勇者 ヨシヒコ と 悪霊 の 鍵 #08
♪♪~
はは は は …。
さ ぁ おとなしく して いただき たい 。
今 から 皆さん の お手 もと の お 金 と 食料 。
すべて 私 に いただき たい 。
( メレブ ) ずいぶん キザ う ざった い 盗賊 現れた な 。
( ダンジョー ) お前 の ような 軟弱 者 に →
やる もの は 何も ない ! いい んです か ?
そんな こと を 言って 。 私 は あなた 方 の 心 を →
すべて 読む こと が できる 。 そう すべて 。
メンタリズム で 読み 解く こと が →
できる のです よ 。 ( ヨシヒコ ) メンタリズム ?
( ムラサキ ) だ から な んな の ? 例えば →
あなた 方 の 攻撃 。 それ を 読む こと が できれば →
私 は すべて の 攻撃 を かわす こと が 可能です 。
そして そこ から 攻撃 に 転じ →
あなた 方 の 敗北 と なる わけだ 。
そんな こと できる わけない 。 ヨシヒコ 油断 禁物 だ ぞ 。
あなた の 名前 は …。
ヨシヒコ です ね ! 当てた すごい 。
呼んだ 俺 が 今 。 当てた と か で は ない 。
ここ に 3 つ の ボール が あり ます 。
私 は 後ろ を 向いて い ます から →
その うち 1 つ を お手 に 取って ください 。
それ が 何 色 か 当てて みせ ましょう 。
できる わけない だろう 。 どうぞ 。
じゃあ 私 が 。
はい ! 赤 。
すごい 。 感心 して る 場合 か 。
はい ! 緑 。
なんて こと だ 。
偶然だ 偶然 。
ふん ! 青 。
( ムラサキ / メレブ ) う ぇ ~ い 間違えた 。
はは は は すみません 。
暑苦しい な あいつ 。 これ で 1 つ 私 の 負け です ね 。
しかし 次 は 必ず 当てて みせ ます よ 。
♪♪~
もう いい ?
いい の ? はい 。
全部 ! な … んだ と ? すご すぎる 。
はは は すみません 。
皆さん に 楽しんで いただく ため →
必ず 1 回 は 間違える ように して る んです 。
そんな わけ …。 ちなみに →
そちら の おじ さま が 選んだ の は 赤 でした ね 。
お ぉっ ! こいつ 本物 の メンタリスト かも しれ ん 。
と いう こと は こちら の 攻撃 は 。
すべて 読ま れる 。 ヤバイ よ 。
いや ~ バカな 。 いく ぞ ~!
右 はい 左 。 う ~! で また 左 。
うわ ~ 読ま れて る 。 クソッ 。
うわ ~! 右 はい 左 。
うわ ~!
はは は これ で 1 つ 私 の 負け です ね 。
しかし 次 は 必ず 当てて みせ …。
うん 。 戦い の とき は わざと 負け ない ほう が いい よ ね 。
エンターテイナー や ね 。
♪♪~
うわさ に は 聞いて いた が ダーマ 神社 は →
本当に 転職 が できる のだ な 。
いく つ か の 職 を 極める と 上級 職 に なれる と →
書いて あり ました 。 イエーイ 。
私 魔法使い に なった 。
これ で ど っか の 誰 かさん と 違う ちゃんと した 呪文 手 に 入れる ~。
え ~ もともと 素人 の お前 が ~。
そう 簡単に ~ 呪文 を 手 に 入れる はず も ない ~。
ダンジョー さん は 何 を 選ば れた のです か ?
俺 は 武闘 家 だ 。 とことん 強く なり たい 。
俺 実は 意外に も 。
遊び 人 を 選んだ 。
全然 意外じゃ ねえ ぞ 。 つか 今 も 遊び 人 みたいな もん だ ろ 。
確かに 。
これ 以上 どこ まで 遊び たい んだ ? あ ?
で ヨシヒコ は 。 私 は 僧侶 を 。
(3 人 ) え ?
僧侶 を 極めて 人々 を 優し さ と 慈しみ を 持って 救い →
そして いずれ 賢 者 に なり たい のです 。
ヨシヒコ が 賢 者 ?
