勇者 ヨシヒコ と 魔 王 の 城 #03
あ ~ っ !
( ダンジョー ) また 現れた な 。 魔 王 の 手先 め 。
おいおい … うま そうな もの たくさん 持って そうだ な 。
こ ちと ら 腹 ぺこ な んだ よ 。
三 日 三 晩 卵 かけ ご飯 しか 食べて ない んだ ぞ !
( メレブ ) 何 言って る か わかん ない 。 なんて ?
卵 かけ ご飯 しか 食べて ない んだ ぞ 。 食べて んじゃ ねえ か 卵 かけ ご飯 。
食料 いただいて …。
その 女 ち ~ っと かわいい し …。
生かして おこう か 。 ( ムラサキ ) え ~ や だ ぁ …。
でも ちょっと 嬉しい けど …。
( ヨシヒコ ) 食料 も ムラサキ も 渡す わけに は いか ない 。
そっち が その つもり でも 死んで しまえば 抵抗 でき まい 。
一 人 で と は いい 度胸 だ 。
こい !
いく ぞ ~ っ !
ちょ … ちょっと 待って 。 ちょっと 待って 。
何 を して いる ? すぐ 終わる から 。
お前 …。 なんだ ?
チ … チンポジ を 直して いる の か ?
よ ~ し ! 待た せた な 。
いく ぞ ~!
待って 待って 待って ! 待って !!
なぜ そこ まで チンポジ が 気 に なる !?
どうも すぐに ね こう … おさまら なくて ね 。
おさまり 悪くて 。 最低 。
女 に わかる か !
チンポジ の 大事 さ が 。
チンポジ の 少し の ズレ が … 即 死 に 繋がる んだ ぞ 。
そこ まで の もの で は ない 。
若干 … 心地 悪い 程度 だ 。
フフフフ … チンポジ を 軽く 見る と チンポジ に 泣く ぞ 。
よ ~ し ! ベスポジ に おさまった !
チンポジ が ベスポジ に おさまった とき の 俺 の 強 さ を →
味わう こと に なる ぞ ! いく ぞ ~ っ !
あ ~ ダメだ ! ダメだ ! ダメだ !!
これ 以上 お前 の チンポジ に かまって いる ヒマ は ない !
すぐだ から すぐだ から !
チンポジ 直し に 今 必死だ から 今 の うち 斬っちゃ えば ?
いかん ! コイツ を 見て る 間 に ヨシヒコ も チンポジ が 気 に なり はじめた 。
お前 ら バカな の !? ヨシヒコ 大丈夫だ から 。
お前 チンポジ 大丈夫 … や だ 俺 も !
くっ … ヨシヒコ いざ ない の 剣 を 貸せ 。
俺 が この 間 に コイツ を …。
あれ ? ちょっと … 俺 も ダメだ 。
よ ~ し … ようやく 本当の ベスポジ に おさまった ぞ !
う っ !
なんだ … こじ ま か 。
( メレブ ) こじ ま ?
美しい 森 に しか 住ま ぬ と いう 森 の 精霊 です 。
魔 王 の 手 は 迫って いる な 。
ここ 3 日 で 襲って きた 敵 は 20 人 以上 だ 。
もう まともに 寝て ない から お 肌 が 心配だ よ …。
前 の 村 を 出て から なかなか 他の 村 に めぐりあわ ない 。
仏 は 何 を もって 東 に 向かえ と おっしゃり や がった の か 。
ん ? ( メレブ ) どうした ?
人々 の 声 が 聞こえる 。
ん ? 村 か ? 村 が 近い の か ?
えっ !? どこ ? どこ どこ ?
案内 して くれる ようです よ 。
おお ! で か した ぞ ヨシヒコ 。
ねえ 今日 アンタ たち と 部屋 別に して もらって いい ?
お っ さん の いびき うるさい から 。
お っ さん って 言う なって 何 度 言ったら わかる んだ 。
今度 言ったら お前 の こと を 美人 さん って 呼ぶ ぞ 。
ああ 違う か ? アハハハハ 笑う とこ だ ヨシヒコ 。
寝て いる 。 歩き ながら 寝て いる ! ( いびき )
なんと 生まれながら の 勇者 よ 。
絶対 どっち か 選ぶ の か ?
