Naruto Episode 37
♪ ( オ ー プニングテ ー マ )
♪ 踏み込む ぜ アクセル
♪ 駆け引き は 無い さ 、 そう だ よ
♪ 夜 を ぬける
♪ ねじ込む さ 最後 に
♪ 差し引き ゼロ さ 、 そう だ よ
♪ 日々 を 削る
♪ 心 を そっと
♪ 開 い て ギュ っと
♪ 引き寄せ たら
♪ ~
♪ 届く よ きっと
♪ 伝う よ もっと さあ
♪ ~
♪ 生き 急 い で
♪ 搾り 取って
♪ 縺 れる 足 だ けど 前 より
♪ ずっと そう 、 遠く へ
♪ 奪い取って
♪ 掴 ん だ って
♪ 君 じゃ ない なら 意味 は 無い の さ
♪ だ から 、 嗚呼 、
♪ 遥か 彼方
♪ ~
( サクラ ) 「 “ 天 " 無く ば 智 を 識 り 機 に 備え
“ 地 " 無く ば 野 を 駆け 利 を 求め ん
天地 双書 を 開か ば
危 道 は 正道 に 帰す
これ 則 ち 何 々 の 極意
… 導く 者 なり 」。
( ナルト ) 何 だ ? そりゃ 。
たぶん 巻物 の こと よ 。
これ って 天地 の 巻物 を 開け って こと だ と 思う ん だ けど 。
( 唾 を 飲み込む 音 )
♪ ~
それ じゃ 開く って ば よ 。
ん ? 何 だ ? こりゃ 。
ひと ? じん ?
( サスケ ) これ は 口 寄せ の 術 式 !
ナルト サクラ その 巻物 を 離せ !
ああ … 。
え ? あ … あんた は … 。
( イルカ ) よう 久しぶり だ な 。
どう いう こと ?
苦労 し た みたい だ な お前 たち 。
あ ? え ? 何で ?
イルカ 先生 が 口 寄せ で 出 て くん だって ば よ ?
( イルカ ) この 第 2 の 試験 の 最後 は
俺 たち 中 忍 が 受験 生 を 迎える こと に なって て な 。
たまたま 俺 が お前 たち へ の
大切 な 伝令 役 を 仰せつかった わけ だ 。
伝令 役 ?
ふ ぅ ~ 時間 ギリギリ だ な 。
みんな
第 2 の 試験 突破 おめでとう 。
合格 を 祝って 一 楽 の ラーメン でも
おごって やり たい ところ で は ある が … 。
ん ~ やった ~ ! ハハッ ハハッ !
おい ナルト ! 話 は 最後 まで … 。 やった って ば よ ! ハハッ !
ラーメン ! ラーメン だって ば よ !
俺 って ば 偉い ! 俺 って ば 最高 !
俺 って ば ラ ー メン 食べ た いって ば よ ! は ぁ ~。
元気 な ヤツ だ な 。
イエイ ! うるさい !
った く 落ち着き の ない ところ は
相変わらず だ な お前 。
フン なるほど な 。 え ?
もし 俺 ら が 試験 の 途中 で 巻物 を 見 たら
イルカ 先生 あんた は どう する つもり だった ん だ ?
( イルカ ) サスケ お前 も 相変わらず 鋭い ヤツ だ な 。
察し の とおり だ この 試験 の ルール は
お前 たち の 確実 な 任務 遂行 能力 を 試す ため の もの 。
つまり もし 試験 中 に ルール に 反する 条件 で
巻物 が 開か れ た 場合 … 。
開か れ た 場合 ?
( イルカ ) その 目 の 前 の 受験 者 に は
第 2 の 試験 終了 時刻 まで
気絶 し て もらう よう 命じ られ て い た 。
フッ 開か なく て よかった なぁ お前 ら 。
いっ ! ?
カブト さん あり が と だって ば よ 。
ふ ぅ ~。 《 マジ 危なかった ~ 》
ん ? あっ そう だ 先生 。
ん ? ところで あの 壁 の 字 は 何 な の ?
何 か 虫食い 文字 に なって る し 。
私 たち じゃ 全然 意味 分 かん ない ん だ けど 。
ヘッヘヘ … そんな の いい じゃ ん いい じゃ ん 。
俺 たち 合格 し た ん だ から さ 。
いや 俺 は それ を 説明 する の が
もう 一 つ の 任務 で も ある ん だ が な 。
え ? あっ そう な の ?
( イルカ ) だ から そう だって 言って る だ ろ 。
読 ん で みろ 。
これ は 火影 様 が 記し た 中 忍 の 心 得 だ 。
心得 ?