「 歩く 」 と いう 漢字 すら 読め ない ヨシヒコ が 。
(3 人 ) 賢 者 ? 勇者 の 強 さ と 賢 者 の 優し さ 。
それ が そろって こそ 世界 を 平和に 導く こと が →
できる のです 。
( メレブ ) あっ 仏 だ 。 ヨシヒコ こっち 来い 。 こっち 来い 。
もう なんか あれ だ ね 。
なかなか 見つか ん ない ね 。 悪霊 の 鍵 ね 。
お前 だ よ お前 の 情報 は ガセ だ から だ よ 。
おい ガセ って な んだ よ この ハゲ 。
おい ハゲ て ないだ ろ ?
なに ? ハゲ て ない でしょ 。
ハゲ て ない だろう って いう の 。 ま ぁ いい よ 。
だけど さ 仏 に ガセ って さ そういう さ その 仏 を →
オオカミ 少年 みたいに 言う んじゃ ねえ よ 。
オオカミ 少年 じゃ ねえ か よ 。
ま ぁ 夜 の ベッド で は …。
オオカミ に なる が な ワイルド だ ろ ~?
なぁ 恥ずかしく ない の か ? もう そういう の いい から 。
詰め 替え 用 洗剤 パック の 手 で 切れ ます って 書いて ある とこ →
引きちぎって やった ぜ ~。
ねぇ あんまり その ワイルド の 人 知ら ないで やって る でしょ ?
しかも 今 言って る こと 普通 だ から ね 。
引きちぎった あと それ を すぐさま →
捨てて やった ぜ ~。
だから それ 普通だ から 。
ものすごい 丁寧に ボトル に 注ぎ込んで やった ぜ ~。
正規の 手順 な の それ は ね 。
そして その 注ぎ込んだ あと それ を 全部 飲み干して やった ぜ 。
うわ っ すごい 。
ごめん ごめん それ は 嘘 それ は 嘘 よい 子 の 皆さん →
絶対 真似 し ないで ください 仏 ほんと は そんな こと →
全然 して ませ ん から ね 。 わかった から !
早く 鍵 の ありか を 言え 。
ふ ぅ ~ ワイルド ~。
はい じゃあ そろそろ 言い ます ね あんまり 遊んで も どうせ →
カット さ れる だけ です から ね え ~ 悪霊 の 鍵 は →
ムーンポタ の 村 に ある らしい 。
ムーンポタ の 村 。
ムーンポタ の 村 に は 旅 の 扉 と 呼ば れる ワープトンネル が 存在 する 。
その ワープトンネル から 邪悪な 気 が 放出 さ れて いる ようだ 。
うむ 書物 で 読んだ こと が ある 。
旅 の 扉 に 入る と 一瞬にして →
まったく 違った 場所 に 行く こと が できる と 。
どこ に つながって んだ よ 。
それ は わから ない それ こそ が 旅 の 扉 。
わかり ました ムーンポタ の 村 の 旅 の 扉 を 探せば いい のです ね 。
ごめん ごめん 1 つ 1 つ 追加 事項 1 つ 追加 事項 ごめん ね 。
急いで うん … 悪霊 の 鍵 を 求めて 巨大な 悪 が ね →
動き出して る 予感 が ある から 。 なんだ と !?
ほんと まき で ほんと まき で まき で … お 願い し ます ほんとに 。
とにかく 急いで 探さ なくて は なら ない ようです 。
手分け して 探し ましょう 。 わかった 。
おお っ なんだ 犬 か 魔物 か と 思った 。
ちょ ちょ ちょ … お 姉さん ! お 姉さん !
誰 ?
俺 だ よ 俺 。
えっ ? 犬 しゃべって る ?
お前 今 俺 の こと 魔物 と 勘違い した ろ ?
ああ 。
魔物 じゃ ない よ マルモ だ よ なん つ って !
が ~ は っは は は !
お前 何 言って ん の ?
あの さ ここ 掘って くん ない ?
なんで 私 が 掘 ん なきゃ いけ ねえ んだ よ お前 犬 だ ろ ?
