Hibike ! Euphonium Episode 9 hibike|euphonium|episode Hibike! Euphonium Episode 9 Хибике! Эуфониум Эпизод 9

ユーフォ は 全員 行け そうだ よ な ||ぜんいん|いけ|そう だ||

人 少ない し ね じん|すくない||

でも 滝 先生 って 実力 なかったら 平気 で 落とし そう な 気 が する し |たき|せんせい||じつりょく||へいき||おとし|||き|||

気 は 抜け ない よ き||ぬけ||

叶え たい 事 が 溢れ てる から かなえ||こと||あふれ||

は ば やし

立ち止まって る 暇 なんて な いよ ね たちどまって||いとま||||

刹 那 さつ|な

爪 爪 つめ|つめ

日 听 ひ|きん

日 校 ひ|こう

胸 に 秘め た あこがれ を フル ボリューム で 届けよ う むね||ひめ||||ふる|ぼりゅーむ||とどけよ|

随 便 ずい|びん

Naga naga

行 こ う クレシェンド の 向こう へ ぎょう|||||むこう|

つまず い て も いい は みだし て も いい

は ば やし

翻 校 ひるがえ|こう

Coolkid coolkid

君 の 音色 を 僕たち は 待って いる きみ||ねいろ||ぼくたち||まって|

響け 生まれ たて の 夢 つめ込 ん で ひびけ|うまれ|||ゆめ|つめこ||

大きな 空 へ 今 旅立 と う おおきな|から||いま|たびだ||

拓 け 笑顔 を 味方 に つけ て たく||えがお||みかた|||

離さ ない 諦め たく ない はなさ||あきらめ||

限界 さえ も 跳ね返す 勇気 で げんかい|||はねかえす|ゆうき|

DREAM SOLISTER dream|solister

あ がた 祭り も 終わり ||まつり||おわり

一 面白 に なった 練習 風景 に も 慣れ て き た ころ ひと|おもしろ|||れんしゅう|ふうけい|||なれ||||

オーディション が 近づ い た 部 の 空気 は より 緊張 感 を 増し て い た ||ちかづ|||ぶ||くうき|||きんちょう|かん||まし|||

Ｃ の 頭 タンバリン の ロール に アクセント を くださ い ｃ||あたま|||ろーる||あくせんと|||

はい

今 注意 し た 点 を 重点 的 に パート 練習 を 進め て ください いま|ちゅうい|||てん||じゅうてん|てき||ぱーと|れんしゅう||すすめ||

はい

先生 クラ な ん です けど せんせい|くら||||

はい この 後 来 て ください ||あと|らい||

フルート も お 願い し ます ふるーと|||ねがい||

はい

各 パート は 自分 達 の パート が 足 を 引っ張ら ない よう に と 練習 に 熱 が こもり かく|ぱーと||じぶん|さとる||ぱーと||あし||ひっぱら|||||れんしゅう||ねつ||