え ぇ !? じゃあ ネコ 。
寝言 まで ! さすが だ 。
犬 は 品 が ない から 嫌いだ 。 ( ダンジョー の いびき )
上 目 使い で 尻尾 を 振れば エサ が もらえる と 思って る 。
飼育 する 面 から 言って も フン の 世話 や …。
うる せ え ! それぞれ 個性 的に うる せ え !
キャー !! なんだ ?
行き ましょう 。 なに ? なに よ ねえ !
夜 出歩いちゃ いけ ねえ って あれほど 言って たで ねえ か 。
ごめんなさい 。 昼 に 植えた 大根 が 気 に なって 。
そんな もん の ため に 命 取ら れたら どう すんだ よ 。
どう さ れ ました ?
やられ ち まったん です よ アイツ に 。
( ダンジョー ) アイツ ? ケンカ か 。
違い ます よ 。 洞窟 の 化け もん です 。
洞窟 の 化け物 ?
5 年 ほど 前 に なり ます か 。
西 の 洞窟 に 妙な 化け物 が 住みつき まして ね 。
夜 に なる と この 村 へ 下りて きて 農作物 を 荒らす んで 。
まあ 最初 は 農作物 だけ か と 思ったら →
その うち 人間 まで 襲う ように なり や が って 。
西 の 洞窟 と は 遠い のです か ?
ダメだ 。
西 の 洞窟 に たどりつく 前 に 間違い なく 死ぬ 。
あの 化け物 を 守る ように 魔物 が ウジャウジャ いる 。
ならば この 村 に エサ を まいて →
ここ に きた とこ を や っち まえば いい 。
ハハハ … 無理だ 。
あんな 強い 化け もん に 勝てる わけ が ねえ 。
バカモノ ! そんな もの やって み なきゃ わから んだろう 。
なあ ヨシヒコ ハハハハハ ! ハハハハハ 。
ヨシヒコ 大丈夫 か ? 大丈夫です 。
みんな 疲れて る んだ 。 寝て ください 。
ちなみに コイツ 昨日 13 時間 寝て る から ね 。
夜 の ゴタゴタ まったく 知ら ない から ね 。
だって 私 が 見張り に ついた って →
もし 現れた とき どう しよう も ない じゃ ん 。
女の子 なんだ から 。
お前 都合 の いい とき だけ 女 に なる な 。
じゃあ お前 が 見張れ よ 。 お前 …。
その 化け物 が 出た とき に →
俺 の 必殺 の 呪文 ハナブー と スイーツ が 効く と は 思え ない よ 。
安心 して ください 。 私 が しっかり と 見張り ます 。
任せた ぞ ヨシヒコ 。 はい 。
うん 。
ああ 朝 か 。 何ごと も なかった ようだ な 。
ダンジョー 殿 ! 畑 が 全部 やられ ち まった !
何 !? そんな わけ が ない !
ヨシヒコ 化け物 が 現れた らしい ぞ 。 なぜ 気 が つか なかった ?
相当 荒し まわって いる ようだ 。
ここ に いれば 当然 気づいた はず … あら ら ?
目 開いて 寝て る 。 フルオープン !
何度 同じ こと を 言わ せる んだ ?
どちら か と いえば 猫 だ 。
ヨシヒコ ! 起きろ ヨシヒコ !
はい 。 はい 起きた !
やられた 。 化け物 。
なん です か 化け物 って 。 そんな こと を 言って →
私 を びっくり さ せよう と して も そう は いきま …。
あ ! 朝 だ よ 。
夜 畑 全部 やられた 。
なかなか やり ます ね 。
お前 が 寝て た だけ だ ろ 。
どうした ? ヨシヒコ は 無事 か ?
ええ … 私 は なんとか 。
あっ アンタ 寝た でしょ ?
メチャクチャ 寝 足りた 顔 して る もん 。
まさか 魔物 が 眠り の 呪文 を 。
いや 眠たかった だけ 絶対 。
ラリホー 。 いや 絶対 唱えて ない 。
わかった 。 今夜 は 俺 が 見張る 。
もう やめて けれ !
