勇者 ヨシヒコ と 魔 王 の 城 #10
( ムラサキ ) 空 飛ぶ 絨毯 か …。
今 まで の 武器 と か 防 具 は 信憑性 あった けど →
空 飛ぶ 絨毯 は なぁ …。
( メレブ ) ただ あの 仏 いいかげん だ けど →
ウソ は つか ねえ んだ よ な 。
( ヨシヒコ ) それ が ない と 魔 王 の 城 へ は 行け ない 。
で アマネ の 村 が 。 ( メレブ ) ここ か …。
( ダンジョー ) ここ は どうやら 文化 が 違う ようだ な 。
魔 王 の 手 の 者 が こちら に 文化 を 持ち込んで いる か 。
魔物 を 送り込む だけ で なく 侵略 を 始めよう と して いる の か 。
オークション が 始まる よ ~!
世界 の 珍品 を 集めた オークション だ よ ! 世界 の 珍品 か 。
売って ます か ね ? 空 飛ぶ 絨毯 。
売り物 って こと は ないだ ろ 。
間違い なく 化け物 が 持って る と か でしょ 。
行って み ましょう か 。 うむ 。
話題 の 流れ 無視 で いく のな 。
それでは 水切 り で 20 発 くらい いき そうな →
なんか いい 感じ に 平らな 石 12 ゴールド で 落札 。
続いて は 世にも 珍しい お茶 の 葉 です 。
お茶 いれた とき 茶柱 が 立つ 確率 56%。
半端 ! お 買い求め に なって →
1 日 おき に ハッピーな 気分 に なって は いかがでしょう 。
1 ゴールド 。 2 ゴールド 。 いい よ 買わ なくて 。
なんで お茶 買おう と する んだ よ 。
おい ヨシヒコ 。 お茶 やら 石 やら →
四葉 の クローバー の 束 やら そんな 流れだ ぞ 。
ここ は あきらめて 洋風 の 食事 で もし に 行か ない かい ?
この お茶 の 葉 そちら の 男性 が 5 ゴールド で 落札 。
何 悔しがって んだ 。 続いて は こちら の 魔法 の 絨毯 。
空 が 飛べ ます ! きた ね !
流れ 関係なく きた ね ! 買い ましょう 。
それでは この 魔法 の 絨毯 1億 ゴールド から 。
なんだ と ! 1億 ゴールド !?
どう する ? 魔物 でも 倒し に 行く か !?
いや … 3 年間 休み なく 倒し 続けて も →
貯 め られ ない 金額 です 。 ああ 。
1億 ゴールド 持って る やつ は そう そう お らんだ ろ 。
買い手 が なければ チャンス は くる 。 さ ぁ 1億 から ないか ?
3億 ゴールド 。
3億!?
はい 即決 ! 魔法 の 絨毯 そちら の 女性 に 落札 。
かわいい …。
ヒサ ! 誰 ? 誰 ?
カボイ の 村 に 残して きた 私 の 妹 です 。
(3 人 ) 妹 !?
ヒサ !
( ヒサ ) あら 兄 様 で は ございませ ん か 。
何 を して る んだ こんな ところ で 。
私 は …。 これ は これ は ご 主人 様 。
私 は この 方 の 妻 と なり ました 。
( カイザー ) そうです 。 この カイザー 伯爵 の 妻 と なった のです 。 ねぇ ~。
伯爵 …。
あなた が ヒサ の 兄 様 …。 なんて 汚い 格好 を 。
そんな 格好じゃ お 屋敷 に 入れ ない よ 。
ヒサ その 絨毯 を 譲って くれ ない か 。
その 絨毯 さえ あれば 魔 王 の 城 へ 渡る こと が できる んだ 。
そして 魔 王 を 倒せば 世界 の 平和 を 取り戻せる んだ 。
妹 な んだ もん 。 譲って くれる よ ね ?
さ ぁ ヒサ は なんて 答える かな ? 嫌です 。
( ヨシヒコ たち ) え ? なぜ だ ? なぜ な んだ ヒサ !
嫌な もん は 嫌な んです 。 さっさと お 帰り なさい 。
じゃあ 3億 ゴールド 出して 買った けど 台所 マット に でも しちゃ おう か 。
台所 で 飛びまわっちゃ おう か 。 もし これ が 欲しければ →
10億 ゴールド 持って らっしゃい 。
どうした ん だ ヒサ 。
お前 は そんな 子 じゃ なかった はずだ !