個人 練 で は 楽譜 と 睨めっこ し て いる 時間 が 次第に 増え こじん|ね|||がくふ||にらめっこ||||じかん||しだいに|ふえ

それぞれ が 自分 の 目指す ところ だけ を 見つめ ||じぶん||めざす||||みつめ

不安 に 追い立て られる よう に 練習 を 続け て いく ふあん||おいたて||||れんしゅう||つづけ||

そんな 中 … |なか

コン バス 弱い |ばす|よわい

あ … はい

さっき から どう し た の 緑 輝 川島 ||||||みどり|あきら|かわしま

川島 緑 です … かわしま|みどり|

緑 ちゃん は 落ち込 ん で い た みどり|||おちこ||||

夏 紀 注意 さ れ た ところ まだ 弱い よ なつ|き|ちゅうい||||||よわい|

怖 がって 吹か ない で 一 発 で 強く 音 を 狙って こわ||ふか|||ひと|はつ||つよく|おと||ねらって

はい

葉月 ちゃん は 鳴らす こと に ばかり 意識 が いって て 音 が 雑 に なって る よ はづき|||ならす||||いしき||||おと||ざつ||||

はい

黄 前 さん 音 良く なった よ な き|ぜん||おと|よく|||

確かに ね 真面目 で 面白み に かけ て た の が たしかに||まじめ||おもしろみ||||||

味わい 染み 出 て き た あじわい|しみ|だ|||

何 か あった の なん|||

よく わから ない です けど

まあ それ に 私 は 濃く と 円やか さ 加わった 料亭 の 味 だ けど ね |||わたくし||こく||まろやか||くわわった|りょうてい||あじ|||

何 の 話 です か なん||はなし||

それ より 緑 輝 川島 ||みどり|あきら|かわしま

はい

今 の 気 の 抜け た 演奏 は 何 よ いま||き||ぬけ||えんそう||なん|

罰 と して これ ガタガタ だ から 新しい 譜面 台 持って くる ばち||||がたがた|||あたらしい|ふめん|だい|もって|

はい

そんなに ガタガタ です か それ |がたがた|||

ん な わけ ない でしょ

黄 前 ちゃん 緑 輝 川島 何 か あった の き|ぜん||みどり|あきら|かわしま|なん|||

いや … その …

あった っぽい ね

あった って いう か …

あの … 実は 私 が 祭り の 時 に 失恋 し まし て |じつは|わたくし||まつり||じ||しつれん|||

葉月 ちゃん はづき|

いい の いい の もう 終わった こと だ し |||||おわった|||

何 相手 は 部 内 ？ なん|あいて||ぶ|うち

それ は 勘弁 し て ください よ ||かんべん||||

で 緑 その 時 私 の 背中 を 押し て くれ て た から |みどり||じ|わたくし||せなか||おし|||||

失恋 の 責任 感じ ちゃ って る の か しつれん||せきにん|かんじ|||||

気 に し なく て いい って 言った ん です けど ね き|||||||いった||||

どうでも いい 正直 超 どう で も いい ||しょうじき|ちょう||||

超 超 超 超 どう で も いい ちょう|ちょう|ちょう|ちょう||||

正直 過ぎ ます … しょうじき|すぎ|

個人 練 行って くる こじん|ね|おこなって|

いって ら っき ゃ い ませ

私情 で 練習 でき なく なって る よう な やつ に 構って る 暇 ない しじょう||れんしゅう|||||||||かまって||いとま|

怒って た な いかって||

あすか 先輩 です か |せんぱい||

怖かった こわかった

あすか 先輩 は 練習 時間 削ら れる の が 一 番 嫌い だ から ね |せんぱい||れんしゅう|じかん|けずら||||ひと|ばん|きらい|||

久美子 帰り な ん だ けど さ 時間 いい かな くみこ|かえり||||||じかん||

チョップ

痛 っ つう|

チョップ

痛 っ つう|

痛 っ 痛 っ 痛 っ … つう||つう||つう|

チョップ チョップ チョップ …

葉月 ちゃん はづき|

いつ まで うじうじ し てる の

もう いい って 言った でしょ |||いった|

ですが 緑 が あんな こと 言わ なけ れ ば … |みどり||||いわ|||

あの 時 を 止め たい |じ||とどめ|

愛 と 死 以外 に も 歌 は ある の です あい||し|いがい|||うた||||

何 の 話 とにかく 私 こう なって よかった って 思って る から さ なん||はなし||わたくし|||||おもって|||

でも …

ほら ああいう の って １ 人 だ と どうして も 勇気 が なく て ||||じん|||||ゆうき|||

ずっと 悩 ん じゃ う でしょ |なや||||

だから 背中 押さ れ て よかった よ |せなか|おさ||||

時間 かけ て も 結果 は 同じ だった 気 が する し じかん||||けっか||おなじ||き|||

久美子 も そう 思う でしょ くみこ|||おもう|

それ は なんと …

ほら だ から もう 気 に し ない で ||||き||||

私 本心 で そう 思って る から わたくし|ほんしん|||おもって||

緑 ちゃん みどり|

俺 ジョージ くん 元気 出し て おれ|じょーじ||げんき|だし|

葉月 ちゃん はづき|

元気 出し て 緑 ちゃん げんき|だし||みどり|

これ も 好き な ん でしょ ||すき|||

もちろん です 死ぬ ほど 集め て ます ||しぬ||あつめ||

さっ 行 こ |ぎょう|

あり が と ね

協力 し て くれ て きょうりょく||||

う うん 緑 ちゃん 落ち込 ん で いる と 私 も なんか 辛い し ||みどり||おちこ|||||わたくし|||からい|

でも ちょっと 複雑 だった でしょ ||ふくざつ||

微妙 に 当事 者 って いう か そういう ところ あった し びみょう||とうじ|もの|||||||

いや むしろ 私 が 悪かった か な って … ||わたくし||わるかった|||

なんとなく だ けど

てい うか なんか ごめん

だから …

悪い って 言ったら 私 の 方 が 悪い よ わるい||いったら|わたくし||かた||わるい|

ない よ

ある

だって 私 緑 に 話し たら きっと 緑 が 背中 押し て くれる か もって 思って た し |わたくし|みどり||はなし|||みどり||せなか|おし|||||おもって||