エサ 撒いたら 喜んで また 来る し →
ついでに 畑 の もん まで 食わ れる の が オチ だ !
わかり ました 。 私 が 西 の 洞窟 に 行き →
化け物 を 退治 し ます 。
ハッ !
なぜ だ 。 斬って も 斬って も ますます 元気 。
速い !
うわ ~ なんか コイツ の 踊り 気持 悪い 。
そもそも なぜ 踊る 。
なんか コイツ が 踊る と 魔法 の 力 が 薄れる 気 が 。
あっ なぜ か 私 まで …。
ここ か 。 化け もん 住んで んな これ な 。
誰 も 行か ぬ なら 俺 が 行く 。
え ~ ちょ ちょ ちょ 待って よ 。 食わ れる よ 。
行く しか ない でしょう 。 待て 。
どう し ました ? 実は また 呪文 を 手 に 入れた 。
攻撃 が 有利に なる 呪文 だ 。
それ は ありがたい 。 教えて ください 。
俺 が この 呪文 を ヨシヒコ に 唱える と →
ヨシヒコ の 攻撃 力 が 1.2 倍 強く なる 。 すごい !
えっ ちゃんと 聞いて た ?
2 倍 じゃ なくて 1.2 倍 だ よ 。
俺 は この 呪文 を チョイキルト と 名づけた 。
たいして 変わ ん ねえ し 。 まだ スイーツ の ほう が 使える よ 。
チョイキルト !
う お ~ っ !
ほら そんなに 変わって ない 。 むしろ 弱く なって る 気 が する 。
すごい で すよ メレブ さん 。 戦え ヨシヒコ よ 。
ヤバイ ! あの 鳴き声 は ヤバイ ! マジ 相当 ヤバイ って 。
マジ 相当 ヤバイヤツ 来る よ ! もう 出直そう ! ね ?
強い 武器 と か 手 に 入れ ない と さ 。 もう なんとも な んな いって !
恐れる こと など ない 。 正義 は 必ず 勝ち ます 。
そう じゃ ない 場合 も ある ぜ 。
さすが は 勇者 だ 。
あの 鳴き声 を 聞いて も 凛と した 態度 を 崩さ ん と は 。
行き ましょう 。
腰 抜けちゃ た よ 。 歩けて ない 歩けて ない 歩けて ない !
生まれ たて の 鹿 みたいだ から 。
わかった 。
考え が ある 。
さすが 戦い の プロ だ ね ダンジョー 。 何 ? 考え って 。
早く 言い なさい よ !
退散 !
なぜ そんな 簡単 かつ 情けない 結論 を →
若干 ためて 言った んだ 。 いい か 。
この先 に いる 化け物 は 相当 怖い !
たぶん で かい !
俺 たち は 魔 王 を 倒す まで 死ぬ わけに は いか ん のだ !
ま ぁ ここ の 化け物 に 恐れおののいて る 時点 で →
魔 王 を 倒 せる か どう か はなはだ 疑問 な んだ けど ね 。
と いう わけで 帰る ぞ 。
し しかし ダンジョー さん !
ここ は ひと つ 見て 見 ぬ ふりだ ヨシヒコ 。
えっ ヤバイ ! どんどん 近づいて きて る って !
ヤバイ ヤバイ ヤバイ ! 来る 来る !
みんな さがって ! 私 が 相手 だ !
トォーッ !
やった ! 突き刺した ぞ !
さっさと 寝 ち まえ 化け物 !
なに !? いざ ない の 剣 が まったく 効か ない !
全然 寝 ない じゃ ん !
クソッ もう 一 度 食らえ !
う ぉ ~ っ !
なんて こと だ ! いざ ない の 剣 が 効か ない なんて !
スイーツ !
グォ ~ ッ !
甘い もの が 食べ たい の か どう かも よく わかん ない 。
もう ダメだ ! 逃げよう 逃げる んだ !
