか に 強い 。
もう チャクラ も ほとんど ない 。
恐らく 次 の 攻撃 は かわし 切 れ ない 。
ここ まで か ! 》
( ナルト ) < 絶対 勝つ ! >
あっ 。
( ネジ ) フフ … 。
( ネジ ) 《 ナルト … お前 なら どう する かな ? 》
( ネジ ) もう いい 。
どうせ よけ られ は し ない の だ から な 。
( 鬼 童 丸 ) 《 ん ? 動き を 止め た な 。
諦め た か ?
だが 念 に は 念 を ぜ よ 。
命中 精度
破壊 力 超 最大 ! 》
♪ ~
( ネジ ) う っ … !
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 しとめ た ! 》
が っ !
♪ ~
( ネジ ) フッ 。
( ネジ ) 《 ここ だ !
柔 拳 ! 》
♪ ~
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) う っ !
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 な … 何 だ と ? ヤツ は まだ ! ?
いや … 今 の 一撃 で 確実 に しとめ た はず … 》
( ネジ ) < チャクラ を もと に し た 物質 など
柔 拳 の 前 で は 意味 を 成さ ない >
( 鬼 童 丸 ) 《 柔 拳 … そう か 死に際 に 最後 の チャクラ を
糸 に 流し込ま れ た か ! 》
♪ ~
( カラス の 鳴き声 )
( ネジ ) 《 8 羽 … 。
また 1 羽 見え なかった … 》
( ネジ ) 《 ヤツ は … 》
( 鬼 童 丸 ) 《 くっ … 臓器 の いく つ か が 損傷 し た 。
が どう に か 動 ける ! 》
ハァ ハァ ハァ … 。
( ネジ ) < 落ちこぼれ め >
< 言った だ ろ 俺 は …
諦め が 悪 ぃ ん だ って … >
< フン 。
どう し て そこ まで 自分 の 運命 に 逆ら お う と する ? >
< 落ちこぼれ だ と …
言わ れ た から だ ! >
< お前 が 無理 だっ つう なら もう 何 も し なく て いい !
俺 が 火影 に なって から
日向 を 変え て やる よ ! >
( ネジ ) < お前 の 得意 忍術 か … 。
うかつ だった … >
< 分身 の 術 は
俺 の いちばん 苦手 な 忍術 だった ん だ >
< 運命 が どう と か 変わ れ ねえ と か
そんな つま ん ねえ こと メソメソ 言って ん じゃ ねえ よ 。
お前 は 俺 と 違って
落ちこぼれ じゃ ねえ ん だ から >
( ネジ ) 《 ナルト ! 》
( キバ ) これ で 俺 たち 3 人 に な っち まっ た な 。
そんな こと 気 に す ん な よ 。
チョウジ も ネジ も すぐ に 追いつく !
チョウジ は 切り札 持って たし
ネジ は 一 度 中 忍 試験 で 戦った から 分かる ん だ 。
何 が ?
あいつ は
ホント の 天才 だって ば よ !
( ネジ ) 《 負ける わけ に は いか ない !
俺 より も はるか に 強い 敵 だ ろ う と …
この 身 が 朽ちよ う と も …
負ける わけ に は いか ない ! 》
( ネジ ) 《 負け られ ない 理由 が
俺 に は ある ! 》
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 チッ 今回 は てこず っち まっ た ぜ よ 》
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 遊び 過ぎ … 》
( 鬼 童 丸 ) あっ !
ハァ ~ !
( 鬼 童 丸 ) う わ ~ !
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) う ぅ !
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) 《 チャクラ が 練れ ない … 》
( 鬼 童 丸 ) なぜ だ … 即死 の はず だ !
なぜ 生き て いる ! ?
( ネジ ) どうせ よけ 切れ は し ない の だ から な 。
だから わざと 受ける 覚悟 が 決まった 。
そして 俺 は お前 より も ずっと 俺 の 弱点 を 知って い た 。
( ネジ ) 《 8 羽 … だった か ? 》
( ネジ ) この 白 眼 に は 死角 が ある 。
しかし お前 の 攻撃 が そこ から しか 来 ない こと が 分かれ ば
その 死角 だけ に チャクラ を 放出 し 攻撃 を 感知 。
僅か 数 cm 狙い を 外す だけ の 動き を する の は
さほど 難しく は ない 。
重傷 は 負う が 即死 は 避け られる 。
ハァ ハァ … 。
ヘッヘヘ … わざと 受け た の か 。
死ぬ こと に は 変わり ねえ って の に 。
どう し て そこ まで できる ?