( イルカ ) そう この 文章 の 「 天 」 と は
すなわち 人間 の 頭 を 指し
「 地 」 は 人間 の 体 を 指し てん の さ 。 ふ ~ ん 。
「 “ 天 " 無く ば 智 を 知り 機 に 備え 」。
あれ は つまり
例えば ナルト の 弱点 が 頭脳 に ある の なら
さまざま な こと わり を 学び 任務 に 備え なさい 。
チッ よけい な お 世話 だ よ 。 フフッ 。
そして 「 “ 地 " 無く ば 野 を 駆け 利 を 求め ん 」。
サクラ の 弱点 が 体力 に ある の なら
日々 鍛錬 を 怠ら ない よう に し なけ れ ば なり ませ ん よ
… と いう 意味 だ 。 エヘヘ … 。
そして その 天地 両方 を 兼ね備え れ ば
どんな 危険 な 任務 も 正道
つまり 覇道 と も いえる 安全 な 任務 に なり える
… と いう こと だ 。 じゃあ あの 抜け た 文字 の 所 は ?
だから 中 忍 を 意味 する 文字
さっき の 巻物 に あった
「 人 」 と いう 一 字 が 入る と いう わけ だ 。
この 5 日間 の サバイバル は
受験 生 の 中 忍 と し て の 基本 能力 を 試す ため の もの 。
そして お前 たち は それ を 見事 クリア し た 。
中 忍 と は 部隊 長 クラス 。
チーム を 導く 義務 が ある 。
任務 に おける 知識 の 重要 性
体力 の 必要 性 を さらに 心底 心得よ 。
この 中 忍 心得 を 決して 忘れ ず
次 の ステップ へ 挑 ん で ほしい 。
これ が 俺 が 仰せつかった 伝令 の すべて だ 。
了解 !
ん ?
( イルカ ) だ が 最後 の 第 3 試験
むちゃ は する な よ 。
特に ナルト お前 が いちばん … 。 イルカ 先生 。
この 木 ノ 葉 の 額 当て もらった 時 から
俺 って ば もう アカデミー の 生徒 じゃ ない ん だ ぜ 。
心配 無用 だって ば よ 。
それ に これ は イルカ 先生 が くれ た
一 人 前 の 証し だ ろ 。
落ち着き が ない ところ は 変わって ねえ かも しん ねぇ けど
俺 は もう ガキ じゃ ねえ ん だ 。
今 は … 。
忍者 な ん だ から な !
そう か 悪かった な ナルト 。
< あいつ ら の 力 は 私 が いちばん よく 知って ます 。
どうせ 無理 なら 私 が 引導 を 渡し たい ん です >
( アンコ ) < そんなに こだわる なら
そい つ ら の チーム は お前 に 任せる けど … 。
わざわざ 恨ま れ 役 を 買って出る と は ね >
< ありがとう ござい ます >
< でも こいつ ら カカシ の とこ の でしょ ?
あいつ が 推薦 し た ヤツ ら なら
あたし も 期待 し てる ん だ けど ね >
( カカシ ) < 口出し 無用 ! あいつ ら は もう
あなた の 生徒 じゃ ない 今 は
私 の 部下 です >
ヘヘ ヘヘヘ … 。
( イルカ ) 《 この 子 たち の 力 を 本当 に 分かって いる の は …
カカシ さん あなた の ほう かも しれ ませ ん ね 》
( アンコ ) ん … 。
( 猿 飛 ) どう じゃ ? 呪 印 は まだ 痛む か ?
いえ おかげ で だいぶ よく なり まし た 。
( コテツ ) それにしても 大 蛇 丸 って
木 ノ 葉 伝説 の あの 三 忍 の うち の 一 人 です よ ね ?
確か 暗部 で すら 手 が 出 せ なかった
手配 書 S 級 の 抜け 忍 な ん でしょ ?
すでに 死 ん だ と も 聞い て い まし た が
でも … 。 ( イズモ ) なぜ いまさら
この 里 なんか に … 。
( 大 蛇 丸 ) < 欲しい 子 が い て ね >
( 大 蛇 丸 ) < うち は 一族 の 能力 を 継ぐ 少年 だ から >
たぶん … 。
サスケ じゃ ろ 。 ( アンコ ) え ?