それ に 久美子 も 気 弱い とこ ある から ||くみこ||き|よわい|||

私 が 先 に 話し たら 引 い て くれる かも って わたくし||さき||はなし||ひ|||||

ごめん ね 私 最悪 な 女 だ よ ね ||わたくし|さいあく||おんな|||

そんな こと …

ちょっと 待って |まって

引く って 私 が 秀一 から って こと ？ ひく||わたくし||しゅういち|||

うん

それ って 私 が 秀一 を 好き って こと ？ ||わたくし||しゅういち||すき||

そう でしょ

だって 私 が 学校 で 塚本 に 声 掛け た 時 嫌 そう な 顔 し て た よ |わたくし||がっこう||つかもと||こえ|かけ||じ|いや|||かお||||

いやいや いやいや

あれ は 好き って より 友達 が 取ら れ ちゃ う かも 的 な やつ だ よ ||すき|||ともだち||とら|||||てき||||

こっち も 無自覚 か ||むじかく|

本当 本当 だって ほんとう|ほんとう|

まっ その 時 に なったら 言って よ 協力 し て あげる から ||じ|||いって||きょうりょく||||

じゃ ね

ありがとう ござい まし た

う まっ

私 と 秀一 は そう な ん じゃ ない ん です わたくし||しゅういち||||||||

秀一 は ただ の 幼馴染み で って いう か そういう … しゅういち||||おさななじみ|||||

それ な ん な の 怖い ん だ けど |||||こわい|||

だから 勝手 に 開け ない で よ |かって||あけ|||

顧問 変わった って 聞い た よ こもん|かわった||ききい||

なんで お 姉ちゃん が 知って る の ？ ||ねえちゃん||しって||

吹 部 だった 友達 が 言って た ふ|ぶ||ともだち||いって|

強い と この 顧問 やって た 人 の 息子 らしい じゃ ん つよい|||こもん|||じん||むすこ|||

知って る 人 の 間 じゃ 結構 噂 に なって る って さ しって||じん||あいだ||けっこう|うわさ|||||

そう な の

今 に その 先生 目当て で 入部 し て くる こと が 出 て き たり し て ね いま|||せんせい|めあて||にゅうぶ||||||だ||||||

そんなに ？

いや 知ら ない けど |しら||

て か いつまで い い ん の

は いはい もう 帰り ます よっ と |||かえり|||

滝 先生 すごい な こう たき|せんせい|||

ま 確かに |たしかに

北 宇治 って 言え ば ほら 高坂 麗 奈 きた|うじ||いえ|||たかさか|うらら|な

あの 子 って さ 立 華 の 推薦 蹴って 北 宇治 行った って 聞い た よ |こ|||た|はな||すいせん|けって|きた|うじ|おこなった||ききい||

言 っと く けど 滝 先生 すごい 人 だ から げん||||たき|せんせい||じん||

バカ に し たら 許さ ない から ばか||||ゆるさ||

緑 ちゃん みどり|

夜分 遅く に すみ ませ ん やぶん|おそく||||

う うん どう し た の

葉月 ちゃん あの 後 は どう だった の か なって 思い まし て はづき|||あと|||||||おもい||

やっぱり 落ち込 ん で まし た よ ね |おちこ||||||

明るく 振舞って いる けど あかるく|ふるまって||

きっと 落ち込 ん で いる ん じゃ な いか って |おちこ||||||||

そう だ と 思う |||おもう

でも 葉月 ちゃん 無理 に でも 元気 で 話し て い たい ん じゃ ない か な |はづき||むり|||げんき||はなし||||||||