自分 で 掘れ よ 。
あ ~ あ 掘って くれたら いい こと 教えて やろう →
と 思って た のに な 。
えっ 嘘 ? なに ? いい こと って ?
ここ の 村 に ある 旅 の 扉 の 話 。
ほんと か よ !? いい よ 掘る 掘る !
お前 使える 犬 だ な !
お っ はい 。 サンキュー 。
で 教えろ よ 旅 の 扉 どこ だ よ ?
俺 は 知ら ない よ エルフ って 奴 が 知って る 。
そい つ どこ い ん の ?
♪♪~
これ だ !
確かに 邪悪な 気 が 放出 さ れて いる 。
よし みんな を 呼んで こよう 。
なんだ と !?
ここ は どこ なんだ ?
そう だ ムーンポタ の 村 へ 戻って みんな を 呼んで こよう 。
て め え 洗濯物 も たため ねえ で 何 年 主婦 やって んだ よ !
すみません 。 あと な 俺 は な →
この 首 の ところ が 汚れて ん の が いちばん 嫌だ って →
何 回 言ったら わかん だ !? はい すみません 。
て め え 何 年 俺 の 女房 やって んだ よ !?
すぐに すぐに 洗濯 し なおして まいり ます 。
当たり前だ ろ 。
その 手 の 皮 が すり切れる まで 洗え 。
じゃ なきゃ 今夜 は メシ 抜き 。
そして 百 叩き だ から な 。
キャッ 。
♪♪~
大丈夫です か ?
大丈夫です すみません 。
女性 の 顔 に このような こと を …。
なんという こと だ …。
仕方ない のです 。
私 が 至らない 妻 である こと が いけない のです 。
そんな … あなた は 一生懸命 やって いる はずだ 。
毎日 このような こと を ?
ダメだ この 村 の 村長 に 訴えて 救って もらう べきだ 。
お やめ ください 。 このような こと →
決して 誰 に も 知ら れ たく は ございませ ん 。
しかし このような こと が 毎日 続けば →
あなた は いずれ 死んで しまう 。
他の 人 に 知ら れる くらい なら 死んだ ほう が マシ です 。
そんな …。
( エルフ ) わかった 。 教えよう 。
その代わり 条件 が ある 。
わかった なんでも する 。
お前 …。
俺 の 嫁 に なれ 。
え ?
ひと目 惚れ だ と … それ は →
胸 が 平らな の は わかって いて の 話 か ?
それ も 含めて 好き らしい 。
なんて 答えた んだ ?
教えて くれて 鍵 あったら 1 回 デート して やる って 。
結婚 は そこ で 決める って 。
教えて くれた の か ? うん 。
ぞ っこ んだ な それ は 。
で ? それ は どこ に ある って ?
うん 旅 の 扉 は 2 つ ある らしい 。
1 つ は なんて こと の ない パパラタ って いう 村 の →
長屋 に つながって て もう 1 つ が 邪悪な 気 が 出て る やつ だって 。
くぐった 途端 に 魔物 が いる って 言わ れて て 誰 も 近づか ない って 。
あきらかに そっち だ な 鍵 の ありか は 。
よし !
邪悪な 感じ の する ほう に 行こう 。
ダメだ ヨシヒコ が い ない と 戦い に なら ん 。
仏 も 言って たろう 。 一刻 を 争う って 。
魔物 は 俺 が 倒す 。
よし 3 人 で 行こう !
正気 か ムラサキ ! ヨシヒコ 待った ほう が いい でしょう よ 。
いや ~ いきさつ も いきさつ だ から さ →
ヨシヒコ に 内緒 で ちゃちゃ っと やっちゃ い たい んだ よ ね 。
何 お前 ちょっと 女心 のぞか せて ん の や だ 。
よし 行く ぞ 。 ねえ これ やめた ほう が いい と 思う よ これ 。
お前 マジ 絶対 ヨシヒコ に 言う な よ 。
どうして だろう …。
あなた に は 余計な こと まで 話して しまう 。
あなた に かかれば 魔物 なんて イチコロ です 。
いえ そんな こと は あり ませ ん 。
いいえ あなた なら 絶対 に 勝て ます 。
もう 本当に 構わ ないで ください 。
確かに 私 は 悪霊 の 鍵 を 探さ なくて は なら ない 。
しかし なぜ か →
あなた の こと を 放っておく こと が でき ない 。
なぜ な の か 私 に も わから ない のです 。
♪♪~
あ …。
♪♪~
そういう こと な の か …。
あなた が 探して いる もの が この 村 に ある ならば →
早く そちら へ …。
はい 。 この 洗濯 が 終わり 次第 。
あ …。
どう さ れ ました ?