( ネジ ) お前 は
今 まで 戦った 敵 の 中 で いちばん 強い 。
だが 俺 に は 負け られ ない 理由 が ある 。
( ネジ ) 俺 が 今 まで に 戦った
すべて の 者 の 中 で いちばん 強い ヤツ が
俺 に こう 言って くれ た 。
( ネジ ・ ナルト ) 「 お前 は 俺 と 違って 落ちこぼれ なんか じゃ ない 」。
( ネジ ) … と な 。
( ネジ ) 俺 は 常に 天才 と 呼ば れ て き た 。
だから 負ける わけ に は いか ない 。
凡小 な 俺 を
天才 と 信じ て いる あいつ ら の ため に も な 。
♪ ~
( ネジ ) フッ … 「 雑魚 キャラ は すぐ に やら れる 運命 だ 」。
お前 は そう 言った な 。
♪ ~
ぐ っ ! はっ !
♪ ~
( ネジ ) この 状況 を 見ろ 。
♪ ~
( ネジ ) 運命 なんて
誰 か が 決める もん じゃ ない !
♪ ~
( 鬼 童 丸 ) どう だ か な ?
お前 も 死に そう じゃ ねえ かよ 。
♪ ~
( ヒザシ ) < ネジ お前 は 生きろ 。
お前 は 一族 の 誰 より も 日向 の 才 に 愛さ れ た 男 だ >
( ネジ ) ぐ っ … !
俺 は … そう 簡単 に は 死 ね ない ん だ よ 。
ヘッ 強 がって も
もう 流れ を 止める こと は でき や し ねえ ぜ よ 。
サスケ 様 は 己 から 望 ん で 音 へ 走った 。
ハァ ハァ … 。
( ネジ ) < サスケ は 今 闇 の 中 に いる >
( ネジ ) ハァ ハァ ハァ … 。
( ネジ ) いや 。
< ナルト 。
お前 は 俺 より いい 眼 を 持って る >
サスケ を 闇 から 見つけ出し
救い 出 せる ヤツ が いる 。
( 鬼 童 丸 ) ヘッサスケ 様 は 大 蛇 丸 様 の もの だ 。
( 鬼 童 丸 ) たとえ 誰 で あって も 救い出せ は … 。
( ネジ ) 出 せる さ !
ハァ ハァ … 。
( ネジ ) 《 なぜ なら
ナルト お前 は … 》
( ネジ ) 《 俺 を 闇 の 中 から 救い出し た ! 》
ぐ っ … が っ !
最後 まで ざ れ 言 を … 。
う っ ! ぐ は っ !
( 鬼 童 丸 ) 《 とはいえ …
ここ まで 追い込ま れ た の は 君 麻 呂 以来 だ ぜ 》
ハァ … 。
( ネジ ) ハァ ハァ … 。
( 鬼 童 丸 ) 《 チク ショウ が … 》
( 鼓動 )
♪ ~
♪ ~
♪ ~
♪ ~
( ネジ ) 《 みんな … 》
♪ ~
( ネジ ) 《 後 は …
頼 ん だ ぞ … 》
♪ ~
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♪ ~
♪ ~
♪ ( エンディングテ ー マ )
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 は 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ 僕 なんか が しゃべり かけ たら
♪ 迷惑 に 思う か な
♪ そんな 不安 を 抱え て
♪ 勇気 を 出し て み た よ
♪ うまく しゃべ れ ない 僕 の
♪ 不器用 な 話
♪ 君 は 耳 を そらさ ず に
♪ ちゃんと 聞い て くれ た よ
♪ それ だけ で 僕 は
♪ 浮かれ て しまう の さ
♪ だけど 君 は 僕 なんて
♪ 何 と も 思って ない よ ね
♪ 切ない よ だ けど
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 は 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ 君 が 笑って くれ た
♪ はじめて 君 と しゃべ れ た
♪ 僕 の この 言葉 で
♪ はじめて 君 と しゃべった
♪ ~
( 赤 丸 の ほえ 声 ) ( キバ ) 〈 や っほ ~ !
敵 さん かなり 近く に いる ぜ ! 〉
〈 よっ しゃ ! このまま 一気に 追いつく って ば よ ! 〉
( シカマル ) 〈 人数 で いや こっち が 上 だ うまく すりゃ 次 で 奪い 返 せる ぜ 〉
( キバ ) 〈 おう ! 4 対 2 と も なりゃ 負ける 気 が し ねえ ! 〉
〈 4 対 2 ? 〉 ( キバ ) 〈 相手 の 倍 だ ぜ ! 〉
〈 なぁ なぁ 俺 ら 4 人 も い た っけ か ? 〉
( キバ ) 〈 アホ か お前 は ! 俺 赤 丸 シカマル お前 。
ど っ から どう 数え て も 4 人 じゃ ねえ か ! 〉
( 赤 丸 の ほえ 声 )