そんな 子 ? 私 は もう 子供 じゃ なく って よ 兄 様 。
待って くれ ヒサ ! それ でも 妹 かよ !
それ じゃあ チャンス を 与え ます 。
与え ます って … 妹 の 分 際 で 偉 そうに 。
明日 の 夕食 カイザー 家 の シェフ より →
おいしい 料理 を 私 に 食べ させる こと が できたら →
譲って あげて も いい わ 。
それ は 難しい ね 。 ヒサ は グルメ だ から ね グルグルメ だ から ね 。
明日 夜 シェフ と の 対決 。
楽しみに 待って ます から 。
では で は 兄 様 ゆえ の 大 サービス 。
ヒサ 様 は 南 の 山 に 棲 む ハロハロ 鳥 の ロースト に →
東 の 山 に 咲く 幻 の 花 ポクチー を 添えた もの が →
大 好物 で ございます 。
こちら に 詳細 を 。
では ご 健闘 を お 祈り いたし ます 。
ヒサ どうして …。
ハロハロ 鳥 って なんだ ? 聞いた こと ねえ ぞ 。
どうせ 上流 階級 が 好む ような 食 材 な のだろう 。
そのへん の スズメ と か と っ 捕まえて 食わせた って わかん ねえ だ ろ 。
甘い ! 彼女 は 超 グルメ と 言って た 。
そう な の ? ヨシヒコ 。 いや … そんな 印象 は ない 。
人間 の 舌 は 生活 で 変わる 。 スズメ じゃ ごまかせ ん 。
おい さすが に 魔 王 の 城 の 近く に なる と 強そうな の 揃う な 。
もう 本当に いる の か よ ~ ハロハロ 鳥 なんて よ ~。
高級 食 材 って 時点 で 数 は 少ない だろう 。
粘り強く 探す しか ない !
お やおや ? あれ どう だ ?
いた じゃ ん ! 捕まえ ましょう 。
お ぉ ! 捕まえよう !
あれ ? 万が一 に も ない と 思う けど …。
鳥 捕まえる 方法 ノープラン ?
あ … 網 と か 。
網 … 誰 が ?
え ~ っ ! 鳥 そう 簡単に 捕ま ん ない ぜ 鳥 ! 飛ぶ ぜ ~。
バッサ ~ する ぜ !
よし 呼んで もらおう 。 誰 に ?
鳥 同士 なら 話せる でしょ 。 ねっ ? キロ 。
生きて た の その 鳥 !? うん 当たり前じゃ ん 。
私 の ペット だ よ 。 飾り じゃ ない の !?
鳴いて る … 鳴いて る の 見た こと ない よ !
あぁ 無口な 鳥 な んだ 。 無口な 鳥 …。
頼む ムラサキ 。 うん 。
さ ぁ キロ 呼んで !
ピ ~ ヨ ~! ピヨ ピヨ ピヨピヨ !
ウソ だ ろ !? ピヨヨヨ ~ ピ ~ ピ ~ ピ ~。
お前 が 口 で 言って る よ ね ? 口 で … お前 …。
う っせ え な ! キロ が 鳴いて んじゃ ん よ !
何 言って ん の ?
ピ ~ ピッ ピッ 。 ピヨヨヨ 。
ウソ だ ろ !? キロ ! よく やった ぞ キロ !
ピヨピヨピヨ ピ ~ ピ ~。
幻 の 花 ポクチー か 。 ま ぁ 幻 と は いえ 植物 だ 。
鳥 ほど は 苦労 せ んだろう 。
しかし この 紙 に よる と その 花 が 咲く 場所 に 行く に は →
死 の 谷 と いう 谷 を 越える 必要 が ある と …。
死 の 谷 ?
「 そこ に は たった 1 つ の 吊り橋 が 架かり →
たもと に 立つ 仙人 が 出す 無理 難題 に →
答える こと が でき なければ 渡る こと が でき ませ ん 」。
そう 書いて ある ね 。 あぁ 仙人 が 出す 無理 難題 か 。
こりゃ 手強 そうだ な 。
いま した ね 。
おそらく あの 方 が 吊り橋 仙人 でしょう 。
ここ から 先 は 植物 の 楽園 。
やましい 心 を 持った 人間 を 通す わけに は いか ん 。
我々 は 魔 王 を 倒し 世界 の 平和 を 取り戻す ため 戦う 者 。
なんとか 通して いただけ ない でしょう か ?