いえ 岩 に 指 を …。
大変 。
♪♪~
大丈夫です 。
でも 血 が 出て い ます 。
この くらい いつも の こと です 。
♪♪~
あ …。 はっ 。
あ これ は 私 の …。
フローナ 様 …。
と おっしゃる のです ね 。
( フローナ ) はい 。
( 歓声 )
何 だ ここ は ?
カジノ … であろう 。
魔物 が いる って 言って た んだ ぞ 。
早く 出て 他 探そう 。 おう 。
あれ どうした ? わから ない 。
わから ない のだ が なぜ だ か 私 は ここ で →
ギャンブル が やり たくて 仕方 が ない ! なに !?
鍵 を 探す と いう 使命 を 忘れて ギャンブル だ と !?
マジ ふざけ ん な よ 。 ダメだ 遊び たい !
なぜ だろう 遊び たい !
あ ~ 体 が 勝手に 次の レース の 馬券 を 買い に 行く 。
ふざける の も いいかげんに しろ !
俺 たち は 魔物 を 倒し 鍵 を 手 に 入れ …。
あら ! モミアゲ の おじ さま すてき 。 遊んで か ない ?
なに !? 戦士 に 向かって !
お ぅ セクシー 。 おい ! お っ さん ?
おい ! ホクロ やめろ !
いかん … こ … こんな ところ に いて は 。
ま ぁ 声 まで たくましい 。 そう 俺 は …。
たくましい んだ 。 ひと 晩 ご 一緒 し たい わ 。
よし 3 人 まとめて ちょ ちょっと な 。
(3 人 ) イヤ ~ ン !
わかった ! メレブ は 遊び 人 に 転職 した から だ 。
だが お っ さん 。 お っ さん は 職 変えた の →
まったく 関係 ねえ から な !
どう だ ヨシヒコ 。 旅 の 扉 は 見つかった か ?
いえ …。
手ごわい な 。
皆さん も まだ 見つけ られて い ませ ん か ?
おん … 見つかって … ない 。
早く 見つけ ない と な 。
な ? そうです ね 。
こっち も 普通の 村 だ なぁ 。
鍵 どこ に あんだ よ 。
お前 また カジノ に 行く の か よ ? ああ 。
今日 こそ あの 10,000 ゴールド の 宝 の 鍵 を ゲット する ぜ !
10,000 ゴールド の 宝 の 鍵 !?
よし ! よし !
なんで 気づか なかった んだろう ?
おい メレブ ! うるさい 。
今 レース の 途中 な のだ 。 いくら 持って んだ よ ?
今 ? 30 ゴールド ぐらい かな ?
全然 じゃ ねえ かよ ! 何 が だ ?
10,000 ゴールド で 悪霊 の 鍵 が 手 に 入る んだ よ !
マジ か !? マジ だ !
( ゾーザー ) おい ! て め えよ →
この ゾーザー 様 の 嫁 に なれた だけ でも 幸せ と 思えよ ! こら !
ダメ 女 が よ ! はい 幸せです 。
わかれば よろしい 。
( ゾーザー ) 幸せ か ?
幸せで ございます 。
はは は はっ 。
もう 耐え られ ない 。
あなた は すぐに でも あの 男 と 別れる べきです !
それ は でき ませ ん 。 どうして ?
奴 は 恐ろしい 男 です 。 どこ まで でも 捕まえ に 来 ます 。
ならば 私 が 連れて いき ましょう 。
いけ ませ ん 。 私 は 人妻 な のです よ 。
いいえ 連れて いき ます 。
え ?