葉月 ちゃん 元気 で いたい ん だ よ いつも 通り で いたい ん だ と 思う はづき||げんき||い たい|||||とおり||い たい||||おもう

だから 緑 ちゃん も 私 も いつも 通り が いい よ |みどり|||わたくし|||とおり|||

あれ もしも ー し ||-|

久美子 ちゃん ちょっと 変わり まし た よ ね くみこ|||かわり||||

そう かな

はい ちょっと 大人っぽく なった 気 が し ます ||おとなっぽく||き|||

何 それ なん|

緑 は そんな 久美子 ちゃん 好き です よ みどり|||くみこ||すき||

あり が と

なんか 照れる ね |てれる|

多分 それ は あの 麗 奈 と の 夜 が あった から で たぶん||||うらら|な|||よ||||

自分 でも 処理 し きれ ない よう な 意味 不明 な 気持ち と 戦い ながら じぶん||しょり||||||いみ|ふめい||きもち||たたかい|

どんどん 前 に 進 も う と する 麗 奈 の 姿 に |ぜん||すすむ|||||うらら|な||すがた|

私 は 感動 し た ん だ わたくし||かんどう||||

秀一 と は まだ 話せ ない まま だ けど しゅういち||||はなせ||||

何 これ なん|

チュパカブラ だ よ

チュパカブラ じゃ なく て チューバ くん じゃ ん

ダメ だ よ これ ずっと 緑 が 欲しがって た やつ でしょ だめ|||||みどり||ほしがって|||

違い ます これ は チュパカブラ です ちがい|||||

緑 って ホント 頑固 だ よ ね もう みどり||ほんと|がんこ||||

もう ダメ だ よ これ チュパカブラ だ から |だめ||||||

そう です その 子 は チュパカブラ です |||こ|||

すごい

高い ところ の 音 は 安定 し てる 難し い ん でしょ う たかい|||おと||あんてい|||むずかし||||

あすか に この 前 言わ れ たから かな |||ぜん|いわ|||

神頼み し て も 意味 ない って かみだのみ||||いみ||

そ っか

私 ね 去年 の こと が あった から 揉め事 と か が ない よう に って わたくし||きょねん||||||もめごと|||||||

それ だけ ちゃん と でき れ ば いい って 思って た |||||||||おもって|

でも 私 3 年生 な ん だ よ ね |わたくし|ねんせい|||||

これ で 最後 な ん だ よ ね ||さいご|||||

3 年間 やって き た ん だ もん 最後 は 吹き たい ねんかん|||||||さいご||ふき|

自分 の 吹き たい ところ を 思いっきり じぶん||ふき||||おもいっきり

じゃあ ダメ だった 時 は お 芋 買って あげる |だめ||じ|||いも|かって|

夏 だ よ なつ||

だから 私 が 探し回ら なく て も 済む よう に し て |わたくし||さがしまわら||||すむ||||

変 な 励まし 方 へん||はげまし|かた

降って き た ふって||

さすが 部長 |ぶちょう

私 ？ わたくし

みんな 言って る よ |いって||

部長 の 雨 女 っぷり 半端 ない って ぶちょう||あめ|おんな||はんぱ||

言い掛かり だ よ いいがかり||

高坂 さん たかさか|

おはよう ございます

練習 ？ れんしゅう

はい

頑張って ね がんばって|

ありがとう ござい ます

ずいぶん 早い の ね |はやい||

今日 オーディション だ から ちょっと 早め に 行く きょう|||||はや め||いく

そう

行って き ます おこなって||

朝 ごはん は あさ||