そんな ウソ なら 誰 でも 言える 。 私 は ウソ は つき ませ ん 。
ならば これ から 私 の する 質問 に 正直に 答えよ 。
まず その 女 。 私 ?
好きな 男子 の 名前 を 言い なさい 。
え ? なんだ よ それ 。 まいっちゃ う なぁ 。
私 も 含めて 。 なんで 仙人 まで 入れる …。
男子 は 黙って なさい ! はい !
え ~ ちょっと 無理だ よ 。 ハズ い じゃ ん 。
おい ! 魔 王 を 倒す ため な んだ から 言えよ 。
やめろ よ 。 別に 誰 も 気 に して ない から →
言い なさい 。 え ~ もう や だ よ そんな の さ 。
よし わかった 。 男子 は 目 を つぶれ 。 はい !
ほら そこ の ホクロ 。 薄 目 を 開ける な 。 バレ た バレ た !
はい で は 指さして 。
はい わかり ました ! そんな …。
誰 だった んだ おい ! 言え 言え ! 誰 だった んだ !
通って よし 。 はい ! 誰 だ よ 。
( ダンジョー ) 俺 だ と したら かなり の 年 の 差 婚 だ 。
悪い が 断っちゃ うよ ムラサキ 。 ワハハハ !
続いて そこ の 大 男 !
名前 を 言い なさい 。 俺 の 名 は ダンジョー 。
正直だ 。 通って よし 。
えっ そんな ん で いい の ? おい 案外 チョロ いな 仙人 な 。
続いて 勇者 よ 。 はい 。
勇者 の 使命 と は なんだ ? 私 の 使命 は 魔 王 を 倒す こと です 。
うん 正直だ 。 通って よし 。
それ 最初に 言った じゃ ん 。 そ したら 疑った じゃ ん あなた 。
最後に ホクロ 。
なんだ ? 歳 でも 言えば いい の か ? え ? おい 。
わし を 大 爆笑 さ せろ 。
なぜに 前 の 3 人 より ハードル が 高い ?
( ムラサキ ) あいつ ノロ く ね ?
かすかに 聞こえた 。 大 爆笑 さ せろ と 。
それ は 無理 難題 だ ねぇ 。
( ダンジョー ) 頑張って る なぁ 。
( ムラサキ ) しかし 仙人 クスリ と も せ ず 。
ハハハハ !
来ちゃ った 。
すげ え じゃ ん 。 何 言った の ?
苦し紛れに ゲラ の 呪文 かけて みた 。 効いた の か ?
ゲラ って な んです か ? そう か ヨシヒコ 知ら なかった な 。
とにかく 人 を 笑わ せる 呪文 だ 。
すごい … 敵 を 笑わ せて 倒す んです ね 。
私 に も かけて ください 。 出た よ 。
うむ よかろう 。 ゲラ !
何 か 言って ください 。
それでは 先ほど 仙人 を 爆笑 に 陥れた 極上 の ネタ を …。
ハハハハ !
まだ だ まだ だ ヨシヒコ 早い 早い 。
まだ だ まだ だ ヨシヒコ 。 おい これ 笑われて も 怖い 。
さすが だ な ヨシヒコ 。
食 材 は 手 に 入れた が 料理 は 腕 だ 。
調理 法 を 入念に 調べて 作る 必要 が ある ぞ 。
花 の 命 を いただいた 料理 。 絶対 に 失敗 など …。
はい ご 注文 は ?
かけ そば を 1 杯 。
ごめん うち パスタ 屋 な んだ けど 。
1 杯 で いい んです 。 2 人 で 分け ます から 。
いや あの ね …。 1 杯 で …。
ゴホッ ゴホッ …。
お 願い し ます 。 ゴホッ …。
かしこまり ました !
今日 も かけ そば か …。
ごめん ね 。 父ちゃん の 病気 が 治れば →
おいしい もの たくさん 食べ させて あげ られる のに ね 。
どう やったら 治る の ?
ハロハロ 鳥 の 丸焼き と ポクチー の 花 を 食べれば →
即効 … つか 超 即効 で 治る んだ よ 。
食べ させれば いい のに 。
なかなか 手 に 入ら ない んだ よ 。
だから 私 たち は ずっと かけ そば 1 杯 な んだ よ 。
え ~ ん え ~ ん 。
なんだ よ この 超 とって つけ 話 。
カイザー も ガキ っぽい 罠 を 仕掛けて くる もん だ 。
あんな の に ひっかかる やつ が いる と は …。
ヨシヒコ ? あら ら ら ヨシヒコ ?