どこまでも 。
♪♪~
どうして あなた は 私 の こと を …。
お 救い し たい のです 。
あなた は あんな 男 に 傷つけ られて は いけない 女性 だ 。
あなた は 世界 に 平和 を もたらす お方 。
私 の こと など は 気 に せ ず に 旅立って ください 。
あなた なら 必ず それ が でき ます 。
いや 美しい 花 は →
決して 汚して は いけない んだ 。
ヨシヒコ 様 。
♪♪「 何 か が 変わった どんな 奇跡 だろう 」
♪♪「 こんなに も あなた を 」
♪♪「 放っておけ ない なんて 」
♪♪「 救って くれた とき 」
♪♪「 未来 に 見えた わ 」
♪♪「 ひと 筋 の 光 それ を くれた の は あなた 」
♪♪「 そう あなた 」
♪♪「 僧侶 の 使命 か 」
♪♪「 いや それ だけ じゃ ない 」
♪♪「 逃げ出し たい の か 」
♪♪「 いえ それ だけ じゃ ない 」
♪♪(2 人 )「2 人 の 運命 」
♪♪「 今 ここ で 出会い 」
♪♪「 何 か が 変わった 」
♪♪「2 人 の 中 で 」
魔物 を 倒して 。 あなた を 癒 や して 。
♪♪(2 人 )「 あぁ 戦い の 中 で 」
♪♪「 幸せな 日々 を 」
♪♪「 共に 過ごそう 」
♪♪「 ずっと 2 人 で 」
♪♪「 たとえ どんなに つらく 」
♪♪「 悲しくて も 乗り越え られる よ 」
♪♪「 なぜなら 愛し 合って いる のだ から 」
♪♪「 この 愛 は 」 ♪♪「 この 愛 は 」
♪♪「 この 愛 は 」 ♪♪「 この 愛 は 」
♪♪(2 人 )「 決して 消え ない 永遠に 」
赤 と 緑 に 全額 かけ ぞうよ 。
≪ ざ わざ わざわざ わ …。
誰 だ よ ざ わざ わ 言って ん の !? 気 に し なくて いい 。
≪ ざ わざ わざわざ わ …。
鍵 見つかった ありがとう でも お前 髪 型 と か →
ヒゲ と か 超 き も いし 全然 タイプ じゃ ない から →
さよなら 。
しかし ヨシヒコ は どこ 探して る んだ ?
あっ ヨシヒコ 鍵 あった よ 。
それ は よかった 。 さ ぁ いよいよ 魔物 を 封印 する とき が 来た 。
それ は 鍵 が あった とて 容易な 戦い で は ない 。
必ずや それ を 邪魔 しよう と する 強大な 敵 …。
それ は 皆さん に お 任せ でき ない でしょう か ?
えっ ? 実は 私 に は →
救わ なければ なら ない 方 が いる のです 。
そう だ よ お前 は 世界 の みんな を 救う んだ よ 。
いえ 世界 の みんな で は なく →
とある 女性 を 救わ なければ なら ない んです 。
えっ ? えっ ? えっ ? 何 を 言って ん の ?