おはよう

おはよう

久美子 も 朝 練 ？ くみこ||あさ|ね

ちょっと でも やっと き たい し ね

だ よ ね 私 も |||わたくし|

おはよう ございます

おはよう

いい 音 あすか 先輩 ？ |おと||せんぱい

夏 紀 先輩 だ なつ|き|せんぱい|

中川 は 全然 でき ない なかかわ||ぜんぜん||

そう です か

じゃ 今年 で ７ 年 か |ことし||とし|

そりゃ 差 も つく か |さ|||

持って 帰る ん です か もって|かえる|||

たまに は ね

みんな 吹き たい ん だ |ふき|||

コンクール に 出 たい ん だ こんくーる||だ|||

そんな 当たり前 の こと を 私 は やっと 理解 し た |あたりまえ||||わたくし|||りかい||

同時に 先輩 たち と 競い合わ なけ れ ば いけない こと を 怖い と 思った どうじに|せんぱい|||きそいあわ|||||||こわい||おもった

おはよう

麗 奈 うらら|な

どう し た の

麗 奈 私 … うらら|な|わたくし

私 も 頑張る わたくし||がんばる

だから 頑張って |がんばって

麗 奈 うらら|な

私 も 頑張る から 頑張って わたくし||がんばる||がんばって

約束 やくそく

頑張る がんばる

では これ より オーディション を 始め ます |||||はじめ|

私 たち が 参加 する Ａ 編成 で の コンクール は １ チーム に つき わたくし|||さんか||ａ|へんせい|||こんくーる||ちーむ||

最大 ５５ 名 まで しか 参加 する こと が でき ませ ん さいだい|な|||さんか||||||

つまり ここ に いる 何 名 か は 必ず 落選 し て しまう こと に なり ます ||||なん|な|||かならず|らくせん|||||||

皆さん 緊張 し て い ます か みなさん|きんちょう|||||

し て ます

です よ ね

ですが ここ に いる 全員 コンクール に 出場 する の に 恥じ ない 努力 を し て き た と ||||ぜんいん|こんくーる||しゅつじょう||||はじ||どりょく||||||

私 は 思って い ます わたくし||おもって||

胸 を 張って 皆さん の 今 まで の 努力 の 成果 を 見せ て ください むね||はって|みなさん||いま|||どりょく||せいか||みせ||

では 始め ます |はじめ|

よろしく お 願い し ます ||ねがい||

や ばい よ や ばい よ や ばい よ や ばい よ …

葉月 ちゃん はづき|

もう いい

なんでも いい から 早く 終わって |||はやく|おわって

ほん と 待ち 時間 って 心臓 に 悪い ね ||まち|じかん||しんぞう||わるい|

だ な

危ない あぶない

痛 っ つう|

ごめん

大丈夫 です か だいじょうぶ||

うん 大丈夫 |だいじょうぶ

久美子 ちゃん が 痛い と 感じる の は くみこ|||いたい||かんじる||

久美子 ちゃん の 魂 が ジャック に 届 い て いる 証拠 です よ ね くみこ|||たましい||じゃっく||とどけ||||しょうこ|||

この 子 ？ |こ

はい ジャック です |じゃっく|

緑 ちゃん その 指 みどり|||ゆび

コン バス って 練習 し 過ぎ ちゃ う と よく ある ん です よ |ばす||れんしゅう||すぎ||||||||

痛 そう つう|

この くらい 全然 平気 です ||ぜんぜん|へいき|

中学 の 頃 は 演奏 中 に 切れ ちゃ って 譜面 血まみれ と か あり まし た から ちゅうがく||ころ||えんそう|なか||きれ|||ふめん|ちまみれ||||||