すみません 約束 を 守れ なくて 。
何 か 弱点 は ない の か ? ヤツ に 。
旅 の お方 。 そこ まで この 村 を →
思って くださる の は ありがたい のです が →
この 村 の ため に 死ぬ こと は あり ませ ん 。
この 村 は この 村 で 戦い ます 。
ある とき は 捨てる こと も 必要です よ 。
こんな 話 聞いた こと が あり ます 。
東 の 山奥 に 何者 を も 倒す 剣 を 打つ 職人 が いる と 。
しかし その 剣 は ただ の 剣 で は …。 アンタ やめて !
お 帰り ください 。 もう この 村 に は 構わ ず 。
なんで そこ まで し なきゃ いけない んだ よ 。
見捨てて いい って 言って んだ から お 言葉 に 甘えちゃ おう よ 。
いや あの 化け物 が いる かぎり あの 村 に は 絶対 平和 は 訪れ ない 。
また 仏 に 怒ら れる ぞ 。 関係ない 戦い して る って 。
望む ところ です 。
うわ ぁ ~ っ !
東 の 山 は 急に 相手 が 強い な 。
うわ ぁ ~! コイツ の 息 臭い !
腐って んだ から しかたない だ ろ !
あっ ヨシヒコ そ いつ ! そい つ 斬 っと け !
なぜ です ? きっと いい こと あっ から 。
逃げ られ ました 。
お 尋ね し ます 。
何者 を も 倒す 剣 を 打つ と いう の は あなた 様 です か ?
( 岩 鉄 齋 ) 何者 を も 倒す と は 大 仰 じゃ な 。
世の中 に そんな 都合 の いい 剣 は 存在 せ ん よ 。
西 の 山 の 洞窟 に 巣くう 化け物 を 倒し たい のです 。
おお ヤツ な 。
お 願い です 。 その 剣 を 私 に お 与え ください 。
おい おい おい おい !
ダメだ ダメダメ ! あきらめろ あきらめろ …。
いい よ 。 いい んだ 。
ただし …。
わし の 剣 は そん じょ そこら の 剣 と は 違う 。
わし が 剣 を 打つ とき に →
戦う 人間 の 魂 を その 剣 に 込めて もらわ に ゃ なら ん のだ 。
魂 を 込める …。
人間 は 魂 を 抜か れる と どう なる と 思う ?
その 人間 の 最も 深い 部分 に ある →
本性 と いう やつ が 出て くる のじゃ 。
その 本性 さえ 戦う に 耐え うる 者 であれば →
戦える はずじゃ ろう 。
私 は 根っこ から の 勇者 です 。
魂 を 抜か れよう と も 勇者 と して 戦え ます 。
ほほ う 。
頼もしい のう 。
それでは お前 の その 魂 →
この 手 に もらい 受けて 剣 に 込め させて もらう ぞ 。
それ でも 戦える と 言う の か ?
はい 。
我が 名 は 岩 鉄 齋 。
お前 に 化け物 を 倒す 剣 を 打って やる 。
いかん ! 岩 鉄 齋 よ 。
ヨシヒコ の 魂 は 我々 の 要 だ 。
それ を 奪わ れて は かなわ ん 。
その 剣 に 込める 魂 …。
戦う 人間 の 魂 であれば →
誰 でも よい のであろう 。 そう だ が 。
よし 。 で は …。
俺 の 魂 を 抜いて もらおう 。
見た とおり 俺 は 百 戦 錬磨 の 戦士 だ 。
魂 抜か れた とて 戦う 気持 は 絶対 に 変わら ん !
ダンジョー さん それ は …。
いい んだ ヨシヒコ 。 お前 に もしも の こと が あって は まずい 。
経験 値 は 俺 の ほう が はるかに 上 。
俺 は 何 が あって も 俺 の まま だ よ 。
ダンジョー さん …。
さあ やって もらおう か 。
この 魂 その 剣 に ささげよう !
わかった 。
戦士 ダンジョー の 魂 よ この 剣 に 宿り たまえ !
うわ ぁ ~!
ダンジョー さん 起きて ください ! ダンジョー さん !
もう イヤ ! あぁ もう 無理 無理 !