≪ [ TV ] ( イワシ ) アンコ 様 。
第 2 の 試験 通過 者 21 名 を 確認 。
中 忍 試験 規定 に より 第 3 の 試験 は
5 年 ぶり に 予選 を 予定 いたし ます 。
第 2 の 試験 終了 です 。
とりあえず 試験 は このまま 続行 する 。
あや つ の 動き を 見 ながら じゃ が な 。
はい 。
( アンコ ) まず は 第 2 の 試験 通過 おめでとう 。
( アンコ ) 《 フフッ 第 2 試験 受験 者 数
ここ まで
半分 以下 に する と は 言った けど
ホント は 1 桁 を 考え て た のに フッ 》
♪ ~
( チョウジ ) 腹 減った 。
( シカマル ) まだ こんなに 残って ん の か よ くそ めん どくせ ぇ 。
( いの ) アハハ サスケ 君 たち も 合格 し てる ~。
当たり前 だ 。
( シカマル ) あれ だけ 苦労 し て 助け た ん だ 。
合格 し て もらわ ねえ と 合わ ねえ よ 。
( ガイ ) なかなか やる じゃ ない か お前 の チーム 。
運 が よかった かな 。
だが 俺 の チーム が いる かぎり これ 以上 は 無理 だ な 。
何せ 次 の 関門 で は いやおう なし に
実力 が もの を いう 。
ま ぁ 青春 と は 時 に 甘 酸っぱく 時 に 厳しい もの だ よ
カカシ 。
( カカシ ) ん ? 何 か 言った ?
オーマイガー
( ガイ ) 《 やる じゃ ない か わが ライバル カカシ 。
お前 の そう いう とこ が また ナウ い 感じ が し て ムカ つく 》
( テンテン ) 《 へ ぇ ~ あれ が ガイ 先生 の 永遠 の ライバル ね 。
ビジュアル 的 に は ガイ 先生 完璧 負け だ けど 》
( リー ) 《 やはり 先生 方 の 中 で
ガイ 先生 が いちばん ナウ い です !
光って ます ! よ ~ し ! 》
( リー ) 見 て い て ください ガイ 先生 !
僕 も 光って みせ ます !
♪ ~
( リー ) 《 もう 二 度 と
大切 な 人 の 涙 は
見 たく ない だ から … 。
もう 二 度 と 僕 は 負け ませ ん ガイ 先生 ! 》
( ネジ ) 《 やはり めぼしい ところ が そろった な 》
( ネジ ) 《 うち は サスケ か 》
( ザク ) 《 腕 の お返し は して やる ぜ うち は サスケ 。
必ず な 》
♪ ~
( テマリ ) 《
たった 7 チーム しか 残ら ない と は な 》
( バキ ) 《 やはり 無傷 か 我 愛 羅 》
( 紅 ) 《 ん ? 赤 丸 の 様子 が 変 ね 》
( 赤 丸 の 鳴き声 )
( キバ ) 《 砂 の ヤツ ら … 》
( ヒナタ ) 《 ナルト 君 も 合格 し た ん だ 。
よかった 》
何 よ 木 ノ 葉 の ルーキー みんな いる じゃ ない 。
何 か さ 何 か さ
火影 の じっち ゃん に イルカ 先生 に
ゲキ マユ まで いる って ば よ みんな 勢ぞろい って 感じ だ な 。
フッ あんまり いい 予感 は し ねえ な 。
( 猿 飛 ) 《 これほど 残る と は のう 。
しかも 残った 者 の ほとんど が 新人 。
あ や つら が 競って 推薦 する わけ じゃ 》
それでは これ から 火影 様 より 第 3 の 試験 の 説明 が ある 。
各自 心して 聞く よう に 。
では 火影 様 お 願い し ます 。
( 猿 飛 ) うむ 。
( せきばらい )
これ より 始める 第 3 の 試験
その 説明 の 前 に まず 一 つ だけ
はっきり お前 たち に 告げ て おき たい こと が ある 。
この 試験 の 真 の 目的 に つい て じゃ 。
《 真 の 目的 ? 》
なぜ 同盟 国 どうし が 試験 を 合同 で 行う の か ?
ん ?
( 猿 飛 ) 同盟 国 どうし の 友好
忍 の レベル を 高め 合う
その 本当 の 意味 を はき違え て もらって は 困る 。
この 試験 は いわば … 。
( テンテン ) 《 いわば ? 》
( 猿 飛 ) 同盟 国 間 の 戦い の 縮図 な の だ 。
( テンテン ) どう いう こと ?