血まみれ ちまみれ

嫌 に なら ない いや|||

いいえ 緑 コン バス 大好き です から |みどり||ばす|だいすき||

さすが の 緑 だ ね ||みどり||

命懸け て ます んで いのちがけ|||

お 待た せ し まし た |また||||

次 低音 だ そう です つぎ|ていおん|||

ユーフォ から です

はい

よし

さっ 行 こ う か |ぎょう|||

はい

あすか 先輩 の オーディション は 思った より も あっさり と 終わった |せんぱい||||おもった|||||おわった

お 先 |さき

よろしく お 願い し ます ||ねがい||

反し て 夏 紀 先輩 の オーディション は 思った より も じっくり と 行わ れ た はんし||なつ|き|せんぱい||||おもった|||||おこなわ||

そして 私 の 番 が 来 た |わたくし||ばん||らい|

黄 前 さん は 経験 者 だ と お 聞き し て い ます き|ぜん|||けいけん|もの||||きき||||

何 年 くらい 演奏 さ れ て いる の です か なん|とし||えんそう|||||||

小 ４ から な の で 今年 で ７ 年 目 です しょう|||||ことし||とし|め|

ずっと ユーフォ で ？

はい

それ は なかなか すごい です ね

しまった ハードル 上がった か も |はーどる|あがった||

チューニング は 大丈夫 です か ||だいじょうぶ||

はい

椅子 の 向き は そのまま で ？ いす||むき|||

大丈夫 です だいじょうぶ|

では 始め ま しょ う か |はじめ||||

ユーフォ は ２３ 小 節目 から です ね ||しょう|ふしめ|||

はい

はい 結構 です |けっこう|

では 次に そう です ね |つぎに|||

６１ 小 節目 から ７０ 小 節目 まで 吹 い て いただけ ます か しょう|ふしめ||しょう|ふしめ||ふ|||||

はい

どう しよ う あんまり 練習 し て ない ところ だ ||||れんしゅう|||||

大丈夫 です か だいじょうぶ||

はい

行き ます いき|

自分 の 番 が 長かった の か 短かった の か は よく わから なかった じぶん||ばん||ながかった|||みじかかった||||||

緊張 から の 高揚 感 で 破裂 し そう な 心臓 を 抱え た まま きんちょう|||こうよう|かん||はれつ||||しんぞう||かかえ||

私 は 音楽 室 を 後 に し た わたくし||おんがく|しつ||あと|||

それ から 数 日 が 過ぎ 結果 発表 の 時 が 来 た ||すう|ひ||すぎ|けっか|はっぴょう||じ||らい|

オーディション の 緊張 が また 蘇り ||きんちょう|||よみがえり

音楽 室 の 空気 は ぴんと 張り詰め た おんがく|しつ||くうき|||はりつめ|

それでは 合格 者 を 読み上げる |ごうかく|もの||よみあげる

呼ば れ た 者 は 返事 を する よう に よば|||もの||へんじ||||

はい

まず パーカッション

田辺 奈良井 たなべ|ならい

はい

加山 咲 かやま|さ

はい

高久 千 絵里 たかく|せん|えり

はい

クラリネット は 以上 の １１ 名 くらりねっと||いじょう||な

滝川 周 夫 たきかわ|しゅう|おっと

はい

サックス は 以上 の 7 名 ||いじょう||な

続 い て ユーフォニアム つづ|||

田中 あすか たなか|

はい

黄 前 久美子 き|ぜん|くみこ

はい

以上 2 名 いじょう|な

続 い て チューバ つづ|||

後藤 卓也 ことう|たくや

はい

長瀬 梨 子 ながせ|なし|こ

はい

以上 2 名 いじょう|な

続 い て コン バス つづ||||ばす

川島 緑 輝 かわしま|みどり|あきら

はい

持って 帰る ん です か もって|かえる|||

たまに は ね

馬鹿 に してん の ばか|||

塚本 秀一 つかもと|しゅういち

はい

トロンボーン 以上 ５ 名 |いじょう|な

私 落ち ちゃ った わたくし|おち||

では 最後 に トランペット |さいご||

中世 古 香織 ちゅうせい|ふる|かおり

はい

笠 野 紗奈 かさ|の|さな

はい

滝野 純一 たきの|じゅんいち

はい

吉川 優子 きちかわ|まさこ

はい

高坂 麗 奈 たかさか|うらら|な

はい

以上 ５ 名 いじょう|な

ソロ パート は 高坂 麗 奈 に 担当 し て もらう そろ|ぱーと||たかさか|うらら|な||たんとう|||

どうして

そして

はい

次 の 曲 が 始まる の です つぎ||きょく||はじまる||

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう

マウスピース と 今日 の リード を 選び ながら ||きょう||||えらび|

汚れ た クロス が 匂う けがれ||くろす||におう

書き込 ん だ スコア たち が 試し てる の かきこ|||すこあ|||ためし||

青春 の 価値 せいしゅん||かち

奏でる 教室 の 窓 から かなでる|きょうしつ||まど|

繋げ る フレーズ から フレーズ へ つなげ|||||

ひとり でも 欠け たら ダメ な ん だ ||かけ||だめ|||

音 に 伝わる 感動 みんな で 響け ! おと||つたわる|かんどう|||ひびけ

体 が 歌って る 煌 め き の パッ セージ からだ||うたって||こう|||||

チューナー の 揺らぎ は きっと 舞い上がる 高揚 感 ちゅーなー||ゆらぎ|||まいあがる|こうよう|かん

想い を 乗せ て ゆく 楽器 って 赤い 糸 おもい||のせ|||がっき||あかい|いと

息 を 合わせ て … いき||あわせ|

トゥッティ ! 私 たち が 心 を 奪う |わたくし|||こころ||うばう