絶対 無理 よ 。 あんな 怖い 化け物 を 退治 する なんて 絶対 無理 !
私 行か ない から ね 。 あんな 怖い 洞窟 へ 二度と !
お ぉ ~ オカマ に なっちゃ った 。
これ が ダンジョー さん の 本性 だ と いう の か ?
その とおり ! 信じ たく ない 。
もう イヤ ! 私 ホント !
お っ さん ずいぶん 女々しい んだ な 。
お っ さん って 言わ ないで ! フン !
オカマ だ から お っ さん イヤだった って こと ?
ダメだ 。 こんな 状態 で は 戦え ない 。
岩 鉄 齋様 ダンジョー さん の 魂 を お 戻し ください 。
いい だろう 。 戦士 ダンジョー の 魂 よ その 体 に 戻り たまえ !
ぐ わ っ !
大丈夫です か ダンジョー さん !
大丈夫だ 。
さあ 魂 は 籠った か ? 剣 は できた か !?
わけ あって 魂 を ダンジョー さん に お 戻し し ました 。
なぜ だ !? 俺 は 魂 が 抜けて も 戦士 だった はずだ !
そう です ね 。 戦士 に は そういう 一面 も 必要な の か な と 。
そういう 感じ の 本性 でした ね 。
何 が だ ? 何 が ダメな んだ よ ?
聞か ない ほう が いい と 思う よ 。
仕方ない 。
俺 の 魂 を 抜いて くれ 。
それ は いけ ませ ん 。 やはり 私 が …。
いい よ いい よ 。 コイツ なんて 魂 抜 いたって →
たいして 変わ ん ない んだ から 。 ああ 確かに 。
失礼だ な キミ ら 。
大丈夫です か メレブ さん 。
化け物 を 倒す ため だ 。 俺 の 魂 なんて …。
メレブ さん ありがとう ございます 。
よい のだ な ? うむ 。
呪術 師 メレブ の 魂 よ この 剣 に 宿り たまえ !
メレブ おい 起きろ 。
メレブ 起きろ !
はい タンタカタン …。
チンチリンチン カンカカン … パンパパンパン !
は っけ よい は っけ よい !
のこった のこった !
う ~ ん ドーン !
いかん 。 単なる バカに なって しまった 。
こんな バカ 見た こと が ない 。
こんな バカ が いちゃ 戦え ない 。
早く 魂 を 戻して くれ ! よかろう !
メレブ の 魂 よ 戻り たまえ !
メレブ さん メレブ さん !
さあ 戦い に いこう 。 戻した よ また 。
えっ !? 俺 の 本性 も まずかった ? バカでした 。
本性 が バカ って どういう こと ? まぎれ も ない バカでした 。
ど いつも こいつ も しかたがない のう 。
やはり 真 の 勇者 の お前 が 魂 を 預ける しか ある まい 。
その ようです ね 。
よく わから ん が 申し訳ない ヨシヒコ 。
なんか ごめん ね バカで 。
仏 の 使命 を 受けた 勇者 ならば その 人間 の 芯 も 勇者 そのもの 。
その 強い 信念 さえ あれば 戦える !
よろしく お 願い し ます 。
見せて もらおう ぞ 。 勇者 の 強き 信念 を 。
ヨシヒコ お前 の すごい ところ 見せて もらう ぞ 。
ゆく ぞ ! 勇者 ヨシヒコ の 魂 よ この 剣 に 宿り たまえ !
ヨシヒコ ! ヨシヒコ !
勇者 の まま だ !
女の子 が お 風呂 入って る とこ のぞき たい よ ~!
チョチョチョ って お 尻 に タッチ し たい よ ~!
お 尻 プリプリ 触り たい ペロン !
いかん … ただ の スケベ だった !
いつも あんな すげ え 勇敢な のに 。
ヤダ 最悪 !
お 尻 プリプリ !
もう ヤダ … プリプリダンス もう 見 たく ない よ 。
もう いい ! 早く 戻して !
お 尻 が 好きな の か ヨシヒコ 。 胸 より お 尻 が 好きな の か !