お 母さん これ で お 父さん を 治して あげて ください 。
これ は ハロハロ 鳥 と ポクチー の 花 。
ダメだ ヨシヒコ ! いい んです !
さ ぁ 持っていって ください 。
今 すぐ 帰って お 父さん を 治して あげて ください 。
ありがとう ございます 。
おい … 速い 。
えっ … あっという間 すぎて →
何 が 起きた か わかん ない んだ けど 。
あの ね 貧しい 親子 に あげちゃ った 。
なぜ だ !
よかった 。 本当に よかった 。
あの 親子 カイザー の 差し金 な んだ よ 。
え ?
芝居 すごい ヘタ だった じゃ ん 。
そんな わけない 。
まっすぐ か …。
はい どうぞ 。
簡単に 渡し ました よ あの バカ 兄貴 。
わかって た 。 仕事 に 戻って いい わ よ 。
はい 。
( カイザー ) そろそろ ゲーム は 終わり かい ?
そもそも ハロハロ 鳥 も ポクチー も 存在 なんか し ない んだ ろ ?
だって これ どう 見て も オウム だ ぜ 。
ねぇ ヒサ バカな 兄貴 を もてあそんで そんなに 楽しい の かい ?
まだ よ 。
絶対 に … 絶対 に 許さ ない んだ から 。
どう する んだ ヨシヒコ 何も 作ら ん わけに は いかん ぞ 。
わかって ます 。
逆に 魔法 の 絨毯 あきらめる ?
何の 逆だ よ ? 適当な こと 言って んじゃ ねえ ぞ 。
ん ~ ヨシヒコ どう する んだ ?
それでは 先 に シェフ から 。
はい 。 ハロハロ 鳥 の ロースト ポクチー 添え です 。
出た 。
ま ぁ 私 の 大 好物 よ 。
う ~ ん いただき ます 。
うん 。
なんて おいしい の かしら 。
ヒサ は これ が 大 好物 だ から ね 。
これ 以上 おいしい もの が ある かしら ?
続いて ヨシヒコ 様 。
マジ にぎりめし か ?
ん ? 何 ?
これ クソデカ い にぎりめし じゃ ない 。 勘弁 して よ 。
私 に は これ しか 作れ ませ ん でした 。
どう すんだ よ 魔法 の 絨毯 。
何 これ もう 塩 の 味 しか しね え じゃ ん 。
ヒサ 食べ なくて いい から 。 塩 で 握って る だけ な んだ ぜ 。
具 も 入って ない んだ ぜ 。
もう マジ ペッ て して いい から 。 まずい から 。
ん ?
兄 様 の … おにぎり だ 。
いつも 兄 様 が 握って くれた … おにぎり だ 。
(( お腹 が 空いた よ ぉ 。 ヒサ これ でも 食べろ 。
兄 様 。
おいしい 。
誕生日 おめでとう って みんな が 花 くれた 。
そう か 。 よし 俺 から も 誕生日 の お 祝い だ 。
わ ぁ 兄 様 の にぎりめし だ 。
大丈夫 か ヒサ 。 これ でも 食べて 元気だ せ 。
兄 様 ))
兄 様 。 ヒサ 。
ん ? これ は でも うち の シェフ の 勝ち だ よ ね 。
ヒサ は …。
ヒサ は 兄 様 に 魔法 の 絨毯 を お 渡し し ませ ん 。
はい 。 君 たち 負け ~!
だって 魔 王 の ところ に なんか 行ったら …。
兄 様 が 死んじゃ う …。 ヒサ …。
兄 様 を 魔 王 の ところ に なんか 行か せ たく ない !
それ で 魔法 の 絨毯 を 買い取った の か よ 。
ヒサ は ずっと …。
ずっと 兄 様 と 一緒だった のです よ 。
ヒサ …。
私 は 勇者 だ 。
魔 王 を 倒し 必ず 故郷 へ 帰る 。
ウソ です !
魔 王 は 今 まで の 敵 と は 違い ます 。
違って も 倒す !
その ため に 装備 も 揃えて きた 。
ヒサ …。
私 は 絶対 に お前 を ひとり に は し ない 。
私 は 勇者 だ 。
行か せて くれ …。
世界 の 平和 の ため な んだ 。
兄 様 …。
約束 です よ 。
( ムラサキ ) オークション で 見た の と 違う 。
あれ は 盗難 防止 の レプリカ です 。
これ が 本物 の 魔法 の 絨毯 …。
ありがとう ヒサ …。
一 足先 に カボイ に 帰り お 待ち して おり ます 。
あれ ? 僕たち … 愛 の ない 結婚 だった の ?