歴 史 を ひもとけ ば 今 の 同盟 国 と は すなわち
かつて 勢力 を 競い合い 争い 続け た 隣国 どうし 。
その 国々 が 互いに ムダ な 戦力 の
潰し 合い を 避ける ため に
あえて 選 ん だ 戦い の 場 。
それ が この 中 忍 選抜 試験 の
そもそも の 始まり な の じゃ 。
な … 何で そんな こと し なきゃ な ん ねえ ん だって ば よ ?
中 忍 を 選ぶ ため に やって ん じゃ ねえ の か よ ?
確か に この 試験 が
中 忍 に 値する 忍 を 選抜 する ため の もの で ある こと に
否定 の 余地 は ない 。
だが その 一方
国 の 威信 を 背負った 忍 が
命懸け で 戦う 場 で も ある と いう 側面 も 併せ持つ 。
国 の 威信 ?
( 猿 飛 ) この 第 3 試験 に は われら 忍 に 仕事 の 依頼 を す べき
諸国 の 大名 や 著名 な 人物 が 招待 客 と し て
大勢 招か れる 。
そして 各国 の 隠れ里 を 持つ 大名 や
忍 頭 が お前 たち の 戦い を 見る こと に なる 。
国力 の 差 が 歴然 と なれ ば
強国 に は 仕事 の 依頼 が 殺到 する 。
弱 小国 と 見なさ れ れ ば
逆 に 依頼 は 減少 する と 同時に
隣国 各国 に 対し わが 里 は
これ だけ の 戦力 を 育て 有し て いる と いう 脅威
つまり 外交 的 圧力 を かける こと も できる 。
( キバ ) だ から って 何で 命懸け で 戦う 必要 が あん だ よ ?
国 の 力 は 里 の 力
里 の 力 は 忍 の 力 。
そして 忍 の 本当 の 力 と は
命懸け の 戦い の 中 で しか 生まれ て こ ぬ 。
この 試験 は 自国 の 忍 と いう 力 を 見 て もらう 場 で あり
見せつける 場 で も ある 。
本当 に 命懸け で 戦う 試験 だ から こそ 意 味 が あり
だからこそ 先人 たち も 目指す だけ の 価値 が ある 夢 と し て
中 忍 試験 を 戦って き た 。
では どう し て 友好 なんて 言い回し を する ん です か ?
だから 初め に 言った で あ ろ う 。
意味 を はき違え て もらって は 困る と 。
命 を 削り 戦う こと で
バランス を 保って き た 慣習 これ こそ が
忍 の 世界 の 友好 。
己 の 夢 と 里 の 威信 を 懸け た 命懸け の 戦い な の じゃ 。
♪ ~
ヘッ 納得 行った ぜ 。
( 我 愛 羅 ) 何 だって いい それ より 早く
その 命懸け の 試験 って やつ の 内容 を 聞か せろ 。
うん で は これ より
第 3 の 試験 の 説明 を し たい ところ な の じゃ が
実は のう … 。 ( せきばらい )
ん ?
( ハヤテ ) 恐れ ながら 火影 様
ここ から は 審判 を 仰せつかった この
月光 ハヤテ から 。
任せよ う 。
( ハヤテ ) 皆さん はじめ まして 。
( ハヤテ の せきこみ )
( ハヤテ ) 皆さん に は 第 3 の 試験 前 に … 。
( せきこみ )
やって もらい たい こと が ある ん です ね 。
( ハヤテ の せきこみ )
♪ ~
♪ ねぇ 聞こえ ます か ?
♪ 空 は 果てしなく
♪ 青く 澄 ん で い て
♪ 海 は 限りなく
♪ 広大 で い て
♪ 君 は いつ まで も
♪ 笑顔 で い て
♪ じゃ ない と
♪ 泣 い ちゃ う から
♪ 周り を 見まわさ なく て も
♪ もう いい ん だ よ
♪ この 手 の 中 に は
♪ みんな が いる から
♪ 泣き たく なって
♪ 逃げ たく なって
♪ 幸せ を 忘れ て しまったら
♪ みな 歌え
♪ 光 が 生まれ
♪ 闇 が 生まれ た
♪ 二 つ は 一 つ
♪ ハルモニア 感じ て
♪ テレパシー
♪ ねぇ 聞こえ ます か ?
〈 どう いう こと ? いきなり 予選 だ なんて 。
さっき 塔 に 着 い た ばかり じゃ ない 。
それ に サスケ 君 の 様子 が … 無理 よ サスケ 君 !
お 願い だ から 棄権 し て !
あなた は まとも に 戦 える 状態 じゃ ない !
私 サスケ 君 が 何と 言 お う と 先生 に その アザ の こと を 話す わ 〉
〈 サスケ 君 あたし 怖い の 〉