そんな の どっち で も いい から ! 戻す の か やっぱり 。
戻して 戻して ! はい 戻って !
ヨシヒコ … ヨシヒコ …。
魂 の 剣 出来 ました か ?
いや … 出来 なかった 。
そう か … やっぱり 私 も 本性 は 弱い 人間 な んだ 。
弱い って いう の と は ちょっと 違う …。
いや 気 を 遣わ ないで ください 。
私 は 本当 は 弱気で 臆病な 人間 な んだ 。
う ~ ん … 若干 その … う ~ ん … スケ …。
う ~ ん … 若干 おし … そう そう かも な 。 うん 。
さて どう する ね ?
もう どう しよう も ない な 。
1 人 残って おる が な 。
あ ~ っ ! 本当に こんな ところ 入って 大丈夫な んです か ?
かわいい です ね 。 かわいい 。
誰 か お ケガ でも したら ムラサキ 泣いちゃ い ます ぅ 。
魂 抜けた まま が いい よ ね 。
でも 戦わ なきゃ いけない んだ もん ね ?
みんな ガンバ !
( ヨシヒコ たち ) かわいい …。
それ じゃ 行き ましょう 。
食らえ ! 魂 の 剣 だ !!
やった ぞ !
ムラサキ 嬉しい です ぅ !
メレブ も 嬉しい です ぅ !
ホント なんと お礼 を 言って よい の やら …。
あなた たち の こと は 忘れ ませ ん 。
なんで 米 くれる っ つった の に もらわ なかった わけ ?
格好 つけて んじゃ ねえ よ !
生意気 ムラサキ 戻った な 。
まさか な 化け物 倒した 途端 に 魂 戻って な →
剣 朽ち果てる と は 思わ ん かった な 。
確かに あの まま が よかった 。
何 言って ん の ?
なんか ムシャクシャ する から 父 の 仇 ! あっ !
ムシャクシャ する から 父 の 仇 って どういう こと だ !
( 仏 ) ヨシヒコ !
うわ っ ! また 仏 に 叱ら れる ぜ !
メレブ さん メガネ メガネ !
おいおい おい ! さすが に そろそろ 裸眼 で 見えよう ぜ !
見え ました ! 仏 様 ! だ から お前たち さ →
寄り道 し すぎ だっ つう の ! だ から !
寄り道 じゃ なくて 道草 です 。
ちょっと 待って くれよ ! え ? 寄り道 ? 道草 ?
え ? え ? ウソ ! ウソ ! え ?
♪♪「 寄り道 ヘイ ! 道草 ワン ツー ! 寄り道 道草 違う かな ?」
一緒じゃ ん ! 寄り道 と 道草 は 一緒じゃ ん !
この 一緒じゃ ん ! って ここ まで … まあ いい や !
それ は いい 。
お前 ら に 対して 大事な お告げ を し に 来 と ん の ん ちゃ うんかい !
ワレ ~ っ !
仏 様 お告げ を お 願い し ます 。 そう だ な 。
今週 ますます 魔物 が 増えた の も 実は 魔 王 の せい …。
知って ます ! 食い気 味 できた っ !
セリフ を 最後 まで 言わ せ ず に きた ! ナメ んな よ ! ナメ んな よ !
仏 様 が お 怒り に なった 。 言って る お前 も 半 笑い じゃ ねえ か 。
バカ 野郎 !
お前 ら な ! なぁ なぁ なぁ って ! マジ 仏 ナメ んな よ !
仏 マジ ナメ んな よ ! 今度 寄り道 したら →
ホント マジ で ね ホントに ね ムギュ って する よ 。
あるいは トゥルン って いう こと で も いい の かも しん ない ! バハハ ~ イ !
アイツ ホントに 仏 な の か よ ?
とにかく 早く 魔 王 を 倒せ と いう こと だ な 。
その ようです ね 。 しかし 今 の 私 に その 力 が …。
悩む な ヨシヒコ ! 進む のみ だ !
( ヒサ ) 兄 様 … スケベ だった 。
おい ! ヒサ ! 何 見て んだ よ !
こっち 来い よ !