はい 。 あっ …。
兄 様 …。
必ず 生きて …。
生きて お 戻り ください 。
ああ … 必ず 。
必ず だ 。
これ 全員 乗れる ?
ま ぁ 立ち じゃ ん ? 立ち か ぁ 。
しんどい なぁ 。 贅沢 言う な 。
この 辺り で 乗って み ます か ? ああ そう だ な 。
そう 簡単に 魔 王 の 城 に 渡れる と 思う な よ 。
何者 だ ?
俺 は 魔 王 の 城 の 門番 バッカス だ !
魔 王 を 倒さん と する 勇者 よ 。
この 俺 を 倒さ ねば 魔 王 の 顔 は 拝め ん ぞ 。
ならば 倒す まで だ 。
いい の か な ? 俺 は 魔法 戦士 だ ぞ 。
なんだ と ?
あっ これ は 敵 を 仲間 に 引き入れる 呪文 ルフィーン !
( ムラサキ ) ただ 力 弱 ぇ 。
( ダンジョー ) か からんで 済む な 。
だ よ ね 。 かかる と 思った 。
ハハハハ !
リーダー の 勇者 が 引っ張り 込めれば →
もう こちら の もの だ 。 はい バッカス 様 。
しっかり しろ ヨシヒコ !
ダメだ 。 ヨシヒコ ルフィーン の 呪文 に 完全に かかって る 。
気 を つけ ! 休め !
気 を つけ !
こう なれば もう 俺 が 手 を 汚す まで も ない 。
やれ ヨシヒコ 。
やって しまえ ! は はっ !
エイ ! エイ !
ん ? どうした ?
ハッハッハッ !
そう だ ヨシヒコ ! ドジョウ を すくう のだ !
どんどん すくえ ! 一 匹 残らず …。
何 して ん の ? お前 。
その 子 そういう 子 です よ 。
どうした ? なんで ドジョウ すくい だ ?
やれ って 言わ れた から …。 宴会 芸 を 。
うん … わかった 。
俺 の 言葉 が 悪かった のな 。
はい 悪かった です 。
よし わかった 。
エイ !
気 を つけ ! 休め !
気 を つけ !
気 を つけ ! 休め !
気 を つけ !
ハッハッハッ !
やつ ら に 襲いかかる のだ ! は はっ !
イェ ~ イ !
ヨシヒコ … やめ ん か ヨシヒコ !
やめろ ! やめろ ~!
タイム タイム タイム タイム ! あいつ 全部 のる な 。
さては いい やつ だ な ?
また … 言葉 悪かった ?
悪かった です 。
襲え と 言う と ああいう こと に なり ます 。
だ よ ね ? わかる 。
そして 2 人 と も バカだ な これ 。
オッケー 。 なら こう しよう 。
2 人 で 同時に 行こう 。
気 を つけ ! 休め !
気 を つけ ! 気 を つけ !
気 を つけ !
ハッハッハッ !
バッカス ヨシヒコ 分身 の 術 !
ブ ~ ン !
ブ ~ ン ! ブ ~ ン !
ずっと 2 人 だ よ 。 ほら ずっと 2 人 だ よ 。
ブ ~ ン ! アホ 現れた 。 アホ 現れた 。
ハッハッハッ ! どう だ ? どれ が 本物 か 見分け が つか ない だろう 。
わかる よ 。 お前 じゃ ねえ か ほら 。
ブ ~ ン ! ブ ~ ン !
ほら ここ だ よ 。 ブ ~ ン ! ブ ~ ン !
ノリ ノリ じゃ ねえ か 。 なんで 楽し そうな んだ お前 そんなに 。
( ムラサキ ) ヨシヒコ ほら もう 斬れ って 。
気づけ よ 早く ! ヨシヒコ ! ( メレブ ) 楽し そうな んだ よ お前 は 。
はっ ! で や ~ っ ! うわ ~ っ !
貴 様 ら …。
魔 王 の 城 に 渡って も …。
死ぬ だけ … だ ぞ …。
狭 っ 。 近い 。 ちょ … 狭 っ 。
よっ ! 押す な よ 。
ここ が 魔 王 の 城 か …。
行け 勇者 ヨシヒコ よ 。
私 が 案内 できる の は ここ まで だ 。
行き ましょう 。