その方 は フローナ と いう 女性 です 。
とんでもなく 凶暴な 男 と 結婚 して しまい →
家庭 内 暴力 に 苦しんで い ます 。
毎日 毎日 何 か 難癖 を つけ られ →
殴ら れ 蹴ら れ 彼女 は 傷 だらけ な んです 。
ヨシヒコ 今 世界 の すべて が 傷 だらけ な んだ 。
彼女 は 私 が 救わ なければ 死んで しまう 。
あぁ … 世界 も だ ぜ 。
確かに 夫 に 殴ら れて る 妻 を 助ける の も 大事だ けれども →
魔物 を 封印 して 世界 の 平和 の 方 が →
圧倒 的に 優先 じゃ ねえ ? もう 魔物 など 封印 する 必要 は ない 。
私 は 転職 して 僧侶 に なった 。
人々 を 救う 使命 感 に かられ そして フローナ に 出会った 。
私 は フローナ を 救う と 同時に 自ら も 癒 や さ れて いた んです 。
人妻 の 人間 と して の 広 さ と 優し さ 。
そう 気づいた んです 。
私 が この 世界 に 求める 優し さ の すべて →
それ が 人妻 な んだ と 。
すごい 結論 に … たどり着いた な 。
何もかも を 噛みしめた から こそ の 人妻 の 優し さ 。
人妻 である フローナ と かかわって 初めて わかった んです 。
あぁ この 世界 の 女性 が みんな 人妻 に なったら →
なんて すてきな 世界 なんだろう と も 考え ました 。
私 は 人妻 に 自ら を 委ねて みよう と 思い ます 。
人妻 と 過ごす 明るい 未来 。
そこ へ 向かって 走って いこう と 思い ます 。
いい かい ヨシヒコ 。 少し かっこよ さ げ に 何 だろう →
前向き ふうに なんか 論じて くれちゃ って る んだ けども →
それ いわゆる 不倫だ ぞ 。
そう 不倫です 。 でも 不倫で も かまわ ない 。
いや むしろ 不倫だ から こそ する 価値 が ある !
勇者 が 不倫 って どういう こと だ よ !
勇者 だ から こそ 不倫な のだ !
不倫 は 文化 である が 明らかに 危険な 道 だ 。
危険な 道 イコール 冒険 …。
そう 冒険 だ から こそ →
勇者 である 私 が 挑む べきな のだ !
説得 力 は ある !
私 が 人妻 に なったら 私 の ところ に 帰って くる の か よ 。
レトルトカレー しか 作れ ぬ お前 が 人妻 に なった ところ で →
それ は 人妻 で は ない !
いく な 戻って こっち 戻って こい 。 戻って こい ムラサキ !
悪霊 の 鍵 より 人妻 …。
そう 決めた んです 。
ごめんなさい 別れ られ ない の 。
別れる って 約束 した じゃ ない か 。 別れて 私 と 一緒に なる と !
別れ られ ない 。 別れて くれ !
人 の 嫁 に なんて こと して くれ んだ よ 。
お前 は …。
そう か 。
旦那 に 言わ さ れて いた んだ な 。
♪♪「 この 女 は 俺 の 妻 だ 」
♪♪「 手出し は さ せ ねえ 」
♪♪「 いや 彼女 は 私 と 逃げる と 言った 」
♪♪「 で は 勇者 よ 俺 と 戦え 」
♪♪「 勝ったら この 女 を やる 」
♪♪「 望む ところ だ お前 の ような 奴 は 地獄 へ おちろ 」
♪♪(2 人 )「 男 の プライド を かけて 」
♪♪「 愛する 女 の 命 を かけて 戦おう 」
♪♪「 今 命 を かけて 戦おう 」
♪♪「 さ ぁ 剣 を 抜け 」
♪♪「 いい か フローナ は 俺 を 愛して いる 」
♪♪「 違う 彼女 は 私 を 愛 …」
あ ~ ごめんなさい ね 。
この 子 たまに あ ~ って なって おかしく なっちゃ う もん で →
もう 女 取り合って う ~ ん って なって る 暇 →
ない もん で 。 おい ムラサキ 。
言って た やつ かけて み 。
いや ほんと 何だか わかん ない よ 。
いい から 。
あなた … 愛して る !
俺 も … す っご い す っご い 大好き !
大切に する よ !
成功 だ 。
何 が 起こる か わから ない 呪文 を 手 に 入れた ようだ な 。
ほんと わかん ねえ な 。
あ ~ あ ヨシヒコ は →
仏 に リセット して もらった から いい けど →
鍵 が 偽物 と は な 。
そんな 遊び の 末 に 手 に 入れた 鍵 など 偽物 に 決まって いる !
皆さん この 旅 は 遊び じゃ ない んです よ 。
ちゃんと して ください !
すま ん …。
よく 謝れ たな ダンジョー 。
大人 。
( ヒサ ) 兄 様 ヒサ は 酔 拳 を 手 に 入れ ました よ 。
お 酒 を 飲む だけ で 最強に なれ ます 。